JPH08209971A - ドアプロテクタ - Google Patents
ドアプロテクタInfo
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- JPH08209971A JPH08209971A JP3290595A JP3290595A JPH08209971A JP H08209971 A JPH08209971 A JP H08209971A JP 3290595 A JP3290595 A JP 3290595A JP 3290595 A JP3290595 A JP 3290595A JP H08209971 A JPH08209971 A JP H08209971A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を削減し、且つ駐車装置運転時の騒
音の発生を防止する。 【構成】 パレット1の左右両側面中央部に、主軸17
を突設する。主軸17に、V字型に組み合わせた2本の
主柵19a,19bの基端部を回動自在に取り付ける。
主柵19a,19bの基端部付近にスプリング21を取
り付け、主柵19a,19bに起立トルクを付与する。
主柵19a,19bの起立角度を規制するストッパ20
をパレット1に設け、主柵19a,19bがV字型に張
り出すようにする。主柵19a,19b間に、主柵19
a,19bの起立動作に追従して上昇変位できるように
連結杆24を架け渡す。V字型に張り出す主柵19a,
19bと連結杆24によって車両15のドア15aが開
かれるのを防ぐ。
音の発生を防止する。 【構成】 パレット1の左右両側面中央部に、主軸17
を突設する。主軸17に、V字型に組み合わせた2本の
主柵19a,19bの基端部を回動自在に取り付ける。
主柵19a,19bの基端部付近にスプリング21を取
り付け、主柵19a,19bに起立トルクを付与する。
主柵19a,19bの起立角度を規制するストッパ20
をパレット1に設け、主柵19a,19bがV字型に張
り出すようにする。主柵19a,19b間に、主柵19
a,19bの起立動作に追従して上昇変位できるように
連結杆24を架け渡す。V字型に張り出す主柵19a,
19bと連結杆24によって車両15のドア15aが開
かれるのを防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の移送にパレットを
使用するようにしてある機械式駐車装置で用いるドアプ
ロテクタに関するものである。
使用するようにしてある機械式駐車装置で用いるドアプ
ロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】限られた敷地に車両を効率よく経済的に
収容するための機械式駐車装置においては、車両の入出
庫及び保管場所までの移動をより安全に且つ高速に行え
るようにするために、取り扱いが容易で安全性の高いパ
レットを用いて、車両をパレット毎移送する型式があ
る。
収容するための機械式駐車装置においては、車両の入出
庫及び保管場所までの移動をより安全に且つ高速に行え
るようにするために、取り扱いが容易で安全性の高いパ
レットを用いて、車両をパレット毎移送する型式があ
る。
【0003】上記のように、車両をパレット上に乗せて
入出庫させるようにしてある機械式駐車装置では、パレ
ット上の車両のドアが半ドア等で完全に閉鎖されていな
い状態で移動させられたときに、ドアが開いてパレット
からはみ出す状態になると、開いたドアが移動中に駐車
装置内の構造物や機器等に接触することにより事故を発
生するおそれがあり、これを防止するために、ドアが大
きく開くのを防止するようにしたドアプロテクタを装備
しているものがある。
入出庫させるようにしてある機械式駐車装置では、パレ
ット上の車両のドアが半ドア等で完全に閉鎖されていな
い状態で移動させられたときに、ドアが開いてパレット
からはみ出す状態になると、開いたドアが移動中に駐車
装置内の構造物や機器等に接触することにより事故を発
生するおそれがあり、これを防止するために、ドアが大
きく開くのを防止するようにしたドアプロテクタを装備
しているものがある。
【0004】従来のドアプロテクタは、図10及び図1
1に一例を示す如く、パレット1の左右両側面部に、上
端部間を連結杆2にて枢着連結してある前後の支持杆
