JPH07283037A - トランス - Google Patents
トランスInfo
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- JPH07283037A JPH07283037A JP7321394A JP7321394A JPH07283037A JP H07283037 A JPH07283037 A JP H07283037A JP 7321394 A JP7321394 A JP 7321394A JP 7321394 A JP7321394 A JP 7321394A JP H07283037 A JPH07283037 A JP H07283037A
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- primary winding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電子機器に使用されるトランスにおい
て、低ノイズのトランスを提供することを目的とする。 【構成】 複数の分割つば３２により複数の分割巻溝３
３を持つ巻枠３１に、一次巻線３４、二次巻線３５、補
助一次巻線３７をそれぞれの全てまたは一部を並列また
は直列に分割して分割巻溝ごとに一次巻線３４の分割部
分と二次巻線３５の分割部分を交互に巻回し、補助一次
巻線３７の分割部分を二次巻線３５の分割部分の上に巻
回して、これに磁芯３８を組み込んだ構成とする。
て、低ノイズのトランスを提供することを目的とする。 【構成】 複数の分割つば３２により複数の分割巻溝３
３を持つ巻枠３１に、一次巻線３４、二次巻線３５、補
助一次巻線３７をそれぞれの全てまたは一部を並列また
は直列に分割して分割巻溝ごとに一次巻線３４の分割部
分と二次巻線３５の分割部分を交互に巻回し、補助一次
巻線３７の分割部分を二次巻線３５の分割部分の上に巻
回して、これに磁芯３８を組み込んだ構成とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器のスイッチ
ング電源用として使用されるトランスに関するものであ
る。
ング電源用として使用されるトランスに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】スイッチング電源用のトランスでは入力
側の一次巻線と出力側の二次巻線、さらに発振と出力電
圧の安定化を図る補助一次巻線で構成されている。補助
一次巻線は入力側であり、一次巻線と二次巻線および補
助一次巻線と二次巻線の間には動作上、安全規格上必要
な電気的、構造的な絶縁を施す必要がある。また理想的
な動作をさせるためには一次巻線と二次巻線および二次
巻線と補助一次巻線の結合度を向上させ、漏れインダク
タンスを減少させ、かつ各巻線間の静電容量と各巻線が
持つ浮遊静電容量を減少させる必要がある。これはスイ
ッチング動作時の過渡振動を小さくし、不要なノイズ成
分の発生、伝達を防止し、電源効率を悪化させないため
である。
側の一次巻線と出力側の二次巻線、さらに発振と出力電
圧の安定化を図る補助一次巻線で構成されている。補助
一次巻線は入力側であり、一次巻線と二次巻線および補
助一次巻線と二次巻線の間には動作上、安全規格上必要
な電気的、構造的な絶縁を施す必要がある。また理想的
な動作をさせるためには一次巻線と二次巻線および二次
巻線と補助一次巻線の結合度を向上させ、漏れインダク
タンスを減少させ、かつ各巻線間の静電容量と各巻線が
持つ浮遊静電容量を減少させる必要がある。これはスイ
ッチング動作時の過渡振動を小さくし、不要なノイズ成
分の発生、伝達を防止し、電源効率を悪化させないため
である。
【０００３】従来のトランスは、図５、図６に示すよう
に構成されていた。すなわち、図５では両端につばを有
する巻枠１に２個に分割される一方の一次巻線２ａを巻
回し、その一次巻線２ａの上に二次巻線３を巻回し、こ
の二次巻線３の上に残りの一次巻線２ｂを巻回し、その
一次巻線２ｂの上に補助一次巻線４を巻回して、この巻
枠１に磁芯５を組み込んで構成していた。上記各巻線間
は粘着テープ６で絶縁されるとともに巻幅は絶縁スペー
サ７で規制されている。巻線間の対向面積は大きく粘着
