JPH07280380A - 冷水供給システム - Google Patents

冷水供給システム

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JPH07280380A
JPH07280380A JP6087845A JP8784594A JPH07280380A JP H07280380 A JPH07280380 A JP H07280380A JP 6087845 A JP6087845 A JP 6087845A JP 8784594 A JP8784594 A JP 8784594A JP H07280380 A JPH07280380 A JP H07280380A
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JP
Japan
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refrigerator
chilled water
header
flow rate
cold water
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JP6087845A
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English (en)
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Kosuke Nakatani
浩介 中谷
Koji Okuda
浩二 奥田
Hiroshi Fujimoto
洋 藤本
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優先的に作動させる冷凍機Aの利用効率を高
めながら、省エネルギー化を達成する。 【構成】 エンジン排熱を利用して優先的に作動させる
温水吸収式冷凍機5(冷凍機A)と、別のガス吸収式冷
凍機6(冷凍機B)とを、互いに並列にサプライヘッダ
10とリターンヘッダ11とにそれぞれ冷水ポンプ8
a,8bを介して接続するとともに、サプライヘッダ1
0とリターンヘッダ11とをバイパス配管12を介して
接続し、両冷凍機5,6を、その出口側での冷水温度が
一定に維持されるように運転するように構成し、ガス吸
収式冷凍機6に冷水を供給する冷水ポンプ8bにインバ
ータ17を設け、バイパス配管12内を流れる冷水流量
が零になるようにインバータ17を制御し、温水吸収式
冷凍機5にかける負荷を充分に増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、コジェネレー
ションシステムにおける排熱を駆動源とする温水吸収式
冷凍機などのような排熱作動型冷凍機と、ガスを燃料と
する追い焚き用のガス吸収式冷凍機などのような非排熱
作動型冷凍機とか、同一タイプの冷凍機でも成績係数の
高い方の冷凍機と低い方の冷凍機とか、更には、全く同
一の冷凍機でも、一方を優先的に作動するように設定す
るといったように、優先的に稼動させたい冷凍機Aと、
それとは別の冷凍機Bとを設け、両冷凍機を、互いに並
列にサプライヘッダとリターンヘッダとにそれぞれ冷水
ポンプを介して接続するとともに、サプライヘッダとリ
ターンヘッダとをバイパス配管を介して接続し、冷凍機
Bの稼動量を制御することにより冷凍機Aを優先的に稼
動するように構成した冷水供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような冷水供給システムでは、例
えば、コジェネレーションシステムの場合で説明すれ
ば、排熱を駆動源とする温水吸収式冷凍機と、ガスを燃
料とする追い焚き用のガス吸収式冷凍機とを設置し、排
熱量が不足しても負荷の増大に対応できるようにしてい
る。
【0003】そして、図3の第1従来例の概略構成図に
示すように、温水吸収式冷凍機01とガス吸収式冷凍機
02から冷房装置(図示せず)などに供給する冷水、な
らびに、冷房装置などから戻される還り冷水それぞれを
混合するために、温水吸収式冷凍機01とガス吸収式冷
凍機02とを、供給配管03a,03b、および、ポン
プ04a,04bを介装した戻り配管05a,05bそ
