以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(情報提供システム)
まず,図1を参照しながら,本実施の形態にかかる情報提供システム100について説明する。図1は,本実施の形態にかかる情報提供システムの概略的な構成を示すブロック図である。なお,情報提供システム100は,例えば,コンテンツ等の情報を処理する情報処理システム等に該当する。
図1に示すように,本実施の形態にかかる情報提供システム100は,少なくともユーザ端末装置101(101a,101b,…,101n)と,ネットワーク103と,情報提供装置104とから構成される。
本実施の形態にかかる情報提供システム100では,まず基本提供サービスとして情報提供装置104がユーザ端末装置101に,例えばEPG(電子番組表)などの放送番組表(主コンテンツ(メインコンテンツ))を提供する。主コンテンツは,コンテンツ情報であるが,放送番組表の他に,書籍(書籍リスト),または映画(映画放映リスト)などを例示することができる。
さらに,本実施の形態にかかる情報提供システム100では,ユーザ端末装置101がキーワード等を利用して主コンテンツに関連する詳細情報などを検索するための検索情報や,お薦めなどの情報が含まれるマイガイド情報等を提供することができる。上記検索情報は,ユーザ端末装置101を利用するユーザごとに管理されるユーザ情報に含まれる。検索情報には,ユーザが利用する頻度が高いキーワードなどが含まれている。また,マイガイド情報は,各利用者の検索状況,ECGサービス利用状況などに応じて,利用者に対して適当なコンテンツ情報等を提供したり,利用者が目的とするコンテンツ情報に誘導するために使用する情報であるが,詳細は後述する。
また,上記主コンテンツには,1又は2以上のコンテンツ要素が存在する。例えば,主コンテンツがEPG情報の場合,コンテンツ要素は“番組”であり,主コンテンツが書籍リストの場合,コンテンツ要素は“書籍”を例示することができる。なお,コンテンツ要素は,コンテンツ情報に構成される1または2以上の要素であるが,詳細は後述する。
主コンテンツは,例えば,上記コンテンツ要素を検索,閲覧等するためのポータルとしての役割を果たす。ポータル化された主コンテンツが所望のコンテンツ要素を探すための手がかりや,入口となる。主コンテンツが表示画面に表示されることで,複数のコンテンツ要素を選択し,閲覧することを効率的に図れる。
ユーザ端末装置101は上記主コンテンツを表示し,表示された主コンテンツが選択されると,主コンテンツに関連するサブコンテンツを,主コンテンツのうち選択されたコンテンツ要素のメタ情報を介して検索し,詳細情報等のサブコンテンツを取得する。なお,本実施の形態にかかる詳細情報は,メインコンテンツの階層下に属する情報であれば,必ずしも詳細である情報のみに限定されない。
さらにユーザ端末装置101は,取得したサブコンテンツを表示画面内の表示領域に表示することを可能とする。なお,サブコンテンツは,主コンテンツの階層下に位置し,主コンテンツと,主従の関係がある。上記メインコンテンツ,サブコンテンツ,またはメタ情報等については後述する。
以下,ユーザ端末装置101に表示される主コンテンツがEPG等の放送番組表である場合を例に挙げて,本実施の形態にかかる情報提供システム100について説明する。
情報提供装置104は,少なくとも放送局105,ディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107,EPGサービスサーバ108,またはユーザ情報管理サーバ113を備える。なお,放送局105は,例えば,124度/128度のCS(Communication Satellite)放送,CSディジタル放送などを例示することができる。また,本実施の形態にかかるユーザ情報管理サーバ113は,例えば,ユーザ情報を処理するユーザ情報処理サーバ等に該当する。また,かかる例に限定されず,本実施の形態にかかる放送局105は,地上波アナログ放送,地上波デジタル放送,BSデジタル放送,またはBSアナログ放送などの場合でもよく,また,放送局105は,CATV(Cable television)や,FTTH(Fiber To The Home)またはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)などのブロードバンドによる放送の場合でもよい。
放送局105は,ユーザ端末装置101に対して,各種の放送番組を放送するとともに,データ放送として基本EPG情報またはSI情報などを送出している。ユーザ端末装置101は,電子番組表(EPG)の形式に構成された上記基本EPG情報等を受信することにより,放送番組表となるEPG(電子番組表)またはECGを表示することが可能になる。
受託放送事業者などの放送局105は,放送波などの電波をアップリンクまたはダウンリンクすることで,番組を利用者に伝送する。また,利用者から伝送された番組を視聴した分の料金等の徴収を行う。
なお,本実施の形態に係る情報提供装置104には,放送局105が備わる場合を例に挙げて,説明するが,かかる例に限定されない。例えば,メインコンテンツが“放送番組表またはEPG”ではなく“ゲームソフトの販売リスト”,“書籍閲覧リスト”などの場合,情報提供装置104には,ISP(Internet Service Provider),またはゲームソフトなどを販売する物販装置(図示せず。)などが備わる場合であっても実施可能である。
EPGサービスサーバ108は,各放送局105からの編成情報などを入手し,電子番組表(EPG)形式のEPG情報を生成する。または外部で生成されたEPG情報を取得する。編成情報は,番組をスケジュール通り放送し,番組を進行するための情報である。
基本EPG情報は,EPGサービスサーバ108から一括してユーザ端末装置101に配信されるが,詳細情報等であるサブコンテンツに付加されるサブメタ情報等,その他の付加的なECG(Electronic Content Guide)情報は,サービスの提供側である放送局105内で独自に管理することができる。なお,ECG情報およびサブメタ情報については,後述する。なお,上記放送局105に限定されず,情報提供装置104が提供するサービスに応じて,他のいかなる装置であってもよい。
ユーザ端末装置101は,メタ情報参照IDなどの識別情報が含まれた放送波を受信する識別情報受信部102(102a,102b,…,102n)を備え,図1の点線矢印に示すように,放送局105から送出される放送波を受信する。なお,ネットワーク103を介して受信してもよい。
または,ユーザ端末装置101は,ネットワーク103を介して情報提供装置104と相互にデータを送受信する。なお,放送波を受信することで,ユーザ端末装置101はテレビ番組などの番組を表示することもできる。
なお,本実施の形態にかかる情報提供システム100は,1の情報提供装置104を備える場合を例にあげて説明するが,かかる例に限らず,例えば,放送局ごとに,複数の情報提供装置104を備える場合であっても実施可能である。
また,本実施の形態にかかる情報提供システム100は,さらにアカウントアグリゲーションサーバ(図示せず。)を備える場合でも実施可能である。アカウントアグリゲーションサーバは,視聴者(ユーザ)が情報提供システム100を利用する際に行われる認証,または情報提供システム100を利用するユーザがサブコンテンツ等を購入する際に行われる課金・決済を,放送局105または番組等に依存することなく一元的に行うための機能を備える。
つまり,アカウントアグリゲーションサーバを備えることにより,ユーザの認証情報を一元化し,統合認証することが可能となり,同様に,課金・決済情報もユーザ単位に一元化することが可能となる。なお,上記一元化は,複数のユーザIDを統合した統合ユーザIDに基づき,行われる。
ユーザがサブメタ情報に基づき,各種サブコンテンツを購入しようとした場合,それらのサブコンテンツは,多種多様なコンテンツホルダや販売会社により管理されていてもよい。
課金・決済などの全てのサービスをひとまとめとし,ひとつの統合ユーザIDに基づき,サービス全てに対してアクセスするための認証の代行を行う機能を持つ。例えば専用のサーバにより実現される。
また,映像,音楽,ゲームソフト等の著作物の権利保持者であるコンテンツホルダのマーケティング活動上顧客情報の開示を必要とする場合,上記ユーザ情報を有効に活用することができる。上記の場合,電子証明書にユーザIDを含む形にすることでコンテンツサービスに通知される。
また,本実施の形態にかかる情報提供システム100には,1又は2以上のコンテンツホルダ(図示せず。)と,1又は2以上の委託放送事業者とがさらに含まれる。
コンテンツホルダは,多種多様なコンテンツの実体を制作,管理,および提供する。コンテンツホルダは,コンテンツにかかるコンテンツメタ情報も同様に作成する。制作されたコンテンツの実体またはコンテンツメタ情報等は,情報提供装置104に提供される。
委託放送事業者は,チャンネルを提供し,番組の制作や,番組の編成・送出もする。例えば,委託放送事業者は,例えば,番組供給会社(番供)などを例示することができる。
なお,上記EPGサービスサーバ108からもユーザ端末装置101にEPGを提供するが,EPGの番組情報をユーザ端末装置101に提供することに限定される点で,上記ECGサービス提供装置105とは相違する。
次に,図1,図2〜図4を参照しながら,本実施の形態にかかる情報提供システム100を構成する各構成要素の構成について説明する。図2は,本実施の形態にかかる放送局の概略的な構成を示すブロック図であり,図3は,本実施の形態にかかるECG情報のデータ構造の概略を示す説明図であり,図4は,本実施の形態にかかるECG情報に含まれるメタ情報の概略を示す説明図である。
まず,図1に示すように,本実施の形態にかかるネットワーク103について説明すると,ネットワーク103は,情報提供装置104と双方向通信可能に接続するものであり,典型的にはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)またはFTTH(Fiber To The Home)などそれに類する方法で接続するインターネットである。また接続媒体は,FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などによる光ファイバケーブル,Ethernet(登録商標)による同軸ケーブル又はツイストペアケーブル,もしくはIEEE802.11bなどによる無線など,有線無線を問わず,衛星通信網なども含む。
次に,図2に示すように,本実施の形態にかかる放送局105は,通常の放送設備に加えて,番組編成部201と,サブメタ情報付加部202と,番組メタ情報付加部203と,メタ情報参照ID付加部204と,メタ情報記憶部205と,情報関連付部206と,識別情報送信部207とから構成される。
なお,本実施の形態にかかる情報提供システム100の提供サービスが“放送”である場合,情報提供システム100には,図1に示す本実施の形態にかかる放送局105が備わる。また,放送局105が視聴者に提供する主コンテンツ(メインコンテンツ)は,番組映像とともに送出される電子番組表等であるとする。
また,本実施の形態にかかるメインコンテンツは,電子番組表である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メインコンテンツがゲームソフト販売リスト,CD販売リスト,書籍販売リスト,または映画放映予定表などの場合であってもよい。
番組編成部201は,放送局105で放送される番組の編成処理をし,編成情報などを生成する。
サブメタ情報付加部202は,サブメタ情報を生成し,上記サブメタ情報をサブコンテンツ,サブコンテンツの実体,または編成情報に付加する。なお,サブコンテンツは,主コンテンツに紐付けられた詳細情報等であり,サブコンテンツの実体は,サブコンテンツに紐付けられた少なくとも商品,プログラム,パッケージ,サービス,静止画データ,動画データ,音楽データ,またはテキストのうち少なくとも一つから構成されるコンテンツであり,コンテンツサービスサーバ107から提供される。
上記サブメタ情報は,メインコンテンツに関連付けられるメインメタ情報(または,番組メタ情報。)の配下に属するメタ情報である。したがって,ユーザ端末装置101は,メインメタ情報にアクセスすると,メインメタ情報と関連性のあるサブメタ情報に派生的にアクセスすることができる。なお,メタ情報は,番組メタ情報またはコンテンツメタ情報等を示す。
したがって,メインコンテンツから詳細情報等のサブコンテンツにアクセスし,さらに目的とするサブコンテンツの実体(以下,グッズ)をアクセスすることができる。ユーザは,上記グッズを,課金・決済することで購入することができる。
番組メタ情報付加部203は,メインメタ情報である番組メタ情報を生成し,番組編成部201により生成された編成情報に付加する。なお,編成情報に付加された番組メタ情報は,ユーザ端末装置101に配信する基本EPG情報として構成される。基本EPG情報は,電子番組表(EPG)の形式に構成したものである。なお,番組メタ情報またはサブメタ情報は,基本EPG情報を含むメタ情報であり,さらに上記番組メタ情報は,メインメタ情報に属する。メインメタ情報については後述する。
また,上記基本EPG情報は,番組メタ情報を含み,番組表としての構造情報を有する。基本EPG情報は,ネットワーク103を介して送信される場合は,例えば,HTML(Hyper Text Markup Language)などの形式で配信され,放送波により送出される場合には,例えば,SI(Service Infomation)またはBML(Broadcast Markup Language)などの形式で送出される。
メタ情報参照ID付加部204は,メタ情報参照IDを割当て,番組編成部201により生成された編成情報と,サブメタ情報とに,上記メタ情報参照IDを付加する。番組メタ情報またはサブメタ情報を含むECG情報と,番組とを対応させるため,上記メタ情報参照IDが例えば番組毎に割当てられる。したがって,編成情報に付加された番組メタ情報と,サブメタ情報とにメタ情報参照IDが付与されることにより,メタ情報参照IDに基づき,番組メタ情報またはサブメタ情報を取得することができる。
上記メタ情報参照IDを参照することにより,ユーザ端末装置101は,番組メタ情報またはサブメタ情報を取得し,サブコンテンツまたは各放送番組の関連情報にアクセスできる。なお,メタ情報参照IDは放送局105内で一意であればよい。
メタ情報記憶部205は,少なくとも上記編成情報,サブメタ情報,番組メタ情報,メタ情報参照ID,またはサブコンテンツを記憶する。なお,上記サブメタ情報,番組メタ情報,メタ情報参照ID,またはサブコンテンツは,ECG情報に属するが,ECG情報については後述する。
情報関連付部206は,上記編成情報に付加された,基本EPG情報とメタ情報参照IDとを関連付ける。メタ情報参照IDと基本EPG情報とが対応付けられることにより,ユーザ端末装置101は,メタ情報参照IDに基づき,基本EPG情報に含まれる放送局105を識別する放送局情報等を取得できる。なお,放送局情報については後述する。
識別情報送信部207は,放送波またはネットワーク103を介して,上記基本EPG情報と各番組のメタ情報参照IDとを送出する。メタ情報参照IDは,基本EPG情報とともに,識別情報送信部207から配信される。
識別情報送信部207から放送波によってメタ情報参照IDを配信するためには,例えば,基本EPG情報を伝送する方式であるSIのうち,メタ情報参照IDを示すディスクリプタの属性値等が定義される必要がある。
また,インターネット等のネットワーク103を介して,基本EPG情報またはメタ情報参照IDなどを送信するためには,ユーザ端末装置101側で対応可能な形式の配信フォーマットと,配信の仕組み等を定義する必要がある。
上記配信フォーマットは,例えば,HTML(Hyper Text Markup Language)形式,またはXML(eXtensible Markup Language)形式などを例示することができる。したがって,上記HTML形式,XML形式で配信する際には,メタ情報参照IDを示す属性がメタ情報に含まれる。
また,HTML形式またはXML形式で配信される際,上記配信フォーマット形式に準拠する基本EPG情報には,メタ情報参照IDの属性値が付加される。
上記メタ情報記憶部205に記憶されるサブメタ情報または番組メタ情報は,ディレクトリサービスサーバ106に随時送信される。また,上記メタ情報記憶部205に記憶されるサブコンテンツまたはサブメタ情報は,コンテンツサービスサーバ107に送信される。
次に,図3を参照しながら,本実施の形態にかかるECG情報について説明する。まず,図3に示すように,ECG情報は,メタ情報に属するメインメタ情報とサブメタ情報とから構成される。
ECG情報は,TV(テレビ)番組を検索するためのデータとして基本EPG(Electronic Program Guide)情報を拡張し,TV番組だけではなくインターネット上等の各種コンテンツの検索をし,必要な情報を入手することが可能となる。
ECG情報には,各階層ごとに上述した番組メタ情報,基本EPG情報,サブメタ情報,サブサブメタ情報,…が含まれる。上記番組メタ情報または基本EPG情報は,EPG情報に属する情報である。EPG情報は,TV番組を検索するための電子番組表データである。なお,上記EPG情報が表示部142の第1表示領域に表示される場合,EPG情報はメインコンテンツ情報に該当する。なお,番組メタ情報は,基本EPG情報と同じくEPG情報に属するが,基本EPG情報に含まれる情報以外にも書籍メタ情報など様々な情報等を含む。
EPG情報を拡張した上記ECGを利用することにより,検索対象がテレビ番組に限定されず,ネットワーク103を介して取得可能な詳細情報,各種グッズまで検索対象とすることができ,検索された詳細情報,各種グッズ等を入手することができる。