テープ６の厚みは必要最小限に抑えられるため、結合度
は高く静電容量も大きい。
に構成されていた。すなわち、図５では両端につばを有
する巻枠１に２個に分割される一方の一次巻線２ａを巻
回し、その一次巻線２ａの上に二次巻線３を巻回し、こ
の二次巻線３の上に残りの一次巻線２ｂを巻回し、その
一次巻線２ｂの上に補助一次巻線４を巻回して、この巻
枠１に磁芯５を組み込んで構成していた。上記各巻線間
は粘着テープ６で絶縁されるとともに巻幅は絶縁スペー
サ７で規制されている。巻線間の対向面積は大きく粘着
テープ６の厚みは必要最小限に抑えられるため、結合度
は高く静電容量も大きい。
【０００４】図６では４個の分割つば８により分割され
た５個の分割巻溝９を持つ巻枠１０に、最下段、中間、
最上段の分割巻溝９に３分割された一次巻線１１を巻回
し、下から２段目と上から２段目の分割巻溝９に２分割
された二次巻線１２を巻回し、最下段と中間の分割巻溝
９に巻回した一次巻線１１の上に２分割した補助一次巻
線１３を巻回して、この巻枠１０に磁芯１４を組み込ん
で構成していた。３分割の一次巻線１１と２分割の二次
巻線１２および２分割の補助一次巻線１３は分割つば８
により分割され、その厚みのため結合度は小さく静電容
量も小さい。
た５個の分割巻溝９を持つ巻枠１０に、最下段、中間、
最上段の分割巻溝９に３分割された一次巻線１１を巻回
し、下から２段目と上から２段目の分割巻溝９に２分割
された二次巻線１２を巻回し、最下段と中間の分割巻溝
９に巻回した一次巻線１１の上に２分割した補助一次巻
線１３を巻回して、この巻枠１０に磁芯１４を組み込ん
で構成していた。３分割の一次巻線１１と２分割の二次
巻線１２および２分割の補助一次巻線１３は分割つば８
により分割され、その厚みのため結合度は小さく静電容
量も小さい。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】近年の各種電子機器は
小型軽量化、高効率化、低コスト化の方向にある。その
キーテクノロジーのひとつにスイッチング電源の低ノイ
ズ化がある。映像関連機器では低周波から高周波まで不
要なノイズ成分の発生、伝達を防止しなければならな
い。このために一次巻線と二次巻線の結合度を重視する
ことより、各巻線間の静電容量と各巻線が持つ浮遊静電
容量の減少を重視することが必要となる。ただし動作
上、安全規格上必要な電気的、構造的絶縁の維持と、二
次巻線と補助一次巻線の結合度を向上させる必要もあ
る。
小型軽量化、高効率化、低コスト化の方向にある。その
キーテクノロジーのひとつにスイッチング電源の低ノイ
ズ化がある。映像関連機器では低周波から高周波まで不
要なノイズ成分の発生、伝達を防止しなければならな
い。このために一次巻線と二次巻線の結合度を重視する
ことより、各巻線間の静電容量と各巻線が持つ浮遊静電
容量の減少を重視することが必要となる。ただし動作
上、安全規格上必要な電気的、構造的絶縁の維持と、二
次巻線と補助一次巻線の結合度を向上させる必要もあ
る。
【０００６】上記従来の図５の構成では静電容量が大き
く、図６の構成では二次巻線と補助一次巻線の結合度が
小さい。この課題のため、スイッチング電源の低ノイズ
化を妨げている。
く、図６の構成では二次巻線と補助一次巻線の結合度が
小さい。この課題のため、スイッチング電源の低ノイズ
化を妨げている。
【０００７】本発明は上記従来の構成における課題を解
決するために、一次巻線と二次巻線の結合度は若干小さ
いが、二次巻線と補助一次巻線の結合度を向上させ、静
電容量は小さくし、電気的、構造的な絶縁を維持した低
ノイズ化したトランスを提供することを目的とする。
決するために、一次巻線と二次巻線の結合度は若干小さ
いが、二次巻線と補助一次巻線の結合度を向上させ、静
電容量は小さくし、電気的、構造的な絶縁を維持した低
ノイズ化したトランスを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の分割つばにより複数の分割巻溝を持
つ巻枠に、一次巻線、二次巻線、補助一次巻線のそれぞ
れの全てまたは一部を並列または直列に分割して分割巻
溝ごとに一次巻線の分割部分と二次巻線の分割部分を交
互に巻回し、補助一次巻線の全体または分割部分を全て
