JPH0728434Y2 - 排気管の防振支持体 - Google Patents

排気管の防振支持体

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JPH0728434Y2
JPH0728434Y2 JP6104989U JP6104989U JPH0728434Y2 JP H0728434 Y2 JPH0728434 Y2 JP H0728434Y2 JP 6104989 U JP6104989 U JP 6104989U JP 6104989 U JP6104989 U JP 6104989U JP H0728434 Y2 JPH0728434 Y2 JP H0728434Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
stoppers
vibration
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hole
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JP6104989U
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JPH03348U (ja
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昌則 塘
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Springs (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の排気管を車体に懸架する部分に介装
する、排気管の防振支持体に関するものである。
(従来の技術) 排気管の防振支持体の構造としては、上下に相対向する
ように間隔を有して一対のストッパを直線上に設け、こ
の一対のストッパの外端部をリング状の本体部に結合
し、本体部のストッパ結合部分に、この本体部を車体に
結合するための孔と、この本体部に排気管を取付ける孔
とを設けた構造のものが知られている(関連技術の一例
として実開昭59-24548号公報参照)。
排気管の防振支持体の従来例を、第4図および第5図に
ついて説明する。符号1,2で示すものはストッパであ
る。このストッパ1,2は適当な硬度を有するゴム材から
できている軸状のものである。これら一対のストッパ1,
2は、先端部3,4が平坦になっており、その部分が符号A
で示す距離を置き、一直線上に相対向して設けられてい
る。ストッパ1,2の各外端部(ストッパ1は上端部、ス
トッパ2では下端部)は、リング状の本体部5に結合さ
れている。6は本体部5がリング状を成すための孔であ
る。この図示例の場合、孔6が小さいことからストッパ
1,2の大半の部分が本体部5に結合した状態となってい
る。なお、このストッパ1,2は、本体部5と別体に製作
してもよいが、一体成形で得ることもできる。
ストッパ1,2と本体部5には孔7,8が設けられている。孔
7は本体部5を図示しない車体に結合するためのボルト
挿通用のものであり、孔8は本体部5に排気管(図示せ
ず)を取付けるボルトを挿通するためのものである。
上記のような構造からなる排気管の防振支持体は、孔7
にボルトを通して本体部5を車体に取付け、孔8に通し
たボルトで排気管を支持するために使用する。自動車の
走行中に排気管が上下方向に振動した場合、この振動は
防振支持体によって吸収される。すなわち、車体に対し
て排気管が上下方向に振動した場合、この振動がいまだ
小さいうちには、ストッパ1,2の先端が当接しないの
で、本体部5の屈曲(撓み)のみがこれを吸収する。振
動が大きくなった場合には、ストッパ1,2の先端が当接
し、以降はこのストッパ1,2が圧縮されることにより、
ある程度の抵抗をもって振動吸収を行なうことになる。
第6図はその状態を示すものである。上述した従来の防
振支持体にあっては、この図に点Qで示すように、本体
部5に作用する圧縮方向の変位が距離Aの範囲内である
ときには、バネ定数が小さく、したがって本体部5の屈
曲(撓み)が大きく柔らかな特性が得られることにな
る。そして排気管の振動量が距離Aを超えると、ストッ
パ1,2が当接するので、この時点以降はバネ定数が急激
に大きくなって、硬い特性となる。
(考案が解決しようとする課題) 自動車が走行するときに排気管に生ずる振動は、通常状
態においてはそれほど大きくないので、距離Aの値を通
常考えられる排気管の振動量以上のものに設定しておけ
ば、ストッパ1,2が当接することがなく、したがって第
6図O-Q間の特性で走行することができることになる
が、悪路走行等を行なう場合にあっては、振動量が距離
Aを超えてしまうことがあり、この場合には振動が車体
側に伝播し、乗り心地を損なうことになる問題があっ
た。
本考案は、従来のものが有するこの問題を解決すること
を目的として成されたものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するための手段として、上下
に相対向するように間隔を有して一対のストッパ1,2を
直線上に設け、該一対のストッパ1,2の外端部をリング
状の本体部5に結合し、本体部5の該ストッパ1,2の結
合部分に、この本体部5を車体に結合するための孔7
と、この本体部5に排気管を取付ける孔8とを設けた排
気管の防振支持体において、前記一対のストッパ1,2の
相互に対向する部位の形状を内端に向かうにしたがって
縮小する山形(テーパ)に形成し、さらに、これら対向
するストッパ1,2を、相互に交差する向きに取付けた構
成としたものである。
(作用) このような構成とした本考案のものでは、排気管の振動
量が大きくなってストッパ1,2が当接することになって
も、両ストッパ1,2が板状をしており、しかもその形状
が、相互に内端に向かうにしたがって縮小する山形に形
成され、さらにこれら対向する板状のストッパが相互に
交差する向きに取付けられていることにより、当接の最
初は点接触になる。したがってバネ定数が急変すること
がない。そして変位がさらに大きくなると、ストッパ1,
2の接触面積は徐々に大きくなるから、バネ定数も徐々
に大きくなる。この結果、排気管の振動を排気管の変位
に応じて適切に吸収することができ、車体に大きなショ
