JP2009266188A - 表示制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面上に表示する際に、表示態様を改善することにより利便性を向上できる表示制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面上に表示する際に、複数の情報グループをカテゴリ別に分類して登録しておく。そして、同一カテゴリに分類された情報グループが保有する各種情報を表示する場合に、それぞれの表示領域を、情報グループに関連付けられた特徴を示す指標に基づいて二次元空間上に設定し、それぞれの表示領域に、各種情報のうち特定要素に関する情報を表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面上に表示するための表示制御方法及びプログラムに関し、特に、ポータルサイトで提供される検索サービスの検索結果画面や日付ごとに情報が登録されたカレンダー画面を表示する際に好適な技術に関する。
従来、コンピュータ、携帯電話、TV、ビデオカメラ等、身近な電子機器の操作手段として、グラフィカルユーザインターフェース(GUI:Graphical User Interface)が採用されている。GUIとは、グラフィックを多用した表示画面によりユーザに情報を提供するとともに、大半の操作をマウス等のポインティングデバイスによって直接的に行うことができるユーザインターフェースである。
近年では、デザイン性だけでなく、電子機器の高機能化に対応できる操作性に優れたGUIが要求されている。
例えば、特許文献1には、検索エンジンによりインターネット上の各種情報(例えば、ホームページ等)を検索する際に適した検索結果画面の表示方法が開示されている。具体的には、検索結果として複数のホームページ等のタイトルを表示し、再度開きたい必要なホームページと不要なホームページとに区別することで、膨大な検索結果の中から重要性の高いもののみに徐々に絞り込むようにする技術である。
また、インターネット上で公開されている各種情報を検索する方法としては、ポータルサイトが提供する検索エンジンによるキーワード検索や、各種情報を予めカテゴリ別に分類して登録しておき、階層遷移により目的の情報に辿り着くディレクトリ検索が知られている。
特許第3299248号公報
しかしながら、キーワード検索、ディレクトリ検索の何れにおいても、各種情報(例えば、ホームページ)の最終的な検索結果は、テキスト又は画像を用いたリスト表示で提示されるのが一般的であり、ユーザは、検索結果画面において表示されている僅かな情報を元に所望の情報を見つけなければならない。通常は、検索結果画面において提示されたテキストや画像に関連付けられたリンクを辿って、元の情報を一つずつ確認する作業を行うこととなる。
また、検索結果画面においてリスト表示によって提示された情報同士を比較することは極めて困難であり、ユーザにとって利便性に優れているとはいえない。
特に、2種類の特徴で分類される情報に関しては、それぞれの特徴をX軸方向、Y軸方向に展開し、ティスプレイ上に表示することは可能であるが、さらに特徴が増えた場合は、平面ディスプレイ上に3次元的に配置表示するなどの表示方法になり、情報を比較する上で見づらいものとなっていた。
本発明は、複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面上に表示する際に、表示態様を改善することにより利便性を向上できる表示制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面上に表示するための表示制御方法であって、
前記複数の情報グループをカテゴリ別に分類して登録しておき、
同一カテゴリに分類された情報グループが保有する各種情報を表示する場合に、
情報グループに関連付けられた特徴を示す3つの指標をX軸、Y軸、Z軸とする仮想的な三次元空間上に、XY平面に平行でZ軸方向に断続的に積層された複数の平面を設定するとともに、当該複数の平面上に前記情報グループの表示領域を設定し、
前記XY平面を画面上の横方向、縦方向に展開し、Z軸方向を複数のウェブページの重ねあわせとして表示することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記複数の情報グループは、日付ごとにスケジュール内容(例えば、特定のオークションの出品日、終了日、入札日等)が登録された、カレンダーカテゴリに分類されるカレンダー要素であり、
前記カレンダー要素の日付に基づく2つの指標(例えば、曜日、第○週)が前記X軸、Y軸とされるとともに、前記スケジュール内容が属するカレンダー項目(例えば、オークションID、商品の発売日、TV番組の放送日、仕事の種類等)が前記Z軸とされ、
前記複数の平面上に前記カレンダー要素の表示領域がマトリックス状に配列され、
前記複数のウェブページは、前記カレンダー項目に対応する平面上の当該カレンダー要素の表示領域に前記スケジュール内容が表示されてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御方法において、前記重ねられた複数のウェブページをタブで選択可能とするように表示することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面上に表示するための表示制御方法であって、
前記複数の情報グループをカテゴリ別に分類して登録しておき、
同一カテゴリに分類された情報グループが保有する各種情報を表示する場合に、それぞれの表示領域を、情報グループに関連付けられた特徴を示す指標に基づいて二次元空間上に設定し、
前記それぞれの表示領域に、前記各種情報のうち特定要素に関する情報を表示することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の表示制御方法において、前記特定要素は、外部からの操作に基づいて選択されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の表示制御方法において、前記特定要素に対応して複数設けられ、前記外部からの操作を受け付けるための第1操作ボタンを画面上に表示し、
前記外部からの操作によって前記第1操作ボタンが操作された場合に、当該第1操作ボタンに対応付けられた特定要素に関する情報を、前記表示領域に表示することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の表示制御方法において、前記特定要素が上位要素と当該上位要素を細分化した下位要素で構成される場合、
前記上位要素に対応する前記第1操作ボタンは常時有効とされ、
前記下位要素に対応する前記第1操作ボタンは、前記外部からの操作によって前記上位要素の第1操作ボタンが操作された場合に有効化されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5から7のいずれか一項に記載の表示制御方法において、前記外部からの操作を受け付けるためのスクロールバーを画面上に表示し、
前記外部からの操作によって前記スクロールバーが操作された場合に、スクロールバーにおけるスクロールボックスの位置に対応付けられた特定要素に関する情報を、前記表示領域に表示することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項4から8の何れか一項に記載の表示制御方法において、前記特定要素に関する情報が表示されている表示領域を、前記外部からの操作を受け付けるための第2操作ボタンとして機能させ、