または一部の二次巻線の分割部分の上に巻回し、これに
磁芯を組み込んだ構成とする。
に本発明は、複数の分割つばにより複数の分割巻溝を持
つ巻枠に、一次巻線、二次巻線、補助一次巻線のそれぞ
れの全てまたは一部を並列または直列に分割して分割巻
溝ごとに一次巻線の分割部分と二次巻線の分割部分を交
互に巻回し、補助一次巻線の全体または分割部分を全て
または一部の二次巻線の分割部分の上に巻回し、これに
磁芯を組み込んだ構成とする。
【０００９】
【作用】上記構成とすることにより、一次巻線と二次巻
線は分割つばにより分割され、その厚みのため結合度は
小さく静電容量も小さくなる。二次巻線と補助一次巻線
は直接接触し結合度は大きく静電容量も大きくなるが、
補助一次巻線は一般的に数ターンであり、静電容量は一
次巻線と二次巻線の静電容量に比べ無視できるほど小さ
い。
線は分割つばにより分割され、その厚みのため結合度は
小さく静電容量も小さくなる。二次巻線と補助一次巻線
は直接接触し結合度は大きく静電容量も大きくなるが、
補助一次巻線は一般的に数ターンであり、静電容量は一
次巻線と二次巻線の静電容量に比べ無視できるほど小さ
い。
【００１０】したがって一次巻線と二次巻線の結合度は
犠牲にするものの、各巻線間の静電容量と各巻線が持つ
浮遊静電容量の減少と、電気的、構造的絶縁の維持と、
二次巻線と補助一次巻線の結合度の向上を達成すること
ができる。
犠牲にするものの、各巻線間の静電容量と各巻線が持つ
浮遊静電容量の減少と、電気的、構造的絶縁の維持と、
二次巻線と補助一次巻線の結合度の向上を達成すること
ができる。
【００１１】なお一次巻線と二次巻線の結合度の改善、
静電容量の更なる減少は、分割つばを増やし、分割巻枠
を増やすことにより達成できる。動作上、安全規格上必
要な電気的、構造的絶縁はそのつばにより維持でき、補
助一次巻線に三層の絶縁被覆を施した導線を使用するこ
とにより安全規格への対応が可能となる。
静電容量の更なる減少は、分割つばを増やし、分割巻枠
を増やすことにより達成できる。動作上、安全規格上必
要な電気的、構造的絶縁はそのつばにより維持でき、補
助一次巻線に三層の絶縁被覆を施した導線を使用するこ
とにより安全規格への対応が可能となる。
【００１２】
（実施例１）以下、本発明の第１の実施例について図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【００１３】図１に本発明の第１の実施例のトランスの
断面図、図２に同トランスの結線図を示す。図１に示す
ように、４個の分割つば３２により分割された５個の分
割巻溝３３を持つ巻枠３１に、３つに分割され直列に接
続された一次巻線３４を最下段、中間、最上段の分割巻
溝３３に２個に分割され並列に接続された二次巻線３５
を下から２段目と上から２段目の分割巻溝に巻回し、三
層の絶縁被覆を施した導線を使用し２つに分割され並列
に接続した補助一次巻線３７を上記二次巻線３５の上に
巻回して、この巻枠３１に磁芯３８を組み込んでトラン
スを構成する。
断面図、図２に同トランスの結線図を示す。図１に示す
ように、４個の分割つば３２により分割された５個の分
割巻溝３３を持つ巻枠３１に、３つに分割され直列に接
続された一次巻線３４を最下段、中間、最上段の分割巻
溝３３に２個に分割され並列に接続された二次巻線３５
を下から２段目と上から２段目の分割巻溝に巻回し、三
層の絶縁被覆を施した導線を使用し２つに分割され並列
に接続した補助一次巻線３７を上記二次巻線３５の上に
巻回して、この巻枠３１に磁芯３８を組み込んでトラン
スを構成する。
【００１４】この構成により、一次巻線３４と二次巻線
３５は分割つば３２により分割され、その厚みのため結
合度は小さく静電容量も小さくなる。しかし本実施例で
は分割つば数と分割巻溝数を４個と５個に設定すること
により、図５に示す従来のトランスと比較し結合度は若
干劣る程度に抑えている。二次巻線３５と補助一次巻線
３７は直接接触し、結合度は大きく静電容量も大きくな
るが、補助一次巻線３７は一般的に数ターンであり、静
電容量は一次巻線３４と二次巻線３５の静電容量に比べ
無視できるほど小さい。動作上、安全規格上必要な電気
的、構造的な絶縁は分割つば３２と三層の絶縁被覆を施
