JPH0727937U - 跳上げ式車両用シート - Google Patents
跳上げ式車両用シートInfo
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- JPH0727937U JPH0727937U JP6222893U JP6222893U JPH0727937U JP H0727937 U JPH0727937 U JP H0727937U JP 6222893 U JP6222893 U JP 6222893U JP 6222893 U JP6222893 U JP 6222893U JP H0727937 U JPH0727937 U JP H0727937U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートバック背面後方のスペースを有効に利
用する。このスペースに簡易迅速に荷物を収納する。シ
ートクッションの前方を後方に跳上げ回動させる場合に
も荷物が邪魔にならず、作業能率を向上させる。 【構成】 シートバック3の背面側に第1のリンク4を
枢支し、第1のリンク4をシートバック3背面側の後方
の車体8側に枢支する。シートバック3の下端に第2の
リンク15の一端を枢支し、第2のリンク15の他端を
クッションヒンジ5に枢支する。第2のリンク15の一
端と前記クッションヒンジ5の間にロック機構20を設
ける。ロック機構20を解除し、シートクッション2を
クッションヒンジ5のヒンジピン5aを中心に上方に跳
上げた場合に、シートバック3が第1及び第2のリンク
4及び15により上方に移動する。
用する。このスペースに簡易迅速に荷物を収納する。シ
ートクッションの前方を後方に跳上げ回動させる場合に
も荷物が邪魔にならず、作業能率を向上させる。 【構成】 シートバック3の背面側に第1のリンク4を
枢支し、第1のリンク4をシートバック3背面側の後方
の車体8側に枢支する。シートバック3の下端に第2の
リンク15の一端を枢支し、第2のリンク15の他端を
クッションヒンジ5に枢支する。第2のリンク15の一
端と前記クッションヒンジ5の間にロック機構20を設
ける。ロック機構20を解除し、シートクッション2を
クッションヒンジ5のヒンジピン5aを中心に上方に跳
上げた場合に、シートバック3が第1及び第2のリンク
4及び15により上方に移動する。
Description
【0001】
本考案は、跳上げ式車両用シートに関し、更に詳細に説明すると、車体側に設 けられた固定ブラケットにヒンジピンによりクッションヒンジが枢支され、該ク ッションヒンジにシートクッションの後端側が固着され、シートクッションの前 方がクッションヒンジのヒンジピンを中心に上方に跳上げ回動可能になされ、シ ートバックの背面側に第1のリンクが枢支され、該第1のリンクがシートバック 背面側の後方の車体側に枢支された跳上げ式車両用シートに関する。
【0002】
一般に、キャブオーバータイプの車両等のシート1においては、例えば図9に 示す如く、シートクッション2の後端側に固着されたクッションヒンジ5が車体 8側に設けられた固定ブラケット6にヒンジピン5aにより枢支され、シートク ッション2の前方がクッションヒンジ5のヒンジピン5aを中心に上方に跳上げ 回動可能に構成され、シートクッション2の下方にあるエンジン等が点検可能に なされている。
【0003】 また、シートバック3の下端が前記クッションヒンジ5に枢支され、シートバ ック3の上部がシートバック3の背面後方の車体8側に設けられたブラケット7 に第1のリンク4を介して取付けられており、シートクッション2が上方に回動 された場合にシートバック3が多少後方に移動可能になされているものの、シー トバック3が前方に回動可能な構成にはなっていなかった。 このため、シートバック3の背面側の後方のスペース9に荷物を収納するため には該スペースの上或いは横から荷物を入れている。
【0004】
然し乍ら、上述したような従来構成では、シートバック3の背面側の後方のス ペース9に荷物を収納する場合には、シートバック3の上方から荷物を入れなけ ればならず、作業が煩雑であり、また横から荷物を出し入れする場合には一旦車 両のドアを開けなければならず、簡易迅速に荷物を出し入れすることができない ものであった。
【0005】 このため上記スペース9を荷物収納部として有効に利用することができず、ま た該スペース9に荷物を置いている場合に、シートクッション2を跳上げる必要 がある場合には、一度荷物をスペース9より移動しなければならず、作業が煩雑 で作業能率を向上させることができないものであった。
【0006】 本考案の目的は、シートバック背面側の後方のスペースを有効に利用すること ができ、このシートバック背面側の後方のスペースに簡易迅速に荷物を収納する ことができ、シートクッションの前方を上方に跳上げ回動させる場合にも荷物が 邪魔にならず、作業能率を向上させることができる跳上げ式車両用シートを提供 するものである。
【0007】
本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、車体側に設けられた固定ブラ ケットにヒンジピンによりクッションヒンジが枢支され、該クッションヒンジに シートクッションの後端側が固着され、シートクッションの前方がクッションヒ ンジのヒンジピンを中心に上方に跳上げ回動可能になされ、シートバックの背面 側に第1のリンクが枢支され、該第1のリンクがシートバック背面側の後方の車 体側に枢支された跳上げ式車両用シートにおいて、前記シートバックの下端に第 2のリンクの一端が枢支され、該第2のリンクの他端が前記クッションヒンジに 枢支され、前記第2のリンクの一端と前記クッションヒンジの間にロック機構が 設けられ、該ロック機構は第2のリンクの一端に設けられたロックピンとクッシ ョンヒンジに設けられたロック穴を備え、該ロック機構を解除し、シートクッシ ョンをクッションヒンジのヒンジピンを中心に上方に跳上げた場合に前記クッシ ョンヒンジが回動し、シートバックが第1及び第2のリンクにより上方に移動す るようになされていることを特徴とする。
