JPH07283681A - 弾性表面波フィルタ装置 - Google Patents

弾性表面波フィルタ装置

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Publication number
JPH07283681A
JPH07283681A JP6688394A JP6688394A JPH07283681A JP H07283681 A JPH07283681 A JP H07283681A JP 6688394 A JP6688394 A JP 6688394A JP 6688394 A JP6688394 A JP 6688394A JP H07283681 A JPH07283681 A JP H07283681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic
electric
transducer
wave
surface wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP6688394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhito Kurosawa
和仁 黒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07283681A publication Critical patent/JPH07283681A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来、有効に活用されていなかった漏れ表面波
を活用して送信出力制御ループの構成を簡略化する。 【構成】漏れ表面波を拾うトランスデューサを設置し、
モニタ出力端子につなぐ構成 【効果】送信出力制御ループの構成を簡略化でき、出力
用電力増幅器の先のロスを軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波フィルタに
かかわり、特に、VHF,UHFの周波数範囲で、動作
するくし形電極を配して構成されたトランスデューサを
複数個組み合わせてなる弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特開平02−2387
06号公報に記載の弾性表面波バンドパスフィルタを図
5に示す。図5の弾性表面波バンドパスフィルタは、ト
ランスデューサの反復及び影像接続を行なったものであ
り、1の電気信号源端子から4の電気信号が入り、7の
電気・音響トランスデューサ及び7を反復した電気・音
響トランスデューサに電気信号が分割して注入される。
電気信号は表面波5に変換され、8及び8を反復した音
響・電気トランスデューサに伝搬し、電気信号に戻され
る。この電気信号は14及び14を反復した電気・音響
トランスデューサに注入され、再び表面波に変換され、
出力端子に共通に接続された15及び15を反復した音
響・電気トランスデューサに伝搬され電気信号10に戻
され、2の出力端子から取り出せる。しかし、電気信号
を表面波に変換した際に6の漏れ表面波が発生し、フィ
ルタとしてはパスバンドのロスになっていた。この対策
として、図6における13の反射器を設けて、漏れ表面
波を少なくすることを試みているが、ゼロにすることは
できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、押さえ切
れない漏れ表面波を有効に活用することで、弾性表面波
を用いる無線機の性能向上を図ることを目的とする。つ
まり、無線機は自分の出力を規定の範囲内に押さえるた
めに、出力をモニタする必要があり、その手段として、
図9または10に示す様に、17のフィルタと18の電
力制御増幅器の間に19のカップリング用のコンデンサ
をつけるかまたは、22のカプラをつけることで、モニ
タ用の信号を取りだしている。しかしこれらをつけるこ
とは、18の増幅器の出力の一部分を直接引きだすた
め、16のアンテナ出力から見ればロスとなり、ロス分
を補う為に、18の増幅器は増幅度を上げなければなら
ない。
【0004】また、22のカプラを基板上に形成すると
大きな面積をとり、小型化の支障となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めには、漏れ表面波を取りだし、電気信号に変換し、こ
れをモニタ出力としたフィルタを用いることで、達成で
きる。
【0006】
【作用】モニタ出力を持ったフィルタを用いることで、
図9,10は図11に示す構成となり、18の増幅器と
23のフィルタの間のロスがなくなり、また基板レイア
ウトがシンプルとなった。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は該実施例の弾性表面波バンドパスフィルタの
構成図であり、請求項3に相当する。
【0008】図1において、1の電気信号源端子から4
の電気信号が入り、7−1,7−2,7−3の電気・音
響トランスデューサに注入される。注入された電気信号
