JPH07276342A - コンクリート二次製品の製造方法及び装置 - Google Patents

コンクリート二次製品の製造方法及び装置

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JPH07276342A
JPH07276342A JP9800394A JP9800394A JPH07276342A JP H07276342 A JPH07276342 A JP H07276342A JP 9800394 A JP9800394 A JP 9800394A JP 9800394 A JP9800394 A JP 9800394A JP H07276342 A JPH07276342 A JP H07276342A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動・騒音を大幅に低減させた運転が可能で
あり、生産工程時間・養生時間を任意に組合せた納期対
応時間集中生産方式を具現化でき、経営の抜本的改革を
図れるコンクリート二次製品の生産システムを提供す
る。 【請求項1】 複数基設置されるコンクリート製品成型
用型枠の下方空間を走行し、該成型用型枠の揺動機能を
有する成型装置と、該成型用型枠の下方空間を走行し、
該成型用型枠の昇降機能を有する昇降装置とを連動さ
せ、該成型用型枠に揺動等の運動エネルギーを付与させ
ながら、生コンクリートを充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中型あるいは大型のボ
ックスカルバート,U形側溝用ブロック,L形水路用ブ
ロック,L形土止用ブロック等のコンクリート二次製品
の製造方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート二次製品の製造方法
には、コンクリート二次製品成型用型枠を固定して行う
型枠固定式と、移動させて行う型枠移動式とがあった。
【0003】図16から図17に示したように型枠固定
式では、野外,屋内の地面又は床40上に直線あるいは
並列に複数基の成型用型枠41が設置され、それぞれ設
置された場所において全ての生産工程、すなわち、型枠
外し、製品の脱型、掃除、離型剤塗布・拭き取り、鉄筋
の組込み、型組み、コンクリート充填、仕上、養生等が
原則としてグループ化された作業員によって行われ、ひ
とつのブロックの全工程が終了後、次のブロックすなわ
ち成型用型枠の前述の工程に入る。
【0004】また、図19と図20に示したように型枠
移動式では、移動用架台50に設置された複数基の成型
用型枠51が、駆動ローラー、天井走行クレーン、門型
クレーンあるいは駆動チェーン等によって各生産工程順
に自動的あるいは半自動的に移動し、工程毎に一定時間
停止し、コンクリート充填・仕上が終了後、大型の搬送
装置や天井走行クレーン、門型クレーン等によって成型
用型枠は、一般的には定められた養生室52または養生
エリアに送り込まれ、その後、加熱養生される。作業員
は各工程毎に専任配置されるか、あるいは複数の工程を
担当し、原則として固定される。
【0005】生産工程上、成型用型枠への生コンクリー
トの投入・充填は振動付与下に行なわれているが、所要
の振動を付与する方式としては、型枠固定式においては
外部振動方式と内部振動方式および内部振動と外部振動
の併用方式があり、型枠移動式においてはテーブル形振
動方式がある。
【0006】ここで外部振動方式とは、成型用型枠に一
基または複数基の外部振動機を直接取り付けて高周波振
動を与える方式であり、内部振動方式とは、成型用型枠
内に充填された生コンクリートに棒バイブレーター等の
内部振動機を突き入れて振動を与える方式である。ま
た、テーブル形振動方式とは、地下あるいは地上に堅固
に設置され、振動機が取り付けられたテーブル上に成型
用型枠を固定して、該テーブルを低周波振動あるいは高
周波振動させて成型用型枠と生コンクリートを振動させ
る方式である。
【0007】生コンクリートの投入は、型枠固定式にお
いては、走行クレーン42等に接続されたバケット43
から成型用型枠1に適量を直接流下させる方式の他、回
転フォークリフト44にバケットを装着させる方式、あ
るいは移動式投入機による方式があり、この投入はベル
トコンベアー、スクリューコンベアー、または直接流下
等のいずれかによって行なうのが一般的であった。型枠
移動式においては、一般には定位置に固定設置された投
入機53によって行われている。
【0008】バケットや投入機への生コンクリート供給
は、生コンクリート運搬車、フォークリフト、スキップ
ホイスト、走行天井クレーン、モノレール形クレーン等
にそれぞれバケットを装着することによって行われてい
る。
【0009】コンクリート二次製品の養生は、型枠固定
