JPH0728393A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH0728393A
JPH0728393A JP19271193A JP19271193A JPH0728393A JP H0728393 A JPH0728393 A JP H0728393A JP 19271193 A JP19271193 A JP 19271193A JP 19271193 A JP19271193 A JP 19271193A JP H0728393 A JPH0728393 A JP H0728393A
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Shuichi Odajima
修一 小田嶋
Ko Yoshino
孔 吉野
Takehiko Imai
岳彦 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベースユニットに設けたスロットにCPUユ
ニットとこれによって制御される入出力ユニットを接続
した制御装置において、入出力ユニットの固有アドレス
を自動設定できるようにする。 【構成】 信号線で接続したスロット21〜27をベー
スユニット29に配列する。スロット21にCPUユニ
ット31を接続し、他のスロット23〜27に入出力ユ
ニット33〜37を接続する。スロット23〜27には
個々のスロットを特定する識別信号を出力するスロット
識別部39〜43を形成する。個々の入出力ユニット3
3〜37は、スロット23〜27を介してCPUユニッ
ト31から入力したアドレス信号とそのスロット識別部
39〜43からの識別信号とが一致したとき、自動的に
アドレス設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御装置に係り、ベース
ユニットに複数のスロットを設けて互いに信号線で接続
するとともに、それらのスロットに主制御ユニットやこ
れによって制御される被制御ユニットを装着するように
接続した制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制御装置は、例えば図4
に示すように、図示しない信号線で互いに接続した複数
のスロット1、3、5、7……をベースユニット9に配
設し、箱型に構成された電源ユニット11、CPUユニ
ット13および各々出力機能の異なる複数の入出力ユニ
ット15、17……をそれらのスロット1、3、5、7
……に装着するように接続して構成したものが知られて
いる。このような制御装置では、電源ユニット11から
他のユニット13〜17……へ電源を供給した状態でC
PUユニット13から各入出力ユニット15、17……
を制御し、例えば、入出力ユニット15、17……から
入力した測定温度に基づきCPUユニット13が操作手
順や操作量を判断又は演算し、入出力ユニット15、1
7……からそれら操作手順や操作量を制御対象(図示せ
ず)へ出力して制御対象の温度をシーケンス制御やプロ
グラム制御するようになっている。
【0003】図4中の符号19a、19b、19c、1
9d……は各スロット1、3、5、7……の接続端子で
ある。すなわち、各スロット1、3、5、7……は接続
コネクタで形成されており、電源ユニット11、CPU
ユニット13、入出力ユニット15、17……にはそれ
ら各スロット1、3、5、7……の接続端子19a、1
9b、19c、19d……に挿入接続される接続端子が
あるが、隠れて見えない。そして、入出力信号形態には
アナログ信号やデジタル信号の別、更にはアナログ信号
でも複数の形態があり、各入出力ユニット15、17…
…はそれら入出力信号形態に対応した構成となっている
から、そのような制御装置においてはCPUユニット1
3が入出力ユニット15、17……をアドレス呼出しに
よって指定し、目的とする入出力制御をする必要があ
る。
【0004】そのため、各入出力ユニット15、17…
…に対しては、ベースユニット9の各スロット1、3、
5、7……に装着する際又は装着後に、その固有の入出
力用アドレスの割付けが必要である。そこで、従来は各
入出力ユニット15、17……内部の回路基板等にアド
レス割付用端子やディップスイッチ(いずれも図示省
略)を配置し、各入出力ユニット15、17……の種別
等を考慮してその端子間をアドレス用ジャンパー線で短
絡したりディップスイッチを操作し、各入出力ユニット