【0008】
本考案によれば、シートクッションの前方がクッションヒンジのヒンジピンを 中心に上方に跳上げ回動可能になされ、シートバックの背面側に第1のリンクが 枢支され、シートバックの下端に第2のリンクの一端が枢支され、該第2のリン クの他端がシートクッションのクッションヒンジに枢支されているので、シート クッションを跳上げ、略垂直状態としたときに、第1及び第2のリンクによりシ ートバックを略垂直状態で上方に移動させることができ、また第2のリンクの一 端と前記クッションヒンジとの間にロック機構が設けられているのでシートクッ ションとシートバックを確実にロックすることができ、また、このロック機構を 解除してシートクッションを跳上げ、簡易迅速にシートバックの下端から前記シ ートバック背面側のスペースに荷物を出し入れすることができる。
【0009】
以下本考案に係る跳上げ式車両用シートを図面を参照して詳述する。 図1乃至図8には、本考案に係る跳上げ式車両用シートの一実施例が示されて おり、従来技術で示した図9と対応する部分には同一符号を付してこれ以上の詳 細説明はこれを省略する。
【0010】 跳上げ式車両用シート1はシートクッション2とシートバック3とを備え、シ ートクッション2の後端に固着されたクッションヒンジ5が車体8側に設けられ た固定ブラケット6にヒンジピン5aにより枢支され、また、シートバック3の 背面側の上部に第1のリンク4が枢支され、該第1のリンク4がシートバック3 の背面側の後方の車体8側のブラケット7に枢支されているていること前述の通 りである。
【0011】 図3に示す如く、第1のリンク4と車体8側のブラケット7との間にはスプリ ング12が配設され、このスプリング12は第1のリンク4の車体8側のブラケ ット7のヒンジピン7aに嵌合されている。このスプリング12により第1のリ ンク4のシートバック3側が上方に付勢され、第1のリンク4に取付けられたシ ートバック3が上方に付勢されるようになされている。
【0012】 図4に示す如く、シートバック3の下端に第2のリンク15の一端15aが枢 支され、該第2のリンク15の他端15bが前記シートクッション2のクッショ ンヒンジ5に枢支されている。また、図4及び図5に示す如く、前記第2のリン ク15の一端15aと前記クッションヒンジ5との間にロック機構20が設けら れている。
【0013】 図5及び図6に示す如く、前記ロック機構20は第2のリンク15の一端15 aに設けられた、前記第2のリンク15のヒンジピンを兼ねるロックピン21と 、クッションヒンジ5に設けられたロック穴22を備えている。
【0014】 ロックピン21は、シートバック3のシートバックフレーム23に横方向に突 出した状態で取付けられている。図5及び図6に示す如く、ロックピン21はシ ートバックフレーム23の内側に固着された支持ブラケット25に支持され、支 持ブラケット25とシートバックフレーム23間に設けられたスプリング27に よりロック穴22方向に付勢されている。
【0015】 前記ロックピン21には、位置規制用のフランジ部28が形成され、このフラ ンジ部28がシートバックフレーム23の内側に当接し、ロックピン21の外方 への突出量が制限されている。
【0016】 また支持ブラケット25とシートバックフレーム23間に設けられたスプリン グ27の外方端がフランジ部28の内側に当接し、第2のリンク15の一端15 aよりロックピン21が抜け出さず、且つ前記クッションヒンジ5に設けられた ロック穴22より抜き出すことができるようになされている。
【0017】 ロック機構20は前記の如きロックピン21とロック穴22とから構成される ものに限定されるものではなく、取付け位置や形状等を種々変形変更することが できるものである。
【0018】 ロック機構20のロックピン21の後端にはワイヤ31が連結され、図7及び 図8に示す如く、このワイヤ31が回動アーム33を介して操作レバー35に連 結されている。前記回動アーム33はシートバックフレーム23の横杆23aに 設けられた基板37に枢支され、シートバック3の両側のロック機構20のロッ クピン21が操作レバー35を操作することにより解除されるようになされてい る。
【0019】 ロック機構20のロックピン21がクッションヒンジ5に設けられたロック穴 22に挿入されているロック状態においては、図1に示す如く、シートクッショ ン2とシートバック3とが通常の着座状態を保持している。
【0020】 次いで、ロック機構20の操作レバー35を操作することにより、ロック穴2 2に係合しているロックピン21をロック穴22より抜き出し、ロック状態を解 除することができ、このロック解除状態でシートクッション2を上方に跳上げ、 略垂直状態とすることができ、第1及び第2のリンク4及び15によりシートバ ック3を略垂直状態で上方に移動させることができる。
【0021】
