JPH0727929A - 光伝送体 - Google Patents
光伝送体Info
- Publication number
- JPH0727929A JPH0727929A JP5174435A JP17443593A JPH0727929A JP H0727929 A JPH0727929 A JP H0727929A JP 5174435 A JP5174435 A JP 5174435A JP 17443593 A JP17443593 A JP 17443593A JP H0727929 A JPH0727929 A JP H0727929A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical transmission
- methyl methacrylate
- core
- plasticizer
- polymer
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- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大容量の光伝送に適し、かつ柔軟性に富む光
伝送体を提供する。 【構成】 メタアクリル酸メチル系重合体と可塑剤より
なる樹脂組成物で径5mm以上のコアと、該コアの屈折率
より少なくとも1%小さい屈折率を有する透明重合体の
クラッド層とからなる光伝送体。
伝送体を提供する。 【構成】 メタアクリル酸メチル系重合体と可塑剤より
なる樹脂組成物で径5mm以上のコアと、該コアの屈折率
より少なくとも1%小さい屈折率を有する透明重合体の
クラッド層とからなる光伝送体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学性能と柔軟性に優
れた光伝送体に関するものである。
れた光伝送体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光を伝送する光伝送体として、無
機ガラス系や合成樹脂系の光伝送性繊維がある。これら
光伝送性繊維の直径は通常5〜3000μmであり、主
にレーザー光による情報通信などに用いられている。又
照明などの大容量の光伝送用途に使用するために、直径
が大きく、かつ柔軟で光伝送性能に優れた光伝送体とし
て、例えば、特開昭63-146004号公報には、ジエチレン
グリコールビスアリルカーボネートと(メタ)アクリル
酸アルキルエステルとの共重合体を芯成分とする柔軟性
を付与した内径50mm程度の光伝送路が開示されてい
る。また特開平5-60924号公報には、炭素数が6〜18
のアルコールの(メタ)アクリルエステル30〜70重
量部にジアクリルまたはジメタクリルエステル2〜30
重量部、および芳香族単量体5〜30重量部の共重合体
で内径0.3cm以上のコアとする光伝送体が開示されて
いる。
機ガラス系や合成樹脂系の光伝送性繊維がある。これら
光伝送性繊維の直径は通常5〜3000μmであり、主
にレーザー光による情報通信などに用いられている。又
照明などの大容量の光伝送用途に使用するために、直径
が大きく、かつ柔軟で光伝送性能に優れた光伝送体とし
て、例えば、特開昭63-146004号公報には、ジエチレン
グリコールビスアリルカーボネートと(メタ)アクリル
酸アルキルエステルとの共重合体を芯成分とする柔軟性
を付与した内径50mm程度の光伝送路が開示されてい
る。また特開平5-60924号公報には、炭素数が6〜18
のアルコールの(メタ)アクリルエステル30〜70重
量部にジアクリルまたはジメタクリルエステル2〜30
重量部、および芳香族単量体5〜30重量部の共重合体
で内径0.3cm以上のコアとする光伝送体が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63-146004 号公
報、特開平5-60924 号公報に提案の共重合体を芯成分と
した光伝送体は伝送損失が大きい。つまり一般に構成成
分の量比の近い共重合体では、共重合する単量体の反応
性比が異なると、重合の初期と後期で生成する重合体の
組成が変化し、得られる共重合体はミクロに不均一な構
造となり、このため光伝送損失が大きくなるからであ
る。また大容量の光を伝送するのに、従来からの光伝送
性繊維のような直径の小さい光伝送体を、多数本束ねて
用いることができる。しかし光伝送性繊維を束ねると、
その断面積当たりの非光伝送性部分の面積が少なからず
有り、断面積当たりの光伝送性の効率は低くなる。ま
た、光伝送性繊維を束ねたものは、曲げた時に曲部の曲
率半径方向の内側部と外側部とでずれが生じるため、端
面を均一に維持することが困難であり、かつ曲げたとき
に生ずるずれが原因となって個々の光伝送性繊維の外層