式においては、シート45あるいはボックス46によっ
て成型用型枠を覆い、生蒸気や温風等を送り込んで雰囲
気温度をコントロール昇温させことによって行なわれて
いる。型枠移動式においては、鉄骨で組立てられて天
井,外壁,間仕切壁,扉を断熱材で構築した多数の養生
室52、あるいはコンクリートブロック等で構築された
養生室に、成型用型枠51を搬入し、養生室52内に送
り込んだ生蒸気や温風等で各養生スペースの雰囲気温度
をコントロール昇温させることによって、コンクリート
の養生が行われている。
【0010】しかしながら、型枠固定方式と型枠移動方
式のいずれにおいても、生コンクリートを成型用型枠に
充填する際に低・高周波振動機を用いているので、通常
120dB以上もの騒音や振動が発生する。このため、
作業員は勿論のこと、工場周辺の住民にも悪影響を及ぼ
す原因となる。
【0011】したがって、他の製造業と異なり、納期対
応のための2直・3直制の生産体制を取り難く、常時3
ヶ月以上の製品在庫を持つのはごく一般的な経営形態で
あり、宿命として諦めているのが現状である。更にコン
クリートが持つ特徴、すなわち硬化に時間を要すること
も問題である。
【0012】通常においても生コンクリートを成型用型
枠に充填した後、蒸気等で促進養生を行っても、前置時
間として2時間〜3時間、加熱養生時間として2時間〜
6時間、更に徐冷時間として1時間〜2時間を要し、脱
型後自然養生に7日〜14日以上を必要とするために納
期対応がスピーディーにできず、前近代的経営から脱却
できないのが現状である。
【0013】このように騒音や振動の激しい装置では、
騒音や振動の制約を受けるため、多数の振動機を同時に
用いることは困難であり、生産効率が非常に悪いのが現
状である。更に振動により成型用型枠など装置や部材の
損傷や摩耗が激しく、維持管理に多大の労力とコストを
要した。特に成型用型枠は1日1回転、よくて2回転/
8時間が限度であるため、多数の型枠を準備する必要が
あるにもかかわらず、型枠の稼働率は年間平均30%程
度に過ぎず、成型用型枠の投資効率が悪い。
【0014】また、型枠固定式と型枠移動式にいずれに
おいても、製品の品質管理上、最も重要であるコンクリ
ートの温度管理を科学的・定量的に行うことは、はなは
だ困難であった。すなわち、コンクリートの表面と中心
部の温度差を無くしたり、各部材間の温度差のバラツキ
を無くすことは困難であった。
【0015】型枠移動式においては、搬送・移動距離が
長く、多大の時間ロスと大きな建物によるスペースを必
要とし、また、養生室・養生スペースも多数必要とな
り、設備に多大な費用を投下しなければならず、結果と
してコスト削減にあまり貢献しないことになる。
【0016】生産性の向上を図るために、各種成分の硬
化促進材(剤)が使用されているが、従来硬化促進材
(剤)は、セメント等の結合材,細骨材,水等を混練し
て生コンクリートを調製する時に、同時に添加されてい
る。しかしながら、硬化促進材(剤)は、外気温,骨材
等の温度,水の温度によって敏感に反応しやすく、この
反応をコントロールするために遅延剤や流動化剤等の使
用は欠かすことができなかった。そのため遅延剤,流動
化剤等の使用コストが大きくなると共に、可使時間が限
定されるという欠点があった。
【0017】無振動充填を可能とする調合,材料等が開
発され、建築・土木等の現場において一部実用化され、
成果も挙げているが、コストが従来のコンクリートと比
べて50%強アップすることに加えて、コンクリート二
次製品に使用するには、気泡発生による外観の悪さに難
があるといわれている。また、生産効率向上に欠かせな
い養生時間は、従来方法と比べて長くなるといわれてお
り、コンクリート二次製品工場においては、現時点での
導入は難しい状況である。
【0018】また、コンクリートの凝結終了までに、コ
ンクリートにある時間をおいて再振動あるいは再揺動等
の運動エネルギーを与えると、骨材の下面や鉄筋の下面
に集まった水を排除し、空隙を減少させることができる
ため、コンクリートの強度、鉄筋の付着強度を増し、硬
化収縮や乾燥収縮を減らすことができる等、その有効性
が従来から言われている。
【0019】しかしながら、コンクリート二次製品の製
造工程上、再振動や再揺動を与えることは、ほとんど行
われていなかった。例えば型枠固定式の場合、コンクリ
ート凝結終了まで蒸気等による促進養生を行なわないと
いうことは、生産効率あるいは作業手順、更にはコンク
リートの管理上から実施は難しかった。型枠移動式にお
いては、成型用型枠を養生室にいったん収納後、再び移
動して再振動を与えることは、型枠固定式以上に実施は
困難であった。
【0020】
【発明が解決しようとしている課題】したがって、本発
明の目的は、振動・騒音を大幅に低減させた運転が可能
であると共に、生産工程時間・養生時間を任意に組合せ
