JPH07282087A - 情報構造化表示装置 - Google Patents

情報構造化表示装置

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JPH07282087A
JPH07282087A JP6092911A JP9291194A JPH07282087A JP H07282087 A JPH07282087 A JP H07282087A JP 6092911 A JP6092911 A JP 6092911A JP 9291194 A JP9291194 A JP 9291194A JP H07282087 A JPH07282087 A JP H07282087A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な大量の情報に対して様々な観点による
分析を可能とするため、構造化表示の軸とする単語の複
数のキーワードの検索語によって、多次元の軸に沿った
構造化表示を可能する情報構造化表示装置を提供する。 【構成】 情報を構造化表示する次元の軸とする単語を
入力する構造化軸単語入力手段と、構造化表示対象の情
報を保持するデータベースと、前記構造化軸単語入力手
段により入力された単語を検索語として用い前記データ
ベースから表示情報を検索する情報検索手段と、検索し
た表示情報を構造化表示する次元の軸に沿って配置した
一覧表として表示する構造化表示処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報構造化表示装置に
関し、特に、データベース内に蓄積された大量の情報を
検索キーに基づき検索して表示する場合に、その情報の
内容について様々な視点から分析するため、複数の検索
キーに基づくn次元の軸に沿って構造化した表示形式で
表示を行う情報構造化表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、データベースの普及と計算機能力
の発達により、大量の情報がデータベースに蓄積され、
検索して利用されるようになってきた。しかし、その一
方で、大規模データベースになった場合、蓄積された大
量のデータベースの情報を利用する上で、データベース
の情報を検索する場合の分類情報をデータベース構築時
にあらかじめ決定しておくことは難しい。そのため、デ
ータベースにおける大量の情報に対して、全体像やその
構造上の特徴などを把握することが非常に困難となって
いる。
【0003】このような問題に対しては、例えば、特開
昭63−157229号公報に記載されている「多次元
ブラウジング方式」の提案例のように、電子化文書の情
報を整理して、その検索結果のブラウジングをしやすく
するために、電子化文書に対して、紙の文書をファイリ
ングする際の六つ山見出しと同様な見出し機能を設け
て、自動的に分類・整理する見出し検索・表示方法の提
案がある。
【0004】また、例えば、大量の情報をキーワードに
より整理しようとした場合、単語の表現上の揺れ(類似
概念の範囲,曖昧性の許容範囲など)をどこまで吸収す
るかが重要な問題になる。これに対しては、例えば、特
開平5−28199号公報に記載されている「文書検索
装置」のように、各々の単語に対してその類義語・上位
語・下位語を階層構造の形で記述した関連語辞書を持
ち、検索キーに対してどこまで関連語を展開するかを利
用者に選択させ、それに応じて類似検索を行う方法の提
案がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−157229号公報で提案されている六つ山見出
しのような紙のファイリング技術の応用は、電子文書を
分類し、かつ整理には有効であるが、大量のデータベー
スの複雑な情報を様々な観点から構造化して、全体像の
把握を行うには有効に利用できない。
【0006】また、一つ情報の検索が目的の場合は、例
えば、先に例示した特開平5−28199号公報で提案
されているような綿密な関連語の展開が有効であるが、
大量の情報のデータベース全体の構造化の展開が目的の
場合には、更に、少しずつの類似概念の範囲の柔軟度を
「上げる」または「下げる」というように、利用者の要
求に柔軟に応えるような機構の関連語の展開が必要にな
ってくる。
【0007】本発明は、上述のような様々な題題を解決
するためになされたものであり、したがって、本発明の
第1の目的は、複雑な大量の情報に対して様々な観点に
よる分析を可能とするため、構造化表示の軸とする単語
の複数のキーワードの検索語によって、多次元の軸に沿
った構造化表示を可能する情報構造化表示装置を提供す
ることにある。また、本発明の第2の目的は、更に、利
用者に容易な柔軟度の設定を可能として、情報の柔軟な
構造化表示を可能にする情報構造化表示装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の情報構造化表示装置は、情報を構造化表示
する次元の軸とする単語を入力する構造化軸単語入力手
段(101)と、構造化表示対象の情報を保持するデー
タベース(102)と、前記構造化軸単語入力手段によ
り入力された単語を検索語として用い前記データベース
から表示情報を検索する情報検索手段(103)と、検
索した表示情報を構造化表示する次元の軸に沿って配置
した一覧表として表示する構造化表示処理手段(10
4)とを有することを特徴とする。
【0009】また、本発明の情報構造化表示装置におい
ては、上記の構成に加えて、更に、各々の単語の類義
語,上位語,および下位語を階層関係にしたがって格納
する関連語辞書(205)と、前記構造化軸単語入力手
段で入力した各単語に対し、検索範囲を広げる程度指数
の柔軟度を入力する柔軟度入力手段(208)と、前記
柔軟度入力手段で入力した柔軟度に応じて、前記構造化
軸入力手段で入力した単語と関連語辞書から各単語の関
連語を獲得する関連語展開手段(206)と、前記関連
語展開手段を制御し、前記関連語辞書から獲得した関連
語と柔軟度との関係を調整し、関連語から検索語を決定
する検索語制御手段(207)とを備えることを特徴と
する。
【0010】また、本発明の情報構造化表示装置におい
ては、上記の構成に加え、更に、前記関連語辞書におけ
る類義語,上位語,および下位語の階層関係にしたがっ
て、構造化表示する軸とする単語の入力時の単語選択に
用いる関連語の階層メニューの作成を行うメニュー作成
手段(309)を備えることを特徴とする。
【0011】更に、また、本発明の情報構造化表示装置
においては、上記の構成に加えて、更に、検索した表示
情報を構造化表示する次元の軸の表示形態の変更を指示
する表示軸変更手段(605)を備え、前記構造化表示
処理手段は、表示軸変更手段により変更を指示された表
示形態の次元の軸に沿って検索した表示情報を配置し表
示することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の情報構造化表示装置においては、構造
化軸単語入力手段(101)によって、情報を構造化表
示する次元の軸とする単語を入力する。ここでのデータ
ベース(102)には、構造化して表示する対象の情報
を保持しており、情報検索手段(103)が、前記構造
化軸単語入力手段により入力された単語を検索語として
用いて前記データベースから表示情報を検索する。その
後、構造化表示処理手段(104)が、検索した表示情
報を構造化表示する次元の軸に沿って配置した一覧表と
して表示する。これにより、検索された情報が構造化軸
に沿って配置された表示形式で表示される。この表示形
式では、複数のキーワードの検索語による多次元化軸に
沿って配置した一覧表となっているため、大量の複雑な
情報が様々な観点による分析に利用できる。
【0013】また、本発明の情報構造化表示装置におい
ては、上記の構成に加えて、更に、関連語辞書(20
5)が、各々の単語の類義語,上位語,および下位語を
階層関係にしたがって格納している。柔軟度入力手段
(208)が、構造化軸単語入力手段で入力した各単語
に対して、検索範囲を広げる程度の指数である柔軟度を
入力すると、関連語展開手段(206)は、柔軟度入力
手段で入力した柔軟度に応じて、前記構造化軸単語入力
手段で入力した軸の単語と関連語辞書から、各単語の関
連語を獲得する。検索語制御手段(207)は、関連語
展開手段を制御して、前記関連語辞書から獲得した関連
語と柔軟度との関係を調整し、関連語から柔軟度に応じ
ての検索語を決定する。
【0014】これにより、入力した構造化軸の単語の柔
軟度の設定が、利用者に容易に適切に行えるようにな
り、設定された柔軟度に従って関連語からの検索語を設
定できる。また、柔軟度に応じて決定された検索語を構
造化の軸の単語として、多次元の軸に沿った構造化表示
が行えるので、利用者の希望に応じて、複雑な情報の様
々な観点(多次元の軸)による分析を容易に行うことが
可能になる。
【0015】また、本発明による情報構造化表示装置に
おいては、更に、上記の構成に加えて、メニュー作成手
段(309)が備えられている。このメニュー作成手段
(309)は、前記関連語辞書における類義語,上位
語,および下位語の階層関係にしたがって、構造化表示
する軸とする単語の入力時の単語選択に用いる関連語の
階層メニューの作成を行う。これにより、利用者が、情
報を検索して構造化表示する際の次元の軸とする単語を
入力する場合に、そこでの入力する単語の入力を容易に
行うことができる。これにより、更に、情報を分析する
上での観点(多次元の軸)を様々に容易に替えて、その
多次元の軸による分析を容易に行える。
【0016】また、本発明の情報構造化表示装置におい
ては、更に、表示軸変更手段(605)が備えられてい
る。この表示軸変更手段(605)は、検索した表示情
報を構造化して表示する場合の次元の軸の表示形態の変
更を指示する。この指示を受けて、前記構造化表示手段
は、表示軸変更手段により変更を指示された表示形態の
次元の軸に沿って検索した表示情報を配置し表示する。
これにより、多次元の軸による表示形態を任意に変更す
ることができる。このため、利用者は分析の形態に合せ
た適当な表示形態の多次元の軸によって、複雑な情報の
様々な観点(多次元の軸)による分析が容易に可能にな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。なお、ここでの実施例の説明では、文献
データベースの情報に対して構造化表示を行う場合を例
として説明するが、もちろん、データベースの種類は文
献データベースに限らず、他の種類のデータベースの情
報でも良く、その場合においても、同様に本発明の情報
構造化表示装置を適用でき、同様な効果が得られる。そ
の場合、適用できるデータベースの条件としては「各デ
ータ(リレーショナル・データベースの場合はタプル)
が、検索に用いる文字列と表示に用いる文字列とを、テ
キスト・データとして保持している」ということだけで
ある。そのため、例えば、タイトルとキーワードを持つ
ものであれば、それが画像データベースであっても、文
字列による検索が可能であれば、ここでの実施例と同様
にして、同じ枠組みで構造化して表示することができ
る。
【0018】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例にかかる情報構造化表示装置の要部の構成を示す
ブロック図である。図2は、構造化の軸の単語を入力す
る入力部となるユーザインタフェース画面の構造化軸入
力画面の一例を示す図であり、図3は、構造化の軸の単
語を入力する入力部となるユーザインタフェース画面の
構造化軸入力画面の他の例を示す図である。図1におい
て、101は構造化軸入力部、102はデータベース、
103は情報検索部、104は構造化表作成部である。
図2および図3において、20は構造化軸入力画面、2
1は構造化の縦軸となる単語の入力フィールド、22は
構造化の横軸となる単語の入力フィールド、23は検索
の開始を指示する検索ボタン、24は検索空間を特に指
定する場合の構造化軸入力画面、25は検索空間入力フ
ィールドである。
【0019】構造化軸入力部101は、データベース1
02内に蓄積された大量の情報を構造化するための軸を
指示する単語(構造化軸単語)を入力する。例えば、キ
ーボード,マウスおよびCRTディスプレイなどの入出
力デバイスを用いて、ユーザインタフェース画面を通し
て、図2に示すような構造化軸入力画面20により、構
造化表示するための軸を指示する単語を入力する。この
構造化の軸の単語の入力は、縦軸と横軸の単語をそれぞ
れ個別に入力する。このため、ここでの構造化軸入力画
面20には、縦軸の単語の入力フィールド21と、横軸
の単語の入力フィールド22とが設けられ、更に、縦軸
と横軸の単語を入力が終了した時に検索の開始を指示す
る検索ボタン23とが設けられている。
【0020】構造化軸入力部101は、もちろん、後に
他の実施例の場合について説明するが、ユーザインタフ
ェース画面として、予じめ用意されたメニュー画面を用
い、マウスやトラックボールのようなポインティング・
デバイスによる選択操作によって、構造化する軸を指示
する縦軸と横軸の単語を入力できるような構成としても
良い。また、図2に示したような構成化軸入力画面20
では、縦軸の単語の入力フィールド21と横軸の単語の
入力フィールド22は、共に構造化の軸とする単語が4
ワードしか入力できないようになっているが、例えば、
スクロール・ウィンドウにより入力フィールドの領域を
拡張して、更に多くの軸とする単語を入力できるように
して良い。ここでは多次元の構造化の軸は、縦軸と横軸
との2軸による指定としているが、後述するように、更
に別の軸の指定し、その軸に設定する複数の単語を入力
できるようにしても良い。
【0021】このように、構造化軸入力画面(20,2
4)により、構造化する軸の単語の入力を完了すると、
次に、検索ボタン23による検索開始の指示を行う。こ
れにより、情報検索部103は、入力された構造化する
軸の縦軸の単語および横軸の単語を用いて、データベー
ス102から、多次元の軸で構造化表示する表示情報を
データベース102から検索する。この場合、入力され
た縦軸の単語と横軸の単語との全ての組合せについてA
ND検索を行うが、検索対象とする情報が、データベー
スの情報の全てであるとすると、一時的な検索を行う場
合にも、入力された縦軸の単語と横軸の単語との組合せ
