JP2878286B2 - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
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- JP2878286B2 JP2878286B2 JP63192989A JP19298988A JP2878286B2 JP 2878286 B2 JP2878286 B2 JP 2878286B2 JP 63192989 A JP63192989 A JP 63192989A JP 19298988 A JP19298988 A JP 19298988A JP 2878286 B2 JP2878286 B2 JP 2878286B2
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- vibration
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内筒と外筒とが弾性体を介して互いに平行軸
状態で配置される防振装置に関する。
状態で配置される防振装置に関する。
内筒と外筒とが互いに平行軸状態で配置されて自動車
用、特にエンジンマウントとして用いられる、いわゆる
液入りブツシユタイプの防振装置が用いられている。
用、特にエンジンマウントとして用いられる、いわゆる
液入りブツシユタイプの防振装置が用いられている。
この防振装置では内外筒間の弾性体内に一対の液室が
設けられ、これらの間が制限通路で連通されたものがあ
る。この防振装置ではエンジンの振動が一方の液室に加
わると、この液室内の液体が他方の液室へ移動する場合
の通過抵抗で振動が吸収されるようになっている。
設けられ、これらの間が制限通路で連通されたものがあ
る。この防振装置ではエンジンの振動が一方の液室に加
わると、この液室内の液体が他方の液室へ移動する場合
の通過抵抗で振動が吸収されるようになっている。
ところがこのような従来の防振装置では自動車エンジ
ンのシエイクが生ずる10Hz付近の減衰特性は大きく、防
振効果が良いが、エンジンのアイドル振動である20〜30
Hz付近では動ばねが高くなって防振効果が低下する。ま
た液室内に圧抜き手段を設けることによりアイドル振動
の吸収を効果的に行なう防振装置も示されているが、エ
ンジンシエイクの10Hz付近での振動では減衰特性が低
い。
ンのシエイクが生ずる10Hz付近の減衰特性は大きく、防
振効果が良いが、エンジンのアイドル振動である20〜30
Hz付近では動ばねが高くなって防振効果が低下する。ま
た液室内に圧抜き手段を設けることによりアイドル振動
の吸収を効果的に行なう防振装置も示されているが、エ
ンジンシエイクの10Hz付近での振動では減衰特性が低
い。
本発明は上記事実を考慮し、エンジンシエイク及びア
イドル振動の双方を吸収することができる防振装置を得
ることが目的である。
イドル振動の双方を吸収することができる防振装置を得
ることが目的である。
本発明は、内筒と外筒とが弾性体を介して平行軸状に
配置される防振装置であって、 振動に伴って液体を移動するように受圧液室が前記弾
性体を隔壁の一部として形成されつつ、前記弾性体内の
内筒の片側部分に受圧液室、第1副液室及び第2副液室
が設けられ、受圧液室と第1副液室との間が第1連通路
で連通され、第1副液室と第2副液室との間が第2連通
路で連通され、 周囲部分が固定された膜部材が隔壁として前記第1副
液室及び第2副液室にそれぞれ設けられ、 第2連通路の液体通過抵抗に対して第1連通路の液体
通過抵抗が同等以下とされることを特徴としている。
配置される防振装置であって、 振動に伴って液体を移動するように受圧液室が前記弾
性体を隔壁の一部として形成されつつ、前記弾性体内の
内筒の片側部分に受圧液室、第1副液室及び第2副液室
が設けられ、受圧液室と第1副液室との間が第1連通路
で連通され、第1副液室と第2副液室との間が第2連通
路で連通され、 周囲部分が固定された膜部材が隔壁として前記第1副
液室及び第2副液室にそれぞれ設けられ、 第2連通路の液体通過抵抗に対して第1連通路の液体
通過抵抗が同等以下とされることを特徴としている。
このため本発明では10Hz付近の比較的振幅の大きい
(±1mm程度)エンジンシエイク振動に対しては受圧液
室から第1副液室及び第2副液室へ至る十分に長い制限
通路を有する状態となって効果的に振動が吸収され減衰
特性が大きくなる。
(±1mm程度)エンジンシエイク振動に対しては受圧液