ックを与えることがなくなることになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図につい
て、第4図および第5図に示す部分と同一の部分には同
一の符号を付して説明する。図から明らかなように、上
下に相対向するように間隔を有して一対のストッパ1,2
を直線上に設け、この一対のストッパ1,2の外端部をリ
ング状の本体部5に結合し、本体部5のストッパ1,2の
結合部分に、この本体部5を車体に結合するための孔7
と、本体部5に排気管を取付ける孔8とを設けたところ
までは第4図および第5図のものと変るところがない。
本考案の大きな特徴部分は、一対のストッパ1,2の相互
に対向する部位の形状を内端に向かうにしたがって縮小
する山形に形成し、さらに、これら対向する板状のスト
ッパ1,2を、相互に交差する向き(90°)に取付けた点
である。これを説明する。図において、車体取付部9、
排気管取付部10のそれぞれの近傍に位置し、かつ本体部
5の孔6に向くようにして板状のストッパ1,2を本体部
5と一体成形して設けてある。ストッパ1,2は、それぞ
れ内端形状が山形になっている。ストッパ1の先端部3
は直線状になっており、またストッパ2の先端部4の平
面形状は長方形になっている。そして、ストッパ1,2
は、それぞれ先端部3,4が互いに直角に交差するように
して距離Dを空けて向き合って配置されている。なお、
ストッパ1の基部11,ストッパ2の基部12間の距離は長
さBになっている。
このように構成された排気管の防振支持体は、従来例で
説明したのと同様に、車体取付部9の孔7を介して車体
に取付けられるとともに、排気管取付部10の孔8に排気
管を保持して用いられる。そして、排気管が振動して、
排気管が上方向、すなわち車体方向に変位すると、ま
ず、本体部5の弾性力でこの振動分を吸収する。
そして、この変位量が長さDに達すると、ストッパ2の
先端部4とストッパ1の先端部3とが当接する。この
時、ストッパ1,2の接触面積は極めて小さく、ストッパ
1,2および本体部5で定まるバネ定数は急変しない。排
気管の振動に伴う変位量がさらに大きくなると、これ以
降、ストッパ2とストッパ1とは接触面積を徐々に大き
くしながら圧縮されることになる。このため、前記バネ
定数は上述した従来例のように急増するようなことがな
くなり、例えば第3図に示すように2次曲線的に増加す
る。この結果、排気管の振動を適切に吸収するようにな
る。そして、排気管の振動に伴いさらに変位が大きくな
り、その変位量が長さB以上になるとバネ定数は直線状
に大きくなり、このバネ定数で定まる弾性力で排気管の
振動を吸収することになる。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成してものであるから、
排気管の振動に伴う変位に応じて両ストッパの接触面積
が逓増してバネ定数が徐々に大きくなるので、排気管の
振動を排気管の変位に応じて適切に吸収できるようにな
り、この結果、車体に大きなショックを与えることがな
いとう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の排気管の防振支持体を示す
平面図、第2図は第1図の矢印II-II線で切った部分の
側面図、第3図は同防振支持体のバネ定数の変化特性を
示す図、第4図は従来の排気管の防振支持体の一例を示
す平面図、第5図は第5図のものを第2図と同一方向か
ら見た側面図、第6図は同防振支持体のバネ定数の変化
特性を示す図である。 1,2……ストッパ 3,4……先端部 5……本体部 7,8……孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に相対向するように間隔を有して一対
    のストッパを直線上に設け、該一対のストッパの外端部
    をリング状の本体部に結合し、本体部の該ストッパ結合
    部分に、該本体部を車体に結合するための孔と、該本体
    部に排気管を取付ける孔とを設けた排気管の防振支持体
    において、前記一対のストッパの相互に対向する部位の
    形状を内端に向かうにしたがって縮小する山形を形成
    し、さらに、これら対向するストッパを、相互に交差す
    る向きに取付けたことを特徴とする排気管の防振支持
    体。
JP6104989U 1989-05-26 1989-05-26 排気管の防振支持体 Expired - Lifetime JPH0728434Y2 (ja)

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JP6104989U JPH0728434Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 排気管の防振支持体

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JP6104989U JPH0728434Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 排気管の防振支持体

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Publication Number Publication Date
JPH03348U JPH03348U (ja) 1991-01-07
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ID=31588953

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JP6104989U Expired - Lifetime JPH0728434Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 排気管の防振支持体

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JP6395501B2 (ja) 2014-08-19 2018-09-26 東洋ゴム工業株式会社 インシュレータ
JP6340284B2 (ja) * 2014-08-19 2018-06-06 東洋ゴム工業株式会社 インシュレータ

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