15、17……のアドレスを設定していた。例えば、デ
ジタル用入出力ユニットは「1」〜「5」に、アナログ
用入出力ユニットは「6」〜「9」にと言ったようなア
ドレス番号を他のユニットと重複せず、かつユニットの
種別や機能グループを間違えないように使用者が注意し
て設定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の制御装置は、使用者がアドレス用ジャンパー線
を短絡したりディップスイッチを操作して各入出力ユニ
ット15、17……のアドレス番号を設定しなければな
らないため、アドレス設定操作が面倒であるばかりか、
使用者が誤って複数の入出力ユニット15、17……に
同じアドレス番号を設定し易く、もし同一アドレス番号
を設定してしまうと、装置が意図したように動作しな
い。また、最近ではCPUユニット13の多機能化又は
機能の複雑化に伴って分散可能な機能を他のユニットに
分散する必要が生じ、入出力ユニット15、17……を
含めた他のユニットにもCPUを搭載する傾向にある。
【0006】そのため、入出力ユニット15、17……
に搭載したCPUが使用するメモリをCPUユニット1
3のCPUが共用する必要が生じ、CPUユニット13
から入出力ユニット15、17……内のメモリに対して
アドレス番号等を指定して特定する必要があり、上述し
た入出力ユニット15、17……に対するアドレス番号
設定に加えて別の設定項目が増大し、これら複数の設定
作業を簡単に行える構成が望まれていた。本発明はこの
ような状況の下になされたもので、主制御ユニットによ
って制御される被制御ユニットについて固有のアドレス
を自動的に設定することが可能で、使用者によるアドレ
ス設定の手間を省略した制御装置の提供を目的とする。
また、本発明は被制御ユニットを形成する複数の回路を
自動的に特定できる制御装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、信号線で接続した複数のスロットを
ベースユニットに設け、個々のスロットに主制御ユニッ
トおよびこれによって制御される被制御ユニットを接続
してなり、個々のスロットの識別信号を出力するスロッ
ト識別部を少なくともそれら被制御ユニットの接続され
るスロットに設けるとともに、その主制御ユニットから
その信号線を介して指定された被制御ユニットのアドレ
ス信号とそのスロット識別部からの識別信号が一致した
とき動作するように上記被制御ユニットを形成したもの
である。
【0008】また、本発明の制御装置は、信号線で接続
した複数のスロットをベースユニットに設け、個々のス
ロットに主制御ユニットおよびこれによって制御される
被制御ユニットを接続してなり、個々のスロットの識別
信号を出力するスロット識別部を少なくともそれら被制
御ユニットの接続されるそれらスロットに設け、その被
制御ユニットには、その主制御ユニットから信号線を介
して指定された被制御ユニットのアドレス信号と上記ス
ロット識別部からの識別信号が一致したとき、当該被制
御ユニットを形成する複数の動作回路を特定する信号を
出力するデコーダを有している。そして、そのような本
発明において、上記スロットを接続コネクタで形成し、
上記接続コネクタを形成する接続端子中の一部であって
その識別信号を出力する接続端子で上記スロット識別部
を形成したり、更に、ハイ又はロウレベル電圧の接続さ
れた接続端子から上記スロット識別部を形成すると良
い。
【0009】
【作用】そのような手段を備えた本発明では、ベースユ
ニットの個々のスロットに主制御ユニットおよび被制御
ユニットを接続した状態で、その主制御ユニットから信
号線を介して特定の被制御ユニットを指定するアドレス
信号を出力すると、被制御ユニットがアドレス信号とス
ロット識別部からの識別信号を比較して互いに内容が一
致したとき動作し、一致しないときには動作しないか
ら、当該被制御ユニットに対応するスロットにその被制
御ユニットが接続されているとき当該被制御ユニットが
自動的にアドレス割り付けされるとともに動作可能とな
る。また、アドレス信号とスロット識別部からの識別信
号が一致したとき、当該被制御ユニットを形成する複数
の動作回路を特定する信号を出力するデコーダを被制御
ユニットに形成した構成では、その主制御ユニットから
特定の被制御ユニットを指定するアドレス信号を出力す
ると、その被制御ユニットのデコーダがアドレス信号と
スロット識別部からの識別信号を比較して内容の一致を
検知したとき、当該被制御ユニットとともにこれを形成