3,4の下端を、ヒンジ6,7にてパレット1の前後方
向に沿わせて起伏自在に取り付けて、ドアプロテクタ本
体部5を構成し、且つ上記左右両側に位置する前後の支
持杆3,4のうち、たとえば、後方の支持杆4の下端延
長部に、補助リンク8を介して作動ロッド9の先端をピ
ン連結し、該作動ロッド9の中間部をパレット1に設け
た支持部10,11に前後方向へ摺動自在に支持させる
と共に、後側の支持部11と作動ロッド9の後端部との
間に復帰用のスプリング12を介装させ、更に、入出庫
バース13のパレット1の後端面側と対向する位置に、
シリンダ装置14を、左右の作動ロッド9に対応させて
それぞれ設置し、シリンダ装置14のピストンロッド1
4aを伸長作動させて作動ロッド9の後端部を押すこと
により、ドアプロテクタ本体部5がヒンジ6,7を支点
に倒伏させられるようにし、シリンダ装置14のピスト
ンロッド14aを収縮作動させて作動ロッド9の後端部
から離反させることにより、復帰用スプリング12の作
用でドアプロテクタ本体部5が自動的に起立位置させら
れるようにし、ドアプロテクタ本体部5が起立して張り
出されることによりパレット1上の車両のドアが開かれ
るのを防止できるようにしてある。
1に一例を示す如く、パレット1の左右両側面部に、上
端部間を連結杆2にて枢着連結してある前後の支持杆
3,4の下端を、ヒンジ6,7にてパレット1の前後方
向に沿わせて起伏自在に取り付けて、ドアプロテクタ本
体部5を構成し、且つ上記左右両側に位置する前後の支
持杆3,4のうち、たとえば、後方の支持杆4の下端延
長部に、補助リンク8を介して作動ロッド9の先端をピ
ン連結し、該作動ロッド9の中間部をパレット1に設け
た支持部10,11に前後方向へ摺動自在に支持させる
と共に、後側の支持部11と作動ロッド9の後端部との
間に復帰用のスプリング12を介装させ、更に、入出庫
バース13のパレット1の後端面側と対向する位置に、
シリンダ装置14を、左右の作動ロッド9に対応させて
それぞれ設置し、シリンダ装置14のピストンロッド1
4aを伸長作動させて作動ロッド9の後端部を押すこと
により、ドアプロテクタ本体部5がヒンジ6,7を支点
に倒伏させられるようにし、シリンダ装置14のピスト
ンロッド14aを収縮作動させて作動ロッド9の後端部
から離反させることにより、復帰用スプリング12の作
用でドアプロテクタ本体部5が自動的に起立位置させら
れるようにし、ドアプロテクタ本体部5が起立して張り
出されることによりパレット1上の車両のドアが開かれ
るのを防止できるようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ドアプロテクタの場合、リンク機構の採用によりドアプ
ロテクタ本体部5を起立させるようにしてあるが、起伏
を円滑に行わせるために、あえて、ヒンジ部(ピン連結
部)にがたを作っているので、駐車装置の運転時(パレ
ット1の移動時)に振動により「ガチャ、ガチャ」とい
う騒音が発生する問題がある。又、ドアプロテクタ本体
部5を倒伏させたときにドアプロテクタ本体部5がパレ
ット1の側面部のスペースに収まるようにするために、
多数のヒンジ(ピン)やリンク部材等が必要であると共
に、作動ロッド9や作動ロッド9用の支持部10,11
等が必要であることから、部品点数が多く、製造、組立
コストが高くなるという問題がある。
ドアプロテクタの場合、リンク機構の採用によりドアプ
ロテクタ本体部5を起立させるようにしてあるが、起伏
を円滑に行わせるために、あえて、ヒンジ部(ピン連結
部)にがたを作っているので、駐車装置の運転時(パレ
ット1の移動時)に振動により「ガチャ、ガチャ」とい
う騒音が発生する問題がある。又、ドアプロテクタ本体
部5を倒伏させたときにドアプロテクタ本体部5がパレ
ット1の側面部のスペースに収まるようにするために、
多数のヒンジ(ピン)やリンク部材等が必要であると共
に、作動ロッド9や作動ロッド9用の支持部10,11
等が必要であることから、部品点数が多く、製造、組立
コストが高くなるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、部品点数の削減化を図
ると共に、騒音を低減することができるようなドアプロ
テクタを提供しようとするものである。
ると共に、騒音を低減することができるようなドアプロ