た「納期対応時間集中生産」方式という、従来にない生
産方式を具現化することができ、経営の抜本的合理化・
改革を図ることができるコンクリート二次製品の生産シ
ステムを提供することである。
【0021】また、本発明の目的は、成型用型枠の構造
が簡便化し、生産・養生工程等のスペースが大幅に縮小
し、熱エネルギーの所要量を従来比で30%〜50%低
減でき、養生室・養生装置が不要となるか大幅に削減で
き、従来のような型枠搬送・移動装置も不要となり、設
備コストを従来比で1/3〜1/5まで削減ができるロ
ーコスト生産システムを提供することができる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリート二
次製品の製造方法では、成型用型枠に揺動等の運動を大
ストロークかつ長周期で与えながら、成型用型枠に生コ
ンクリートを充填成型する。ここで揺動とは水平軸や支
点を中心とした上下方向の往復運動である。
【0023】セメント等の結合材、水、細骨材、粗骨材
より成る生コンクリートには、必要に応じて硬化促進剤
を添加する。硬化促進剤の添加は、生コンクリートをミ
キサーで混練する段階、生コンクリートを成型用型枠へ
と移送する過程、生コンクリートを成型用型枠に投入す
る過程、あるいは生コンクリートを成型用型枠に投入し
た後の段階を適宜選択して行われる。硬化促進剤は粉末
状、液体状またはミスト状などの適当な単独の性状で、
あるいはこれらを組み合わせた性状で、あらかじめ定め
られた量だけ生コンクリートに混合される。
【0024】また、生コンクリートには、必要に応じて
シリカヒューム等の微細添加材やコンクリート用化学混
和材等を添加することもできる。高性能減水剤や高性能
流動化剤の生コンクリートへの添加は、硬化促進剤の添
加と同時に又は硬化促進剤の添加の前後に噴霧、注水ま
たは散布によって行われる。
【0025】本発明の装置は、生コンクリートの投入調
整ホッパーと、揺動等の運動付与手段と、成型用型枠を
成型機上に接続する昇降機と、生コンクリートに硬化促
進剤を添加する硬化促進剤添加手段と、硬化促進剤を生
コンクリートに攪拌投入する生コンクリート投入機と生
コンクリート充填部と養生機能を合せ持った型枠を備
え、所要運動を与えながら生コンクリートと硬化促進剤
の混練物を成型用型枠に充填後、養生機能部で養生を行
ない製造する。硬化促進剤添加手段には、注水器、噴霧
器、散布器が含まれる。
【0026】本発明の製造方法では、運動付与手段を備
えた成型装置と昇降装置が移動式であるもの単基、ある
いは運動付与手段を備えた成型装置と昇降装置が固定式
であるもの複数基と、該成型装置と昇降装置と同数であ
る単基または複数基の生コンクリート投入機とによって
成型ラインを構成し、該成型ラインを工程所要時間と養
生時間群毎に分けて配置し、各ラインを調整しながら運
転し、コンクリート二次製品を製造する。また養生中の
成型用型枠には必要に応じて再び揺動等の運動を与える
こともできる。
【0027】
【作用】成型用型枠に揺動等の運動を長い周期で与える
ことによって、型枠内部における生コンクリートの流動
性が増し、生コンクリートは型枠の隅々までむらなく充
填され、良好に締固められ表面が平滑なコンクリート二
次製品が的確に成型される。
【0028】生産ラインを工程所要時間と養生時間群毎
に分割するときには、例えば工程所要時間が30分で、
養生時間が2時間の場合は5台の成型用型枠を一ライン
に配置して、製造することにより時間のロスがなくなる
とともに、生産効率を向上させることが可能となる。
【0029】
【実施例】図1と図2は各1基の昇降装置と低振動・低
騒音成型装置がともに移動式に構成された本発明の実施
例装置を模式的に示し、図3はこの実施例装置の一連の
動作の流れを示している。本実施例では、成型用型枠1
の下方の空間8には、走行可能な昇降装置4と低振動・
低騒音成型装置2と、該成型装置と昇降装置4の走行用
レール6と、該成型装置2を所定位置に停止保持するた
めの固着装置7が収納されている。
【0030】成型用型枠1を所定位置に配置した(図3
のステップ1)後、該成型用型枠1の下部に昇降装置4
が移動し(図3のステップ2)、昇降装置4の上昇動作
によって成型用型枠1を上昇させる(図3のステップ
3)。この後、低振動・低騒音成型装置2が成型用型枠
1の下方に移動し(図3のステップ4)、固着装置7に
より固定される(図3のステップ5)。この後、昇降装
置4は下降動作し、成型用型枠1は低振動・低騒音成型
装置2上にセットされる(図3のステップ6)。生コン
クリート投入機12より生コンクリート11の投入を受
けながら、成型用型枠1は低振動・低騒音成型装置2に
より揺動等の運動エネルギーを与えられ、充填成型が行
われる。
【0031】充填完了後、成型用型枠1は低振動・低騒