部に傷が発生し、漏光を生じる恐れがある。そこで本発
明は大容量の光伝送に適してかつ柔軟性に富む光伝送体
を提供することを目的とする。
報、特開平5-60924 号公報に提案の共重合体を芯成分と
した光伝送体は伝送損失が大きい。つまり一般に構成成
分の量比の近い共重合体では、共重合する単量体の反応
性比が異なると、重合の初期と後期で生成する重合体の
組成が変化し、得られる共重合体はミクロに不均一な構
造となり、このため光伝送損失が大きくなるからであ
る。また大容量の光を伝送するのに、従来からの光伝送
性繊維のような直径の小さい光伝送体を、多数本束ねて
用いることができる。しかし光伝送性繊維を束ねると、
その断面積当たりの非光伝送性部分の面積が少なからず
有り、断面積当たりの光伝送性の効率は低くなる。ま
た、光伝送性繊維を束ねたものは、曲げた時に曲部の曲
率半径方向の内側部と外側部とでずれが生じるため、端
面を均一に維持することが困難であり、かつ曲げたとき
に生ずるずれが原因となって個々の光伝送性繊維の外層
部に傷が発生し、漏光を生じる恐れがある。そこで本発
明は大容量の光伝送に適してかつ柔軟性に富む光伝送体
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、メタアクリル
酸メチル系重合体50〜95重量%とこれに相溶な可塑剤5
〜50重量%よりなる樹脂組成物で径が5mm以上のコ
アと、該コアの屈折率より少なくとも1%小さい屈折率
を有する透明重合体のクラッド層からなる光伝送体であ
る。
酸メチル系重合体50〜95重量%とこれに相溶な可塑剤5
〜50重量%よりなる樹脂組成物で径が5mm以上のコ
アと、該コアの屈折率より少なくとも1%小さい屈折率
を有する透明重合体のクラッド層からなる光伝送体であ
る。
【0005】本発明におけるメタアクリル酸メチル系重
合体とは、メタアクリル酸メチル単位が80重量%以上
の重合体であり、その他の共重合成分として、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、ア
クリル酸イソブチル、メタアクリル酸イソブチル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸t−ブチル、メタアク
リル酸t−ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、メタア
クリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタア
クリル酸フェニルなどの脂肪族、脂環式または芳香族ア
ルコールのアクリル酸またはメタアクリル酸エステル単
位、さらにマレイン酸、イタコン酸などの不飽和カルボ
ン酸単位、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水
物単位、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリロ
ニトリル等の窒素含有単量体単位、アリルグリシジルエ
ーテルなどのエポキシ基含有単量体単位、スチレン、α
−メチルスチレンなどのスチレン系単量体単位がある。
合体とは、メタアクリル酸メチル単位が80重量%以上
の重合体であり、その他の共重合成分として、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、ア
クリル酸イソブチル、メタアクリル酸イソブチル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸t−ブチル、メタアク
リル酸t−ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、メタア
クリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタア
クリル酸フェニルなどの脂肪族、脂環式または芳香族ア
ルコールのアクリル酸またはメタアクリル酸エステル単
位、さらにマレイン酸、イタコン酸などの不飽和カルボ
ン酸単位、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水
物単位、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリロ
ニトリル等の窒素含有単量体単位、アリルグリシジルエ
ーテルなどのエポキシ基含有単量体単位、スチレン、α
−メチルスチレンなどのスチレン系単量体単位がある。
【0006】また、重合体を構成する単量体単位成分に
は、多官能の単量体も使用することができる。ここでい
う多官能の単量体とは具体的には、エチレングリコール
ジメタアクリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラアクリレート、ジビニルベンゼン、ト
リアリルシアヌレート、アリルシンナメート、アリルメ
タクリレート、アリルアクリレート、桂皮酸アリル、ア
リルソルベート、ジアリルフタレート、ジアリルマレー
トなどが例示される。
は、多官能の単量体も使用することができる。ここでい
う多官能の単量体とは具体的には、エチレングリコール
ジメタアクリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラアクリレート、ジビニルベンゼン、ト
リアリルシアヌレート、アリルシンナメート、アリルメ
タクリレート、アリルアクリレート、桂皮酸アリル、ア
リルソルベート、ジアリルフタレート、ジアリルマレー
トなどが例示される。
【0007】該メタアクリル酸メチル系重合体は、周知
の懸濁重合法、塊状重合法で得られたものが用いられ
る。
の懸濁重合法、塊状重合法で得られたものが用いられ
る。
【0008】本発明における可塑剤は上記の(メタ)ア
クリル酸エステルと相溶し、光の吸収の少ないものであ
る。この様な可塑剤として、フタル酸エステルや安息香
酸エステルのような芳香族エステル系;セバチン酸エス
テル、アジピン酸エステル、アゼライン酸エステル、マ
レイン酸エステル、フマール酸エステル、クエン酸エス
テルのような脂肪族エステル系;その他リン酸エステル
系;ポリエステル系などの可塑剤が挙げられる。なかで
も脂肪族エステル系の可塑剤が耐光性に優れるため好ま
しい。これらの成分は1種でも良いが、2種以上併用す
ることも可能である。
クリル酸エステルと相溶し、光の吸収の少ないものであ
る。この様な可塑剤として、フタル酸エステルや安息香
酸エステルのような芳香族エステル系;セバチン酸エス
テル、アジピン酸エステル、アゼライン酸エステル、マ
レイン酸エステル、フマール酸エステル、クエン酸エス
テルのような脂肪族エステル系;その他リン酸エステル
系;ポリエステル系などの可塑剤が挙げられる。なかで
も脂肪族エステル系の可塑剤が耐光性に優れるため好ま
しい。これらの成分は1種でも良いが、2種以上併用す
ることも可能である。
【0009】樹脂組成物は、該メタアクリル酸メチル系
重合体50〜95重量%と該可塑剤5〜50重量%とか
らなる。この範囲のなかから、これらの量は主に、使途
つまり、光伝送体の要求される柔軟性の程度による。な
かでもコアの曲げ弾性率が25000kg/cm2以下とな
る可塑剤の種類と量が望ましい。
重合体50〜95重量%と該可塑剤5〜50重量%とか
らなる。この範囲のなかから、これらの量は主に、使途
つまり、光伝送体の要求される柔軟性の程度による。な
かでもコアの曲げ弾性率が25000kg/cm2以下とな
る可塑剤の種類と量が望ましい。
【0010】該メタアクリル酸メチル系重合体と該可塑
剤とから樹脂組成物とするには、メタアクリル酸メチル
系重合体となる単量体またはそのシロップに該可塑剤を
混合しておき、これを周知の塊状重合、懸濁重合によっ
て、重合体とする方法;該メタアクリル酸メチル系重合
体と該可塑剤をヘンシェルミキサーのごとき混合機で混
合し、この混合物を、一軸または二軸の押出機で溶融混
練する方法;などがある。
剤とから樹脂組成物とするには、メタアクリル酸メチル
系重合体となる単量体またはそのシロップに該可塑剤を
混合しておき、これを周知の塊状重合、懸濁重合によっ
て、重合体とする方法;該メタアクリル酸メチル系重合
体と該可塑剤をヘンシェルミキサーのごとき混合機で混
合し、この混合物を、一軸または二軸の押出機で溶融混
練する方法;などがある。
【0011】該、樹脂組成物のコアを作製する方法とし
ては、例えば、前記可塑剤を含むメタアクリル酸メチル
系単量体またはそのシロップの重合を、所定の内径と長
さの円筒チューブ内で行う方法;今一つの例として前記
メタアクリル酸メチル系重合体と可塑剤の混合物を押出
機で溶融混練の際、押出機の出口ダイスとして、所定の
内径のストランドが得られる孔を有したものを用いる方
法とがある。
ては、例えば、前記可塑剤を含むメタアクリル酸メチル
系単量体またはそのシロップの重合を、所定の内径と長
さの円筒チューブ内で行う方法;今一つの例として前記
メタアクリル酸メチル系重合体と可塑剤の混合物を押出
機で溶融混練の際、押出機の出口ダイスとして、所定の
内径のストランドが得られる孔を有したものを用いる方
法とがある。
【0012】コアの作製には、ここに挙げた方法に限定
されず、他の方法によっても良いが、いずれにしても得
られるコアの径が5mm以上である。この径を5mm以上と
することで、大容量の光を効率よく伝送することが可能
となるが、5mm以上は、その使途に応じ適宣選択すれ
ばよい。
されず、他の方法によっても良いが、いずれにしても得