テクタを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、入出庫バースに配置したパレット上に車
両を乗せて該車両をパレット毎移送して駐車させるよう
にしてある機械式駐車装置における上記パレットの左右
両側面の各中央部に、左右方向へ突出する主軸を各々突
設し、基端部をクロスさせてV字型に配置した2本の主
柵の各基端部を、上記主軸に起伏自在に取り付け、且つ
上記両主柵に、該両主柵が同時に起立したり同時に倒伏
するときに追従して昇降変位できるように連結杆を架け
渡して装着すると共に、上記両主柵が自動的に起立状態
に復帰するよう主柵に起立トルクを付与するためのスプ
リングを、上記クロスさせた両主柵の基端部付近に取り
付け、更に、両主柵の起立角度を規制するためのストッ
パをパレットに設け、上記両主柵の基端部を外力により
押し拡げることにより両主柵をパレットと平行な姿勢に
倒伏できるようにした構成とする。
決するために、入出庫バースに配置したパレット上に車
両を乗せて該車両をパレット毎移送して駐車させるよう
にしてある機械式駐車装置における上記パレットの左右
両側面の各中央部に、左右方向へ突出する主軸を各々突
設し、基端部をクロスさせてV字型に配置した2本の主
柵の各基端部を、上記主軸に起伏自在に取り付け、且つ
上記両主柵に、該両主柵が同時に起立したり同時に倒伏
するときに追従して昇降変位できるように連結杆を架け
渡して装着すると共に、上記両主柵が自動的に起立状態
に復帰するよう主柵に起立トルクを付与するためのスプ
リングを、上記クロスさせた両主柵の基端部付近に取り
付け、更に、両主柵の起立角度を規制するためのストッ
パをパレットに設け、上記両主柵の基端部を外力により
押し拡げることにより両主柵をパレットと平行な姿勢に
倒伏できるようにした構成とする。
【0008】又、2本の主柵の基端部付近にスプリング
を取り付けることに代えて、両主柵の基端側にそれぞれ
カウンタウエイトを備えた構成としてもよい。
を取り付けることに代えて、両主柵の基端側にそれぞれ
カウンタウエイトを備えた構成としてもよい。
【0009】
【作用】両主柵の基端部を押し拡げて両主柵を倒伏させ
た状態において、パレット上に車両を乗せた後、主柵の
基端部への外力を解除させると、復帰用のスプリングに
より与えられる起立トルクにより両主柵はストッパにて
規制される位置まで自動的に起立復帰させられて、V字
型に張り出される。この際、両主柵の中間部間に、主柵
の起立動作に追従して上昇動作できる連結杆が架け渡し
てあることから、両主柵と連結杆とによって車両のドア
が開かれるのを防止することができる。
た状態において、パレット上に車両を乗せた後、主柵の
基端部への外力を解除させると、復帰用のスプリングに
より与えられる起立トルクにより両主柵はストッパにて
規制される位置まで自動的に起立復帰させられて、V字
型に張り出される。この際、両主柵の中間部間に、主柵
の起立動作に追従して上昇動作できる連結杆が架け渡し
てあることから、両主柵と連結杆とによって車両のドア
が開かれるのを防止することができる。
【0010】又、スプリングに代えてカウンタウエイト
を用いた場合は、主柵の起立トルクがカウンタウエイト
によって与えられることになる。
を用いた場合は、主柵の起立トルクがカウンタウエイト
によって与えられることになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0012】図1乃至図7は本発明の一実施例を示すも
ので、車両15を乗せて移動させるようにしてあるパレ
ット1の左右両側面の中央部に、取付用ブラケット16
を介して主軸17を左右方向へ向けて突設し、基端部を
クロスさせてV字形状となるように組み合わせて配置し
た2本の主柵19a,19bの各基端側に、それぞれサ
ポートフレーム18a,18bを取り付けて、図2、図
3の如く該サポートフレーム18aと18bの一部を重
ねて上記主軸17に上下方向へ起伏自在に支持させ、且
つ上記主軸17よりも下側所要位置の取付用ブラケット
16上に、サポートフレーム18a,18bの下端面を
当接させることにより主柵19a,19bの起立角度を
規制するためのストッパ20を設け、更に、上記主柵1
9a,19bに起立トルクを付与させて自然に起立姿勢
に復帰させるためのスプリング21を、クロスする主柵
19aと19bとの間、すなわち、一方の主柵19aの