外部からの操作によって前記第2操作ボタンが操作された場合に、当該表示領域に表示されていた特定要素に関する詳細情報を、当該表示領域より大きい拡大表示領域に表示することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項4から9のいずれか一項に記載の表示制御方法において、前記情報グループに関連付けられた特徴を示す指標が2以上ある場合、
外部からの操作に基づいて選択された2つの指標を、前記二次元空間の2軸とすることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、カテゴリ別に分類して登録された複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面に表示するためのプログラムあって、
同一カテゴリに分類された情報グループが保有する各種情報を表示する場合に、
前記複数の情報グループのそれぞれの表示領域を、情報グループに関連付けられた特徴を示す指標に基づいて二次元空間上に設定する機能と、
前記それぞれの表示領域に、前記各種情報のうち特定要素に関する情報を表示する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザは情報グループの属性を視覚的に認識でき、所望の情報を取得するのが容易となる。さらに、提示された情報同士を容易に比較することができるので、GUIとしての利便性が格段に向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るネットワーク構成について示す概略図である。
第1実施形態では、サーバ1からクライアント2に、ネットワークNを介してコンテンツ(例えば、ウェブページ等)を提供し、クライアント2においてコンテンツを利用する場合について示している。
図1に示すように、サーバ1には、通信ネットワークNを介してクライアント2(例えば、パーソナルコンピュータ2a、携帯電話2b等)が接続されている。
通信ネットワークNは、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網、携帯電話通信網等であり、当該通信ネットワークNに接続するサーバ1とクライアント2の間を、データ通信可能に接続する。
このようなネットワークシステムにおいて、例えば、ユーザがクライアント2でウェブブラウザを起動しURLを指定すると、クライアント2はこれを元に対応するコンテンツ(例えば、HTMLファイル)を保有しているサーバ1をインターネット上で探して、コンテンツのデータを要求する。
一方、要求されたコンテンツを保有するサーバ1は、要求されたコンテンツをクライアント2に送信する。そして、クライアント2は、受信したコンテンツの内容を解析してウェブページ等を表示する。
サーバ1が、ポータルサイトのウェブサーバである場合、ユーザによる検索操作に伴いクライアント2から送信される操作情報に基づいて、サーバ1はコンテンツの検索を行い、検索結果を含む新たな画面データを生成し、この画面データをクライアント2に送信する。そして、クライアント2では、サーバ1から送信された画面データに基づく表示制御がなされることとなる。
図2は、サーバ1のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。第1実施形態におけるサーバ1は、例えば、各種ウェブサイトのディレクトリ検索サービスを提供するポータルサイトのウェブサーバである。
図2に示すように、サーバ1は、制御部11、通信部12、データベース13等を備えて構成され、各部はバスライン14により電気的に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、ROM(Read Only Memory)113で構成される。
CPU111は、各種演算処理を行う他、各部の集中制御を行う。RAM112は、CPU111が演算処理を行うときのデータを一時的に記憶しておく作業領域を有する。ROM113は、CPU111が実行するオペレーティングシステム(OS)やサーバ用ソフトウェア、ウェブアプリケーション等のプログラムを記憶する。
通信部12は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してクライアント2とデータの送受信を行う。
データベース13には、例えば、ディレクトリ検索により提供するウェブサイトがカテゴリ別に分類され、ウェブサイトごとに、それぞれのウェブサイトに関する情報が登録されている。つまり、第1実施形態では、ウェブサイトが保有するウェブページやこれに付随する情報群により情報グループが構成されている。
図4は、カテゴリ「女性ファッション誌」に属するウェブサイトが保有する情報の一構成例について示す説明図である。
図4に示すように、データベース13には、ウェブサイト(情報グループ)ごとに、それぞれのウェブサイトが保有する情報(例えば、ウェブページに関する情報)が登録されている。
すなわち、カテゴリ「女性ファッション誌」に属するウェブサイトの場合は、当該ウェブサイトが提供する雑誌やウェブマガジンに関する情報、当該ウェブサイトが推奨するファッションアイテムに関する情報、当該情報グループが主として扱っているブランドに関する情報、当該情報グループが雑誌やウェブマガジンで特集しているキーワードに関する情報等が、特定要素に関する情報として登録されている。つまり、「雑誌・ウェブマガジン」「アイテム」「ブランド」「キーワード」等が特定要素となる。この特定要素も、ウェブサイトに関連付けられた特徴を示す指標の一つである。
ここで、特定要素「アイテム」は、これを上位要素とする複数の下位要素に細分化されている。つまり、上位要素「アイテム」は、下位要素「シューズ」「コート」「ジャケット」「ワンピース」「トップス」等で構成されている。
特定要素に関する情報には、例えば、検索結果画面において表示するタイトル情報、検索結果画面において所定の操作が行われたときに表示する詳細情報、当該ウェブページ及びこれに関連するウェブページに画面遷移するためのリンク情報等が含まれる。
クライアント2において、ウェブサイトの検索結果画面を表示させるときには、タイトル情報や詳細情報を構成するテキストや画像が利用されることとなる。
また、それぞれのウェブサイト(情報グループ)には、当該ウェブサイトの特徴情報が関連付けられて登録されている。特徴情報とは、例えば、流行性、デザイン性、価格、年齢層等の指標を数値化した情報であり、当該ウェブサイトの特徴を示すものである。
この特徴情報により、それぞれのウェブサイトの傾向(例えば、対象とするユーザ層)をある程度把握できる。カテゴリ「女性ファッション誌」に属するウェブサイトの場合は、それぞれのウェブサイトがどのようなファッション(例えば、モード系、アラサー、ハイエンド系、等)に注力しているかがわかる。例えば、流行性についていえば、流行のファッションを主として扱っているモテ志向度の高いウェブサイトか、定番のファッションを主として扱っている自分志向度の高いウェブサイトかがわかる。
図4に示すようなウェブサイトに関する情報は、例えば、サーバ1の管理者によって収集され、データベース13に登録される。または、ウェブサイトを提供するサービス提供者が、サーバ1の管理者の承認を得て、各種情報を登録できるようにしてもよい。
