JPH0728058Y2 - 自動車のカウル部車体構造 - Google Patents

自動車のカウル部車体構造

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JPH0728058Y2
JPH0728058Y2 JP7418888U JP7418888U JPH0728058Y2 JP H0728058 Y2 JPH0728058 Y2 JP H0728058Y2 JP 7418888 U JP7418888 U JP 7418888U JP 7418888 U JP7418888 U JP 7418888U JP H0728058 Y2 JPH0728058 Y2 JP H0728058Y2
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JP
Japan
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cowl
vehicle body
flange portion
dash panel
cowl front
Prior art date
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JP7418888U
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JPH01176583U (ja
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育久 奥田
佳三 伊藤
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車体前部に位置する自動車のカウル部車体構
造に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば実開昭57-197369号公報に示されるよう
に、エンジンルームと車室とを区画するダッシュパネル
の上端部を上方に延長して延長部(カウルフロント)を
形成するとともに、その上端にシールラバーを取付け、
このシールラバーをボンネットの後縁部下面に当接させ
ることにより、上記ボンネットの後縁部と、カウルフロ
ントの上端部との間をシールすることが行なわれてい
る。
また、上記ダッシュパネルの上端部に、別体に形成され
たカウルフロントの下端部を接合し、このカウルフロン
トの上端部にシールラバーを取付けるようにした構造も
採用されている。
[考案が解決しようとする課題] 近年、デザイン上の要求により、エンジンルームの上方
に設置されるボンネットの後縁部を、フロントガラスの
下端部に対応させて平面から見て湾曲した形状に形成す
ることが行なわれている。すなわち、ボンネット後縁部
の中央部分を前方側に凹入させることにより、ボンネッ
トの後縁部をフロントガラスの下端部に沿って湾曲させ
るようにしている。この場合、上記ボンネットの後縁部
と、その下方に設置されるカウルフロントの上端部との
間を適正にシールするためには、シールラバーが設置さ
れるカウルフロントの上端部をボンネットの後縁部に対
応させて湾曲させることにより、ボンネットの後縁部に
沿ってシールラバーを設置する必要がある。
一方、上記カウルフロントの下方に位置するダッシュパ
ネルは、平面から見て直線状に形成されているため、こ
のダッシュパネルの上方に設置されるカウルフロントの
下端部も直線状に形成する必要があり、この場合におい
てカウルフロントの上端部を上記のように湾曲させる
と、カウルフロントは上端部と下端部との間で形状が大
きく変化し、成形が困難になるという問題がある。
また、ダッシュパネルの上端部に別体のカウルフロント
の下端部を接合するように構成されたものにおいて、カ
ウルフロントの上端部をボンネットの後縁部に沿って湾
曲させた場合、その中央部分が車体の前方側に大きく突
出してカウルフロントの壁面が側面から見て傾斜状態と
なる。このため、例えば車体の前方側からカウルフロン
トの下端部をスポット溶接等の手段によってダッシュパ
ネルの上端部に接合する際に、溶接用の電極を設置する
ための充分なスペースを確保することができず、溶接作
業が困難になるという問題があった。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、ダッシュパネルの上方に設置されるカウルフロン
トの壁面を側面から見て大きく傾斜させることなく、カ
ウルフロントの上端部をボンネットの後縁部に沿って湾