が適切であるか否かを判定するため、データベースの情
報の全てを検索対象としてAND検索を行う。なお、そ
の場合、データベースの情報の量が膨大な量であると、
その検索時間が長くかかるので、その場合には、図3に
示すような検索空間を指定できる構造化軸入力画面24
により、検索空間を指示して、検索対象の全体空間を絞
り込む指示を行う。これにより、検索対象の空間が絞り
込まれた形態で検索が行なわれるので、検索時間が短く
て済む。この検索空間の指定は、設定した構造化表示を
行う軸とする単語が適切であるか否かをチェックすめた
めに有効に利用できる。
【0022】図3には、検索空間を指定する場合の構造
化軸入力画面の一例を示している。ここでの構造化軸入
力画面24には、更に検索対象の空間を指定するための
検索空間入力フィールド25が設けられている。検索空
間入力フィールド25により検索対象とするデータベー
スの空間を指定する。検索対象のデータベースの空間が
指定されると、情報検索部103では、指定の検索空間
を対象とする検索処理が行なわれる。つまり、図3に示
すように、検索空間入力フィールド25に「知識」が指
定されていると、AND検索を行う時に、つまり、構造
化軸の一覧表の表示形態の1つのセルの検索を行う場合
において、(縦軸の単語)×(横軸の単語)で検索を行
う場合に、更に検索空間を含めたAND検索を行い、
(縦軸の単語)×(横軸の単語)×(検索空間の単語)
での検索を行うことになる。
【0023】具体例で説明すると、(縦軸の単語)×
(横軸の単語)での検索が『(データベース)×(知識
獲得)』の検索となる場合には、更に検索空間のAND
条件が加わり、『(データベース)AND(知識獲得)
AND(知識)』という検索を行うことになる。もちろ
ん、予じめ検索空間として指定した単語の「知識」で検
索を行っておき、その検索結果に対して各々の軸となる
単語の組合せの検索を行うようにしても良い。
【0024】このような構造化軸入力画面24によっ
て、縦軸の単語,横軸の単語,および検索空間の単語を
入力する各々の入力フィールドにそれぞれのデータが入
力されると、これらのデータにより検索が行なわれる。
その場合、入力された各々のデータは検索語として、後
で説明するように、SQL言語による検索プログラムの
処理で、その各々の検索キーのデータとして与えられて
検索処理が行なわれる。このため、これらの検索語とさ
れるデータは、例えば、図4に示すように、テキスト形
式のデータ26として保持される。つまり、縦軸として
入力された各々の単語は配列変数COLUM(n)とし
て代入され、横軸として入力された各々の単語は配列変
数ROW(n)として代入される。また、検索対象の空
間の指定データは、変数S_SPACEとして代入され
る。更に、構造化表示する場合の一覧表の表示形態の指
定のために、表形式の構造指定データが「N(colu
mn)=4;N(row)=3」として代入される。
【0025】ところで、データベース102が文献デー
タべースである場合には、例えば、図5に示すように、
文献の内容を表現するそれぞれのキーワードが、1つの
データベーススキーマのテーブル27として蓄積されて
いる。このテーブル27のデータベースの情報は、整理
番号(No.)のデータ列27a,名前(Name)の
データ列27b,キーワード(Keywords)のデ
ータ列27cの各々のデータ列の組合せで構成される。
【0026】また、別の形態で蓄積されている文献デー
タべースのデータとして、例えば、図7に示すように、
文献の内容を記述した抄録が、1つのデータベースのデ
ータ列として、データベースのテーブル29に蓄積され
ている。このテーブル29のデータベースの情報は、前
述したキーワードの情報のデータベースのテーブルと同
様に、整理番号(No.)のデータ列29a,名前(N
ame)のデータ列29b,抄録(Abstract)
のデータ列29cの各々のデータ列の組合せで構成され
る。もちろん、このようなデータベーススキーマのテー
ブルが、キーワードと抄録との双方のデータ列を持つテ
ーブルとして構成されていても良い。その場合には、文
献データべースは、例えば、整理番号(No.),名前
(Name),抄録(Abstract),キーワード
(Keywords)の各々のデータ列の組合せで構成
されることになる。
【0027】データベースの情報が、どのような種類の
データ(データ列)を持つかはデータベースの設計者に
任されている。しかしながら、あるデータベースの情報
に対して、本発明による情報構造化表示を行う場合に、
必要となる条件は、検索した情報を表示する際の表示情
報として用いるためのデータ列と、検索に用いるための
データ列とが決められることである。つまり、図5に示
したように、キーワードの情報のデータベースの場合、
キーワード(Keywords)のデータ列27cを検
索に用いことでき、また、図7に示すような抄録のデー
タベースの場合には、抄録(Abstract)のデー
タ列29cを検索に用いることができるように指定でき
ることである。また、どちらの場合においても、検索結
果の表示には、名前(Name)のデータ列(27b,
29b)を用て、その内容を表示する。データベース自
体の構造は、例えば、ここでは通常のリレーショナル・
データベースを用いるが、キーワードの部分一致検索の
行える構造であれば、他の形式の構造のデータベースで
もあっても良い。
【0028】通常のリレーショナル・データベースの構
造であれば、一般的には、SQL言語を用いて検索処理
が行えるので、ここでの情報検索部103においても、
SQL言語による検索コマンドを用いて、構造化表示を
行う際の多次元表示の軸とする単語を1つの検索語(検
索キー)として検索処理を行うようにしている。しか
し、また、この場合、SQL言語を用いなくても、キー
ワードの部分一致検索が行えるものであれば良いので、
その検索処理の手法の種類は問われない。
【0029】図6および図8は、それぞれSQL言語に
よる検索処理の検索ステートメントを説明する図であ
る。図6には、図5に示した文献データベースのキーワ
ードに対するSQL言語の検索コマンドの一例を示し、
図8には、図7に示した文献データベースの抄録に対す
るSQL言語の検索コマンドの一例を示している。この
ように、SQL言語を用いて検索を行う場合には、例え
ば、図6および図8にそれぞれ示すような検索コマンド
のステートメントにより、部分一致検索を行う。
【0030】ここでは、図6に示すように、文献データ
ベースのキーワードに対するSQL言語の検索コマンド
28は、検索空間を指定しない場合には、検索ステート
メント28aにより部分一致検索を行う。つまり、文献
データベース“LiteratureDB”のデータベ
ースから、そのキーワード(Keywords)のデー
タ列のデータに対して、1つの縦軸の単語“データベー
ス”と、1つの横軸の単語“知識取得”との2つの検索
語のAND条件での部分一致検索を行う。この部分一致
検索を軸の単語をそれぞれに順次に替えてその全ての組
合せについて行い、後述する構造化表示を行う一覧表の
1つ表示領域(セル)毎に順次に表示する。
【0031】また、検索対象とする検索空間が指定され
ている場合には、同様に検索ステートメント28bによ
って部分一致検索を行う。つまり、文献データベース
“LiteratureDB”のデータベースから、そ
のキーワードのデータ列のデータに対して、1つの縦軸
の単語“データベース”と、1つの横軸の単語“知識取
得”と、検索空間“知識”との3つの検索語のAND条
件での部分一致検索を行う。これを軸の単語をそれぞれ
に替えて順次にその全ての組合せについて行い、構造化
表示を行う一覧表の1つの表示領域(セル)毎に順次に
表示する。
【0032】図8に示すように、文献データベースの抄
録に対するSQL言語の検索コマンド30では、検索空
間を指定しない場合には、同じく、検索ステートメント
30aによって部分一致検索を行う。つまり、文献デー
タベース“LiteratureDB”のデータベース
から、その抄録(Abstract)のデータ列のデー
タに対して、1つの縦軸の単語“データベース”と1つ
の横軸の単語“知識取得”とのAND条件で部分一致検
索を行う。これを軸の単語をそれぞれに順次に替えてそ
の全ての組合せについて行い、後述するように、構造化
表示を行う一覧表の1つの表示領域(セル)毎に順次に
表示する。また、検索対象とする検索空間を指定してい
る場合には、検索ステートメント30bにより部分一致
検索を行う。つまり、文献データベース“Litera
tureDB”のデータベースから、その抄録のデータ
列のデータに対して、1つの縦軸の単語“データベー
ス”と、1つの横軸の単語“知識取得”と、検索空間
“知識”と3つのAND条件での部分一致検索を行う。
これを軸の単語をそれぞれに替えてその全ての組合せに
ついて順次に行い、後述する構造化表示を行う一覧表の
1つの表示領域(セル)毎に順次に表示する。
【0033】図9は、検索した情報を構造化表示する場
合の一覧表の表示形態の一例を示す図である。構造化表
作成部104では、例えば、図9に示すように、一覧表
31の表示形態において、構造化表示する各々の軸の単
語でのAND検索を行った結果の表示情報を、その一覧
表31のそれぞれの軸の対応の表示領域(セル)31c
毎に表示する。つまり、この一覧表31には、各々に検
索された表示情報が、構造化表示する軸に対応して、例
えば、縦軸31aの単語と、横軸31bの単語とに対応
して、その対応の位置にが割り付けらて表示される。図
9に示す一覧表31の表示形態は、図5(図7)に示す
ような文献データベースのデータベースに対して、図2
(図3)に示すように構造化軸の各々の単語を設定し
て、部分一致検索を行った場合の検索結果の表示例とな
っている。
【0034】具体的に説明すると、例えば「データベー
ス」と「知識表現」とのAND検索により検索した結
果、得られた検索結果のキーワード「RDB入門」の表
示情報は、その対応の位置の縦軸の単語が「データベー
ス」であり、横軸の単語が「知識表現」である対応位置
の表示領域(セル)31cにおいて表示される。また、
例えば、縦軸の単語の「人工知能」と横軸の単語の「知
識獲得」のAND検索により検索された結果、得られた
キーワード「知識工学」,「人工の心」および「人工知
能入門」の3件の表示情報は、その各々の軸の対応位置
(縦軸の単語が「人工知能」であり、横軸の単語が「知
識獲得」である最左最下の位置)の表示領域(セル)に
おいて表示される。
【0035】このような一覧表31の表示形態は、表の
各セルの大きさは制限されたものであるが、ユーザイン
タフェースとして、ウィンドウ・システムを用いる場
合、その各々のセルの大きさは利用者の操作により自由
に変更できる。また、検索結果の表示情報の量が表示領
域(セル)の大きさを超えて大量になった場合には、そ
れに応じて表示領域(セル)の大きさを自動的に変化さ
せても良く、また、各々の表示領域(セル)の大きさを
固定しておく場合には、各々の表示領域(セル)毎にス
クロール・バーを設け、スクロール・バーの操作によっ
て、利用者の好みの表示位置で参照できるようにしても
良い。
【0036】図10は構造化表示を行う場合の一覧表の
表示形態の他の一例を示している。図10に示すよう
に、構造化表示を行う場合、例えば、縦軸の単語および
横軸の単語をタグとしたカード形式の表示形態によっ
て、それぞれに検索した結果を表示するようにしても良
い。すなわち、このカード形式の表示形態では、それぞ
れの構造化表示の軸とする単語は、各々のカード面32
における縦軸のタグ32aおよび横軸のタグ32bによ
り表現され、検索した結果はカード面32に表示され
る。
【0037】したがって、図10に示すようなカード形
式の表示形態では、各々の軸の単語のタグの選択によ
り、最上位面の表示面となるカードが選択されて表示さ
れる。この図10に示す表示例の場合、縦軸の単語のタ
グ32aおよび横軸の単語のタグ32bにより「人工知
能×知識獲得」のカード面32が選択されており、その
カード面32の中に検索結果の各々の表示情報が表示さ
れている。この場合、他の検索結果の表示情報を表示す
る(表示されるカード面を切り替える)には、各々の軸
のタグの単語をその他の構造化の軸の単語、例えば、横
軸の単語を「知識表現」とする選択操作を行うことによ
り切り替えを行う。つまり、その対応の軸の単語のタグ
をマウスなどのポインティング・デバイスより、クリッ
クする操作を行うことにより、選択操作を行ったタグの
カード面が最上位面で表示される。これにより、表示さ
れるカード面は「人工知能×知識表現」のカードとな
り、そのカード面上においてその検索結果が表示され
る。
【0038】次に、このような構成の情報構造化表示装
置の全体の処理動作について説明する。図11および図
12は、本発明の第1の実施例にかかる情報構造化表示
処理の一連の処理の流れを示すフローチャートである。
図11および図12を参照して、本発明の第1の実施例
にかかる情報構造化表示処理を説明する。利用者が情報
構造化表示システムを立ち上げると、まず、ステップS
1において、構造化の軸となる単語を入力する入力イン
タフェースの構造化軸入力画面を表示する。次に、ステ
ップS2において、検索空間と構造化に用いる単語の入
力を受け付け、次のステップS3において、検索ボタン
が押されたか否かを判定する。検索ボタンが押されたこ
とが判定されるまでは、ステップS2に戻り、構造化表
示に用いる軸の単語の入力操作を繰り返す。
【0039】この単語の入力操作では、例えば、図3に
示すように、入力インタフェース画面の構造化軸入力画
面24を表示し(ステップS1)。これに対して、利用
者がキーボードにより構造化の軸となる単語(構造化単
語)を入力する。またはマウスなどのポインティング・
デバイスによる選択操作によって、予じめ用意されたメ
ニュー画面の各メニューの項目を選択し、構造化の軸と
なる単語を入力する。図3に例示した構造化軸入力画面
24では、縦軸の単語と横軸の単語は、それぞれ、4ワ
ードずつの入力エリアしか用意されていないが、構造化
表示を行う場合の軸の単語の数は特に制限はない。必要
であれば、検索空間を絞り込む単語も同時に入力する。
ここでは、検索空間として「知識」を設定し、縦軸の構
造化を行う単語として「データベース」,「検索システ
ム」,「インタフェイス」および「人工知能」を設定
し、横軸の構造化を行う単語として「知識獲得」,「知