室から第1副液室及び第2副液室へ至る十分に長い制限
通路を有する状態となって効果的に振動が吸収され減衰
特性が大きくなる。
また20〜30Hzで振幅が比較的小さい(±0.3mm程度)
アイドリング振動に対しては、第1副液室と第2副液室
との間の流体通過抵抗が大きいので、この連通路は目づ
まり状態となる。このため受圧液室からの液体は第1副
液室との間の流体通過抵抗の小さな連通路で共振を生
じ、動ばね定数が低下してアイドリング振動を吸収す
る。
アイドリング振動に対しては、第1副液室と第2副液室
との間の流体通過抵抗が大きいので、この連通路は目づ
まり状態となる。このため受圧液室からの液体は第1副
液室との間の流体通過抵抗の小さな連通路で共振を生
じ、動ばね定数が低下してアイドリング振動を吸収す
る。
第1、2図には本発明の第1実施例に係る防振装置10
が示されている。
が示されている。
この防振装置10では内筒12と外筒14とが同軸的に配置
されている。外筒14の内側には中間筒16が挿入され、外
筒14の軸方向両端部が縮径かしめされることによって外
筒14へ固着されている。
されている。外筒14の内側には中間筒16が挿入され、外
筒14の軸方向両端部が縮径かしめされることによって外
筒14へ固着されている。
また第1図に示される如く内筒12の外周には互いに向
かい合ったコ字形板22、24が固着されている。これらの
コ字形板22、24と中間筒16との間にはゴム等の弾性体26
が加硫接着されている。これによって内筒12と外筒14と
の間にこの弾性体26が配置されることになる。
かい合ったコ字形板22、24が固着されている。これらの
コ字形板22、24と中間筒16との間にはゴム等の弾性体26
が加硫接着されている。これによって内筒12と外筒14と
の間にこの弾性体26が配置されることになる。
内筒12の片側であって内筒12と外筒14との間には弾性
体26に貫通すぐり部28が形成されている。
体26に貫通すぐり部28が形成されている。
また内筒12に対してこの貫通すぐり部28の反対側には
弾性体26が内筒12方向に大きく切りかかれた凹部となっ
ており、この凹部入口へ隔壁板32が当接閉止されること
によってこの凹部が受圧液室34とされている。この受圧
液室34は中間筒16の外周にリング状に形成された凹部と
外筒14との間に形成される第1連通路36の一端と連通し
ている。
弾性体26が内筒12方向に大きく切りかかれた凹部となっ
ており、この凹部入口へ隔壁板32が当接閉止されること
によってこの凹部が受圧液室34とされている。この受圧
液室34は中間筒16の外周にリング状に形成された凹部と
外筒14との間に形成される第1連通路36の一端と連通し
ている。
第1連通路36の他の一端は隔壁板32の一部に形成され
る屈曲部32Aを介して第1副液室42と連通されている。
この第1副液室42は隔壁板32の外側へ重ねて配置される
隔壁板38と隔壁板32との間に形成されている。この隔壁
板38は隔壁板32よりも薄肉であり、中央部に形成される
矩形開口38Aにはゴム等の膜部材である弾性体44が加硫
接着されて弾性変形可能となっており、第1副液室42の
拡縮手段を構成している。
る屈曲部32Aを介して第1副液室42と連通されている。
この第1副液室42は隔壁板32の外側へ重ねて配置される
隔壁板38と隔壁板32との間に形成されている。この隔壁
板38は隔壁板32よりも薄肉であり、中央部に形成される
矩形開口38Aにはゴム等の膜部材である弾性体44が加硫
接着されて弾性変形可能となっており、第1副液室42の
拡縮手段を構成している。
隔壁板32の一部に形成される屈曲部32Aを介して第1
副液室42は第2連通路46の一端と連通されている。この
第2連通路46は第1連通路36と同軸的に隣接して中間筒
16の外周へ形成された凹部と外筒14との間に形成されて
おり、他の一端は隔壁板38の屈曲部38Bを介して第2副
液室48へ連通されている。なお、第2連通路46は第1連
通路36よりも液体の通過抵抗が大きくなるようにその内
径、長さ等が決定されている。また第1、第2連通路間
及びこれらの側方には弾性体26の延長部26Aが介在され
て両連通路を区画している。
副液室42は第2連通路46の一端と連通されている。この
第2連通路46は第1連通路36と同軸的に隣接して中間筒
16の外周へ形成された凹部と外筒14との間に形成されて
おり、他の一端は隔壁板38の屈曲部38Bを介して第2副
液室48へ連通されている。なお、第2連通路46は第1連