られるコアの径が5mm以上である。この径を5mm以上と
することで、大容量の光を効率よく伝送することが可能
となるが、5mm以上は、その使途に応じ適宣選択すれ
ばよい。
【0013】コアを被覆するクラッドは、コアの保護お
よび光伝送損失の低減を主たる目的として設けられる
が、屈折率がコアより1%以上小さい透明重合体であ
る。このクラッドの屈折率とコアの屈折率の差が、コア
の屈折率の1%未満だと光伝送体の光伝送損失が大きく
望ましくない。
よび光伝送損失の低減を主たる目的として設けられる
が、屈折率がコアより1%以上小さい透明重合体であ
る。このクラッドの屈折率とコアの屈折率の差が、コア
の屈折率の1%未満だと光伝送体の光伝送損失が大きく
望ましくない。
【0014】クラッドの材質として、各種のシリコン樹
脂、テトラフルオロエチレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、
フッ化ビニリデン樹脂、側鎖にフッ化アリキル基を有す
る(メタ)アクリル酸エステル樹脂などが例示される。
脂、テトラフルオロエチレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、
フッ化ビニリデン樹脂、側鎖にフッ化アリキル基を有す
る(メタ)アクリル酸エステル樹脂などが例示される。
【0015】クラッドの厚さは使用目的に応じて適宜選
択するのがよい。つまりクラッドの厚さが大きい程コア
の保護という観点からは好都合であるが、大きくなりす
ぎると、いたずらに重量が重くなる。従って、クラッド
の厚みは、1μm以上コア径の1/10以下とするのが
好ましい。
択するのがよい。つまりクラッドの厚さが大きい程コア
の保護という観点からは好都合であるが、大きくなりす
ぎると、いたずらに重量が重くなる。従って、クラッド
の厚みは、1μm以上コア径の1/10以下とするのが
好ましい。
【0016】クラッドの作製方法としてはクラッドとな
る重合体の溶液中にコアを浸漬後、引き上げ溶媒を揮散
させてクラッドとなる重合体をコーティングする方法;
可塑剤を含有するメタアクリル酸メチル系単量体または
そのシロップの重合をクラッドとなる重合体製の円筒チ
ューブ内で行う方法;押出機によりコアを押し出す際に
クラッドとなる重合体と共押し出しする方法などが挙げ
られる。クラッドの作製方法としてはここに挙げた方法
に限定されず、コアとの密着性が充分であればどのよう
な方法によっても構わない。
る重合体の溶液中にコアを浸漬後、引き上げ溶媒を揮散
させてクラッドとなる重合体をコーティングする方法;
可塑剤を含有するメタアクリル酸メチル系単量体または
そのシロップの重合をクラッドとなる重合体製の円筒チ
ューブ内で行う方法;押出機によりコアを押し出す際に
クラッドとなる重合体と共押し出しする方法などが挙げ
られる。クラッドの作製方法としてはここに挙げた方法
に限定されず、コアとの密着性が充分であればどのよう
な方法によっても構わない。
【0017】
【発明の効果】本発明は、従来のものに比べ、柔軟性に
富み、大容量の光を伝送するのに適した光伝送性能を有
する光伝送体を提供するものである。この光伝送体は、
室内の照明の他、屋外の街灯や道路照明など各種照明用
途に使用することができる。
富み、大容量の光を伝送するのに適した光伝送性能を有
する光伝送体を提供するものである。この光伝送体は、
室内の照明の他、屋外の街灯や道路照明など各種照明用
途に使用することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、得られた光伝送体の光伝送損失はJIS C 6826 に準
拠し、波長660mmの光線を用い長光路自記分光光度
計(日立製作所製U-3410型)を用いて測定した。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、得られた光伝送体の光伝送損失はJIS C 6826 に準
拠し、波長660mmの光線を用い長光路自記分光光度
計(日立製作所製U-3410型)を用いて測定した。
【0019】実施例1 メタクリル酸メチル100重量部、ジイソブチルフタレ
ート70重量部、アゾビスイソブチルバレロニトリル
0.1重量部を室温で攪拌、混合した。この液を軟質ポ
リエチレンよりなる内径12mm、外径14mm、長さ1m
の中空パイプ中に注入した後、50℃の熱風乾燥炉に入
れ、約3時間保持した。さらに80℃まで昇温した後、
80℃で1時間保持して重合させた中空パイプを切り裂
き、径12mm長さ1mのコアを取り出した。この屈折
率は1.489であった。このコアを、ポリ2,2,2
−トリフルオロエチルメタクリレート(屈折率1.42
1)の30%酢酸エチル溶液に浸責して引き出し、酢酸
