JPH0722510Y2 - 液体封入式ブッシュ - Google Patents
液体封入式ブッシュInfo
- Publication number
- JPH0722510Y2 JPH0722510Y2 JP1987177481U JP17748187U JPH0722510Y2 JP H0722510 Y2 JPH0722510 Y2 JP H0722510Y2 JP 1987177481 U JP1987177481 U JP 1987177481U JP 17748187 U JP17748187 U JP 17748187U JP H0722510 Y2 JPH0722510 Y2 JP H0722510Y2
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- JP
- Japan
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- elastic body
- liquid
- outer sleeve
- thin
- divided
- Prior art date
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- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、防振技術に係る液体封入式ブッシュに改良に
関する。
関する。
公知の液体封入式ブッシュは、第５図および第６図に示
すように、アウタースリーブ（102）の内周側にゴム状
弾性材製の弾性体（103）を介してインナースリーブ（1
04）を接続し、アウタースリーブ（102）をアウターケ
ース（101）の内周側に嵌着し、弾性体（103）により区
画した複数の液室（105）（106）をオリフィス（107）
を介して互いに連通し、液室（105）（106）に作動液を
封入している。
すように、アウタースリーブ（102）の内周側にゴム状
弾性材製の弾性体（103）を介してインナースリーブ（1
04）を接続し、アウタースリーブ（102）をアウターケ
ース（101）の内周側に嵌着し、弾性体（103）により区
画した複数の液室（105）（106）をオリフィス（107）
を介して互いに連通し、液室（105）（106）に作動液を
封入している。
この種の液体封入式ブッシュは、例えば自動車のエンジ
ンに発生した振動がそのままの大きさで車体側に伝達さ
れることがないように、この振動を減衰させるべく使用
するものであって、インナースリーブ（104）をエンジ
ン側に連結するとともにアウターケース（101）を車体
側に連結し、エンジンの重量（初期荷重）を受けるとと
もに図上Ｆ方向に入力する振動を弾性体（103）の弾性
とオリフィス（107）を通過する作動液の流動抵抗によ
り減衰させる。
ンに発生した振動がそのままの大きさで車体側に伝達さ
れることがないように、この振動を減衰させるべく使用
するものであって、インナースリーブ（104）をエンジ
ン側に連結するとともにアウターケース（101）を車体
側に連結し、エンジンの重量（初期荷重）を受けるとと
もに図上Ｆ方向に入力する振動を弾性体（103）の弾性
とオリフィス（107）を通過する作動液の流動抵抗によ
り減衰させる。
ところで、この種の液体封入式ブッシュにおいては、弾
性体（103）の耐久性を高めるために弾性体（３）に初
期圧縮歪を設定することが行なわれており、上記した従
来の液体封入式ブッシュでは、アウタースリーブ（10
2）をアウターケース（101）の内周側に嵌着する際の嵌
着代を大きく採ってアウタースリーブ（102）を嵌着時
に絞り込み、これにより弾性体（103）を径方向内方へ
向けて予圧縮して初期圧縮歪を設定している。
性体（103）の耐久性を高めるために弾性体（３）に初
期圧縮歪を設定することが行なわれており、上記した従
来の液体封入式ブッシュでは、アウタースリーブ（10
2）をアウターケース（101）の内周側に嵌着する際の嵌
着代を大きく採ってアウタースリーブ（102）を嵌着時
に絞り込み、これにより弾性体（103）を径方向内方へ
向けて予圧縮して初期圧縮歪を設定している。
しかしながら、このような方法では、弾性体（103）に
大きな初期圧縮歪を設定することができず、使用時の引
張歪が屡々これを上回ることになるために、弾性体（10
3）が破損する虞がある。
大きな初期圧縮歪を設定することができず、使用時の引
張歪が屡々これを上回ることになるために、弾性体（10
3）が破損する虞がある。
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題
を解決するために案出されたものであって、この目的を