識表現」および「支援プログラム」を設定している。
【0040】次に、ステップS3において、検索ボタン
が押されたことが判定されると、次に、ステップS4に
おいて、検索空間が入力されているか否かを判定する。
検索空間が入力されている場合は、次のステップS5に
おいて、検索空間とする単語をスタック(R_SPAC
E)に入れた後、そうでない場合は、そのまま次のステ
ップS6に進み、次のステップS6において、構造化表
示を行う軸の単語は、縦軸および横軸が共に入力されて
いるか否かを確認する。これらの構造化表示を行う軸と
する単語の入力済の確認が得られない場合は、ステップ
S2に戻り、ステップS2からの処理を繰り返し行う。
また、入力済の確認が得られると、次に、ステップS7
において、構造化表示に用いる軸となる各単語をスタッ
ク(COLUMN,ROW)に入れ、更に、縦軸および
横軸に設定した単語数をそれぞれN(column),
N(row)に代入する。
【0041】つまり、この間の処理では、構造化軸入力
画面24において検索ボタン23が押されると、縦軸と
横軸とされる構造化単語が、最低でもそれぞれ1単語ず
つは入力されているかどうかをチェックし、もし、どち
らか1つでも構造化単語が設定されていない軸が存在す
れば、情報の2次元の構造化表示を行うことができない
ので、検索処理には入らず、再び、入力操作が行なわれ
のを待つ。もし、1次元での構造化表示を行いたい場合
には、縦軸あるいは横軸の一方の軸の単語としてワイル
ドカードを書く。縦軸および横軸のどちらの軸にも最低
1つの単語が入力された場合、これらの単語の文字列を
スタック(COLUMN,ROW)に入れる。そして、
この間に、検索空間の単語が入力されているかをチェッ
クし、入力されていれば、その単語の文字列をスタック
(R_SPACE)に入れる。そして、縦軸および横軸
として入力された構造化単語の数をN(column)
とN(row)に代入する。これにより、次のステップ
S8からの検索処理に備えられる。この結果、各々の構
造化表示を行う際に必要なデータが、それぞれの変数に
入力される(図4)。
【0042】これにより、情報構造化表示を行うための
各々のデータ入力の設定がなされたので、次のステップ
S8からの検索処理を行う。ステップS8では、縦軸方
向の軸の単語を指定して検索処理の制御を行うため、制
御変数iのインクリメントを行う。次のステップS9に
おいては、横軸方向の軸の単語を指定して検索処理の制
御を行うため、制御変数jのインクリメントを行う。そ
して、次のステップS10において(図6,図8に示し
たような)SQL言語による検索処理を行う。そして、
次のステップS11において、全ての組合せによる検索
処理を終了したか否かを判定する。全ての組合せによる
検索処理を終了していない場合には、ステップS8に戻
り、ステップS8〜ステップS11の処理で、制御変数
iおよび制御変数jの制御により縦軸および横軸の単語
を順次に替えて全ての組合せてついて、SQL言語によ
る検索処理を繰り返し行う。
【0043】このようにして処理の制御を行い、各々の
構造化の軸の単語の組合せの数だけのループを回して検
索処理を行う。つまり、縦軸の単語および横軸の単語の
全ての組合せについて、検索空間の単語が入力されてい
れば、その検索空間の単語をも含めて“AND”検索の
検索処理を行って、その検索結果を求める。この検索処
理は、例えば、SQL言語を用いる場合は、図6に示し
たような検索ステートメントにより行われる。もちろ
ん、他の検索式によるデータベースへの問合せ方式によ
る検索処理でも構わない。
【0044】ステップS8〜ステップS11の処理を繰
り返し行い、全ての組合せの検索処理が終了すると、こ
の処理を抜けてステップS12に進み、ステップS12
において、縦軸方向がN(column)個で、横軸方
向がN(row)個の一覧表の表示領域(セル)を用意
する。次に、ステップS13において、縦軸および横軸
の所定の位置に構造化表示に用いる軸の単語を表示す
る。そして、次のステップS14において、検索した結
果の表示情報を縦軸および横軸の軸単語の所定の位置の
表示領域(セル)に表示する。次に、ステップS15に
おいて、表示した表示領域(セル)から検索結果の表示
情報がはみ出してしまうか否かを判定し、はみ出してし
まう場合には、次のステップS16において、はみ出し
てしまう表示領域(セル)に対してはスクロール・バー
を付け、そうでない場合には、そのままとして、次のス
テップS17に進む。そして、ステップS17におい
て、ここで表示した構造化表示の一覧表の軸を変更する
か否かを判定する。そして、ここでの情報の構造化表示
を行った結果を利用者が見て、軸の変更の指示を出すの
で、その判定の結果により、その一覧表の軸を変更する
場合には、ステップS1に戻って、ステップS1からこ
れまでの処理を最初からやり直す。また、一覧表の軸を
変更しない場合は、それで良いので一連の処理を終了す
る。
【0045】このようにして、全ての軸の単語について
の組合せの検索処理が終了すると、例えば、図10に示
すような表示形態の一覧表の表示領域(セル)が用意さ
れ、すなわち、スタックに格納したデータにより、縦軸
方向がN(column)個で、横軸方向がN(ro
w)個の表示領域(セル)が用意され、そして、その縦
軸方向および横軸方向の所定の位置に構造化軸の表示の
ため、入力された軸の単語の文字列が順に表示される。
この例では、構造化軸の縦軸の表示エリアに「データベ
ース」,「検索システム」,「インタフェイス」および
「人工知能」の各々の文字列が上から下に順に表示さ
れ、構造化軸の横軸の表示エリアには「知識獲得」,
「知識表現」および「支援プログラム」の各々の文字列
が左から右に順に表示される。
【0046】そして、各々の構造化軸の単語の組合せに
よる検索結果が、各々の対応の位置の表示領域(セル)
に表示される。この場合、1つの表示領域(セル)に表
示する検索結果の表示情報の量が多く、表示領域(セ
ル)から表示情報がはみ出す場合には、その表示領域
(セル)にスクロール・バーをつけ、スクロール・バー
の操作により全ての表示内容を利用者が見られるように
対処する。そして、一覧表における各々のセルにおける
検索結果を見た上で、利用者が構造化軸の変更を必要と
判断すれば、その旨の指示を与えて、最初の構造化する
軸の単語の入力処理からやり直す。また、構造化する軸
の変更が必要でなければ、これでここでの一連の処理を
終了する。
【0047】以上に説明したように、このような構成の
情報構造化表示装置により、大量の情報のデータベース
の情報に対しても、十分に構造化表示を行うことが可能
になる。しかし、ここでの構造化する軸の単語の設定が
適切でない場合には、何度も軸を変更して構造化表示を
行なわなければならない。これに対しては、構造化する
軸の単語の設定入力時において、その設定入力した軸の
単語に対して類似概念の範囲の柔軟度の設定を行い、そ
の柔軟度に従って、軸として設定入力した単語により関
連語の展開を行うようにする。そして、展開を行った関
連語により構造化表示を行うようにすることによって、
容易に使い勝手よく構造化する軸の単語の設定の入力が
適切に行えるようになる。次に、このような実施例を本
発明の第2の実施例として説明する。
【0048】(第2の実施例)図13は、本発明の第2
の実施例にかかる情報構造化表示装置の要部の構成を示
すブロック図である。図14は、本発明の第2の実施例
にかかる情報構造化表示装置の柔軟度入力部となるユー
ザインタフェース入力画面の一例を示す図である。第2
の実施例の情報構造化表示装置においても、前述との場
合と同様に、文献データベースに対して、その情報の構
造化表示を行う場合の例で説明する。第2の実施例の情
報構造化表示装置においては、更に、構造化表示を行う
場合の軸単語の入力操作を簡易に行うために、柔軟度を
入力する機構を加える構成としている。このため、更
に、入力した柔軟度から関連語辞書を用いて関連語に展
開する機構と、展開した関連語を検索語として用いるた
めの機構を設けている。これらの機構により、柔軟度を
入力し、入力した柔軟度に応じて関連語の展開を行い、
その関連語を検索語として構造化表示するための情報検
索を行う。
【0049】図13において、201は構造化軸入力
部、202はデータベース、203は情報検索部、20
4は構造化表作成部である。また、205は関連語辞
書、206は関連語展開部、207は検索語制御部、2
08は柔軟度入力部である。この第2の実施例における
情報構造化表示装置の構造化軸入力部201,データベ
ース202,情報検索部203,および構造化表作成部
204は、第1の実施例の構造化軸入力部101,デー
タベース102,情報検索部103,および構造化表作
成部104にそれぞれ対応しており、同様な機能を有す
る処理機構となっている。第2の実施例の情報構造化表
示装置は、このような第1の実施例と同様な基本的な構
成に加えて、関連語辞書205,関連語展開部206,
検索語制御部207,および柔軟度入力部208が設け
られた構成となる。
【0050】柔軟度入力部208は、構造化軸入力部2
01における各々の構造化の軸となる単語の入力操作と
対応して、その柔軟度の設定入力操作を行う。例えば、
図14に示すように、構造化軸入力画面33により、構
造化表示する軸を指示する縦軸の単語と横軸の単語を入
力する際、構造化の縦軸の単語の入力フィールド34
と、構造化の横軸の単語の入力フィールド35とにおい
て、その各々の軸とする単語を入力して確定する(リタ
ーンキーを押す)と、それと同時に、柔軟度設定ウィン
ドウ36が開かれるので、この柔軟度設定ウィンドウ3
6において、その軸の単語に与えたい柔軟度を数値で入
力する。
【0051】例えば、柔軟度が“0”ならば、検索は軸
として設定した単語のみで行われる。つまり、ここでの
各々の軸の単語の柔軟度を全て“0”に設定すれば、第
1の実施例における情報構造化表示装置と全く同じ結果
が得られることになる。柔軟度は“0”以上の整数によ
り設定する。当然、柔軟度の数字が大きくなればなるほ
ど、検索時の柔軟度は増し、後述するように、多くの関
連語に展開され、その関連語により検索が行われるの
で、表示情報として多くの情報が検索結果として得られ
ることになる。このようにして、各々の軸となる単語
と、その柔軟度を入力して設定すると、ここで設定され
た各々の単語と、その柔軟度に対応して、次の説明する
ように、関連語辞書205を参照して、関連語展開部2
06がその関連語を展開する。
【0052】図15は、関連語辞書のデータ構造の一例
と柔軟度の対応関係を説明する図である。この第2の実
施例の関連語辞書205は、例えば、図15に示すよう
に、意味の上での階層構造を形成したデータ構造の類義
語辞書データ37により構成される。類義語辞書データ
37は、意味の上での階層構造によって、各々の関連語
を格納し、つまり、ここでは木構造のデータ構造によ
り、単語の意味上の上位の概念と下位の概念、また、同
義の概念などを表現する。図15に示した関連語辞書の
類義語辞書データ37の例で説明すると、最上位概念の
「知識」の根ノードに対して、「知識表現」のノード,
「知識獲得」のノード,「知識処理」のノード,「知識
ベース」のノード,「知識工学」のノード,および「知
識源」のノードの6個のノードが第1階層で接続された
データ構造となっており、これにより、「知識」という
概念が、「知識表現」,「知識獲得」,「知識処理」,
「知識ベース」,「知識工学」,および「知識源」の上
位概念となっていることを表現している。また、第3階
層の「知識表現方法」のノードの更に1つ下位のノード
において、1つのノードに「フレーム」および「フレー
ム理論」の2つの関連語が格納されている。これは、
「フレーム」と「フレーム理論」とが同義の概念となっ
ていることを意味している。
【0053】このように構成されている関連語辞書20
5を参照して、関連語展開部206がその関連語を展開
する。次に、関連語展開部206における関連語の展開
処理について、例えば、図15に示すように、柔軟度設
定データ38として、「知識表現(柔軟度2)」と「知
識獲得(柔軟度1)」のように設定されている場合につ
いて、その展開処理を具体的に説明する。
【0054】この場合、関連語展開部206は、関連語
辞書205の類義語辞書データ37を参照して、その柔
軟度の設定値に応じて、各々のノードの間のリンクを下
位側に辿り、辿ったノードからその関連語を展開する。
すなわち、ここでの第1の柔軟度の設定によると、軸の
単語「知識表現」を柔軟度“2”として展開することか
ら、「知識表現」のノードから2本のリンクを下位の側
に辿る。まず、1つの階層を下位に辿ると、その「知識
表現」の関連語として「知識表現仮説」および「知識表
現方法」の2つの類義語を得る。更に1つの階層を下位
に辿り、その辿った下位の階層のノードから「意味ネッ
トワーク」,「フレーム」および「フレーム理論」の3
つの類義語を得る。こうして5つの関連語を得る。他
方、第2の柔軟度の設定によると、軸の単語「知識獲
得」を柔軟度“1”として展開することが指定されてい
る。この場合には、「知識獲得」のノードからリンクを
1本だけ下位の側に辿るので、「自動知識獲得」および
「知識獲得システム」までの類義語に展開され、その2
つの関連語が得られる。
【0055】つまり、ここでの関連語展開部207にお
ける関連語の展開処理は「柔軟度の数値だけ下位側にリ
ンクを辿る」というアルゴリズムにより処理が行われ
る。ところで、このようなアルゴリズムによると、例え
ば、単語「知識表現」に対して柔軟度を“4”に設定し
た場合、4つの下位の階層までリンクを辿ることが指定
される。しかし、ここでの類義語辞書データ37による
と、「知識表現」のノードからその下位側に3つのリン
クは辿れるが、4つのリンクはその下位側に辿れない。
したがって、この場合、軸単語「知識表現」に対しては
柔軟度“3”の「スロット」および「フィラー」までの
設定は有効であるが、それより下位には類義語の単語を
持たないため、柔軟度“3”以上は設定できない。
【0056】検索語制御部207は、このような場合の
柔軟度の設定の制御を行う。この場合、検索語制御部2
07の制御では、柔軟度の設定を優先して、警告メッセ
ージ出力を行う。つまり、検索語制御部207は『構造
化単語である「知識表現」を1ランク上げて「知識」に
変更してもよいか?』と利用者に質問し、利用者から確
