JPH0728173Y2 - 可動連絡ブリッジ - Google Patents

可動連絡ブリッジ

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JPH0728173Y2
JPH0728173Y2 JP6178489U JP6178489U JPH0728173Y2 JP H0728173 Y2 JPH0728173 Y2 JP H0728173Y2 JP 6178489 U JP6178489 U JP 6178489U JP 6178489 U JP6178489 U JP 6178489U JP H0728173 Y2 JPH0728173 Y2 JP H0728173Y2
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plate
bridge
bridge plate
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bridging
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JP6178489U
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Inventor
雅之 加藤
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株式会社小林搬送機器
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工場等のフロアに形成した段部に掛け渡す可
動連絡ブリツジの改良に関する。
〔従来の技術〕 従来、工場,倉庫等の建物のフロアを外の道路面より高
く形成し、該フロアの一部を低く切欠いて外の道路面に
連通する横断溝を設けると共に、該横断溝によって形成
されるフロアの段部の上縁角部にブリツジ板の一端を枢
着すると共に、このブリツジ板を流体圧シリンダにより
水平姿勢から起立姿勢へ回動制御するようにした可動連
絡ブリツジが実用に供されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
通常、上記可動連絡ブリツジは、水平姿勢にあるとき
に、横断溝上の橋渡しとなってその上面を作業者やフオ
ークリフト等が往来するが、横断溝を通って建物内をト
ラツク等の車輌が横切る際には起立姿勢となって横断溝
を開放するものである。
従って、車輌等が通過する間は、ブリツジ板を確実に起
立姿勢で保持する必要があるが、流体圧シリンダでは油
圧ユニツトの駆動を停止させると油圧が下がって少しづ
つブリツジ板が水平方向に戻ることがあった。
また、ブリツジ板が起立姿勢となっても、流体圧シリン
ダの制御が不良を起こした場合や突風等不慮の外力を受
けた場合等にブリツジ板が鉛直を越えて逆方向に過回動
すことがあった。そうすると、ブリツジ板を正常位置に
回動させるに非常な力が必要であるし、さらには、その
まま支えを失って倒壊する虞れさえあった。
しかして、ブリツジ板を正常な起立姿勢に保持するた
め、従来ではブリツジ板の姿勢をリミツトスイツチ等で
検知して、流体圧シリンダをその検知信号に応じて作動
・停止を繰返させて所謂フイードバツク制御するように
したものも存在するが、このようなものでは、構造が複
雑となって製造コストが高くなることに加えて、ブリツ
ジ板を起立姿勢に保つためにエネルギーを消費するもの
であるため、通常の使用面でも無駄な経費を要するもの
であった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、上記の不具合を解消するため、フロア
に形成した段部の上縁角部にブリツジ板の一端を枢着す
ると共に、このブリツジ板を流体圧シリンダにより水平
姿勢から起立姿勢へ回動制御するようにした可動連絡ブ
リツジにおいて、前記ブリツジ板の枢着部から少し離れ
た裏面に軸受板を突設し、該軸受板に駆動手段により回
動するストツパ杆を軸支せしめると共に、ストツパ杆の
下方に対応する前記段部の垂直壁面に固定ブロツクを突
設し、ブリツジ板の最起立姿勢において軸受板と固定ブ
ロツクの間にストツパ杆を心張棒状に介在せしめてブリ
ツジ板の自重による水平方向への回動を阻止するように
した可動連絡ブリツジを提供するものである。
また、フロアに形成した段部の上縁角部にブリツジ板の
一端を枢着すると共に、このブリツジ板を流体圧シリン
ダにより水平姿勢から起立姿勢へ回動制御するようにし
た可動連絡ブリツジにおいて、先端に鍵部を設けたフツ