図3に示すメインメタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,メインコンテンツに付加されるメタ情報である。なお,メインコンテンツは,情報提供装置104が主コンテンツとして提供するコンテンツであり,例えば,情報提供装置104に放送局105が備わる場合,メインコンテンツは,放送番組,EPG情報,または編成情報であり,放送局105ではなくDVD(Digital Versatile Disc)販売装置が備わる場合,メインコンテンツは,DVDソフト販売リストであり,グッズは,DVDソフト等である。
また,上記メインコンテンツをEPG情報または編成情報とした場合,本実施の形態にかかるメインメタ情報は,特に“番組メタ情報”とする。番組メタ情報(番組名,ジャンル,カテゴリ,出演者,など)は,現状の放送波におけるSI(Service Infomation)やインターネット上のEPGサービス(サービスごとに内容は一部異なる)にて配信されるメタ情報に類する。なお,メタ情報は,ある情報についての情報である。
また,番組メタ情報,サブメタ情報など各種メタ情報がユーザ端末装置101に備わる表示部142の表示領域に表示される場合,上記メタ情報もコンテンツ情報に相当する。例えば,表示部142の第1表示領域に表示される番組のタイトルや,放送時間,出演者などの番組メタ情報は,コンテンツ情報に相当する。
また,第2表示領域に表示される番組に関連する書籍名や出演者の氏名などのサブメタ情報は,サブコンテンツ情報に相当する。
また,図3に示すサブメタ情報は,メインメタ情報の第1階層の階層下に属する。サブメタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,サブコンテンツに付加されるメタ情報である。なお,サブコンテンツは,メインコンテンツに関連付けられた1または2以上の詳細情報などのコンテンツであり,サブメタ情報を参照することで取得可能となる。
サブコンテンツには,サブコンテンツに紐付けられ,上記サブコンテンツのさらに階層下(第3階層)に属するサブサブコンテンツが存在する。以下同様に,詳細情報等のサブサブコンテンツの階層下にも存在する。したがって,メインコンテンツから第1の階層,第2の階層,…と1又は2以上の階層が存在し,上記各階層下には,詳細情報等が存在する。
サブコンテンツの実体(グッズ)は,例えば,商品,パッケージ,動画や音楽の電子データ,サービスなどを例示することができる。なお,本実施の形態にかかるサブコンテンツの実体は,かかる例に限定されない。
また,図3に示す番組メタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,番組に関連するメタ情報である。番組メタ情報は,例えば,番組に関連する番組名,ジャンル,または出演者などを例示することができる。
番組メタ情報は,現状の放送波におけるSIやインターネット上のEPGサービスサーバ108(EPGサービスごとに内容は一部異なる。)により,配信される情報に類する。番組メタ情報は,基本EPG情報のデータ構造と相違するが,番組メタ情報が基本EPG情報として表現されても内容は実質同様である。
サブメタ情報は,ECG情報に含まれるメタ情報である。サブメタ情報は,後述のコンテンツサービスサーバ107から提供されるサブコンテンツに付加されている。
上記サブメタ情報は,例えば,URI(Universal Resource Identifier)であるサブコンテンツの所在情報(場所情報),名称,著者などの人名,サブコンテンツの制作者名,上記サブコンテンツを提供するサービス有効期限などを例示することができる。なお,URLは,上記URIの体系に含まれる。
次に,図4を参照しながら,本実施の形態にかかる番組メタ情報とサブメタ情報について説明する。図4は,本実施の形態にかかる番組メタ情報とサブメタ情報の概略的な構成を示す説明図である。
図4に示すように,ECG情報に含まれる番組メタ情報は,“番組名”,“番組ジャンル”,“放送時間”,または“再放送”などの番組関連に属する番組メタ情報と,“名称・略称”,“出演者ジャンル”,“所属事務所”などの出演者関連に属する番組メタ情報と,番組メタ情報のバージョンを示す“メタ情報バージョン”,メタ情報参照IDに属する複数の番組メタ情報群が更新される可能性を示す“更新可能性”,または番組メタ情報群が更新されるタイミングを示す“更新タイミング”などのメインメタ情報を制御する制御関連に属する番組メタ情報とを例示することができる。
また,上記“放送時間”は,番組が放送される時間(放送開始時間,放送終了時間)を表わしている。番組関連の“ジャンル”は,放送される番組のジャンルを示し,ドラマ,音楽,またはバラエティなどを例示することができる。“名称・略称”は,番組に出演する主演者の名称または略称を示し,“木室拓哉”,“キムタ”などの番組メタ情報を例示することができる。
また,上記“再放送”は,再放送される番組がある場合に設定され,上記再放送番組の元番組(オリジナル番組)を示すために用いられる。したがって,上記“再放送”を検索することで,オリジナル番組の再放送番組をリストアップできる。なお,上記再放送番組は,オリジナル番組と略同一の番組が再度放送される場合のみならず,オリジナル番組の続編,スペシャル,総集編などの番組,さらにはオリジナル番組が収録されたDVDなども再放送番組に含む。
上記出演者関連の“ジャンル”は,放送される番組に出演する出演者のジャンルを示し,“俳優”,“歌手”,“お笑い”,“コメディアン”,または“画家”などの番組メタ情報を例示することができる。なお,本実施の形態にかかる番組メタ情報は,番組関連または出演者関連に属する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。
また,図4に示すように,ECG情報に含まれるサブメタ情報は,“曲名”,“アーティスト名”,“レコード会社名”,または“楽曲購買サイトURL”などの楽曲関連に属するサブメタ情報と,“店名”,または“所在地”などのお店関連に属するサブメタ情報と,“商品名”,または“商品購買サイトURL”などの商品関連に属するサブメタ情報と,“ユーザのアクセスを促したいサイトのURL”などの勧誘関連に属するサブメタ情報と,サブメタ情報のバージョンを示す“メタ情報バージョン”,メタ情報参照IDに属する複数のサブメタ情報群が更新される可能性を示す“更新可能性”,またはサブメタ情報群が更新されるタイミングを示す“更新タイミング”などのサブメタ情報の制御関連に属する番組メタ情報とを例示することができる。
上記番組メタ情報は,サブメタ情報と主従の関係を有し,当該番組メタ情報の階層下にサブメタ情報を関連付けるように付加する場合でも可能であり,また,番組メタ情報に関連するサブメタ情報を予め番組メタ情報に含ませることも可能である。同様にサブメタ情報も階層下にサブサブメタ情報を関連付けるように付加する場合も可能であり,サブサブメタ情報を含ませることもできる。以降の階層においても同様である。
なお,本実施の形態にかかるサブメタ情報は,楽曲関連,お店関連,賞品関連,または勧誘関連に属する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。また,本実施の形態にかかるサブサブメタ情報は,上記サブメタ情報と,ほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
(コンテンツサービスサーバ107)
次に,図5を参照しながら,本実施の形態にかかるユーザ端末装置101,ディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107,およびユーザ情報管理サーバ113について説明する。図5は,本実施の形態にかかるユーザ端末装置101,ディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107,およびユーザ情報管理サーバ113の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるコンテンツサービスサーバ107は,放送局などのコンテンツ提供者が視聴者に対して提供するメインコンテンツまたは各種詳細情報等を各階層ごとに保有する。なお,場合に応じて,上記詳細情報には,グッズを購入するための情報,当該詳細情報の階層下の詳細情報の所在や入手方法などを示す情報なども含む。
図5に示すように,コンテンツサービスサーバ107は,少なくとも記憶部301,メタ情報管理部302と,各部の処理を制御する制御部(図示せず。)と,ネットワーク103を介してデータを送受信する送受信部300とを備える。
上記記憶部301は,放送局105から提供される詳細情報(サブコンテンツ)を記憶する。サブコンテンツは,メインコンテンツに紐付けられた詳細情報等である。例えば,メインコンテンツがEPG情報である場合,サブコンテンツは,上記EPG情報の番組に紐付けられた情報である。したがって,番組に関連する情報のうち,メインコンテンツを親とする子の情報がサブコンテンツとなる。
メインコンテンツがEPG情報である場合,サブコンテンツは,番組の前回のストーリー情報,番組の出演者情報,番組に関連する書籍情報,番組に関連する音楽情報などを例示することができる。メインコンテンツ,サブコンテンツ等は,コンテンツ情報である。
記憶部301は,メインコンテンツに関連する書籍,CDなどのグッズを販売するためのWebサイト情報なども詳細情報として記憶する。なお,記憶部301は,特に番組に関連するWebサイト情報を記憶する。
また,本実施の形態にかかるサブコンテンツは,例えば,放送局内に設置されるコンテンツサービスサーバ107の記憶部301内に存在するほかに,ネットワーク103上のコンテンツサービスサーバ107に備わる記憶部301内に分散して存在してもよい。
上記サブコンテンツにECG情報として提供されるサブメタ情報を付加することができる。メタ情報管理部302は,上記サブメタ情報を記憶する。したがって,サブメタ情報をユーザ端末装置101に提供してから,サブコンテンツを提供する場合でもよい。
なお,本実施の形態にかかる記憶部301は,サブコンテンツの他にもメインコンテンツなども記憶し,メタ情報管理部302は,サブメタ情報の他にもメインメタ情報なども記憶する。
また,本実施の形態にかかる情報提供システム100には,複数の放送局105が備わる場合,1のコンテンツサービスサーバ107を複数の放送局105で共用する場合であっても実施可能である。
(ディレクトリサービスサーバ106)
次に,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106は,例えば,ディレクトリサービス専用のサーバとして,運営される。図5に示すように,ディレクトリサービスサーバ106は,記憶部303と,メタ情報管理部304と,ネットワーク103を介してデータを送受信する送受信部305と,検索部320と,各部の処理を制御する制御部(図示せず。)とを備える。
メタ情報管理部304は,ECG情報としてコンテンツサービスサーバ107から提供される各種サブコンテンツの所在,タイトル,ジャンル,関連する人名(出演者,著者など),価格,またはサービス有効期限など様々な属性に関する複数のサブメタ情報の集まりであるサブメタ情報群と,メインメタ情報群(番組メタ情報群)を保持し,必要に応じてメタ情報を読み取りまたは書き込みする。
また,メタ情報管理部304は,通常の番組に関する番組メタ情報と上記サブメタ情報群とを関連付けて保持している。なお,番組メタ情報も,複数の番組メタ情報からなる番組メタ情報群として構成される場合であってもよい。
メタ情報管理部304は,番組メタ情報,サブメタ情報,またはメタ情報参照IDなどを放送局105ごとに独立して記憶し,管理する場合であっても実施可能である。
上記サブメタ情報は,放送局105側で番組ごとの単位に編集され,1又は2以上のサブメタ情報からなるサブメタ情報群として構成される。また,上記サブメタ情報群を参照するためのメタ情報参照IDが割り当てられる。
ユーザ端末装置101は,上記メタ情報参照IDに基づき,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスすることにより,サブメタ情報等のメタ情報を取得する。なお,ディレクトリサービスサーバ106は,ユーザ端末装置101からアクセスがある度に発生するアクセス情報を取得し,ユーザ端末装置101ごとに上記アクセス情報を蓄積することができる。
検索部320は,ユーザ情報管理サーバ113等から取得するキーワードに基づき,メタ情報管理部304に管理されたメタ情報から,キーワードに相当するメタ情報を検索する。なお,本実施の形態にかかるキーワードは,テキストからなるキーワードの場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,例えば,キーワードは,文字,記号,もしくは図形のうち少なくとも一つからなる場合でも実施可能である。
なお,本実施の形態にかかる情報提供システム100には複数の放送局105が備わる場合,1のディレクトリサービスサーバ106を複数の放送局105で共用する場合であっても実施可能である。
(ユーザ情報管理サーバ113)
次に,本実施の形態にかかるユーザ情報管理サーバ113は,ユーザごとにユーザ情報を管理し,さらに上記ユーザ情報のうち例えば検索情報等をユーザ端末装置101に対して提供する。なお,ユーザ情報管理サーバ113は,例えば,検索情報等を処理する情報処理装置,またはユーザ情報を処理するユーザ情報処理サーバ等にも該当する
上記ユーザ情報管理サーバ113は,記憶部301と,ネットワーク103を介してデータを送受信する送受信部300と,ユーザ端末装置101から選択情報を受け付ける選択情報受付部308と,選択情報に基づき検索情報を生成する検索情報生成部310と,検索特性情報を付与する検索特性情報付与部312と,ユーザごとのユーザ情報を管理するリスト管理部314と,ユーザ情報を更新する更新部315と,割当部317と,設定部319と,配置部321と,各部の処理を制御する制御部(図示せず。)とを備える。なお,本実施の形態に係る選択情報受付部308は,例えば,選択情報受付手段に該当し,検索情報生成部310は,例えば,検索情報生成手段に該当し,検索特性情報付与部312は,例えば,検索特性情報付与手段に該当し,リスト管理部314は,例えば,管理手段に該当する。
選択情報受付部308は,例えば,ユーザ端末装置101に備わる表示部142に表示された番組や,番組内に表示されるアイコンなどが選択されると,選択されたアイコンまたは番組等にかかるメタ情報に含まれる属性値等に基づき生成された選択情報を取得する。なお,本実施の形態にかかる選択情報受付部308は,ユーザ情報管理サーバ113に備わる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,ユーザ端末装置101に備わる場合等でもよい。
検索情報生成部310は,選択情報に含まれるメタ情報の属性値等からキーワードを抽出等することで,検索情報を生成する。なお,検索情報は,少なくとも1つのキーワードを含み,ユーザ情報の検索情報リストに格納される,またはユーザ端末装置101のキーワードプール領域に格納されるが,詳細は後述する。また,本実施の形態にかかる検索情報生成部310は,ユーザ情報管理サーバ113に備わる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,ユーザ端末装置101に備わる場合等でもよい。
検索特性情報付与部312は,生成された検索情報に検索情報の特性を表わす検索特性情報を付与する。検索特性情報には,例えば,検索情報が検索に使用された使用頻度や,最近の検索に使用された検索履歴などが含まれるが,詳細は後述する。また,本実施の形態にかかる検索情報生成部310は,ユーザ情報管理サーバ113に備わる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,ユーザ端末装置101に備わる場合等でもよい。
リスト管理部314は,各ユーザのユーザ情報を管理する。ユーザ情報には,ユーザのプロファイル情報や,検索情報の一覧である検索情報リストなどが含まれるが,詳細は後述する。
更新部315は,リスト管理部314により管理されるユーザ情報を更新する。したがって,例えば,検索情報生成部310により検索情報が新規に生成されると,生成された検索情報と検索特性情報は,更新部315により該当するユーザの検索情報リストの検索情報に更新される。
割当部317は,ディレクトリサービスサーバ106の検索部320に検索させる目的で,または検索された後のキーワードを,ユーザ端末装置101に表示させるために,検索内容情報または検索結果情報を生成する。
さらに,割当部317は,ユーザ端末装置101の表示画面に構成するX軸方向,Y軸方向のフィールドに少なくとも一つ含むフィールドブロックに対し,上記キーワードが1つずつ割当てられるように,検索内容情報または検索結果情報に割当処理する。なお,例えば座標軸等になるフィールド内に配置されたフィールドブロックは,フィールドをブロック単位に区切ったセル等のようなものであり,上記フィールドブロックにキーワードが設定されるとキーワードの見出し欄等となる。なお,本実施の形態にかかる見出し欄にはキーワードを表すテキストが表示される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,見出し欄にキーワードを表す「CD」などと表されたアイコンなどが表示される場合であっても実施可能である。
ユーザ端末装置101は,上記検索内容情報を取得することで,表示部142に検索するためのキーワードを設定するための検索画面を表示することができ,また上記検索結果情報を取得することで,表示部142に検索結果を表示することができる。