する複数の動作回路であって特定信号で特定された動作
回路が動作可能となる。
【0010】そして、接続コネクタの接続端子中の一部
でそのスロット識別部を形成する構成では、スロットに
被制御ユニットを接続するだけで識別信号が被制御ユニ
ットへ自動的に取込まれる。さらに、ハイ又はロウレベ
ル電圧の接続された接続端子でそのスロット識別部を形
成する構成では、ベースユニット側でスロット識別部の
接続端子を電源や接地ラインに接続することによって種
々の識別信号の出力が可能となる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。なお、本発明の詳細な説明をする前に、便宜上その
概略を説明する。図1は本発明に係る制御装置を示す概
略ブロック図である。本発明は概略的には、図示しない
信号線で接続された複数のスロット21、23、25、
27……をベースユニット29に配列し、そのうちスロ
ット21には主制御ユニットとしての例えばCPUユニ
ット31を接続し、他のスロット23、25、27……
には被制御ユニットとしての例えば入出力ユニット3
3、35、37……を接続して構成されている。なお、
スロット21、23、25、27……に対するCPUユ
ニット31や入出力ユニット33、35、37……の実
際の接続状態は上述した図4と同様である。スロット2
3、25、27……には個々のスロットを特定する識別
信号を出力するスロット識別部39、41、43……が
形成されており、スロット23、25、27……に接続
された入出力ユニット33、35、37……はその識別
信号が入力可能になっている。
【0012】各入出力ユニット33、35、37……
は、ベースユニット29のスロット23、25、27…
…を介してCPUユニット31から入力された当該入出
力ユニット33、35、37……を指定するアドレス信
号とそのスロット識別部39、41、43からの識別信
号が一致したとき、CPUユニット31の管理下で制御
動作されるようになっている。図1ではスロット21以
外に3個のスロット23、25、27……がベースユニ
ット29に配置され、これらに3個の入出力ユニット3
3、35、37が接続されているが、入出力ユニットの
数は任意である。更に、図1において電源ユニットおよ
びこれが接続されるスロットの図示は省略した。以下の
説明および図においても同様である。
【0013】次に、このような本発明の制御装置の詳細
を図2および図3に基づいて説明する。図2は上述した
制御装置についてベースユニット29に配列したスロッ
ト21、23、25、27部分を示す図である。図2に
おいて、ベースユニット29には、図4に示したよう
に、例えば複数の接続端子を有する接続コネクタからな
る複数のスロット21、23、25、27が配列されて
おり、少なくとも入出力ユニット33、35、37の接
続されるスロット23、25、27は同一構成となって
いる。図2では入出力ユニット33、35、37は図示
されていない。なお、3個以上又はこれ以下のスロット
を配置して構成可能である点は図1と同様である。スロ
ット21、23、25、27における同じ位置の接続端
子45a〜45c、47a〜47c、49a〜49c、
51a〜51cには、アドレス信号線S1、データ信号
線S2および制御信号線S3が並列接続されている。も
っとも、これ以外の信号線も必要に応じて接続されるが
図示しない。
【0014】入出力ユニット33、35、37……の接
続されるスロット23、25、27における4個の接続
端子47d〜47g、49d〜49gおよび51d〜5
1gは、入出力ユニット33、35、37にアドレスを
割り付けて指定するスロット識別部39、41、43を
形成している。すなわち、スロット23の全ての接続端
子47d〜47gはベースユニット29において接地さ
れ、スロット25の接続端子49d〜49gのうち49
d〜49fは接地され残りの接続端子49gはベースユ
ニット29において電源ライン(図では単に電源で示
す。)Vに接続されており、スロット27の接続端子5
1d〜51gのうち51d、51e、51gは接地され
接続端子51fは電源ラインVに接続され、例えばアド
レス1のスロット23、アドレス2のスロット25、ア
ドレス3のスロット27を指定するスロット識別部3
9、41、43が形成されている。
【0015】従って、割り付けられたアドレス0〜2を
4ビットデータで表現すれば、それらスロット識別部3
9、41、43からの識別信号は「0000」、「00