れぞれを介して、互いに並列にサプライヘッダ06とリ
ターンヘッダ07とに接続している。
【0004】また、両吸収式冷凍機01,02からサプ
ライヘッダ06に供給する一次側冷水量と、冷房装置側
などで必要とする二次側冷水量との流量差を吸収できる
ように、サプライヘッダ06とリターンヘッダ07とを
バイパス配管08を介して接続している。
【0005】また、一般に、図4の第2従来例の概略構
成図に示すように、供給配管03a,03bそれぞれの
温水吸収式冷凍機01およびガス吸収式冷凍機02それ
ぞれからの出口側箇所に、そこを流れる冷水の温度を測
定する温度センサ09a,09bを設け、その温度セン
サ09a,09bによる測定温度が設定温度(例えば、
7℃など)に維持されるように、温水吸収式冷凍機01
およびガス吸収式冷凍機02それぞれの作動を制御して
いる。
【0006】ところが、このような出口温度を設定温度
に維持する制御を行った場合、各吸収式冷凍機01,0
2での負荷分担が、各吸収式冷凍機01,02それぞれ
の容量比に案分され、温水吸収式冷凍機01側に大きな
負荷をかけて排熱の利用効率を向上することはできな
い。このことは、例えば、文献(コジェネレーションに
おける排熱冷凍機の負荷優先分担制御:片山、伊東:空
気調和・衛生工学会論文集)に記載されている。
【0007】例えば、温水吸収式冷凍機01の容量を 1
00RT(冷凍トン:3024kcal/hour)、ガス吸収式冷凍機
02の容量を 200RTとし、その条件下で冷水供給先の
負荷が 150RTである場合、その容量比に基づき、温水
吸収式冷凍機01が50RT、ガス吸収式冷凍機02が 1
00RTの負荷を分担することになり、温水吸収式冷凍機
01では能力の半分しか負担せず、排熱が余っていても
充分利用できないことになる。
【0008】また、文献では、温水吸収式冷凍機01側
に大きな負荷をかけるために、図5の第3従来例の概略
構成図に示すように、ガス吸収式冷凍機02において、
戻り配管05bのガス吸収式冷凍機02への入口側の箇
所に、そこを流れる還り冷水の温度を測定する温度セン
サ010を設け、その温度センサ010による測定温度
が、定格時温度(例えば、12℃など)に維持されるよう
に、ガス吸収式冷凍機02の作動を制御するものが開示
されている。この構成によれば、冷水供給先での負荷が
小さくて還り冷水の温度が定格時温度よりも低い場合に
は、ガス吸収式冷凍機02の作動制御を行わずに、温水
吸収式冷凍機01側の作動制御を行うことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来例では、単に温水吸収式冷凍機01側にかける負荷を
増大するだけであるために、ガス吸収式冷凍機02から
サプライヘッダ06に供給される冷水の温度が変化し、
サプライヘッダ06を介して冷房装置などの冷水供給先
に供給する冷水の温度が変動する欠点があった。
【0010】例えば、温水吸収式冷凍機01が 100R
T、ガス吸収式冷凍機02が 200RTの容量を持つとと
もに定格出入口温度が7℃/12℃のシステムを考えた場
合、その条件下で冷水供給先の負荷が 150RT、二次側
流量が66%、負荷からリターンヘッダ07に還る冷水の
温度が 13.25℃であるようなとき、ガス吸収式冷凍機0
2からの冷水の出口温度が 10.75℃で、サプライヘッダ
06を介して冷水供給先に供給する冷水の温度が 9.5℃
になってしまう。このように冷水供給先に供給する冷水
の温度が高くなると、冷房装置側などで部分的にでも大
きな負荷がかかったときに、その負荷変動に迅速に対応
できなくなる欠点があった。このことは、前述したバイ
パス配管方式にしても同じである。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の冷水供給システ
ムは、冷水供給先に供給する冷水の温度保証が必要な冷
水供給システムにおいて、優先的に作動させたい冷凍機
Aの利用効率を高めて、省エネルギー化を達成できるよ
うにすることを目的とし、また、請求項2に係る発明の
冷水供給システムは、冷水供給先に供給する冷水の温度
保証が必要でない冷水供給システムにおいて、優先的に
作動させたい冷凍機Aの利用効率を高めて、省エネルギ