認の指示を得て、柔軟度“4”の設定を優先して、ここ
で設定される軸の単語を、「知識表現」から1つ上位の
概念「知識」に上げ、柔軟度はそのまま「4」として設
定する。これにより、この場合には、図15に表した全
ての単語が、その関連語として展開されることになる。
【0057】情報検索部203は、検索語制御部208
により選ばれ展開された軸単語の関連語の各単語に対し
て、SQL言語による検索処理をOR検索により行う。
例えば、「知識獲得」が柔軟度“1”で展開されている
場合、文献データベースのキーワードに対する検索を行
うSQL言語が、図16に示すように、検索コマンド3
9として生成されて検索処理が行なわれる。そのSQL
言語の検索ステートメント39aでは、検索条件として
「知識獲得」と「自動知識獲得」と「知識獲得システ
ム」が“OR”で繋がれ、それらと他の構造化表示の軸
となる単語の「データベース」とが“AND”で繋がれ
た条件となり、検索処理が行なわれる。もちろん、同様
にして、他方の構造化表示を行う軸の単語「データベー
ス」に対しても同時に類義語(柔軟度による展開された
関連語)にまで拡張して検索するようにもできる。
【0058】次に、このような構成の第2の実施例の情
報構造化表示装置の動作について説明する。図17およ
び図18は、本発明の第2の実施例にかかる情報構造化
表示処理の一連の処理の流れを示すフローチャートであ
る。図17および図18を参照して、本発明の第2の実
施例にかかる情報構造化表示処理を説明する。利用者が
情報構造化表示装置のシステムを立ち上げると、まず、
ステップS21において、構造化の軸となる単語を入力
する入力インタフェースの構造化軸入力画面を表示す
る。次に、ステップS22において、検索空間と構造化
に用いる軸の単語の入力を受け付け、入力があれば、そ
れぞれの軸の単語をスタックに格納する。次に、ステッ
プS23において、検索空間と構造化に用いる軸の単語
の柔軟度を指定する入力を受け付ける。
【0059】次に、ステップS24において、指定され
た柔軟度の設定が可能か否かを判定する。指定された柔
軟度の設定が可能である場合、ステップS25におい
て、柔軟度の分だけ関連語辞書を用いてその関連語とし
て類義語の単語を展開し、その結果をスタックに格納
し、ステップS29に進む。また、ステップS24の判
定において、指定された柔軟度の設定が可能でない場
合、ステップS26に進み、構造化の軸の単語を1つ上
位の階層の単語に変更する指示があるか否かを判定す
る。1つ上位の階層の単語に変更する指示がある場合に
は、次のステップS27において、1つ上位の単語をス
タックに入れ、更に指定された柔軟度まで展開し、その
結果をスタックに格納する。そして、ステップS29に
進む。
【0060】一方、ステップS26の判定において、構
造化の軸の単語を1つ上位の階層の単語に変更する指示
がない場合、この場合には、先に指定した構造化に用い
る単語の設定を優先とするので、ステップS28におい
て、設定した構造化の軸の単語はそのままで、柔軟度を
設定可能な所まで下げ、その柔軟度で展開し、その結果
をスタックに格納する。そして、次にステップS29に
進む。
【0061】ここまでの処理により、構造化に用いる軸
の単語とその設定可能な柔軟度の設定により、軸の単語
に対応してその類義語の関連語が展開できたので、次
に、これらの展開された類義語の関連語を用いて、第1
の実施例の場合と同様にして、部分一致検索の処理を行
い、検索結果を構造化表示を行う一覧表の表示領域(セ
ル)に表示する処理を行う。この処理は、検索ボタンが
押されたことを判定するステップS29から始まる。
【0062】すなわち、ステップS29において、検索
ボタンが押されたことが判定されると、次に、ステップ
S30において、構造化表示を行う軸の単語は、縦軸お
よび横軸が共に入力されているか否かを確認する。これ
らの構造化表示を行う軸とする単語の入力済の確認が得
られない場合には、ステップS22に戻り、ステップS
22からの処理により、再度の軸の単語の入力処理を繰
り返し行う。また、入力済の確認が得られると、次に、
ステップS31(図18)に進み、各々の関連語として
展開された単語の組合せによる検索を行う。このステッ
プS31における検索処理では、第1の実施例で説明し
たような制御変数による処理の制御により、各々の軸の
単語の全ての組合せについてSQL言語よる検索処理を
繰り返し行う。
【0063】ここでの各々の軸の単語の全ての組合せに
ついての検索処理が完了すると、次に、ステップS32
において、縦軸方向がN(column)個で、横軸方
向がN(row)個の検索結果の表示用の表示領域(セ
ル)を用意し、縦軸および横軸の所定の位置に構造化表
示に用いる軸の単語を表示する。そして、次のステップ
S33において、検索結果の表示情報を縦軸および横軸
の軸単語の所定の位置の表示領域(セル)に表示する。
そして、次のステップS34において、表示した表示領
域(セル)から検索結果の表示情報がはみ出してしまう
か否かを判定する。はみ出してしまう場合には、次のス
テップS35において、はみ出してしまう表示領域(セ
ル)に対してスクロール・バーを付け、そうでない場合
には、そのままとして、次のステップS36に進む。そ
して、ステップS36において、ここで表示した構造化
表示のの軸を変更するか否かを判定する。ここでは、情
報の構造化表示を行った結果を利用者が見て、軸の変更
の指示を出すので、その判定の結果により、その軸を変
更する場合には、ステップS21に戻って、ステップS
21からこれまでの処理を最初からやり直す。また、構
造化表示の軸を変更しない場合は、それで良いので一連
の処理を終了する。
【0064】このようにして、第2の実施例による情報
構造化表示装置においては、システムを立ち上げると、
図14に示すように、構造化表示を行う単語の入力を行
う構造化軸入力画面33が表示されるので、この構造化
軸入力画面33によって、縦軸・横軸の単語について、
また、検索空間を制限する場合の単語について順に入力
を行う。そして、更に、入力した軸の単語に対しての柔
軟度を設定する。具体的には、この場合、例えば、横軸
の単語を「知識表現」とタイプし、リターン・キーの押
圧により軸の単語を確定すると、もしくは用意されたボ
タン・メニューの指示を、マウスなどのポインティング
・デバイスを用いて確定すると、この入力が確定した単
語「知識表現」に対して柔軟度の設定を行う柔軟度設定
ウィンドウ36が表示される。ここでは、柔軟度設定ウ
ィンドウ36が別ウィンドウになっている場合を例示し
ているが、これは別ウィンドウである必要はなく、もち
ろん、構造化軸入力画面33の中の一部の入力エリアで
あっても構わない。
【0065】利用者はこれに対して、柔軟度を「0」以
上の整数値で設定する入力操作を行う。これはキーボー
ドより入力しても、ポインティング・デバイスを用いて
メニューから行っても良い。例えば、図14に示す柔軟
度設定ウィンドウ36の例では、先の構造化軸入力画面
33によって縦軸の単語が「知識表現」と入力された場
合を示しており、柔軟度設定ウィンドウ36が開かれ
て、先に入力した縦軸の単語「知識表現」の柔軟度が尋
ねられるので、それに対して、ここでは柔軟度を「2」
に設定入力している。柔軟度を「2」に設定するという
ことは、図15に示すような類義語辞書データ37の階
層データにより、2つ下位の階層までその関連語として
類義語が展開される。この場合、「知識表現」のノード
から下位に2本だけリンクが辿られ、その際に通る単語
の群が類義語として展開される。したがって、この設定
による関連語の単語としては、「知識表現仮説」,「知
識表現方法」,「意味ネットワーク」,「フレーム」お
よび「フレーム理論」の5つの類義語の単語が得られ
る。
【0066】なお、ここでは、前述の処理フローにより
説明したように、柔軟度の設定入力を行うと、システム
はその柔軟度が設定可能かどうかを、類義語辞書データ
37の階層構造データを参照して判定する。つまり、類
義語辞書データ37の階層構造データにおいて、指定さ
れた軸の単語のノードの下位に、設定された柔軟度の数
値のリンク数分だけ単語のノードがリンクされているか
否かをチェックする。例えば、図15に示す例では、単
語「知識表現」のノードの下位には、最高で3本しかリ
ンクを辿れないので、この場合には、例えば柔軟度を
「4」以上して入力された場合には、設定不可能にな
る。
【0067】ここでの柔軟度設定の可能性の判定の結
果、入力された数値の柔軟度が設定可能であれば、構造
化の軸の単語とその柔軟度で指示された通り、類義語辞
書データ37から関連語の展開を行って、その関連語し
て展開された類義語をスタックに格納する。一方、指定
された軸の単語のノードの下位に、入力された数値の柔
軟度の分だけ単語のノードが存在しない場合、構造化の
軸の単語を更に一つ上位の単語に変更してもよいか否か
を利用者に尋ね、その確認の指示が得られれば、初期に
指定した構造化の軸とする単語を、類義語辞書データ3
7の単語のノードのリンク関係から、上位の階層のノー
ドの単語に付け替え、その場合には、柔軟度を入力され
た数値に設定する。具体的に説明すると、軸の単語を
「知識表現」とし、それに対して柔軟度を「4」に設定
する指示がなされた場合、利用者の確認を得た上で、初
期に設定された構造化の軸の単語をその上位の概念の単
語「知識」に変更して、柔軟度はそのまま「4」に設定
する。したがって、この場合には、関連語の展開は、図
14に示されている類義語辞書データ37の全ての単語
に対して行われることになる。
【0068】また、柔軟度として設定された数値が大き
く、入力された柔軟度の数値に対応して、初期に指定し
た軸の単語のノードから、更に上位のノードのリンクを
辿っても設定された柔軟度を設定可能でない場合、例え
ば、軸の単語「知識表現」に対して柔軟度を「5」以上
に設定した場合、類義語辞書データ37の階層データに
おいては単語のノードを一つ上位に上げても、その柔軟
度には達することはできない。したがって、この場合に
は入力された柔軟度の設定は不可能である旨の警告メッ
セージを利用者に伝え、先に指定された軸の単語はその
ままで、その柔軟度を設定可能な最大の数値に設定す
る。
【0069】なお、このような場合は、利用者から指示
された柔軟度を大きく設定する趣旨を生かすため、設定
された大きな数値の柔軟度に応じて、構造化の軸とする
単語のノードを指定可能な所まで上位側に単語のノード
に辿り、最上位の階層のノードの単語に替えたところ
で、その後に設定可能な大きさの柔軟度に設定するよう
にしても良い。つまり、その場合には軸とする単語を最
上位の概念の単語の「知識」とし、そして、その柔軟度
を「4」と自動設定する。また、例えば、図14に示す
類義語辞書データ37の階層データにおいて、仮に「エ
キスパートシステム・シェル」のノードの下位に何階層
もの単語のノードが存在するなどして、最上位の概念の
単語「知識」から、その柔軟度が「5」以上に設定可能
な場合は、できるだけ設定した数値に近い設定可能な数
値の柔軟度に設定する。いずれの場合にも、指定された
構造化の軸の単語について、設定された柔軟度の分だけ
類義語の展開を行い、スタックに格納する。
【0070】このように、第2の実施例においては、構
造化する軸の単語の設定入力時において、設定入力した
軸の単語に対して類似概念の範囲の柔軟度の設定を行
い、その柔軟度に従って、軸として設定入力した単語に
より関連語の展開を行うようにしている。このため、関
連語辞書205を設け、この関連語辞書205には、意
味の上で階層構造を形成したデータ構造の類義語辞書デ
ータ37が格納されている。また、本発明の実施例は、
このような意味の上で階層構造を形成している類義語辞
書データ37を利用して、構造化する軸の単語の設定入
力を行う階層メニューを生成し、入力操作を行うような
構成とすることにより、更に簡易に構造化する軸の単語
の設定入力を行うようにも変形できる。次に、このよう
な実施例を第3の実施例として説明する。
【0071】(第3の実施例)図19は、本発明の第3
の実施例にかかる情報構造化表示装置の要部の構成を示
すブロック図である。図20は、本発明の第3の実施例
の情報構造化表示装置における構造化の軸の単語入力の
階層メニューの例を説明する図であり、また、図21
は、第3の実施例の情報構造化表示装置の動作を説明す
るための要部のフローチャートである。図21に示すフ
ローチャートは、第3の実施例の要部のメュー作成処理
部分を詳細に示している。
【0072】次に、これらの図面を参照して、第3の実
施例にかかる情報構造化表示装置について具体的に説明
する。第3の実施例の情報構造化表示装置においても、
前述の場合と同様に、文献データベースに対して、その
情報の構造化表示を行う場合の例で説明する。第3の実
施例の情報構造化表示装置においては、更に、構造化表
示を行う場合の軸の単語の入力操作を簡易に行うため
に、軸の単語の階層メニューを作成して表示し、階層メ
ニューにより軸の単語を入力できる機構を加える構成と
している。このため、ここでは、メニュー作成部309
(図19)が設けられる。
【0073】図19において、301は構造化軸入力
部、302はデータベース、303は情報検索部、30
4は構造化表作成部、305は関連語辞書、306は関
連語展開部、307は検索語制御部、308は柔軟度入
力部である。これらは、それぞれ、第2の実施例におけ
る情報構造化表示装置の構造化軸入力部201,データ
ベース202,情報検索部203,構造化表作成部20
4,関連語辞書205,関連語展開部206,検索語制
御部207,および柔軟度入力部208と対応してお
り、同様な機能を有する処理機構となっている。第3の
実施例の情報構造化表示装置には、このような第2の実
施例と同様な基本的な構成に加えて、更にメニュー作成
部309が設けられている。
【0074】メニュー作成部309は、システムの立上
げ時に、関連語辞書305の類義語辞書データから、各
々の単語の意味の階層構造データを吸い上げ、階層メニ
ューを作成して、構造化表示を行う軸とする単語の入力
操作をメニュー形式で行えるようにする。例えば、関連
語辞書305の類義語辞書データの一部が、先に説明し
た図15に示したような関連語辞書データ37であると
すると、その各々の単語の意味の階層構造データに応じ
て、図20に示すような階層メニューが作成できる。こ
のような階層メニューを表示して、このメニューの項目
