JPH07281012A - 色分解光学系、あるいは色分解光学系を有するテレビカメラ - Google Patents

色分解光学系、あるいは色分解光学系を有するテレビカメラ

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JPH07281012A
JPH07281012A JP6072032A JP7203294A JPH07281012A JP H07281012 A JPH07281012 A JP H07281012A JP 6072032 A JP6072032 A JP 6072032A JP 7203294 A JP7203294 A JP 7203294A JP H07281012 A JPH07281012 A JP H07281012A
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    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths
    • H04N23/13Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths with multiple sensors
    • H04N23/16Optical arrangements associated therewith, e.g. for beam-splitting or for colour correction

Abstract

(57)【要約】 【目的】 解像度の向上を図るために4つの撮像素子を
用いるタイプのテレビカメラに対して小型な色分解プリ
ズムを提供すること。 【構成】 対物レンズの光の進行方向へ順に、所定の波
長成分を取り出す第1プリズム、第1の空気間隔、所定
の波長成分を取り出す第2プリズム、第2の空気間隔、
接合された第3、第4プリズムで構成され、特に接合面
で反射された光は前記第2の空気間隔にて全反射され撮
像素子へ導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラテレビジョンカメ
ラ用の色分解プリズムに関し、特に撮影用の対物レンズ
とこの対物レンズの焦点面との間に位置され、対物レン
ズからの光を4つの光束に分解し、分解された各光束を
撮像素子に導くようにした色分解光学系に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来より、カラーテレビカメラにおいて
は、対物レンズと撮像素子との間に対物レンズからの光
を青、緑、赤の3原色に分解する色分解光学系を設けて
いる。撮像素子としては、撮像管および固体撮像素子な
どがあるが、最近では固体撮像素子を使うのが一般的で
ある。
【0003】特に、色分解光学系は、所定形状のプリズ
ムを複数用い、所定の関係を有しつつ一体的に組み合わ
せており、対物レンズより入射した光束を各々のプリズ
ムを介して、三色の光束に分解して所定の撮像素子へ導
くように構成している。
【0004】図7は、従来の三つのプリズムを有する色
分解光学系の構成図である。同図において101は色分
解光学系、102は青色分解プリズム、103は赤色分
解プリズムであり、その入射面103aは、青色分解プ
リズム102と微小な空気間隙を介して配置されてい
る。104は緑色分解プリズムであり、その入射面10
4aは赤色分解プリズム103の反射面103bと接着
されている。
【0005】同図において、対物レンズLeからの光束
のうち青色分解プリズム102の誘電体多層膜を施した
反射面102bにて青色光Bが分離され、入射面102
aで全反射した後、102cを射出し、102cと対向
して配置した固体撮像素子105Bにて撮像される。ま
た、赤色分解プリズム103の誘電体多層膜を施した反
射面103bにて赤色光Rが分離され、入射面103a
で全反射した後、103cを射出し、103cと対向し
て配置した固体撮像素子105Rにて撮像される。そし
て、青色、赤色成分以外の緑色光Gは前記2つの反射面
102b、103bと、104を透過し、104cを射
出し、104cと対向して配置した固体撮像素子105
Gにて撮像される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、テレビカメラの
高機能化を図るため、レンズの光束を4つに分割する要
求が高まっている。
【0007】例えば、前述したように従来は、B像、G
像、R像の3チャンネルに分けていたが、G像をさらに
2つに分割してG1像、G2像、B像、R像の4チャンネ
ルとすることで、G1、G2を撮像する2つの個体撮像素
子で1/2画素ずらしを行い、解像度を向上させたテレ
ビカメラとすることが試みられている。
【0008】また、B像、G像、R像の3原色である3
チャンネルの他に、赤外域チャンネルを得る4色分解光
学系を使って、画像分析用などのテレビカメラとするこ
ともできるし、輝度チャンネルを得て、より色再現性を