ー化を達成できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の冷
水供給システムは、上述のような目的を達成するため
に、冷凍機Aと、それとは別の冷凍機Bとを、互いに並
列にサプライヘッダとリターンヘッダとにそれぞれ冷水
ポンプを介して接続するとともに、サプライヘッダとリ
ターンヘッダとをバイパス配管を介して接続し、冷凍機
Aおよび冷凍機Bそれぞれを、その出口側での冷水温度
が一定に維持されるように運転するように構成した冷水
供給システムにおいて、リターンヘッダから冷凍機Bに
冷水を供給する冷水ポンプに回転数制御用のインバータ
を設け、バイパス配管に、サプライヘッダからリターン
ヘッダ側に流れる冷水の流量を検出する流量検出手段を
設けるとともに、回転数制御される冷水ポンプが運転可
能な範囲で流量検出手段で検出される流量を零に近づけ
るようにインバータを制御する制御手段を設けて冷凍機
Bより冷凍機Aを優先的に稼動するように構成する。
【0013】また、請求項2に係る発明の冷水供給シス
テムは、上述のような目的を達成するために、冷凍機A
と、それとは別の冷凍機Bとを、互いに並列にサプライ
ヘッダとリターンヘッダとにそれぞれ冷水ポンプを介し
て接続するとともに、サプライヘッダとリターンヘッダ
とをバイパス配管を介して接続し、冷凍機Aを、その出
口側での冷水温度が一定に維持されるように運転するよ
うに構成するとともに、冷凍機Bを、その入口側での冷
水温度が一定に維持されるように運転するように構成し
た冷水供給システムにおいて、リターンヘッダから冷凍
機Bに冷水を供給する冷水ポンプに回転数制御用のイン
バータを設け、バイパス配管に、サプライヘッダからリ
ターンヘッダ側に流れる冷水の流量を検出する流量検出
手段を設けるとともに、回転数制御される冷水ポンプが
運転可能な範囲で流量検出手段で検出される流量を零に
近づけるようにインバータを制御する制御手段を設けて
冷凍機Bより冷凍機Aを優先的に稼動するように構成す
る。
【0014】請求項1および請求項2で、”冷水ポンプ
が運転可能な範囲で”とは、回転数制御される冷水ポン
プがサージング等を起こさない流量での運転、冷凍機B
に最低必要負荷がある場合はそれに対応する流量以上で
の運転、制御系に他の制限があるときはその制限値以上
での運転を意味する。”零に近づける”とは、バイパス
流量を実質的に零に近づけること、好ましくは零にする
ことを意味する。
【0015】前記冷凍機Aとしては、排熱を利用して作
動する温水吸収式冷凍機などの排熱作動型冷凍機があ
り、一方、冷凍機Bとしては、排熱を利用せずに作動す
るガス吸収式冷凍機などの非排熱作動型冷凍機がある
(請求項3)。
【0016】
【作用】請求項1に係る発明の冷水供給システムの構成
によれば、例えば、水温管理の必要な水族館の水槽に冷
水を供給するシステムとか、動物園や植物園などのよう
に、室温管理のために厳しい空調温度の管理が要求され
るシステムといったように、冷凍機Aおよび冷凍機Bそ
れぞれでの出口温度を一定に維持するようにして、供給
する冷水の温度を保証する冷水供給システムにおいて、
冷凍機Bに還り冷水を供給する冷水ポンプにインバータ
を設け、そのインバータに対する周波数制御によって、
バイパス配管を流れる冷水流量が零になるように制御す
ることにより、冷凍機Bへの冷水の供給量を制御して、
リターンヘッダからの高温の還り冷水を極力冷凍機Aに
流し、冷凍機Aにかける負荷を充分に増大することがで
きる。
【0017】また、請求項2に係る発明の冷水供給シス
テムの構成によれば、冷凍機Aでは、その出口温度を一
定に維持するように制御し、一方、冷凍機Bでは、その
入口温度を一定に維持するように制御して、供給する冷
水の温度を保証する必要がないような冷水供給システム
において、冷凍機Bに還り冷水を供給する冷水ポンプに
インバータを設け、そのインバータに対する周波数制御
によって、バイパス配管を流れる冷水流量が零になるよ
うに制御することにより、冷凍機Bへの冷水の供給量を
制御して、リターンヘッダからの高温の還り冷水を極力
冷凍機Aに流し、冷凍機Aの負荷を高めることができ