曲させることができ、ボンネットの後縁部とカウルフロ
ントの上端部との間を確実にシールすることができると
ともに、カウルフロントの下端部をダッシュパネルの上
端部に対応させて設置し、これを容易かつ適正状態で接
合することができる自動車のカウル部車体構造を提供す
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、エンジンルームと車室とを区画するダッシュ
パネルと、このダッシュパネルの上方に設置されて車幅
方向に伸びるカウルフロントとを備え、このカウルフロ
ントの上端部を、中央部分が平面から見て車体の前方側
に凹入するように湾曲したボンネットの後縁部に対応さ
せて湾曲させるとともに、カウルフロントの下端部に、
車体の後方側に突出する中央フランジ部と、車体の前方
側に突出する左右一対の側方フランジ部とを設けたもの
である。
[作用] 上記の構成によれば、カウルフロントの中央部分を平面
から見て車体の前方側に突出させることにより、カウル
フロントの上端部をボンネットの後縁部に沿って湾曲さ
せることができ、かつカウルフロントの下端部に、車体
の後方側に突出する中央フランジ部と、車体の前方側に
突出する左右一対の側方フランジ部とを形成することに
より、カウルフロントの壁面を側面から見て傾斜させる
ことなく、直線状に設置されたダッシュパネルの上端部
に上記各フランジ部を対応させて配設することができ
る。
[実施例] 第1図は、本考案に係る自動車のカウル部車体構造の実
施例を示している。このカウル部車体構造は、車幅方向
に設置されてエンジンルームと車室とを区画するダッシ
ュパネル1と、このダッシュパネル1の上方に設置され
て車幅方向に伸びるカウルボックス2と、上記ダッシュ
パネル1およびカウルボックス2の左右両側辺部に設置
されて車体の前方側に伸びるフレーム部材3とを備えて
いる。そして、エンジンルームの上方には、第2図に示
すように、前開き式のボンネット4が設置されている。
上記カウルボックス2は、第3図および第4図に示すよ
うに、フロントガラス5の下端部を支持するカウルアッ
パパネル6と、このカウルアッパパネル6の後端部から
ダッシュパネル1の上端部にかけて設置されたダッシュ
アッパパネル7と、上記ダッシュパネル1の上端部に設
置されたカウルフロント8と、カウルアッパパネル6の
下方に設置されたカウルメンバ9とを備えている。そし
て、上記カウルアッパパネル6とカウルメンバ9とによ
って車幅方向に伸びる閉断面10が形成され、かつ上記カ
ウルアッパパネル6とカウルフロント8との間には側端
部を除いて所定の間隙11が形成されている。
上記カウルフロント8の上端部には、シールラバー12が
取付けられるフランジ部13が形成されている。上記上端
フランジ部13は、第5図に示すように、平面から見て中
央部分が車体の前方側に凹入したボンネット4の後縁部
4aに対応して湾曲し、中央部分が車体の前方側に突出し
て形成されている。また、上記カウルフロント8の下端
部には、第6図に示すように、車体の後方側に突出する
中央フランジ部14と、車体の前方側に突出する左右一対
の側方フランジ部15とが形成され、この中央フランジ部
14および側方フランジ部15がダッシュアッパパネル7の
前端部とともにダッシュパネル1の上端フランジ部16
に、スポット溶接等の手段で接合されている。そして、
上記中央フランジ部14と側方フランジ部15との切換え部
はシール材によりシールされている。なお、上記一対の
側方フランジ部15のうち一方のフランジ部は、図示を省
略している。
このようにフランジ部13が形成されたカウルフロント8
の上端部をボンネット4の後縁部4aに対応させて湾曲さ
せたため、上記フランジ部13に取付けられたシールラバ
ー12を、ボンネット4の後縁部裏面に設けられたレイン
フォースメント17に正確に対応させて設置することがで
きる。したがって、ボンネット4の閉止時に上記シール
ラバー12をレインフォースメント17の下面に当接させる
ことによってボンネット4の後縁部とカウルフロント8
の上端フランジ部13との間を確実にシールし、エンジン
ルーム内に雨水が浸入するのを防止することができる。
しかも、上記カウルフロント8の下端部に設けられた中
央フランジ部14を車体の後方側に突出させるとともに、
その左右両側に設けられた側方フランジ部15を車体の前
方側に突出させるようにしたため、上記中央フランジ部
14および側方フランジ部15を容易かつ適正状態でダッシ
ュパネル1の上端フランジ部16に接合することができ
る。すなわち、カウルフロント8の下端部に、一方向に