音成型装置2上から昇降装置4の上昇動作によって上昇
させられ、固着装置7が解除されて(図3のステップ
7)、低振動・低騒音成型装置2は次の待機場に移動す
る(図3のステップ8)。この後、成型用型枠1は昇降
装置4の降下動作によって所定のレベルに設置され(図
3のステップ9)、昇降装置4は次の作業場へ移動する
(図3のステップ10)。以下、当該成型ラインに配置
された成型用型枠の数だけ、前述の各工程を繰り返す。
生コンクリート投入機12は成型ラインに沿って移動す
る。
【0032】図4と図5は複数基の昇降装置が固定式に
構成され、1基の低振動・低騒音成型装置が移動式に構
成された本発明の実施例装置を模式的に示し、図6はこ
の実施例装置の一連の動作の流れを示している。本実施
例では、成型用型枠1の下方空間8には、走行可能な低
振動・低騒音成型装置2と、該成型装置2の走行用レー
ル6と、低振動・低騒音成型装置2を所定位置に停止保
持するための固着装置7が収納されている。成型ライン
の所定位置に昇降装置5が固定されている。
【0033】成型用型枠1を所定位置に設置した(図6
のステップ1)後、昇降装置5が上昇動作して成型用型
枠1を上昇させる(図6のステップ2)。この後、低振
動・低騒音成型装置2が成型用型枠1の下方に移動し
(図6のステップ3)、固着装置9により低振動・低騒
音成型装置2が固定される(図6のステップ4)。その
後、昇降装置5が下降動作して、成型用型枠1は低振動
・低騒音成型装置2上にセットされる(図6のステップ
5)。生コンクリート投入機12より生コンクリート1
1の投入を受けながら、成型用型枠1に低振動・低騒音
成型装置2により揺動等の運動エネルギーを与えられ、
充填成型が行われる。
【0034】充填完了後、成型用型枠1は低振動・低騒
音成型装置2上から昇降装置5の上昇動作によって上昇
させられる(図6のステップ6)。その後、固着装置9
が解除されて(図6のステップ7)、低振動・低騒音成
型装置2は次の待機場に移動する(図6のステップ
8)。この後、成型用型枠1は昇降装置5の降下動作に
よって所定のレベルに設置される(図6のステップ
9)。以下、この成型ラインに配置された成型用型枠数
だけ、前述の工程を繰り返す。生コンクリート投入機1
2は成型ラインに沿って移動する。
【0035】図7と図9はそれぞれ複数基の低振動・低
騒音成型装置と昇降装置がともに固定式に構成された本
発明の実施例装置を示し、図9はこの実施例装置の動作
の流れを示している。本実施例では、成型用型枠1の下
方空間8には、昇降装置5と低振動・低騒音成型装置3
が収納固定されている。成型用型枠1は昇降装置5によ
って支持されている(図9のステップ1)。この昇降装
置5の下降動作によって、成型用型枠1が低振動・低騒
音成型装置3上にセットされる(図9のステップ2)。
生コンクリート投入機12より生コンクリート11の投
入を受けながら、成型用型枠1に低振動・低騒音成型装
置3により揺動等の運動エネルギーが与えられ、充填成
型が行われる。
【0036】充填完了後、成型用型枠1は低振動・低騒
音成型装置3上から昇降装置5の上昇動作によって上昇
させられ、所定レベルに設置される(図9のステップ
3)。以下、この成型ラインに配置された成型用型枠数
だけ、前述の工程が繰りかえされる。生コンクリート投
入機12は成型ラインに沿って移動する。
【0037】図10と図11に本発明の生コンクリート
の投入方法の一実施例を示す。図10の実施例では、生
コンクリート供給パイプ10より生コンクリート11が
生コンクリート投入調整ホッパー9に供給される。生コ
ンクリート投入調整ホッパー9の下端出口には、生コン
クリート投入機12が水平に配置され、断面円形胴体の
内部には回転軸14を水平に配置したスクリューが装備
されている。生コンクリート投入機12には、生コンク
リート投入調整ホッパー9の下端出口に近接した部位に
硬化促進剤供給口13が設けられている。
【0038】あらかじめ定められた量の硬化促進剤は、
生コンクリート投入機12に対する生コンクリート11
の投入と同時にもしくは該投入の前後に注水、噴霧また
は散布等によって供給される。供給された硬化促進剤
は、生コンクリート投入調整ホッパー側の回転軸部分に
固定した捩れ板部16によって移動した生コンクリート
に添加され、回転軸中央部分に固定されたV字形鋼17
により攪拌される。このようにして硬化促進剤が良好に
分散混合された生コンクリート1は、排出側の回転軸部
分に固定した捩れ板16によって、終端排出口15より
成型型枠1に直接または生コンクリート投入用シュート
20を通して投入される。
【0039】図11の実施例では、水平に配置した生コ
ンクリート投入機12の断面円形胴体の内部には、回転
軸14を水平に配置したスクリューが装備されており、