エチルを揮散させ、ポリ2,2,2−トリフルオロエチ
ルメタクリレート180μmを被覆した。得られた光伝
送体の光伝送損失は820dB/kmであり、曲げ弾性率2
390kg/cm2であった。
ート70重量部、アゾビスイソブチルバレロニトリル
0.1重量部を室温で攪拌、混合した。この液を軟質ポ
リエチレンよりなる内径12mm、外径14mm、長さ1m
の中空パイプ中に注入した後、50℃の熱風乾燥炉に入
れ、約3時間保持した。さらに80℃まで昇温した後、
80℃で1時間保持して重合させた中空パイプを切り裂
き、径12mm長さ1mのコアを取り出した。この屈折
率は1.489であった。このコアを、ポリ2,2,2
−トリフルオロエチルメタクリレート(屈折率1.42
1)の30%酢酸エチル溶液に浸責して引き出し、酢酸
エチルを揮散させ、ポリ2,2,2−トリフルオロエチ
ルメタクリレート180μmを被覆した。得られた光伝
送体の光伝送損失は820dB/kmであり、曲げ弾性率2
390kg/cm2であった。
【0020】実施例2 実施例1のジイソブチルフタレート70重量部に代え
て、アセチルトリブチルシトレート70重量部を用いる
他は、実施例1と同様にして光伝送体を作成した。なお
コアの屈折率は1.470であった。得られた光伝送体
の光伝送損失は710dB/kmであり、曲げ弾性率240
0kg/cm2であった。
て、アセチルトリブチルシトレート70重量部を用いる
他は、実施例1と同様にして光伝送体を作成した。なお
コアの屈折率は1.470であった。得られた光伝送体
の光伝送損失は710dB/kmであり、曲げ弾性率240
0kg/cm2であった。
Claims (1)
- 【請求項1】メタアクリル酸メチル系重合体50〜95
重量%とこれに相溶な可塑剤5〜50重量%よりなる樹
脂組成物で径が5mm以上のコアと、該コアの屈折率より
少なくとも1%小さい屈折率を有する透明重合体のクラ
ッド層から成る光伝送体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5174435A JPH0727929A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 光伝送体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5174435A JPH0727929A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 光伝送体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727929A true JPH0727929A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15978481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5174435A Pending JPH0727929A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 光伝送体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727929A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002039950A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-02-06 | Ohbayashi Corp | コンクリート体の隙間検出方法 |
WO2018168954A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | 株式会社クラレ | 注型板とその製造方法、および二次成形品 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5174435A patent/JPH0727929A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002039950A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-02-06 | Ohbayashi Corp | コンクリート体の隙間検出方法 |
WO2018168954A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | 株式会社クラレ | 注型板とその製造方法、および二次成形品 |
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