なお,検索画面又は検索結果の表示画面は,上記X軸方向とY軸方向の縦と横からなるテーブル型の表形式の画面等であり,項目名等が表示されるブロックに相当するフィールドブロックには,上述のようにキーワードがそれぞれ割当てられて,ユーザ端末装置101の表示画面に表示されるが,詳細は後述する。
また,本実施の形態にかかる割当部317は,ユーザ情報管理サーバ113に備わる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,ユーザ端末装置101に備わる場合等でもよい。
設定部319は,割当部317により割当てられたキーワードのうち少なくとも一つを抽出し,“AND”または“OR”などでキーワードを必要に応じて組合わせて,組合せキーワードを設定する。なお,キーワードは,X軸方向またはY軸方向から少なくとも一つずつ抽出され,組合わせられるが,かかる例に限定されず,例えば,X軸方向またはY軸方向のうち少なくとも一方から一つ抽出する等の場合でも実施可能である。
また,本実施の形態にかかる設定部319は,ユーザ情報管理サーバ113に備わる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,ユーザ端末装置101に備わる場合等でもよい。
配置部321は,検索部320により検索された結果を検索キーワードごとにチェックし,重複する検索結果の有無を判断する。重複した検索結果は,配置部321により,ユーザが視認可能なように検索結果として表示されるテキストまたはアイコン等の表示態様が変更され,表示される。または表示しない。なお,検索キーワードは,検索処理に用いられるキーワードのことである。
さらに,配置部321は,検索キーワードとともに検索結果として表示するテキストまたはアイコン等の表示位置を,所定の基準に基づき,変更し,検索結果の表示画面上に表示するが,詳細については後述する。
また,本実施の形態にかかる配置部321は,ユーザ情報管理サーバ113に備わる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,ユーザ端末装置101に備わる場合等でもよい。
(ユーザ端末装置101)
次に,図5に示す本実施の形態にかかるユーザ端末装置101について説明する。ユーザ端末装置101は,例えば,放送用STB(セットトップボックス),情報家電,ビデオレコーダー,またはゲーム機などの各種CE機器,PC(パーソナル コンピュータ),PDA(Personal Digital Assistant),または携帯電話をはじめとするモバイル機器などを例示することができる。
ユーザ端末装置101は,識別情報等のデータを送受信する送受信部514と,取得要求部502と,メタ情報取得/記憶部503と,選択情報生成部504と,コンテンツ情報取得部505と,表示画面生成部507と,表示部142と,記憶部510と,入力部511と,各部の処理を制御する制御部(図示せず。)を備える。なお,本実施の形態にかかるユーザ端末装置101は,例えば,検索情報を処理する情報処理装置にも該当する。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ情報取得部505は,例えば詳細情報等を取得する詳細情報取得部にも該当する。
識別情報等を送受信する送受信部514は,アンテナ等から放送波を介して,基本EPG情報とメタ情報参照IDとを受信し,記憶する。また,ネットワークを介して送受信可能な送受信部514は,ネットワーク103を介して基本EPG情報とメタ情報参照IDとを受信し,記憶する。
なお,本実施の形態にかかるユーザ端末装置101は,データ放送を放送する放送局105から受信する場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,上記放送局105以外のISP等からメタ情報参照ID等を受信する場合でも実施可能である。
また,本実施の形態にかかるユーザ端末装置101は,メタ情報参照IDを送受信部514から取得する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メインコンテンツがCD販売リストの場合で,グッズが音楽CDなどの“CD”の場合,CDを再生可能なユーザ端末装置101は,CDの拡張記憶領域に記憶されたメタ情報参照IDを読み取ることにより,情報提供装置104からメタ情報参照IDを取得する機能を備える場合であっても実施可能である。
また,例えば,メインコンテンツが書籍出版リストの場合で,グッズが書籍の場合,上記書籍の表紙等にメタ情報参照IDが直接記載された場合,ユーザ端末装置101は,メタ情報参照IDを,ユーザ端末装置101に備わるキーボードなどの入力部511により,メタ情報参照IDを取得する場合であっても実施可能である。なお,上記メタ情報参照IDは,1次元,2次元,または3次元バーコードなどの場合でもよい。
選択情報生成部504は,入力部511により選択されたコンテンツ要素である番組の番組メタ情報,コンテンツメタ情報,または電子番組表に表示されるアイコンなどに基づき,選択情報を生成する。上記選択情報は,ディレクトリサービスサーバ106が検索する際の検索情報の基となる。また,選択情報に基づき検索情報が生成され,ユーザごとに管理される。なお,選択情報には,メタ情報の属性値の他に,入力部511により直接入力されたキーワード等も含まれる。また,検索情報は,ユーザ端末装置101に備わる記憶部510のキーワードプール領域に登録され管理されるが,詳細は後述する。
入力部511は,ユーザから操作指示を受けることが可能なマウス,トラックボール,トラックパッド,スタイラスペン,またはジョイスティックなどのポインティングデバイスや,リモートコントローラ(リモコン),またはキーボードなどからなるが,かかる例に限定されない。
また,送受信部514は,ディレクトリサービスサーバ106のURI等の所在情報を,ネットワーク103を介して受信し,上記URIを記憶する。また,ユーザ端末装置101に備わる入力部511からURI等の所在情報が入力され,記憶される場合等でもよい。上記URIにより,ユーザ端末装置101は,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスできる。
なお,ユーザ端末装置101は,ダイアルアップ接続,またはADSL/FTTHなどそれに類する方法でネットワーク103に接続することができる。
ユーザ端末装置101は放送波またはネットワーク103を介して配信される基本EPG情報を受信するとともに,各番組又はアイコン等のコンテンツ要素に付加されたメタ情報参照IDを受信する。
ユーザ端末装置101は各局に対応したディレクトリサービスサーバ106又はユーザ情報管理サーバ113のインターネット上の所在情報(URIなど)をそれぞれ管理する。URIが変更された場合には,上記URIを更新することにより常に最新のURIを記憶している。放送波またはネットワーク103を介して受信する更新データによって,URIが更新される。
放送波受信部102または受信部(図示せず。)は,放送波によるSIまたはネットワーク103を介して送信されるメタ情報参照IDが付加された基本EPG情報を受信し,各メタ情報参照IDを保存する。
メタ情報参照IDを取得する際,受信するメタ情報参照IDに該当する番組は,どの放送局の番組であるかを判別することができるようにするため,メタ情報参照IDを保存する際には放送局情報(図示せず。)と関連付けて保存しておく。
なお,SI(Service Information)からメタ情報参照IDを取得する場合,上記放送局情報を受信することにより,どの放送局の番組であるかを判別することが可能である。例えば,ARIB(Association of Radio Industries and Businesses:社団法人 電波産業会)が定める放送規格によれば,SIには,放送局を示すサービスIDが必ず含まれる。上記サービスIDを含む放送局情報と,メタ情報参照IDとを関連付ける。
ネットワーク103を介してEPGサービスサーバ108が放送局情報を提供する場合,放送局情報が判別可能な形式で配信される。以下,図6を参照しながら,ネットワーク103を介して配信されるEPGデータについて説明する。図6は,本実施の形態にかかるEPGデータのデータ構造を示す説明図である。
図6に示すように,EPGデータのデータ構造は,XML形式からなる。EPGデータは,基本EPG情報であることを示すタグ,放送局情報であることを示すタグ,または番組メタ情報であることを示すタグ等から構成される。なお,本実施の形態にかかるEPGデータのデータ構造は,XML形式の場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,EPGデータのデータ構造は,HTML形式などの場合であっても実施可能である。
基本EPG情報とともに配信されるメタ情報参照IDは必ず放送局を表す放送局情報と共に配信される,なお,放送局情報は,メタ情報であるが,かかる例に限定されない。
なお,図6に示すメタ情報参照IDは,属性である場合を例にあげて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メタ情報参照IDは,メタ情報参照IDであることを示すインデックス的機能を有するタグの場合でも実施可能である。
図6に示すように,放送局を示すのは,“放送局ID”である。また,上記“放送局ID”には,“TPS”,または“ブシテレビ”が設定されている。なお,かかる例に限定されず,上記“放送局ID”に,適当なIDが割当てられてもよい。
図6に示す放送局情報は,“放送局タグ(<放送局>)”と“番組タグ(<番組>)”が階層構造になっている。番組ごとのメタ情報参照IDは,放送局を示す要素(“放送局ID”)の子要素として定義されている。
図6に示すデータ構造の場合,メタ情報参照IDを取得する際,階層構造の親要素である“放送局ID”を参照することにより,どの放送局に属するものかを判定することができる。
また,ネットワーク103を介して配信される他の放送局情報は,メタ情報参照IDのIDの命名規則を設ける放送局情報がある。メタ情報参照IDとしてIDの先頭などに放送局を判別するための文字列を必ず入れておくように定義する。
ユーザ端末装置101は,上記所定の文字列が設定されたメタ情報参照IDを参照することで,どの放送局105に属するものかを判定することができる。ただし,放送局105ごとにIDを独自に管理できる利点を失う可能性がある。
したがって,放送局105が独自に命名したメタ情報参照ID(放送局105を判定するための文字列を含まない。)を,EPGサービスサーバ108で配信する際,放送局判別のための文字列を付加する。
ユーザ端末装置101は,メタ情報参照IDなどのデータを取得する際,放送局105を判別するための文字列を削除し放送局105が指定したメタ情報参照IDに戻す処理を追加する必要がある。
基本EPG情報を取得したユーザ端末装置101は,表示部142にEPG表示画面を表示する。視聴者は,EPG表示画面に表示された適当な番組に関する番組メタ情報またはサブメタ情報を表示するよう指示すると,メタ情報参照IDおよび該当する放送局105のディレクトリサービスサーバ106のURI情報に基づき,ユーザ端末装置101は,該当するサブメタ情報を取得する。
なお,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106およびコンテンツサービス107は,放送局105ごとに独立して運用される場合であっても実施可能である。ユーザ端末装置101は,上記放送局105ごとに,メタ情報参照ID,サブメタ情報などを区別し,詳細情報であるサブコンテンツを取得する。
例えば,放送局105−Aから取得した番組メタ情報またはサブメタ情報に含まれるキーワードに基づき,放送局105−Bの番組メタ情報またはサブメタ情報を検索することが可能であり,視聴者は放送局105の違いを意識せずに番組メタ情報またはサブメタ情報等を取得することができる。
また,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106およびコンテンツサービス107は,例えば,番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者等ごとに独立して運用される場合であっても実施可能である。なお,上記番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者等ごとに運用される場合であっても,放送局105がメタ情報参照IDを割当てる。
番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者ごとに独立して運用する場合,例えば,ディレクトリサービスサーバ106−Aは,A番組のスポンサーにかかるメタ情報参照IDまたはサブメタ情報等を保有し,ディレクトリサービスサーバ106−Bは,B番組のスポンサーにかかるメタ情報参照IDサブメタ情報等を保有する。
入力部511は,表示部142に表示されるEPG表示画面等の画面から適当なコンテンツ要素となる放送番組またはアイコン等を選択することができる。選択されると,ユーザ端末装置101は,放送番組に関連するサブコンテンツ等の詳細情報を取得し,表示部142上の新たな表示領域を割当て表示するとともに,選択されたコンテンツ要素に係る番組メタ情報またはコンテンツメタ情報から選択情報を生成する。
入力部511が放送番組を選択することで,ユーザ端末装置101は,当該番組に関連する詳細情報等に相当するサブメタ情報を取得し,表示することができる。したがって,表示部142に表示されたメインメタ情報から所望のサブメタ情報を取得するとともに,上記サブメタ情報に関連付けられたサブコンテンツを取得することができる。なお,サブメタ情報に限定されず,入力部511は,メインメタ情報を選択することも可能である。
選択情報生成部504は,入力部511からコンテンツ要素を選択するための操作指示情報を受信すると,選択された放送番組が属するメタ情報参照ID,放送番組の“タイトル”などの属性値等が設定された選択情報を生成する。生成された選択情報は,ネットワーク103を介してディレクトリサービスサーバ106又はユーザ情報管理サーバ113に送信される。
取得要求部502は,ネットワーク103を介して,ディレクトリサービスサーバ106から検索情報を取得するための取得要求情報を送信する。なお,取得要求問合せ情報を送信する送信先は,ユーザ端末装置101が保有するディレクトリサービスサーバ106のURI全てが対象となる。
メタ情報取得/記憶部503は,ディレクトリサービスサーバ106又はユーザ情報管理サーバ113から,ネットワーク103を介して上記番組メタ情報またはサブメタ情報等を受信又は記憶する。
表示画面生成部507は,サーバ106,107から受信した情報を元に,テンプレートなどを利用して表示部142に表示するためのデータを生成する。例えば,サーバ106,107から受信したサブメタ情報またはサブコンテンツなどを取得し,XMLおよびXSLTによるテンプレート変換などにより生成する。
表示領域生成部509は,上記表示画面生成部507により生成されたデータを表示部142に表示するための各表示領域を割当てることで,表示領域を生成する。
電子番組表等に表示されるアイコンに構成される文字や,図形,または模様などのうち少なくとも一つからなるイメージは,予め記憶部などに記憶される場合でもよく,ディレクトリサービスサーバ106又はユーザ情報管理サーバ113から受信する場合でもよい。
(表示画面の構成)
次に,図7を参照しながら,ECGサービスの一般概念であるECGサービスの表示画面の構成について説明する。図7は,ECGサービスの表示画面の概略的な構成を示す説明図である。
図7(a)に示すように,表示部142は,1又は2以上の表示領域から構成される。まず,表示部142にはメイン表示領域(第1表示領域)が割当てられる。メイン表示領域は,メインコンテンツおよびサブコンテンツなど,複数の関連する情報を表示する領域が必要である場合,最上階層としてルートなど親要素となる領域が,メイン表示領域である。特に一番の親要素を表示する領域を第1表示領域と呼ぶ。
本実施の形態にかかるメイン表示領域には,放送番組の電子番組表であるEPG情報または放送番組の映像等が表示される。
また,図7(a)に示すように,サブ表示領域(第2表示領域)は,メイン表示領域に表示されるコンテンツ要素(サブジェクト)群から,あるコンテンツ要素を選択したときにその関連情報,詳細情報などを表示する領域である。特に第1表示領域のサブ表示領域を第2表示領域と呼ぶ。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ要素は,メインコンテンツに構成される複数の項目,話題などのコンテンツの要素であり,例えば,メインコンテンツがEPG情報である場合,EPG情報に構成される各番組の内容や,出演者,音楽などを例示することができる。
また,本実施の形態にかかる“選択”とは,例えば入力部511であるマウスのクリックや,ボタンの押下によりコンテンツ要素が指定された状態や,マウスカーソルなどがそのコンテンツ要素の上に合わせている状態(onMouse),またはリモコン操作により選択するための枠(カーソル)がそのコンテンツ要素上に表示されている状態,などを含む。
図7(b)に示すように,表示部142に,メイン表示領域,サブ表示領域の他に,第3表示領域を割当てることも可能である。
表示部142に割当てられる表示領域は,図7(b)に示す第1表示領域,第2表示領域,第3表示領域など,複数の階層構造に構成することができる。したがって,各階層間の表示領域で,親と子の関係を有している。例えば,第2表示領域の階層下の第3表示領域にとって,第2表示領域は,親領域となる。
また,図8に示すように,表示領域は,各種パターンにより,表示部142に割付けられる。図8は,本実施の形態にかかる画面表示部に割当てられる表示領域の概略を示す説明図である。