なお、サーバ1において、特定要素(図4の「雑誌・ウェブマガジン」等)及び指標(図4の「流行性」等)の種類は、ウェブサイトが属しているカテゴリ毎に設定されるものとする。
例えば、カテゴリ「レストラン」に属するウェブサイトの場合は、店舗の概要を示す店舗情報、提供している飲食物の種類を示すメニュー情報、飲食する際に受けられる特典を示すクーポン情報等が、特定要素に関する情報として登録される。また、雰囲気、予算、ジャンル等が特徴を示す指標とされる。
図2において、サーバ1のCPU111は、例えば、ROM113に記憶されているサーバ用ソフトウェア及びウェブアプリケーションプログラムを実行することにより、クライアント2からの操作情報に応じた処理を行う。例えば、クライアント2のウェブブラウザにおいて、トップページからディレクトリ検索を指示する操作が行われると、検索結果画面のデータを生成して、これをクライアント2に送信する。
このとき、上述したウェブサイトの特徴を示す指標のうちの何れか2つが二次元空間の2軸とされ、この二次元空間上で同一カテゴリに分類されたウェブサイトのそれぞれの表示領域が設定される。そして、クライアント2では、ウェブサイトが保有する特定要素に関する情報のうち、選択された特定要素に関する情報が、設定された表示領域に表示されることとなる。
図3は、クライアント2のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
図3に示すように、クライアント2は、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、表示部25等を備えて構成され、各部はバスライン26により電気的に接続されている。
制御部21の構成はサーバ1の制御部11の構成と同様である。ROM213は、OSやウェブブラウザ等のプログラムを記憶する。
記憶部22は、例えばハードディスクで構成され、サーバ1からダウンロードしたコンテンツ(例えば、ウェブページで公開されている画像)のデータ等を記憶する。
通信部23は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してサーバ1とデータの送受信を行う。
操作部24は、例えば、キーボード及びマウスで構成され、ユーザが情報を入力する際に使用される。例えば、サーバ1から提供されたポータルサイトのトップページにおいて、ユーザは操作部24を操作することにより、ディレクトリ検索を行う。
表示部25は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成され、制御部21からの表示制御指令に基づいて所定の画面を表示する。表示部25には、例えば、ウェブブラウザのGUIが表示される。
クライアント2のCPU211は、例えば、ROM213に記憶されているウェブブラウザを実行し、ユーザが操作部24によりURLを入力することに伴い、URLで指定されるウェブページをサーバ1に要求する。そして、サーバ1から送信されたウェブページ(例えば、ポータルサイトのトップページ)のデータを解析して、ウェブブラウザのウィンドウに表示する。
上述したように、サーバ1がクライアント2にポータルサイトを提供し、クライアント2においてディレクトリ検索が行われると、クライアント2のウェブブラウザには検索結果画面が表示される。第1実施形態では、この検索結果画面を表示する際に、本発明を適用している。
図5は、本発明を適用して表示される検索結果画面の一例を示す説明図である。この検索結果画面は、例えば、クライアント2において、サーバ1が提供するポータルサイトでウェブサイトのディレクトリ検索が行われたときに表示される。すなわち、ディレクトリ検索により適合したウェブサイトの各種情報が、図5に示す表示態様で提示される。
図5では、「女性ファッション誌」についてディレクトリ検索が行われたときの検索結果を示している。
なお、検索結果画面においてどの特定要素に関する情報を表示させるかは、後述するようにユーザの選択操作によって変更可能であるが、検索結果画面の初期表示では、例えば、特定要素「雑誌・ウェブマガジン」が選択されるものとする。また、検索結果画面の初期表示では、ウェブサイトの特徴を示す指標のうち、「流行性」「ファッション性」を二次元空間の2軸に割り当てるものとする。
図5に示すように、「女性ファッション誌」についてディレクトリ検索が行われると、ウェブブラウザのウィンドウBWには検索結果画面SRが表示される。
この検索結果画面SRの上部には、ウェブサイトが保有している情報を示す特定要素名が表記されたタブT1〜T4が配置されている。そして、有効化されているタブT1に対応する特定要素「雑誌・ウェブマガジン」に関する情報が各ウェブサイトの表示領域に表示される。
このタブT1〜T4は、ユーザによる操作を受け付けるための操作ボタンとして機能する。つまり、ユーザが操作部24を操作(例えば、マウスのクリック操作)してタブT1〜T4の何れかの選択を指示すると、この指示に基づいて表示制御がなされる。具体的には、選択操作されたタブに対応する特定要素に関する情報が表示されることとなる。
また、検索結果画面SRの右端部には、スクロールバーSBが配置されている。スクロールバーは、制限された領域内に情報を表示しきれないときに、情報を上下又は左右にスクロールして表示するために用いられるのが一般的であるが、第1実施形態では、表示させる特定要素を切り換えるために使用している。すなわち、スクロールバーSBにおけるスクロールボックスSBaの位置は、有効化されているタブT1と連動するようになっている。
例えば、図5に示す状態において、スクロールボックスSBaを下方に移動させると、タブT1〜T4は順次有効化され、有効化されたタブに対応する特定要素に関する情報がウェブサイトの表示領域に表示されることとなる。また例えば、タブT1〜T4の何れかの選択操作が行われると、選択されたタブが有効化され、有効化されたタブに対応する特定要素に関する情報が表示されるとともに、スクロールボックスSBaは対応する位置に移動される。
図5において、検索結果画面SRの表示領域では、カテゴリ「女性ファッション誌」において設定されている指標のうちの2つを2軸AX1、AX2とする二次元空間が形成されている。そして、この二次元空間において、カテゴリ「女性ファッション誌」に属するウェブサイトの表示領域が設定される。ここで、各ウェブサイトの表示領域の大きさは、ウェブサイトの重要度(例えば、ポータルサイトに対する貢献度、管理者/ユーザの評価等)等に応じて異なるものとしてもよい。
図5において、X軸AX1には図4に示す指標のうちデザイン性が割り当てられており、Y軸AX2には流行性が割り当てられている。図示は省略するが、例えば、指標軸AX1、AX2又はその近傍において、ユーザがクリック操作を行うと、プルダウンメニューに複数の指標(図4参照)が表示され、その中から各軸に割り当てる指標を選択できるようになっている。
また、検索結果画面SRにおいて配置されるウェブサイトのファッション傾向がわかりやすいように、2軸AX1、AX2に割り当てられた指標に基づいて二次元空間をクラスタに分割して、各クラスタが有するファッション傾向の名称を表示している(モード系TR1、アラサーTR2、ハイエンド系TR3等)。
図5では、特定要素「雑誌・ファッション」が選択されているので、二次元空間上に設定されたウェブサイトの各表示領域には、雑誌・ウェブマガジンに関連する情報が表示されている。