01」および「0010」となり、4個の接続端子47
d〜47g、49d〜49gおよび51d〜51gによ
ってアドレス0からアドレスFまでの16種類の識別信
号の出力が可能である。スロット識別部39、41、4
3の接続端子数を増加させれば、識別できるスロット数
(アドレス数)も増加させることができる。なお、ベー
スユニット29における電源ラインVおよび接地ライン
は、例えば図示しない電源ユニットから延びるものであ
る。
【0016】図3はそのようなベースユニット29に配
列されたスロット21、23、25、27と、CPUユ
ニット31および入出力ユニット33、35、37の関
係を示す具体的なブロック図であるが、便宜上スロット
21、27、CPUユニット31および入出力ユニット
37のみ示して他のスロット23、25や入出力ユニッ
ト33、35の図示を省略した。図3において、ベース
ユニット29のスロット21に接続されるCPUユニッ
ト31は、制御部53と、この制御部53からスロット
21へ出力するアドレス信号s1のアドレスバッファ5
5と、制御部53からスロット21へ出力するデータ信
号s2やスロット21から制御部53へ取込むデータ信
号s2のデータバッファ57と、制御部53から出力す
る制御信号s3の制御バッファ59とを有して箱型に形
成されている(外形形状は図4参照)。各バッファ55
〜59はタイミング調整用である。
【0017】制御部53には、CPUや、各アドレス信
号s1、データ信号s2および制御信号s3の入出力制
御その他をそのCPUで実行するためのプログラムを内
蔵したROM、それらの信号を記憶するRAM等も含ま
れるが、図示は省略した。CPUユニット31は、アド
レスバッファ55を介して出力されたアドレス信号s1
(例えば信号「0000」、「0001」又は「001
0」)によって入出力ユニット33〜37のいずれかを
指定するとともに、後述する識別コード部63等を指定
する信号を加えたアドレス信号s1によって識別コード
部63等を指定する。さらに、CPUユニット31は、
制御バッファ59を介して制御信号s3を入出力ユニッ
ト37へ出力してその制御信号s3に応じた機能を実行
させ、例えば制御部53からデータバッファ57を介し
てデータ信号s2を入出力ユニット37へ出力したり、
この入出力ユニット37からのデータ信号s2をデータ
バッファ57を介して制御部53へ取込んで処理する機
能、その他制御装置としての判断演算機能を有してい
る。
【0018】ベースユニット29のスロット27に接続
される入出力ユニット37は、デコーダ61、識別コー
ド部63、I/O65、共有メモリ67、CPU69、
アドレス信号線S1、データ信号線S2およびアドレス
信号線S3を有して箱型に形成されている(外形形状は
図4参照)。デコーダ61は、入出力ユニット37のス
ロット識別部43からの識別信号と、スロット27およ
びアドレス信号線S1を介してCPUユニット31から
入力されたアドレス信号s1とが一致したことを検知し
たとき、入出力ユニット37を動作状態にする機能を有
している。すなわち、CPUユニット31から入力され
たアドレス信号s1「0010」とスロット識別部43
からの識別信号「0010」が一致したとき、入出力ユ
ニット37を動作状態する。
【0019】さらに、デコーダ61は、入出力ユニット
37を形成する識別コード部63、I/O65および共
有メモリ67を指定する信号を加えたアドレス信号s1
が入力されたとき、入出力ユニット37を指定する信号
部分とスロット識別部43からの識別信号が一致すれ
ば、識別コード部63、I/O65又は共有メモリ67
を特定してこれを動作可能とするオン信号を出力する機
能を有している。もっとも、CPUユニット31から出
力されるアドレス信号s1は、例えば「002」、「1
02」、「202」と言った形態のものであり、アドレ
ス信号の下2桁は例えば上述したスロットのアドレス
(アドレス数)を示し、上位桁は入出力ユニット33〜
37を形成する回路例えばスロット識別部63等を指定
する内容となっており、デコーダ61がアドレス信号s
1の意味内容を解読してスロット識別部からの識別信号
と比較し、一致すれば識別コード部63等へオン信号を
出力する訳である。従って、上述した図2のアドレス2
のスロット27に本来アドレス1に接続されるべき入出
力ユニット35が装着されたとき、CPUユニット31
がアドレス2を呼んでも入出力ユニット37は動作せ