ク片をブリツジ板の枢着部より下側であって前記段部の
垂直壁面に枢着し、該フツク片をブリツジ板の裏面に突
設した枠体内に遊挿し、ブリツジ板が水平姿勢から起立
姿勢に至る間においてはフツク片の下面が前記枠体の前
側上縁に摺接するようになし、ブリツジ板の最起立姿勢
でフツク片の鍵部が枠体に係合してブリツジ板の過回動
を防止するようにしたものである。
〔作用〕
流体圧シリンダを作動させるとブリツジ板が水平姿勢か
ら起立姿勢へ回動する。そして、ブリツジ板が最起立姿
勢となった状態で駆動手段によりストツパ杆を回動さ
せ、該ストツパ杆の下端面を固定ブロツク上に載せる。
この状態で前記流体圧シリンダの作動を停止するとブリ
ツジ板の自重が水平姿勢に戻る方向に作用する。この自
重による作用力がストツパ杆から固定ブロツクに伝わ
り、逆に固定ブロツクから反力を受けてストツパ杆が心
張棒の機能を果し、ブリツジ板の自重による水平方向へ
の回動が阻止される。
一方、段部の垂直壁面に枢着したフツク片は、ブリツジ
板が水平姿勢から起立姿勢に至る間においては、フツク
片の下面がブリツジ板下面の枠体に摺接していて該ブリ
ツジ板の回動々作を阻げることはないが、ブリツジ板が
最起立姿勢に至ったときにフツク片の鍵部が枠体に係合
してブリツジ板の枢着部とフツク片の枢着部及びフツク
片の鍵部の三点が固定された固定連鎖を構成し、このた
め、ブリツジのそれ以上の回動が阻止される。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
工場,倉庫等の建物1のフロア2は、外の道路面(地表
面)より一段高く形成されている。建物1の対向する一
対の側壁面3には大きな開口4が夫々設けられている。
この開口4に対応する部分のフロア2には、前記外の道
路面と連通するように切欠いた横断溝5が形成され、該
横断溝5の両端部に垂直壁面6,6が切立った段部7,7が形
成される。
しかして、段部7,7の上縁角部に横断溝5の上面に掛け
渡すブリツジ板8,8が軸9,9によって枢着されている。夫
々のブリツジ板8は、横断溝5の幅の略半分の長さの長
方形板であり、二枚一組となって横断溝5上をカバーす
る。なお、両ブリツジ板8,8は同一構成であるため、以
下一方のブリツジ板8についてのみ説明する。
ブリツジ板8の裏側先端部分には支脚10,10が固設され
ていて、該支脚10,10によりブリツジ板8を水平姿勢に
保持し、ブリツジ板8が受ける荷重を支える。
一方、ブリツジ板8の枢着部側の裏面と、段部7の垂直
壁面6の下端が流体圧シリンダ11,11により連結されて
いる。この流体圧シリンダ11,11は、ブリツジ板8が水
平姿勢にある状態で最も縮んだ状態にあり、該流体圧シ
リンダ11,11が伸びるとブリツジ板8が軸9を支点とし
て回動起立する。
ブリツジ板8の枢着部から前記支脚10,10側の方向に少
し離れた裏面には軸受板12が突設されている。該軸受板
12に剛性の高い真直ぐな形状のストツパ杆13が軸14によ
り軸支されている。このストツパ杆13は、軸14により軸
支した部分から係合突片15を突設し、該係合突片15に流
体圧シリンダからなる駆動手段16のロツド16aの先端を
軸着することにより、駆動手段16のロツド16aを進退動
させてストツパ杆13を自由に回動させ得るようにしてい
る。
前記段部7の垂直壁面6には、ストツパ杆13の下方の延
長線上に固定ブロツク17が突設されている。
以上説明した構成について作用を説明する。
第1図実線のようにブリツジ板8が水平姿勢にある状態
では、建物1の開口4が閉められていて、ブリツジ板8
上を作業者やフオークリフト等が往来する。
次に、建物1内をトラツク等の車輌が横断する場合に
は、先ず、流体圧シリンダ11のロツドを伸ばしてブリツ
ジ板8を起立させる。そして、ブリツジ板8が第1図鎖
線の最起立姿勢になった状態で駆動手段16のロツド16a
を退動させる。そうすると、第4図鎖線から同図実線の
ようにストツパ杆13が鉛直方向に回動し、固定ブロツク
17上に載る。この状態で前記流体圧シリンダ11の作動を
停止するとブリツジ板8の自重が水平姿勢に戻る方向に
作用するが、ストツパ杆13が心張棒状に機能するためブ
リツジ板8が起立姿勢にて固定される。このブリツジ板
8の固定は、力の釣合いによりなされるものであるた
め、ブリツジ板8を固定するためのエネルギーは不要で
ある。
そして、この状態で建物1の開口4を開放し、横断溝5
内を車輌が通過した後、今と逆の工程によりブリツジ板
8を水平姿勢に戻す。なお、この際ストツパ杆13にはブ
リツジ板8の自重による反力が固定ブロツク17から強く
作用しているため、一旦流体圧シリンダ11を作動してブ