向上させるといった試みもある。
【0009】しかしながら、一般には、チャンネル数を
増やせば、それだけ多くのプリズムが必要となり、光学
系が大型化する。ドイツ特許公開1462828には、
プリズムを5つ以上組み合わせて4チャンネルに分光す
る色分解プリズムが開示されているが、従来の3色分解
プリズムの前に、さらに分割プリズムを挿入しているた
め、光学系が大型化し、従来の対物レンズが使えなくな
ってしまうといった問題点があった。
【0010】また、特開昭59−117884号公報に
は、従来の3つのプリズムで構成される色分解光学系の
第3のプリズムを、光軸に対し傾いたハーフミラー面で
分割し、緑色像を2方向に取り出す方法が開示されてい
る。
【0011】この方法では、ハーフミラーで反射された
緑色像が奇数回反射となるため、偶数回反射で取り出せ
る他のチャンネルにくらべ、上下(または左右)が反転
した像となってしまう欠点を有していた。
【0012】本発明は、このような問題に鑑み、小型な
4色分解プリズムの提供を第1の目的とする。又従来の
3色分解プリズムとほぼ同等のガラス長で対物レンズの
互換性を保てる色分解プリズムの提供を第2の目的とす
る。更に像の反転のない4色分解プリズムを提供を第3
の目的とするものである。更には、こうした色分解プリ
ズムを備え、解像度の向上を図ったテレビカメラの提供
を第4の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして、本発明の特徴と
する色分解光学系ないし、色分解光学系を有するテレビ
カメラは対物レンズからの光を色分解する色分解光学系
において、光の進行方向へ順に所定の頂角を有し、所定
の波長成分を取り出すための第1プリズム、第1の空気
間隔、所定の頂角を有する第2プリズム、第2の空気間
隔、所定の頂角を有する第3プリズム、第4プリズムを
有することを特徴としている。
【0014】特に、前記第1プリズムの前記第1の空気
間隔と接する面には、波長選択性を有する光学薄膜が施
されている。又、前記第2のプリズムの前記第2の空気
間隔と接する面には、波長選択性を有する光学薄膜が施
されている。
【0015】又、前記第3プリズムと前記第4プリズム
は接合され、この接合面は半透過面であり、該半透過面
にて反射された光は前記第2の空気間隔にて全反射され
る。こうすることで像反転のない色分解プリズムを提供
している。
【0016】更に、より本発明に関する色分解プリズム
の特徴的な構成は以下の実施例に示される。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に関しテレビカメラ本体内に
用意される4色分解プリズムの要部断面図である。同図
において、Leは対物レンズで便宜上1枚のレンズで示
したが実際は複数のレンズにて構成される。1の第1プ
リズムは、青色成分を分解するためのプリズムであり、
その反射面1bには波長選択性を与える誘電体多層膜が
蒸着されている。2の第2プリズムは赤色成分を分解す
るためのプリズムであり、その入射面2aは、青色分解
プリズム1の反射面1bと微少な間隙(第1の空気間
隔)を隔てるように配置し、その反射面2bには波長選
択性を与える誘電体多層膜が蒸着されている。3の第3
プリズムは1つめの緑色成分を分解するためのプリズム
であり、その入射面3aは、赤色分解プリズムの反射面
2bと微少な間隙(第2の空気間隔)を隔てるように配
置し、その反射面3b(4a)には少なくとも緑色の波
長領域の光を透過と反射をほぼ等分、即ち1:1に分割
するハーフミラーとしてのコーティングが施されてい
る。このコーティングは、例えば誘電体多層膜や金属ハ
ーフミラーのようなものである。4の第4プリズムは最
後の第4プリズムであり、その入射面4aは、1つめの
緑色分解プリズムの反射面3bと接着されている。
【0018】同図において、対物レンズLeからの光束
が、青色分解プリズム1の入射面1aから入射し、この
光束のうち、青色分解プリズムの反射面1bで反射され
た青色光が、入射面1aで再び全反射し、射出面1cか
ら射出する。射出した青色光束は、射出面1cと対向す
る撮像素子5Bに像を形成し、青色像が撮像される。
【0019】青色分解プリズム1を透過した光のうち、
赤色分解プリズム2の反射面2bで反射された赤色光
は、入射面2aで再び全反射し、射出面2cから射出す
る。射出した赤色光束は、射出面2cと対向する撮像素
子5Rに像を形成し、赤色像が撮像される。
【0020】赤色分解プリズム2を透過した光のうち、
1つめの緑色分解プリズム3の反射面3bでほぼ半分だ
け反射された緑色光は、入射面3aで全反射され、射出
面3cから射出する。射出した緑色光束は、射出面3c
と対向する撮像素子5Gfに像を形成し、1つめの緑色
像が撮像される。
【0021】そして、最後に残った2つめの緑色光束
は、最後の第4プリズム4を透過して射出面4cを射出
し、それと対向する撮像素子5Grに像を形成、2つめ
の緑色像が撮像される。尚、撮像素子5Gf、5Grは