例えば、「モード系」のクラスタTR1において、情報グループ1(VO誌)、情報グループ4(BA誌)の表示領域AR1、AR4には雑誌・ウェブマガジンに関連する情報として画像(例えば、雑誌の表紙画像)I11、I41が表示されている。また、情報グループ2、3の表示領域AR2、AR3には雑誌・ウェブマガジンに関連する情報としてテキスト(例えば、雑誌名・ウェブマガジン名)I21、I31が表示されている。
このように、第1実施形態では、複数の情報グループ(例えば、ウェブサイト)がそれぞれ保有する各種情報(例えば、ウェブページで提供される情報)を画面上に表示する際に、同一カテゴリ(例えば、女性ファッション誌)に分類された情報グループのそれぞれの表示領域が二次元空間上に設定され、それぞれの表示領域には特定要素(例えば、雑誌・ウェブマガジン)に従って抽出された情報グループ固有の情報(例えば、画像、テキスト)が表示される。
これにより、ユーザは情報グループの属性を視覚的に認識できるとともに、所望の情報を取得するのが容易となる。さらに、提示された情報同士を容易に比較することができるので、GUIとしての利便性が格段に向上する。
また、外部からの操作(例えば、ユーザによるマウス操作)に基づいて、各ウェブサイトの表示領域に表示させる情報が切り換えられるようになっている。
具体的には、検索結果画面SRには、外部からの操作を受け付けるためのタブ(第1操作ボタン)T1〜T4が、特定要素に対応して複数設けられている。そして、外部からの操作によってタブT1〜T4が操作された場合には、当該タブに対応付けられた特定要素に関する情報I11〜I14が、各ウェブサイトの表示領域AR1〜AR4に表示される。
また、検索結果画面SRには、外部からの操作を受け付けるためのスクロールバーSBが設けられている。そして、外部からの操作によってスクロールバーが操作された場合には、スクロールバーSBにおけるスクロールボックスSBaの位置に対応付けられた特定要素に関する情報I11〜I14が、各ウェブサイトの表示領域AR1〜AR4に表示される。
このように、ユーザは、極めて簡単な操作により、ウェブサイト間の関係性を保持したまま、表示させる情報の内容を切り換えることができるので、どのウェブサイトがどのような情報を提供しているかを容易に認識でき、利便性が向上する。
また、スクロールバーSBの操作に基づいて表示される情報の内容が切り換わるので、操作性に優れる上、視覚的な興趣を与えることができる。
図6は、ディレクトリ検索の検索結果画面を表示するための表示制御処理の一例を示すフローチャートである。この表示制御処理は、例えば、サーバ1のCPU111がROM113に記憶されているサーバ用ソフト及びウェブアプリケーションを実行することにより実現される。例えば、クライアント2において、ポータルサイトのトップページからディレクトリ検索が行われるときに実行される。
図6において、ステップS101では、クライアント2におけるディレクトリ検索により最下層のカテゴリに到達したか否かを判定する。
ここで、最下層のカテゴリとは、さらに下位階層のカテゴリを有さないカテゴリである。例えば、カテゴリの階層構造が、トップ>生活と文化>ファッション、服飾>雑誌>女性ファッション誌となっている場合、「女性ファッション誌」が最下層のカテゴリとなる。従来のディレクトリ検索においては、最下層のカテゴリに到達すると、そのカテゴリに属するウェブサイトのタイトル等がリスト表示により提示されていた。
ステップS101において、最下層のカテゴリに到達したと判定するとステップS102に移行する。この到達したカテゴリが、ユーザのディレクトリ検索により選択されたカテゴリということになる。
ステップS102では、選択されたカテゴリに属するウェブサイトについて、データベース13に登録されている情報を参照する(図4参照)。
ステップS103では、検索結果画面を表示するときの2軸に割り当てる指標を設定し、ウェブサイトの表示領域を設定するための二次元空間を形成する。カテゴリ「女性ファッション誌」の場合、図4に示す指標(流行性、デザイン性等)のうちの2つが、2軸に割り当てられる指標として設定される。例えば、検索結果の初期画面では、図5に示すように、流行性、デザイン性が2軸に割り当てられる。
ステップS104では、設定された2軸により決定される二次元空間において、各ウェブサイトの表示領域を設定する。図4に示すように、各ウェブサイトには、各指標について数値化した特徴情報が登録されているので、この特徴情報に基づいて二次元空間上における表示領域が設定される。
例えば、図5における表示領域AR1は、流行性について自分志向度が高く、デザイン性についてエレガント度が高いウェブサイトの表示領域であることを示している。
ステップS105では、ウェブサイトごとに設定された表示領域に、選択されている特定要素に関する情報を配置する。例えば、特定要素「雑誌・ウェブマガジン」が選択されている場合、雑誌・ウェブマガジンの表紙画像や、誌名を示すテキストが配置される。
ステップS106では、検索結果画面の所定の領域に、特定要素に対応する操作ボタン(図5におけるタブT1〜T4、及びスクロールバーSB)を配置する。また、ステップS106では、ウェブサイトごとに設定された表示領域を操作ボタン(第2操作ボタン)として機能させるための処理を行う。
ステップS107では、上述したようにして生成した検索結果画面のデータをクライアント2に送信する。クライアント2では、図5に示すような検索結果画面が表示されることとなる。
そして、検索結果画面が表示された後の表示制御処理(表示制御処理2)については、ステップS108で行われる。
図7は、表示制御処理2の一例を示すフローチャートである。
図7において、ステップS201では、指標軸の変更操作があったか否かを判定する。指標軸の変更操作とは、例えば、ユーザが指標のプルダウンメニューからX軸AX1又はY軸AX2に割り当てる指標を選択する操作である。そして、指標軸の変更操作があったと判定した場合はステップS202に移行し、指標軸の変更操作がないと判定した場合はステップS207に移行する。
ステップS202では、変更された指標軸により決定される二次元空間において、各ウェブサイトの表示領域を再設定する。図4に示すように、各ウェブサイトには、各指標について数値化した特徴情報が登録されているので、この特徴情報に基づいて二次元空間上における表示領域が設定される。
ステップS203では、ウェブサイトごとに設定された表示領域に、選択されている特定要素に関する情報を配置する。
ステップS204では、検索結果画面の所定の領域に、特定要素に対応する操作ボタン(図5におけるタブT1〜T4、及びスクロールバーSB)を配置する。また、ステップS204では、ウェブサイトごとに設定された表示領域を操作ボタン(第2操作ボタン)として機能させるための処理を行う。
ステップS205では、上述したようにして生成した検索結果画面のデータをクライアント2に送信する。クライアント2では、指標軸が変更された検索結果画面が表示されることとなる。
ステップS206では、終了操作されたか否かを判定する。ここで、終了操作とは、ディレクトリ検索の検索結果画面の表示を終了する操作であり、例えば、ウェブブラウザを終了する操作や、他のウェブページ(例えば、ポータルサイトのトップページ)に遷移する操作等を含む。そして、終了操作されたと判定した場合は図7のフローチャートに戻り、表示制御処理を終了する。一方、終了操作されていないと判定した場合は、ステップS201に移行し、表示制御処理を継続する。
