JPH07276178A - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
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- JPH07276178A JPH07276178A JP8756694A JP8756694A JPH07276178A JP H07276178 A JPH07276178 A JP H07276178A JP 8756694 A JP8756694 A JP 8756694A JP 8756694 A JP8756694 A JP 8756694A JP H07276178 A JPH07276178 A JP H07276178A
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- Japan
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- station
- works
- posture
- predetermined
- jig
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- Cleaning In General (AREA)
- Feeding Of Workpieces (AREA)
- Special Conveying (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1組の複数のワーク間の間隔及び/又は姿勢
を搬送中に自動的に変更できる簡単な構造の搬送装置を
提供する。 【構成】 2個1組のワークW1,W2を第1所定姿勢
及び第1所定ピッチの間隔h1として1対の治具パレッ
ト10A,10Bに載置支持し、ボールネジシャフト3
3を介して実線図示位置から鎖線図示位置まで搬送する
搬送中に、姿勢変更機構50の案内部材51に係合した
ローラ53によりワークW1,W2を第2所定姿勢に姿
勢変更し、搬送下流端において位置決め停止機構40に
より、ワークW1,W2を第2所定ピッチの間隔h2に
変更する。
を搬送中に自動的に変更できる簡単な構造の搬送装置を
提供する。 【構成】 2個1組のワークW1,W2を第1所定姿勢
及び第1所定ピッチの間隔h1として1対の治具パレッ
ト10A,10Bに載置支持し、ボールネジシャフト3
3を介して実線図示位置から鎖線図示位置まで搬送する
搬送中に、姿勢変更機構50の案内部材51に係合した
ローラ53によりワークW1,W2を第2所定姿勢に姿
勢変更し、搬送下流端において位置決め停止機構40に
より、ワークW1,W2を第2所定ピッチの間隔h2に
変更する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のワークを1組に
して第1ステーションから第2ステーション以降のステ
ーションに搬送する搬送装置に関し、特に、各組の複数
のワークを、第2ステーション以降のステーションで施
す処理に適合した間隔及び/又は姿勢に自動的に変更可
能な搬送装置に関する。
して第1ステーションから第2ステーション以降のステ
ーションに搬送する搬送装置に関し、特に、各組の複数
のワークを、第2ステーション以降のステーションで施
す処理に適合した間隔及び/又は姿勢に自動的に変更可
能な搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送装置によりワークを搬送する
には、ワークを1個ずつパレット式コンベア等の搬送機
構上に載置し、この搬送機構によって、各ワークを第1
ステーションから第2ステーション以降のステーション
に搬送している。このワークの搬送時に、ワーク間の間
隔及び/又は姿勢を、第2ステーション以降のステーシ
ョンで施す処理に適合したワーク間の間隔及び/又は姿
勢に変更する場合、搬送機構とは別に間隔変更装置及び
/又は姿勢変更装置を設置し、この間隔変更装置や姿勢
変更装置によってワーク間の間隔やワークの姿勢を変更
するのが一般的である。
には、ワークを1個ずつパレット式コンベア等の搬送機
構上に載置し、この搬送機構によって、各ワークを第1
ステーションから第2ステーション以降のステーション
に搬送している。このワークの搬送時に、ワーク間の間
隔及び/又は姿勢を、第2ステーション以降のステーシ
ョンで施す処理に適合したワーク間の間隔及び/又は姿
勢に変更する場合、搬送機構とは別に間隔変更装置及び
/又は姿勢変更装置を設置し、この間隔変更装置や姿勢
変更装置によってワーク間の間隔やワークの姿勢を変更
するのが一般的である。
【0003】一方、例えば、1対の自動車部品からなる
ワークを搬送する場合には、1対即ち2個のワークを1
組としてパレット式コンベア等の搬送機構上に載置し、
搬送機構を駆動することにより、2個1組のワークを同
一間隔で且つ同一姿勢のまま第1ステーションから第2
ステーション以降のステーションに搬送している。この
ワークの搬送時に、2個1組のワークの間の間隔やワー
クの姿勢を、第2ステーション以降のステーションで施
す処理に適合したものに変更する場合にも、前記同様
に、間隔変更装置や姿勢変更装置を設置するのが一般的
である。尚、特開平1−121140号公報には、ワー
クと組付部品を治具パレットに搭載してパレット式コン
ベアからなる搬送機構によって、各ステーションに供給
すると共に、組付ステーションで部品を取り出して洗浄
し、後続治具パレットに搭載し順送りすることにより、
生産性の向上を図った装置が記載されている。
ワークを搬送する場合には、1対即ち2個のワークを1
組としてパレット式コンベア等の搬送機構上に載置し、
搬送機構を駆動することにより、2個1組のワークを同
一間隔で且つ同一姿勢のまま第1ステーションから第2
ステーション以降のステーションに搬送している。この
ワークの搬送時に、2個1組のワークの間の間隔やワー
クの姿勢を、第2ステーション以降のステーションで施
す処理に適合したものに変更する場合にも、前記同様
に、間隔変更装置や姿勢変更装置を設置するのが一般的
である。尚、特開平1−121140号公報には、ワー
クと組付部品を治具パレットに搭載してパレット式コン
ベアからなる搬送機構によって、各ステーションに供給
すると共に、組付ステーションで部品を取り出して洗浄
し、後続治具パレットに搭載し順送りすることにより、
生産性の向上を図った装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数のワー
クを1組として搬送する際に、各組のワークを同一間隔
で且つ同一姿勢のまま第1ステーションから第2ステー
ション以降のステーションに搬送する搬送装置では、搬
送されてきた各組のワークを第2ステーション以降のス
テーションおいて、この第2ステーション以降のステー
ションで施す処理に適合したワーク間の間隔に変更した
り、第2ステーション以降のステーションで施す処理に
適合したワークの姿勢に変更したりする必要があるの
で、作業能率が低下するという問題がある。
クを1組として搬送する際に、各組のワークを同一間隔
で且つ同一姿勢のまま第1ステーションから第2ステー
ション以降のステーションに搬送する搬送装置では、搬
送されてきた各組のワークを第2ステーション以降のス
テーションおいて、この第2ステーション以降のステー
ションで施す処理に適合したワーク間の間隔に変更した
り、第2ステーション以降のステーションで施す処理に
適合したワークの姿勢に変更したりする必要があるの
で、作業能率が低下するという問題がある。
【0005】また、前記間隔変更の為の間隔変更装置
や、前記姿勢変更の為の姿勢変更装置を別途設ける場合
には、それらの装置の為の設置スペースを必要とするこ
と、ワーク搬送の為の装置が、全体として大型化して、
製作コストが高くなること、等の問題がある。このこと
は、特開平1−121140号公報に記載された装置に
ついても同様である。本発明の目的は、複数のワークを
1組として搬送する際に、各組のワークの間隔を変更で
きる搬送装置、各組のワークの姿勢を変更できる搬送装
置、各組のワークの間隔と姿勢を変更できる搬送装置、
を提供することである。
や、前記姿勢変更の為の姿勢変更装置を別途設ける場合
には、それらの装置の為の設置スペースを必要とするこ
と、ワーク搬送の為の装置が、全体として大型化して、
製作コストが高くなること、等の問題がある。このこと
は、特開平1−121140号公報に記載された装置に
ついても同様である。本発明の目的は、複数のワークを
1組として搬送する際に、各組のワークの間隔を変更で