通路36よりも液体の通過抵抗が大きくなるようにその内
径、長さ等が決定されている。また第1、第2連通路間
及びこれらの側方には弾性体26の延長部26Aが介在され
て両連通路を区画している。
この第2副液室48は隔壁板38の外側へ配置されて中間
筒16と外筒14との間に周囲が挟持される膜部材であるダ
イヤフラム52と隔壁板38との間に設けられている。この
ダイヤフラム52は弾性体44と同様に第2副液室48の拡縮
手段を構成しているが、弾性体44よりは薄く変形し易く
なっている。
筒16と外筒14との間に周囲が挟持される膜部材であるダ
イヤフラム52と隔壁板38との間に設けられている。この
ダイヤフラム52は弾性体44と同様に第2副液室48の拡縮
手段を構成しているが、弾性体44よりは薄く変形し易く
なっている。
また弾性体26内には受圧液室34を周回するように矩形
枠状の拘束板56が埋設されており、弾性体26の変形量を
制限している。
枠状の拘束板56が埋設されており、弾性体26の変形量を
制限している。
またダイヤフラム52に面して外筒14には切欠58が形成
されており、このダイヤフラム52と外筒14との間に形成
される空気室62を外部と連通している。
されており、このダイヤフラム52と外筒14との間に形成
される空気室62を外部と連通している。
次に本実施例の作用を説明する。
外筒14は図示しない自動車の車体へと連結され、内筒
12へは図示しない連結棒を介して自動車エンジンが固定
される。これによって自動車エンジンの自重が作用する
内筒12は弾性体26を弾性変形させながら第1図の状態で
外筒14よりも下方へと相対移動し、内筒12と外筒14とが
略同軸的に配置される。しかし逆に内筒12へ自動車の車
体を、外筒14へ自動車エンジンを連結するようにしても
よい。
12へは図示しない連結棒を介して自動車エンジンが固定
される。これによって自動車エンジンの自重が作用する
内筒12は弾性体26を弾性変形させながら第1図の状態で
外筒14よりも下方へと相対移動し、内筒12と外筒14とが
略同軸的に配置される。しかし逆に内筒12へ自動車の車
体を、外筒14へ自動車エンジンを連結するようにしても
よい。
エンジンの始動時等の比較的低周波大振幅(周波数10
Hz、振幅±1mm程度)のシエイク振動が内筒12へ加わる
と、受圧液室34内の液体が第1連通路36、第1副液室4
2、第2連通路46、第2副液室48へと移動する。この場
合第1副液室42に面した弾性体44はほとんど変形するこ
とはなく、第1副液室42の体積変化は少ない。これによ
って受圧液室34内の液体は十分に長い制限通路の中で共
振して高い減衰特性を得ることができエンジンシエイク
を防振できる。
Hz、振幅±1mm程度)のシエイク振動が内筒12へ加わる
と、受圧液室34内の液体が第1連通路36、第1副液室4
2、第2連通路46、第2副液室48へと移動する。この場
合第1副液室42に面した弾性体44はほとんど変形するこ
とはなく、第1副液室42の体積変化は少ない。これによ
って受圧液室34内の液体は十分に長い制限通路の中で共
振して高い減衰特性を得ることができエンジンシエイク
を防振できる。
次に比較的高周波で低振幅(周波数20〜30Hz、振幅±
0,3mm程度)のアイドリング振動が生ずる場合には、エ
ンジンシエイクよりも周波数が高いので第2連通路46は
目づまり状態となる。従って受圧液室34の液体は弾性体
44を弾性変形させ、第1副液室42と第1連通路36との間
で共振を生じて動ばねを低下し、アイドル振動を防振す
ることができる。
0,3mm程度)のアイドリング振動が生ずる場合には、エ
ンジンシエイクよりも周波数が高いので第2連通路46は
目づまり状態となる。従って受圧液室34の液体は弾性体
44を弾性変形させ、第1副液室42と第1連通路36との間
で共振を生じて動ばねを低下し、アイドル振動を防振す
ることができる。
次に第6、7図には本発明の第2実施例が示されてい
る。
る。
この実施例では前記第1実施例と異なり、第1連通路
36が隔壁板32に形成された貫通孔64及び隔壁板32と隔壁
板38との間に形成される補助連通路とによって形成され
ている。この補助連通路は隔壁板38の一部に固着される
屈曲板38Cによって隔壁板32、38間に画成されている。
これによって第8図に示される如くこの屈曲板38Cの片
側で一端が貫通孔64に連通する部分が補助連通路であ
り、第1連通路36とされており、屈曲板38Cの端部を介