基端部と他方の主柵19bの基端との間、及び他方の主
柵19bの基端部と一方の主柵19aの基端との間にそ
れぞれ介装し、主柵19a,19bがスプリング21の
作用により常時起立状態に付勢されるようにし、一方、
上記サポートフレーム18a,18bに対応させて、ピ
ストンロッド23aの先端部に2つのローラ22を取り
付けた操作装置としての油圧シリンダ23を、サポート
フレーム18a,18bの下方に位置するように入出庫
バース13側に上向きとして設置し、該油圧シリンダ2
3のピストンロッド23aを伸長作動させてローラ22
を介しサポートフレーム18a,18bをスプリング2
1に抗して押し開くようにすることにより主柵19a,
19bをパレット1の長手方向と平行になるまで倒伏さ
せられるようにする。
ので、車両15を乗せて移動させるようにしてあるパレ
ット1の左右両側面の中央部に、取付用ブラケット16
を介して主軸17を左右方向へ向けて突設し、基端部を
クロスさせてV字形状となるように組み合わせて配置し
た2本の主柵19a,19bの各基端側に、それぞれサ
ポートフレーム18a,18bを取り付けて、図2、図
3の如く該サポートフレーム18aと18bの一部を重
ねて上記主軸17に上下方向へ起伏自在に支持させ、且
つ上記主軸17よりも下側所要位置の取付用ブラケット
16上に、サポートフレーム18a,18bの下端面を
当接させることにより主柵19a,19bの起立角度を
規制するためのストッパ20を設け、更に、上記主柵1
9a,19bに起立トルクを付与させて自然に起立姿勢
に復帰させるためのスプリング21を、クロスする主柵
19aと19bとの間、すなわち、一方の主柵19aの
基端部と他方の主柵19bの基端との間、及び他方の主
柵19bの基端部と一方の主柵19aの基端との間にそ
れぞれ介装し、主柵19a,19bがスプリング21の
作用により常時起立状態に付勢されるようにし、一方、
上記サポートフレーム18a,18bに対応させて、ピ
ストンロッド23aの先端部に2つのローラ22を取り
付けた操作装置としての油圧シリンダ23を、サポート
フレーム18a,18bの下方に位置するように入出庫
バース13側に上向きとして設置し、該油圧シリンダ2
3のピストンロッド23aを伸長作動させてローラ22
を介しサポートフレーム18a,18bをスプリング2
1に抗して押し開くようにすることにより主柵19a,
19bをパレット1の長手方向と平行になるまで倒伏さ
せられるようにする。
【0013】又、上記2本の主柵19a,19bの起立
時の上端側となる所要位置の間に、主柵19a,19b
の起伏動作に追従して昇降変位できるように連結杆24
を水平に架け渡す。上記連結杆24の一端は、図4に拡
大して示す如く、一方の主柵19aにヒンジ25にて上
下方向へ回動自在に取り付けてあり、上記連結杆24の
他端部側は、図5の(イ)(ロ)に拡大して示す如く、
他方の主柵19bに張り出させたU字状の受部材26の
空間部に移動自在に差し通して、受部材26に取り付け
たガイドローラ27にて下面が受けられるようにしてあ
る。
時の上端側となる所要位置の間に、主柵19a,19b
の起伏動作に追従して昇降変位できるように連結杆24
を水平に架け渡す。上記連結杆24の一端は、図4に拡
大して示す如く、一方の主柵19aにヒンジ25にて上
下方向へ回動自在に取り付けてあり、上記連結杆24の
他端部側は、図5の(イ)(ロ)に拡大して示す如く、
他方の主柵19bに張り出させたU字状の受部材26の
空間部に移動自在に差し通して、受部材26に取り付け
たガイドローラ27にて下面が受けられるようにしてあ
る。
【0014】入出庫バース13に配置されたパレット1
が待機状態のときは、図6及び図7に示す如く、主柵1
9a,19bを倒伏させた状態にしておく。すなわち、
油圧シリンダ23のピストンロッド23aを伸長作動さ
せて、サポートフレーム18a,18bを、両者が水平
になるまでローラ22を介して主軸17を支点に押し拡
げるようにすると、主柵19a,19bをV字型の起立
姿勢から互いに離れるように下方へ回動させて倒伏状態
とすることができる。したがって、その状態を油圧シリ
ンダ23で保持させておくようにする。
が待機状態のときは、図6及び図7に示す如く、主柵1
9a,19bを倒伏させた状態にしておく。すなわち、
油圧シリンダ23のピストンロッド23aを伸長作動さ