した導線を使用した補助一次巻線３７により維持でき
る。本実施例では二次巻線３５を並列に分割している
が、各巻線で大電流が流れる巻線を並列に分割し各巻線
の導線径を一種類とすることも容易である。
３５は分割つば３２により分割され、その厚みのため結
合度は小さく静電容量も小さくなる。しかし本実施例で
は分割つば数と分割巻溝数を４個と５個に設定すること
により、図５に示す従来のトランスと比較し結合度は若
干劣る程度に抑えている。二次巻線３５と補助一次巻線
３７は直接接触し、結合度は大きく静電容量も大きくな
るが、補助一次巻線３７は一般的に数ターンであり、静
電容量は一次巻線３４と二次巻線３５の静電容量に比べ
無視できるほど小さい。動作上、安全規格上必要な電気
的、構造的な絶縁は分割つば３２と三層の絶縁被覆を施
した導線を使用した補助一次巻線３７により維持でき
る。本実施例では二次巻線３５を並列に分割している
が、各巻線で大電流が流れる巻線を並列に分割し各巻線
の導線径を一種類とすることも容易である。
【００１５】したがって一次巻線３４と二次巻線３５の
結合度は若干犠牲にするものの、二次巻線３５と補助一
次巻線３７の結合度の向上と各巻線間の静電容量と各巻
線が持つ浮遊静電容量の減少と、電気的、構造的な絶縁
の維持を達成することができる。さらに導線種の統一、
絶縁テープ不要の構成とすることで部品点数、製造工数
の削減が達成できる。
結合度は若干犠牲にするものの、二次巻線３５と補助一
次巻線３７の結合度の向上と各巻線間の静電容量と各巻
線が持つ浮遊静電容量の減少と、電気的、構造的な絶縁
の維持を達成することができる。さらに導線種の統一、
絶縁テープ不要の構成とすることで部品点数、製造工数
の削減が達成できる。
【００１６】（実施例２）以下、本発明の第２の実施例
について図面を参照しながら説明する。
について図面を参照しながら説明する。
【００１７】図３に本発明の第２の実施例のトランスの
断面図、図４に同トランスの結線図を示す。図３に示す
ように、５個の分割つば３２により分割された６個の分
割巻溝３３を持つ巻枠３１に、一方の二次巻線３６を最
下段の分割巻溝３３に巻回し、３個に分割し直列に接続
した一次巻線３４を下から２段目、４段目、最上段分割
巻溝３３に巻回し、三層の絶縁被覆を施した導線を使用
した補助一次巻線３７を下から３段目の分割巻溝３３に
巻回し、２個に分割され並列接続された他方の二次巻線
３５を下から３段目の分割巻溝３３の補助一次巻線３７
の上と上から２段目の分割巻溝３３に巻回して、この巻
枠３１に磁芯３８を組み込んでトランスを構成する。
断面図、図４に同トランスの結線図を示す。図３に示す
ように、５個の分割つば３２により分割された６個の分
割巻溝３３を持つ巻枠３１に、一方の二次巻線３６を最
下段の分割巻溝３３に巻回し、３個に分割し直列に接続
した一次巻線３４を下から２段目、４段目、最上段分割
巻溝３３に巻回し、三層の絶縁被覆を施した導線を使用
した補助一次巻線３７を下から３段目の分割巻溝３３に
巻回し、２個に分割され並列接続された他方の二次巻線
３５を下から３段目の分割巻溝３３の補助一次巻線３７
の上と上から２段目の分割巻溝３３に巻回して、この巻
枠３１に磁芯３８を組み込んでトランスを構成する。
【００１８】本実施例は２出力仕様で一方の二次巻線３
５と他方の二次巻線３６の２つが必要とされ、二次巻線
３５の出力は高安定度が要求される場合の例である。こ
の構成により、第１の実施例と比べ二次巻線３５と補助
一次巻線３７の結合度は若干小さくなるが、一次巻線３
４と補助一次巻線３７の結合度も小さくすることがで
き、入力電圧変化などの一次巻線３４に加わる変化の影
響を補助一次巻線３７に与えにくくし、発振と出力電圧
の安定化を達成できる。また二次巻線３６は安定度を要
求されない出力として付加しているが、二次巻線３５の
上に巻回することにより高安定度の出力を得ることがで
きる。
５と他方の二次巻線３６の２つが必要とされ、二次巻線
３５の出力は高安定度が要求される場合の例である。こ
の構成により、第１の実施例と比べ二次巻線３５と補助
一次巻線３７の結合度は若干小さくなるが、一次巻線３
４と補助一次巻線３７の結合度も小さくすることがで
き、入力電圧変化などの一次巻線３４に加わる変化の影