達成するため、アウタースリーブの内周側にゴム状弾性
材製の弾性体を介してインナースリーブを接続し、前記
アウタースリーブをアウターケースの内周側に嵌着し、
前記弾性体により区画した複数の液室をオリフィスを介
して互いに連通し、前記液室に作動液を封入した液体封
入式ブッシュにおいて、前記アウタースリーブが円周方
向に並んだ複数の分割体に分割されており、前記弾性体
を接着した前記各分割体が前記アウターケースへの未嵌
着状態において嵌着状態よりも外側へ拡開しており、前
記弾性体のうち、前記各分割体へ向けて延びる部分に薄
肉部と厚肉部とがあり、前記薄肉部と前記厚肉部とが薄
膜部を介して一体に成形されており、前記薄肉部と前記
厚肉部の間に設けられたすぐり部が前記薄膜部と同じ円
周方向長さを備えていることを特徴とする液体封入式ブ
ッシュを提供する。
を解決するために案出されたものであって、この目的を
達成するため、アウタースリーブの内周側にゴム状弾性
材製の弾性体を介してインナースリーブを接続し、前記
アウタースリーブをアウターケースの内周側に嵌着し、
前記弾性体により区画した複数の液室をオリフィスを介
して互いに連通し、前記液室に作動液を封入した液体封
入式ブッシュにおいて、前記アウタースリーブが円周方
向に並んだ複数の分割体に分割されており、前記弾性体
を接着した前記各分割体が前記アウターケースへの未嵌
着状態において嵌着状態よりも外側へ拡開しており、前
記弾性体のうち、前記各分割体へ向けて延びる部分に薄
肉部と厚肉部とがあり、前記薄肉部と前記厚肉部とが薄
膜部を介して一体に成形されており、前記薄肉部と前記
厚肉部の間に設けられたすぐり部が前記薄膜部と同じ円
周方向長さを備えていることを特徴とする液体封入式ブ
ッシュを提供する。
外側へ拡開した状態で弾性体を接続したアウタースリー
ブの分割体を互いに近付けると、これに伴って弾性体が
圧縮され、これによる圧縮歪がその後の絞り込みによる
圧縮歪に加えられることになる。また分割体を互いに近
付けると、弾性体に互いに肉厚を異にした薄肉部と厚肉
部とが設けられているために、インナースリーブがアウ
タースリーブに対して薄肉部側へ偏心し、両スリーブが
初期オフセットされる。したがって初期荷重の入力によ
りこの初期オフセットが解消される迄の間、初期荷重入
力時の引張歪をキャンセルすることが可能である。また
弾性体の薄肉部と厚肉部とが薄膜部を介して一体に成形
されており、薄肉部と厚肉部の間に設けられたすぐり部
が薄膜部と同じ円周方向長さを備えているために、この
すぐり部が大きなものとして設定されている。大きなす
ぐり部は、弾性体が弾性変形しても容易に潰れることが
ないものである。したがって当該ブッシュに大振幅の振
動が入力しても、このすぐり部が容易に潰れることがな
いために、弾性体、特に薄肉部の柔らかさ（低バネ性）
を維持することが可能である。
ブの分割体を互いに近付けると、これに伴って弾性体が
圧縮され、これによる圧縮歪がその後の絞り込みによる
圧縮歪に加えられることになる。また分割体を互いに近
付けると、弾性体に互いに肉厚を異にした薄肉部と厚肉
部とが設けられているために、インナースリーブがアウ
タースリーブに対して薄肉部側へ偏心し、両スリーブが
初期オフセットされる。したがって初期荷重の入力によ
りこの初期オフセットが解消される迄の間、初期荷重入
力時の引張歪をキャンセルすることが可能である。また
弾性体の薄肉部と厚肉部とが薄膜部を介して一体に成形
されており、薄肉部と厚肉部の間に設けられたすぐり部
が薄膜部と同じ円周方向長さを備えているために、この
すぐり部が大きなものとして設定されている。大きなす
ぐり部は、弾性体が弾性変形しても容易に潰れることが
ないものである。したがって当該ブッシュに大振幅の振
動が入力しても、このすぐり部が容易に潰れることがな
いために、弾性体、特に薄肉部の柔らかさ（低バネ性）
を維持することが可能である。
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
第１図および第２図に示すように、アウタースリーブ
（２）の内周側にゴム状弾性材製の弾性体（３）を介し
てインナースリーブ（４）が接続されており、アウター
スリーブ（２）がアウターケース（１）の内周側に嵌着
されている。アウタースリーブ（２）は円周方向に並ん
だ二つの分割体（2a）（2b）に分割されており、第３図
および第４図に示すように、アウターケース（１）への
未嵌着状態において各分割体（2a）（2b）が嵌着状態よ
りも外側へ拡開している。また弾性体（３）には、各分
割体（2a）（2b）へ向けて延びる部分（3a）（3b）が設
けられており、第３図において上側の分割体（2a）へ向