このスクリューでは、生コンクリート投入調整ホッパー
側から中央部までの回転軸部分に捩れ板部16が固定さ
れ、中央部から排出側までの回転軸部分にU字形鋼18
が固定されている。
【0040】コンクリート硬化促進剤,コンクリート化
学混和剤,あるいはシリカヒューム等の微粉末系材料等
を生コンクリートの移送中に効率よく添加し、撹拌混合
させるための手段として、図12と図13に示したよう
に生コンクリートを生コンクリート受ホッパーから成型
用型枠に移送あるいは押し出すスクリューコンベヤのス
クリュー22の所要部位に突起部23や切欠部24を設
けることができる。
【0041】図12に示した実施例では、前記突起部2
3は丸型鋼材や角型鋼材あるいは捩り鋼材等を、スクリ
ュー22の螺旋羽根の片面または両面に取り付けること
によって設けられている。図12は突起部23を良く示
すため、模式的に誇張して示した斜視図であり、実際で
はスクリュー22のピッチはもっと狭いものであり、回
転軸14の径はもっと細いものである。図13に示した
実施例では、切欠部24はスクリュー22の螺旋羽根に
一定間隔で設けられ、切欠部24は螺旋羽根の先端面か
ら回転軸14の周面まで形成されている。図12の実施
例と同様に、実際ではスクリュー22のピッチはもっと
狭く、回転軸14の径はもっと細いものである。これら
の突起部23や切欠部24は生コンクリート11に剪断
を与えることによって、添加物の分散混合を良く行わせ
る。1個のスクリュー22に突起部23と切欠部24の
どちらか一方を単独に設けるだけでなく、突起部23と
切欠部24を混在させて設けることもできる。
【0042】図1、図4、図7に示した前記各実施例で
は、生コンクリート投入機12から成型用型枠1に生コ
ンクリートを投入するに当たり、生コンクリート投入用
シュート20を使用している。生コンクリート投入用シ
ュート20は、生コンクリート投入機12の終端排出口
15の下方に傾斜配置されている。このシュート20は
水平ピン19を中心として回転可能に構成され、また、
下側部分は漏れ防止板21を備えた上側部分に対して長
手方向に移動可能であり、シュート20の全体長さは伸
縮する。このシュート20の回転動作と伸縮動作によっ
て、成型用型枠1の高さと幅の変化に対応して、シュー
ト20の先端が成型用型枠1の最適位置に向けられる。
生コンクリートは生コンクリート投入機12からシュー
ト20に順次落とされ、低騒音・低振動成型装置2,3
にセットされた成型用型枠1に充填される。
【0043】図14は大型コンクリート二次製品の生産
ラインの一実施例を示す。所要工程時間と養生時間群毎
の専用の生産ライン上に成型用型枠1を集約固定し、あ
る生産ラインでは、所要工程時間を30分とし、蒸気養
生時間を3時間として7台の成型用型枠を集結固定して
いる。また、別の生産ラインでは、所要工程時間を30
分とし、蒸気養生時間を2.5時間として6台の成型用
型枠を集結固定している。更に別の生産ラインでは、所
要工程時間を30分とし、蒸気養生時間を2.0時間と
して成型用型枠を5台集約固定している。各生産ライン
の成型用型枠の所要台数は、所要工程時間と蒸気養生時
間によって算出される。
【0044】図15は本発明のコンクリート二次製品の
製造方法を示す概略的な配置図である。すなわち、移動
式の低振動・低騒音成型装置2と移動式の生コンクリー
ト投入機12および養生機能付き成型用型枠1と蒸気養
生管理装置25によって、生産ラインが構成されてい
る。生産計画に則り所要工程時間と養生時間群毎の専用
の生産ライン上に養生機能付き成型用型枠1が配置され
ている。生コンクリートは生コンクリート供給パイプ1
0により生コンクリート調整用ホッパー9に供給され、
低振動・低騒音成型装置2に接続された養生機能付成型
用型枠1に対し、生コンクリート投入機12により必要
量の生コンクリートを揺動等の運動エネルギーを与えな
がら充填成型する。
【0045】その後、温度センサーと蒸気流量調整弁に
接続されている養生用蒸気管26を養生機能付き成型用
型枠1に取付けて蒸気養生を行う。温度センサー用ケー
ブル27が接続されている養生管理装置25は、温度セ
ンサーにより感知された型枠温およびコンクリート内部
温に基づいて、蒸気流量調整ケーブル28を通して流量
調整弁に電気信号を送り、必要な量だけの蒸気を送る。
そのため、養生コストの大幅低減が図られる。養生終了
後、脱型用クレーン29によって成型用型枠1から製品
30を脱型し、ベルトコンベアー31等によって製品3
0は所定位置まで移動される。所定の位置まで移動され
た製品30は、搬出用クレーン32またはフォークリフ
ト等で堆積場まで運搬され、出荷時まで二次養生され
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明では、養生機能と温