ステップS201において指標軸の変更操作がないと判定すると、ステップS207では、特定要素に対応する操作ボタン(例えば、タブT1〜T4又はスクロールバーSB)の選択操作(例えば、タブT1〜T4又はスクロールバーSBの操作)があったか否かを判定する。そして、特定要素に対応する操作ボタンの選択操作があったと判定した場合はステップS208に移行し、操作ボタンの選択操作がないと判定した場合はステップS209に移行する。
ステップS208では、ウェブサイトごとに設定された表示領域に、新たに選択された特定要素に関する情報を配置する。そして、ステップS204、S205の処理を行う。
クライアント2では、検索結果画面における各ウェブサイトの表示領域に、新たに選択された特定要素に関する情報が表示されることとなる。
図8は、特定要素に対応する操作ボタンが操作された場合の検索結果画面の一例を示す説明図である。図8では、図5に示す検索結果画面おいて、特定要素「アイテム」に対応するタブT2が選択された場合について示している。
図8に示すように、各ウェブサイトの表示領域には、特定要素「アイテム」の中の「シューズ」に関連する情報が表示されている。
例えば、「モード系」のクラスタTR1において、情報グループ1(VO誌)、情報グループ4(BA誌)の表示領域AR1、AR4にはアイテム(シューズ)に関連する情報として画像(例えば、シューズの画像)I12、I42が表示されている。また、情報グループ2、3の表示領域AR2、AR3にはアイテム(シューズ)に関連する情報としてテキスト(例えば、シューズの種類)I22、I32が表示されている。
図5と比較すると、各ウェブサイトの表示領域は保持されたまま、ここに表示される情報の内容だけが変更されている。また、スクロールボックスSBaの位置は、選択された特定要素「アイテム(シューズ)」に対応する位置となっている。
また、特定要素「アイテム」は、これを細分化した複数の下位要素(シューズ、コート等)を有している。したがって、図8では、これらの下位要素の選択操作を受け付けるための操作ボタン(テキスト表示)T21〜T25が表示されている。図8では「シューズ」の表示T21が太字とされており、これが選択されている特定要素であることを示している。
ユーザによって下位要素に対応する操作ボタンRT21が操作されると、上位要素「アイテム」を構成する下位要素の中から、選択された下位要素「シューズ」に関連する情報I12、I22、I32、I34が各ウェブサイトの表示領域AR1〜AR4に表示されることとなる。
なお、特定要素「アイテム」に対応するタブT2が有効化された状態においてだけ、下位要素に対応する操作ボタンT21〜T25は表示される。
このように、特定要素が上位要素(例えば、アイテム)と当該上位要素を細分化した下位要素(例えば、シューズ、コート等)で構成される場合、上位要素に対応するタブ(操作ボタン)は常時有効(常時表示)とされる。一方、下位要素に対応する操作ボタンは、外部からの操作によって上位要素のタブが操作された場合に有効化される。
これにより、密接に関連する特定要素についてはタブで表示しないことにより、検索結果画面が煩雑となるのを回避できるとともに、操作性を向上することができる。
図7に戻り、ステップS207において操作ボタンの選択操作がないと判定すると、ステップS209では、ウェブサイトの表示領域の選択操作(例えば、ユーザによるマウス操作)があったか否かを判定する。そして、表示領域の選択操作があったと判定した場合はステップS210に移行し、表示領域の選択操作がないと判定した場合はステップS206に移行する。
ステップS209では、選択された表示領域の近傍或いは当該表示領域を含む位置に拡大表示領域を設け、選択された情報の詳細情報を拡大表示領域に配置する。そして、ステップS205の処理を行う。
クライアント2では、検索結果画面において、詳細情報が重畳表示されることとなる。
図9は、ウェブサイトの表示領域が選択操作された場合の検索結果画面の一例を示す説明図である。図9では、図5に示す検索結果画面おいて、Vi誌の表示領域AR5が選択操作された場合について示している。
図9に示すように、Vi誌の表示領域AR5を含む位置に拡大表示領域AR51が形成され、この拡大表示領域AR51には詳細情報I511が表示されている。この詳細情報I511は、特定要素「雑誌・ウェブマガジン」に関連する情報として、データベース13に予め登録されている情報である。なお、当該ウェブサイトが保有している各種情報を、拡大表示領域AR51に表示させる詳細情報として適宜利用するようにしてもよい。
このように、検索結果画面SRにおいて、特定要素に関する情報が表示されている表示領域AR5を、外部からの操作を受け付けるための第2操作ボタンとして機能させる。そして、外部からの操作によって第2操作ボタンとして機能する表示領域AR5が操作された場合に、当該表示領域AR5に表示されていた特定要素に関する詳細情報を、表示領域AR5よりも大きい拡大表示領域AR51に表示するようにしている。
これにより、ユーザは簡単な操作により、所望する情報についてさらに詳細な情報を取得することができる。
図10は、第1実施形態に係る表示制御方法の概念を示す説明図である。
図10に示すように、同一カテゴリ(例えば、女性ファッション誌)に分類されたウェブサイトについて、デザイン性をX軸、流行性をY軸とする二次元空間(XY平面)上にそれぞれのウェブサイトの表示領域が設定される。また、同じ特定要素に関する情報が、同一平面上のウェブサイトごとの表示領域に配置され、これらの平面がZ軸方向に積層されている。
すなわち、第1実施形態では、同一カテゴリに分類されたウェブサイト(情報グループ)が保有する各種情報を表示する場合に、ウェブサイトに関連付けられた特徴を示す3つの指標をX軸(流行性)、Y軸(デザイン性)、Z軸(特徴要素)とする仮想的な三次元空間上に、XY平面に平行でZ軸方向に断続的に積層された複数の平面を設定するとともに、当該複数の平面上に前記ウェブサイトの表示領域を設定し、前記XY平面を画面上の横方向、縦方向に展開し、Z軸方向を複数のウェブページの重ねあわせとして表示している。
そして、ユーザのタブ操作によって表示させる特定要素が選択されると、これに該当するXY平面が抽出され、クライアント2の表示部25に表示されることとなる。
すなわち、重ねられた複数のウェブページをタブで選択可能とするように表示するようにしている。
第1実施形態において説明した検索結果画面の表示方法によれば、ユーザはウェブサイトの属性を視覚的に認識できるとともに、所望の情報を取得するのが容易となる。さらに、提示された情報同士を容易に比較することができるので、GUIとしての利便性が格段に向上する。
例えば、図5において、モード系のファッションを所望するユーザは、表示領域AR1に表示される情報や、これに近接する表示領域AR2、AR3、AR4に表示される情報により、自分が目指すファッションに関連する情報を取得できる。また、他の系統のファッションではどのようなアイテムが推奨されているかを知ることもできる。また、同じ系統に属するファッションアイテム、ブランド、キーワードを容易に知得できるので、統一性のあるファッションを目指す場合にも有効である。
(変形例1)