ず、アドレス2のスロット27に装着された入出力ユニ
ット35が動作する。すなわち、入出力ユニット35は
アドレス2のスロット27に装着されることにより、実
質的にCPUユニット31から自動的にアドレス設定さ
れる。
【0020】識別コード部63は、予め当該入出力ユニ
ット37の機能を示すコードが設定されており、デコー
ダ61からオン信号が入力された状態でCPUユニット
31から読み出し制御信号s3が出力されると、当該入
出力ユニット37を示すコードをデータ信号s2として
データ信号線S2へ出力するものである。識別コード部
63に設定されたコードとしては、当該入出力ユニット
37が温度入出力用ユニットであれば「1」、シーケン
サユニットであれば「2」と言ったコードであり、CP
Uユニット31はこのコードを確認してから入出力ユニ
ット37への制御を実行する。
【0021】I/O65は外部機器との間でデータ交換
を行う機能を有する他、デコーダ61からオン信号が入
力されるとともにCPUユニット31から読み出し制御
信号s3が入力されると、データ信号線S2にデータs
2を出力する機能を有している。また、I/O65は、
CPUユニット31から書込み制御信号s3が入力され
ると、CPUユニット31からのデータ信号s2をデー
タ信号線S2から読み込む機能を有している。共有メモ
リ67は、CPUユニット31の制御部53を形成する
図示しないCPUとデータを共有する記憶部であってデ
ュアルポート(dual-port) RAMで形成されており、
当該入出力ユニット37のCPU69も共用する記憶部
である。
【0022】そして、デコーダ61からオン信号が入力
された共有メモリ67に対して、CPUユニット31か
ら読み出し制御信号s3が入力されると、共有メモリ6
7からデータ信号線S2にデータ信号s2が出力され、
書込み制御信号s3が入力されると、CPUユニット3
1からのデータ信号s2をデータ信号線S2から読み込
む機能を有している。CPU69はCPUユニット31
の機能とは別個の機能を有するもので、例えばI/O6
5が外部機器との間でデータ交換するときの制御部とし
て機能したり、取込んだ例えば測定温度データに基づき
操作量を演算し、この操作量をCPUユニット31へ伝
送する表示用データとして共有メモリ67に記憶する機
能、その他の機能を有している。
【0023】次に、上述した本発明の制御装置の動作を
簡単に説明する。図3のように、ベースユニット29に
配列されたスロット21にCPUユニット31が接続さ
れる一方、アドレス2のスロット27に入出力ユニット
37が接続されると、アドレス2のスロット27のスロ
ット識別部43から識別信号「0010」が入出力ユニ
ット37のデコーダ61に入力される。この状態でCP
Uユニット31からアドレス2を指定するアドレス信号
s1がデコーダ61に入力されると、デコーダ61はア
ドレス信号「002」、「102」又は「202」を解
読し、識別信号「0010」とアドレス信号s1の内容
が一致したと検知すると、アドレス信号「002」、
「102」又は「202」に応じて識別コード部63、
I/O65又は共有メモリ67に対してオン信号を出力
する。
【0024】そのため、入出力ユニット37にアドレス
2が自動的に割り付けられるとともに、入出力ユニット
37を形成する識別コード部63、I/O65又は共有
メモリ67が自動的に動作可能状態となる。他の入出力
ユニット33、35についても同様である。そして、C
PUユニット31が入出力ユニット37の識別コード部
63から例えばコード「1」を受けて確認すると、CP
Uユニット31の管理下で入出力ユニット37の制御が
可能となり、CPUユニット31からそれらのアドレス
信号s1を入出力ユニット37へ出力することによって
識別コード部63、I/O65又は共有メモリ67の制
御、例えばデータの読み書きや外部機器との間でデータ
交換が実行される。
【0025】他方、ベースユニット29のスロット27
に接続された入出力ユニット37に対してCPUユニッ
ト31から別のアドレス信号、例えばアドレス信号
「1」がデコーダ61に入力されても、デコーダ61が
それら識別信号「0010」とアドレス信号s1の内容
が一致したと検知しないから、識別コード部63、I/
O65、共有メモリ67に対してオン信号が出力され
ず、入出力ユニット37は動作可能状態とならない。す
なわち、入出力ユニット37にアドレスが割り付けられ
ない。このように本発明の制御装置は、入出力ユニット