せて、サポートフレーム18a,18bを、両者が水平
になるまでローラ22を介して主軸17を支点に押し拡
げるようにすると、主柵19a,19bをV字型の起立
姿勢から互いに離れるように下方へ回動させて倒伏状態
とすることができる。したがって、その状態を油圧シリ
ンダ23で保持させておくようにする。
【0015】かかる状態において、上記パレット1の上
に車両15が乗せられると、油圧シリンダ23のピスト
ンロッド23aを収縮作動させて退避させることによ
り、主柵19a,19bをV字型に張り出す姿勢に復帰
させるようにする。この場合、油圧シリンダ23の収縮
作動によりサポートフレーム18a,18bの押し拡げ
を解除すると、図1及び図2に示す如く、主柵19a,
19bはスプリング21の弾発作用によって主軸17を
支点に上方に近接する方向へ回動させられることになっ
て、V字型に張り出される起立状態に自動復帰させられ
る。この際、主柵19a,19bは、サポートフレーム
18a,18bがストッパ20に当接することによりV
字角度が規制されるが、油圧シリンダ23によってサポ
ートフレーム18a,18bが再び押し拡げられるまで
はスプリング21によって起立トルクが付与されている
ので、起立状態を継続的に保持することができる。又、
上記主柵19a,19bの中間部間には連結杆24が架
け渡されているが、該連結杆24は、一端を、一方の主
柵19aに対してヒンジ25によって上下方向へ回動自
在に取り付けてあり、他端部側を、他方の主柵19bに
取り付けた受部材26にガイドローラ27を介して移動
自在に支持させてあるため、主柵19a,19bの起伏
動作に対し、何ら支障なく追従して一体的に昇降変位
し、主柵19a,19bが起立したときには主柵19
a,19bと共に張り出されることになる。
に車両15が乗せられると、油圧シリンダ23のピスト
ンロッド23aを収縮作動させて退避させることによ
り、主柵19a,19bをV字型に張り出す姿勢に復帰
させるようにする。この場合、油圧シリンダ23の収縮
作動によりサポートフレーム18a,18bの押し拡げ
を解除すると、図1及び図2に示す如く、主柵19a,
19bはスプリング21の弾発作用によって主軸17を
支点に上方に近接する方向へ回動させられることになっ
て、V字型に張り出される起立状態に自動復帰させられ
る。この際、主柵19a,19bは、サポートフレーム
18a,18bがストッパ20に当接することによりV
字角度が規制されるが、油圧シリンダ23によってサポ
ートフレーム18a,18bが再び押し拡げられるまで
はスプリング21によって起立トルクが付与されている
ので、起立状態を継続的に保持することができる。又、
上記主柵19a,19bの中間部間には連結杆24が架
け渡されているが、該連結杆24は、一端を、一方の主
柵19aに対してヒンジ25によって上下方向へ回動自
在に取り付けてあり、他端部側を、他方の主柵19bに
取り付けた受部材26にガイドローラ27を介して移動
自在に支持させてあるため、主柵19a,19bの起伏
動作に対し、何ら支障なく追従して一体的に昇降変位
し、主柵19a,19bが起立したときには主柵19
a,19bと共に張り出されることになる。
【0016】上述した如く、主柵19a,19bと連結
杆24がパレット1の左右両サイドに張り出されるた
め、普通乗用車の如き車両15のドア15aが大きく開
かれるのを防止することができる。この際、両主柵19
a,19bの中間部には連結杆24が架け渡されている
ことから、主柵19a,19bの構造を連結杆24によ
って補強することができて、主柵19a,19bの張り
出し姿勢を安定化させることができ、更に、この連結杆
24の存在により、車両15のパレット1での停止位置
の誤差によるドア位置の前後方向のずれや、車種による
ドア位置の前後方向のずれに対処することができる。
又、主柵19a,19bはV字型に張り出すことから、
4ドア車の後部ドアの開きを防止できるのは勿論のこ
と、たとえば、パレット1上の車両がハイルーフ車15
Hであっても、いずれかの主柵19a又は19bによっ
てハイルーフ車15Hの前部ドア15bの位置に対応さ
せることができ、ハイルーフ車15Hの前部ドア15b
が大きく開かれるのを防止することができる。
杆24がパレット1の左右両サイドに張り出されるた
め、普通乗用車の如き車両15のドア15aが大きく開