は表面波5−1に変換され、表面波は8−1,8−2,
8−3,8−4の音響・電気トランスデューサに伝搬
し、電気信号に戻される。この時、表面波の一部は8−
1及び8−4をすり抜け、6−1の漏れ表面波となる。
この漏れ表面波6−1を9−1,9−2の反射器付の音
響・電気トランスデューサにて電気信号11に変換し、
3のモニタ端子から取り出す構成とする。8−1,8−
2,8−3,8−4の音響・電気トランスデューサにて
表面波から戻った電気信号は、14−1,14−2,1
4−3,14−4の電気・音響トランスデューサにて再
び表面波5−2に変換され伝搬して15−1,15−
2,15−3の音響・電気トランスデューサに伝わり、
電気信号10にもどされ、2の出力端子から取り出せ
る。またこの時も、14−1,14−4から射出される
表面波5−2の一部は漏れ表面波6−2となる。この漏
れ表面波6−2は、9−3,9−4の反射器付の音響・
電気トランスデューサにて電気信号11に変換し、3の
モニタ端子から取り出す構成となる。
【0009】図2は該実施例の弾性表面波バンドパスフ
ィルタの構成図であり、請求項4に相当する。
【0010】図2は図1における構成において、トラン
スデユーサ8−1と9−1の間及び、8−4と9−2の
間、14−1と9−3の間、14−4と9−4の間に反
射器13−1,13−2,13−3,13−4を挿入
し、漏れ表面波を減らして、フィルタの挿入損失を減ら
した構成である。この場合でも、反射器を入れたために
漏れ表面波は減るが、ゼロにはならずモニタをすること
ができる。
【0011】図3は該実施例の弾性表面波バンドパスフ
ィルタの構成図であり、請求項1に相当する。
【0012】図3は、図1の影像接続の構成を行なわな
い構成であり、1の電気信号源端子から4の電気信号が
入り、7−1,7−2,7−3の電気・音響トランスデ
ューサに注入される。注入された電気信号は表面波5−
1に変換され、表面波は8−1,8−2,8−3,8−
4の音響・電気トランスデューサに伝搬し、電気信号1
0に戻され2の出力端子から取りだされる。この時、表
面波の一部は8−1及び8−4をすり抜け、6−1の漏
れ表面波となる。この漏れ表面波6−1を9−1,9−
2の反射器付の音響・電気トランスデューサにて電気信
号11に変換し、3のモニタ端子から取り出す構成とす
る。
【0013】図4は該実施例の弾性表面波バンドパスフ
ィルタの構成図であり、請求項2に相当する。
【0014】図4は図3における構成において、トラン
スデユーサ8−1と9−1の間及び、8−4と9−2の
間、14−1と9−3の間、14−4と9−4の間に反
射器13−1,13−2,13−3,13−4を挿入
し、漏れ表面波を減らして、フィルタの挿入損失を減ら
した構成である。この場合でも、反射器を入れたために
漏れ表面波は減るが、ゼロにはならずモニタをすること
ができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、いままで有効活用され
なかた漏れ表面波を電気信号に変換し、モニタ出力とす
ることで、無線機のパワーコントロールのループ構成を
簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項3に相当する実施例を示す図である。
【図2】請求項4に相当する実施例を示す図である。
【図3】請求項1に相当する実施例を示す図である。
【図4】請求項2に相当する実施例を示す図である。
【図5】影像接続を行なった従来技術例を示す図であ
る。
【図6】影像接続を行なった反射器付の従来技術例を示
す図である。
【図7】影像接続を行なわない従来技術例を示す図であ
る。
【図8】影像接続を行なわない反射器付の従来技術例を
示す図である。
【図9】従来の送信電力制御ループの構成例(カップリ
ングコンデンサ使用)を示す図である。
【図10】従来の送信電力制御ループの構成例(カプラ
使用)を示す図である。
【図11】本発明のモニタ出力を持ったフィルタを用い
た送信電力制御ループの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…電気信号源接続端子、 2…出力端子、 3…モニタ端子、 4…入力電気信号、 5−1,5−2…表面波、 6−1,6−2…漏れ表面波、 7−1,7−2,7−3…電気・音響トランスデュー
サ、 8−1,8−2,8−3,8−4…音響・電気トランス
デューサ、 9−1,9−2…漏れ表面波用音響・電気トランスデュ
ーサ、 10…出力電気信号、 11…モニタ用出力電気信号、 12…反射表面波、 13−1,13−2,13−3,13−4…反射器、 14−1,14−2,14−3,14−4…電気・音響
トランスデューサ、 15−1,15−2,15−3…電気・音響トランスデ
ューサ、 16…アンテナ、 17…フィイルタ、 18…電力増幅器(出力制御付)、 19…カップリングコンデンサ、 20…Auto Power Control Loo
p、 21…出力制御電圧、 22…カプラ、 23…出力モニタ付フィルタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面波を伝搬する基板に形成され、表面波