33、35、37の接続されるスロット23、25、2
7をベースユニット29に配置し、その入出力ユニット
33、35、37を指定する識別信号を出力するスロッ
ト識別部39、41、43を設け、CPUユニット31
からその入出力ユニット33、35、37のいずれかを
指定するアドレス信号s1とそのスロット識別部39、
41、43からの識別信号が一致したとき動作するよう
にそれら入出力ユニット33、35、37を形成したか
ら、スロット23、25、27に入出力ユニット33、
35、37を接続するだけで、入出力ユニット33、3
5、37にアドレスを自動割り付けできる。
【0026】そのため、従来のように使用者が個々の入
出力ユニット33、35、37に対してアドレス用ジャ
ンパー線で短絡したりディップスイッチを操作してアド
レス設定する必要がなくなり、使用者によるアドレス設
定の手間を省略することができるし、アドレス設定も正
確となるうえ、入出力ユニット33、35、37に対す
るアドレス設定数を増加させない。また、そのスロット
23、25、27に設けたスロット識別部39、41、
43が、図2のように接続コネクタを形成する接続端子
47d〜47g、49d〜49g、51d〜51gで形
成されているから、ベースユニット29にスロット2
3、25、27を配列するときスロット識別部39、4
1、43を形成しておけば、設定誤りを防ぐことができ
るし構成も簡単であるばかりか、スロット23、25、
27に入出力ユニット33、35、37を接続するだけ
でアドレス設定できるので、使用者による特別なアドレ
ス設定操作が不要となる。
【0027】さらに、スロット識別部39、41、43
が、接続端子47d〜47g、49d〜49g、51d
〜51gにベースユニット29の電源ラインV又は接地
ライン、すなわちハイ又はロウ電位を接続して形成され
ているから、電位接続を変更するだけで、種々の識別信
号の出力が可能となるうえ、製造組立や構成が簡単であ
る。しかも、上述した入出力ユニット33、35、37
は、スロット識別部39、41、43からの識別信号と
CPUユニット31からのアドレス信号が一致したと
き、その入出力ユニット33、35、37を形成する複
数の動作回路を特定するオン信号を出力するデコーダを
有するから、入出力ユニット33、35、37自体の特
定のみならず、入出力ユニット33、35、37を形成
する複数の動作回路のアドレス特定が自動的に行われ、
従来のアドレス割り付けが簡略化され、操作性が一層向
上する。
【0028】上述した実施例では、制御ユニットとして
CPUユニット31を、被制御ユニットとして入出力ユ
ニット33、35、37を用いる例を説明したが、本発
明では制御ユニットおよび被制御ユニットとして別のユ
ニットを接続する構成も可能であり、制御ユニットの接
続されるスロットにスロット識別部を形成することも可
能である。要は、制御ユニットおよびこれによって制御
される被制御ユニットとをスロットに接続する構成の制
御装置において実施可能であり、少なくとも被制御ユニ
ットの接続されるスロットにスロット識別部を形成すれ
ばよい。なお、本発明の制御装置においてアドレス設定
とは、被制御ユニットおよびこれを構成する動作回路を
特定すると言った広い意味である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の制御装置
は、ベースユニットに配置された複数のスロットのうち
少なくとも被制御ユニットの接続されるスロットにその
被制御ユニットに係る識別信号を出力するスロット識別
部を設けるとともに、その主制御ユニットから指定され
た被制御ユニットのアドレス信号とそのスロット識別部
からの識別信号が一致したとき動作するようにその被制
御ユニットを形成したので、対応するスロットに被制御
ユニットを接続しなければその被制御ユニットが動作せ
ず、実質的にその被制御ユニットが主制御ユニットによ
って自動的にアドレス設定され、アドレス設定の簡素化
およびアドレスの誤設定を防止できる。また、主制御ユ
ニットからのアドレス信号とスロット識別部からの識別
信号が一致したとき当該被制御ユニットを形成する複数
の動作回路を特定する信号を出力するデコーダを被制御
ユニットに形成した構成では、その主制御ユニットから
特定の被制御ユニットを指定するアドレス信号を出力す
ることにより、被制御ユニットおよびこれを形成する特
定の動作回路を動作可能状態にできるので、一層操作が
簡略化される利点がある。そして、被制御ユニットと接