互いに半画素ずつに配置されている。又、2ヶ所の空気
間隔の外周には、やわらかめの接着剤などを充填し、ゴ
ミ、ホコリ等が侵入しないように、シールが施されてい
る。
【0022】さて、本実施例においては、従来の対物レ
ンズも適用できるように光学全長の短い色分解プリズム
を提供できるようにするために各プリズムを以下の如く
構成することが望ましい。
【0023】それは、本実施例における撮像素子の有効
撮像範囲のうち、射出光束を含む面内での有効撮像寸法
をhとしたとき、以下の条件を満足するよう各プリズム
寸法を決定するとよい。
【0024】
【外7】 ただし、 l1、l2、l3:第1、第2、第3プリズムのそれぞれ
の対物レンズの光軸上における長さ L:対物レンズの光軸上における光束分解プリズムの長
さ 条件式の極値については、後述する実施例を例示してい
く中で説明する。
【0025】次に図8をもとにして各プリズムの全反射
条件について説明する。図8において、図1と異なる点
は図1の上下関係を逆転させて描いているだけで基本的
な構成は全く同じである。
【0026】upとloは、対物レンズLeの軸上光束
中、もっとも上側の光線と下側の光線を示すものであ
る。1つのプリズムには、2つの全反射条件がある。第
1プリズムである1を例にとると、1つ目の条件は、光
線upが、O点において反射面1bに入射するが、誘電
体多層膜を用いてその光のエネルギーの一部を選択的に
反射し、残りを透過させるためには、O点において光線
pが全反射してはならないこと。2つ目の条件は、反
射面1bにて一部反射してきた光線loが、P点におい
て入射面1aを入射するが、光のエネルギーを効率よく
撮像素子5Bに導くためには、P点において光線lo
全反射しなければならないことである。第1プリズムに
おける2つの全反射条件を式で表すと、 θ1<δ−θmax (a)
【0027】
【外8】 ここで、 θ1:に第1プリズムの頂角
【0028】
【外9】 no:色分解光学系が通すことができる最小Fナンバー n:プリズムの屈折率 となる。同様に、第2プリズムおよび第3プリズムにお
けるQ、R、S点の全反射条件を、以下に、式で表す。
【0029】θ2<θ1+δ−θmax (e)
【0030】
【外10】 ただし、 θ2、θ3:第2、第3プリズムのそれぞれの頂角 本実施例はこのような基本構成の色分解プリズムに、 1.4≦Fno≦1.8 (1) 1.6≦n≦1.8 (2) 20.8°<θ1<29.2° (3)
【0031】
【外11】 ただし、 Fno:色分解光学系が通すことができる最小Fナンバー n:プリズムの屈折率 n′:接着剤の屈折率 θ1、θ2、θ3:図1に示す第1、第2、第3プリズム
のそれぞれの頂角 の条件を与え、従来の3色分解プリズムを用いたカメラ
との対物レンズの互換性を保ち、Fナンバーの小さい明
るい4色分解プリズムを実現したものである。
【0032】次に、条件式の意味について説明する。
【0033】(1)式は、色分解プリズムを通すことの
できるレンズのFナンバーを規定するものである。
【0034】特開昭60−42702号公報では3個の
プリズムによる色分解光学系では、全反射される光束の
限界はおよそF1.4であるあることを教えている。そ
して先の式(a)、(b)を同時に満足することができ
る最小FナンバーはF1.4となる。一方1.8<Fno
では、最大カメラ感度が従来のカメラより悪くなり本発
明の目的にそぐわなくなる。
【0035】(9)式はプリズムを構成するガラスの屈
折率を規定するもので、n<1.6では、プリズムが大
型化し従来のレンズとの互換性を保つことが困難にな
る。1.8<nでは、プリズム側面や面取り部、遮光溝
などにあたった光の散乱によるフレアを防止するため、
プリズムの有効光束部外に塗る光学塗料とプリズムとの
屈折率差が開きすぎて、フレアを抑えることが困難とな
る。
【0036】(3)式は、(1)式、(2)式の条件の
もとで、第1プリズムの頂角θ1が満足しなければなら
ない角度範囲を規定している。ただし、以下に述べる理
由で(a)、(b)式より求まる角度範囲に対して±
0.5°まで広く許容している。
【0037】図9は、レンズの中心光束を結像面から離
れた位置で切断したときの断面図である。プリズム頂角
が(a)、(b)式より決まる範囲を0.5°越えた場
合でも、全反射条件を満足しない光束は図9の斜線部の
円弧状の部分S’のみであり、全光束Sに対し、1%以
下の光量であるため、実用上無視できるからである。
【0038】同様にして、第2、第3プリズムにおいて
も以下の条件とする。
【0039】条件式(4)は、第2プリズムの頂角θ2
の最適な範囲を規定している。
【0040】θ2の上限は(e)式、下限は(f)式を
満たさなければならないが、プリズムを小型化して、従
来との互換性を保つためには、下限(f)式の極く近傍
しか許されず
【0041】
【外12】 の範囲とする必要があることを発明者は見いだした。
【0042】下限は、全反射条件(f)式より、前述の
理由で0.5°まで広く設定したものである。これを越