上記第1実施形態では、特定要素をZ軸方向の指標として割り当てた場合について示した(図10参照)が、変形例として、図4における特徴情報のうちの一つ(例えば、年齢層)をZ軸方向の指標として割り当てるようにしてもよい。この場合、各ウェブサイトの表示領域は図11に示すような態様となり、年齢層を示す情報(例えば、10代、20代、30代)がZ軸の目盛となる。そして、図5に示すような検索結果画面では、タブに年齢層を示す情報が表示されることとなる。
さらに、Z軸方向において、年齢層を示す情報間(例えば、10代と20代の間)を細分化して、小目盛として特定要素を割り当てるようにしてもよい。この場合、各ウェブサイトの表示領域は、図10と図11を組み合わせた態様とされ、例えば、図11における10代と20代の間が図10に示す構成とされる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、サーバ1がクライアント2に提供するポータルサイトにおいて、インターネット上で提供されているウェブサイトの検索が行われる場合に、本発明を適用して検索結果画面の表示制御を行っている。
第2実施形態では、サーバ1がクライアント2に提供するポータルサイトにおいて、ユーザが所望する商品(例えば、オンラインショップで販売されている商品)を検索する場合に、本発明を適用して検索結果画面の表示制御を行う。なお、サーバ1、クライアント2、及びネットワーク構成については第1実施形態と同様である。
第2実施形態において、サーバ1のデータベース13には、例えば、商品検索の対象となる商品がカテゴリ別に分類され、商品ごとに、それぞれの商品に関する情報(商品が掲載されているウェブページのURL、商品画像)が登録される。つまり、第2実施形態では、それぞれの商品に関する情報群により情報グループが構成されている。
図12は、カテゴリ「パーソナルコンピュータ」に属する商品が保有する情報の一構成例について示す説明図である。
図12に示すように、カテゴリ「パーソナルコンピュータ」に属する商品の場合は、当該商品の商品名、メーカ名、商品が掲載されているウェブページのURL、商品画像、価格、CPU性能、HDD容量等が商品に関する情報として登録される。このうち、価格、CPU性能、HDD容量が、商品の特徴を示す指標なる。
図12に示すような商品に関する情報は、例えば、サーバ1の管理者によって収集され、登録される。または、商品を提供するサービス提供者(例えば、オンラインショップ等)が、サーバ1の管理者の承認を得て、各種情報を登録できるようにしてもよい。
図13は、本発明を適用して表示される商品検索結果画面の一例を示す説明図である。この商品検索結果画面は、例えば、クライアント2において、サーバ1が提供するポータルサイトでパーソナルコンピュータの商品検索が行われたときに表示される。すなわち、商品検索により適合したパーソナルコンピュータの画像や商品名、メーカ名等が、図13に示す表示態様で提示される。この商品検索結果画面に表示される商品画像等には、当該商品が掲載されているURLが関連付けられており、ユーザのクリック操作により当該URLで指定されるウェブページに遷移するようになっている。なお、検索結果画面の表示制御方法については第1実施形態とほぼ同様(図6参照)であるので説明を省略する。
図13に示す検索結果画面SR2の上部には、商品が保有しているHDD容量が表記されたタブT21〜T24が配置されている。そして、有効化されているタブT22に対応する「100〜200GB」のHDD容量を有する商品の画像等が各商品の表示領域に表示されている。
このタブT21〜T24は、ユーザによる操作を受け付けるための操作ボタンとして機能する。つまり、ユーザが操作部24を操作(例えば、マウスのクリック操作)してタブT21〜T24の何れかの選択を指示すると、この指示に基づいて表示制御がなされる。具体的には、選択操作されたタブに対応するHDD容量を有する商品の画像等が表示されることとなる。
検索結果画面SR2の右端部に配置されているスクロールバーSBについては第1実施形態と同様である。
図13において、検索結果画面SR2の表示領域では、X軸AX1に図12に示す価格が割り当てられており、Y軸AX2にCPU性能が割り当てられている。そして、この二次元空間において、カテゴリ「パーソナルコンピュータ」に属する商品の表示領域が設定される。
図13では、HDD容量「100〜200GB」のタブT22が選択されているので、この範囲に属するHDD容量を有する商品の表示領域が二次元空間上に設定され、その商品画像が表示される。例えば、図12では商品名A、CのパーソナルコンピュータのHDD容量が100〜200GBとなっているので、これらに対応する画像等が価格及びCPU性能により設定された表示領域に表示されている。
図14は、第2実施形態に係る表示制御方法の概念を示す説明図である。
図14に示すように、第2実施形態では、同一カテゴリ(例えば、パーソナルコンピュータ)に分類された商品(情報グループ)が保有する各種情報を表示する場合、商品に関連付けられた特徴を示す3つの指標(価格、CPU性能、HDD容量)をX軸、Y軸、Z軸とする仮想的な三次元空間上に、XY平面に平行でZ軸方向に断続的に積層された複数の平面が設定され、当該複数の平面上に前記商品の表示領域が設定される。例えば、図12における商品名A、CのパーソナルコンピュータはHDD容量「100〜200GB」に対応する平面上に設定され、商品名BのパーソナルコンピュータはHDD容量「〜100GB」に対応する平面上に設定される。そして、XY平面をクライアント2の画面上の横方向、縦方向に展開し、Z軸方向を複数のウェブページの重ねあわせとして表示することで、図13に示す商品検索結果画面が得られる。
また、図13に示すように、重ねられた複数のウェブページはタブT21〜T24で選択可能となっている。すなわち、ユーザのタブ操作によって所望するHDD容量が選択されると、これに該当する平面が抽出され、クライアント2の表示部25に表示されることとなる。
第2実施形態において説明した商品検索結果画面によれば、ユーザは商品の属性を視覚的に認識できるとともに、所望の情報を取得するのが容易となる。さらに、提示された情報同士を容易に比較することができるので、GUIとしての利便性が格段に向上する。
また、X軸、Y軸、Z軸に設定する指標を互いに入れ替え可能とすることで、ユーザが所望の情報を取得するのがさらに容易となる。例えば、X軸:HDD容量、Y軸:CPU性能、Z軸:価格とすれば、所望の価格帯に属するパーソナルコンピュータを一画面で認識することができるようになる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、サーバ1がクライアント2に提供するポータルサイトのカレンダーコンテンツにおいて、ユーザが登録したスケジュール内容を表示する場合に、本発明を適用して表示制御を行う。なお、サーバ1、クライアント2、及びネットワーク構成については第1実施形態と同様である。
第3実施形態において、サーバ1のデータベース13には、日付ごとにユーザのスケジュール内容が登録される。以下、日付ごとに登録されたスケジュール内容をカレンダー要素と称する。つまり、第3実施形態では、日付ごとにスケジュール内容が登録された、カレンダーカテゴリに分類されるカレンダー要素が、本発明における情報グループとなる。
図15は、カテゴリ「カレンダー」に属するカレンダー要素が保有する情報の一構成例について示す説明図である。