図8(a)に示すように,表示部142には,メイン表示領域とサブ表示領域とが上下に配置される場合でもよい。
図8(b)に示すように,表示部142には,上側にサブ表示領域と,下側にメイン表示領域が上下に配置される場合でもよい。
また,図8(c)に示すように,左側にサブ表示領域と,右側にメイン表示領域が左右に配置される場合でもよい。なお,本実施の形態にかかるメイン表示領域とサブ表示領域が配置されるレイアウトは,かかる例に限定されない。
メイン表示領域とサブ表示領域との他に第3表示領域などのように,複数の階層になることがある。そこで以下,各階層の表示領域の親子関係を数字で表し,第1表示領域のサブ表示領域を第2表示領域,第2表示領域をメイン表示領域としたときのサブ表示領域を第3表示領域,第N表示領域をメイン表示領域としたときのサブ表示領域を第N+1表示領域というように区別する。
また,本実施の形態にかかる表示部142には,メイン表示領域,サブ表示領域と分類して表示領域を割当てているが,各表示領域の特性は同様のものである。したがって,各表示領域の面積などの相互間の関連性なども特に限定されない。上記関連性として,例えば,メイン表示領域は最も面積が大きいなどを例示することができる。
(コンテンツ要素の配置パターン)
次に,図9A,図9Bを参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ要素の配置のパターンについて説明する。図9A,図9Bは,本実施の形態にかかる表示領域内に表示されるコンテンツ要素の概略的な構成を示す説明図である。
以下,図9A,図9Bを参照しながら説明するが,表示領域内には,後述するように,コンテンツ情報に含まれる複数のコンテンツ要素が表示されている。表示のパターン例としては,リスト型,テーブル型,例えばEPG情報のように,それらを組み合わせた形式,または不規則型などが例示される。表示のパターンは,複数のコンテンツ要素内から目的のコンテンツ要素を特定できる形式であればよい。
表示領域内にコンテンツ要素がさらに領域により表示されている場合には,その中にアイコンなどの子コンテンツ要素を配置することができる。例えばリストやテーブルの一つのコンテンツ要素の表示領域内にさらに複数の関連アイコンなどを配置することができ,階層化できる。
まず,図9A(a)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素が上から順に要素A,要素B,要素C,および要素Dと上下に,リスト型のように配置されている。なお,表示領域は,上記説明のメイン表示領域,サブ表示領域などに該当する。
上記要素A,要素B,要素C,および要素Dには,さらに子要素としてアイコン600(600−1,600−2,…,600−7)が含まれる。
上記要素A,要素B,要素C,および要素Dのうちいずれか一つを,マウスのクリック等で選択することにより,選択されたコンテンツ要素に関連付けられた詳細情報を,他の表示領域に表示させることができる。
また,各アイコン600をクリック等で選択することにより,アイコン600が備わるコンテンツ要素に関連する各種の詳細情報を,表示領域を割当てることで表示することができる。なお,コンテンツ要素に関連付けられた詳細情報が存在しない場合,上記コンテンツ要素には,アイコン600が一切含まれない。
各コンテンツ要素に,コンテンツ要素の関連情報として,サブコンテンツである詳細情報を表示させるためのアイコンを表示させることで,アイコンが多いほど,詳細情報も豊富であることを視認することが容易となる。また,意図的に,そのようなコンテンツ要素にアクセスし,情報を得ようと試みる機会が増える。
1つのコンテンツ要素には,表示させたい詳細情報のカテゴリごとに1又は2以上のアイコン600を備えることができる。したがって,アイコン600を選択することで,所望のカテゴリの詳細情報を効率的に表示することができる。
本実施の形態にかかるカテゴリとして,例えば,メインコンテンツがEPG情報である場合,番組内容,出演者,書籍,または音楽などを例示することができる。したがって,番組内容のアイコン600,出演者のアイコン600,書籍のアイコン600,または音楽のアイコン600を,コンテンツ要素に該当する番組ごとに備えることで,当該番組に関連する出演者の詳細情報等を表示領域に表示させることができる。
次に,図9A(b)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素が左から順に要素A,要素B,要素C,要素D,要素E,および要素Fと左右に,リスト型のように配置されている。また,上記要素A,要素B,要素C,要素D,要素E,および要素Fには,さらにアイコン600(600−8,600−2,…,600−14)が含まれ,各コンテンツ要素に表示されている。なお,その他は,図9A(a)とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
次に,図9A(c)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素が碁盤の目のようにテーブル型に配置され左上隅から下の順に要素A,要素B,要素C,要素Dと配置され,続いて,要素E,要素F,要素G,要素H,…,要素Pと配置されている。また,上記要素A,要素B,要素C,…,要素Pには,さらに子要素(子コンテンツ要素)としてアイコン600(600−15,600−16,…,600−26)が含まれ,各コンテンツ要素に表示される。なお,その他は,図5(a)とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
次に,図9B(d)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素がテーブル形式の変形例として,縦軸を時間,横軸を放送局としたEPG情報を表示する形式に配置されている。
上記EPG情報における各コンテンツ要素は,放送局Aでは,放送時間順に要素A,要素B,要素C,要素Dと配置され,続いて,放送局Bでは,時間の早い順に要素E,要素F,要素Gと配置され,放送局Cでは,時間の早い順に要素H,要素I,要素Jと配置されている。
また,上記要素A,要素B,要素C,…,要素Jには,さらにアイコン600(600−30,600−31,…,600−39)が含まれ,表示されている。なお,その他は,図9A(a)とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
次に,図9B(e)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素が不規則に配置(不規則形式)されている。左上から順に要素A,要素B,要素C,および要素Dと配置されている。また,上記要素A,要素B,要素C,および要素Dには,さらにアイコン600(600−40,600−16,…,600−43)が含まれ,各コンテンツ要素に表示されている。なお,その他は,図9A(a)とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
(表示領域の割付バリエーション)
次に,図10A〜図10Fを参照しながら,本実施の形態にかかる表示部142に各表示領域が割付けられるバリエーションについて説明する。図10A〜図10Fは,本実施の形態にかかる表示領域が割付けられる遷移を概略的に示す説明図である。
まず,図10A(a)に示すように,表示部142には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。
次に,図10A(a)に示す第1表示領域から,例えば番組などのコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示するための表示領域が新たに割付けられる。
図10A(b)に示すように,上記新たに割付けられる第2表示領域は,第1表示領域の下に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する分だけ縮小される。なお,第1表示領域を縮小する際,必要な部分だけを残して縮小することが可能であるが,かかる処理については後述する。
また,図10A(b)に示すように,表示部142には,第1表示領域と第2表示領域とが1画面内に収まるように割付けられているため各表示領域の全体を視認することができる。
第1表示領域内のコンテンツ要素(番組など)に関連する詳細情報とが第2表示領域に表示されるため,第1表示領域と第2表示領域とは,主従の関係を有している。かかる表示領域は,第2階層,第3階層など,階層が増えた場合であっても同様に主従の関係を有する。例えば,第5表示領域と第6表示領域等とは主従の関係を有している。
次に,図10A(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。なお,第2表示領域に表示されるコンテンツ要素は,例えば,番組の出演者のプロフィール,番組の前回のストーリーなど,多種の項目,話題などを例示することができる。
図10A(c)に示すように,表示部142には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第2表示領域の下に,表示部142の画面に収められるように割付けられる。
次に,図10B(a)に示すように,表示部142には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図10Aとの相違点について説明する。
図10B(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域の上に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する分だけ縮小される。
次に,図10B(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。
図10B(c)に示すように,表示部142には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第1表示領域の下に,表示部142の画面に収められるように割付けられる。
次に,図10C(a)に示すように,表示部142には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図10Aとの相違点について説明する。
図10C(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域の右に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する分だけ縮小される。
次に,図10C(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。
図10C(c)に示すように,表示部142には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第2表示領域の下側に,表示部142の画面に収められるように割付けられる。したがって,第2表示領域が第3表示領域を表示する分だけ縮小される。
次に,図10D(a)に示すように,表示部142には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図10Aとの相違点について説明する。
図10D(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域の右に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する領域の分だけ縮小される。
次に,図10D(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。
図10D(c)に示すように,表示部142には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第1表示領域の下側に,表示部142の画面に収められるように割付けられる。したがって,第1表示領域が第3表示領域を表示する分だけ縮小される。
次に,図10E(a)に示すように,表示部142には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図10Aとの相違点について説明する。
図10E(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域の右側に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する領域の分だけ縮小される。
次に,図10E(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が,さらに選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。
図10E(c)に示すように,表示部142には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第1表示領域と第2表示領域の下側に,表示部142の画面に収められるように割付けられる。したがって,第1表示領域と第2表示領域が第3表示領域を表示する領域の分だけ縮小される。
さらに,図10F(a)に示すように,表示部142には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図10Aとの相違点について説明する。
図10F(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域のうち右下方向に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する領域の分だけ縮小される。
次に,図10F(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が,さらに選択されると,第2表示領域の当該コンテンツ要素に紐付けられた詳細情報を表示するための表示領域が新たに第3表示領域として割当てられる。
図10F(c)に示すように,表示部142には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第2表示領域の内側に配置される。第3表示領域が配置される際,第2表示領域は,第3表示領域を表示可能な所定領域を確保しつつ,第2表示領域に必要な情報を表示するだけの領域をさらに確保する。
したがって,第2表示領域は,第3表示領域によって,領域が全て奪われることはない。第2表示領域の拡張された領域と,第3表示領域の領域は,第1表示領域を縮小することで確保される。なお,第1表示領域,第2表示領域,および第3表示領域は,表示部142の画面に収められるように割付けられる。
なお,図10A〜図10Fに示す本実施の形態にかかる表示部142には,まず第1表示領域のみが表示される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,まず,表示部142には,第1表示領域と第2表示領域とが表示される等の場合であってもよい。
図10A〜図10Fに示す各階層の表示領域は,コンテンツ情報の情報量や属性に応じて,割当てられる表示領域の大きさが動的に変更する。また,割当てられた表示領域の大きさに適合する領域に,表示領域が割付けられる。したがって,その時のコンテンツ情報の情報量等に応じて,割付けられる表示領域のレイアウトが相違する。なお,情報量は,コンテンツ情報を表示するのに必要な領域の大きさ(サイズ)やコンテンツ情報のデータ容量などに相当し,上記サイズもしくはデータ容量のうち少なくとも一方に基づき求められる。
ここで,デジタル放送(BSデジタル,CS110度,地上デジタル放送など,また,同様のサービスをCATVやFTTHなど放送波以外の手段により提供するものも含む)における番組連動型のデータ放送では通常,テレビなどの端末の全画面を利用してテレビ映像を視聴し,そこからデータ放送画面に移行する。
上記の際には,例えば,テレビ映像画面は画面全体の数分の一のサイズに縮小表示され,その他の領域(L字型領域が一般的)にデータ(画像やテキスト情報など)が表示されるのが一般的である。
上記ECGサービスがこのようなテレビ視聴端末に付随したデータサービスとして提供される場合が多い。その場合にはECGサービスを提供する部分とテレビ映像部分が同時に画面内に表示する場合等が想定される。本実施の形態にかかる情報提供システム100では,ECGサービスと放送番組の映像とが提供される。
ここで,図11を参照しながら,本実施の形態にかかる番組映像を表示すると共に,ユーザ端末装置101のECGサービスにより表示される表示画面について説明する。図11は,本実施の形態にかかるユーザ端末装置101に表示される表示画面の概略を説明するための説明図である。
図11(a)に示すように,まず,ユーザ端末装置101の表示部142には各放送局から放送される番組の映像が表示される。またECGサービスでは,例えば,番組に関連する各種詳細情報等のコンテンツを番組の放送とともに,1画面内に表示領域を割当て表示する。
したがって,複数の関連する情報を表示領域に表示する必要がある場合,親と子のコンテンツ要素に階層関係があるのと同様に,表示領域においても,階層上その親コンテンツ要素が表示される表示領域を便宜上メイン表示領域と呼ぶこととする。特に最上位の親要素を表示する領域を第1表示領域と呼ぶ。
具体的には,図11(b)に示すように,上述したように表示領域分割により,分割された表示領域の一部を,例えばテレビ番組表示用の領域として割当てる。また詳細情報と同時に表示される映像はテレビ映像に限らずオンデマンド配信される映像ストリームや映像ファイルの再生による映像であっても同様である。