けて延びる部分（3a）は肉厚が比較的薄く成形されてお
り（以下、薄肉部（3a）とも称する）、下側の分割体
（2b）へ向けて延びる部分（3b）は肉厚が比較的厚く成
形されており（以下、厚肉部（3b）とも称する）、この
薄肉部（3a）と厚肉部（3b）とがオリフィス部材（７）
の外周面に被着された薄膜部（3c）を介して一体に成形
されている。また第２図に示したように、薄肉部（3a）
と厚肉部（3b）の間には空洞状のすぐり部（９）が設け
られるが、このすぐり部（９）が薄膜部（3c）と同じ円
周方向長さを備えていて、或る程度大きなものとして設
定されている。またアウターケース（１）の内周側に、
弾性体（３）により区画されて液室（５）（６）が二つ
設けられている。液室（５）（６）はオリフィス部材
（７）に設けたオリフィス（８）を介して互いに連通し
ており、またこの液室（５）（６）に作動液が封入され
ている。
（２）の内周側にゴム状弾性材製の弾性体（３）を介し
てインナースリーブ（４）が接続されており、アウター
スリーブ（２）がアウターケース（１）の内周側に嵌着
されている。アウタースリーブ（２）は円周方向に並ん
だ二つの分割体（2a）（2b）に分割されており、第３図
および第４図に示すように、アウターケース（１）への
未嵌着状態において各分割体（2a）（2b）が嵌着状態よ
りも外側へ拡開している。また弾性体（３）には、各分
割体（2a）（2b）へ向けて延びる部分（3a）（3b）が設
けられており、第３図において上側の分割体（2a）へ向
けて延びる部分（3a）は肉厚が比較的薄く成形されてお
り（以下、薄肉部（3a）とも称する）、下側の分割体
（2b）へ向けて延びる部分（3b）は肉厚が比較的厚く成
形されており（以下、厚肉部（3b）とも称する）、この
薄肉部（3a）と厚肉部（3b）とがオリフィス部材（７）
の外周面に被着された薄膜部（3c）を介して一体に成形
されている。また第２図に示したように、薄肉部（3a）
と厚肉部（3b）の間には空洞状のすぐり部（９）が設け
られるが、このすぐり部（９）が薄膜部（3c）と同じ円
周方向長さを備えていて、或る程度大きなものとして設
定されている。またアウターケース（１）の内周側に、
弾性体（３）により区画されて液室（５）（６）が二つ
設けられている。液室（５）（６）はオリフィス部材
（７）に設けたオリフィス（８）を介して互いに連通し
ており、またこの液室（５）（６）に作動液が封入され
ている。
第３図および第４図に示した、外側へ拡開した状態で弾
性体（３）を接続したアウタースリーブ（２）の分割体
（2a）（2b）を、第１図および第２図に示したように互
いに近付けると、これに伴って弾性体（３）が圧縮さ
れ、これによる圧縮歪がその後の絞り込みによる圧縮歪
に加えられることになる。したがって弾性体（３）の初
期圧縮歪を従来より大きくすることができ、この分、使
用時における引張歪を緩和し易くなるために、弾性体
（３）の耐久性を高めることができる。
性体（３）を接続したアウタースリーブ（２）の分割体
（2a）（2b）を、第１図および第２図に示したように互
いに近付けると、これに伴って弾性体（３）が圧縮さ
れ、これによる圧縮歪がその後の絞り込みによる圧縮歪
に加えられることになる。したがって弾性体（３）の初
期圧縮歪を従来より大きくすることができ、この分、使
用時における引張歪を緩和し易くなるために、弾性体
（３）の耐久性を高めることができる。
またアウタースリーブ（２）の分割体（2a）（2b）を互
いに近付けると、弾性体（３）に互いに肉厚を異にした
薄肉部（3a）と厚肉部（3b）とが設けられているため
に、インナースリーブ（４）がアウタースリーブ（２）
に対して薄肉部（3a）側へ偏心し、両スリーブ（２）
（４）が初期オフセットされる。したがって初期荷重の
入力によりこの初期オフセットが解消される迄の間、初
期荷重入力時の引張歪をキャンセルすることができ、こ
の分、弾性体（３）の耐久性を高めることができる。
いに近付けると、弾性体（３）に互いに肉厚を異にした
薄肉部（3a）と厚肉部（3b）とが設けられているため
に、インナースリーブ（４）がアウタースリーブ（２）
に対して薄肉部（3a）側へ偏心し、両スリーブ（２）
（４）が初期オフセットされる。したがって初期荷重の
入力によりこの初期オフセットが解消される迄の間、初
期荷重入力時の引張歪をキャンセルすることができ、こ
の分、弾性体（３）の耐久性を高めることができる。
また弾性体（３）の薄肉部（3a）と厚肉部（3b）とがオ
リフィス部材（７）の外周面に被着された薄膜部（3c）
を介して一体に成形されており、薄肉部（3a）と厚肉部
（3b）の間に設けられたすぐり部（９）が薄膜部（3c）