えると、実用上問題なくFナンバーを満足することがで
きなくなる。上限は、小型化のために必要である。これ
を越えると、図8において第2プリズムの選択反射面2
bで反射された光束が、第1の空気間隙面2aに交わる
全反射部(S)が射出面側に離れることとなり、全反射
部が対向する第1プリズムでカバーし難くなる。仮に、
第2プリズムの全反射部が、第1プリズムでカバーされ
ていないと、空気間隙の全周をシールすることができ
ず、ゴミの付着、水分による曇りなどを防ぐことができ
ないという問題が起こる。この問題を回避するため、第
1プリズムでカバーするには、プリズム中の光路長を長
くしなければならず、プリズムが大型化する。
【0043】条件式(5)は第3プリズムの頂角を最適
な範囲に限定するもので、上記第2プリズムの説明を第
3プリズムに適用すれば理解されると考え説明は省略す
る。
【0044】(数値実施例)8.8×6.6の撮像サイ
ズ(NTSC方式の2/3”フォーマット)のカメラ用
のプリズムで、従来のプリズムの長さL(プリズムの大
きさを代表するパラメータである)は、34〜39mm
あった。
【0045】数値実施例1〜3は、この撮像サイズのカ
メラ用のプリズムで射出光束を含む面内での有効撮像寸
法h=6.6である。 数値実施例1 Fno=1.4、n=1.6、n′=1.56 θmax=12.8°、δ=38.7° θ1=25.8°、θ2=38.7°、θ3=19.3° l1=7.5、l2=7.6、l3=6.8、L=44.
0 プリズム入射面の射出光束を含む面内での最大光線高
は、11.8 プリズムの射出面と結像面との間の空気換算距離は、5 (長さの単位は、mmである)
【0046】数値実施例1は、比較的安価で加工性の良
好なガラスの選び易い、n=1.6のガラスでFno
1.4の明るさを有するプリズムを実現した例である。
n=1.6のガラスは屈折率が比較的低いため、θmax
が大きくなり、色分解光学系が取り込まなければならな
い入射光束径が大きくなるため、プリズムの小型化が困
難な条件であるが、本数値実施例では、従来プリズムに
くらべ10%程度の光路長の増加におさえられている。
θ1は、Fno=1.4、n=1.6の組み合わせにおい
て、第1プリズムの2つの全反射条件を満足する唯一の
数値である。θ2、θ3は、それぞれの全反射条件を満足
するほぼ下限の数値であり、
【0047】
【外13】 となる。
【0048】図2は、数値実施例1におけるプリズムの
断面図である。本実施例では、
【0049】
【外14】 である。
【0050】l1が小さくなると、図2(A)中N1部即
ち第1プリズムにおける射出面の有効部を確保すること
が困難となる。逆にl1が大きくなると、第2プリズム
の射出面の位置が対物レンズの光軸に近づき、I2部の
全反射領域を確保できない。
【0051】又、本実施例では
【0052】
【外15】 である。l2が大きくなると、図中I1部で示す全反射領
域を確保することが困難となる。一方l2が小さくなる
と、図中N2部の光束有効部が確保することが困難とな
る。
【0053】実施例では、又
【0054】
【外16】 であるが、この値が大きくなるとI2部の全反射領域を
確保できず、小さくなるとN3部の光束有効部が確保す
ることが困難となってくる。
【0055】さて、第1プリズムに設けたM1部、第3
プリズムに設けたM2部の溝は、ゴーストカット用の溝
で図中、M1部、M2部のそれぞれで交差する2本の光線
(2点鎖線)が有効光束の最外部の光線であるので、そ
の交点に溝の先端が位置するように配置している。この
ように配置することで最も効果的にゴーストを防止でき
ることを次に説明する。
【0056】図2(B)、(C)は、(A)の断面図を
光線が反射する面にて折り返すことで得られる展開図で
ある。例えば、(B)図は、(A)図中H1面−H2面−
1面で反射して撮像面に飛び込む、破線Gで示したゴ
ースト光線の光路を、その反射面で展開したものであ
る。このような展開図を描くことで、プリズム内部で反
射する光線を一本の直線で扱えるようになる。前述のよ
うな位置に溝を配置することで、図2(B)、(C)の
破線のゴースト光に対して、撮像面が溝の陰となり、ゴ
ーストを避けることができる。
【0057】また、第2、第3プリズムの入射面と射出
面にて形成される頂角に、面取りC1、C2を形成してい
る。この2つの面取りは、面取りをしたプリズムにより
レンズ側にあるプリズムから突出し、図示しないプリズ
ムと対物レンズの間にある構造物やCCDの固着に要す
る構造物等との干渉を避ける機能を有し、小型化できる
効果がある。このようにすることで、Fnoが1.4とい
う明るいプリズムにもかかわらず、L=44.0と従来
のプリズムから10%強の増加で実現した。このとき、
【0058】
【外17】 である。
【0059】数値実施例2 Fno:1.8、n=1.8 θmax=8.8°、δ=33.7° θ1=24.8°、θ2=38.5°、θ3=18.5° l1=7.0、l2=5.5、l3=6.2、L=37.