してこの第1連通路36と連通する部分が弾性体44に面し
た第1副液室42となっている。従ってこの第1連通路36
は前記実施例のように内筒12を周回してはいないが、第
1副液室42は前記実施例と同様に内筒12を周回する第2
連通路46を介して第2副液室48へと接続されている。
36が隔壁板32に形成された貫通孔64及び隔壁板32と隔壁
板38との間に形成される補助連通路とによって形成され
ている。この補助連通路は隔壁板38の一部に固着される
屈曲板38Cによって隔壁板32、38間に画成されている。
これによって第8図に示される如くこの屈曲板38Cの片
側で一端が貫通孔64に連通する部分が補助連通路であ
り、第1連通路36とされており、屈曲板38Cの端部を介
してこの第1連通路36と連通する部分が弾性体44に面し
た第1副液室42となっている。従ってこの第1連通路36
は前記実施例のように内筒12を周回してはいないが、第
1副液室42は前記実施例と同様に内筒12を周回する第2
連通路46を介して第2副液室48へと接続されている。
次に第10、11図には本発明の第3実施例に係る防振装
置が示されている。
置が示されている。
この実施例では、前記第2実施例と同様に受圧液室34
に貫通孔64を介して連通する第1連通路36が隔壁板32と
隔壁板38との間に形成されており、さらにこの第1連通
路36に連通する第1副液室42は隔壁板32と、隔壁板38の
端部に形成される屈曲部38D及び外筒14の内周へ加硫接
着された膜部材であるダイヤフラム68との間に形成され
ている。このダイヤフラム68は周囲が外筒14に形成され
る貫通孔71の周囲へ加硫接着されており、この第1副液
室42を拡縮可能としている。従ってこの実施例において
も第1連通路36は内筒12を周回してはおらず、前記実施
例と略同様な特性を有するようになっている。
に貫通孔64を介して連通する第1連通路36が隔壁板32と
隔壁板38との間に形成されており、さらにこの第1連通
路36に連通する第1副液室42は隔壁板32と、隔壁板38の
端部に形成される屈曲部38D及び外筒14の内周へ加硫接
着された膜部材であるダイヤフラム68との間に形成され
ている。このダイヤフラム68は周囲が外筒14に形成され
る貫通孔71の周囲へ加硫接着されており、この第1副液
室42を拡縮可能としている。従ってこの実施例において
も第1連通路36は内筒12を周回してはおらず、前記実施
例と略同様な特性を有するようになっている。
次に第12、13図には本発明の第4実施例が示されてい
る。
る。
この実施例においても、前記第2実施例と同様に貫通
孔64を介して第1連通路36の一端が受圧液室34と連結さ
れており、この第1連通路36は隔壁板38に形成される貫
通孔72を介して第1副液室42へ連結されている。この第
1副液室42は隔壁板38とこの隔壁板38に対して略平行状
態で配置される膜部材であるダイヤフラム74との間に形
成されており、この第1副液室42は一端が第2連通路46
へ連通されており、この第2連通路46は前記各実施例と
同様に内筒12の周囲を周回して第2副液室48へ連通され
ている。ダイヤフラム74は周囲が隔壁板32及びこの隔壁
板32の凹部中央に立設された隔壁76と外筒14との間に挟
持されており、第1副液室42と拡縮変形可能とするよう
になっており、さらに外筒14にはこのダイヤフラム74の
変形を容易にするために貫通孔77が形成されている。隔
壁76は第1副液室42と第2副液室48とを隔壁板32の凹部
内で区画している。
孔64を介して第1連通路36の一端が受圧液室34と連結さ
れており、この第1連通路36は隔壁板38に形成される貫
通孔72を介して第1副液室42へ連結されている。この第
1副液室42は隔壁板38とこの隔壁板38に対して略平行状
態で配置される膜部材であるダイヤフラム74との間に形
成されており、この第1副液室42は一端が第2連通路46
へ連通されており、この第2連通路46は前記各実施例と
同様に内筒12の周囲を周回して第2副液室48へ連通され
ている。ダイヤフラム74は周囲が隔壁板32及びこの隔壁
板32の凹部中央に立設された隔壁76と外筒14との間に挟
持されており、第1副液室42と拡縮変形可能とするよう
になっており、さらに外筒14にはこのダイヤフラム74の
変形を容易にするために貫通孔77が形成されている。隔
壁76は第1副液室42と第2副液室48とを隔壁板32の凹部
内で区画している。
また内筒12の周囲を約一周する第2連通路46の他端は