と同じ円周方向長さを備えているために、このすぐり部
（９）が大きなものとして設定されている。大きなすぐ
り部（９）は、弾性体（３）が弾性変形しても容易に潰
れることがないものである。したがって当該ブッシュに
大振幅の振動が入力しても、このすぐれ部（９）が容易
に潰れることがないために、弾性体（３）、特に薄肉部
（3a）の柔らかさ（低バネ性）を維持することができ、
これにより優れた防振効果を発揮することができる。
リフィス部材（７）の外周面に被着された薄膜部（3c）
を介して一体に成形されており、薄肉部（3a）と厚肉部
（3b）の間に設けられたすぐり部（９）が薄膜部（3c）
と同じ円周方向長さを備えているために、このすぐり部
（９）が大きなものとして設定されている。大きなすぐ
り部（９）は、弾性体（３）が弾性変形しても容易に潰
れることがないものである。したがって当該ブッシュに
大振幅の振動が入力しても、このすぐれ部（９）が容易
に潰れることがないために、弾性体（３）、特に薄肉部
（3a）の柔らかさ（低バネ性）を維持することができ、
これにより優れた防振効果を発揮することができる。
本考案は、以下の効果を奏する。
すなわち、円周方向に分割したアウタースリーブの分割
体を初期において互いに離し、アウターケースへの嵌着
に際して互いに近付けるようにしたために、各分割体に
接着した弾性体に圧縮歪が発生する。したがって、この
圧縮歪をその後の絞り込みによる圧縮歪に加えることに
より、当該ブッシュに設定される初期圧縮歪が従来より
大きなものとなる。したがって、この分、使用時におけ
る引張歪を緩和し易くなるために、弾性体の耐久性を高
めることができる。また弾性体に互いに肉厚を異にした
薄肉部と厚肉部とを設けたために、アウタースリーブの
分割体を互いに近付けたときにインナースリーブとアウ
タースリーブが初期オフセットされる。したがって、初
期荷重の入力によりこの初期オフセットが解消される迄
の間、初期荷重入力時の引張歪をキャンセルすることが
でき、この分、弾性体の耐久性を高めることができる。
また弾性体の薄肉部と厚肉部とを薄膜部を介して一体成
形するとともに、薄肉部と厚肉部の間に設けたすぐり部
に薄膜部と同じ円周方向長さを備えさせたために、この
すぐり部が大きなものとして設定されている。大きなす
ぐり部は、弾性体が弾性変形しても容易に潰れることが
ないものである。したがって当該ブッシュに大振幅の振
動が入力しても、このすぐり部が容易に潰れることがな
いために、弾性体、特に薄肉部の柔らかさ（低バネ性）
を維持することができ、これにより優れた防振効果を発
揮することができる。
体を初期において互いに離し、アウターケースへの嵌着
に際して互いに近付けるようにしたために、各分割体に
接着した弾性体に圧縮歪が発生する。したがって、この
圧縮歪をその後の絞り込みによる圧縮歪に加えることに
より、当該ブッシュに設定される初期圧縮歪が従来より
大きなものとなる。したがって、この分、使用時におけ
る引張歪を緩和し易くなるために、弾性体の耐久性を高
めることができる。また弾性体に互いに肉厚を異にした
薄肉部と厚肉部とを設けたために、アウタースリーブの
分割体を互いに近付けたときにインナースリーブとアウ
タースリーブが初期オフセットされる。したがって、初
期荷重の入力によりこの初期オフセットが解消される迄
の間、初期荷重入力時の引張歪をキャンセルすることが
でき、この分、弾性体の耐久性を高めることができる。
また弾性体の薄肉部と厚肉部とを薄膜部を介して一体成
形するとともに、薄肉部と厚肉部の間に設けたすぐり部
に薄膜部と同じ円周方向長さを備えさせたために、この
すぐり部が大きなものとして設定されている。大きなす
ぐり部は、弾性体が弾性変形しても容易に潰れることが
ないものである。したがって当該ブッシュに大振幅の振
動が入力しても、このすぐり部が容易に潰れることがな
いために、弾性体、特に薄肉部の柔らかさ（低バネ性）
を維持することができ、これにより優れた防振効果を発
揮することができる。
第１図は本考案の実施例に係る液体封入式ブッシュの断
面図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図、第３図
は同液体封入式ブッシュの組立中途の状態を示す断面
図、第４図は第３図におけるＢ−Ｂ線断面図、第５図は
従来例に係る液体封入式ブッシュの断面図、第６図は第
５図におけるＣ−Ｃ線断面図である。 （１）……アウターケース、（２）……アウタースリー
ブ、（2a）（2b）……分割体 （３）……弾性体、（3a）……薄肉部、（3b）……厚肉
部、（3c）……薄膜部 （４）……インナースリーブ、（５）（６）……液室、
（７）……オリフィス部材 （８）……オリフィス、（９）……すぐり部