0 プリズム入射面の射出光束を含む面内での最大光線高
は、7.1 プリズムの射出面と結像面との間の空気換算距離は、5
【0060】数値実施例2は、屈折率の高いガラスを使
用することによって、コンパクトな色分解光学系を実現
した例である。
【0061】Fnoを1.8に制限するとともに、n=
1.8の高屈折率ガラスを採用することにより、θmax
が小さくなり、色分解光学系が取り込まなければならな
い入射光束径も小さくできるため、プリズムを小型化す
ることができた。
【0062】図3は、数値実施例2におけるプリズムの
断面図である。θ1、θ2、θ3、l1、l2、l3は、図3
(A)のl3部の全反射領域と、N3部、N4部の光束有
効部を確保しながら、図3(B)、(C)中破線のゴー
ストをM3部、M4部の溝にて避けるように決めた。
【0063】
【外18】 であるが、θ2、θ3が大きくなるとI3部の全反射領域
を確保することが困難となる。また、
【0064】
【外19】 であるが、l1が小さくなると、図中N4部において射出
面の有効部を確保することが困難となる。l1が大きく
なると、第2プリズムの射出面が対物レンズの光軸に近
づき、図中I3部の全反射領域を確保することが困難と
なる。l2が大きくなると、第2プリズムの射出面が対
物レンズの光軸に近づき、図中I3部の全反射領域を確
保できない。l2が小さくなると、図中N5部の光束有効
部が確保できない。又、
【0065】
【外20】 であるが、大きくなるとI3部の全反射領域を確保でき
ず、小さくなるとN6部の光束有効部が確保できない。
【0066】M3部、M4部の溝は、図3(A)中、M3
部、M4部のそれぞれで、交差する2本の光線(2点鎖
線)よりそれぞれ距離1mm離れた点に溝の先端が位置
するように配置している。この溝を配置することで、図
3(B)、(C)の破線のゴースト光に対して、撮像面
が溝の陰となり、ゴーストを避けることができる。又、
第2、第3プリズムの入射面と射出面にて形成される頂
角に、面取りC3、C4を形成している。特にC4は、干
渉を避けると同時に図3(C)中、破線のゴーストを防
止する機能を有し、ゴーストを避けながら小型化するた
めに不可欠なものである。一般的にテレビカメラ用のレ
ンズはテレセントリックに近く設計されているため、レ
ンズから射出する光線は、その開放Fナンバーで決まる
最大光線角θmaxより大きな角度の光線がない。C4は、
破線で表すゴースト光路のうち、角度をθmaxより小さ
な光線をさえぎる役割を持ち、ゴースト光が撮像面に侵
入することを防止する。図3(C)中θgは、プリズム
内部を通る破線で表すゴースト光の最小角度であり、本
実施例においては、11.9°である。Fナンバー1.
8でテレセントリック条件を満たすレンズからの最大光
線角θmaxは8.8°であるから、θgは、それより十分
大きく、ゴーストが避けられることがわかる。
【0067】このように、Fnoが1.8とプリズムの
明るさを保持しているにもかかわらず、L=37.0と
従来のプリズムと同等の長さで実現することができた。
【0068】
【外21】 である。
【0069】数値実施例3 Fno:1.5、n=1.6 θmax=12.0°、δ=38.7° θ1=25.4°、θ2=38.0°、θ3=19.0° l1=8.2、l2=7.0、l3=7.8、L=44.