したがって,図11(b)に示すように,メイン表示領域に表示されるコンテンツ要素群から,あるコンテンツ要素が選択された場合,ECGサービスの提供により,その関連情報などを表示する表示領域が割当てられる。特に第1表示領域のサブ表示領域を第2表示領域と呼ぶ。
次に,図12〜図14を参照しながら,本実施の形態にかかる表示部142に番組映像と映像表示領域以外の表示領域にEPG型の放送番組表との組み合わせについて説明する。
図12(a)に示すように,表示部142の画面内には,番組映像が表示される表示領域143と,残りの表示領域には番組メタ情報等からなる電子番組表が表示される。表示領域143に表示される番組は,電子番組表で選択された番組が放送される。
ここで,コンテンツ要素である番組または電子番組表の番組(コンテンツ要素)枠内に表示されたアイコン146が入力部で選択されると,図12(b)に示すように,図12(a)に示す電子番組表が表示された表示領域が表示領域145に縮小し,表示領域144が新たに割当てられ,選択された番組またはアイコン146に関連する情報が表示される。
例えば,図12(a)に示す太線の枠(カーソル)を入力部511で番組B2に移動し,アイコン146aを選択すると,番組B2に関連する詳細情報を表示する表示領域144が図12(b)に示す表示部142のうち右下に割当てられる。
次に,図13(a)に示すように,表示部142の画面内には,番組映像が表示される表示領域143と,番組メタ情報等からなる電子番組表が表示領域145に表示される。図12と比べて電子番組表が下側に表示される点で相違する。
さらに,表示領域144には,コンテンツ要素である番組または電子番組表の番組(コンテンツ要素)枠内に表示されたアイコン146が入力部511で選択されることで,選択された番組またはアイコン146に関連する情報が表示される。
また,図13(b)に示すように,表示領域145には,入力部で選択されたコンテンツ要素の番組またはアイコンを表示せずに,例えば,表示領域143に放送されている映像の次の時間帯にかかる電子番組表を表示することもできる。次の時間帯の電子番組表を表示することで,引き続きユーザは希望する番組を視聴したり,録画することができる。なお,表示領域145と表示領域144とは階層関係にあり,表示領域145がメイン表示領域で,表示領域144がサブ表示領域である。
図14に示す表示部142には,番組の映像が表示される表示領域143と,電子番組表に構成するコンテンツ要素が選択されることで,選択されたアイコン又は番組等のコンテンツ要素に関連する情報が表示される表示領域144と,キーワード等に基づき該当する番組を検索したり,ECGサービスを提供する放送局105等がお薦め番組として指定したり,ユーザ端末装置101の嗜好分析エンジン(図示せず。)によりリコメンド(お薦め)するために抽出した結果が表示される表示領域145とが割当てられる。なお,本実施の形態にかかる嗜好分析エンジンは,ユーザ端末装置101に備わる場合に限らず,ディレクトリサービスサーバ106またはユーザ情報管理サーバ113等に備わる場合でもよい。
(検索情報提供)
本実施の形態にかかる検索情報システム100では,ECGサービスの基本提供サービスに追加してさらに,ユーザ端末装置101が,キーワードを利用して検索することができる。
キーワード等を利用して検索を行う場合,例えばキーワードの一般的な入力方法はユーザ端末装置101がPC(パーソナル コンピュータ)などであれば入力フォームに直接キーワードを入力することであるが,テレビなど標準でキーボードを備えない端末で利用する場合にはキーワードを直接入力するにはソフトウェアキーボードなどを利用する必要があり手間がかかる。なお,ソフトウェアキーボードとは,例えば表示画面にキーボードボタンを表示等することで,キーボードを擬似的に使用し,文字などを入力することができる。
上記の理由によりテレビなど限られた機能のリモコンにより操作される端末の場合,検索用のキーワードを指定する方法は画面に表示された項目をユーザの操作により選択し指定する。
ECGサービスでは,番組やコンテンツの詳細情報を表示する領域にはメタ情報として設定された属性や属性値が詳細情報の各項目として表示される。
各項目のうち検索用のキーワードとして使用可能な項目はユーザの操作によりフォーカスをあて選択状態にすることを可能とする。例えばマウスなどのポインティングデバイスのカーソルを項目(テキストや画像)の上に載せた場合やリモコン操作によりフォーカスを遷移させた場合などにフォーカスがあたる。
フォーカスされ選択状態になった項目に対しマウスクリックやリモコンのボタン押下による決定操作により,各項目の属性値をキーワードとしてキーワード検索処理を行うことができる。
つまり,情報提供装置104から提供される電子番組表に含まれるコンテンツ要素に係るメタ情報が検索するための検索情報として機能し,ユーザ端末装置101は適当なメタ情報を選択することで,関連するコンテンツメタ情報等を容易に検索することができる。
例えばある番組の詳細情報項目のうち「キャスト(人名)=B子」という項目を選択・決定した場合に「B子」という「人名」をキーワードとして,メタ情報を管理するディレクトリサービスサーバにアクセスし,検索処理を要求することで,検索結果が表示される。検索結果の表示方法の例については後述する。
上記のように一つの項目を選択し,キーワードとすることは操作においても処理においても比較的容易であるが,検索のためのキーワードを複数設定できないため,単一のキーワードの場合,大量の検索結果を表示する可能性がある。そこでさらに別の要素をあわせてキーワードとして複数キーワード検索(AND検索,OR検索など)による絞込みをすることでよりユーザが求めている属性値を持った検索結果のみを表示することができる。
例えばユーザは「人名=B子」に関する「カテゴリ=CD」の情報を知りたいとき,「B子」のみをキーワードとして検索するとB子に関する番組や書籍など不要な情報もあわせて検索結果として提示されてしまうが,「人名=B子」と「カテゴリ=CD」のAND検索を行うことで絞込みが可能である。
図15に示すように,複数のキーワードを選択して検索を行う方法としては,例えば,表示部142の画面上に一覧表示された属性一覧画面からキーワードとなる各属性値をリストボックスなどから選択する方法が挙げられ,さらにそれぞれの属性にあたる項目にはチェックボックスなどが付加されており,そのチェックがON(“■”)になっている場合のみ対応する属性値をキーワードとして検索を行うこともできる。
しかし,図15に示す属性一覧画面では画面上に同時に表示領域に表示された項目のうちのいくつかを検索キーワードとして指定することはできるが,同時に表示されていない項目を指定することはできない。なお,検索キーワードは,検索処理に用いられるキーワードである。
テレビ画面などにデータを表示する場合にはPCのディスプレイに表示するのに比べて解像度の関係やユーザの視点と画面までの距離の違い等から,同時に表示可能な情報量は少ないのが一般的である。同時に表示できる情報量が少ないため,例えばある番組Aの詳細情報とあるコンテンツAの詳細情報を同時に画面に表示することは難しい。
上記の場合ユーザは,番組Aの詳細情報を閲覧した後に番組の詳細情報表示を一度閉じて,別途コンテンツAの詳細情報を開き閲覧することになる。そこでユーザが番組Aの詳細情報項目のうち例えば「人名=B子」や,コンテンツの詳細情報のうち「カテゴリ=CD」に興味を示し,関連する番組やコンテンツを検索することは可能であるが,これらの情報は同時に画面に表示されていないため「人名=B子」と「カテゴリ=CD」を同時に検索対象のキーワードとして設定することはできない。
そこで,本実施の形態にかかる情報提供装置104のユーザ情報管理サーバ106は,ユーザ端末装置101の画面の切り替えがあっても,ユーザ端末装置101が共通で扱える検索情報を,ユーザ情報の検索情報リスト等に確保し,各画面でユーザが興味をもち注目したキーワード等をそこに貯めておき,検索キーワードとしてユーザ端末装置101に提供することができる。
なお,本実施の形態では検索対象はメタ情報の付加された番組やコンテンツの詳細情報等であり,単にキーワードの文字列だけでなく属性などの情報も含めた検索が可能であるが,単に文字列を検索する場合に適用しても良い。また,ユーザ端末装置101に備わる記憶部510にキーワード保管領域(キーワードプール領域)として確保し,ユーザ端末装置101が検索情報を一時的に管理する場合でもよい。
(検索情報の登録)
次に,図16を参照しながら,本実施の形態にかかる情報提供システム100における検索情報の登録処理について説明する。なお,以下説明するのは,情報提供装置104側が実施する場合について説明するが,ユーザ端末装置101側で実施する場合でも実施可能である。
図16に示すように,まず情報提供装置104からの提供により,番組の詳細情報やコンテンツの詳細情報のコンテンツメタ情報をユーザ端末装置101の表示部142の画面上に表示する(S601)。
次に,表示状態で,ユーザが,あるキーワードに興味を持ち,コンテンツ要素に係るメタ情報又はアイコンなどが入力部511により選択される(S603)。なお,その時点で選択されたメタ情報またはアイコンのカテゴリに属するメタ情報の属性値等に設定されたキーワードで,検索を行うこともできるし,この時点ではキーワードプール領域への登録だけを目的として検索を行わないということもできる。
選択されると(S603),選択情報生成部504は,検索の実行の有無,選択されたメタ情報の属性,または属性値等が含まれる選択情報を生成し,ネットワーク103を介してユーザ情報管理サーバ113に送信する。なお,ユーザ端末装置101が選択情報から検索情報を生成し,ディレクトリサービスサーバ106に検索情報を送信し,直接ディレクトリサービスサーバ106に検索を実行させる等の場合でも実施可能である。
次に,ユーザ情報管理サーバ113の選択情報受付部308は,選択情報を受信すると,検索の実行の指示が有るか無いかを確認する(S605)。なお,検索指示が有る場合,検索情報生成部310が,選択情報に含まれる選択されたメタ情報の属性値等を抽出等することで,検索情報を生成し,ディレクトリサービスサーバ106に対し検索情報を送信する。検索された結果は,ユーザ情報管理サーバ113が受信する。さらにユーザ情報管理サーバ113は,検索結果を表示するための検索結果の表示画面を生成する。ユーザ端末装置101の表示部142に検索結果の表示画面が表示される。
検索指示が無い場合,検索情報生成部310は,選択情報に含まれるメタ情報の属性または属性値,さらに入力部511により入力された文字列などのキーワードを抽出し,検索情報を生成する。さらに,検索情報が生成されると,ディレクトリサービスサーバ106は,ユーザ情報の検索情報リストに登録された検索情報に一致する検索情報が無いかどうかを確認する(S609)。
一致する検索情報が無い場合(S609),検索特性情報付与部312は,利用頻度または前回の利用状況などからなる検索特性情報を検索情報に付与し,当該ユーザのユーザ情報に含まれる検索情報リストに登録する。なお,初めての登録である場合,上記検索特性情報の利用頻度には,“1”が設定される。また,ユーザ端末装置101のキーワードプール領域にも上記検索情報が送信され,登録されてもよい。
逆に,一致する検索情報が有った場合(S610),更新部315は,検索情報リストの当該検索情報に含まれる検索特性情報のうち利用回数のカウントを1加算したり,最近の検索履歴を更新等して,検索特性情報を更新する(S613)。
なお,キーワードの一致は,完全な一致である場合のほかに,同一の対象を示す別のキーワードである場合でも,一致であるとして判断してもよい。例えば,人名の「正式名」と「略称」などを同一人物を表わすものとして,一致すると判断してもよい。この場合,対応テーブルを用意することで,相違するキーワードでも一致であると判断することができる。
次に,その他の情報を閲覧する必要が無い場合(S615),本実施の形態にかかる情報提供システム100における検索情報の登録処理の一連の動作が終了する。
図17に示すように,本実施の形態にかかる検索情報の登録処理では,ユーザ端末装置101は,記憶部510にキーワードプール領域530を有し,上記キーワードプール領域530にはユーザが選択したメタ情報等により生成される複数の検索情報が格納されている。
さらに,ユーザ情報管理サーバ113には,リスト管理部314が各ユーザのユーザ情報712を管理している。上記ユーザ情報712には,ユーザプロファイル情報713,検索情報がリスト化された検索情報リストが含まれている。検索情報に含まれる属性や属性値などがキーワードとして検索されることになるが,詳細は後述する。なお,図17に示す“キーワード”は,入力部511により直接入力されたキーワードの文字列等を示している。さらに,表示画面上などでコンテンツ要素が選択された場合,ユーザが入力フォームに直接入力した場合,ユーザが予め設定した場合等において,キーワード等が検索情報として設定される。また,利用回数,使用頻度などの頻度情報の他に,さらに画面表示の際の優先度を表わす優先度情報などが追加されてもよい。
次に,図18を参照しながら,本実施の形態にかかる検索情報を利用した検索処理について説明する。なお,以下説明するのは,情報提供装置104側が実施する場合について説明するが,ユーザ端末装置101側で実施する場合でも実施可能である。
図18に示すように,まず,検索情報を利用した検索の指示が入力部511により行われる(S617)。次に,検索情報の取得をするため,ユーザ端末装置101の取得要求部502は,ネットワーク103を介してユーザ情報管理サーバ113に対し,要求する。
次に,要求されたユーザ情報管理サーバ113は,検索情報を該当するユーザのユーザ情報712に含まれる検索情報リストから取得する(S619)。なお,ユーザ端末装置101が直接,記憶部510のキーワードプール領域530から検索情報を取得してもよい。
次に,ユーザ情報管理サーバ113が検索情報を取得すると,表示部142の画面上にキーワードを表示するため,割当部317は,検索情報に含まれる属性または優先度情報等に基づき,検索情報に含まれるキーワードを並べ替える(S621)。
次に,並び替えられたキーワードを含む検索情報はユーザ情報管理サーバ113から送信され,ユーザ端末装置101により受信される。ユーザ端末装置101により画面に表示されたキーワードから検索したいキーワードを組み合わせる等,キーワードの変更・編集を行うか否か決定される(S623)。
キーワードの変更・編集を行う場合,不要なキーワードを含む検索情報の削除は表示部142に表示される「表示」ボタンで行い,検索したいキーワードを追加する場合は,チェックボックスにチェック(ON)する(S625)。
編集終了後(S625),表示部142に表示された「検索」ボタンが選択されると,ユーザ端末装置101は,検索キーワードをディレクトリサービスサーバ106又はユーザ情報管理サーバ113に送信し,ディレクトリサービスサーバ106により検索が行われる(S627)。なお,検索結果については後述する。
さらに,「検索」ボタンが選択されると(S627),上述した検索情報を登録するため,後続の処理が続く。
ここで,図19を参照しながら,表示部142に表示される検索情報について説明する。図19に示すように,キーワードの変更・編集を行う場合(S625),表示部142の画面上には,「カテゴリ」,「ジャンル」などの属性別に,検索情報に含まれる属性値等であるキーワードがチェックボックスとともに表示されている。上記「カテゴリ」等の属性別に表示されるキーワードは,例えば検索情報等に含まれる検索頻度等に応じて表示される順序が変更されてもよい。さらに,「カテゴリ」など属性の項目表示についても,例えば,項目ごとに表示されるキーワード全体の検索情報に含まれる検索頻度が多い順に左側から表示される場合等でもよい。
検索したいキーワードをチェックボックスにチェックすると“■”にチェック(On)されて,検索キーワードに追加される。さらに「AND」または「OR」をラジオボタンでチェックすることで,検索キーワードが「AND」検索なのか「OR」検索であるのかを選択することができる。
また,表示部142に表示される検索情報は例えば,常に一定の領域を有し,画面に表示する場合,または常に画面に表示され,検索情報の登録時等にはキーワードの一覧など一部の検索情報のみ表示する場合,または検索指示など利用時のみ全体を表示するなど表示領域の大きさが可変である場合,検索情報の登録や編集,または検索など利用する場合のみスライド表示などで新規に領域を確保し,その他の時には非表示である場合等を例示することができる。なお,図19に示す変更例として,例えば,図43に示すように,表示部142に表示されるキーワードの階層構造をそのまま利用してツリー型(例えば,Windows(登録商標)のエクスプローラなどの形式)にキーワード群などを表示した場合でもよい。図43に示す[+]や[−]で,「カテゴリ」などの属性とその属性に関連するキーワードを含むノードの開閉を制御し、各キーワード横に表示されたチェックボックスにより検索に利用するか否かを制御することができる。また,ツリーのキーワードなどの各要素の並び順を,ユーザの嗜好度(利用頻度など)や,利用順や,ユーザ設定など様々な基準で並び替えることが可能である。なお,キーワードを含む検索情報の階層構造については後述する。
次に,図20(a)に示すように,表示部142の表示領域629に表示された番組メタ情報である“B子”が選択されると,属性が“キャスト”で属性値が“B子”である検索情報が生成され,検索情報リストまたはユーザ端末装置101のキーワードプール領域530に登録される。登録されると,図20(b)に示すように検索情報のキーワードである“B子”が表示部142の下部の表示領域799にチェックボックスとともに表示される。なお,表示領域628には,電子番組表などが表示されてもよい。