きる搬送装置、各組のワークの姿勢を変更できる搬送装
置、各組のワークの間隔と姿勢を変更できる搬送装置、
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る搬送装置
は、第1ステーションで作業が完了し第1所定ピッチに
配置された複数のワークを1組にして第1ステーション
から第2ステーション以降のステーションに搬送する搬
送装置において、前記複数のワークを夫々支持する複数
の治具パレットと、これら複数の治具パレットを第1ス
テーションから第2ステーションまで搬送する搬送手段
と、前記搬送手段の下流端部に設けられ、複数の治具パ
レットを介して搬送手段で搬送されてくる各組の複数の
ワークを、第2ステーション以降のステーションにおい
て施す処理に適合した第1所定ピッチと異なる第2所定
ピッチの間隔となるようにピッチ調節して位置決め停止
させる位置決め停止手段とを備えたものである。
は、第1ステーションで作業が完了し第1所定ピッチに
配置された複数のワークを1組にして第1ステーション
から第2ステーション以降のステーションに搬送する搬
送装置において、前記複数のワークを夫々支持する複数
の治具パレットと、これら複数の治具パレットを第1ス
テーションから第2ステーションまで搬送する搬送手段
と、前記搬送手段の下流端部に設けられ、複数の治具パ
レットを介して搬送手段で搬送されてくる各組の複数の
ワークを、第2ステーション以降のステーションにおい
て施す処理に適合した第1所定ピッチと異なる第2所定
ピッチの間隔となるようにピッチ調節して位置決め停止
させる位置決め停止手段とを備えたものである。
【0007】ここで、前記第2ステーションとその下流
側の第3ステーションとの間に配設され、前記位置決め
停止手段で停止された複数のワークを、前記第2所定ピ
ッチの間隔を保ったまま把持して、第3ステーションに
搬送可能なチャック付き搬送手段を設けてもよい(請求
項1に従属の請求項2)。前記第1ステーションはワー
クに機械加工を施す加工ステーションであり、第3ステ
ーションはワークを洗浄処理する洗浄ステーションであ
ってもよい(請求項2に従属の請求項3)。
側の第3ステーションとの間に配設され、前記位置決め
停止手段で停止された複数のワークを、前記第2所定ピ
ッチの間隔を保ったまま把持して、第3ステーションに
搬送可能なチャック付き搬送手段を設けてもよい(請求
項1に従属の請求項2)。前記第1ステーションはワー
クに機械加工を施す加工ステーションであり、第3ステ
ーションはワークを洗浄処理する洗浄ステーションであ
ってもよい(請求項2に従属の請求項3)。
【0008】請求項4に係る搬送装置は、第1ステーシ
ョンで作業が完了し、第1所定姿勢で配置された複数の
ワークを1組にして第1ステーションから第2ステーシ
ョン以降のステーションに搬送する搬送装置において、
前記複数のワークを夫々支持する複数の治具パレット
と、これら複数の治具パレットを第1ステーションから
第2ステーションまで搬送する搬送手段と、前記搬送手
段に設けられ、前記複数の治具パレットで支持された複
数のワークの第1所定姿勢を、搬送中に、第2ステーシ
ョン以降のステーションにおいて施す処理に適合した第
2所定姿勢に変更する姿勢変更手段とを備えたものであ
る。ここで、前記姿勢変更手段は、搬送手段における搬
送路に沿って延びる案内部材と、この案内部材で案内さ
れる従動体とを含む構成でもよい(請求項4に従属の請
求項5)。
ョンで作業が完了し、第1所定姿勢で配置された複数の
ワークを1組にして第1ステーションから第2ステーシ
ョン以降のステーションに搬送する搬送装置において、
前記複数のワークを夫々支持する複数の治具パレット
と、これら複数の治具パレットを第1ステーションから
第2ステーションまで搬送する搬送手段と、前記搬送手
段に設けられ、前記複数の治具パレットで支持された複
数のワークの第1所定姿勢を、搬送中に、第2ステーシ
ョン以降のステーションにおいて施す処理に適合した第
2所定姿勢に変更する姿勢変更手段とを備えたものであ
る。ここで、前記姿勢変更手段は、搬送手段における搬
送路に沿って延びる案内部材と、この案内部材で案内さ
れる従動体とを含む構成でもよい(請求項4に従属の請
求項5)。
【0009】また、前記第2ステーションとその下流側
の第3ステーションとの間に配設され、搬送手段下流側
で停止された複数のワークを、前記第2所定姿勢を保っ
たまま把持して、第3ステーションに搬送可能なチャッ
ク付き搬送手段を設けてもよい(請求項4に従属の請求
項6)。また、前記第1ステーションはワークに機械加
工を施す加工ステーションであり、第3ステーションは
ワークを洗浄処理する洗浄ステーションであってもよい
(請求項4に従属の請求項7)。
の第3ステーションとの間に配設され、搬送手段下流側
で停止された複数のワークを、前記第2所定姿勢を保っ
たまま把持して、第3ステーションに搬送可能なチャッ
ク付き搬送手段を設けてもよい(請求項4に従属の請求
項6)。また、前記第1ステーションはワークに機械加
工を施す加工ステーションであり、第3ステーションは
ワークを洗浄処理する洗浄ステーションであってもよい
(請求項4に従属の請求項7)。
【0010】請求項8に係る搬送装置は、第1ステーシ
ョンで作業が完了し、第1所定姿勢及び第1所定ピッチ
で配置された複数のワークを1組にして第1ステーショ
ンから第2ステーション以降のステーションに搬送する
搬送装置において、前記複数のワークを夫々支持する複
数の治具パレットと、これら複数の治具パレットを第1
ステーションから第2ステーションまで搬送する搬送手
段と、前記搬送手段に設けられ、前記複数の治具パレッ
トで支持された複数のワークの第1所定姿勢を、搬送中
に、第2ステーション以降のステーションにおいて施す
処理に適合した第2所定姿勢に変更する姿勢変更手段
と、前記搬送手段の下流端部に設けられ、前記姿勢変更
手段で第2所定姿勢に変更された前記各組の複数のワー
クを、第2ステーション以降のステーションにおいて施
す処理に適合した第1所定ピッチと異なる第2所定ピッ
チの間隔となるようにピッチ調節して位置決め停止させ
る位置決め停止手段とを備えたものである。
ョンで作業が完了し、第1所定姿勢及び第1所定ピッチ
で配置された複数のワークを1組にして第1ステーショ
ンから第2ステーション以降のステーションに搬送する
搬送装置において、前記複数のワークを夫々支持する複
数の治具パレットと、これら複数の治具パレットを第1
ステーションから第2ステーションまで搬送する搬送手
段と、前記搬送手段に設けられ、前記複数の治具パレッ
トで支持された複数のワークの第1所定姿勢を、搬送中
に、第2ステーション以降のステーションにおいて施す
処理に適合した第2所定姿勢に変更する姿勢変更手段
と、前記搬送手段の下流端部に設けられ、前記姿勢変更
手段で第2所定姿勢に変更された前記各組の複数のワー
クを、第2ステーション以降のステーションにおいて施
す処理に適合した第1所定ピッチと異なる第2所定ピッ
チの間隔となるようにピッチ調節して位置決め停止させ
る位置決め停止手段とを備えたものである。
【0011】
【発明の作用及び効果】請求項1の搬送装置において
は、第1ステーションで作業が完了し第1所定ピッチに
配置された複数のワークを1組として、第2ステーショ
ン以降のステーションに搬送する際、複数のワークが第
1所定ピッチの間隔で複数の治具パレットにより支持さ
れた状態で、搬送手段によって第1ステーションから第
2ステーションまで1組ずつ同時に搬送される。そし
て、各組の複数のワークは、この搬送手段の下流端部に
おいて位置決め停止手段によって、第2ステーション以
降のステーションにおいて施す処理に適合した第2所定
ピッチの間隔になるようにピッチ調節され、位置決めさ
れて停止される。従って、このピッチ調節には搬送時間
の他に時間を必要とせず、また、位置決め停止手段を搬
送手段の下流端部に組み込んだ構成なので、搬送装置の
構造を簡単化することができ製作コストの低減を図るこ
とができ且つ特別の設置スペースを必要とせず、省スペ
ース化を図ることができる。しかも、第2ステーション
以降のステーションにおいて施す処理に適合した第2所
定ピッチの間隔に自動的に且つ容易にピッチ調節して位
置決め停止することができる。
は、第1ステーションで作業が完了し第1所定ピッチに
配置された複数のワークを1組として、第2ステーショ
ン以降のステーションに搬送する際、複数のワークが第
1所定ピッチの間隔で複数の治具パレットにより支持さ
れた状態で、搬送手段によって第1ステーションから第
2ステーションまで1組ずつ同時に搬送される。そし