図15に示すように、カレンダー要素には、日付及びカレンダー項目ごとのスケジュール内容が登録されている。また、スケジュール内容は、カレンダー項目ごとに分類されて登録されている。つまり、カレンダー項目ごとに関連するスケジュール内容が登録されている。
図15では、一例として、ユーザが注目しているオークションIDをカレンダー項目としている。つまり、このカレンダー項目に基づくカレンダーは、ユーザがオークションIDごとにスケジュール内容(例えば、出品日、終了日、入札日等)を把握するためのカレンダーとなる。
なお、カレンダー項目としては、オークションIDの他、商品の発売日、TV番組の放送日、仕事の種類等が想定され、ユーザがスケジュール内容を登録する際に適宜設定することができる。
図15では、「オークションID123」のスケジュール内容として、「2008/6/2」が出品日で、「2008/6/4」に1人入札があったことが登録され、「オークションID456」のスケジュール内容として、「2008/6/7」が出品日であることが登録された場合について示している。
図15に示すスケジュール内容は、例えば、サーバ1が提供するポータルサイトのカレンダーコンテンツにおいて、ユーザがクライアント2で情報を入力することにより登録される。または、カレンダー項目が、ポータルサイトのオークションコンテンツに関するもの(例えば、オークションID)である場合は、サーバ1の管理者によってオークションコンテンツにおける情報が反映され、登録される。
図16は、本発明を適用して表示されるカレンダー画面の一例を示す説明図である。このカレンダー画面は、例えば、クライアント2において、サーバ1が提供するポータルサイトでカレンダーコンテンツが選択されたときに表示される。なお、カレンダー画面の表示制御方法については第1実施形態とほぼ同様(図6参照)であるので説明を省略する。
図16に示すカレンダー画面Ca1の上部には、カレンダー項目が表記されたタブT31、T32が配置されている。そして、有効化されているタブT31に対応する「オークションID123」のスケジュール内容が、カレンダー要素(日付)ごとに設定された表示領域に表示される。
このタブT31、T32は、ユーザによる操作を受け付けるための操作ボタンとして機能する。つまり、ユーザが操作部24を操作(例えば、マウスのクリック操作)してタブT31、T32の何れかの選択を指示すると、この指示に基づいて表示制御がなされる。具体的には、選択操作されたタブに対応するカレンダー項目のスケジュール内容が表示されることとなる。
カレンダー画面Ca1の右端部に配置されているスクロールバーSBについては第1実施形態と同様である。
図16において、カレンダー画面Ca1の表示領域では、X軸AX1に曜日が割り当てられており、Y軸AX2にその月の第○週が割り当てられている。つまり、X軸AX1、Y軸AX2には、日付に基づく指標が設定される。そして、X軸AX1、Y軸AX2で規定される二次元空間上に、カレンダー要素ごとの表示領域がマトリックス状に配列される。なお、第3実施形態では、予め二次元空間がX方向に7等分、Y方向に5等分され、それぞれのカレンダー要素に対応する表示領域には日付が表記される。
図16では、「オークションID123」のタブT31が選択されているので、カレンダー要素ごとの表示領域に、「オークションID123」について登録されているスケジュール内容が表示される。
例えば、図15では、「2008/6/2」のカレンダー要素には「オークションID123」について「出品日」が登録されているので、これが「2008/6/2」の表示領域に表示されている。また、「2008/6/4」のカレンダー要素には「オークションID123」について「1人入札」が登録されているので、これが「2008/6/4」の表示領域に表示されている。
図17は、第3実施形態に係る表示制御方法の概念を示す説明図である。
図17に示すように、カテゴリ「カレンダー」に分類されたカレンダー要素について、日付に基づく2つの指標(曜日、第○週)がX軸、Y軸とされ、このX軸及びY軸により規定される二次元空間(XY平面)上にそれぞれのカレンダー要素の表示領域が設定される。また、同じカレンダー項目(例えば、オークションID)についてのスケジュール内容が、同一平面上のカレンダー要素ごとの表示領域に配置され、これらの平面がZ軸方向に積層されている。
すなわち、第3実施形態では、カテゴリ「カレンダー」に分類されたカレンダー要素が保有するスケジュール内容を表示する場合、カレンダー要素に関連付けられた特徴を示す3つの指標をX軸(曜日)、Y軸(第○週)、Z軸(カレンダー項目)とする仮想的な三次元空間上に、XY平面に平行でZ軸方向に断続的に積層された複数の平面が設定され、当該複数の平面上に前記カレンダー要素の表示領域が設定される。そして、前記XY平面をクライアント2の画面上の横方向、縦方向に展開し、Z軸方向を複数のウェブページの重ねあわせとして表示することで、図16に示すカレンダー画面が得られる。
また、ユーザのタブ操作によって表示させるカレンダー項目が選択されると、これに該当する平面が抽出され、クライアント2の表示部25に表示されることとなる。すなわち、重ねられた複数のウェブページ(カレンダー)をタブT31、T32で選択可能とするように表示するようにしている。
第3実施形態において説明したカレンダー画面によれば、スケジュール内容がカレンダー項目ごとに整理されて表示されるので、ユーザはスケジュール内容を容易に認識できる。また、ユーザは、表示させたいカレンダー項目をタブ操作により簡単に切り替えることができるので、GUIとしての利便性が格段に向上する。
(変形例2)
上記第3実施形態では、ユーザのタブ操作により、カレンダー項目ごとにスケジュール内容を切り替えるようにしているが、カレンダー要素ごとのスケジュール内容を一つの画面に一括して表示するようにしてもよい。
図18は、変形例2に係るカレンダー画面の一例を示す説明図である。図18に示すように、一つのカレンダー画面Ca2に、複数のカレンダー項目(オークションID123、オークションID456)のスケジュール内容が表示されている。
このとき、タブT31、32の表示態様と、スケジュール内容の表示態様を関連付けることで、カレンダー項目とスケジュール内容との対応関係が明確になるようにするのが望ましい。例えば、図18では、「オークションID124」のタブT32と「2008/6/7」の表示領域を網掛け表示としているので、「2008/6/7」に登録されている「出品日」は「オークションID124」の出品日であることを認識できる。なお、一つのカレンダー要素に複数のカレンダー項目に対応するスケジュール内容がある場合は、例えば、文字色を異ならせるようにすればよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記第1実施形態では、ポータルサイトにおいてディレクトリ検索が行われたときの検索結果画面について説明したが、キーワード検索による検索結果画面にも適用することができる。
また、ポータルサイトにおいてウェブサイトを検索対象とする場合に限定されず、複数の特定要素に関する情報を保有している情報グループに特化した検索サービスにおいて適用することができる。例えば、地域情報、ジャンル、価格、雰囲気等を構成要素とするレストランの検索サービス等が考えられる。
また、レストラン等の店舗や病院等の施設の検索結果を表示する場合には、情報の表示領域を設定する二次元空間において、地域情報(緯度、経度)を2軸の指標として割り当てれば、地図上における店舗等の位置を反映して、情報の表示領域を設定することができる。