突出する下端フランジ部を設け、この下端フランジ部を
上端フランジ13と同様に湾曲させた場合には、カウルフ
ロントの下端フランジ部がダッシュパネル1の上端フラ
ンジ部16からはみ出し、あるいはカウルフロント8の下
端フランジ部をダッシュパネル1の上端フランジ部16に
対応させて直線状に形成した状態で、カウルフロント8
の上端フランジ部13を湾曲させた場合には、第3図の2
点鎖線で示すように、カウルフロント8の壁面が側面か
ら見て大きく傾斜することになる。
ところが、上記のように中央フランジ部14と側方フラン
ジ部15とを互いに逆方向に突出させるように構成した場
合には、上端フランジ部13に対応させてカウルフロント
8の壁面中央部8aを車体の前方側に突出させたとして
も、上記中央フランジ部14および側方フランジ部15をそ
れぞれダッシュパネル1の上端フランジ部16上に重ね合
わせることができるため、第3図の実線で示すように、
カウルフロント8の壁面を側面から見て大きく傾斜させ
ることなく、上記フランジ部14および側方フランジ部15
をダッシュパネル1の上端フランジ部16に接合すること
ができる。
したがって、カウルフロント8の壁面を側面から見て大
きく傾斜させた場合のように、カウルフロント8の形成
が困難となったり、下端フランジ部を接合する際に溶接
用電極を設置するためのスペースが不足したりする等の
問題を生じることなく、カウルフロント8の上端フラン
ジ部13をボンネット4の後縁部4aに対応させて湾曲さ
せ、ボンネット4の後縁部4aとカウルフロント8の上端
フランジ部13との間をシールラバー12によって確実にシ
ールすることができるとともに、上記中央フランジ部14
および側方フランジ部15をダッシュパネル1の上端フラ
ンジ部13に対応させて設置して適正状態で接合すること
ができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、ダッシュパネルの上端部
に設置されるカウルフロントの上端部を、中央部分が平
面から見て車体の前方側に突出するように湾曲したボン
ネットの後縁部に対応させて湾曲させるとともに、カウ
ルフロントの下端部に、車体の後方側に突出する中央フ
ランジ部と、車体の前方側に突出する左右一対の側方フ
ランジ部とを設け、この中央フランジ部および側方フラ
ンジ部を介してカウルフロントをダッシュパネルの上端
部に接合するように構成したため、上記カウルフロント
の壁面を側面から見て大きく傾斜させることなく、カウ
ルフロントの上端部をボンネットの後縁部に沿わせてシ
ールラバーによるシール性を効果的に発揮することがで
きるとともに、上記中央フランジ部および側方フランジ
部をダッシュパネルの上端部に対応させて設置し、これ
を容易かつ適正状態で接合することができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る自動車のカウル部車体構
造の要部を示す斜視図、第2図は上記カウル部車体構造
を備えた自動車の斜視図、第3図は第1図のIII-III線
断面図、第4図は第1図のIV-IV線断面図、第5図はカ
ウルフロントの平面図、第6図は第3図のVI-VI線断面
図である。 1……ダッシュパネル、4……ボンネット、4a……後縁
部、8……カウルフロント、14……中央フランジ部、15
……側方フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルームと車室とを区画するダッシ
    ュパネルと、このダッシュパネルの上方に設置されて車
    幅方向に伸びるカウルフロントとを備え、このカウルフ
    ロントの上端部を、中央部分が平面から見て車体の前方
    側に凹入するように湾曲したボンネットの後縁部に対応
    させて湾曲させるとともに、カウルフロントの下端部
    に、車体の後方側に突出する中央フランジ部と、車体の
    前方側に突出する左右一対の側方フランジ部とを設けた
    ことを特徴とする自動車のカウル部車体構造。
JP7418888U 1988-06-02 1988-06-02 自動車のカウル部車体構造 Expired - Lifetime JPH0728058Y2 (ja)

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JPH01176583U JPH01176583U (ja) 1989-12-15
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