て、各組の複数のワークは、この搬送手段の下流端部に
おいて位置決め停止手段によって、第2ステーション以
降のステーションにおいて施す処理に適合した第2所定
ピッチの間隔になるようにピッチ調節され、位置決めさ
れて停止される。従って、このピッチ調節には搬送時間
の他に時間を必要とせず、また、位置決め停止手段を搬
送手段の下流端部に組み込んだ構成なので、搬送装置の
構造を簡単化することができ製作コストの低減を図るこ
とができ且つ特別の設置スペースを必要とせず、省スペ
ース化を図ることができる。しかも、第2ステーション
以降のステーションにおいて施す処理に適合した第2所
定ピッチの間隔に自動的に且つ容易にピッチ調節して位
置決め停止することができる。
【0012】請求項2の搬送装置においては、第2ステ
ーションとその下流側の第3ステーションとの間に配設
されたチャック付き搬送手段によって、各組の複数のワ
ークを、第2ステーションで位置決め停止手段により位
置決め停止された所定ピッチの間隔を保ったまま把持し
て、第3ステーションに搬送できる。これにより、第3
ステーションでは、この第3ステーションにおいて施す
処理に適合した第2所定ピッチの間隔の各組の複数のワ
ークが搬送されてくるので、搬送後すぐに、これらのワ
ークに処理を施すことができ、作業能率を高めることが
できる。
ーションとその下流側の第3ステーションとの間に配設
されたチャック付き搬送手段によって、各組の複数のワ
ークを、第2ステーションで位置決め停止手段により位
置決め停止された所定ピッチの間隔を保ったまま把持し
て、第3ステーションに搬送できる。これにより、第3
ステーションでは、この第3ステーションにおいて施す
処理に適合した第2所定ピッチの間隔の各組の複数のワ
ークが搬送されてくるので、搬送後すぐに、これらのワ
ークに処理を施すことができ、作業能率を高めることが
できる。
【0013】請求項3の搬送装置においては、第1ステ
ーションの加工ステーションで各組の複数のワークが機
械加工を施された後に、搬送手段及びチャック付き搬送
手段によって、第2ステーションを介して第3ステーシ
ョンに搬送され、この第3ステーションで洗浄処理され
る。請求項4の搬送装置においては、第1ステーション
で作業が完了し、第1所定姿勢で配置された複数のワー
クを1組にして第1ステーションから第2ステーション
以降のステーションに搬送する際に、各組の複数のワー
クが第1所定姿勢として複数の治具パレットに支持され
た状態で、搬送手段により、第1ステーションから第2
ステーションまで搬送され、その搬送手段に設けられた
姿勢変更手段により、搬送中に、第2ステーション以降
のステーションにおいて施す処理に適合した第2所定姿
勢に変更される。
ーションの加工ステーションで各組の複数のワークが機
械加工を施された後に、搬送手段及びチャック付き搬送
手段によって、第2ステーションを介して第3ステーシ
ョンに搬送され、この第3ステーションで洗浄処理され
る。請求項4の搬送装置においては、第1ステーション
で作業が完了し、第1所定姿勢で配置された複数のワー
クを1組にして第1ステーションから第2ステーション
以降のステーションに搬送する際に、各組の複数のワー
クが第1所定姿勢として複数の治具パレットに支持され
た状態で、搬送手段により、第1ステーションから第2
ステーションまで搬送され、その搬送手段に設けられた
姿勢変更手段により、搬送中に、第2ステーション以降
のステーションにおいて施す処理に適合した第2所定姿
勢に変更される。
【0014】このように、搬送手段に姿勢変更手段を設
けたので、搬送手段の他に姿勢変更手段を設けるスペー
スを必要とせず、省スペース化を図ることができ、且
つ、搬送中に、第3ステーションにおいて施す処理に適
合した姿勢に自動的に変更することができ、搬送時間の
他に姿勢変更のための時間を必要とせず、作業能率を高
めることができる。
けたので、搬送手段の他に姿勢変更手段を設けるスペー
スを必要とせず、省スペース化を図ることができ、且
つ、搬送中に、第3ステーションにおいて施す処理に適
合した姿勢に自動的に変更することができ、搬送時間の
他に姿勢変更のための時間を必要とせず、作業能率を高
めることができる。
【0015】請求項5の搬送装置においては、前記姿勢
変更手段が、搬送手段における搬送路に沿って延びる案
内部材と、この案内部材で案内される従動体とを含むも
のであるので、部品点数が少なく、構造が簡単であり、
製作コストの低減を図ることができる。また、各組の複
数のワークはそれぞれ従動体を介して、案内部材で案内
されながらその姿勢を、第2ステーション以降のステー
ションで施す処理に適合した姿勢に変更されるので、そ
の姿勢変更が円滑に且つ正確に行われる。
変更手段が、搬送手段における搬送路に沿って延びる案
内部材と、この案内部材で案内される従動体とを含むも
のであるので、部品点数が少なく、構造が簡単であり、
製作コストの低減を図ることができる。また、各組の複
数のワークはそれぞれ従動体を介して、案内部材で案内
されながらその姿勢を、第2ステーション以降のステー
ションで施す処理に適合した姿勢に変更されるので、そ
の姿勢変更が円滑に且つ正確に行われる。
【0016】請求項6の搬送装置においては、前記第2
ステーションとその下流側の第3ステーションとの間に
配設されたチャック付き搬送手段は、搬送手段下流側で
停止された複数のワークを、前記第2所定姿勢を保った
まま把持して、第3ステーションに搬送することができ
るので、搬送後すぐに、これらのワークに処理を施すこ
とができ、作業能率を高めることができる。請求項7の
搬送装置においては、第1ステーションの加工ステーシ
ョンで各組の複数のワークが機械加工を施された後に、
搬送手段及びチャック付き搬送手段によって、第2ステ
ーションを介して第3ステーションに搬送され、この第
3ステーションで洗浄処理される。
ステーションとその下流側の第3ステーションとの間に
配設されたチャック付き搬送手段は、搬送手段下流側で
停止された複数のワークを、前記第2所定姿勢を保った
まま把持して、第3ステーションに搬送することができ
るので、搬送後すぐに、これらのワークに処理を施すこ
とができ、作業能率を高めることができる。請求項7の
搬送装置においては、第1ステーションの加工ステーシ
ョンで各組の複数のワークが機械加工を施された後に、
搬送手段及びチャック付き搬送手段によって、第2ステ
ーションを介して第3ステーションに搬送され、この第
3ステーションで洗浄処理される。
【0017】請求項8の搬送装置においては、第1ステ
ーションで作業が完了し、第1所定姿勢及び第1所定ピ
ッチで配置された複数のワークを1組にして第1ステー
ションから第2ステーション以降のステーションに搬送
する際に、複数の治具パレットに夫々支持された各組の
複数のワークは、搬送手段により、第1ステーションか
ら第2ステーションまで搬送され、その搬送中に、姿勢
変更手段により、各組の複数のワークの姿勢が、第1所
定姿勢から、第2ステーション以降のステーションにお
いて施す処理に適合した第2所定姿勢に変更され、更
に、各組の複数のワークの第1所定ピッチが、前記搬送
手段の下流端部において位置決め停止手段により、第2
ステーション以降のステーションにおいて施す処理に適
合した第1所定ピッチとは異なる第2所定ピッチの間隔
になるようにピッチ調節され、位置決めされて停止され
る。
ーションで作業が完了し、第1所定姿勢及び第1所定ピ
ッチで配置された複数のワークを1組にして第1ステー
ションから第2ステーション以降のステーションに搬送
する際に、複数の治具パレットに夫々支持された各組の
複数のワークは、搬送手段により、第1ステーションか
ら第2ステーションまで搬送され、その搬送中に、姿勢
変更手段により、各組の複数のワークの姿勢が、第1所
定姿勢から、第2ステーション以降のステーションにお
いて施す処理に適合した第2所定姿勢に変更され、更
に、各組の複数のワークの第1所定ピッチが、前記搬送
手段の下流端部において位置決め停止手段により、第2
ステーション以降のステーションにおいて施す処理に適
合した第1所定ピッチとは異なる第2所定ピッチの間隔
になるようにピッチ調節され、位置決めされて停止され
る。
【0018】従って、姿勢変更とピッチ調節の為の特別
の時間を必要とせず、しかも、姿勢変更手段と位置決め
停止手段とを搬送手段に組み込んだ構成なので、搬送装
置の構造を全体として簡単化することができ、製作コス
トの低減を図ることができ且つ搬送手段の設置スペース
の他にスペースを必要とせず省スペース化を図ることが
できる。
の時間を必要とせず、しかも、姿勢変更手段と位置決め