また、上記第3実施形態では、カレンダー画面を月単位の表示としているが、日単位、週単位、年単位でスケジュール内容を表示する場合にも本発明を適用することができる。
なお、上述したような検索結果画面やカレンダー画面は、開発ツール(例えば、アドビ社製Flex2等)を用いて作成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施形態に係るネットワーク構成について示す概略図である。 サーバ1のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。 クライアント2のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。 カテゴリ「女性ファッション誌」に属するウェブサイトが保有する情報の一構成例について示す説明図である。 本発明を適用して表示される検索結果画面の一例を示す説明図である ディレクトリ検索の検索結果画面を表示するための表示制御処理の一例を示すフローチャートである。 表示制御処理2の一例を示すフローチャートである。 特定要素に対応する操作ボタンが操作された場合の検索結果画面の一例を示す説明図である。 ウェブサイトの表示領域が選択操作された場合の検索結果画面の一例を示す説明図である。 第1実施形態に係る表示制御方法の概念を示す説明図である。 変形例1に係る表示制御方法の概念を示す説明図である。 カテゴリ「パーソナルコンピュータ」に属する商品が保有する情報の一構成例について示す説明図である。 本発明を適用して表示される商品検索結果画面の一例を示す説明図である。 第2実施形態に係る表示制御方法の概念を示す説明図である。 カテゴリ「カレンダー」に属するカレンダー要素が保有する情報の一構成例について示す説明図である。 本発明を適用して表示されるカレンダー画面の一例を示す説明図である。 第3実施形態に係る表示制御方法の概念を示す説明図である。 変形例2に係るカレンダー画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
SR 検索結果画面(二次元空間)
AR1〜AR5 ウェブサイトの表示領域
I11、I21、I31、I41 特定要素に関する情報
T1〜T4 特定要素に対応するタブ(第1操作ボタン)
SB スクロールバー(第1操作ボタン)
BW ブラウザウィンドウ
AX1 X軸(指標:流行性)
AX2 Y軸(指標:デザイン性)

Claims (11)

  1. 複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面上に表示するための表示制御方法であって、
    前記複数の情報グループをカテゴリ別に分類して登録しておき、
    同一カテゴリに分類された情報グループが保有する各種情報を表示する場合に、
    情報グループに関連付けられた特徴を示す3つの指標をX軸、Y軸、Z軸とする仮想的な三次元空間上に、XY平面に平行でZ軸方向に断続的に積層された複数の平面を設定するとともに、当該複数の平面上に前記情報グループの表示領域を設定し、
    前記XY平面を画面上の横方向、縦方向に展開し、Z軸方向を複数のウェブページの重ねあわせとして表示することを特徴とする表示制御方法。
  2. 前記複数の情報グループは、日付ごとにスケジュール内容が登録された、カレンダーカテゴリに分類されるカレンダー要素であり、
    前記カレンダー要素の日付に基づく2つの指標が前記X軸、Y軸とされるとともに、前記スケジュール内容が属するカレンダー項目が前記Z軸とされ、
    前記複数の平面上に前記カレンダー要素の表示領域がマトリックス状に配列され、
    前記複数のウェブページは、前記カレンダー項目に対応する平面上の当該カレンダー要素の表示領域に前記スケジュール内容が表示されてなることを特徴とする請求項1に記載の表示制御方法。
  3. 前記重ねられた複数のウェブページをタブで選択可能とするように表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御方法。
  4. 複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面上に表示するための表示制御方法であって、
    前記複数の情報グループをカテゴリ別に分類して登録しておき、
    同一カテゴリに分類された情報グループが保有する各種情報を表示する場合に、それぞれの表示領域を、情報グループに関連付けられた特徴を示す指標に基づいて二次元空間上に設定し、
    前記それぞれの表示領域に、前記各種情報のうち特定要素に関する情報を表示することを特徴とする表示制御方法。
  5. 前記特定要素は、外部からの操作に基づいて選択されることを特徴とする請求項4に記載の表示制御方法。
  6. 前記特定要素に対応して複数設けられ、前記外部からの操作を受け付けるための第1操作ボタンを画面上に表示し、
    前記外部からの操作によって前記第1操作ボタンが操作された場合に、当該第1操作ボタンに対応付けられた特定要素に関する情報を、前記表示領域に表示することを特徴とする請求項5に記載の表示制御方法。
  7. 前記特定要素が上位要素と当該上位要素を細分化した下位要素で構成される場合、
    前記上位要素に対応する前記第1操作ボタンは常時有効とされ、
    前記下位要素に対応する前記第1操作ボタンは、前記外部からの操作によって前記上位要素の第1操作ボタンが操作された場合に有効化されることを特徴とする請求項6に記載の表示制御方法。
  8. 前記外部からの操作を受け付けるためのスクロールバーを画面上に表示し、
    前記外部からの操作によって前記スクロールバーが操作された場合に、スクロールバーにおけるスクロールボックスの位置に対応付けられた特定要素に関する情報を、前記表示領域に表示することを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の表示制御方法。
  9. 前記特定要素に関する情報が表示されている表示領域を、前記外部からの操作を受け付けるための第2操作ボタンとして機能させ、
    外部からの操作によって前記第2操作ボタンが操作された場合に、当該表示領域に表示されていた特定要素に関する詳細情報を、当該表示領域より大きい拡大表示領域に表示することを特徴とする請求項4から8の何れか一項に記載の表示制御方法。
  10. 前記情報グループに関連付けられた特徴を示す指標が2以上ある場合、
    外部からの操作に基づいて選択された2つの指標を、前記二次元空間の2軸とすることを特徴とする請求項4から9のいずれか一項に記載の表示制御方法。
  11. カテゴリ別に分類して登録された複数の情報グループがそれぞれ保有する各種情報を画面に表示するためのプログラムあって、
    同一カテゴリに分類された情報グループが保有する各種情報を表示する場合に、
    前記複数の情報グループのそれぞれの表示領域を、情報グループに関連付けられた特徴を示す指標に基づいて二次元空間上に設定する機能と、
    前記それぞれの表示領域に、前記各種情報のうち特定要素に関する情報を表示する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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