同様に,図20(c)に示すように,表示領域628に表示されたコンテンツAに関連する詳細情報が表示領域629に表示され,コンテンツメタ情報である“CD”が選択されると,属性が“カテゴリ”で属性値が“CD”である検索情報が登録され,表示部142下部の表示領域799に追加される。なお,選択することで,検索情報が登録される場合に限られず,例えば,「検索」ボタンが押下された時点で,キーワードプール領域530等に登録する場合等でもよい。
キーワードを含む検索情報の登録時には単にキーワードの文字列を登録するだけでなく,メタ情報の属性と属性値の対応関係を残すことができる。例えば「B子」という文字列だけで検索すると番組情報などの「B子のそっくりさん登場」などの余計な情報まで検索してしまう場合があるが,「B子」の属性である「出演者名」とともに検索することで,「出演者名=B子」という条件を満たすものだけを検索することができる。
また,ECGサービス提供側では,組み合わせて検索に利用する可能性が高い複数のキーワードを予め一つにまとめてグループキーワードとして詳細情報に表示させる場合も可能である。なお,グループキーワードについてもキーワードと同様に,検索キーワードとして検索可能である。
図21を参照しながら,本実施の形態にかかるグループキーワードについて説明すると,表示領域630には,アイコン146とともに番組Aと,コンテンツAが表示され,表示領域631には,選択された上記コンテンツAに関連する詳細情報が表示されている。
表示領域631に表示されているように,「CD」と演奏者である「A太郎」とが表示されている場合,例えば「A太郎のCD」をキーワードとして検索する蓋然性が高い場合,表示領域631には,「カテゴリ=CD」,「アーティスト=A太郎」というメタ情報をそれぞれ表示するだけでなく,「A太郎のCD」というボタンやアイコン,メニューなどを用意し,表示部142の表示領域631に表示させるが,他の項目と同様にテキスト表示の場合でもよい。
したがって,上記「A太郎のCD」からなるボタン等を選択することで,属性“カテゴリ”で属性値“CD”及び属性“アーティスト”で属性値“A太郎”が一度に,検索情報として登録することができる。なお,基本的に,双方のキーワードはAND検索の関係となる。また,グループキーワードの登録とともに,個別に双方のキーワードが検索情報として登録される。
なお,提供の際に“ボタンを押して検索指示を行うと「カテゴリ=CD」,「アーティスト=A太郎」という情報をキーワードとしてAND検索の関係を有する検索情報の登録を行う”等という情報を付加しておく(ボタン押下時のスクリプトに記述することなどにより実現する)ことで,ユーザは1回の指示動作によりグループキーワードを登録し検索を行うことが可能となる。
グループキーワードが登録されると,表示領域632の項目“グループキーワード”に「A太郎CD」と表示される。したがって,グループキーワードまたはキーワードをチェックボックスにチェックすること効率的に検索キーワードを編集することができる。
(キーワード登録情報の保存)
上述したように,キーワードプール領域530にキーワードが一時的に登録されると,画面上に登録されたキーワードを表示するとともに,登録内容はユーザ情報管理サーバ113のリスト管理部314のユーザ情報712に含まれる検索情報リストにもユーザごとに格納される。ユーザ情報712の検索情報リストにはユーザ情報管理サーバ113にアクセスして保存する以外にも,所定期間,ユーザ端末装置101側のキーワードプール領域530で管理し,所定のタイミングでまとめてユーザ情報管理サーバ113に保存するという場合でもよい。
ユーザ情報712の検索情報リストに登録することで過去に検索を行ったキーワードの情報が検索情報に保管されるため,次回以降も以前と同じ条件(キーワード)で再度検索を行うなど検索処理が効率的に行える。
また,既に登録済みのキーワードで検索を行った際には,検索キーワードで利用された回数を,検索情報のキーワードごとにカウントし,あわせて保存しておく。これによりユーザがより興味を持つキーワードの情報を取得することができる。さらに,表示部142に利用頻度の高いキーワードを優先的に目に付く個所に表示したり,点滅などさせて目立つように表示することで,一層検索処理の効率化が図れる。
次に,図22を参照しながら,ユーザ情報管理サーバ113のリスト管理部314が管理する検索情報リストのデータ構造について説明する。
図22に示すように,本実施の形態にかかる検索情報リストは,XMLフォーマットで構成され,キーワードを含む検索情報が属性ごとにタグで記述されている。例えば,図22に示す「<番組 ID=“PG01” タイトル=“A物語” 嗜好度=“1” 前回利用=“FALSE”/>」のタグの場合,上記メタ情報は,属性が番組の“タイトル”で,メタ情報のIDが“PG01”で,キーワードとなる属性値が“A物語”を示す。さらに,当該メタ情報の1行上に記述された「<ジャンル情報〜>〜</ジャンル情報>」とは主従の関係を有する。
例えば,図22に示すように,<人物ジャンル>〜</人物ジャンル>のタグの子要素としては,属性値“A太郎”からなるタグが存在する。上記属性値“A太郎”を直接参照し,親要素の<人物ジャンル>〜</人物ジャンル>のタグを参照すれば,ユーザ端末装置101は,「A太郎」の“人物ジャンル”の属性値が「俳優」であることを容易に判断することができる。
したがって,検索情報には,キーワードの文字列のみでなく,属性情報や階層構造を含めて登録できる。なお,文字列のみの場合も可能である。また,各タグにキーワードを利用した回数(“嗜好度”)が設定されることで,検索処理の効率化が図れる。
さらに,グループキーワードを登録するためにタグ634が用意されている。タグ634は,<キーワードグループ>〜</キーワードグループ>からなり,複数のキーワードからなるグループキーワードが含まれた検索情報をタグとして登録することができる。
グループキーワードの検索情報は,例えば,<グループ グループID=“GP01” メンバーID=“NM01,CI02” 嗜好度=“2” 前回利用=“TRUE”/>からなるタグである。
なお,上記タグには,各検索情報の属性や属性値が無いが,その代わりとして“メンバーID”に設定されたIDが該当する検索情報の属性及び属性値を特定する。したがって,上記の例では,メンバーIDが“NM01,CI02”であるため,図22に示す矢印のように,グループキーワードに構成する各キーワードを一意的に特定できる。
なお,本実施の形態にかかる検索情報には,全てIDが付加されているが,かかる例に限定されず,例えば,グループ化の必要な検索情報にだけ,その都度IDを付加する場合などでも実施可能である。
次に,図23等を参照しながら,本実施の形態にかかる情報提供システム100における検索結果の表示処理について説明する。
上述のように検索キーワードを選択し検索した結果の表示処理としては,検索結果をキーワードとのマッチング率や検索結果として発見されたページや項目(ECGサービスでは番組やコンテンツのメタ情報等。)などのアクセス頻度順によりリスト状に一覧表示されるのが一般的であるが,本実施の形態にかかる検索結果表示処理では,上記例の他に,複数のキーワードを2次元または3次元に配置したテーブル型の検索結果を表示部142に表示する表示処理について説明する。
まず,図23に示すように,表示部142に表示された表示画面には,ユーザ情報管理サーバ106から送信される検索結果情報に基づき,検索結果が表示される。また検索結果が表示される表示領域には,X軸方向とY軸方向にユーザの指定した複数のキーワードを各フィールドブロックに設定することができる。例えば,図23に示すX軸方向(“キーワードA”)のフィールド636の各フィールドブロックには,“A太郎”,“B子”,“ラーメンAND旅”,“子犬OR子猫”のキーワードが割当てられ,表示されている。なお,一つのフィールドブロック内には一つのキーワードのみを設定しても複数設定してもよい。複数設定する場合にはANDの組合わせ又はORの組合わせであるのかを指定できる。
また,検索結果情報は,例えば,図23等に示す表示画面に表示される検索結果を表示するための画面情報であり,検索結果情報は,割当部317に生成されて,配置部321等により,検索されたメタ情報の項目等が所定位置に表示されるように設定される。検索結果情報は,ユーザ情報管理サーバ113から送信される場合に限られず,例えば,ユーザ端末装置101が生成する場合でも実施可能である。
同様に,Y軸方向(“キーワードA”)のフィールド638の各フィールドブロックにも,“A太郎”,“B子”,“ラーメンAND旅”,“子犬OR子猫”のフィールド636と同じキーワードが割当てられ,表示されている。
また,X軸方向,Y軸方向それぞれのフィールドブロックの個数に対応する複数のブロックが縦×横に配置されている。上記ブロック内には,検索結果のメタ情報が表示される。なお,ブロックがグレーで表示された領域は,重複してキーワードを検索することとなるため,検索処理は予め行われないことを示している。
設定されたキーワード群から組合わせて組合せキーワードを作成し,当該組合せキーワードで随時検索を行い,その結果をキーワードの組合わせに従って,それぞれのフィールドブロックに対応するブロックに表示する。検索した結果,ブロックに表示されたメタ情報が選択されると,当該メタ情報の詳細が右側の表示領域に表示される。なお,詳細が表示される表示領域は,右側に限定されない。
次に,図24を参照しながら,本実施の形態にかかる検索結果の表示処理について説明する。図24は,本実施の形態にかかる検索結果の表示処理の概略を示すフローチャートである。
まず,図24に示すように,検索結果情報が生成され,検索結果情報のうちX軸方向,Y軸方向に配置される1又は2以上のフィールドブロックにキーワードが割当部317によって,割当てられる(S640)。なお,キーワードは,ユーザ情報712またはキーワードプール領域530から抽出された検索情報に基づき,自動的にフィールドブロックに割当てられる場合,またはキーワードの指定順番に割当てられる場合,検索情報に含まれるキーワードの嗜好度や検索結果へのアクセス頻度の順に自動的に割当てられる場合,ユーザがテーブル型(同様の形式の表示を検索結果情報の表示のためだけでなく,検索内容を決定するためにも使用できる。)の検索結果情報を表示し,各キーワードを自由に割当てる場合などを例示することができる。
次に,各フィールドブロックにキーワードが割当てられると(S640),設定部319は,X軸方向とY軸方向の各フィールドブロックに割当てられたキーワードをそれぞれ組み合わせて組合せキーワードを設定する(S642)。設定された組合せキーワードが検索キーワードとして,検索される。例えば,設定部319は,X軸方向のキーワード“A太郎”とY軸方向のキーワード“B子”とを組み合わせて組合せキーワード“A太郎”AND“B子”を設定する。
次に,ディレクトリサービスサーバ106の検索部320は,ユーザ情報管理サーバ113から組合せキーワードを受信し,当該組合せキーワードに相当するメタ情報等を検索する(S644)。なお,検索は完全一致の場合だけに限らず,一部一致の場合等も該当するとして検出されてもよい。また略語等のキーワードの検索の場合,正式名称など同一とみなせるキーワードを有するメタ情報も検出されてもよい。さらに,既に検索処理が行われ,結果表示だけの場合,ここでは検索処理(S644)を実行せず,後続の検索結果の表示処理に続く。
次に,配置部321は,検索部320で検索されたメタ情報等の情報を,検索結果情報のうち当該組合せキーワードとして設定されたフィールドブロック同士の交差する位置のブロックに表示位置を決定し,検索結果情報に位置情報を設定する。
次に,全て設定された検索結果情報は,ユーザ情報管理サーバからユーザ端末装置101に送信される。ユーザ端末装置101の表示部142は,受信した検索結果情報を検索結果の表示画面に表示する(S646)。
例えば,図23に示すように,組合せキーワードが「「A太郎」AND「A太郎」」である場合,“A太郎”が設定されたX軸方向のフィールドブロックとY軸方向のフィールドブロックとが交差する位置は,縦×横が1行目×1行目の左上隅のブロックであり,上記ブロックに表示される。
表示処理(S646)が行われると,本実施の形態にかかる検索結果の表示処理の一連の動作が終了する。なお,本実施の形態にかかる表示画面に表示するための検索結果情報の設定処理は,サービス提供側の情報提供装置104で実施する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,ディレクトリサービスサーバ106が実行するキーワードの検索処理等を除き,ユーザ端末装置101側で実施する場合でも実施可能である。
なお,検索結果の表示処理では各キーワードの交差するブロックに,基本的にAND検索された検索結果が表示部142に表示されるが,図23等のようにX軸方向のキーワードとY軸方向のキーワードが同一の場合,キーワードの組合せにより,別のブロックで検索された結果と同じ項目がブロックに表示されて,いわば検索結果の重複が発生する。
図23に示すように,例えば,キーワード「A太郎」AND「A太郎」の検索は実際にはキーワード「A太郎」だけで検索するのと同じであり,「A太郎」AND「B子」での検索結果としてブロックに表示されたものは必ず「A太郎」AND「A太郎」のブロックにも重複して表示されてしまう。
それを防ぐために,検索はX軸とY軸が同一キーワードでないブロックの検索処理を先に行う。その後に同一キーワードの組合せに対応するブロックの検索を行い,検索結果と既に検索された結果項目とを順次比較し既に同一の項目が検索されていた場合には表示を行わない等の処理により重複を最小限に防ぐことができる。
上記重複が防止されると,図25に示すように,検索結果と既検索の結果項目とを比較し重複した場合,重複した項目はブロックには表示されていない。例えば,キーワードAとキーワードBの組合せキーワードが「「A太郎」及び「A太郎」」である場合,検索された結果は,同じく組合せキーワード「「B子」及び「A太郎」」で検索された“○番組:ドラマ「AAA」”と重複するため表示されないか,表示態様が変更されて表示される。図25に示すように,例えば,重複した項目にはアンダーラインが表示されているため,他の項目とを容易に区別することができる。
また,検索結果の表示画面には,検索したキーワードの一覧と,各ブロックには検索された項目が表示されることから,表示画面全体から検索項目のバラつきなどの分布状況と,キーワードと検索項目との相関関係が容易に把握することができる。
ここで,上記重複した項目の表示を防止するための検索結果の表示処理等について,図26および図27を参照しながら,説明する。図26は,本実施の形態にかかる検索処理の概略を示すフローチャートであり,図27は,本実施の形態にかかる検索処理が行われるブロックの位置を判断するための説明図である。
図26に示すように,まず,図24の検索処理(S644)にて,説明したように検索部320は,組合せキーワードが設定されることで,各組合せキーワードについて,検索処理を行う(S648)。なお,以下に示す配置部321による検索処理の不要なブロックのチェックは,上記検索処理(S648)前には予め行われ,検索部320に通知されるものとする。また,検索された結果は,配置部に送信され,一時的に保管される。
次に,配置部321は,そもそも検索部320による検索処理の必要のないブロックをチェックし,上記ブロックについて,グレー色等の色を表示部142に表示される検索結果の表示画面に表示されるように,検索結果情報に設定する(S650)。なお,検索結果情報は,予め割当部317により生成される。図27に示すように,検索結果情報に係る検索結果の表示画面の場合,ブロックの位置を(X,Y)で表わすと,検索処理の必要の無いブロックは,“X<Y”の関係の場合である。
図27に示す表示部142に表示される検索結果の表示画面の場合,グレー色等に表示されるブロックは(1,2),(1,3),(1,4),(2,3),(2,4),(3,4)の6つのブロックであることが分かる。したがって,検索結果情報には,上記6つのブロックの表示の変更内容が設定される。上記変更内容は上述の例えばグレー色等に変更された変更内容である。
次に,該当するキーワードの種類が多いブロックについて,配置部321は,検索部320による検索結果が表示されるメタ情報の項目等を,検索結果情報に設定する設定処理を行う(S652)。
次に,ユーザ情報管理サーバ106の配置部321は,残りのブロックである“X=Y”の関係を有するブロックについて,検索結果を検索結果情報に設定する設定処理の準備を行う(S654)。なお,上記“X=Y”のブロックについては,重複する可能性が高いため,検索結果に基づき,配置部321は,1件ごとに重複チェックを行う(S662)。
図26に示すS650〜S654における各処理では,ブロックの位置座標(X,Y)で表わすと,Xが“1”から“最大値(XMAX)”,Yが“1”から“最大値(YMAX)”までの範囲内のブロックが対象となる。
例えば,図27に示す縦×横が3×4からなるブロックの場合,Xが“1”から“4(XMAX)”,Yが“1”から“3(YMAX)”までの範囲内のブロックが処理(S650〜S654)の対象となる。
次に,配置部321は,検索処理により検索された項目が既に検索結果情報に含まれる検索結果と重複するか否かの重複チェックを行う(S656)。なお,重複チェックは,例えば,検索部320から送信される既検索のメタ情報に含まれるメタ情報参照IDなどに基づき,判断される。
重複チェックの結果,配置部321は,該当する項目が既に検索結果情報に含まれていた場合,検索された項目に対応するブロックには表示されないように検索されたメタ情報の項目などを検索結果情報には設定しない,もしくはブロックには表示されても他の項目と識別できるように当該項目の例えば文字の色を変更して検索結果情報に設定する。
したがって,ユーザ端末装置101が上記検索結果情報を受信しても,表示部142に表示されるブロック内には上記項目は表示されない,または項目の文字などの色が他の識別可能な色に変更されて表示される(S658)。