停止手段とを搬送手段に組み込んだ構成なので、搬送装
置の構造を全体として簡単化することができ、製作コス
トの低減を図ることができ且つ搬送手段の設置スペース
の他にスペースを必要とせず省スペース化を図ることが
できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る搬送装置の実施例につい
て、図面を参照しつつ説明する。本実施例では、搬送装
置により同時に搬送される2個1組のワーW1,W2と
して、図6、図7に示す、自動車の左右1対のホイール
サポート部材を例として説明し、また、図1に示すよう
に、第1ステーションS1としてワークに機械加工を施
す加工ステーションを、第2ステーションS2としてワ
ークが第3ステーションS3で施す処理に適合した所定
ピッチの間隔及び適合姿勢で位置決めされた状態で一時
的に停止される停止ステーションを、第3ステーション
S3としてワークを洗浄処理する洗浄ステーションを例
として説明する。尚、図2に示すように、搬送方向下流
側を前方、その前方に向かって左右方向を左右方向と定
義して説明する。
て、図面を参照しつつ説明する。本実施例では、搬送装
置により同時に搬送される2個1組のワーW1,W2と
して、図6、図7に示す、自動車の左右1対のホイール
サポート部材を例として説明し、また、図1に示すよう
に、第1ステーションS1としてワークに機械加工を施
す加工ステーションを、第2ステーションS2としてワ
ークが第3ステーションS3で施す処理に適合した所定
ピッチの間隔及び適合姿勢で位置決めされた状態で一時
的に停止される停止ステーションを、第3ステーション
S3としてワークを洗浄処理する洗浄ステーションを例
として説明する。尚、図2に示すように、搬送方向下流
側を前方、その前方に向かって左右方向を左右方向と定
義して説明する。
【0020】この搬送装置1は、図1,図2に示すよう
に、1対のワークW1,W2を対称姿勢で夫々支持する
2つの治具パレット10A,10Bと、第1ステーショ
ンS1と第2ステーションS2間に配設され且つこれら
治具パレット10A,10Bに載置支持した1対のワー
クW1,W2を第1ステーションS1から第2ステーシ
ョンS2まで同時に搬送する搬送機構30と、搬送機構
30の下流端部に設けられた位置決め停止機構40と、
搬送機構30に設けられこの搬送機構30の搬送路に沿
って延びる案内部材51とこの案内部材51で案内され
る従動体52とを含む姿勢変更機構50と、第2ステー
ションS2と第3ステーションS3との間に設けられ、
第2ステーションS2から第3ステーションS3に1対
のワークW1,W2を搬送するチャック付き搬送機構7
0とを備えたものである。
に、1対のワークW1,W2を対称姿勢で夫々支持する
2つの治具パレット10A,10Bと、第1ステーショ
ンS1と第2ステーションS2間に配設され且つこれら
治具パレット10A,10Bに載置支持した1対のワー
クW1,W2を第1ステーションS1から第2ステーシ
ョンS2まで同時に搬送する搬送機構30と、搬送機構
30の下流端部に設けられた位置決め停止機構40と、
搬送機構30に設けられこの搬送機構30の搬送路に沿
って延びる案内部材51とこの案内部材51で案内され
る従動体52とを含む姿勢変更機構50と、第2ステー
ションS2と第3ステーションS3との間に設けられ、
第2ステーションS2から第3ステーションS3に1対
のワークW1,W2を搬送するチャック付き搬送機構7
0とを備えたものである。
【0021】前記1対のワークW1,W2を第1所定ピ
ッチの間隔で夫々支持した2つの治具パレット10A,
10Bが、搬送機構30によって第1ステーションS1
から第2ステーションS2まで搬送され、この搬送中
に、2つの治具パレット10A,10Bに支持された1
対のワークW1,W2が姿勢変更機構50により、第3
ステーションS3で施す洗浄処理に適合した第1所定姿
勢と異なる第2所定姿勢に変更され、搬送機構30の下
流端部で位置決め停止機構40によって、第3ステーシ
ョンS3で施す処理に適合した第1所定ピッチと異なる
第2所定ピッチの間隔となるようにピッチ調節されて位
置決め停止され、その状態のまま、1対のワークW1,
W2がチャック付き搬送機構70によって第3ステーシ
ョンS3に搬送されるように構成されている。
ッチの間隔で夫々支持した2つの治具パレット10A,
10Bが、搬送機構30によって第1ステーションS1
から第2ステーションS2まで搬送され、この搬送中
に、2つの治具パレット10A,10Bに支持された1
対のワークW1,W2が姿勢変更機構50により、第3
ステーションS3で施す洗浄処理に適合した第1所定姿
勢と異なる第2所定姿勢に変更され、搬送機構30の下
流端部で位置決め停止機構40によって、第3ステーシ
ョンS3で施す処理に適合した第1所定ピッチと異なる
第2所定ピッチの間隔となるようにピッチ調節されて位
置決め停止され、その状態のまま、1対のワークW1,
W2がチャック付き搬送機構70によって第3ステーシ
ョンS3に搬送されるように構成されている。
【0022】最初に、搬送機構30について説明する。
搬送機構30には、図2に示すように、第1ステーショ
ンS1から第2ステーションS2まで延びる左右1対の
ガイドレール31と、これらガイドレール31の内側に
配設され、第1ステーションS1から第2ステーション
S2まで延び、下流側治具パレット10Bに取り付けら
れたボールネジナット32に螺合した駆動用ボールネジ
シャフト33であって、搬送方向下流端部に、つまり第
2ステーションS2側端部に配設された駆動モータ34
によって回転駆動されてボールネジナット32を螺進螺
退させ、治具パレット10A,10Bを搬送する駆動用
ボールネジシャフト34とが設けられている。このボー
ルネジシャフト34の後端部はベアリング35(図4参
照)を介して上流側支持枠3に回転可能に支持されてい
る。尚、図1中符号3は、左右1対のガイドレール31
の下流端部を支持する上流側支持枠であり、符号4は左
右1対のガイドレール31の下部を支持する下部側支持
枠である。
搬送機構30には、図2に示すように、第1ステーショ
ンS1から第2ステーションS2まで延びる左右1対の
ガイドレール31と、これらガイドレール31の内側に
配設され、第1ステーションS1から第2ステーション
S2まで延び、下流側治具パレット10Bに取り付けら
れたボールネジナット32に螺合した駆動用ボールネジ
シャフト33であって、搬送方向下流端部に、つまり第
2ステーションS2側端部に配設された駆動モータ34
によって回転駆動されてボールネジナット32を螺進螺
退させ、治具パレット10A,10Bを搬送する駆動用
ボールネジシャフト34とが設けられている。このボー
ルネジシャフト34の後端部はベアリング35(図4参
照)を介して上流側支持枠3に回転可能に支持されてい
る。尚、図1中符号3は、左右1対のガイドレール31
の下流端部を支持する上流側支持枠であり、符号4は左
右1対のガイドレール31の下部を支持する下部側支持
枠である。
【0023】次に、前後1対の治具パレット10A,1
0Bについて説明する。これら治具パレット10A,1
0Bは、図2〜図5に示すように、平面視長方形の治具
本体11と、この治具本体11の中央部寄り部分に配設
され1対のワークW1,W2を載置するワーク載置部1
2と、搬送機構30の左右1対のガイドレール31にガ
イドされて移動する被ガイド部13と、搬送機構30の
駆動用ボールネジシャフト34に螺合され、駆動用ボー
ルネジシャフト34の回転駆動によって螺進螺退する前
記ボールネジナット32とを備えている。但し、ボール
ネジナット32は、治具パレット10Bのみに設けら
れ、治具パレット10Aは、伸縮連結機構60により、
治具パレット10Bに連結されている。
0Bについて説明する。これら治具パレット10A,1
0Bは、図2〜図5に示すように、平面視長方形の治具
本体11と、この治具本体11の中央部寄り部分に配設
され1対のワークW1,W2を載置するワーク載置部1
2と、搬送機構30の左右1対のガイドレール31にガ
イドされて移動する被ガイド部13と、搬送機構30の
駆動用ボールネジシャフト34に螺合され、駆動用ボー
ルネジシャフト34の回転駆動によって螺進螺退する前
記ボールネジナット32とを備えている。但し、ボール
ネジナット32は、治具パレット10Bのみに設けら
れ、治具パレット10Aは、伸縮連結機構60により、
治具パレット10Bに連結されている。
【0024】前記ワーク載置部12は、治具本体11の
中央部寄り部分に設けられた空隙部14に配設され、治
具本体11の上板部11aに固定部11bを介して複数