度管理機能を有する複数基のコンクリート二次製品成型
用型枠と、該成型用型枠の下方空間に配置され、該成型
用型枠の揺動機能を有する移動式または固定式の低振動
・低騒音成型装置と、該成型用型枠の下方空間に配置さ
れ、成型用型枠の昇降機能を有する移動式または固定式
の昇降装置と、硬化促進材(剤),高性能減水剤等の化
学混和剤,その他の添加剤を製品の種類,断面形状,重
量,体積並びに出荷計画のベースとなる脱型強度のコン
トロール要素のひとつである養生時間の定量管理に最も
適した分量、生コンクリートに添加,分散,混合させる
機能を有する生コンクリート投入機とをシステム化する
ことによって、生産工程時間・養生時間を任意に組合せ
た「納期対応時間集中生産」方式という従来にない生産
方式を具現化することができ、経営の抜本的合理化・改
革を図ることができる生産システムが提供される。
【0047】また、上記のように揺動機能によって所要
運動エネルギーを成型用型枠に付与する低振動・低騒音
成型装置を使用するため、過大な騒音や振動が発生せ
ず、騒音レベルは従来の120dBが50dB〜60d
Bまで低減される。そのため、振動や騒音公害が的確に
防止され、工場内や周辺環境が改善され、作業員や周辺
住民のストレスが解消され、設備や型枠の損傷、損耗が
大幅に少なくなる。
【0048】振動が極めて低いレベルに抑制され、振動
による型枠の損傷と摩耗が大幅に少なくなるので、トロ
漏れによる製品外観の低下が防止され、不良品発生率が
減少する。コンクリート二次製品の内部および表面部の
いずれにおいても気泡が減少し、外観仕上りが向上する
ため、手直し工数の大幅な削減が図られ、生産効率が向
上する。
【0049】従来方法では振動や騒音上の制約を受ける
ため、多数の装置を一度に使用することは行ない難かっ
たが、本発明では騒音や振動が大幅に削減されるため、
多数の装置を一度に使用することが可能となり、コンク
リート二次製品の生産効率が向上する。
【0050】上記低振動・低騒音成型装置によれば、生
コンクリートが型枠内部に配置された鉄筋に沿って円滑
に移動するため、鉄筋下に空洞が発生しなくなり、コン
クリートと鉄筋の付着強度が増大し、コンクリート二次
製品の耐ひび割れ強度が増加する。また、充填完了後、
養生中等に再揺動を行なうことにより、その効果は更に
増大する。
【0051】硬化促進材等の添加剤は生コンクリート投
入機の段階で生コンクリートに添加され、十分に攪拌混
練されるため、硬化促進剤の反応コントロール、すなわ
ち可使時間のコントロールに必要とされた遅延剤や流動
化剤は全く不要となるか、最小限度に節減することがで
き、そのため、製造コストを50%〜70%も低減させ
ることができる。
【0052】可使時間の延長と硬化促進剤の添加を任意
にコントロールすることによって、養生時間・温度の管
理ができ、強度発現を早めてフレキシブルな生産管理体
系を確立することができる。
【0053】また、上記システム構成によって、成型用
型枠の構造が簡便化し、生産・養生工程等のスペースが
大幅に縮小し、熱エネルギーの所要量を従来比で30%
〜50%低減でき、養生室・養生装置が不要となるか大
幅に削減でき、従来のような型枠搬送・移動装置も不要
となるため、設備コストを従来比で1/3〜1/5まで
削減ができ、ローコスト生産システムを提供することが
できる。
【0054】成型用型枠の起立壁部位や平面部位、斜形
部位その他のコンクリートに接する部位の一部または全
部を、単独または独立した複数の空間を形成する二重構
造とし、発熱物質や加熱媒体の供給相手を該空間に限定
し、かつ、供給する発熱物質や加熱媒体の量を対象とす
る製品の各部分の厚さや容積に応じて必要最小限に調整
し、該空間に接する片面または両面からコンクリートを
加熱するときには、養生効率の大幅な向上とエネルギー
の節減が可能であり、また、製品の表面部と内部で温度
差が生じないため、ヘアクラックや破損等の恐れなく、
良質のコンクリート二次製品を効率良く製造することが
できる。この場合の成型用型枠は、従来型枠を一部改造
することによって直ちに得られるため、型枠の設備投資
を軽減することもできる。
【0055】また、各部分の表面部と中心部の温度曲線
が定められた時間にそれぞれ交差するように付加熱量を
設定調整するときには、厚さや容積が相異なる各部分は
同等の時間内に均一に硬化させることができ、脱型まで
の促進養生時間を0〜120分に短縮することができ、
コンクリート二次製品の生産効率を更に増進させること
ができる。
【0056】本発明の実施に使用する装置は構造が簡約
化されたものとなるため、設備投資が節減され、点検修
理等が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降装置と成型装置を移動式とした本発明の製
造装置の一実施例を示す概略的な正面図である。