また,重複チェックの結果,該当する項目が未表示であった場合,配置部321は,該当するブロックに検索されたメタ情報の項目を,検索結果情報に設定する。
設定された検索結果情報がユーザ端末装置101に送信されると,ブロック内に項目が表示された検索結果の表示画面が表示される(S660)。なお,本実施の形態にかかる検索処理は,サービス提供側の情報提供装置104で実施する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,ユーザ端末装置101側で実施する場合でも実施可能である。
次に,図25の変形例として,図28を参照しながら,本実施の形態にかかる検索結果の表示画面について説明する。
図28に示すように,表示部142に表示される検索結果の表示画面は,図25に示す検索結果の表示画面と比較して,予め検索処理されないグレー色に表示されたブロック群が右上隅に位置するように表示画面が構成されている点で相違する。
また,右上隅に配置された上記ブロック群に,番組映像や,各ブロックの項目が選択されたことにより表示される詳細情報などを表示することができる。したがって,ユーザは,右上隅に表示される映像等を視認する可能性が高くなるため,使用効率が向上される
次に,図25の変形例として,図29を参照しながら,本実施の形態にかかる検索結果の表示画面について説明する。
図29に示すように,表示部142に表示される検索結果の表示画面は,図25に示す検索結果の表示画面と比較して,表示画面のブロックに表示される項目が全体的に左上の方に表示されるように,フィールドブロック内のキーワードまたはブロック内の項目を並び替えて表示される点で相違する。ユーザの視線の移動が左上に多く移る場合,視認性の向上が図れる。なお,かかる例に限定されず,左上の他にも,ユーザの視線移動に応じて,右上などに表示する場合でもよい。
次に,図25の変形例として,図30を参照しながら,本実施の形態にかかる検索結果の表示画面について説明する。
図30に示すように,表示部142に表示される検索結果の表示画面は,図25に示す検索結果の表示画面と比較して,X軸方向の各フィールドブロックに設定されるキーワードとY軸方向のフィールドブロックに設定されるキーワードとが相互に異なる点で相違する。
したがって,X軸方向とY軸方向とのフィールドブロックに,例えばユーザの使用頻度の高いキーワードをそれぞれ設定することで,ユーザの興味を示す度合いが高い情報を検索結果の表示画面に表示することができる。
さらに,上記表示画面には,検索したキーワードの一覧と,各ブロックには検索された項目が表示されることから,表示画面全体から検索項目のバラつきなどの分布状況と,キーワードと検索項目との相関関係が容易に把握することができる。
ここで,表示部142に表示される各フィールドブロックに,検索するための検索キーワードを設定する処理について,図31を参照しながら,説明する。なお,本実施の形態にかかるキーワードの設定は,ユーザ情報712またはキーワードプール領域530から自動的に設定する等の場合があるが,ここでは,ユーザが表示部142を介して設定する場合について説明する。
図31に示すように,表示部142には,2次元からなる検索内容情報が表示される。当該検索内容情報には,X軸方向,Y軸方向に1又は2以上のフィールドブロックが設定可能であり,さらに行と列とからなるテーブル型に1又は2以上のブロックがそれぞれ設定されている。なお,本実施の形態にかかるキーワードを設定する設定画面は2次元形式の検索結果の場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,3次元形式の検索結果などの場合でも実施可能である。
検索キーワードを設定するためには,表示部142に表示された検索内容情報を介して,適当なフィールドブロックを入力部511により,選択すると,プルダウンメニュー665が表示される。上記プルダウンメニュー665には,指定可能なキーワードが表示されるため,所望のキーワードを指定することができる。
また,同軸のフィールドに並ぶキーワードはOR検索として予め環境設定することができ,また,組合せキーワードを設定する際のキーワード同士の組合せはAND検索として環境設定することができる。なお,かかる例に限定されず,キーワードを設定するたびに,AND検索またはOR検索のどちらかを指定する場合なども実施可能である。
各フィールドブロックにキーワードが設定され,「検索」ボタンが入力部511により選択されると,X軸方向,Y軸方向の各フィールドブロックから少なくとも一つずつ抽出し,キーワードをAND検索で組合せて,組合せキーワードが設定され,検索処理が行われる。
次に,図32を参照しながら,本実施の形態にかかる検索結果の表示画面について説明する。
X軸方向とY軸方向の各フィールドブロックにキーワードが割当てられ,検索処理が実行されると,図32に示すように,行と列とからなるテーブル型に配置されたブロック内には,検索されたメタ情報の項目が表示される。上記ブロックが入力部511により選択されることで,表示領域667には,ブロック内に表示されたコンテンツメタ情報等の項目の一覧が表示される。
なお,表示領域667に表示する際に,X軸方向とY軸方向とのフィールドブロックに,例えばユーザの使用頻度の高いキーワード等が割当てられ,各ブロックには検索された項目が表示されるため,ユーザは表示画面全体からブロックに表示される項目の分布状況を容易に把握できる。
さらに。表示領域667に表示されたメタ情報のタイトル,カテゴリなどのテキストが表示された項目を,入力部511により選択すると,選択された項目のメタ情報に含まれるURI等に基づき,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスし,当該メタ情報の詳細情報や,関連するメタ情報が表示領域667に表示される。
図32に示すように,例えば,ブロック内の破線で示す項目が選択されると,表示領域667には,上記選択された項目のメタ情報の内容や,選択された項目に関する詳細情報等が表示される。
次に,図33を参照しながら,図32に示す検索結果の表示画面の変形例について説明する。
図33に示すように,表示部142に表示される検索結果の表示画面は,図32に示す検索結果の表示画面と比較して,入力部511によりブロック内に表示された項目が選択される点で相違する。
上記ブロック内に表示された項目が入力部511により選択されると,表示領域667には,選択された項目に該当するコンテンツメタ情報または番組メタ情報等が表示される。例えば,図33に示すように,キーワードAとキーワードBのキーワードがともに“B子”である場合に相当するブロックに表示された“○番組:旅「B子のラーメン紀行」”が選択される。
入力部511によりブロック内に表示された上記“○番組:旅「B子のラーメン紀行」”が選択されると,表示領域667には,項目である“○番組:旅「B子のラーメン紀行」”の番組メタ情報の全体が表示され,さらに,上記番組メタ情報の階層下に属する各種メタ情報の有無をカテゴリごとに示す“番組”,“DVD”,または“CD”アイコン等のアイコンが表示される。
ブロック内に表示された項目が選択されると,ディレクトリサービスサーバ106側で,選択されたメタ情報の階層下に属するメタ情報を検索し,該当するメタ情報が存在した場合,当該メタ情報に含まれるカテゴリ情報が抽出される。
さらに,上記カテゴリ情報に相当するアイコンが,アイコン生成部(図示せず。)等により生成され,ユーザ端末装置101に送信されることで,表示部142の表示領域667にアイコンを表示することができる。なお,上記アイコン生成部(図示せず。)は,ユーザ端末装置101,ディレクトリサービスサーバ106,またはユーザ情報管理サーバ113のうち少なくとも一つに備わればよい。
次に,図24を参照しながら,図32に示す検索結果の表示画面の変形例について説明する。
図34に示すように,表示部142に表示される検索結果の表示画面は,図32に示す検索結果の表示画面と比較して,ブロック内には検索されたメタ情報のカテゴリを示すアイコンが表示される点で相違する。
ブロック内に表示されるアイコンは,カテゴリごとに表示され,同一のカテゴリに属するメタ情報が複数検索された場合でも代表として1つのアイコンが表示される。なお,同一カテゴリの複数のメタ情報が検索された場合,アイコンの表示面に検索された数が表示される場合等でも実施可能である。
なお,アイコンは,例えばディレクトリサービスサーバ106側で,検索されたメタ情報に含まれるカテゴリ情報が抽出され,アイコン生成部(図示せず。)により生成される。
上記アイコン生成部は,カテゴリ情報に相当するアイコンを生成する。上記生成されたアイコンはユーザ端末装置101に送信され表示部142のブロック内に表示される。また,アイコンは,ユーザ端末装置101側で生成する場合でも実施可能である。
表示部142に表示されたアイコンから,ユーザは,キーワードの条件に適合した検索結果としてどのカテゴリのコンテンツが検索されたかを視覚的に容易に認識することができる。
また,図34に示すブロック内に表示されたアイコンが選択された場合,選択されたアイコンのカテゴリに該当するメタ情報の項目の一覧リストが表示領域667に表示される。
次に,図35を参照しながら,図34に示す検索結果の表示画面の変形例について説明する。
図35に示すように,表示部142に表示される検索結果の表示画面は,図34に示す検索結果の表示画面と比較して,ブロック内に表示されるカテゴリを示すアイコンが同一カテゴリのアイコンでも複数表示される点で相違する。
したがって,検索結果のメタ情報からカテゴリ情報を取得し,カテゴリ毎のアイコンが表示部142に複数表示される。また複数のメタ情報の項目がある場合にはその数の分だけアイコンが表示される。
表示部142に表示されるアイコンを見るだけで,ユーザは条件にあった検索結果として,どのカテゴリのコンテンツがどれくらいの数だけ発見されたかを容易に認識することが可能となる。なお,ブロック内に項目を複数表示するだけの領域が確保されていない場合,所定数のアイコンが表示された時点で,ブロック内には表示されず,所定数を超えたので表示不可の旨の忠告メッセージ等が表示される。
また,ブロック内に同一のアイコンが複数表示される場合,ユーザは,どちらのアイコンを選択すれば,所望のコンテンツ情報の詳細情報が表示されるのかが分からない。したがって,入力部511等により,アイコンが表示された領域内を指示または選択すると,図35に示すように,「子犬物語2」などのタイトルなどが明記された項目領域670−1または項目領域670−2が表示される。
ブロック内のアイコンが選択された場合には,そのカテゴリに係るメタ情報に含まれる項目のリストを表示部142の表示領域667に表示される。
なお,本実施の形態にかかる検索結果が表示部142に表示されるのはアイコンまたはテキストのいずれかである場合について説明したが,かかる例に限定されず,例えば,アイコンとテキストを双方組合わせて,表示する場合であっても実施可能である。
また,本実施の形態にかかる検索結果に,各フィールドブロックに割当てるキーワードの並び順を常に一定に保ち,検索結果についても,並び替えることなく,そのまま表示させることにより,ユーザはどのようなキーワードに関する情報がどれだけ検索されたかという時系列的な分布を視覚的に把握することができる。
(検索結果の並び替え)
次に,図36を参照しながら,本実施の形態にかかる検索結果に表示された項目の並べ替えについて説明する。
検索結果が表示されると,例えば,各列または各行のブロックの検索されたメタ情報の数に従い,フィールドブロックに割当てられたキーワードの順番を自動的に並び替えることができる。
図36(a)に示すように,まず,各ブロックに対して検索した結果の項目数を各行及び各列ごとに合計する。例えば,Y軸方向のフィールドブロックに設定されたキーワード“番組”に対応する行ブロック群領域673には,検索された項目が1つ表示されている。またX軸方向のフィールドブロックに設定されたキーワード“A太郎”に対応する列ブロック群領域675には,検索された項目が1つ表示されている。
上記と同様に,各フィールドブロックに設定されたキーワードに対応する各行,各列のブロック群についても検索された項目数を求め,それぞれが多い順に並び替えを行うと図36(b)に示す検索結果となる。なお,並び替えは,件数が多いブロックをユーザにとって最も確認しやすい,例えば左上の場所等に集まるように並び替えを行う。
検索結果の並び替えは,例えば,表示部142の表示画面内にテーブル全体が表示しきれず画面切り替えやスクロールが必要な場合に,表示画面内に収まるように一箇所に集めて,ばらつきを無くす場合等は,特に有効であり,表示画面内に項目を最大限表示することができる。
また,リモコンに備わる矢印キー等により,一つずつカーソルを移動しなければならない場合など,移動操作の回数を減らすことができる。したがって,検索結果に表示された番組やコンテンツ等の情報を選択し,参照するユーザの操作の手間を軽減させることができる。
(3次元の検索結果)
これまで,本実施の形態にかかる検索結果については,上述のように2次元(X軸,Y軸)の列と行とからなるテーブル型の検索結果が表示部142の表示画面に表示される場合について説明してきたが,さらにZ軸方向に新たなフィールドを設け,当該フィールドにキーワードを設定することで,3次元の検索結果を表示することも実施可能である。
ここで,図37を参照しながら,本実施の形態にかかる3次元の検索結果について説明する。図37は,本実施の形態にかかる3次元の検索結果の概略的な表示画面を示す説明図である。
図37に示すように,表示部142には,3次元の検索結果が表示されている。上記検索結果には,X軸方向,Y軸方向,Z軸方向のそれぞれについて,キーワードが割当てられるフィールドブロックを有するフィールドが3次元に配置されている。
X軸方向は,フィールド679−1,フィールド679−2,フィールド679−3,およびフィールド679−4から構成され,Y軸方向は,隠れて図示されていないが,フィールド681−1,フィールド681−2,フィールド681−3,およびフィールド681−4から構成されている。また,Z軸方向には,フィールド683が配置されている。
例えば,フィールド679−1の各フィールドブロックには,原点に近い方から順に“A太郎”,“B子”,“ラーメンAND旅”,および“子犬OR子猫”のキーワードが割当てられており,フィールド681−1の各フィールドブロックには,原点に近い方から順に“1CH”,“4CH”,“6CH”,“8CH”と放送局のチャンネルに係るキーワードが割当てられている。
また,上記フィールド679−1及びフィールド681−1に割当てられたキーワードは,Z軸方向のフィールド683に割当てられたキーワード“番組”と対応している。なお,Z軸方向のフィールド683に割り当てられたキーワードは,4つであるが,かかる例に限定されない。
したがって,3次元の検索結果は,上述した2次元の検索結果が,Z軸方向のフィールドブロックに割当てられたキーワードごとに積層されるように構成される。
また,図37に示すように,検索結果のブロックに表示される項目は,X軸方向,Y軸方向,Z軸方向に割当てられたキーワードが組み合わされた組合せキーワードに基づき,検索されることで表示される。
検索結果のブロックに表示される項目として,例えば,項目677は,組合せキーワードの“「ラーメンAND旅」AND「6CH」AND「番組」”に基づき検索された検索結果である。
3次元の検索結果は,本実施の形態にかかる2次元の検索結果の表示処理と同様に,X軸方向,Y軸方向の各フィールドブロックにキーワードが割当てられ,X軸方向とY軸方向に割当てられたキーワードを少なくとも一つ抽出し,さらにX軸方向及びY軸方向のフィールドと交差するZ軸方向のフィールドブロックのキーワードとを組み合わせることで,組合せキーワードを設定する。
さらに,設定された組合せキーワードに基づき,検索処理が行われ,検索されたメタ情報の項目を,X軸方向とY軸方向の抽出されたキーワードに交差する位置のブロックに位置が決定され,上記ブロックに項目が表示される。以降同様に,X軸方向,Y軸方向の各フィールドブロックに割当てられたキーワードについて検索が終了し,さらに他のX軸方向とY軸方向のフィールドブロックに割当てられたキーワードについて検索が終了すると,3次元の検索結果の表示処理は終了し,図37に示すように表示部124に検索結果が表示される。
なお,図37に示す検索結果では,Z軸方向のキーワードが“番組”である場合の最上面に表示された検索結果について表示されているが,入力部511で検索結果の表示を切替えることで,例えばZ軸方向のキーワード“DVD”など下位層で隠れた検索結果を表示することができる。
また,2次元の検索結果では少なくとも2つのキーワードの組合せから検索されていたが,3次元の検索結果は,さらに1つキーワードを追加することで,2次元の検索結果よりも多様な検索された項目のばらつきや,キーワード間の相関関係を把握することができる。
例えば,フィールド681−1とフィールド679−1とを含む最上面に表示される検索結果から,各放送局(「1CH」,「4CH」,「6CH」,「8CH」)が放送する番組のうち,「A太郎」,「B子」,「ラーメンAND旅」,および「子犬OR子猫」と関係のある番組について把握したり,検索結果全体のバラつきなどを容易に把握することができる。
また,例えば,フィールド681−1の各フィールドブロックに「朝の番組」,「昼の番組」,「夜の番組」,「深夜の番組」と割当てられていた場合,フィールド681−1とフィールド679−1とを含む最上面に表示される検索結果では,各時間帯に放送される番組のうち,「A太郎」,「B子」,「ラーメンAND旅」,および「子犬OR子猫」と関係のある番組について把握したり,検索結果全体のバラつきなどを容易に把握することができる。
(マイガイド情報の表示)