のボルトで固定された回転支持部15と、この回転支持
部15に上下1対のベアリング16,17を介して回転
可能に支持された回転軸部18と、この回転軸部18の
大径頭部18aに設けられた円形凹部18bに下部が内
嵌され取付けボルトで固定された載置支持部19とを備
え、回転軸部18の大径頭部18aの外周面の所定箇所
にワーク検出用のセンサ20が取り付けられている。
中央部寄り部分に設けられた空隙部14に配設され、治
具本体11の上板部11aに固定部11bを介して複数
のボルトで固定された回転支持部15と、この回転支持
部15に上下1対のベアリング16,17を介して回転
可能に支持された回転軸部18と、この回転軸部18の
大径頭部18aに設けられた円形凹部18bに下部が内
嵌され取付けボルトで固定された載置支持部19とを備
え、回転軸部18の大径頭部18aの外周面の所定箇所
にワーク検出用のセンサ20が取り付けられている。
【0025】前記回転軸部18の下部には、カラー21
が回転自在に外嵌され、その下端部のネジ部にナット2
2が螺合されていて、このナット22を締めつけること
によって、回転軸部18が抜け止めされている。前記カ
ラー21には、アーム23が固着され、このアーム23
の先端に姿勢変更機構50の従動体52としてのローラ
53が回転自在に枢着されている。前記アーム23は、
搬送方向上流端部側位置において、回転軸心を通り搬送
方向に垂直な水平な垂線に対して、上流側治具パレット
10Aでは図2にて斜め方向に上流側へ45度傾き、下
流側治具パレット10Bでは図2にて斜め方向に下流側
に45度傾いた第1所定姿勢(図3、図5、図6に示す
姿勢)になっている。
が回転自在に外嵌され、その下端部のネジ部にナット2
2が螺合されていて、このナット22を締めつけること
によって、回転軸部18が抜け止めされている。前記カ
ラー21には、アーム23が固着され、このアーム23
の先端に姿勢変更機構50の従動体52としてのローラ
53が回転自在に枢着されている。前記アーム23は、
搬送方向上流端部側位置において、回転軸心を通り搬送
方向に垂直な水平な垂線に対して、上流側治具パレット
10Aでは図2にて斜め方向に上流側へ45度傾き、下
流側治具パレット10Bでは図2にて斜め方向に下流側
に45度傾いた第1所定姿勢(図3、図5、図6に示す
姿勢)になっている。
【0026】前記前後2つの治具パレット10A,10
Bのうち、ボールネジシャフト33の回転駆動によって
搬送される下流側治具パレット10Bに対して、上流側
治具パレット10Aは、伸縮連結機構60によって下流
側治具パレット10Bに引かれて従動して搬送されるよ
うに構成されている。この伸縮連結機構60は、図2、
図3に示すように、下流側治具パレット10Bの左側面
の後端部に外方に向けて突出した状態で固定された基部
材61と、この基部材61から後方に向けて突設された
ロッド62と、上流側治具パレット10Aの左側面の前
端部近傍箇所に外方に向けて突出した状態で固定され、
ロッド62が進退移動自在に挿入される貫通孔63aを
有するガイド材63と、ロッド62の後端部に設けられ
た係止用大径部62aとガイド材63との間に配設され
た圧縮スプリング64とで構成されている。
Bのうち、ボールネジシャフト33の回転駆動によって
搬送される下流側治具パレット10Bに対して、上流側
治具パレット10Aは、伸縮連結機構60によって下流
側治具パレット10Bに引かれて従動して搬送されるよ
うに構成されている。この伸縮連結機構60は、図2、
図3に示すように、下流側治具パレット10Bの左側面
の後端部に外方に向けて突出した状態で固定された基部
材61と、この基部材61から後方に向けて突設された
ロッド62と、上流側治具パレット10Aの左側面の前
端部近傍箇所に外方に向けて突出した状態で固定され、
ロッド62が進退移動自在に挿入される貫通孔63aを
有するガイド材63と、ロッド62の後端部に設けられ
た係止用大径部62aとガイド材63との間に配設され
た圧縮スプリング64とで構成されている。
【0027】従って、スプリング65により、下流側治
具パレット10Bと上流側治具パレット10Aは、互い
に近づくように付勢された状態で、下流側治具パレット
10Bと上流側治具パレット10Aとの間隔を自由に変
更することができる。後述する位置決め停止機構40と
の関係上、ガイド材63は基部材61より突出長さが長
く形成されている。2つの治具パレット10A,10B
間には、搬送機構30の上流端部において1対のの治具
パレット10A,10Bに夫々支持された1対のワーク
W1,W2間の間隔が第1所定ピッチの間隔(図6に示
す間隔h1で、約225mmの間隔)となるように、間
隔保持用ストッパ24,25が設けられている。
具パレット10Bと上流側治具パレット10Aは、互い
に近づくように付勢された状態で、下流側治具パレット
10Bと上流側治具パレット10Aとの間隔を自由に変
更することができる。後述する位置決め停止機構40と
の関係上、ガイド材63は基部材61より突出長さが長
く形成されている。2つの治具パレット10A,10B
間には、搬送機構30の上流端部において1対のの治具
パレット10A,10Bに夫々支持された1対のワーク
W1,W2間の間隔が第1所定ピッチの間隔(図6に示
す間隔h1で、約225mmの間隔)となるように、間
隔保持用ストッパ24,25が設けられている。
【0028】次に、姿勢変更機構50について説明す
る。姿勢変更機構50は、搬送機構30のガイドレール
31に沿って上流部から下流部まで延びるように配設さ
れ、上流側から下流側にかけて図2にて右方に緩やかに
傾斜するように形成されたガイドレール形状の案内部材
51と、この案内部材51に回転移動自在に内嵌され、
1対の治具パレット10A,10Bに夫々設けられた従
動体52としてのローラ53と、前記アーム23と、前
記カラー21とで構成されている。
る。姿勢変更機構50は、搬送機構30のガイドレール
31に沿って上流部から下流部まで延びるように配設さ
れ、上流側から下流側にかけて図2にて右方に緩やかに
傾斜するように形成されたガイドレール形状の案内部材
51と、この案内部材51に回転移動自在に内嵌され、
1対の治具パレット10A,10Bに夫々設けられた従
動体52としてのローラ53と、前記アーム23と、前
記カラー21とで構成されている。
【0029】従って、ローラ53が案内部材51にガイ
ドされつつ下流側に移動されると、案内部材51の傾斜
に沿ってローラ53が図2にて右方に移動するので、下
流端部においては、下流側治具パレット10Bの回転軸
部17がアーム23とカラー21を介して図2、図3に
て時計方向に約90度回転され、上流側治具パレット1
0Aの回転軸部18がアーム23とカラー21を介して
反時計方向に約90度回転された第2所定姿勢(図2の
仮想線で図示の姿勢、図7に示す姿勢)なるように構成
されている。
ドされつつ下流側に移動されると、案内部材51の傾斜
に沿ってローラ53が図2にて右方に移動するので、下
流端部においては、下流側治具パレット10Bの回転軸
部17がアーム23とカラー21を介して図2、図3に
て時計方向に約90度回転され、上流側治具パレット1
0Aの回転軸部18がアーム23とカラー21を介して
反時計方向に約90度回転された第2所定姿勢(図2の
仮想線で図示の姿勢、図7に示す姿勢)なるように構成
されている。
【0030】次に、前記位置決め停止機構40について
説明する。この位置決め停止機構40は、図2に示すよ
うに、2つの治具パレット10A,10Bに夫々支持さ
れた1対のワークW1,W2間の間隔を第3ステーショ
ンS3で施される洗浄処理に適合した第2所定ピッチの
間隔(図7に示す間隔h2で、約350mmの間隔)に
変更するものであり、搬送機構30の下流端部に設けら
れ、下流側支持枠2の左側面に外方に向けて突出して固
定されたロッド支持部材41と、このロッド支持部材4
1に、上流側に向けて水平に且つ平行に突出した状態で
支持された長さの異なる長短2つの停止用ロッド42,
43とを主体として構成されている。尚、基部材61及
びガイド材63も、位置決め停止機構40に兼用され
る。
説明する。この位置決め停止機構40は、図2に示すよ
うに、2つの治具パレット10A,10Bに夫々支持さ
れた1対のワークW1,W2間の間隔を第3ステーショ
ンS3で施される洗浄処理に適合した第2所定ピッチの
間隔(図7に示す間隔h2で、約350mmの間隔)に
変更するものであり、搬送機構30の下流端部に設けら
れ、下流側支持枠2の左側面に外方に向けて突出して固
定されたロッド支持部材41と、このロッド支持部材4
1に、上流側に向けて水平に且つ平行に突出した状態で
