JP2000091871A - 外囲器および弾性表面波装置 - Google Patents

外囲器および弾性表面波装置

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JP2000091871A
JP2000091871A JP10258023A JP25802398A JP2000091871A JP 2000091871 A JP2000091871 A JP 2000091871A JP 10258023 A JP10258023 A JP 10258023A JP 25802398 A JP25802398 A JP 25802398A JP 2000091871 A JP2000091871 A JP 2000091871A
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surface acoustic
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Minoru Kawase
稔 川瀬
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通過域の平坦性および低損失化と、阻止域の
高減衰化とを図った弾性表面波装置を提供する。 【解決手段】 外囲器11はインターデジタルトランスデ
ューサパターン2に対応して、入力部3に対応して入力
パターン12を形成し、出力部4に対応して出力パターン
13を形成し、入力パターン12および出力パターン13間に
位置して接地パターン14を形成する。接地パターン14
は、入力パターン12および出力パターン13間に非導電性
の溝状の非導体部17を形成し、入力側接地パターン18と
出力側接地パターン19を分離して形成する。入力側接地
パターン18および出力側接地パターン19を電気的に分離
することにより、入出力間の不要信号の影響がなくなる
ため漏れがなくなり、通過域の平坦性、低損失化および
阻止域の高減衰化ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通過域の平坦性お
よび低損失化と、阻止域の高減衰化とを図った外囲器お
よび弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、弾性表面波装置を用いた弾性表
面波フィルタ装置は、小型、高性能および高信頼性を有
するため、多くの分野で用いられてきており、近年、特
に、移動体通信用の送受信用フィルタに用いられてきて
いる。
【0003】そして、移動体通信用の送受信用フィルタ
では、阻止域の高減衰化が要求されており、弾性表面波
素子であるインターデジタルトランスデューサ(ID
T)を多段接続する方式が一般的である。
【0004】しかしながら、フェースダウンボンディン
グ方式の外囲器では、入力側接地パターンと、出力側接
地パターンとが共通化されており、不要信号が入出力間
で影響を及ぼし合って、阻止域の高減衰化の妨げとなっ
ている。
【0005】また、近年、複数の通過域に対応できる弾
性表面波フィルタ装置が要求されているが、不要信号が
複数の弾性表面波フィルタ素子間で影響を及ぼし合って
通過域の平坦性、低損失化および阻止域の高減衰化の妨
げとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
弾性表面波装置では、入出力間の不要信号により、阻止
域の高減衰化が妨げられる問題を有している。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、通過域の平坦性および低損失化と、阻止域の高減衰
化とを図った外囲器および弾性表面波装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾性表面波素
子の入力部に接続される入力パターンと、前記弾性表面
波素子の出力部に接続される出力パターンと、前記弾性
表面波素子の接地部に接続され非導電性の非導体部が形
成された接地パターンとを具備したものである。
【0009】そして、接地パターンに非導電性の非導体
部が形成されたため、弾性表面波素子の入出力間の不要
信号の影響がなくなり、阻止域の高減衰化を図るととも
に、通過域の平坦性および低損失化を図る。
【0010】本発明は、圧電性基板と、この圧電性基板
に形成され、入力部、出力部および接地部を有する弾性
表面波素子と、前記入力部に接続された入力パターン、
前記出力部に接続された出力パターン、および、前記接
地部に接続され非導電性の非導体部が形成された接地パ
ターンを備えた外囲器とを具備したものである。
【0011】そして、接地パターンに非導電性の非導体
部が形成されたため、入出力間の不要信号の影響がなく