響を補助一次巻線３７に与えにくくし、発振と出力電圧
の安定化を達成できる。また二次巻線３６は安定度を要
求されない出力として付加しているが、二次巻線３５の
上に巻回することにより高安定度の出力を得ることがで
きる。
【００１９】したがって第１の実施例に示す効果に加
え、容易に結合度の微調整を達成でき、多出力仕様に対
応できる。
え、容易に結合度の微調整を達成でき、多出力仕様に対
応できる。
【００２０】なお、上記実施例に加えて、巻線のそれぞ
れの全てまたは一部を並列または直列に分割して、一次
巻線、二次巻線、補助一次巻線の導線径を一種類とし低
コスト化が達成できる。補助一次巻線の分割部分を一部
または全ての二次巻線の分割部分の下に巻回配置して、
補助一次巻線と二次巻線の結合度の微調整が可能とな
る。多出力仕様で複数の二次巻線が必要とされる場合
は、複数の二次巻線それぞれの全てまたは一部を並列ま
たは直列に分割配置して、出力電圧の必要とされる安定
度に応じて一次巻線またはほかの二次巻線との結合度の
微調整が可能となる。
れの全てまたは一部を並列または直列に分割して、一次
巻線、二次巻線、補助一次巻線の導線径を一種類とし低
コスト化が達成できる。補助一次巻線の分割部分を一部
または全ての二次巻線の分割部分の下に巻回配置して、
補助一次巻線と二次巻線の結合度の微調整が可能とな
る。多出力仕様で複数の二次巻線が必要とされる場合
は、複数の二次巻線それぞれの全てまたは一部を並列ま
たは直列に分割配置して、出力電圧の必要とされる安定
度に応じて一次巻線またはほかの二次巻線との結合度の
微調整が可能となる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明は低ノイズ化を達成
するとともに、各種電源仕様への柔軟な対応、部品点
数、製造工数の削減などの長所を備えるスイッチング電
源用のトランスである。すなわち小型軽量化、高効率
化、低コスト化の進む電子機器に最適のスイッチング電
源用のトランスを提供でき、その工業的価値を高めるも
のである。
するとともに、各種電源仕様への柔軟な対応、部品点
数、製造工数の削減などの長所を備えるスイッチング電
源用のトランスである。すなわち小型軽量化、高効率
化、低コスト化の進む電子機器に最適のスイッチング電
源用のトランスを提供でき、その工業的価値を高めるも
のである。
【図１】本発明の第１の実施例を示すトランスの断面図
【図２】本発明の第１の実施例を示すトランスの結線図
【図３】本発明の第２の実施例を示すトランスの断面図
【図４】本発明の第２の実施例を示すトランスの結線図
【図５】従来のトランスの断面図
【図６】従来のトランスの断面図
３１ 巻枠 ３２ 分割つば ３３ 分割巻溝 ３４ 一次巻線 ３５ 二次巻線 ３６ 別の二次巻線 ３７ 補助一次巻線 ３８ 磁芯
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の分割つばにより複数の分割巻溝を
持つ巻枠に、一次巻線、二次巻線、補助一次巻線のそれ
ぞれの全てまたは一部を並列または直列に分割して分割
巻溝ごとに一次巻線の分割部分と二次巻線の分割部分を
交互に巻回し、補助一次巻線の全体または分割部分を全
てまたは一部の二次巻線の分割部分の上に巻回し、これ
に磁芯を組み込んでなるトランス。 - 【請求項２】 補助一次巻線に三層の絶縁被覆を施した
導線を用いた請求項１記載のトランス。 - 【請求項３】 一次巻線、二次巻線、補助一次巻線の導
線径を一種類とした請求項１記載のトランス。 - 【請求項４】 補助一次巻線の全てまたは分割部分の一
部を二次巻線の分割部分の下に巻回配置した請求項１記
載のトランス。 - 【請求項５】 複数の二次巻線のそれぞれの全てまたは
一部を並列または直列に分割した請求項１記載のトラン
ス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06073213A JP3130200B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06073213A JP3130200B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | トランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283037A true JPH07283037A (ja) | 1995-10-27 |