支持された長さの異なる長短2つの停止用ロッド42,
43とを主体として構成されている。尚、基部材61及
びガイド材63も、位置決め停止機構40に兼用され
る。
【0031】これら2つの停止用ロッド42,43は夫
々2重ナット44によって、その突出寸法を調節可能に
構成され、搬送機構30の下流端部において、長さの短
い方の停止用ロッド42の先端部が下流側治具パレット
10Bの基部材61に当接し、長さの長い方の停止用ロ
ッド43の先端部が、基部材61より突出長さが長い上
流側治具パレット10Aのガイド材63に当接すること
によって、これら治具パレット10A,10Bに支持さ
れた1対のワークW1,W2間の間隔が、第3ステーシ
ョンS3で施す洗浄処理に適合した第2所定ピッチの間
隔となるようにピッチ調節されて2つの治具パレット1
0A,10Bが位置決め停止されるように構成されてい
る。
々2重ナット44によって、その突出寸法を調節可能に
構成され、搬送機構30の下流端部において、長さの短
い方の停止用ロッド42の先端部が下流側治具パレット
10Bの基部材61に当接し、長さの長い方の停止用ロ
ッド43の先端部が、基部材61より突出長さが長い上
流側治具パレット10Aのガイド材63に当接すること
によって、これら治具パレット10A,10Bに支持さ
れた1対のワークW1,W2間の間隔が、第3ステーシ
ョンS3で施す洗浄処理に適合した第2所定ピッチの間
隔となるようにピッチ調節されて2つの治具パレット1
0A,10Bが位置決め停止されるように構成されてい
る。
【0032】次に、第2ステーションS2と第3ステー
ションS3との間に配設されたチャック付き搬送機構7
0について説明する。このチャック付き搬送機構70
は、図1に示すように、第2所定ピッチの間隔で位置決
め停止された1対のワークW1,W2を、第2所定姿勢
及び第2所定ピッチの間隔を保ったまま、第2ステーシ
ョンS2から第3ステーションS3に搬送するものであ
り、第2ステーションS2から第3ステーションS3ま
で延設されたガイドロッド71と、このガイドロッド7
1に移送機構(図示略)を介して往復移送可能に支持さ
れたキャリッジ本体72と、このキャリッジ本体72に
組み込んだ昇降機構と回転駆動機構とで昇降駆動且つ正
逆回転駆動される支持ロッド73と、この支持ロッド7
3の下端部に固定されたアーム部74と、このアーム部
74の両端部に設けられた1対のチャック75とを備え
ている。
ションS3との間に配設されたチャック付き搬送機構7
0について説明する。このチャック付き搬送機構70
は、図1に示すように、第2所定ピッチの間隔で位置決
め停止された1対のワークW1,W2を、第2所定姿勢
及び第2所定ピッチの間隔を保ったまま、第2ステーシ
ョンS2から第3ステーションS3に搬送するものであ
り、第2ステーションS2から第3ステーションS3ま
で延設されたガイドロッド71と、このガイドロッド7
1に移送機構(図示略)を介して往復移送可能に支持さ
れたキャリッジ本体72と、このキャリッジ本体72に
組み込んだ昇降機構と回転駆動機構とで昇降駆動且つ正
逆回転駆動される支持ロッド73と、この支持ロッド7
3の下端部に固定されたアーム部74と、このアーム部
74の両端部に設けられた1対のチャック75とを備え
ている。
【0033】前記各チャック75は、水平方向に接近・
離隔駆動される1対の爪部材を有し、各ワークW1,W
2の中心に夫々形成された円孔w3,w4に、1対の爪
部材を挿入後に、1対の爪部材を離隔させることで、各
ワークW1,W2を把持するように構成されている。こ
の1対のチャック75で把持後に上昇させた1対のワー
クW1,W2を、水平方向に90度回転させて、第3ス
テーションS3で施す洗浄処理に最も適合した向きに回
転移動できるように構成されている。第3ステーション
S3には、ワークW1,W2に洗浄処理を施す為の洗浄
装置(図示略)が設置され、第1ステーションS2から
搬送機構30で第2ステーションS2に搬送され、第2
ステーションS2からチャック付き搬送機構70で第3
ステーションS3に搬送された1対のワークW1,W2
が、第3ステーションS3の洗浄装置で洗浄されるよう
に構成されている。
離隔駆動される1対の爪部材を有し、各ワークW1,W
2の中心に夫々形成された円孔w3,w4に、1対の爪
部材を挿入後に、1対の爪部材を離隔させることで、各
ワークW1,W2を把持するように構成されている。こ
の1対のチャック75で把持後に上昇させた1対のワー
クW1,W2を、水平方向に90度回転させて、第3ス
テーションS3で施す洗浄処理に最も適合した向きに回
転移動できるように構成されている。第3ステーション
S3には、ワークW1,W2に洗浄処理を施す為の洗浄
装置(図示略)が設置され、第1ステーションS2から
搬送機構30で第2ステーションS2に搬送され、第2
ステーションS2からチャック付き搬送機構70で第3
ステーションS3に搬送された1対のワークW1,W2
が、第3ステーションS3の洗浄装置で洗浄されるよう
に構成されている。
【0034】次に、前記搬送装置1の作用について説明
する。先ず、図2〜図4に示すように、1対のワークW
1,W2が、第1ステーションS1から、搬送機構30
の上流端部に位置した1対の治具パレット10A,10
Bに、第1所定姿勢及び第1所定ピッチの間隔h1にし
た状態で移載されて支持される。ここで、1対のワーク
W1,W2は、第1所定ピッチの間隔h1で且つ連結部
w5,w6が一直線上に位置する対称な向きの第1所定
姿勢で前後の治具パレット10A,10Bに夫々支持さ
れる。そして、搬送機構30の駆動モータ34が駆動さ
れるとボールネジシャフト34が回転駆動され、下流側
治具パレット10Bに固定されたボールネジナット32
が下流方向に螺進されて下流側治具パレット10Bが下
流側へ搬送される。
する。先ず、図2〜図4に示すように、1対のワークW
1,W2が、第1ステーションS1から、搬送機構30
の上流端部に位置した1対の治具パレット10A,10
Bに、第1所定姿勢及び第1所定ピッチの間隔h1にし
た状態で移載されて支持される。ここで、1対のワーク
W1,W2は、第1所定ピッチの間隔h1で且つ連結部
w5,w6が一直線上に位置する対称な向きの第1所定
姿勢で前後の治具パレット10A,10Bに夫々支持さ
れる。そして、搬送機構30の駆動モータ34が駆動さ
れるとボールネジシャフト34が回転駆動され、下流側
治具パレット10Bに固定されたボールネジナット32
が下流方向に螺進されて下流側治具パレット10Bが下
流側へ搬送される。
【0035】この下流側治具パレット10Bの下流側へ
の搬送と同時に、上流側治具パレット10Aが、伸縮連
結機構60を介して下流側へ引かれ従動して搬送され
る。この搬送中に、治具パレット10A,10Bのロー
ラ53が、夫々案内部材51に案内されながら下流側に
移動し、この案内部材51の傾斜に沿って図2において
右側へ徐々に従動移動し、このローラ53の従動移動に
より、1対のワークW1,W2が、アーム23とカラー
21と回転軸部17とワーク載置部12とを介して夫々
反時計方向及び時計方向へ回転しながら、2つの治具パ
レット10A,10Bを介して搬送されて、図2、図7
に示す第2所定姿勢となる。
の搬送と同時に、上流側治具パレット10Aが、伸縮連
結機構60を介して下流側へ引かれ従動して搬送され
る。この搬送中に、治具パレット10A,10Bのロー
ラ53が、夫々案内部材51に案内されながら下流側に
移動し、この案内部材51の傾斜に沿って図2において
右側へ徐々に従動移動し、このローラ53の従動移動に
より、1対のワークW1,W2が、アーム23とカラー
21と回転軸部17とワーク載置部12とを介して夫々
反時計方向及び時計方向へ回転しながら、2つの治具パ
レット10A,10Bを介して搬送されて、図2、図7
に示す第2所定姿勢となる。
【0036】搬送機構30の下流端部に到達すると、1
対のワークW1,W2は搬送直前の第1所定姿勢に比べ
て約90度回転した状態即ち各連結部w5,w6が平行
となる第2所定姿勢に姿勢変更され、更に、2つの治具
パレット10A,10Bが、位置決め停止機構40で停
止されることによって、これら1対の治具パレット10
A,10Bに夫々支持された1対のワークW1,W2が
第1所定ピッチと異なる第2所定ピッチの間隔h2とな
るようにピッチ調節して位置決め停止される。
対のワークW1,W2は搬送直前の第1所定姿勢に比べ
て約90度回転した状態即ち各連結部w5,w6が平行
となる第2所定姿勢に姿勢変更され、更に、2つの治具
パレット10A,10Bが、位置決め停止機構40で停