0 プリズム入射面の射出光束を含む面内での最大光線高
は、11.1 プリズムの射出面と結像面との間の空気換算距離は、5
【0070】図4は、数値実施例3におけるプリズムの
断面図であり、第2プリズムの射出面にプリズムと異な
る平行平板ガラスを配置することが可能とした例であ
る。この数値実施例における平行平板の厚みは、1mm
である。平行平板ガラスを配置する目的としては、プリ
ズムの分光特性を補正、整形するためのトリミングフィ
ルターとして使用する。また、プリズム内で受けた偏光
を補正するλ/4板としたり、エリアジングを防止する
ローパスフィルターなどが考えられる。もちろんこれら
を使わないときは、厚み補正用のダミーガラスを入れる
だけでも構わないしプリズムと一体化することも勿論可
能である。
【0071】
【外22】 であるが、θ2、θ3が大きくなるとI4部の全反射領域
が確保できない。また、
【0072】
【外23】 である。l1が小さくなると、図中N7部において射出面
の有効部を確保することができない。l1が大きくなる
と、第2プリズムの射出面が対物レンズの光軸に近づ
き、図中I4部の全反射領域を確保できない。l2が大き
くなると、第2プリズムの射出面が対物レンズの光軸に
近づき、図中I4部の全反射領域を確保できない。l2
小さくなると、図中N8部の光束有効部が確保できな
い。
【0073】
【外24】 であるが、大きくなるとI5部の全反射領域を確保でき
ない。
【0074】M5部の溝は、図4(A)中、M5部で、交
差する2本の光線(2点鎖線)よりそれぞれ距離1mm
離れた点に溝の先端が位置するように配置している。M
6部の溝は、M6部で交差する2本の光線(2点鎖線)の
交点に溝の先端が位置するように配置している。この溝
を配置することで、図4(B)、(C)の破線のゴース
ト光に対して、撮像面が溝の陰となり、ゴーストを避け
ることができる。
【0075】
【外25】 が小さくなると、M6部付近の有効光束部が、第3プリ
ズムの外周部に近づき、溝を浅くしなければならなくな
る。そのため、図4(C)の破線のゴースト光に対し
て、撮像面を溝の陰に隠せなくなり、ゴースト光を避け
ることができなくなる。また、第2、第3プリズムの入
射面と射出面にて形成される頂角に、面取りC5、C6
形成している。C6は、メカ的干渉を避けると同時に、
図4(C)中2点鎖線のゴーストを防止する機能を有す
るとともに、本実施例におけるゴースト光の最小角度
は、16.3°であり、テレセントリック性を有するF
1.5のレンズの最大光線角はθmax=12.0°であ
るから、ゴーストは避けられていることがわかる。
【0076】このように、Fnoが1.5という明るさ
のプリズムにもかかわらず、L=44.0
【0077】
【外26】 と従来のプリズムから10%の増加で実現することがで
きた。
【0078】数値実施例4〜5は、9.6×5.4の撮
像サイズ(例えば、ハイビジョンのような2/3”のア
スペクトレシオ16:9の時)のカメラ用のプリズムの
実施例であり、従来のプリズムの長さLは、32〜36
mmである。
【0079】数値実施例4 Fno:1.4、n=1.6、n′=1.56 θmax=12.8°、δ=38.7° θ1=25.8°、θ2=38.7°、θ3=19.3° l1=6.7、l2=6.7、l3=6.7、L=39.
0 プリズム入射面の射出光束を含む面内での最大光線高
は、11.8 プリズムの射出面と結像面との空気換算距離は、5
【0080】数値実施例4は数値実施例1と同様に、ガ
ラスの選び易いn=1.6のガラスでFno=1.4の明
るさを有するプリズムを実現した例であり、小型化が困
難な条件であるが、本数値実施例でも、従来プリズムに
くらべ10%程度の光路長の増加におさえられている。
θ1は、Fno=1.4、n=1.6の組み合わせにおい
て、第1プリズムの2つの全反射条件を満足する唯一の
数値である。θ2、θ3は、それぞれの全反射条件を満足
するほぼ下限の数値であり、
【0081】
【外27】 となる。
【0082】図5は、数値実施例1におけるプリズムの
断面図である。
【0083】
【外28】 である。l1が小さくなると、図5(A)中N9部におい
て射出面の有効部を確保することができない。l1が大
きくなると、第2プリズムの射出面の位置が対物レンズ
の光軸に近づき、l6部の全反射領域を確保できない。
【0084】
【外29】 である。l2が大きくなると、図中I5部の全反射領域を
確保できない。l2が小さくなると、図中N9部の光束有
効部が確保できない。
【0085】
【外30】 であるが、大きくなるとI6部の全反射領域を確保でき
ず、小さくなるとN10部の光束有効部が確保できない。
【0086】このとき、M7部、M8部の溝は、図中、M
7部、M8部のそれぞれで交差する2本の光線(2点鎖
線)の交点に溝の先端が位置するように配置している。
図5(B)、(C)は、(A)の展開図である。この溝
を配置することで、図5(B)、(C)の破線のゴース
ト光に対して、撮像面が溝の陰となる。また、第2、第
3プリズムの入射面と射出面にて形成される頂角に、面
取りC7、C8を形成している。C8は、メカ的干渉を避
けると同時に、図5(C)中2点鎖線のゴーストを防止
する機能を有するとともに、本実施例におけるゴースト
光の最小角度は、14.3°であり、テレセントリック
性を有するF1.4のレンズの最大光線角はθmax=1
2.8°であるから、ゴーストは避けられていることが
わかる。
【0087】このように、Fnoが1.4という明るさ
のプリズムにもかかわらず、L=39.0
【0088】
【外31】 と従来のプリズムから10%の増加で実現した。
【0089】数値実施例5 Fno:1.8、n=1.8、n′=1.56 θmax=8.8°、δ=33.7° θ1=24.8°、θ2=39.0°、θ3=18.0° l1=6.2、l2=5.2、l3=6.2、L=34.