なり、阻止域の高減衰化を図るとともに、通過域の平坦
性および低損失化を図る。
【0012】また、非導体部は、入力パターンおよび出
力パターン間に位置し入力パターンおよび出力パターン
間に形成されたものである。
【0013】また、非導体部は、溝にて構成されている
ものである。
【0014】さらに、接地部は、入力側接地部および出
力側接地部を有し、接地パターンは、前記入力側接地部
に接続される入力側接地パターンおよび出力側接地部に
接続される前記出力側パターンを有し、前記入力側接地
パターンおよび前記出力側接地パターンは、少なくとも
一部が電気的に接続され非導体部により分離されていな
いものである。
【0015】またさらに、接地部は、入力側接地部およ
び出力側接地部を有し、接地パターンは、前記入力側接
地部に接続される入力側接地パターンおよび出力側接地
部に接続される前記出力側パターンを有し、前記入力側
接地パターンおよび前記出力側接地パターンは、非導体
部で電気的に分離されているものである。
【0016】そしてまた、弾性表面波素子部は、複数段
で構成されているものである。
【0017】また、圧電性基板と外囲器とは、フェース
ダウンボンディング方式で接合されているものである。
【0018】さらに、弾性表面波素子部は、複数個形成
されているものである。
【0019】また、接地パターンは、それぞれの弾性表
面波素子部毎に電気的に分離されているものである。
【0020】さらに、弾性表面波素子は、多段に接続さ
れて設けられているものである。
【0021】またさらに、非導体部は、弾性表面波素子
の多段間に形成されているものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の弾
性表面波装置を図面を参照して説明する。
【0023】図2に示すように、圧電性基板1に弾性表
面波素子としてのインターデジタルトランスデューサ
(IDT)パターン2が形成され、このインターデジタ
ルトランスデューサパターン2は、入力部3および出力
部4を有するとともに、入力部3側に入力側接地部5,
6および出力部4側に出力側接地部7,8を有してい
る。さらに、インターデジタルトランスデューサパター
ン2の周囲には反射器パターン9が4つ形成されてい
る。
【0024】また、図1に示すように、11は外囲器で、
この外囲器11はインターデジタルトランスデューサパタ
ーン2に対応して、入力部3に対応して入力パターン12
が形成され、出力部4に対応して出力パターン13が形成
され、これら入力パターン12および出力パターン13間に
位置して接地パターン14が形成され、入力パターン12お
よび出力パターン13のそれぞれ周囲にはコ字状の非導電
性の溝状の非導体部15,16が形成され、これら非導体部
15,16により、入力パターン12および出力部パターン13
と接地パターン14とが電気的に分離されて絶縁されてい
る。
【0025】さらに、接地パターン14は、入力パターン
12および出力パターン13間に非導電性の溝状の非導体部
17が形成され、この非導体部17より入力パターン12側
に、入力側接地部5,6に対応する入力側接地パターン
18が形成され、出力パターン13側に、出力側接地部7,
8に対応する出力側接地パターン19が形成されている。
【0026】そして、図2に示すように、圧電性基板1
および外囲器11が対向して設けられ、フェースダウンボ
ンディング方式で、バンプ21によりバンプボンディング
されている。
【0027】このように、入力側接地パターン18および
出力側接地パターン19を電気的に分離することにより、
入出力間の不要信号の影響がなくなるとともに、漏れが
なくなり、通過域の平坦性、低損失化および阻止域の高
減衰化ができる。
【0028】なお、入力側接地パターン18および出力側
接地パターン19は、非導体部17により完全に分割される
構成でも同様の効果を得ることができる。
【0029】次に、他の実施の形態について、図4およ
び図5を参照して説明する。
【0030】この図4および図5に示す実施の形態は、
図1ないし図3に示す実施の形態において、外囲器11も
インターデジタルトランスデューサ2a,2bに対応して、
第1および第2のパターン部22a ,22b が形成され、こ
れら第1および第2のパターン部22a ,22b の間には、
非導電性の溝状の非導体部23が形成され、この非導体部
23で第1のパターン部22a および第2のパターン部22b
を分離している。さらに、入力パターン12および出力パ
ターン13間の非導電性の溝状の非導体部17は、それぞれ
入力パターン12および出力パターン13を完全に分離して
いる。なお、図1ないし図3に示す実施の形態と同様
に、一部を接続したままの状態にしてもよい。
【0031】このように、複数の通過域に対応するため