る。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0019】図1は、本発明に係る冷水供給システムの
第1実施例を示す概略構成図であり、ガスエンジン1
に、伝動クラッチ2を介して発電装置3が連動連結され
ている。ガスエンジン1のエンジン冷却部に配管4,4
を介して冷凍機Aとしての温水吸収式冷凍機5が接続さ
れている。
【0020】前記温水吸収式冷凍機5と、冷凍機Bとし
ての燃料ガスを駆動源とするガス吸収式冷凍機6とが、
互いに並列に供給側配管7a,7bと、ポンプ8a,8
bを介装した戻り配管9a,9bとを介してサプライヘ
ッダ10とリターンヘッダ11とに接続されるととも
に、サプライヘッダ10とリターンヘッダ11とが一次
側と二次側との冷水流量差を吸収するバイパス配管12
を介して接続されている。
【0021】サプライヘッダ10に冷水供給用の送り配
管13が接続され、一方、リターンヘッダ11に熱交換
後の高温となった冷水を戻す還り配管14が接続され、
エンジン排熱を利用して冷水を得るとともに、負荷が増
大したときには、その負荷増大にガス吸収式冷凍機6に
よる追い焚きによって対応するように構成されている。
【0022】温水吸収式冷凍機5の供給側配管7aに、
そこを流れる冷水の温度を測定する第1の冷水温度セン
サ15が付設され、この第1の冷水温度センサ15と温
水吸収式冷凍機5のコントローラ(図示せず)が接続さ
れ、第1の冷水温度センサ15で測定される温度が設定
温度(例えば、7℃)に維持されるように温水吸収式冷
凍機5を作動するように構成されている。
【0023】また、ガス吸収式冷凍機6の供給側配管7
bに、そこを流れる冷水の温度を測定する第2の冷水温
度センサ16が付設され、この第2の冷水温度センサ1
6とガス吸収式冷凍機6のコントローラ(図示せず)が
接続され、第2の冷水温度センサ16で測定される温度
が設定温度(例えば、7℃)に維持されるようにガス吸
収式冷凍機6を作動するように構成されている。
【0024】前記ガス吸収式冷凍機6に冷水を供給する
冷水ポンプ8bには、ポンプ回転数を周波数制御により
制御して冷水供給量を調整するインバータ17が設けら
れている。バイパス配管12に、そこを流れる冷水の流
量を検出する流量センサ18が設けられ、この流量セン
サ18に制御手段としてのコントローラ19が接続され
るとともにコントローラ19にインバータ17が接続さ
れている。
【0025】コントローラ19において、流量センサ1
8で検出する流量に基づき、それを零に近づけるよう
に、好ましくは零になるようにインバータ17に制御信
号を出力し、周波数制御によって冷水ポンプ8bの回転
数を落としていくようになっている。
【0026】上記構成により、温水吸収式冷凍機5にか
かる負荷を増大でき、例えば、温水吸収式冷凍機5が 1
00RT、ガス吸収式冷凍機6が 200RTの容量を持つと
ともに定格出入口温度が7℃/12℃のシステムを考えた
場合、その条件下で冷水供給先の負荷が 150RT、二次
側流量が66%、負荷からリターンヘッダ11に還る冷水
の温度が 10.75℃であるようなとき、温水吸収式冷凍機
5が分担する負荷は75RT、ガス吸収式冷凍機6が分担
する負荷も75RTとなり、容量比によって負荷が案分さ
れていた第2従来例の場合に、温水吸収式冷凍機5が分
担する負荷は50RTであったのに対して、温水吸収式冷
凍機5にかける負荷を大幅に増大できるようになる。
【0027】図2は、本発明に係る冷水供給システムの
第2実施例を示す概略構成図であり、第1実施例と異な
るのは次の通りである。
【0028】すなわち、冷凍機Bとしてのガス吸収式冷
凍機6において、その入口側での冷水の温度を測定する
ように、戻り配管9bに第3の冷水温度センサ20が付
設され、この第3の冷水温度センサ20とガス吸収式冷
凍機6のコントローラ(図示せず)が接続され、第3の
冷水温度センサ20で測定される温度が設定温度(例え
ば、12℃)に維持されるようにガス吸収式冷凍機6を作
動するように構成されている。この第2実施例の場合、
送り配管13には冷房装置(図示せず)が接続され、そ
のサプライヘッダ10から供給される冷水の温度保証の
必要が無く、その冷水の温度に変動を生じるが、冷房装
置側において、冷水供給量を制御することにより、所定