かれるのを防止することができる。この際、両主柵19
a,19bの中間部には連結杆24が架け渡されている
ことから、主柵19a,19bの構造を連結杆24によ
って補強することができて、主柵19a,19bの張り
出し姿勢を安定化させることができ、更に、この連結杆
24の存在により、車両15のパレット1での停止位置
の誤差によるドア位置の前後方向のずれや、車種による
ドア位置の前後方向のずれに対処することができる。
又、主柵19a,19bはV字型に張り出すことから、
4ドア車の後部ドアの開きを防止できるのは勿論のこ
と、たとえば、パレット1上の車両がハイルーフ車15
Hであっても、いずれかの主柵19a又は19bによっ
てハイルーフ車15Hの前部ドア15bの位置に対応さ
せることができ、ハイルーフ車15Hの前部ドア15b
が大きく開かれるのを防止することができる。
【0017】上記において、主柵19a,19bの起伏
は主軸17を支点に行われるが、この部分にはがたがな
いので、駐車装置の運転時に振動が発生しても従来の如
くがたに起因する騒音が発生することはなく、又、従来
のドアプロテクタの如き多数のヒンジ(ピン)やリンク
部材、作動ロッド、作動ロッド用の支持部材等が不要で
あって部品点数が少ないため、製造、組立コストの面で
も有利である。
は主軸17を支点に行われるが、この部分にはがたがな
いので、駐車装置の運転時に振動が発生しても従来の如
くがたに起因する騒音が発生することはなく、又、従来
のドアプロテクタの如き多数のヒンジ(ピン)やリンク
部材、作動ロッド、作動ロッド用の支持部材等が不要で
あって部品点数が少ないため、製造、組立コストの面で
も有利である。
【0018】次に、図8は本発明の他の実施例を示すも
ので、一端を一方の主柵19aの中間部にヒンジ25を
介して取り付け、他端部側を他方の主柵19bの中間部
に受部材26を介して移動自在に支持させるようにして
ある上記実施例における連結杆24の構成に代えて、連
結杆24の両端を、主柵19a,19bの中間部に一端
をピン28にて連結したリンク30の他端に、ピン29
にて連結したものである。
ので、一端を一方の主柵19aの中間部にヒンジ25を
介して取り付け、他端部側を他方の主柵19bの中間部
に受部材26を介して移動自在に支持させるようにして
ある上記実施例における連結杆24の構成に代えて、連
結杆24の両端を、主柵19a,19bの中間部に一端
をピン28にて連結したリンク30の他端に、ピン29
にて連結したものである。
【0019】図8の実施例の場合は、主柵19a,19
bとリンク30の間及びリンク30と連結杆24の間が
ピン28,29によって自由に屈曲できるので、これら
の屈曲作用により、主柵19a,19bの起伏動作に伴
う連結杆24の変位を吸収することができて連結杆24
を支障なく昇降させることができる。なお、上記リンク
30は連結杆24の一端側のみの配置であってもよい。
bとリンク30の間及びリンク30と連結杆24の間が
ピン28,29によって自由に屈曲できるので、これら
の屈曲作用により、主柵19a,19bの起伏動作に伴
う連結杆24の変位を吸収することができて連結杆24
を支障なく昇降させることができる。なお、上記リンク
30は連結杆24の一端側のみの配置であってもよい。
【0020】又、図9は本発明の更に他の実施例を示す
もので、上記連結杆24に代えて、スプリング21の弾
発力よりも弱い弾発力を有する可撓性材料からなる連結
杆24′を用い、該連結杆24′の両端を、主柵19
a,19bの中間部にヒンジ25にて連結したものであ
る。
もので、上記連結杆24に代えて、スプリング21の弾
発力よりも弱い弾発力を有する可撓性材料からなる連結
杆24′を用い、該連結杆24′の両端を、主柵19
a,19bの中間部にヒンジ25にて連結したものであ
る。
【0021】図9の実施例の場合には、連結杆24′の
撓みにより、それぞれ主柵19a,19bの起伏動作に
伴う変位を吸収することができる。
撓みにより、それぞれ主柵19a,19bの起伏動作に
伴う変位を吸収することができる。
【0022】なお、上記実施例では、主柵19a,19
bの起立トルクを付与するために2本のスプリング21
を主柵19a,19b間に主軸17付近で互い違いに取
り付けた場合を示したが、たとえば、図2における各ス
プリング21の下端をパレット1に係止させたり、ある