の指定による入力操作を行う。
【0075】すなわち、メニュー作成部309の処理機
能により作成された階層メニューを表示する場合、図2
0に示すように、ポインティング・デバイスのマウスの
操作を行い、マウスカーソル40を移動させ、「WOR
D MENU」ボタン41の押圧する操作を行うと、そ
のマウスカーソルに40の移動による順次の指定に応じ
て、第1階層の単語メュー42,第2階層の単語メュー
43,第3階層の単語メュー44,および第4階層の単
語メュー45が順次に表示されるので、そのメニューの
中の一つの単語を指定することにより、構造化表示を行
う軸とする単語の入力操作を、確実に(設定誤りがな
く)かつ簡易に行うことができる。
【0076】この例では、関連語辞書305の類義語辞
書データに、上位概念の単語として「知識」の他に「学
習」と「推論」の関連語の階層関係が、辞書内に格納さ
れているので、第1階層の単語メュー42を表示する
と、そのメニューの項目の内容として「知識」の他に
「学習」と「推論」という他の関連語が表示される。第
1階層の単語メュー42には、関連語辞書305の類義
語辞書データ内の全ての最上位階層の単語が入力メニュ
ーに現れる。そして、その下位の階層となっている単語
については、第1階層の単語メュー42の1つの入力メ
ニューを指定することにより、その入力メニューの指定
の後に、それぞれのプルダウン・メニューとして現れる
ようになっている。このため、利用者は必要とする下位
の階層まで順次にメニューを表示して、構造化表示を行
う軸とする単語を指定する。
【0077】ここでは、メニュー作成部309が作成す
る単語メニューは、図20に示すような階層メニュー
(41〜45)としているが、各々の構造化表示の軸に
指定する単語のメニューについては、その表示形式をス
クロール形式やポップアップ形式のような他のメニュー
表示形式を用いても表示されても良い。このようにして
表示された単語のメニューに対して、ポインティング・
デバイスのマウス操作を行い、マウスカーソル40によ
り単語のメニューを指定すると、その指定の単語が構造
化軸入力画面33の軸の単語の入力フィールド34,3
5に入力される。なお、この時の入力操作は、キーボー
ド操作により行うようにしても良く、その場合には、キ
ーボードのキー操作により、単語を直接タイプ入力する
他、各々の単語のメニューに付けられた整理番号を、キ
ーボードでタイプ入力するようにする。
【0078】次に、図21のフローチャートを参照し
て、この第3の実施例にかかる情報構造化表示装置にお
ける要部のメニュー作成処理を説明する。システムを立
ち上げると、まず、ステップS41において、類義語辞
書データを探索し、最上位のノードの単語を集め、それ
らを最上位単語のスタックに入れる。次に、スタックS
42において、最上位単語の1つ下の階層の単語をそれ
ぞれ検索し、それらをその上の単語の下のスタックに格
納する。そして、次のステップS43において、全ての
単語をメニューに含めた(またはデフォルトの最大深さ
まで)メニュー作成を行ったか否かを判定する。全ての
単語をメニューに含めたメニュー作成を行っていない場
合には、ステップS42に戻り、ステップS42からの
処理で、更に下位の単語を検索してスタックに格納す
る。
【0079】また、ステップS43の判定において、全
ての単語をメニューに含めたメニュー作成を行ったこと
が判定できると、次に、ステップS44に進み、作成し
たメニューの表示を行う。そして、その後は、先に説明
した第2の実施例と同様な処理を行う。つまり、ここで
作成したメニューにより、構造化を行う軸の単語の入力
処理からの一連の処理を行い、情報構造化表示を行い、
処理を終了する。
【0080】このようなメニュー作成処理においては、
まず、最上位概念にあたる単語を全て検索し、順次にメ
ニュー・スタックの深さまでの類義語辞書データの単語
を検索する。この場合、例えば、システムの立上げ時
に、メニュー・スタックの深さをオプションにより設定
できるようにしておくと、その設定されたスタックの深
さまでの関連語の単語の階層メニューがワード・メニュ
ーとして作成される。先に説明した図15の類義語辞書
データ37の例で説明すると、まず、最上位単語として
「知識」を検索してくる。そして、それを最上位単語の
スタックに格納する。もちろん、他に最上位の単語が存
在すれば、それらも同様に最上位単語として格納する。
続いて、その最上位単語の一つ下の階層の単語をそれぞ
れ検索し、それらをその下の単語のメニュー・スタック
に格納する。例えば、単語「知識」のノードの1つ下位
のノードの単語を類義語辞書データ37から検索する
と、「知識表現」,「知識獲得」,「知識処理」,「知
識ベース」,「知識工学」,および「知識源」の6個の
単語が検索されるので、これらの単語を「知識」の下位
の単語としてメニュー・スタックに格納する。更に、下
位の単語のノードについて、このような処理を繰り返し
行い、全ての単語に対してメニュー・スタックへの格納
を行う。または、予じめ設定されているデフォルトの最
大深さまでメニュー・スタックへの格納を行う。そし
て、メニュー・スタックの全てが埋まるまで軸とする単
語の類義語の階層データの検索を繰り返す。
【0081】これにより、メニュー・スタックにおいて
必要な全ての単語が格納された後、そのメニュー・スタ
ックに格納された単語を用いてメニューを作成する。こ
のようにして作成されたメニューは、ビットマップ・デ
ィスプレイなどを用いたグラフィカル・ユーザ・インタ
フェースを持つシステムであれば、プルダウンメニュー
やポップアップメニューなどの各種のメニュー表示形式
により表示できる。そして、表示されたメニューの項目
の選択により構造化表示を行う軸の単語を選択して入力
する。また、キャラクタ・ディスプレイを用いるシステ
ムの場合は、整理番号と共に該当のメニュー表示し、キ
ーボード操作による整理番号の指示により該当のメニュ
ーの単語を選択して入力する。
【0082】このようにして、第3の実施例の情報構造
化表示装置においては、メニュー作成部が、柔軟度の設
定のために設けられた関連語辞書の類義語辞書データを
有効利用してメニュー生成を行い、更に、構造化表示を
行う軸の単語の入力操作を簡易なものとしている。ま
た、この場合、更に、メニュー作成部によって作成され
た階層メニューを用いることによって、前述した第2の
実施例の情報構造化表示装置における柔軟度の設定時
に、設定エラーが生じた場合の処理の柔軟度設定の修正
操作を更に能率よく行うようにも変形できる。次に、こ
のような変形例について、第4の実施例として説明す
る。
【0083】(第4の実施例)図22は、本発明の第4
の実施例にかかる情報構造化表示装置の要部の構成を示
すブロック図である。図23は、本発明の第4の実施例
の情報構造化表示装置の表示画面の一例を示す図であ
る。図24および図25は、本発明の第4の実施例の情
報構造化表示装置において構造化表示の軸の単語の設定
処理の処理フローを示すフローチャートであり、また、
図26および図27は、本発明の第4の実施例の情報構
造化表示装置において柔軟度の修正処理の処理フローを
示すフローチャートである。
【0084】次に、これらの図22〜図27を参照し
て、第4の実施例の情報構造化表示装置について説明す
る。第4の実施例の情報構造化表示装置においても、前
述の場合と同様に、文献データベースに対して、その情
報の構造化表示を行う場合を例として説明する。第4の
実施例の情報構造化表示装置においては、更に、構造化
表示を行う場合の軸に指定した単語の柔軟度の設定およ
びその修正の操作を簡易に行うために、柔軟度修正部4
10(図22)が設けられた構成となっている。
【0085】図22において、401は構造化軸入力
部、402はデータベース、403は情報検索部、40
4は構造化表作成部、405は関連語辞書、406は関
連語展開部、407は検索語制御部、408は柔軟度入
力部、409はメニュー作成部である。これらは、それ
ぞれ第3の実施例における情報構造化表示装置の構造化
軸入力部301,データベース302,情報検索部30
3,構造化表作成部304,関連語辞書305,関連語
展開部306,検索語制御部307,柔軟度入力部30
8,およびメニュー作成部309と対応しており、同様
な機能を有する処理機構となっている。また、第4の実
施例の情報構造化表示装置には、このような第3の実施
例と同様な基本的な構成に加えて、更に、柔軟度修正部
410が設けられている。
【0086】ここでの柔軟度修正部410は、設定され
た軸の単語および柔軟度に応じて、単語の軸の関連語の
展開を行い、これらの関連語の単語により検索処理を行
い、構造化表作成部404によって、データベースの情
報に対して構造化表示を行った後、その設定の柔軟度に
よる表示された検索結果を見てそれを確認し、既設定の
柔軟度を「上げる」または「下げる」の修正を順次に行
う。これにより、その柔軟度修正の制御を行う。このた
め、このような柔軟度修正の制御を行うインタフェース
画面として、図23に示すように、構造化表示を行う一
覧表を表示する画面とと同様な画面のウィンドウに、柔
軟度の修正入力を行うための入力フィールドを設けた画
面を用いる。
【0087】図23は、第4の実施例による情報構造化
表示装置における柔軟度修正入力の操作例を説明する表
示画面の一例を示す図である。図23において、40は
マウスカーソル、46は縦軸と横軸の単語の定義を行う
構造化軸設定入力画面の第1のウィンドウ、47は単語
入力部、48は設定した単語で構造化表示を行って柔軟
度を修正する柔軟度修正入力画面の第2のウィンドウ、
49は構造化表示の縦軸の単語を表示する第1の軸単語
表示エリア、50は構造化表示の横軸の単語を表示する
第2の軸単語表示エリアである。この図23に示す表示
画面は、構造化軸設定入力画面と、柔軟度修正入力画面
との2つの入力画面を分離して2つのウィンドウにより
表示されている例を示しているが、もちろん、これらの
ユーザ・インタフェースは2つのウィンドウで成り立っ
ている必要はなく、1つの画面で構成されていても構わ
ない。
【0088】図23に示す画面例では、構造化軸設定入
力画面の第1のウィンドウ46において、「WORD
LIST」と表示されたメニューボタンを、マウスカー
ソル40により押圧される操作が行われることにより、
前述したように、メニュー生成部で作成された構造化表
示の軸の単語の階層メニューとして、第1階層の類義語
「学習」,「知識」,および「推論」が表示され、その
内の「知識」メニューをマウスカーソル40により選択
した状態を示している。この階層メニューの選択操作を
更に続けると、第2階層のメニュー,第3階層のメニュ
ーの各々の単語がプルダウンしていくようになる。もち
ろん、前述したように、これらのメニューはポップアッ
プやスクローリングのメニュー方式を用いるようにして
も良い。
【0089】これらのメニュー操作により軸とする単語
を選択すると、選択した単語が単語入力部47に表示さ
れる。更に、単語入力部47に設定された単語は、縦軸
または横軸の単語のリストとして表示された所望の位置
をクリックすると、その位置に選択された単語を軸の単
語として挿入される。なお、単語入力部47に設定する
単語は、マウスカーソルの指示操作により単語入力部4
7を選択状態にして、直接キーボードを用いて単語をタ
イプ入力するようにしても良い。
【0090】このようにして、縦軸または横軸の軸の単
語の設定の入力を終了し、構造化軸設定入力画面の第1
のウィンドウ46の左下部の「設定」ボタンをクリック
すると、これにより、入力した縦軸または横軸の軸の単
語の設定が確定するので、これに対して、ここでは図示
しないが、前述したような柔軟度の設定の入力を要求す
る柔軟度設定ウィンドウ(36:図14)が開かれる。
その開かれた柔軟度設定ウィンドウにおいて、その柔軟
度を“0”以上の整数値により設定入力する。また、こ
こでの柔軟度設定の入力は、別ウィンドウで行われる必
要はなく、同一画面上の入力フィールドで行われるよう
に変形されても良い。
【0091】そして、次に、設定した軸の単語と柔軟度
により検索処理を開始する。検索処理の開始の指示は、
第2ウィンドウ48の右上部の「検索」ボタンをクリッ
クすることにより行う。この第4の実施例では、「検
索」ボタンは、設定した単語で構造化表示を行って柔軟
度を修正できる柔軟度修正入力画面の第2のウィンドウ
48に用意されている。前述した実施例では、構造化軸
設定入力画面(第1のウィンドウ46に対応する)に
「検索」ボタンが用意されている例の説明したが、この
第4の実施例では、「検索」ボタンは、特に、柔軟度修
正入力画面の第2のウィンドウ48に用意されている。
これは、定義した縦軸および横軸の構造化の軸の単語に
応じて、その設定した柔軟度を適用して検索を行い、構
造化表示を行った後、更に、表示された内容に応じて柔
軟度の設定を「上げる」または「下げる」修正を行うの
で、その検索の開始の指示が柔軟度修正の入力操作と連
携するためである。
【0092】また、ここでは、上述のような操作によ
り、定義した縦軸および横軸の構造化の軸の単語および
柔軟度をファイルに登録して、別のデータベースに対す
る構造化表示する場合にも利用できるようにしている例
で説明する。もちろん、前に説明した第1の実施例〜3
の実施例においても、同様に定義した縦軸および横軸の
構造化の軸の単語および柔軟度をファイルに登録し、そ
れを利用できるような機構を用いても良い、前述したよ
うに、軸の単語および柔軟度を設定して、第1のウィン
ドウ46における「設定」ボタンを、再び、クリックす
ると、設定した軸の単語および柔軟度を登録するファイ
ル名を要求する入力フィールドウィンドウが現れるの
で、そこにファイル名を入力すると、そのファイル名に
おいて設定した軸の単語および柔軟度が登録される。
【0093】次に、検索を行う場合には、または、先に
設定した柔軟度の修正を行う場合には、柔軟度修正入力
画面の第2のウィンドウ48を開く。柔軟度修正入力画
面の第2のウィンドウ48を開くと、軸の単語およびそ
の柔軟度を登録したファイル名を要求する入力フィール
ドが現れるので、この“File name”の入力フィールド
において、先に登録したファイル名を指定する入力を行
う。そして、「検索」ボタンをクリックして検索を行
う。その検索結果は、第2のウィンドウ48において構
造化表示を行う一覧表と同様な表示形態で表示される。