止されることによって、これら1対の治具パレット10
A,10Bに夫々支持された1対のワークW1,W2が
第1所定ピッチと異なる第2所定ピッチの間隔h2とな
るようにピッチ調節して位置決め停止される。
【0037】ここで、前記ワークW1,W2の第2所定
姿勢と第2所定ピッチの間隔h2は、第3ステーション
S3の洗浄ステーションにおいて施す洗浄処理に適合し
た姿勢とピッチであり、搬送機構30の下流端部の第2
ステーションS2の停止ステーションから、第1図に示
すチャック付き搬送機構70で第2所定ピッチの間隔h
2と第2所定姿勢を保ったまま、1対のワークW1,W
2を把持して第3ステーションS3に搬送し、この第3
ステーションS3で1対のワークW1,W2に洗浄処理
が施される。尚、チャック付き搬送機構70のチャック
75及びアーム部74は、支持ロッド73を介して回転
駆動することができるので、このチャック75を水平方
向に90度回転して、1対のワークW1,W2の水平方
向の向きを洗浄処理に適合した向きにしてから、第3ス
テーションS3の洗浄ステーションで洗浄処理する。
姿勢と第2所定ピッチの間隔h2は、第3ステーション
S3の洗浄ステーションにおいて施す洗浄処理に適合し
た姿勢とピッチであり、搬送機構30の下流端部の第2
ステーションS2の停止ステーションから、第1図に示
すチャック付き搬送機構70で第2所定ピッチの間隔h
2と第2所定姿勢を保ったまま、1対のワークW1,W
2を把持して第3ステーションS3に搬送し、この第3
ステーションS3で1対のワークW1,W2に洗浄処理
が施される。尚、チャック付き搬送機構70のチャック
75及びアーム部74は、支持ロッド73を介して回転
駆動することができるので、このチャック75を水平方
向に90度回転して、1対のワークW1,W2の水平方
向の向きを洗浄処理に適合した向きにしてから、第3ス
テーションS3の洗浄ステーションで洗浄処理する。
【0038】このように、1対のワークW1,W2は、
第1ステーションS1から搬送機構30で搬送される途
中で、姿勢変更機構50によって第1所定姿勢と異なる
第2所定姿勢に自動的に変更され、且つ搬送機構30の
下流端部で2つの治具パレット10A,10Bを介して
位置決め停止機構40で第1所定ピッチと異なる第2所
定ピッチの間隔になるように自動的にピッチ調節されて
位置決めされて停止され、1対のワークW1,W2の変
更された第2所定姿勢と第2所定ピッチの間隔h2とが
第3ステーションS3で施す洗浄処理に適合したものと
なるので、第2ステーションS2又は第3ステーション
S3で1対のワークW1,W2の姿勢とピッチを変更修
正する必要がなく、作業能率を高めることができる。
第1ステーションS1から搬送機構30で搬送される途
中で、姿勢変更機構50によって第1所定姿勢と異なる
第2所定姿勢に自動的に変更され、且つ搬送機構30の
下流端部で2つの治具パレット10A,10Bを介して
位置決め停止機構40で第1所定ピッチと異なる第2所
定ピッチの間隔になるように自動的にピッチ調節されて
位置決めされて停止され、1対のワークW1,W2の変
更された第2所定姿勢と第2所定ピッチの間隔h2とが
第3ステーションS3で施す洗浄処理に適合したものと
なるので、第2ステーションS2又は第3ステーション
S3で1対のワークW1,W2の姿勢とピッチを変更修
正する必要がなく、作業能率を高めることができる。
【0039】しかも、姿勢変更機構50と位置決め停止
機構40とが、搬送機構30に組み込まれているので、
搬送機構30の設置スペースの他にスペースを必要とせ
ず、省スペース化を図ることができる。第2ステーショ
S2とその下流側の第3ステーションS3の間に配設さ
れたチャック付き搬送機構70によって、各対のワーク
W1,W2が、第2ステーションS2で位置決め停止機
構40により位置決め停止され、第2所定姿勢及び第2
所定ピッチの間隔h2を保ったまま把持して、第3ステ
ーションS3に搬送できる。これにより、第3ステーシ
ョンS3では、洗浄処理に適合した第2所定姿勢及び第
2所定ピッチの間隔h2の1対のワークW1,W2が搬
送されてくるので、搬送後すぐに、これらのワークW
1,W2に洗浄処理を施すことができ、作業能率を高め
ることができる。
機構40とが、搬送機構30に組み込まれているので、
搬送機構30の設置スペースの他にスペースを必要とせ
ず、省スペース化を図ることができる。第2ステーショ
S2とその下流側の第3ステーションS3の間に配設さ
れたチャック付き搬送機構70によって、各対のワーク
W1,W2が、第2ステーションS2で位置決め停止機
構40により位置決め停止され、第2所定姿勢及び第2
所定ピッチの間隔h2を保ったまま把持して、第3ステ
ーションS3に搬送できる。これにより、第3ステーシ
ョンS3では、洗浄処理に適合した第2所定姿勢及び第
2所定ピッチの間隔h2の1対のワークW1,W2が搬
送されてくるので、搬送後すぐに、これらのワークW
1,W2に洗浄処理を施すことができ、作業能率を高め
ることができる。
【0040】前記位置決め停止機構40が、下流側支持
枠2の左側面に外方に向けて突出して固定されたロッド
支持部材41と、このロッド支持部材41に、上流側に
向けて水平に突出した状態で支持された長さの異なる長
短2つの停止用ロッド42,43とを主体として構成さ
れているので、簡単な構造であって、設置スペースが僅
少ですみ、搬送装置の製作コストの低減を図ることがで
きる。また、前記姿勢変更機構50が、搬送機構30に
おける搬送路に沿って延びる案内部材51と、この案内
部材51で案内される従動体52とを主体として構成さ
れているので、部品点数が少なく構造が簡単で、搬送装
置の製作コストの低減を図ることができる。また、1対
のワークW1,W2は夫々従動体52を介して、案内部
材51で案内されながらその姿勢を第3ステーションS
3で施す洗浄処理に適合した第2所定姿勢に変更される
ので、その姿勢変更がスムーズに且つ正確に行われる。
枠2の左側面に外方に向けて突出して固定されたロッド
支持部材41と、このロッド支持部材41に、上流側に
向けて水平に突出した状態で支持された長さの異なる長
短2つの停止用ロッド42,43とを主体として構成さ
れているので、簡単な構造であって、設置スペースが僅
少ですみ、搬送装置の製作コストの低減を図ることがで
きる。また、前記姿勢変更機構50が、搬送機構30に
おける搬送路に沿って延びる案内部材51と、この案内
部材51で案内される従動体52とを主体として構成さ
れているので、部品点数が少なく構造が簡単で、搬送装
置の製作コストの低減を図ることができる。また、1対
のワークW1,W2は夫々従動体52を介して、案内部
材51で案内されながらその姿勢を第3ステーションS
3で施す洗浄処理に適合した第2所定姿勢に変更される
ので、その姿勢変更がスムーズに且つ正確に行われる。
【0041】次に、前記実施例を部分的に変更する種々
の変更態様等について説明する。 1〕本実施例においては、第1ステーションS1が1対
のワークW1,W2に機械加工を施す加工ステーション
で、第2ステーションS2が停止ステーションで、第3
ステーションS3が洗浄処理を行う洗浄ステーションで
あるものについて説明したが、これに限らず、第1、第
2、第3ステーションS1,S2,S3とも1対のワー
クW1,W2に対して他の処理を行うものであってもよ
い。また、第1ステーションS1で機械加工を施して、
第2ステーションS2で洗浄処理を行うものであっても
よい。
の変更態様等について説明する。 1〕本実施例においては、第1ステーションS1が1対
のワークW1,W2に機械加工を施す加工ステーション
で、第2ステーションS2が停止ステーションで、第3
ステーションS3が洗浄処理を行う洗浄ステーションで
あるものについて説明したが、これに限らず、第1、第
2、第3ステーションS1,S2,S3とも1対のワー
クW1,W2に対して他の処理を行うものであってもよ
い。また、第1ステーションS1で機械加工を施して、
第2ステーションS2で洗浄処理を行うものであっても
よい。
【0042】2〕2個1組のワークW1,W2を例とし
て説明したが、これに限らず、3個以上の複数のワーク
を1組として搬送する搬送装置であってもよい。また、
ワークW1,W2としては、自動車部品である1対のホ
イールサポート部材に限定されず、その他種々のワーク
であってもよい。 3〕請求項1の搬送装置においては、前記実施例におけ
る姿勢変更機構50は、必須不可欠のものではないの
で、省略してもよい。 請求項4の搬送装置においては、前記実施例における位
置決め停止機構40が必須不可欠のものではないので、