0 プリズム入射面の射出光束を含む面内での最大光線高
は、7.1 プリズムの射出面と結像面との間の空気換算距離Aは、
【0090】数値実施例5は数値実施例2と同様に、屈
折率の高いガラスを使用することによって、コンパクト
な色分解光学系を実現した例である。
【0091】図6は、数値実施例2におけるプリズムの
断面図である。θ1、θ2、θ3、l1、l2、l3は、図6
(A)のI7部の全反射領域と、N11部、N12部の光束
有効部を確保しながら、図6(B)、(C)中、破線の
ゴーストをM9部、M10部の溝にて避けるように決め
た。
【0092】
【外32】 であるが、θ2、θ3が大きくなるとI8部の全反射領域
が確保できない。また、
【0093】
【外33】 であるが、l1が小さくなると、図中N11部において射
出面の有効部を確保することができない。l1が大きく
なると、第2プリズムの射出面が対物レンズの光軸に近
づき、図中I7部の全反射領域を確保できない。l2が大
きくなると、第2プリズムの射出面が対物レンズの光軸
に近づき、図中I7部の全反射領域を確保できない。l2
が小さくなると、図中N12部の光束有効部が確保できな
い。
【0094】
【外34】 であるが、大きくなるとI7部の全反射領域を確保でき
ず、小さくなるとN13部の光束有効部が確保できない。
【0095】M9部、M10部の溝は、図6(A)中、M9
部、M10部のそれぞれで、交差する2本の光線(2点鎖
線)よりそれぞれ距離1mm、0.5mm離れた点に溝
の先端が位置するように配置している。この溝を配置す
ることで、図6(B)、(C)の破線のゴースト光に対
して、撮像面が溝の陰となる。また、第2、第3プリズ
ムの入射面と射出面にて形成される頂角に、面取り
9、C10を形成している。C10は、メカ的干渉を避け
ると同時に、図6(C)中2点鎖線のゴーストを防止す
る機能を有するとともに、本実施例におけるゴースト光
の最小角度は、9.2°であり、テレセントリック性を
有するF1.4のレンズの最大光線角はθmax=8.8
°であるから、ゴーストは避けられていることがわか
る。
【0096】このように、Fnoが1.8とプリズムの
明るさを確保しているにもかかわらず、L=37.0
【0097】
【外35】 と従来のプリズムと同じ長さで実現することができた。
【0098】
【発明の効果】本発明におけるプリズムとすることで、
プリズムの長さを従来のレンズの互換性を保てる長さに
抑えつつ、F1.8より小さく明るい、4つの光束に色
分解する光学系を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色分解光学系を説明する要部断面図。
【図2】数値実施例1の色分解プリズムの断面図及び展
開図。
【図3】数値実施例2の色分解プリズムの断面図及び展
開図。
【図4】数値実施例3の色分解プリズムの断面図及び展
開図。
【図5】数値実施例4の色分解プリズムの断面図及び展
開図。
【図6】数値実施例5の色分解プリズムの断面図及び展
開図。
【図7】従来の色分解光学系を示す図。
【図8】各プリズムの全反射条件を説明するための図。
【図9】本発明に関するプリズムを通る光束断面図を示
す図。
【符号の説明】
1 第1(青色分解)プリズム 2 第2(赤色分解)プリズム 3 第3(1つめの緑色分解)プリズム 4 第4(2つめの緑色分解)プリズム 5 撮像素子 6 遮光溝 7 平行平板ガラス

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズからの光を色分解する色分解
    光学系において、光の進行方向へ順に所定の頂角を有
    し、所定の波長成分を取り出すための第1プリズム、第
    1の空気間隔、所定の頂角を有する第2プリズム、第2
    の空気間隔、所定の頂角を有する第3プリズム、第4プ
    リズムを有することを特徴とする色分解光学系。
  2. 【請求項2】 前記第1プリズムの前記第1の空気間隔
    と接する面には、波長選択性を有する光学薄膜が施され
    ていることを特徴とする請求項1の色分解光学系。
  3. 【請求項3】 前記第2のプリズムの前記第2の空気間
    隔と接する面には、波長選択性を有する光学薄膜が施さ