例えば、縦軸の単語「データベース」と横軸の単語「知
識獲得」によりAND検索を行った検索結果が、その対
応の表示領域(セル)にが表示される。
【0094】これに対して、軸の単語の柔軟度を修正す
る場合、例えば、縦軸の単語「データベース」の柔軟度
を修正する場合には、構造化表示の縦軸の単語を表示し
ている第1の軸単語表示エリア49の「データベース」
の部分を選択し、柔軟度を上下する「↑」ボタンまたは
「↓」ボタンをクリックする。これにより、その軸の単
語の柔軟度を増減させる。また、同様にして、横軸の単
語「知識取得」の柔軟度を修正する場合には、横軸の単
語を表示している第2の軸単語表示エリア50の「知識
取得」の部分を選択し、柔軟度を上下する「↑」ボタン
または「↓」ボタンをクリックすることにより、その軸
の単語の柔軟度を増減させる。
【0095】次に、このような軸の単語および柔軟度を
設定を行い、更に既設定の柔軟度の修正を行う場合の一
連の処理の流れについて説明する。まず、図24および
図25のフローチャートを参照して、構造化表示の軸の
単語の設定処理の処理フローを説明し、続いて、次に、
図26および図27のフローチャートを参照して、柔軟
度の修正処理の処理フローを説明する。
【0096】構造化を行う軸の単語の設定までの処理で
は、図24に示すように、システムが立ち上がると、ス
テップS51において、類義語辞書データを探索して最
上位のノードの単語を集め、それにを最上位単語のスタ
ックに入れる。次に,ステップS52において、最上位
単語の1つ下の階層の単語をそれぞれ検索し、それらを
その上の単語の下のスタックに格納する。そして、次の
ステップS53において、全ての単語をメニューに含め
た(またはデフォルトの最大深さまで)メニュー作成を
行ったか否かを判定する。全ての単語をメニューに含め
たメニュー作成を行っていない場合には、ステップS5
2に戻り、ステップS52からの処理を行い、更に下位
の単語を検索してスタックに格納する。
【0097】また、ステップS53の判定において、全
ての単語をメニューに含めたメニュー作成を行ったこと
が判定できると、次に、ステップS54に進み、作成し
たメニューの表示を行う。そして、ステップS55に進
み、構造化の軸となる単語を入力する軸設定入力画面を
表示し、次に、ステップS56(図25)において、検
索空間と構造化に用いる軸の単語の入力を受け付け、入
力があれば、それぞれの軸の単語をスタックに格納す
る。更に、次のステップS57において、検索空間と構
造化に用いる軸の単語の柔軟度を指定する入力を受け付
ける。
【0098】そして、次に、ステップS58において、
指定された柔軟度の設定が可能か否かを判定する。指定
された柔軟度の設定が可能である場合、ステップS59
において、設定された柔軟度の分だけ類義語辞書データ
のリンクを辿って関連語の単語を展開し、その結果をス
タックに格納して、次に、ステップS63に進む。ま
た、ステップS58の判定において、指定された柔軟度
の設定が可能でない場合には、ステップS60に進み、
構造化の軸の単語を1つ上位の階層の単語に変更するか
否かを判定する。1つ上位の階層の単語に変更する指示
がある場合には、次のステップS61において、1つ上
位の単語をスタックに入れ、更に指定された柔軟度まで
展開し、その結果をスタックに格納する。そして、ステ
ップS63に進む。
【0099】一方、ステップS60の判定において、構
造化の軸の単語を1つ上位の階層の単語に変更する指示
がない場合、この場合には、先に指定した構造化に用い
る単語の設定を優先とするので、ステップS62におい
て、設定した構造化単語はそのままで、柔軟度を設定可
能な所まで下げ、その柔軟度で展開し、その結果をスタ
ックに格納する。そして、次にステップS63に進む。
【0100】これまでの処理により、構造化に用いる軸
の単語とその設定可能な柔軟度の設定に応じて軸の単語
に対応して関連語が展開できたので、次に、これらの展
開された関連語を用いて、前述した実施例の場合と同様
にして、部分一致検索の処理を行うことが可能になる。
ここでは、設定された構造化する軸の単語,柔軟度,お
よびそれらの関連語はファイルに登録される。そして、
他のデーベースにおける情報の構造化表示のためにも利
用される。この処理は、次のステップS63の「設定」
ボタンが押されたことを判定する判定の結果に応じて開
始される。
【0101】すなわち、ステップS63において、設定
ボタンが押されたことが判定されると、次に、ステップ
S64において、構造化表示を行う軸の単語は、縦軸お
よび横軸が共に入力されているか否かを確認する。これ
らの構造化表示を行う軸とする単語の入力済みの状態の
確認が得られない場合には、ステップS56に戻り、ス
テップS56からの処理により、再度の軸の単語と検索
空間と柔軟度の入力処理を繰り返し行う。また、入力済
の確認が得られると、次に、ステップS65に進み、ス
テップS65において、ファイル名入力ウィンドウを表
示し、入力したファイル名で縦軸および横軸の構造化の
単語と、その柔軟度、それに応じて展開された類義語
(関連語)を格納して、ここでの構造化を行う軸の単語
の設定処理を終了する。
【0102】そして、ここでの軸の単語の設定処理を終
了すると、ここで設定した軸の単語およびその柔軟度に
より展開した関連語により、データベースの検索を行
い、その検索結果を構造化表示する一覧表により表示
し、その表示結果を確認した後、必要があれば、更に柔
軟度の修正処理を行う。次に、図26および図27のフ
ローチャートを参照して、柔軟度の修正処理を説明す
る。
【0103】ここではファイルに登録した軸の単語およ
びその柔軟度により展開した関連語により検索処理を行
うので、この処理を開始すると、まず、ステップS71
において、ファイル名を受け付け、次に、ステップS7
2において、検索ボタンが押されたか否かを判定する。
検索ボタンが押されたことが確認できると、次に、ファ
イル名が入力されているか否かを確認する。そうでない
場合は、共にステップS71に戻り、これらの処理を繰
り返し行う。検索ボタンが押されたことが確認でき、か
つ、ファイル名が入力されていることが確認できると、
次に、ステップS74に進み、指定ファイルの検索を行
い、次のステップS75において、指定されたファイル
があるか否かを判定する。指定されたファイルがない場
合、ファイルの指定に誤りがあるので、ステップS71
に戻り、ステップS71からの処理をやり直す。
【0104】ステップS75の判定において、指定され
たファイルがあると判定された場合には、次に、ステッ
プS76において、指定のファイルに格納されている縦
軸および横軸の構造化の軸の単語と、その柔軟度と、展
開された関連語の類義語とを読み込み、読み込んだ軸の
単語とその柔軟度により展開された関連語の類義語とに
より検索を行う。次に、ステップS77において、検索
結果の表示領域を用意し、縦・横の所定の位置に構造化
の軸に用いる軸の単語を表示し、検索結果を対応位置の
表示領域(セル)に表示する。
【0105】そして、次のステップS78において、表
示した表示領域(セル)から検索結果の表示情報がはみ
出してしまうか否かを判定し、はみ出してしまう場合に
は、次のステップS79において、はみ出してしまう表
示領域(セル)に対してスクロール・バーを付ける。そ
うでない場合には、そのまま次のステップS80に進
み、ステップS80において、柔軟度を変更する指示が
あるか否かを判定する。柔軟度を変更する指示がない場
合は、それで良いので処理を終了とする。
【0106】一方、ステップS80の判定処理におい
て、柔軟度を変更する指示がある場合には、次に、ステ
ップS81において、指定された単語の柔軟度を指示に
応じて増減させる。つまり、前述したように、柔軟度修
正画面の第2のウィンドウ48において、柔軟度の
「↑」ボタンまたは「↓」ボタンにより、柔軟度の増減
を指示して、それに応じて増減させる。そして、次のス
テップS82において、増減された柔軟度の設定が可能
か否かを判定する。その柔軟度の設定が可能である場
合、ステップS83において、その(修正された)柔軟
度の分だけ同義語辞書を用いて関連語の単語を展開し、
その結果をスタックに格納し、ステップS87に進む。
また、ステップS82の判定において、その柔軟度の設
定が可能でない場合、ステップS84に進み、構造化の
軸の単語を1つ上位の階層の単語に変更して良いか否か
の確認を求める判定を行う。この判定の結果、1つ上位
の階層の単語に変更して良い旨の確認が得られた場合に
は、次のステップS85において、1つ上位の単語をス
タックに入れ、更に指定された柔軟度まで展開し、その
結果をスタックに格納する。そして、ステップS87に
進む。
【0107】一方、ステップS84の判定において、構
造化の軸の単語を1つ上位の階層の単語に変更して良い
旨の確認が得られない場合、この場合には、先に指定し
た構造化の軸の単語の設定を優先とするので、ステップ
S86において、設定した構造化の軸の単語はそのまま
で、柔軟度を設定可能な所まで下げ、その柔軟度で展開
し、その結果をスタックに格納する。そして、次のステ
ップS87に進む。
【0108】ここまでの処理により、構造化に用いる軸
の単語に対して設定可能な柔軟度の範囲に修正され、修
正された柔軟度に対して、軸の単語に対応して関連語が
展開できたので、その修正した内容により、検索ボタン
が押されることにより、次にこれらの展開された関連語
を用いて、先の検索処理と同様な検索処理を行う。この
ため、ステップS87において、再び、検索ボタンが押
された否かを判定し、検索ボタンが押されたことが判定
された場合には、ステップS88に進み、これらのスタ
ックの結果を指定されたファイルに格納する。そして、
次に、ステップS74(図26)に進み、ファイルに格
納された指定の軸の単語およびその指定の柔軟度により
展開された関連語を用いて、再び検索処理からの処理を
繰り返し行う。また、検索ボタンが押されない場合に
は、ここでの柔軟度の修正が適切でなく、柔軟度の修正
を再び行うので、ステップS80に戻り、ステップS8
0からの処理を行う。
【0109】このように、第4の実施例による情報構造
化表示装置においては、初期に適当に設定した構造化表
示を行う軸の単語と柔軟度の設定により、階造メニュー
を作成し、作成したメニューを表示し、構造化表示を行
う軸となる単語(構造化軸単語)を図23に示したよう
な第1のウインドウ46による処理で受け付ける。つま
り、構造化軸設定入力画面となっている第1のウインド
ウ46において、「WORD LIST」と表示された
階層メニューボタンを押すことにより、類義語辞書より
作成されたワード・メニューが表示されるので、ポイン
ティング・デバイスのマウスを操作し、そのマウスカー
ソルの指定により、階層メニューの選択を続け、次々と
下の階層まで階層メニューの単語を追っていき、軸に設
定する単語を選択する。単語を選択すると、選択した単
語が単語入力部47に表示されるので、その横の縦軸・
横軸のリストの所望の位置をクリックすることにより、
単語入力部に表示された単語を軸の単語のリストに加え
る。
【0110】入力した単語を軸の単語のリストに加える
と、次に、単語の柔軟度の入力を促すウィンドウが現れ
るので柔軟度を入力する。柔軟度を入力すると、その柔
軟度で類義語辞書データを探索し、その構造化の軸の単
語に対し、指定された柔軟度が設定可能か(つまり、そ
の単語の下に柔軟度で設定した以上の下位概念の単語が
存在するか否か)を調べ、可能であれば指定された柔軟
度に応じて単語を展開し、スタックに格納する。不可能
であれば、これまでの実施例と同様に、軸の単語を一つ
上の概念に上げるか、それとも可能な範囲り柔軟度に変
更するかを利用者に確認し、それに応じて単語の展開を
行う。
【0111】そして、ここで設定した構造化表示の軸の
単語および柔軟度をファイルに格納するため、設定ボタ
ンが押されると、構造化の軸とする単語は縦軸・横軸と
も最低一つは入力されているかを確認した上で、ファイ
ル名を入力し、各々の構造化を行う軸の単語と、その柔
軟度と、その柔軟度により展開した類義語をファイルに
格納する。続いて、検索処理および構造化表示を行う。
【0112】検索および構造化表示の処理を行う第2の
ウィンドウ48においては、構造化表示に用いる軸の単
語および柔軟度などが格納されているファイル名を受け
付ける。ファイル名が入力され、検索ボタンが押される
と、その指定のファイル名のファイルを読み込み、構造
化表示を行う軸の単語と、その柔軟度と、その柔軟度に
より展開された類義語をそれぞれスタックに戻す。そし
て、検索結果の表示のための一覧表の表示形態の表示領
域(セル)を用意し、縦軸および横軸の所定の位置に構
造化表示の軸の単語を表示し、更に対応の位置の表示領
域(セル)に検索結果の表示情報を表示する。表示領域
(セル)から検索結果の表示情報がはみ出してしまう場
合は、はみ出してしまう表示領域(セル)については、
その左側にスクロール・バーをつけて、当該表示領域
(セル)においては、スクロール・バーの操作により、
その対応の検索結果が表示されるようにする。
【0113】そして、検索結果を表示した後、その表示
された結果を見て、柔軟度に変更または修正を加える場
合、一覧表の表示形態の構造化表示を行っている状態の
第2のウィンドウ48において、例えば、構造化の軸の
単語の表示エリア49の「データベース」という単語に
対してクリックを行って、修正を行う対象の軸の単語を
選択状態として(反転表示させることより指定を行
い)、柔軟度の上下の修正を行う上下ボタン(「↑」ボ
タンまたは「↓」ボタン)をクリックする。この上下ボ
タンは、1回クリックするごとに現在の選択状態の単語
「データベース」の柔軟度が1ずつ増減する。その時
に、その柔軟度の設定が可能かどうかのチェックを行
い、不可能であればユーザの確認を得て対処する。その
後、再び、検索ボタンが押されると、柔軟度を修正した
変更結果の軸の単語,その柔軟度,およびその柔軟度に
より展開した関連語をファイルに格納し、そのファイル
に格納した内容に基づいて検索を行い、その検索結果に
ついて再び表示を行う。
【0114】このようにして、第4の実施例にかかる情
報構造化表示装置においては、柔軟度修正部410(図
22)が設けられ、構造化表示を行う場合の軸に指定し
た単語の柔軟度の設定およびその修正の操作を簡易に行
うように構成されている。また、ここでの設定し修正し