以上が本考案に係る跳上げ式車両用シートの一実施例の構成であるが、斯る構 成によれば、シートクッションの前方がクッションヒンジのヒンジピンを中心に 上方に跳上げ回動可能になされ、シートバックの背面側に第1のリンクが枢支さ れ、シートバックの下端に第2のリンクの一端が枢支され、該第2のリンクの他 端がシートクッションのクッションヒンジに枢支されているので、シートクッシ ョンを跳上げ、略垂直状態としたときに、第1及び第2のリンクによりシートバ ックを略垂直状態で上方に移動させることができ、また第2のリンクの一端と前 記クッションヒンジとの間にロック機構が設けられているのでシートクッション とシートバックを確実にロックすることができ、また、このロック機構を解除し てシートクッションを跳上げ、簡易迅速にシートバックの下端から前記シートバ ック背面側のスペースに簡易迅速に荷物を出し入れすることができ、作業能率を 向上させることができる跳上げ式車両用シートを得ることができる。
【図1】本考案に係る跳上げ式車両用シートの概略側面
図。
図。
【図2】本考案に係る跳上げ式車両用シートのロック解
除時の概略側面図。
除時の概略側面図。
【図3】本考案に係る第1のリンクの分解斜視図。
【図4】本考案に係るロック機構の要部分解斜視図。
【図5】本考案に係るロック機構の側面断面図。
【図6】本考案に係るロック機構のロックピンの斜視
図。
図。
【図7】本考案に係るシートバックフレーム及びロック
機構の操作レバーの斜視図。
機構の操作レバーの斜視図。
【図8】図7の要部拡大正面図。
【図9】従来の跳上げ式車両用シートの概略側面図。
1 跳上げ式車両用シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 第1のリンク 5 クッションヒンジ 5a ヒンジピン 6 固定ブラケット 7 ブラケット 8 車体 9 シートバックの背面側の後方のスペース 12 スプリング 15 第2のリンク 20 ロック機構 21 ロックピン 22 ロック穴 23 シートバックフレーム 25 支持ブラケット 27 スプリング 31 ワイヤ 33 回動アーム 35 操作レバー
Claims (1)
- 【請求項1】 車体側に設けられた固定ブラケットにヒ
ンジピンによりクッションヒンジが枢支され、該クッシ
ョンヒンジにシートクッションの後端側が固着され、シ
ートクッションの前方がクッションヒンジのヒンジピン
を中心に上方に跳上げ回動可能になされ、シートバック
の背面側に第1のリンクが枢支され、該第1のリンクが
シートバック背面側の後方の車体側に枢支された跳上げ
式車両用シートにおいて、 前記シートバックの下端に第2のリンクの一端が枢支さ
れ、該第2のリンクの他端が前記クッションヒンジに枢
支され、前記第2のリンクの一端と前記クッションヒン
ジの間にロック機構が設けられ、該ロック機構は第2の
リンクの一端に設けられたロックピンとクッションヒン
ジに設けられたロック穴を備え、該ロック機構を解除
し、シートクッションをクッションヒンジのヒンジピン
を中心に上方に跳上げた場合に前記クッションヒンジが
回動し、シートバックが第1及び第2のリンクにより上
方に移動するようになされていることを特徴とする跳上
げ式車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062228U JP2574664Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 跳上げ式車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062228U JP2574664Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 跳上げ式車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727937U true JPH0727937U (ja) | 1995-05-23 |
JP2574664Y2 JP2574664Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=13194098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993062228U Expired - Lifetime JP2574664Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 跳上げ式車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574664Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116238399A (zh) * | 2022-09-07 | 2023-06-09 | 厦门金龙汽车座椅有限公司 | 一种车辆座椅和车辆 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP1993062228U patent/JP2574664Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116238399A (zh) * | 2022-09-07 | 2023-06-09 | 厦门金龙汽车座椅有限公司 | 一种车辆座椅和车辆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2574664Y2 (ja) | 1998-06-18 |
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