の冷房温度が得られるように構成される。他の構成は第
1実施例と同じであり、同一図番を付すことにより、そ
の説明は省略する。
【0029】この第2実施例の構成によれば、冷凍機A
としての温水吸収式冷凍機5に負荷を 100%かけること
ができ、例えば、温水吸収式冷凍機5が 100RT、ガス
吸収式冷凍機6が 200RTの容量を持つとともに定格出
入口温度が7℃/12℃のシステムを考えた場合、その条
件下で冷水供給先の負荷が 150RT、二次側流量が66
%、負荷からリターンヘッダ11に還る冷水の温度が12
℃であるようなとき、温水吸収式冷凍機5が分担する負
荷は 100RT、ガス吸収式冷凍機6が分担する負荷は50
RTとなり、そして、ガス吸収式冷凍機6からサプライ
ヘッダ10に供給される冷水の温度は 9.5℃で、サプラ
イヘッダ10から供給される冷水の温度は8.25℃とな
り、第3従来例の場合に比べて、温水吸収式冷凍機5に
負荷を 100%かけながら、その供給冷水の温度を低くで
きる。この結果、ガス吸収式冷凍機6に流す冷水量が従
来に比べて半減するために冷水ポンプ8bの回転数をも
半減でき、冷水ポンプ8bの駆動動力を1/8にでき
る。
【0030】上記実施例では、バイパス配管12内を流
れる冷水流量を検出するのに、流量センサ18を用いて
いるが、例えば、圧力センサを付設して圧力を検出する
ようにしてもよく、それらをして流量検出手段と総称す
る。
【0031】上記実施例では、排熱を利用して作動する
温水吸収式冷凍機5と、排熱を利用せずに燃料ガスを駆
動源として作動するガス吸収式冷凍機6の二台の冷凍機
を用いている場合で説明したが、本発明としては、他の
冷凍機を併用する場合にも適用でき、また、蒸気圧縮式
冷凍機を用いる場合にも適用でき、更に、同一タイプの
冷凍機でも成績係数の高い方の冷凍機と低い方の冷凍機
とか、あるいは、全く同一の冷凍機でも、一方を優先的
に作動するように設定するといったように、優先的に作
動させる冷凍機Aと、それとは別の冷凍機Bとを設ける
場合であれば、その設置台数のいかんにかかわらず、い
ずれの場合にも適用できる。したがって、冷凍機A,B
は必ずしもそれぞれ1台を意味するものでは無い。
【0032】また、上記実施例では、ガスエンジン1か
らの排熱を利用して温水吸収式冷凍機5を作動するよう
にしているが、例えば、ディーゼルエンジンや蒸気ター
ビンやガスタービンや燃料電池などからの排熱を利用す
る場合にも適用できる。
【0033】本発明の冷水供給システムは、サプライヘ
ッダ10から水族館の水槽、植物園や動物園の空調用冷
房機器に冷水を供給する場合や、各種の空調用冷房機
器、倉庫における冷蔵庫や冷凍庫、更には、それらを併
用したものなど、各種の冷房装置に冷水を供給する場合
に適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明の冷水供給システムによれば、冷凍機Aお
よび冷凍機Bそれぞれでの出口温度を一定に維持するよ
うにして、供給する冷水の温度を保証する冷水供給シス
テムにおいて、冷凍機Bに還り冷水を供給する冷水ポン
プに設けたインバータを、バイパス配管を流れる冷水流
量を零に近づけるように制御するから、リターンヘッダ
からの高温の還り冷水を極力冷凍機Aに流して、冷凍機
Aにかかる負荷を大幅に増大でき、冷凍機Aの利用効率
を高めることができる。しかも、インバータの周波数制
御により冷水ポンプの回転数を制御して冷凍機Bに対す
る冷水供給を制御するから、その冷水ポンプの駆動動力
を大幅に低減でき、省エネルギー化を達成できる。
【0035】また、請求項2に係る発明の冷水供給シス
テムによれば、冷凍機Aでは、その出口温度を一定に維
持するように制御し、一方、冷凍機Bでは、その入口温
度を一定に維持するように制御して、供給する冷水の温
度を保証する必要がないような冷水供給システムにおい
て、冷凍機Bに還り冷水を供給する冷水ポンプに設けた
インバータを、バイパス配管を流れる冷水流量を零に近
づけるように制御するから、リターンヘッダからの高温
の還り冷水を極力冷凍機Aに流して冷凍機Aに負荷を 1
00%かけることができ、冷凍機Aの利用効率を高めるこ
とができる。しかも、インバータの周波数制御により冷