続する接続端子中の一部でそのスロット識別部を形成す
る構成では、スロットに被制御ユニットを接続するだけ
で識別信号が被制御ユニットへ自動的に取込まれてアド
レス設定できる。さらに、ハイ又はロウレベル電圧の接
続された接続端子でそのスロット識別部を形成する構成
では、ベースユニット側でスロット識別部の接続端子を
電源や接地ラインに接続することによって種々の識別信
号の出力が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置の概略を示す概略ブロッ
ク図である。
【図2】本発明の制御装置の一実施例においてベースユ
ニットとスロットを示す図である。
【図3】本発明の制御装置の一実施例においてベースユ
ニット、スロット、主制御ユニットおよび被制御ユニッ
トを示すブロック図である。
【図4】本発明に関する制御装置においてベースユニッ
トに配列されたスロットと各ユニットの関係を互いに分
離した状態で示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1、3、5、7、21、23、25、27 スロット 9、29 ベースユニット 11 電源ユニット 13、31 CPUユニット(主制御ユニット) 15、17、33、35、37 入出力ユニット(被制
御ユニット) 19a、19b、19c、19d、45a〜45c、4
7a〜47c、49a〜49c、51a〜51c 接続
端子 39、41、43 スロット識別部 53 制御部 55 アドレスバッファ 57 データバッファ 59 制御バッファ 61 デコーダ 63 識別コード部 65 I/O 67 共有メモリ 69 CPU

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線で接続された複数のスロットをベ
    ースユニットに設け、個々の前記スロットに主制御ユニ
    ットおよびこれによって制御される被制御ユニットを接
    続してなる制御装置において、 少なくとも前記被制御ユニットの接続される前記スロッ
    トにこのスロットを識別する識別番号を出力するスロッ
    ト識別部を設けるとともに、 前記主制御ユニットから前記信号線を介して指定された
    前記被制御ユニットのアドレス信号と前記スロット識別
    部からの識別信号が一致したとき動作するよう前記被制
    御ユニットを形成してなることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スロットは接続コネクタから形成さ
    れ、前記スロット識別部は前記接続コネクタを形成する
    接続端子中の一部であって前記識別信号を出力する接続
    端子からなる請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スロット識別部は、ハイ又はロウレ
    ベル電圧の接続された接続端子から形成されてなる請求
    項2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 信号線で接続された複数のスロットをベ
    ースユニットに設け、個々の前記スロットに主制御ユニ
    ットおよびこれによって制御される被制御ユニットを接
    続してなる制御装置において、 少なくとも前記被制御ユニットの接続される前記スロッ
    トにこのスロットを識別する識別番号を出力するスロッ
    ト識別部を設け、 前記被制御ユニットには、前記主制御ユニットから前記
    信号線を介して指定された前記被制御ユニットのアドレ
    ス信号と前記スロット識別部からの識別信号が一致した
    とき、当該被制御ユニットを形成する複数の動作回路を
    特定する信号を出力するデコーダを有することを特徴と
    する制御装置。
  5. 【請求項5】 前記スロットは接続コネクタから形成さ
    れ、前記スロット識別部は前記接続コネクタを形成する
    接続端子中の一部であって前記識別信号を出力する接続
    端子からなる請求項4記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記スロット識別部は、ハイ又はロウレ
    ベル電圧の接続された接続端子から形成されてなる請求
    項5記載の制御装置。
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