【図2】図1の製造装置の概略的な平面図である。
【図3】図1の製造装置の動作の流れ図である。
【図4】昇降装置を固定式とし、成型装置を移動式とし
た本発明の製造装置の一実施例を示す概略的な正面図で
ある。
【図5】図4の製造装置の概略的な平面図である。
【図6】図4の製造装置の動作の流れ図である。
【図7】昇降装置と成型装置を固定式とした本発明の製
造装置の一実施例を示す概略的な正面図である。
【図8】図7の製造装置の概略的な平面図である。
【図9】図7の製造装置の動作の流れ図である。
【図10】本発明の製造装置に使用される生コンクリー
ト投入機の一例を示す概略的な正面図であり、スクリュ
ーの回転軸に捩れ板部とV字鋼部を設けてある。
【図11】本発明の製造装置に使用される生コンクリー
ト投入機の別例を示す概略的な正面図であり、スクリュ
ーの回転軸に捩れ板部とU字鋼部を設けてある。
【図12】本発明の製造装置に使用される生コンクリー
ト投入機のスクリューを示す模式的な斜視図であり、螺
旋羽根に突起部を設けてある。
【図13】本発明の製造装置に使用される生コンクリー
ト投入機の別のスクリューを示す模式的な斜視図であ
り、螺旋羽根に切欠部を設けてある。
【図14】昇降装置と成型装置を移動式とし、成型用型
枠を養生時間群毎に配置させた本発明の製造装置の一例
を示す概略的な配置図である。
【図15】本発明の製造装置を用いたコンクリート二次
製品の生産システムの一例を示す概略的な平面図であ
る。
【図16】従来の型枠固定式の製造装置における成型用
型枠の配置例を示す概略的な平面図である。
【図17】図16の製造装置における生コンクリート打
設部の概略的な正面図である。
【図18】図16の製造装置における養生部の概略的な
正面図である。
【図19】従来の型枠移動式の製造装置の一例を示す概
略的な平面図である。
【図20】従来の型枠移動式の製造装置の別例を示す概
略的な平面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート二次製品の成型用型枠 2 移動式の低振動・低騒音成型装置 3 固定式の低振動・低騒音成型装置 4 移動式の昇降装置 5 固定式の昇降装置 6 走行用レール 7 移動式低振動・低騒音成型装置の固着装置 8 低振動・低騒音成型装置の移動用空間 9 生コンクリート投入調整用ホッパー 10 生コンクリート供給パイプ 11 生コンクリート 12 生コンクリート投入機 13 硬化促進剤供給口 14 生コンクリート投入機のスクリューの回転軸 15 生コンクリート投入機の終端排出口 16 生コンクリート投入機のスクリューの捩れ板部 17 生コンクリート投入機のスクリューのV字形鋼部 18 生コンクリート投入機のスクリューのU字形鋼部 19 生コンクリート投入用シュートの回転軸ピン 20 生コンクリート投入用シュート 21 生コンクリートの漏れ防止板 22 生コンクリート投入機のスクリュー 23 生コンクリート投入機のスクリューの突起部 24 生コンクリート投入機のスクリューの切欠部 25 蒸気養生管理装置 26 養生用蒸気管 27 温度センサー用ケーブル 28 蒸気流量調整ケーブル 29 脱型用クレーン 30 コンクリート二次製品 31 ベルトコンベヤ 32 搬出用クレーン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数基設置されるコンクリート製品成型
    用型枠の下方空間を走行し、該成型用型枠の揺動機能を
    有する成型装置と、該成型用型枠の下方空間を走行し、
    該成型用型枠の昇降機能を有する昇降装置とを連動さ
    せ、該成型用型枠に揺動等の運動エネルギーを付与させ
    ながら、生コンクリートを充填することを特徴とするコ
    ンクリート二次製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 ある一定間隔に配置固定され、コンクリ
    ート二次製品成型用型枠の昇降機能を有する複数基の昇
    降装置の上に、コンクリート製品成型用型枠を設置し、
    該成型用型枠の下に該成型用型枠の揺動機能を有する走
    行式の成型装置を配備し、該成型装置と昇降装置を連動
    させ、該成型用型枠に揺動等の運動エネルギーを付与さ
    せながら、生コンクリートを充填することを特徴とする
    コンクリート二次製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 複数基設置されるコンクリート製品成型
    用型枠を養生機能付型枠とし、該各成型用型枠に型枠レ
    ベル調整装置あるいは昇降装置、揺動機を一体的に組み
    合せ、該成型用型枠に生コンクリートを投入充填する請