た内容、つまり、構造化表示を行うための1つの条件と
なっている軸の単語,その柔軟度,およびその柔軟度に
より展開した関連語などをファイルに格納して、再利用
できるようにしているが、このファイルのデータをデー
タベース化し、他の文献データベースに対する情報構造
化表示を行う際にも共通に利用できるようにも構成でき
る。次に、このような構成の情報構造化表示装置を第5
の実施例として説明する。
【0115】(第5の実施例)図28は、本発明の第5
の実施例にかかる情報構造化表示装置の要部の構成を示
すブロック図であり、図29は本発明の第5の実施例の
情報構造化表示装置において柔軟度保持データベースに
格納されている柔軟度データの一例を説明する図であ
る。また、図30は、本発明の第5の実施例にかかる情
報構造化表示装置の柔軟度入力部のユーザインタフェー
ス入力画面の一例を示す図である。
【0116】次に、これらの図28〜図30を参照し
て、第5の実施例の情報構造化表示装置について説明す
る。第5の実施例の情報構造化表示装置においても、前
述の場合と同様に、文献データベースに対して、その情
報の構造化表示を行う場合を例として説明する。第5の
実施例の情報構造化表示装置においては、更に、構造化
表示を行うための1つの条件となっている軸の単語,そ
の柔軟度,およびその柔軟度により展開した関連語など
をデータベースに格納して、再利用できるような構成と
している。このため、柔軟度保持データベース511
(図28)が設けられ、この柔軟度保持データベース5
11を利用することにより、更に、構造化表示を行う場
合の軸に指定した単語の柔軟度の設定およびその修正の
操作を簡易に行える。
【0117】第5の実施例の情報構造化表示装置の構成
を示す図28において、501は構造化軸入力部、50
2は構造化表示する情報が格納されているデータベー
ス、503は情報検索部、504は構造化表作成部、5
05は関連語辞書、506は関連語展開部、507は検
索語制御部、508は柔軟度入力部、509はメニュー
作成部、510は柔軟度修正部である。これらは、それ
ぞれ第4の実施例における情報構造化表示装置の構造化
軸入力部401,データベース402,情報検索部40
3,構造化表作成部404,関連語辞書405,関連語
展開部406,検索語制御部407,柔軟度入力部40
8,メニュー作成部409,および柔軟度修正部410
と対応しており、同様な機能を有する処理機構となって
いる。第5の実施例の情報構造化表示装置には、このよ
うな第4の実施例と同様な基本的な構成に加えて、更
に、柔軟度保持データベース511が設けられた構成と
なっている。
【0118】ここでの柔軟度保持データベース511
は、柔軟度入力部508により入力され設定された柔軟
度を、各々の軸の単語とそれに対応する柔軟度の対とし
て保持している。すなわち、図29に示すように、柔軟
度保持データベースに格納されている柔軟度データ51
は、単語フィールド51aと柔軟度フィールド51bと
が対とされた形式で、軸の単語とその対応の柔軟度と
が、柔軟度保持データベース511に格納されている。
また、ここに保持されている軸の単語と現在の設定の柔
軟度は、後述するように、柔軟度入力部508の制御に
よる柔軟度設定ウィンドウにより、現在の設定の状態を
表示して、現在の柔軟度の設定内容の確認を行うと共
に、変更が必要に場合に変更できるように構成される。
【0119】つまり、ここでの第5の実施例の情報構造
化表示装置においては、柔軟度保持データベース511
に、各々の軸の単語とそれに対応する柔軟度とが対とし
て保持されているので、変更する時だけ、その軸の単語
の柔軟度の設定を行う。このため、各々の軸の単語とそ
れに対応する柔軟度の設定の変更を行う場合、図30に
示すように、構造化を行う軸の単語を入力する軸設定入
力画面の第1のウィンドウ53を表示し、その縦軸の単
語の入力フィールド54および横軸の単語の入力フィー
ルド55により、各々の軸の単語の設定を変更する。ま
た、各々の軸の単語に設定された柔軟度の設定の変更す
るためには、柔軟度設定ウィンドウ56により柔軟度の
設定を変更する。この第5の実施例において、柔軟度設
定ウィンドウ56には、図30に示すように、指定され
た軸の単語と共に、その単語に現在設定されている柔軟
度が表示され、更に、その設定の柔軟度に対応して展開
される関連語までが表示される。この表示内容により、
設定されている柔軟度の内容を確認して、利用者は柔軟
度の設定を変更する。
【0120】このように、第5の実施例においては、軸
の単語,その柔軟度,およびその柔軟度により展開した
関連語の類義語などの情報構造化表示するための条件デ
ータは、柔軟度保持データベース511に各々の軸の単
語とそれに対応する柔軟度は対として保持されているの
で、変更を加えたい時だけ、柔軟度の設定を行うことに
なる。したがって、当然、一度も設定したことの無い単
語の柔軟度は、デフォルト値として「0」が設定されて
いるので、柔軟度設定ウィンドウ56を表示しても、類
義語は一つも表示されない。なお、システムの立上げ時
の初期値設定処理において、デフォルトの柔軟度を設定
できるようにしておけば、一度も柔軟度を設定したこと
の無い軸の単語に対しても、例えば、柔軟度2に一律揃
えるようにもできる。
【0121】次に、第5の実施例にかかる情報構造化表
示装置の動作を説明する。図31は第5の実施例の情報
構造化表示装置における柔軟度保持データベースへの柔
軟度設定処理の要部を示すフローチャートである。図3
1のフローチャートを参照して、ここでの柔軟度保持デ
ータベースへの柔軟度設定処理の説明する。
【0122】処理を開始すると、ステップS91におい
て、構造化単語の入力を受け付け、柔軟度保持データベ
ースから、入力された単語の柔軟度を検索する。次に、
ステップS92において、柔軟度が既に設定されている
か否かを判定する。柔軟度が設定されている場合はそれ
でよいので、柔軟度が設定されていない場合は、ステッ
プS93において、柔軟度としてデフォルト値を代入す
る。これにより、軸の単語の全てに柔軟度が設定できた
ので、次に、ステップS94において、類義語辞書デー
タから柔軟度に応じて関連語を展開する。そして、ステ
ップS95において、現在の柔軟度による類義語を表示
する。続いてステップS96において、柔軟度の変更が
あるか否かを判定する。柔軟度の変更がない場合はそれ
で良いので、そのままとして、柔軟度の変更がある場合
のみ、ステップS97において、変更した値を柔軟度デ
ータベースに蓄積する。そして、次に、ステップS98
において、第4の実施例と同様な処理(ステップS5
8)へと進む。
【0123】このように、第5の実施例の情報構造化表
示装置においても、第4の実施例と同様に、システムを
立ち上げると、まず、メニューを作成する。そして、利
用者が、例えば、前述したような「WORD LIS
T」メニューの階層メニューを用いて構造化単語を入力
すると、図30に示すような柔軟度設定ウィンドウ56
が表示され、現在のデフォルトの柔軟度がいくつで、さ
らに現在の設定ではどんな類義語が展開されるかの情報
が呈示される。この例では、柔軟度保持データベースに
は、図29に示したように「知識表現」に対して、柔軟
度が「2」に設定されているので、その柔軟度に対応し
て類義語辞書データの検索が行われ、その関語語として
展開される類義語が「知識表現仮説」,「知識表現方
法」,「意味ネットワーク」,「フレーム」および「フ
レーム理論」の5つの単語であることが表示される。こ
れに対して、利用者は、柔軟度の変更を行いたいなら
ば、新たな値を柔軟度として設定入力する。また、その
必要がなければ、そのままリターン・キーの操作によっ
て、この柔軟度を確定する。変更があった場合は、その
変更された値を柔軟度保持データベースに蓄積し、なけ
ればそのままの柔軟度で先の処理へと進む。その後は、
第4の実施例と同様の動作を行う。また、この第5の実
施例においても、第4の実施例と同様に、一度、構造化
表示を行った後に、柔軟度の修正を行うことが可能であ
るため、その時に変更があった場合にも、柔軟度保持デ
ータベースの値を変更する。
【0124】以上に説明したように、本発明のこれまで
の第1〜第5の実施例の情報構造化表示装置によれば、
大量情報のキーワードによる分類・整理を行う際、様々
な視点を軸の単語として設定し、更に、軸の単語に対し
て、表現の揺れを考慮した曖昧かつ客観的な柔軟度を設
定し、その概念を広げて構造化表示を行い、それをわか
りやすい形で可視化することができるようになる。ま
た、その場合、構造化表示する一覧表の表示フォームを
更に多次元化するように様々に表示形態に変更して、構
造化表示するようにも構成できる。次に、このような構
造化表示する一覧表の表示形態を変えて多次元軸により
表現する表示形態をとることを可能にする変形例を第6
の実施例として説明する。
【0125】(第6の実施例)図32は、本発明の第6
の実施例にかかる情報構造化表示装置の要部の構成を示
すブロック図である。図32において、601はN次元
軸の構造化の軸の単語を入力する構造化軸入力部、60
2は構造化表示する対象の情報を格納しているデータベ
ース、603はN次元軸の構造化の情報検索を行う情報
検索部、604はN次元軸の構造化表作成部、605は
多次元情報構造化表示・選択部である。第6の実施例の
情報構造化表示装置における構造化軸入力部601,デ
ータベース602,情報検索部603,および構造化表
作成部604は、第1の実施例の情報構造化表示装置に
おける構造化軸入力部101,データベース102,情
報検索部103,および構造化表作成部104に対応し
ており、これらの共に同様の処理機能要素となってい
る。ただし、第6の実施例の情報構造化表示装置は、N
(Nは3以上)次元軸に対応して構造化表示できるもの
となっており、そのN次元軸の構造化表示の制御のため
に、多次元情報構造化表示・選択部605を更に付加さ
れた構成となっている。
【0126】図33は、構造化の軸の単語を入力する入
力部となるN次元軸の構造化軸入力画面の一例を示す図
である。図33において、57はN次元構造化軸入力画
面、58は多次元軸の次元数入力フィールド、59は個
々の次元軸の軸単語入力フィールド、60はマウスカー
ソルである。構造化軸入力部601は、N次元の構造化
軸の入力に対応しており、このようなN次元構造化軸入
力画面57を用いて、N次元軸の構造化の軸の単語の入
力を行う。
【0127】N次元軸の構造化の軸の単語の入力を行う
場合、利用者は、まず、N次元構造化軸入力画面57の
次元数入力フィールド58において、構造化表示を行う
多次元軸の次元数Nを設定する。図3に示すN次元構造
化軸入力画面57では、多次元軸の次元数Nを「5」に
設定している。これにより、構造化表示は、5次元軸で
構造化されて表示される。
【0128】多次元軸の次元数Nが設定されると、その
次元数Nの設定値に応じて、必要な次元数Nの個数の個
々の次元軸の軸単語入力フィールド59が有効になるの
で、利用者は、有効となった個々の次元軸の軸単語入力
フィールド59により、それれぞれの次元軸に設定する
構造化の軸の単語の設定入力を行う。図33に示す例に
おいては、第1次元軸とする軸の単語として「データベ
ース」,「検索システム」,「インタフェイス」および
「人工知能」が設定される。また、第2次元軸の軸の単
語として「知識獲得」,「知識表現」および「支援プロ
グラム」が設定される。第3次元軸の軸の単語としては
「Lisp」,「Prolog」および「C」が設定され、第4次
元軸の軸の単語としては「入門」および「\その他」が
設定される。また、第5次元軸の軸の単語としては「Ja
panese」および「English」が設定される。これらの軸
の単語の設定は、マウスカーソル40の操作により、設
定のする軸の位置を決めてキーボードによるキー操作に
より行う。
【0129】ここでは、構造化表示する場合の一覧表の
表示形態が、例えば、図34に示すように、N次元軸に
対応したものとなるので、多次元情報表示・選択部60
5により、その表示形式の選択の制御を行う。つまり、
図34に示すように、多次元軸の構造化表の一覧表61
においては、設定された次元数Nの値に応じて、それぞ
れの次元軸が、第1次元軸61a,第2次元軸61b,
第3次元軸61c,第4次元軸61d,第5次元軸61
eのように表示されるので、多次元情報表示・選択部6
05により、各々の次元軸の軸の単語を選択し、利用者
が希望する表示形式の表示形態を選択し、その対応の構
造化表示を行う。
【0130】ここでのN次元軸の構造化表の表示形態
は、第1の実施例における2次元の構造化表(図9,図
10)に対し、これをN次元に拡張したものとなってい
る。この例では、図34に示すように、第1次元軸61
aと第2次元軸61bは、それぞれ縦軸と横軸に対応さ
せて2次元の表を形成し、第3次元軸61c以降は、タ
グ形式で現わされている。この各次元軸のタグを選択す
ることによって異なる構造化結果を表示することができ
る。
【0131】また、このような多次元軸による構造化表
示は、そのまま先に説明した第2の実施例,第3の実施
例,第4の実施例,第5の実施例に適用しても良く、そ
の場合には、ここで多次元情報表示・選択部605に対
応する処理機能要素が基本装置構成に加えられることに
なる。
【0132】次に、前述の他の実施例の場合と同様に、
各々の多次元軸の単語の全ての組合に対して検索処理を
行った結果を、多次元軸の構造化表により表示する処理
について説明する。図35は、第6の実施例の情報構造
化表示装置における多次元軸の構造化表の表示処理の処
理フローを示すフローチャートである。次に、図35の
フローチャートを参照して、多次元軸の構造化表の表示
処理を説明する。
【0133】この場合、処理を開始すると、ステップS
101において、構造化の次元数Nの入力を受け付け。
設定する次元数Nに合せて構造化軸の単語の多次元軸入
力領域を作成する。次に、ステップS102において、
構造化の軸の単語を多次元軸入力領域で入力して検索を
開始する。次に、ステップS103において、多次元軸
の単語を1語ずつ取り、それぞれの単語を検索語のKey
[N][1], Key[N-1][1],…, Key[1][1] として、これらの
検索語のAND検索を行う。そして、次にステップS1
04において、配列Data[i](初期値i=1)に検索結
果を格納する。次のステップS105において、制御変