    れていることを特徴とする請求項1の色分解光学系。
  4. 【請求項4】 前記第3プリズムと前記第4プリズムは
    接合され、この接合面は半透過面であり、該半透過面に
    て反射された光は前記第2の空気間隔にて全反射される
    ことを特徴とする請求項1の色分解光学系。
  5. 【請求項5】 前記色分解プリズムの各光射出部には撮
    像素子が配置され、前記撮像素子の有効撮像範囲のう
    ち、各射出光束を含む面内での有効撮像寸法をhとした
    とき、以下の条件を満足する請求の範囲第1項記載の色
    分解分解光学系。 【外1】 ただし、l1、l2、l3:第1、第2、第3プリズムの
    それぞれの対物レンズの光軸上における長さ L:対物レンズの光軸上における光束分解プリズムの長
  6. 【請求項6】 請求項1の色分解光学系であって、以下
    の条件を満足することを特徴とする。 1.4≦Fno≦1.8 1.6≦n≦1.8 20.8°<θ1<29.2° 【外2】 ただし、 Fno:色分解光学系が通すことができる最小Fナンバー n:プリズムの屈折率 θ1、θ2、θ3:第1、第2、第3プリズムのそれぞれ
    の頂角 【外3】 である。
  7. 【請求項7】 前記第1プリズムの前記第2プリズムの
    頂角近傍に、有害光を遮光するための第1の溝、前記第
    3プリズムの前記第4プリズム接合部近傍に、有害光を
    遮光するための第2の溝を有することを特徴とする請求
    項1の色分解光学系。
  8. 【請求項8】 対物レンズからの光を色分解する色分解
    光学系を有するテレビカメラにおいて、光の進行方向へ
    順に所定の頂角を有し、所定の波長成分を取り出すため
    の第1プリズム、第1の空気間隔、所定の頂角を有する
    第2プリズム、第2の空気間隔、所定の頂角を有する第
    3プリズム、第4プリズムを有することを特徴とする色
    分解光学系を有するテレビカメラ。
  9. 【請求項9】 前記第1プリズムの前記第1の空気間隔
    と接する面には、波長選択性を有する光学薄膜が施され
    ていることを特徴とする請求項8の色分解光学系を有す
    るテレビカメラ。
  10. 【請求項10】 前記第2のプリズムの前記第2の空気
    間隔と接する面には波長選択性を有する光学薄膜が施さ
    れていることを特徴とする請求項8の色分解光学系を有
    するテレビカメラ。
  11. 【請求項11】 前記第3プリズムと前記第4プリズム
    は接合され、この接合面は半透過面であり、該半透過面
    にて反射された光は前記第2の空気間隔にて全反射され
    ることを特徴とする請求項8の色分解光学系を有するテ
    レビカメラ。
  12. 【請求項12】 前記色分解プリズムの各光射出部には
    撮像素子が配置され、前記撮像素子の有効撮像範囲のう
    ち、各射出光束を含む面内での有効撮像寸法をhとした
    とき、以下の条件を満足する請求の範囲第8項記載の色
    分解光学系を有するテレビカメラ。 【外4】 ただし、 l1、l2、l3:第1、第2、第3プリズムのそれぞれ
    の対物レンズの光軸上における長さ L:対物レンズの光軸上における光束分解プリズムの長
  13. 【請求項13】 請求項8の色分解光学系を有するテレ
    ビカメラであって、以下の条件を満足することを特徴と
    する。 1.4≦Fno≦1.8 1.6≦n≦1.8 20.8°<θ1<29.2° 【外5】 ただし、 Fno:色分解光学系が通すことができる最小Fナンバー n:プリズムの屈折率 θ1、θ2、θ3:第1、第2、第3プリズムのそれぞれ
    の頂角、 【外6】 である。
  14. 【請求項14】 前記第1プリズムの前記第2プリズム
    の頂角近傍に、有害光を遮光するための第1の溝、前記
    第3プリズムの前記第4プリズム接合部近傍に、有害光
    を遮光するための第2の溝を有することを特徴とする請
    求項8の色分解光学系を有するテレビカメラ。
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