面図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図、第３図
は同液体封入式ブッシュの組立中途の状態を示す断面
図、第４図は第３図におけるＢ−Ｂ線断面図、第５図は
従来例に係る液体封入式ブッシュの断面図、第６図は第
５図におけるＣ−Ｃ線断面図である。 （１）……アウターケース、（２）……アウタースリー
ブ、（2a）（2b）……分割体 （３）……弾性体、（3a）……薄肉部、（3b）……厚肉
部、（3c）……薄膜部 （４）……インナースリーブ、（５）（６）……液室、
（７）……オリフィス部材 （８）……オリフィス、（９）……すぐり部
Claims (1)
- 【請求項１】アウタースリーブ（２）の内周側にゴム状
弾性材製の弾性体（３）を介してインナースリーブ
（４）を接続し、前記アウタースリーブ（２）をアウタ
ーケース（１）の内周側に嵌着し、前記弾性体（３）に
より区画した複数の液室（５）（６）をオリフィス
（８）を介して互いに連通し、前記液室（５）（６）に
作動液を封入した液体封入式ブッシュにおいて、前記ア
ウタースリーブ（２）が円周方向に並んだ複数の分割体
（2a）（2b）に分割されており、前記弾性体（３）を接
着した前記各分割体（2a）（2b）が前記アウターケース
（１）への未嵌着状態において嵌着状態よりも外側へ拡
開しており、前記弾性体（３）のうち、前記各分割体
（2a）（2b）へ向けて延びる部分に薄肉部（3a）と厚肉
部（3b）とがあり、前記薄肉部（3a）と前記厚肉部（3
b）とが薄膜部（3c）を介して一体に成形されており、
前記薄肉部（3a）と前記厚肉部（3b）の間に設けられた
すぐり部（９）が前記薄膜部（3c）と同じ円周方向長さ
を備えていることを特徴とする液体封入式ブッシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987177481U JPH0722510Y2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 液体封入式ブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987177481U JPH0722510Y2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 液体封入式ブッシュ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0182347U JPH0182347U (ja) | 1989-06-01 |
| JPH0722510Y2 true JPH0722510Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=31469142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987177481U Expired - Lifetime JPH0722510Y2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 液体封入式ブッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722510Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2530624Y2 (ja) * | 1990-07-19 | 1997-03-26 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式筒型エンジンマウント |
| JP2556935Y2 (ja) * | 1991-12-26 | 1997-12-08 | 丸五ゴム工業株式会社 | 流体封入マウント装置 |
| FR2904075A1 (fr) * | 2006-07-19 | 2008-01-25 | Hutchinson Sa | Support antivibratoire hydraulique, manchon interne pour un tel support et procede de fabrication d'un tel support. |
-
1987
- 1987-11-24 JP JP1987177481U patent/JPH0722510Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0182347U (ja) | 1989-06-01 |
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