第2副液室48へ連通されており、この第2副液室48は隔
壁板32とこの隔壁板32の外側へ配置される膜部材である
ダイヤフラム78との間に形成されている。このダイヤフ
ラム78はその一端がダイヤフラム74へ連結され、他の部
分は隔壁板32と外筒14との間に挟持されている。従って
このダイヤフラム78も第2副液室48の拡縮を可能とする
ように変形可能となっており、外筒14には貫通孔79が形
成されてこのダイヤフラム78の変形が容易になってい
る。
第2副液室48へ連通されており、この第2副液室48は隔
壁板32とこの隔壁板32の外側へ配置される膜部材である
ダイヤフラム78との間に形成されている。このダイヤフ
ラム78はその一端がダイヤフラム74へ連結され、他の部
分は隔壁板32と外筒14との間に挟持されている。従って
このダイヤフラム78も第2副液室48の拡縮を可能とする
ように変形可能となっており、外筒14には貫通孔79が形
成されてこのダイヤフラム78の変形が容易になってい
る。
次に第14図には本発明の第5実施例が示されており、
前記第1図の第1実施例の変形例である。すなわちこの
実施例では、弾性体44とダイヤフラム52との間にストツ
パプレート82が設けられてる。このストツパプレート82
は第2副液室48内に設置され周囲が隔壁板38へ固着され
た形状となっている。またこのストツパプレート82には
多数の貫通孔84が形成されて第2副液室48内の液体を通
過可能としている。
前記第1図の第1実施例の変形例である。すなわちこの
実施例では、弾性体44とダイヤフラム52との間にストツ
パプレート82が設けられてる。このストツパプレート82
は第2副液室48内に設置され周囲が隔壁板38へ固着され
た形状となっている。またこのストツパプレート82には
多数の貫通孔84が形成されて第2副液室48内の液体を通
過可能としている。
従ってこの実施例では第1副液室42及び第2副液室48
の圧力増減時に弾性体44及びダイヤフラム52がこのスト
ツパプレート82へ当接することによってその変形量を制
限されるようになっている。この結果、特に低周波大振
幅で第1副液室42の一部を構成する弾性体44の余分な移
動を制限して大きなロスを生じさせるようになってい
る。
の圧力増減時に弾性体44及びダイヤフラム52がこのスト
ツパプレート82へ当接することによってその変形量を制
限されるようになっている。この結果、特に低周波大振
幅で第1副液室42の一部を構成する弾性体44の余分な移
動を制限して大きなロスを生じさせるようになってい
る。
この実施例の構造は第1実施例に適用する場合に限ら
ず、第2実施例等の他の実施例にも全て適用可能であ
る。
ず、第2実施例等の他の実施例にも全て適用可能であ
る。
本発明は上記の構成としたので広い周波数に亘った振
動の吸収が可能となる優れた効果を有する。
動の吸収が可能となる優れた効果を有する。
第1図は本発明の第1実施例が適用された防振装置の第
2図I−I線断面に相当する断面図、第2図は第1図の
II−II線断面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、
第4図は受圧液室と第1連通路とを区画する隔壁板の平
面図、第5図は第1連通路と第1副液室とを隔離する隔
壁板を示す平面図、第6図は本発明の第2実施例に係る
防振装置を示す第7図VI−VI線断面図、第7図は第6図
VII−VII線断面図、第8図は第6図のVIII−VIII線断面
図、第9図は第2実施例に用いる隔壁板を示す斜視図、
第10図は本発明の第3実施例に係る防振装置を示す第11
図X−X線断面図、第11図は第10図のXI−XI線断面図、
第12図は本発明の第4実施例が適用された防振装置を示
す第13図のXII−XII線断面図、第13図は第12図のXIII−
XIII断面図、第14図は本発明の第5実施例を示す断面図
である。 10……防振装置、 12……内筒、 14……外筒、 26……弾性体、 34……受圧液室、 36……第1連通路、 42……第1副液室、 46……第2連通路、 48……第2副液室。
2図I−I線断面に相当する断面図、第2図は第1図の
II−II線断面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、
第4図は受圧液室と第1連通路とを区画する隔壁板の平
面図、第5図は第1連通路と第1副液室とを隔離する隔
壁板を示す平面図、第6図は本発明の第2実施例に係る
防振装置を示す第7図VI−VI線断面図、第7図は第6図