水ポンプの回転数を制御して冷凍機Bに対する冷水供給
を制御するから、その冷水ポンプの駆動動力を大幅に低
減でき、省エネルギー化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷水供給システムの第1実施例を
示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る冷水供給システムの第2実施例を
示す概略構成図である。
【図3】第1従来例の概略構成図である。
【図4】第2従来例の概略構成図である。
【図5】第3従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
5…温水吸収式冷凍機 6…ガス吸収式冷凍機 8a,8b…冷水ポンプ 10…サプライヘッダ 11…リターンヘッダ 12…バイパス配管 15…第1の冷水温度センサ 16…第2の冷水温度センサ 17…インバータ 18…流量検出手段としての流量センサ 19…制御手段としてのコントローラ 20…第3の冷水温度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機Aと、それとは別の冷凍機Bと
    を、互いに並列にサプライヘッダとリターンヘッダとに
    それぞれ冷水ポンプを介して接続するとともに、前記サ
    プライヘッダと前記リターンヘッダとをバイパス配管を
    介して接続し、前記冷凍機Aおよび冷凍機Bそれぞれ
    を、その出口側での冷水温度が一定に維持されるように
    運転するように構成した冷水供給システムにおいて、 前記リターンヘッダから前記冷凍機Bに冷水を供給する
    冷水ポンプに回転数制御用のインバータを設け、前記バ
    イパス配管に、前記サプライヘッダから前記リターンヘ
    ッダ側に流れる冷水の流量を検出する流量検出手段を設
    けるとともに、回転数制御される前記冷水ポンプが運転
    可能な範囲で前記流量検出手段で検出される流量を零に
    近づけるように前記インバータを制御する制御手段を設
    けて前記冷凍機Bより前記冷凍機Aを優先的に稼動する
    ことを特徴とする冷水供給システム。
  2. 【請求項2】 冷凍機Aと、それとは別の冷凍機Bと
    を、互いに並列にサプライヘッダとリターンヘッダとに
    それぞれ冷水ポンプを介して接続するとともに、前記サ
    プライヘッダと前記リターンヘッダとをバイパス配管を
    介して接続し、前記冷凍機Aを、その出口側での冷水温
    度が一定に維持されるように運転するように構成すると
    ともに、前記冷凍機Bを、その入口側での冷水温度が一
    定に維持されるように運転するように構成した冷水供給
    システムにおいて、 前記リターンヘッダから前記冷凍機Bに冷水を供給する
    冷水ポンプに回転数制御用のインバータを設け、前記バ
    イパス配管に、前記サプライヘッダから前記リターンヘ
    ッダ側に流れる冷水の流量を検出する流量検出手段を設
    けるとともに、回転数制御される前記冷水ポンプが運転
    可能な範囲で前記流量検出手段で検出される流量を零に
    近づけるように前記インバータを制御する制御手段を設
    けて前記冷凍機Bより前記冷凍機Aを優先的に稼動する
    ことを特徴とする冷水供給システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の冷凍機Aが排熱を利用して作動する排熱作動型冷凍
    機であり、冷凍機Bが排熱を利用せずに作動する非排熱
    作動型冷凍機である冷水供給システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152950A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍システム、船舶及び冷凍システムの運転方法
CN115077199A (zh) * 2022-06-28 2022-09-20 中石化节能技术服务有限公司 一种低温热和冷冻水的利用方法及系统

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