に、複数のインターデジタルトランスデューサ2a,2b間
の外囲器11の接地パターン14を分割するとともに、ま
た、入力側接地パターン18および出力側接地パターン19
を電気的に分離することにより、入出力間の不要信号の
影響がなくなり、通過域の平坦性、低損失化および阻止
域の高減衰化ができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、接地パターンに非導電性の非
導体部が形成されたため、入出力間の不要信号の影響が
なくなり、阻止域の高減衰化を図るとともに、通過域の
平坦性および低損失化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波装置の一実施の形態の外囲
器を示す平面図である。
【図2】同上弾性表面波装置を示す断面図である。
【図3】同上圧電性基板の回路を示す模式図である。
【図4】同上他の実施の形態の弾性表面波装置を示す平
面図である。
【図5】同上圧電性基板の回路を示す模式図である。
【符号の説明】 1 圧電性基板 2 弾性表面波素子としてのインターデジタルトラン
スデューサパターン 3 入力部 4 出力部 5,6 入力側接地部 7,8 出力側接地部 11 外囲器 12 入力パターン 13 出力パターン 14 接地パターン 17 非導体部 18 入力側接地パターン 19 出力側接地パターン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性表面波素子の入力部に接続される入
    力パターンと、 前記弾性表面波素子の出力部に接続される出力パターン
    と、 前記弾性表面波素子の接地部に接続され非導電性の非導
    体部が形成された接地パターンとを具備したことを特徴
    とする外囲器。
  2. 【請求項2】 圧電性基板と、 この圧電性基板に形成され、入力部、出力部および接地
    部を有する弾性表面波素子と、 前記入力部に接続された入力パターン、前記出力部に接
    続された出力パターン、および、前記接地部に接続され
    非導電性の非導体部が形成された接地パターンを備えた
    外囲器とを具備したことを特徴とする弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】 非導体部は、入力パターンおよび出力パ
    ターン間に位置し入力パターンおよび出力パターン間に
    形成されたことを特徴とする請求項2記載の弾性表面波
    装置。
  4. 【請求項4】 非導体部は、溝にて構成されていること
    を特徴とする請求項2記載の弾性表面波装置。
  5. 【請求項5】 接地部は、入力側接地部および出力側接
    地部を有し、 接地パターンは、前記入力側接地部に接続される入力側
    接地パターンおよび出力側接地部に接続される前記出力
    側パターンを有し、 前記入力側接地パターンおよび前記出力側接地パターン
    は、少なくとも一部が電気的に接続され非導体部により
    分離されていないことを特徴とする請求項2ないし4い
    ずれか記載の弾性表面波装置。
  6. 【請求項6】 接地部は、入力側接地部および出力側接
    地部を有し、 接地パターンは、前記入力側接地部に接続される入力側
    接地パターンおよび出力側接地部に接続される前記出力
    側パターンを有し、 前記入力側接地パターンおよび前記出力側接地パターン
    は、非導体部で電気的に分離されていることを特徴とす
    る請求項2ないし4いずれか記載の弾性表面波装置。
  7. 【請求項7】 弾性表面波素子部は、複数段で構成され
    ていることを特徴とする請求項2ないし6いずれか記載
    の弾性表面波装置。
  8. 【請求項8】 圧電性基板と外囲器とは、フェースダウ
    ンボンディング方式で接合されていることを特徴とする
    請求項2ないし7いずれか記載の弾性表面波装置。
  9. 【請求項9】 弾性表面波素子部は、複数個形成されて
    いることを特徴とする請求項2ないし8いずれか記載の
    弾性表面波装置。
  10. 【請求項10】 接地パターンは、それぞれの弾性表面
    波素子部毎に電気的に分離されていることを特徴とする
    請求項9記載の弾性表面波装置。
  11. 【請求項11】 弾性表面波素子は、多段に接続されて
    設けられていることを特徴とする請求項9または10記
    載の弾性表面波装置。
  12. 【請求項12】 非導体部は、弾性表面波素子の多段間
    に形成されていることを特徴とする請求項11記載の弾
    性表面波装置。
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