いは、図2における一方のスプリング21を省略した
り、更には、主柵19a,19b間に1本のスプリング
21を水平に介装させたりしてもよく、要は2本の主柵
19a,19bを同時に起立させることができればどの
ような掛け方であってもよいこと、又、スプリングに代
えて、図2において二点鎖線で示す如く、サポートフレ
ーム18a,18bにカウンタウエイト31を取り付け
るようにしてもよく、この場合、スプリング21を用い
る場合よりもメンテナンスの上で有利であること、又、
主柵19aと19bを倒伏させるのを油圧シリンダ23
により行う場合を示したが、油圧シリンダに代えて他の
操作装置、たとえば、ジャッキ等を用いてもよいこと、
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
bの起立トルクを付与するために2本のスプリング21
を主柵19a,19b間に主軸17付近で互い違いに取
り付けた場合を示したが、たとえば、図2における各ス
プリング21の下端をパレット1に係止させたり、ある
いは、図2における一方のスプリング21を省略した
り、更には、主柵19a,19b間に1本のスプリング
21を水平に介装させたりしてもよく、要は2本の主柵
19a,19bを同時に起立させることができればどの
ような掛け方であってもよいこと、又、スプリングに代
えて、図2において二点鎖線で示す如く、サポートフレ
ーム18a,18bにカウンタウエイト31を取り付け
るようにしてもよく、この場合、スプリング21を用い
る場合よりもメンテナンスの上で有利であること、又、
主柵19aと19bを倒伏させるのを油圧シリンダ23
により行う場合を示したが、油圧シリンダに代えて他の
操作装置、たとえば、ジャッキ等を用いてもよいこと、
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のドアプロテク
タによれば、次の如き優れた効果を発揮する。 パレットの両側面中央部に突設した主軸に、2本の主
柵の基端部を、該両主柵がストッパに規制される位置ま
で起立してV字型に張り出されるように起伏自在に取り
付け、且つ2本の主柵の中間部間に、主柵の起伏動作に
追従して昇降変位できるように連結杆が架け渡してある
ため、あらゆる車種のドアの開きを防止することがで
き、又、スプリングにより両主柵に起立トルクが付与さ
れるようにしてあるため、操作装置によって倒伏させる
までは安定した起立姿勢を維持することができる。 構造が簡単で部品点数も少ないので、製作コスト、組
立コストを低減することができる。 従来のドアプロテクタに比してヒンジ部が少なく、し
かもヒンジ部にがたを作る必要がないことから、駐車装
置運転時に振動が発生しても、ヒンジ部から騒音を発す
ることはない。 スプリングに代えて、主柵の基端部にカウンタウエイ
トを設けても、主柵に起立トルクを与えることができ、
スプリングを用いる場合よりもメンテナンス上有利とな
る。
タによれば、次の如き優れた効果を発揮する。 パレットの両側面中央部に突設した主軸に、2本の主
柵の基端部を、該両主柵がストッパに規制される位置ま
で起立してV字型に張り出されるように起伏自在に取り
付け、且つ2本の主柵の中間部間に、主柵の起伏動作に
追従して昇降変位できるように連結杆が架け渡してある
ため、あらゆる車種のドアの開きを防止することがで
き、又、スプリングにより両主柵に起立トルクが付与さ
れるようにしてあるため、操作装置によって倒伏させる
までは安定した起立姿勢を維持することができる。 構造が簡単で部品点数も少ないので、製作コスト、組
立コストを低減することができる。 従来のドアプロテクタに比してヒンジ部が少なく、し
かもヒンジ部にがたを作る必要がないことから、駐車装
置運転時に振動が発生しても、ヒンジ部から騒音を発す
ることはない。 スプリングに代えて、主柵の基端部にカウンタウエイ
トを設けても、主柵に起立トルクを与えることができ、
スプリングを用いる場合よりもメンテナンス上有利とな
る。
【図1】本発明のドアプロテクタの一実施例を示すもの
で、主柵が起立した状態の概略図である。
で、主柵が起立した状態の概略図である。
【図2】図1のII部拡大図である。
【図3】図2のIII −III 線切断端面図である。
【図4】図1のIV部拡大図である。
【図5】図1のV部を拡大して示すもので、(イ)は切
断側面図、(ロ)は平面図である。