数iをインクリメントして、制御変数iが、i≧(numN
*numN-1*numN-2*…*num1){ただしnumNはN次元の
構造化単語数}であるか否かを判定する。つまり、各々
の次元軸の単語の全ての組合せについて検索処理が終了
したか否かを判定し、この組合せにかかる検索処理が終
了していない場合には、ステップS103に戻り、ステ
ップS103からの処理を繰り返し行う。全ての全ての
組合せについて検索処理が終了すると、次に、ステップ
S107に進み、検索結果を構造化表に表示して、多次
元軸の構造化表の表示処理を終了する。
【0134】具体的に処理例で説明する。システムが立
ち上がると、N次元構造化軸入力画面57の構造化単語
入力ウィンドウが立ち上がるので、これに対し、利用者
は、まず次元数を設定する。そして所望の構造化を行う
各次元軸の軸とする単語のキーワードを入力したい次元
軸の構造化単語表示領域に挿入する。図33に示す例で
は、「支援プログラム」というキーワードを第2次元軸
の軸の単語として入力している状態を示している。
【0135】例えば、図33に示すように、構造化軸の
次元数を5次元とすると、第1次元軸の第1番目の軸の
単語「データベース」が、キーワードKey[1][1]とな
り、すなわち、ここではKey[1][1]=“データベース”
となり、第1次元軸の第2番目の軸の単語「検索システ
ム」が、キーワードKey[1][2]となる。つまり、Key[1]
[2]=“検索システム”となる。同様に、Key[2][1]=
“知識獲得”,…,Key[3][2]=“Prolog”,
…,Key[5][1]=“Japanese”,Key[5][2]=
“English”のようになっているので、この場合
の多次元軸の軸の単語による検索処理では、(Key[1]
[1])AND(Key[2][1])AND(Key[3][1])AND
(Key[4][1])AND(Key[5][1])によるAND検索を
行い、その結果をData[1]に格納する。
【0136】同様に全て軸の単語の組合せ(この場合の
組合せは各次元軸の単語の数の積となるので2×2×3
×3×4=132通り)のAND検索を終了後、それぞ
れの対応の次元軸の軸の単語の位置の表示領域にその検
索結果が表示される。すなわち、図34に示すように、
タグの次元軸の「“Japanese”ד入門”×
“LISP”」のAND条件の検索結果が、縦軸「デー
タベース,検索システム,インタフェイス,人工知能」
×横軸「知識獲得,知識表現,支援プログラム」の構造
化表において表示される。この場合、タグの次元軸の
“English”など、下に隠れている次元軸のタグ
をクリックすれば、“Japanese”のタグが下が
り、逆に“English”のタグが上がるので、同時
に縦軸「データベース,検索システム,インタフェイ
ス,人工知能」×横軸「知識獲得,知識表現,支援プロ
グラム」の構造化表において表示される構造化表示情報
は、タグの次元軸の「“English”ד入門”×
“LISP”」のAND条件の検索結果となる。
【0137】なお、この多次元軸の構造化表示装置にお
いて、例えば、図33に示すN次元構造化軸入力画面5
7で、第4次元軸の第2番目の軸の単語として設定して
いる単語「\その他」は否定演算を意味する予約語を示
している。つまり、これはキーワード「その他」を捜す
のではなく、同次元の他のキーワードで検索されなかっ
たもの全てを検索してくることを意味している。すなわ
ち、この第4次元軸の設定では「入門」というキーワー
ドがついていないもの全てを指定していることを意味し
ている。このように、構造化表示を行う軸の単語とし
て、検索条件をそのまま設定入力しても良い。この場合
にも、軸の単語を表示する軸表示エリアには設定入力さ
れた検索条件の文字列が表示される。
【0138】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の情報構
造化表示装置によれば、大量情報のキーワードによる分
類・整理を行う際、様々な視点からの構造化を行い、そ
れをわかりやすい形で可視化することができるようにな
る。またその際、表現の揺れを考慮した曖昧かつ客観的
な柔軟度の設定を可能にすることにより、より柔軟な構
造化を行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施例にかかる情報構
造化表示装置の要部の構成を示すブロック図、
【図2】 図2は構造化の軸の単語を入力する入力部と
なるユーザインタフェース画面の構造化軸入力画面の一
例を示す図、
【図3】 図3は構造化の軸の単語を入力する入力部と
なるユーザインタフェース画面の構造化軸入力画面の他
の例を示す図、
【図4】 図4は構造化の軸の単語入力の他の入力例を
示す図、
【図5】 図5はキーワードによる文献データベースの
一例を示す図、
【図6】 図6は図5に示した文献データベースのキー
ワードに対するSQL言語の検索コマンドの一例を示す
図、
【図7】 図7は抄録による文献データベースの一例を
示す図、
【図8】 図8は図7に示した文献データベースの抄録
に対するSQL言語の検索コマンドの一例を示す図、
【図9】 図9は検索した情報を構造化表示する場合の
一覧表の表示形態の一例を示す図、
【図10】 図10は構造化表示を行う場合の一覧表の
表示形態の他の一例を示す図、
【図11】 図11は本発明の第1の実施例にかかる情
報構造化表示処理の一連の処理の流れを示す第1のフロ
ーチャート、
【図12】 図12は同じく本発明の第1の実施例にか
かる情報構造化表示処理の一連の処理の流れを示す図1
1の第1のフローチャートに続く第2のフローチャー
ト、
【図13】 図13は本発明の第2の実施例にかかる情
報構造化表示装置の要部の構成を示すブロック図、
【図14】 図14は本発明の第2の実施例にかかる情
報構造化表示装置の柔軟度入力部となるユーザインタフ
ェース入力画面の一例を示す図、
【図15】 図15は関連語辞書のデータ構造の一例と
柔軟度の対応関係を説明する図、
【図16】 図16は軸の単語「知識獲得」を柔軟度1
で展開した検索語によりSQL言語による検索処理例を
示す図、
【図17】 図17は本発明の第2の実施例にかかる情
報構造化表示処理の一連の処理の流れを示す第1のフロ
ーチャートである。
【図18】 図18は本発明の第2の実施例にかかる情
報構造化表示処理の一連の処理の流れを示す図17の第
1のフローチャートに続く第2のフローチャート、
【図19】 図19は本発明の第3の実施例にかかる情
報構造化表示装置の要部の構成を示すブロック図、
【図20】 図20は本発明の第3の実施例の情報構造
化表示装置における構造化の軸の単語入力の階層メニュ
ーの例を説明する図、
【図21】 図21は第3の実施例の情報構造化表示装
置の動作を説明するための要部のフローチャート、
【図22】 図22は本発明の第4の実施例にかかる情
報構造化表示装置の要部の構成を示すブロック図、
【図23】 図23は第4の実施例による情報構造化表
示装置における柔軟度修正入力の操作例を説明する表示
画面の一例を示す図、
【図24】 図24は本発明の第4の実施例の情報構造
化表示装置において構造化表示の軸の単語の設定処理の
処理フローを示す第1のフローチャート、
【図25】 図25は同じく本発明の第4の実施例の情
報構造化表示装置において構造化表示の軸の単語の設定
処理の処理フローを示す図24の第1のフローチャート
に続く第2のフローチャート、
【図26】 図26は本発明の第4の実施例の情報構造
化表示装置において柔軟度の修正処理の処理フローを示
す第1のフローチャート、
【図27】 図27は同じく本発明の第4の実施例の情
報構造化表示装置において柔軟度の修正処理の処理フロ
ーを示す図26の第1のフローチャートに続く第2のフ
ローチャート、
【図28】 図28は本発明の第5の実施例にかかる情
報構造化表示装置の要部の構成を示すブロック図、
【図29】 図29は本発明の第5の実施例の情報構造
化表示装置において柔軟度保持データベースに格納され
ている柔軟度データの一例を説明する図、
【図30】 図30は本発明の第5の実施例にかかる情
報構造化表示装置の柔軟度入力部のユーザインタフェー
ス入力画面の一例を示す図、
【図31】 図31は第5の実施例の情報構造化表示装
置における柔軟度保持データベースへの柔軟度設定処理
の要部を示すフローチャート、
【図32】 図32は本発明の第6の実施例にかかる情
報構造化表示装置の要部の構成を示すブロック図、
【図33】 図33は構造化の軸の単語を入力する入力
部となるN次元軸の構造化軸入力画面の一例を示す図,
【図34】 図34はN次元軸の構造化表の表示例を示
す図
【図35】 図35は第6の実施例の情報構造化表示装
置における多次元軸の構造化表の表示処理の処理フロー
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20…構造化軸入力画面、21…縦軸の単語の入力フィ
ールド、22…横軸の単語の入力フィールド、23…検
索ボタン、24…構造化軸入力画面、25…検索空間入
力フィールド、26…テキスト形式のデータ、27…文
献データベースのキーワードテーブル、27a,27
b,27c…データ列、28…SQLの検索コマンド、
28a,28b…検索ステートメント、29…文献デー
タベースの抄録テーブル、29a,29b,29c…デ
ータ列、30…SQLの検索コマンド、30a,30b
…検索ステートメント、31…構造化表の一覧表、31
a…縦軸、31b…横軸、32…カード面、32a…縦
軸のタグ、32b…横軸のタグ、33…構造化軸入力画
面、34…縦軸の単語の入力フィールド、35…横軸の
単語の入力フィールド、36…柔軟度設定ウィンドウ、
37…類義語辞書データ、38…柔軟度設定データ、3
9…SQLの検索コマンド、39a…検索ステートメン
ト、40…マウスカーソル、41…メニューボタン、4
2…第1階層の単語メニュー、43…第2階層の単語メ
ニュー、44…第3階層の単語メニュー、45…第4階
層の単語メニュー、46…構造化軸設定入力画面の第1
のウィンドウ、47…単語入力部、48…柔軟度修正画
面の第2のウィンドウ、49…第1の軸単語表示エリ
ア、50…第2の軸単語表示エリア、51…柔軟度デー
タ、53…軸設定入力画面の第1のウィンドウ、54…
縦軸の単語の入力フィールド、55…横軸の単語の入力
フィールド、56…柔軟度設定ウィンドウ、57…N次
元構造化軸入力画面、58…次元数入力フィールド、5
9…軸単語入力フィールド、60…マウスカーソル、6
1…構造化表の一覧表、61a…第1次元軸、61b…
第2次元軸、61c…第3次元軸、61d…第4次元
軸、61e…第5次元軸、101…構造化軸入力部、1
02…データベース、103…情報検索部、104…構
造化表作成部、201…構造化軸入力部、202…デー
タベース、203…情報検索部、204…構造化表作成
部、205…関連語辞書、206…関連語展開部、20
7…検索語制御部、208…柔軟度入力部、301…構
造化軸入力部、302…データベース、303…情報検
索部、304…構造化表作成部、305…関連語辞書、
306…関連語展開部、307…検索語制御部、308
…柔軟度入力部、309…メニュー生成部、401…構
造化軸入力部、402…データベース、403…情報検
索部、404…構造化表作成部、405…関連語辞書、
406…関連語展開部、407…検索語制御部、408
…柔軟度入力部、409…メニュー作成部、410…柔
軟度修正部、501…構造化軸入力部、502…データ
ベース、503…情報検索部、504…構造化表作成
部、505…関連語辞書、506…関連語展開部、50
7…検索語制御部、508…柔軟度入力部、509…メ
ニュー作成部、510…柔軟度修正部、511…柔軟度
保持データベース、601…構造化軸入力部、602…
データベース、603…情報検索部、604…構造化表
作成部、605…多次元情報構造化表示・選択部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を構造化表示する次元の軸とする単
    語を入力する構造化軸単語入力手段と、 構造化表示対象の情報を保持するデータベースと、 前記構造化軸単語入力手段により入力された単語を検索
    語として用い前記データベースから表示情報を検索する
    情報検索手段と、 検索した表示情報を構造化表示する次元の軸に沿って配
    置した一覧表として表示する構造化表示処理手段とを有
    することを特徴とする情報構造化表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報構造化表示装置に
    おいて、更に、 各々の単語の類義語,上位語,および下位語を階層関係
    にしたがって格納する関連語辞書と、 前記構造化軸単語入力手段で入力した各単語に対し、検
    索範囲を広げる程度指数の柔軟度を入力する柔軟度入力
    手段と、 前記柔軟度入力手段で入力した柔軟度に応じて、前記構
    造化軸単語入力手段で入力した単語と関連語辞書から各
    単語の関連語を獲得する関連語展開手段と、 前記関連語展開手段を制御し、前記関連語辞書から獲得
    した関連語と柔軟度との関係を調整し、関連語から検索
    語を決定する検索語制御手段とを備えることを特徴とす
    る情報構造化表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報構造化表示装置に
    おいて、更に、 前記関連語辞書における類義語,上位語,および下位語
    の階層関係にしたがって、構造化表示する軸とする単語
    の入力時の単語選択に用いる関連語の階層メニューの作
    成を行うメニュー作成手段を備えることを特徴とする情
    報構造化表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報構造化表示装置に
    おいて、更に、 検索した表示情報を構造化表示する次元の軸の表示形態
    の変更を指示する表示軸変更手段を備え、 前記構造化表示処理手段は、表示軸変更手段により変更
    を指示された表示形態の次元の軸に沿って検索した表示
    情報を配置し表示することを特徴とする情報構造化表示
    装置。
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