リツジ板8を僅かに起立させ、ストツパ杆13に作用する
力を除去すればストツパ杆13を円滑に作動させることが
できる。
次に、ブリツジ板8の過回動を防止する請求項2の構造
について説明する。
先端にL型の鍵部18を設けたフツク片19がブリツジ板8
の枢着部より下側であって前記段部7の垂直壁面6に軸
20によって枢着されている。該フツク片19は、ブリツジ
板8の裏面に突設したコ字状の枠体21内に遊挿され、自
重により傾動して枠体21に寄り掛るように当接してい
る。そして、ブリツジ板8が水平姿勢から起立姿勢に至
る間においてはフツク片19の下面が枠体21の前側上縁に
摺接するようになし、ブリツジ板8の最起立姿勢でフツ
ク片19の鍵部18が枠体21に係合する。従って、ブリツジ
板8が最起立姿勢に至ったときに、ブリツジ板8の枢着
部とフツク片19の枢着部及びフツク片19の鍵部18の三点
が固定された固定連鎖を構成し、このため、ブリツジ板
8の過回動が阻止される。
なお、本実施例においては、フツク片19を段部7の垂直
壁面6側に枢着し、枠体21をブリツジ板8側に固着して
示したが、もちろんその逆に、フツク片19をブリツジ板
8側に固着し、枠体21を垂直壁16側に枢着しても同様に
機能するものであり、本実施例と等価である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の可動連結ブリツジによれ
ば、ストツパ杆により起立姿勢にあるブリツジ板の水平
方向への戻り回動を完全に防止することができると共
に、フツク片によりブリツジ板の過回動を阻止すること
ができ、結局ブリツジ板の起立姿勢を確実に保持し得る
効果を奏する。
しかも、ストツパ杆及びフツク片の何れも力の釣合い関
係によって起立姿勢を保持するものであるため、構造が
簡単で製造コストが安く、また、余分なエネルギーを消
費しないため無駄な経費を節減できる有用性がある。
さらに、ストツパ杆やフツク片をブリツジ板の裏面側に
設けたため、ブリツジ板の表面に邪魔な突起物がなく、
可動連絡ブリツジを使用する最の安全性も良好である等
多くの効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示したもので、第1図は全体の正
面図、第2図はブリツジ板を起立姿勢にした状態の側面
図、第3図はストツパ杆部分の一部を断面にして示す一
部拡大正面図、第4図は第3図の作用を示す一部拡大正
面図、第5図はフツク部分の一部を断面にして示す一部
拡大正面図である。 2……フロア、6……垂直壁面、7……段部、8……ブ
リツジ板、11……流体圧シリンダ、12……軸受板、13…
…ストツパ杆、16……駆動手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアに形成した段部の上縁角部にブリツ
    ジ板の一端を枢着すると共に、このブリツジ板を流体圧
    シリンダにより水平姿勢から起立姿勢へ回動制御するよ
    うにした可動連絡ブリッジにおいて、 前記ブリツジ板の枢着部から少し離れた裏面に軸受板を
    突設し、該軸受板に駆動手段により回動するストツパ杆
    を軸支せしめると共に、ストツパ杆の下方に対応する前
    記段部の垂直壁面に固定ブロツクを突設し、ブリツジ板
    の最起立姿勢において軸受板と固定ブロツクの間にスト
    ツパ杆を心張棒状に介在せしめてブリツジ板の自重によ
    る水平方向への回動を阻止するようにしたことを特徴と
    する可動連絡ブリツジ。
  2. 【請求項2】フロアに形成した段部の上縁角部にブリツ
    ジ板の一端を枢着すると共に、このブリツジ板を流体圧
    シリンダにより水平姿勢から起立姿勢へ回動制御するよ
    うにした可動連絡ブリツジにおいて、 先端に鍵部を設けたフツク片をブリツジ板の枢着部より
    下側であって前記段部の垂直壁面に枢着し、該フツク片
    をブリツジ板の裏面に突設した枠体内に遊挿し、ブリツ
    ジ板が水平姿勢から起立姿勢に至る間においてはフツク
    片の下面が前記枠体の前側上縁に摺接するようになし、
    ブリツジ板の最起立姿勢でフツク片の鍵部が枠体に係合
    してブリツジ板の過回動を防止するようにしたことを特
    徴とする可動連絡ブリツジ。
JP6178489U 1989-05-26 1989-05-26 可動連絡ブリッジ Expired - Lifetime JPH0728173Y2 (ja)

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