断側面図、(ロ)は平面図である。
【図6】主柵が倒伏した状態を示す概略図である。
【図7】図6のVII 部拡大図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す概略図である。
【図9】本発明の更に他の実施例を示す概略図である。
【図10】従来のドアプロテクタの一例を示すもので、
ドアプロテクタ本体部が起立している状態を示す概略図
である。
ドアプロテクタ本体部が起立している状態を示す概略図
である。
【図11】図10に示すドアプロテクタのドアプロテク
タ本体部が倒伏した状態を示す概略図である。
タ本体部が倒伏した状態を示す概略図である。
1 パレット 13 入出庫バース 17 主軸 19a,19b 主柵 20 ストッパ 21 スプリング 23 油圧シリンダ(操作装置) 24 連結杆 31 カウンタウエイト
Claims (2)
- 【請求項1】 入出庫バースに配置したパレット上に車
両を乗せて該車両をパレット毎移送して駐車させるよう
にしてある機械式駐車装置における上記パレットの左右
両側面の各中央部に、左右方向へ突出する主軸を各々突
設し、基端部をクロスさせてV字型に配置した2本の主
柵の各基端部を、上記主軸に起伏自在に取り付け、且つ
上記両主柵に、該両主柵が同時に起立したり同時に倒伏
するときに追従して昇降変位できるように連結杆を架け
渡して装着すると共に、上記両主柵が自動的に起立状態
に復帰するよう主柵に起立トルクを付与するためのスプ
リングを、上記クロスさせた両主柵の基端部付近に取り
付け、更に、両主柵の起立角度を規制するためのストッ
パをパレットに設け、上記両主柵の基端部を外力により
押し拡げることにより両主柵をパレットと平行な姿勢に
倒伏できるようにした構成を有することを特徴とするド
アプロテクタ。 - 【請求項2】 2本の主柵の基端部付近にスプリングを
取り付けることに代えて、両主柵の基端側にそれぞれカ
ウンタウエイトを備えた請求項1記載のドアプロテク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290595A JPH08209971A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ドアプロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290595A JPH08209971A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ドアプロテクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08209971A true JPH08209971A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12371917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3290595A Pending JPH08209971A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ドアプロテクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08209971A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107313622A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-11-03 | 东南大学 | 一种自行车存取装置及其工作方法 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP3290595A patent/JPH08209971A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107313622A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-11-03 | 东南大学 | 一种自行车存取装置及其工作方法 |
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