VII−VII線断面図、第8図は第6図のVIII−VIII線断面
図、第9図は第2実施例に用いる隔壁板を示す斜視図、
第10図は本発明の第3実施例に係る防振装置を示す第11
図X−X線断面図、第11図は第10図のXI−XI線断面図、
第12図は本発明の第4実施例が適用された防振装置を示
す第13図のXII−XII線断面図、第13図は第12図のXIII−
XIII断面図、第14図は本発明の第5実施例を示す断面図
である。 10……防振装置、 12……内筒、 14……外筒、 26……弾性体、 34……受圧液室、 36……第1連通路、 42……第1副液室、 46……第2連通路、 48……第2副液室。
フロントページの続き (72)発明者 田畑 俊幸 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 相原 敏彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 竹口 一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−126451(JP,A) 特開 昭63−172035(JP,A) 特開 昭63−158335(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】内筒と外筒とが弾性体を介して平行軸状に
配置される防振装置であって、 振動に伴って液体を移動するように受圧液室が前記弾性
体を隔壁の一部として形成されつつ、前記弾性体内の内
筒の片側部分に受圧液室、第1副液室及び第2副液室が
設けられ、受圧液室と第1副液室との間が第1連通路で
連通され、第1副液室と第2副液室との間が第2連通路
で連通され、 周囲部分が固定された膜部材が隔壁として前記第1副液
室及び第2副液室にそれぞれ設けられ、 第2連通路の液体通過抵抗に対して第1連通路の液体通
過抵抗が同等以下とされることを特徴とする防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63192989A JP2878286B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63192989A JP2878286B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242226A JPH0242226A (ja) | 1990-02-13 |
JP2878286B2 true JP2878286B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=16300378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63192989A Expired - Lifetime JP2878286B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878286B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5393041A (en) * | 1991-07-23 | 1995-02-28 | Bridgestone Corporation | Vibration isolator with a diaphragm in a side wall |
JPH10132015A (ja) * | 1996-10-29 | 1998-05-22 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式筒形防振装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2592077B2 (ja) * | 1987-11-06 | 1997-03-19 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | 流体封入型防振装置 |
-
1988
- 1988-08-02 JP JP63192989A patent/JP2878286B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242226A (ja) | 1990-02-13 |
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