| JP3130200B2 JP3130200B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=13511666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06073213A Expired - Fee Related JP3130200B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3130200B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998057339A1 (fr) * | 1997-06-13 | 1998-12-17 | Samwha Tecom Co., Ltd. | Transformateur a fentes |
| KR100791727B1 (ko) * | 2005-03-31 | 2008-01-03 | 산켄덴키 가부시키가이샤 | 트랜스 |
| JP2008047595A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Murata Mfg Co Ltd | トランス |
| JP2012186351A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Fuji Electric Co Ltd | 高周波トランス |
| JP2015050451A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 台達電子企業管理（上海）有限公司 | 変圧器 |
| WO2015063870A1 (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 株式会社テーケィアール | スイッチング電源装置 |
| JP2016144375A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 株式会社タムラ製作所 | トランス及びスイッチング電源装置 |
| US20180013350A1 (en) | 2016-07-05 | 2018-01-11 | Tamura Corporation | Transformer and switched-mode power supply apparatus |
| US10262789B2 (en) | 2016-07-05 | 2019-04-16 | Tamura Corporation | Transformer and switched-mode power supply apparatus |
| EP3267445B1 (en) * | 2016-07-06 | 2020-06-03 | Tamura Corporation | Transformer and switched-mode power supply apparatus |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009098824A1 (ja) | 2008-02-06 | 2009-08-13 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | トランスおよびトランス装置 |
| JP7223187B1 (ja) | 2022-03-22 | 2023-02-15 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート、外装部材の製造方法および外装部材 |
-
1994
- 1994-04-12 JP JP06073213A patent/JP3130200B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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