省略してもよい。
て説明したが、これに限らず、3個以上の複数のワーク
を1組として搬送する搬送装置であってもよい。また、
ワークW1,W2としては、自動車部品である1対のホ
イールサポート部材に限定されず、その他種々のワーク
であってもよい。 3〕請求項1の搬送装置においては、前記実施例におけ
る姿勢変更機構50は、必須不可欠のものではないの
で、省略してもよい。 請求項4の搬送装置においては、前記実施例における位
置決め停止機構40が必須不可欠のものではないので、
省略してもよい。
【図1】本発明の実施例に係る第1〜第3ステーション
と搬送装置の側面図である。
と搬送装置の側面図である。
【図2】前記搬送装置の第1及び第2ステーション間の
搬送機構の平面図である。
搬送機構の平面図である。
【図3】図2の搬送機構の治具パレットを含む要部拡大
平面図である。
平面図である。
【図4】図2の搬送機構の治具パレットを含む要部拡大
部分縦断側面図である。
部分縦断側面図である。
【図5】図2の搬送機構の治具パレットとワークの部分
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図6】第1所定姿勢及び第1所定ピッチの間隔にした
1対のワークの平面図である。
1対のワークの平面図である。
【図7】第2所定姿勢及び第2所定ピッチの間隔にした
1対のワークの平面図である。
1対のワークの平面図である。
W1,W2 ワーク S1 第1ステーション S2 第2ステーション S3 第3ステーション 1 搬送装置 10A,10B 治具パレット 30 搬送機構 40 位置決め停止機構 50 姿勢変更機構 51 案内部材 52 従動体 70 チャック付き搬送機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23Q 7/16 B65G 47/248 47/88 D 47/90 A
Claims (8)
- 【請求項1】 第1ステーションで作業が完了し第1所
定ピッチに配置された複数のワークを1組にして第1ス
テーションから第2ステーション以降のステーションに
搬送する搬送装置において、 前記複数のワークを夫々支持する複数の治具パレット
と、 これら複数の治具パレットを第1ステーションから第2
ステーションまで搬送する搬送手段と、 前記搬送手段の下流端部に設けられ、複数の治具パレッ
トを介して搬送手段で搬送されてくる各組の複数のワー
クを、第2ステーション以降のステーションにおいて施
す処理に適合した第1所定ピッチと異なる第2所定ピッ
チの間隔となるようにピッチ調節して位置決め停止させ
る位置決め停止手段と、 を備えたことを特徴とする搬送装置。 - 【請求項2】 前記第2ステーションとその下流側の第
3ステーションとの間に配設され、前記位置決め停止手
段で停止された複数のワークを、前記第2所定ピッチの
間隔を保ったまま把持して、第3ステーションに搬送可
能なチャック付き搬送手段を設けたことを特徴とする請
求項1に記載の搬送装置。 - 【請求項3】 前記第1ステーションはワークに機械加
工を施す加工ステーションであり、第3ステーションは
ワークを洗浄処理する洗浄ステーションであることを特
徴とする請求項2に記載の搬送装置。 - 【請求項4】 第1ステーションで作業が完了し、第1
所定姿勢で配置された複数のワークを1組にして第1ス
テーションから第2ステーション以降のステーションに
搬送する搬送装置において、 前記複数のワークを夫々支持する複数の治具パレット
と、 これら複数の治具パレットを第1ステーションから第2
ステーションまで搬送する搬送手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記複数の治具パレットで支
持された複数のワークの第1所定姿勢を、搬送中に、第
2ステーション以降のステーションにおいて施す処理に
適合した第2所定姿勢に変更する姿勢変更手段と、 を備えたこと特徴とする搬送装置。 - 【請求項5】 前記姿勢変更手段は、搬送手段における
搬送路に沿って延びる案内部材と、この案内部材で案内
される従動体とを含むことを特徴とする請求項4に記載
の搬送装置。 - 【請求項6】 前記第2ステーションとその下流側の第
3ステーションとの間に配設され、搬送手段下流側で停
止された複数のワークを、前記第2所定姿勢を保ったま
ま把持して、第3ステーションに搬送可能なチャック付
き搬送手段を設けたことを特徴とする請求項4に記載の
搬送装置。 - 【請求項7】 前記第1ステーションはワークに機械加
工を施す加工ステーションであり、第3ステーションは
ワークを洗浄処理する洗浄ステーションであることを特
徴とする請求項4に記載の搬送装置。 - 【請求項8】 第1ステーションで作業が完了し、第1
所定姿勢及び第1所定ピッチで配置された複数のワーク
を1組にして第1ステーションから第2ステーション以
降のステーションに搬送する搬送装置において、 前記複数のワークを夫々支持する複数の治具パレット
と、 これら複数の治具パレットを第1ステーションから第2
ステーションまで搬送する搬送手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記複数の治具パレットで支
持された複数のワークの第1所定姿勢を、搬送中に、第
2ステーション以降のステーションにおいて施す処理に
適合した第2所定姿勢に変更する姿勢変更手段と、 前記搬送手段の下流端部に設けられ、前記姿勢変更手段
で第2所定姿勢に変更された前記各組の複数のワーク
を、第2ステーション以降のステーションにおいて施す
処理に適合した第1所定ピッチと異なる第2所定ピッチ
の間隔となるようにピッチ調節して位置決め停止させる
位置決め停止手段と、 を備えたことを特徴とする搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8756694A JPH07276178A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8756694A JPH07276178A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07276178A true JPH07276178A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13918546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8756694A Pending JPH07276178A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07276178A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015205352A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | キヤノン株式会社 | 搬送システム及び加工システム |
CN105173775A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-12-23 | 安徽无为冠雄建材机械有限公司 | 一种煤球箱上料装置 |
CN107814166A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-03-20 | 天津大学 | 一种自动连续调整板材导正轮间距的传送装置 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP8756694A patent/JPH07276178A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015205352A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | キヤノン株式会社 | 搬送システム及び加工システム |
CN105173775A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-12-23 | 安徽无为冠雄建材机械有限公司 | 一种煤球箱上料装置 |
CN107814166A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-03-20 | 天津大学 | 一种自动连续调整板材导正轮间距的传送装置 |
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