    求項1または請求項2に記載のコンクリート二次製品の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 成型しようとするコンクリート二次製品
    の成型に最適な養生時間を1時間から6時間とあらかじ
    め設定し、それぞれの養生時間群毎の専用の生産ライン
    上にコンクリート二次製品成型用型枠を集約固定した請
    求項1、請求項2または請求項3に記載のコンクリート
    二次製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 コンクリート硬化促進剤(水系・粉体
    系),コンクリート化学混和剤,あるいはシリカヒュー
    ム等の微粉末材等を生コンクリートに投入するための機
    能を有する生コンクリート投入機によって、コンクリー
    ト二次製品成型用型枠に生コンクリート充填する請求項
    1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のコンク
    リート二次製品の製造方法。
  6. 【請求項6】 コンクリート硬化促進剤(水系・粉体
    系),コンクリート化学混和剤,シリカヒューム等の微
    粉末系材料を生コンクリートに添加、分散、混合、押
    出、あるいは排出する部位において、回転軸にスクリュ
    ーと捩れ板部やV字鋼部、U字鋼部等の分散,攪拌,混
    合の促進手段を取り付けた生コンクリート投入機によっ
    て、コンクリート二次製品成型用型枠に生コンクリート
    を充填する請求項5に記載のコンクリート二次製品の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 コンクリート二次製品成型用型枠を養生
    機能付型枠とし、生コンクリートの投入・充填後、硬化
    促進させるための熱エネルギーを該成型用型枠に与えな
    がら、コンクリートの凝結終了までの時間内に再振動あ
    るいは再揺動等の運動エネルギーを与える請求項1、請
    求項2または請求項3に記載のコンクリート二次製品の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 生コンクリートを生コンクリート受ホッ
    パーから成型用型枠に移送あるいは押し出すスクリュー
    コンベヤのスクリュー部位に、コンクリート硬化促進剤
    (水系・粉体系)、コンクリート化学混和剤、またはシ
    リカヒューム等の微粉末系材料等を生コンクリートの移
    送中に添加,撹拌,混合させるための突起部と切欠部の
    一方または双方を設けた生コンクリート投入機によっ
    て、コンクリート二次製品成型用型枠に生コンクリート
    を充填する、請求項5に記載のコンクリート二次製品の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 成型用型枠の起立壁部位や平面部位、斜
    形部位その他のコンクリートに接する部位の一部または
    全部を、単独または独立した複数の空間を形成する二重
    構造とし、発熱物質や加熱媒体の供給相手を該空間に限
    定し、かつ、供給する発熱物質や加熱媒体の量を対象と
    する製品の各部分の厚さや容積に応じて必要最小限に調
    整し、該空間に接する片面または両面からコンクリート
    を加熱する請求項1ないし請求項6のいずれかに記載に
    コンクリート二次製品の製造方法。
  10. 【請求項10】 コンクリート製品の各部分の表面部と
    中心部の温度曲線が定められた時間にそれぞれ交差する
    よう付加熱量を設定調整することを特徴とする請求項8
    に記載にコンクリート二次製品の製造方法。
  11. 【請求項11】 生コンクリート充填部と養生機能部を
    有するコンクリート二次製品成型用型枠と、生コンクリ
    ートの投入調整ホッパーと、該成型用型枠への運動付与
    手段を備えた成型装置と、該成型用型枠を成型装置上に
    接続する昇降装置と、生コンクリートに硬化促進剤を添
    加する硬化促進剤添加手段と、硬化促進剤を生コンクリ
    ートに攪拌投入する生コンクリート投入機を備え、揺動
    等の所要運動を与えながら生コンクリートと硬化促進剤
    の混練物を成型用型枠に充填後、前記養生機能部で養生
    を行なうことを特徴とするコンクリート二次製品の製造
    装置。
  12. 【請求項12】 硬化促進剤添加手段には、注水器、噴
    霧器、散布器が含まれる請求項11に記載のコンクリー
    ト二次製品の製造装置。
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