    の伝搬方向に複数個に分割、反復され、かつ電気信号源
    に共通に接続された電気・音響トランスデューサと、上
    記の分割、反復された電気・音響トランスデューサそれ
    ぞれの間に、反復して配置され、上記の各電気・音響ト
    ランスデューサから射出される表面波を受けて、電気信
    号に変換し、かつ出力端子に共通に接続された音響・電
    気トランスデューサとからなる弾性表面波装置におい
    て、表面波の伝搬方向に並べられたトランスデューサの
    うち、両端にあるトランスデューサのさらに外側に音響
    ・電気トランスデューサを配置し、上記の分割、反復さ
    れた音響・電気トランスデューサまたは電気・音響トラ
    ンスデューサから漏れてくる表面波を電気信号に変換
    し、上記出力端子とは別端子に上記漏れ表面波を電気信
    号に変換し出力する構成としたことを特徴とする弾性表
    面波フィルタ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、表面波の伝搬方向に複
    数個に分割、反復された音響・電気トランスデューサま
    たは電気・音響トランスデューサのうち、両端にあるト
    ランスデューサと、漏れ表面波を電気信号に変換する音
    響・電気トランスデューサとの間に、漏れ表面波を、表
    面波の伝搬方向に複数個に分割、反復された音響・電気
    トランスデューサまたは電気・音響トランスデューサ側
    に反射し、漏れ表面波の量を減らす反射器を置いた構成
    としたことを特徴とする弾性表面波フィルタ装置。
  3. 【請求項3】表面波を伝搬する基板に形成された第1及
    び第2の弾性表面波装置から構成され、上記第1の弾性
    表面波装置は、表面波の伝搬方向に複数個に分割、反復
    され、かつ電気信号源に共通に接続された第1の電気・
    音響トランスデューサと、該複数個の第1の電気・音響
    トランスデューサそれぞれの間に、反復して配置され、
    上記第1の電気・音響トランスデューサから射出される
    表面波を受けて、電気信号に変換する第1の音響・電気
    トランスデューサとからなり、上記第2の弾性表面波装
    置は、表面波の伝搬方向に複数個に分割、反復され、か
    つ出力端に共通に接続された第2の音響・電気トランス
    デューサと、該複数個の第2の音響・電気トランスデュ
    ーサそれぞれの間に反復して配置され、上記第1の音響
    ・電気トランスデューサと電気的に結合し、第1の音響
    ・電気トランスデューサから入ってくる電気信号を表面
    波に変換して、両側に位置する上記第2の音響・電気ト
    ランスデューサに射出する第2の電気・音響トランスデ
    ューサとからなり、表面波の伝搬方向に並べられたトラ
    ンスデューサのうち、両端にあるトランスデューサのさ
    らに外側に音響・電気トランスデューサを配置し、上記
    の分割、反復された音響・電気トランスデューサまたは
    電気・音響トランスデューサから漏れてくる表面波を電
    気信号に変換し、上記出力端子とは別端子に上記漏れ表
    面波を電気信号に変換し出力する構成としたことを特徴
    とする弾性表面波フィルタ装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、表面波の伝搬方向に複
    数個に分割、反復された音響・電気トランスデューサま
    たは電気・音響トランスデューサのうち、両端にあるト
    ランスデューサと、漏れ表面波を電気信号に変換する音
    響・電気トランスデューサとの間に、漏れ表面波を、表
    面波の伝搬方向に複数個に分割、反復された音響・電気
    トランスデューサまたは電気・音響トランスデューサ側
    に反射し、漏れ表面波の量を減らす反射器を置いた構成
    としたことを特徴とする弾性表面波フィルタ装置。
JP6688394A 1994-04-05 1994-04-05 弾性表面波フィルタ装置 Pending JPH07283681A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5153889B2 (ja) * 2008-11-28 2013-02-27 京セラ株式会社 弾性表面波フィルタおよびデュプレクサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5153889B2 (ja) * 2008-11-28 2013-02-27 京セラ株式会社 弾性表面波フィルタおよびデュプレクサ
US8791773B2 (en) 2008-11-28 2014-07-29 Kyocera Corporation Surface acoustic wave filter and duplexer

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