上述で説明した検索結果の表示処理を利用して,ユーザ端末装置101は,マイガイド情報を表示することができる。なお,マイガイド情報は,各利用者の検索状況,ECGサービス利用状況などに応じて,利用者に対して適当なコンテンツ情報等を提供したり,利用者が目的とするコンテンツ情報に誘導させるために使用される情報である。
図38を参照しながら,本実施の形態にかかるマイガイド情報が表示されたマイガイド表示画面686について説明する。図38は,本実施の形態にかかるマイガイド表示画面が表示された表示部の概略的な構成を示す説明図である。
図38に示すように,表示部142には,横方向(X軸方向)および縦方向(Y軸方向)にフィールドが配置されたマイガイド表示画面686と,番組の映像などが表示される表示領域693と,マイガイド表示画面686に構成されるブロック内のアイコン等が選択されると,詳細情報が表示される表示領域695とが表示される。なおマイガイド情報は,上記マイガイド表示画面686に表示される情報に相当する。
また,マイガイド表示画面686に表示されるX軸方向とY軸方向のフィールドには,キーワードを割当てるためのフィールドブロックが配置される。例えば,図38に示すように,X軸方向のフィールドブロックには,上から順に「番組」,「CD」,「DVD」,「本」のキーワードがそれぞれ割当てられており,Y軸方向のフィールドブロックには,左から順に「「A太郎」OR「Aちゃん」」,「B子」,「ラーメン」,「お気に入り」,「ABCさんへのおすすめ」,「○△テレビからのおすすめ」のキーワードがそれぞれ割当てられている。
なお,X軸方向のフィールドブロックのうち,ブロック685に該当するキーワード(「「A太郎」OR「Aちゃん」」,「B子」,「ラーメン」)は,ユーザが指定したキーワードまたは検索キーワードとして利用頻度が高いキーワード等が該当し,ブロック685に割当てられる。例えば,「B子」の列のブロック群のうち,Y軸方向のキーワードが「DVD」に対応するブロックには,“ドラマ”とテキスト表示されたアイコンと,“邦画”とテキスト表示されたアイコンとが表示される。なお,上記“ドラマ”アイコンは「ABCさんへのおすすめ」の列のブロック群に表示された“ドラマ”アイコンと一致するため,表示位置または表示色等を変更し,表示することでユーザの把握を容易にさせる。また,上記アイコンの表示位置または表示色等が変更するのは,他のアイコンと一致した場合に限られず,例えば,アイコンを入力部511で選択し,既に,表示領域695に詳細情報を表示した場合等でも変更される。
さらに,例えば,「「A太郎」OR「Aちゃん」」の列のブロック群のうち,縦方向のキーワードが「番組」に対応するブロックには,“ドラマ”とテキスト表示されたアイコンと,“ドラマ”とテキスト表示されたアイコンと,“スポーツ”とテキスト表示されたアイコンとが表示されるとともに,各アイコンには,それぞれ「A物語」,「B−2」,「プロ野球」のようにタイトル等が表示されてもよい。
また,X軸方向のフィールドブロックのうち,ブロック687に該当するキーワード(「お気に入り」)は,ユーザがキーワードをユーザ端末装置101のキーワードプール領域530などに保存されたキーワード等が該当し,ブロック687に割当てられる。ブロック687に該当する列のブロック群には,ユーザが保存したキーワードに該当するメタ情報等が,マイガイド表示画面686を表示する度に,検索処理により常に最新のメタ情報に相当するアイコンが表示される。例えば,「お気に入り」の列のブロック群のうち,縦方向のキーワードが「CD」に対応するブロックには,“クラシック”とテキスト表示されたアイコンが表示される。なお,本実施の形態にかかるアイコンにはテキストが表示される場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,例えば,アイコンに,色,模様,色彩,または形状のうち少なくとも一つを付加して表示する場合等であっても実施可能である。
X軸方向のフィールドブロックのうち,ブロック689に該当するキーワード(「ABCさんへのおすすめ」)は,ブロック689に該当する列のブロック群に,ユーザ端末装置101による嗜好分析でリコメンドされたアイコンが表示される。なお,嗜好分析は所定時間ごとに行われる。例えば,「ABCさんへのおすすめ」の列のブロック群のうち,縦方向のキーワードが「番組」に対応するブロックには,“ドラマ”とテキスト表示されたアイコンと,さらに“ドラマ”とテキスト表示されたアイコンと,“バラエティ”とテキスト表示されたアイコンとが表示されている。ここで前回検索した結果と今回見つかった結果を番組またはコンテンツのメタ情報のIDなどに基づき,今回の検索で新規に検索されたものに関しては“ドラマ”アイコンなどのように「NEW」マークが付加される。また,優先的に上方に並べる等の処理を行い,表示してもよい。
X軸方向のフィールドブロックのうち,ブロック691に該当するキーワード(「○△テレビからのおすすめ」)は,ブロック691に該当する列のブロック群に,“○△テレビ”等の放送局から薦められた番組またはコンテンツ等に関連するアイコンが表示される。例えば,「○△テレビからのおすすめ」の列のブロック群のうち,Y軸方向のキーワードが「CD」に対応するブロックには,“サントラ”とテキスト表示されたアイコンと,“クラシック”とテキスト表示されたアイコンと,“J−POP”とテキスト表示されたアイコンとが表示されている。
また,マイガイド表示画面686に表示されたアイコンを選択すると,表示領域695には,選択されたアイコンに該当するメタ情報のタイトル等,項目のリストが表示され,さらに項目が選択されると,上記表示領域695には,選択された項目に該当する詳細情報がメタ情報に含まれるURI等に基づき表示される。
また,マイガイド表示画面686が表示部142の表示画面内に収まらない場合,マイガイド表示画面686をスクロール移動することで,マイガイド表示画面686の全てを表示することができる。さらに,表示領域695に詳細情報等が表示される場合,表示領域695を拡大表示するとともに,マイガイド表示画面686の表示領域を縮小することで,詳細情報等の視認性を向上させることができる。
次に,図39〜図41,図42を参照しながら,本実施の形態にかかるマイガイド情報の表示処理について説明する。図39〜図41は,本実施の形態にかかるマイガイド情報の表示処理の概略を示すフローチャートであり,図42は,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバが管理するユーザ情報712の概略について説明する説明図である。
図39に示すように,まず,ユーザ端末装置101に備わる入力部511により,マイガイド情報の表示を選択する(S701)。例えば,表示部142に表示されるマイガイド情報を表示するためのアイコンなどを入力部511で選択する。
ユーザ端末装置101からマイガイド情報の表示が選択されると(S701),ディレクトリサービスサーバ106に備わるリスト管理部314が管理するユーザ情報712のうちマイガイド情報を抽出し,ネットワーク103を介して,当該ユーザ端末装置101に送信する(S703)。
図42に示すように,ディレクトリサービスサーバ106に備わるリスト管理部314はユーザごとにユーザ情報712を管理している。ユーザ情報712には,ユーザIDや名前等の個人情報が含まれるユーザプロファイル情報713と,上述した検索情報の一覧である検索情報リスト715と,マイガイドリスト717が含まれる。
さらに,マイガイドリスト717には,検索されるキーワードが格納される「検索キーワード」情報と,当該検索キーワードがマイガイド表示画面686のX軸方向・Y軸方向のうち,どのフィールドブロックに表示されるのかを定める「表示位置指定」情報が設定されている。なお,上記検索キーワードをもとに,該当するメタ情報が検索され,マイガイド表示画面686のブロックに表示される。
また,マイガイドリスト717には,前回にマイガイド情報を提供した際のマイガイド表示画面686に表示されたアイコンに係るメタ情報のID等が格納される「前回の表示内容」情報と,所定時間ごとに嗜好分析エンジン(図示せず。)によって,各ユーザの嗜好分析が行われた最新の結果が格納される「今回のリコメンド結果」情報と,ユーザが指定することで適当なキーワードまたはアイコンにかかるメタ情報のIDが格納される「お気に入り」情報とが含まれる。なお,上記嗜好分析エンジンは,ディレクトリサービスサーバ106またはユーザ端末装置101等に備わる。
また,本実施の形態にかかる「前回の表示内容」情報,「今回のリコメンド結果」情報,または「お気に入り」情報には,番組メタ情報またはコンテンツメタ情報等にかかるIDが格納される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メタ情報のID(メタ情報参照ID)の代わりに,メタ情報そのものが格納される場合等でも実施可能である。
図39に示すように,次に,ユーザ端末装置101の割当部317は,取得したマイガイド情報のうち,上記「検索キーワード」にキーワードの設定の有無を確認する(S705)
キーワードが設定されていた場合(S705),割当部317は,設定されたキーワードの件数が,表示部142がマイガイド表示画面686に表示可能なキーワードの件数を超えていないか判断する(S707)。
設定されたキーワードの件数が表示部142の表示可能な件数を満たしている場合(S707),割当部317は,X軸方向とY軸方向の各フィールドのフィールドブロックにキーワードを割当てる(S709)。なお,予めフィールドブロックに割当てられたキーワードが存在する場合,残りのフィールドブロックに割当てる。
割当てる基準として,例えば,割当部317は,検索情報リスト715に基づき,検索キーワードとしての利用頻度が高いキーワードを優先的に割当てたり,最近,検索キーワードとして利用されたキーワードを優先的に割当てる。
次に,設定部319は,各フィールドのフィールドブロックに割当てられたキーワードを少なくとも1つずつ抽出し,抽出されたキーワードを組合せて,組合せキーワードを設定する。なお,組合せキーワードは,少なくとも各フィールドブロックについて1つは設定される。
検索部320は,設定部319により,設定された組合せキーワードに基づき,検索処理を行う(S711)。なおキーワードに該当するメタ情報が検索されると,メタ情報に含まれるメタ情報のID(メタ情報参照ID)が,検索部320により抽出される。検索された結果は,後続の処理によって,表示されるブロックの位置が決定し,該当するブロックに表示される。以下,後続の処理については,図40を参照しながら,本実施の形態にかかるマイガイド情報の表示処理について説明する。
図40に示すように,検索部320による検索処理が終了すると,マイガイド表示画面には,キーワードと検索結果のメタ情報の項目またはメタ情報に係るアイコンの配置される場所が仮に定まっている。配置場所が仮決定された状態から,さらにキーワードを指定された位置に並べ替えることによってキーワードと当該キーワードに対応する行又は列のブロックの位置が決定する。そこで,ユーザ端末装置101の表示部142にマイガイド表示画面を表示させるための準備をする(S719)。
次に,配置部321は,当該ユーザのマイガイドリスト717を参照し,組合せキーワードに該当する「検索キーワード」の「表示位置指定」に表示位置が指定されているか否かを確認する(S721)。
表示位置は,図42に示すように,例えば,「検索キーワード」が「「A太郎」OR「Aちゃん」」の場合の「表示位置指定」は“1”である。“1”の場合の表示位置は,予め設定される値ごとに定めることが可能であり,例えばX軸方向の最左端のフィールドブロックに割当てられる。
上記表示位置が指定されていない場合(S721),配置部321は,検索されたメタ情報の項目等を表示するブロックの位置を選択・決定するための準備をする(S723)。
次に,配置部321は,予め環境設定情報等に設定された位置決定基準に基づき,ブロックの位置を決定する。位置決定基準が検索された結果の件数順の場合(S725),配置部321は,マイガイド表示画面に構成する各行または各列のブロックについて,検索された件数の合計を集計する(S727)。
配置部321は,集計した結果,例えば,各行または各列ごとに合計値が大きい順に,キーワードおよびアイコン等を配置する位置を決定する(S729)。例えば,各行のうち合計値が最も大きいキーワードと検索結果のアイコン等は,一番上の1行目のフィールドブロックとブロックに表示される。
次に,配置部321は,キーワードまたは当該キーワードに対応する列又は行からなるブロック群の並び順が決定すると(S729),まず配置部321は,キーワードをX軸方向またはY軸方向の所定のフィールドブロックに配置する(S731)。
また,位置決定基準がユーザの嗜好度の高い順または検索履歴の新しい順である場合(S730),配置部は,検索情報リストを参照し,嗜好度の高い順または検索履歴の新しい順に,キーワードの並び順を決定する(S730)。決定後,キーワードが所定の位置に並び替えられて配置される(S731)。以下,後続する本実施の形態にかかるマイガイド表示画面の表示処理については,図41を参照しながら,説明する。
マイガイド表示画面686に表示するキーワードと各ブロック内に表示する項目の配置位置が決定すると,図41に示すように,配置部321は,該当するユーザのマイガイドリスト717のうち,「前回の表示内容」情報,「今回のリコメンド結果」情報,または「お気に入り」情報に格納された各メタ情報に係るメタ情報参照IDを取得する(S733)。
次に,配置部321は,各放送局105等に備わるサーバ(図示せず。)からマイガイド表示画面686のブロック691に表示するための「おすすめ情報」としてメタ情報参照IDを取得する(S735)。なお,ディレクトリサービスサーバ106から「おすすめ情報」のメタ情報参照IDを取得してもよい。
次に,配置部321は,各ブロックに対して,検索の結果,取得したメタ情報参照IDに基づき,ディレクトリサービスサーバ106から番組メタ情報またはコンテンツメタ情報等のメタ情報を取得し,さらに上記メタ情報に含まれる属性,属性値を抽出する(S737)。
次に,配置部321は,マイガイドリスト717の「前回の表示内容」情報に格納されたメタ情報参照IDと,検索されたメタ情報のメタ情報参照IDとを比較し,IDが一致しない新規項目であるか否かを判断する(S739)。
判断した結果(S741),新規項目である場合,配置部321は,取得したメタ情報に相当するアイコンまたはタイトル等のテキストを,表示位置が上方等,優先的にブロックに配置する(S741)。なお,アイコンはユーザ情報管理サーバ等に備わるアイコン生成部(図示せず。)により生成される。
新規項目で無い場合,配置部321は,取得したメタ情報に相当するアイコン又はテキストを表示先となるブロックに配置する。また,配置部321は,アイコン又はテキストなどの色を,詳細情報を既に閲覧済など各種ステータスに応じて,変更する(S743)。以上から,ユーザ端末装置101の表示部142に表示されるマイガイド表示画面のためのマイガイド情報の生成処理が終了し,上記マイガイド情報がユーザ情報管理サーバ113からユーザ端末装置101に送信されると,表示部142には,マイガイド表示画面686が表示される。
なお,本実施の形態にかかるマイガイド情報は,ユーザ端末装置101からマイガイド表示画面686の表示要求時に,生成されていたが,かかる例に限定されず,例えば,マイガイド情報は,各ユーザのユーザプロファイル情報等に設定される所定時間ごとに,又は指定時刻にユーザ情報管理サーバ113によってバッチ処理で生成されてもよく,さらにその場合,マイガイド情報717に格納された「今回のリコメンド結果」または「お気に入り」情報等に格納されたメタ情報参照ID等の情報については,ユーザ端末装置101からのマイガイド表示画面686の表示要求時に改めて取得し,既に生成されたマイガイド情報を再更新してもよい。
また,マイガイド表示画面686に表示されるアイコン等は,削除など,整理することが可能である。ユーザが一度情報を確認した上,削除したアイコン等については,削除したアイコンのカテゴリに該当するメタ情報参照ID等を保存しておき,再度検索時に見つかった場合,改めて表示しない等の設定も実施可能である。
様々なコンテンツ要素である番組やコンテンツの詳細情報から収集し,登録したキーワード等が含まれる検索情報から,容易に検索をすることができる。また,検索情報はユーザごとに管理されているため,過去に検索した検索情報を容易に抽出し,さらに変更等の検索情報を加工することで,迅速に再度検索をすることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,ユーザ端末装置101,ディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107,およびユーザ情報管理サーバ113に備わる各部はハードウェアからなる場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,上記各部は,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネント等から構成されるコンピュータプログラムの場合であってもよい。
また,上記実施形態においては,検索情報を管理するのは情報提供装置104側の場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,ユーザ端末装置101が検索情報を管理する,または情報提供装置104とユーザ端末装置101が検索情報を管理する場合でもよい。
また,上記実施形態においては,検索結果を表示する表示画面は,情報提供装置104が生成する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,ユーザ端末装置101が検索結果の表示画面を生成する場合等でも実施可能である。