JPH07275198A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JPH07275198A
JPH07275198A JP6075145A JP7514594A JPH07275198A JP H07275198 A JPH07275198 A JP H07275198A JP 6075145 A JP6075145 A JP 6075145A JP 7514594 A JP7514594 A JP 7514594A JP H07275198 A JPH07275198 A JP H07275198A
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gain
switch
agc
circuit
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Tomoyasu Kawai
智康 川井
Mitsunobu Ono
光伸 大野
Teruo Eino
照雄 営野
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性を向上させた電子装置を提供するこ
と。 【構成】 CCU4はAGC回路27のゲインと露光時
間の変更による画像積分レベルとを共通の感度調整手段
25にり設定可能な信号処理系を備え、感度調整手段2
5のゲインコントロール摘み23の操作で、AGCゲイ
ンを優先して両機能による感度増大が可能であるように
した。また、積分優先スイッチ24の切換えにより積分
機能を優先して感度調整を行うことも可能にして、優先
機能を選択設定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2つの設定手段の機能を
1つの設定手段で設定可能にした電子装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、CCD等のイメージセンサはビデオ
カメラ等の撮像機能を有する装置に広く用いられるよう
になった。イメージセンサを用いた電子装置として例え
ば、特開平1−93268号公報に開示された従来例が
ある。この従来例はイメージセンサの蓄積時間を制御す
る露光積分及び電気信号のゲインの制御を被写体の明度
に応じて自動制御する感度調節方式を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平1−932
68号の従来例では例えば、イメージセンサの蓄積時間
を通常よりも長くとり、感度を上げた場合、さほど画の
S/Nの劣化は生じないが、露光時間を長くした為、動
画ではぶれが生じてしまう。
【0004】また、電気信号のゲインの制御(AGC)
により感度を上げた場合には動画像に影響を与えない
が、画像のS/Nが劣化してしまう。
【0005】以上のように、動画像を観察する場合は、
AGCを優先させ静止画を観察する時は、露光積分を使
うのが適当である。しかしながら、従来例では上記のよ
うに、使用目的の異なる2種の方式をそれぞれの操作子
でコントロールし、感度を上げていた為に操作が面倒に
なってしまう。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、操作性を向上させた電子装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】第1の設定値
と第2の設定値とが設定可能な電子装置において、前記
第1の設定値の可変可能な範囲と前記第2の設定値の可
変可能な範囲とを1つの設定値の可変可能な範囲に含
め、かつ1つの設定手段で設定可能にすると共に、変換
手段により1つの設定手段で設定される設定値を変換で
きる構成にすることにより、従来例では別々に操作する
ことが必要であったものを1つの操作手段の操作及び変
換手段の操作で済むようにして操作性を向上した。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に
係り、図1は第1実施例の電子内視鏡装置の全体構成を
示し、図2はCCUの外観を示し、図3はCCUの構成
を示す。
【0009】図1に示すように本発明の電子装置の第1
実施例としての電子内視鏡装置1は撮像手段を内蔵した
電子内視鏡2と、この電子内視鏡2の照明光伝送手段に
照明光を供給する光源装置3と、この電子内視鏡2の撮
像手段を駆動すると共に、撮像手段の出力信号に対する
信号処理を行うカメラコントロールユニット(以下CC
Uと略記)4と、CCU4で信号処理された標準的な映
像信号を表示するカラーモニタ5とから構成される。
【0010】上記電子内視鏡2は可撓性を有する細長の
挿入部6と、この挿入部6の後端に形成された太幅の操
作部7と、この操作部7から外部に延出されたユニバー
サルケーブル8とを有し、ユニバーサルケーブル8の末
端に設けたライトガイドコネクタ9を光源装置3に着脱
自在で接続することができる。
【0011】このライトガイドコネクタ9には信号ケー
ブル11が信号コネクタを介して接続され、他方の信号
コネクタ12をCCU4のフロントパネル13に設けた
信号コネクタ受け14に着脱自在で接続することができ
る。
【0012】ライトガイドコネクタ9を光源装置3に接
続することにより、光源装置3内のランプ15で発生さ
れた白色の照明光はレンズで集光され、ライトガイド1
6に照射される。このライトガイド16はユニバーサル
ケーブル8内及び挿入部6内を挿通され、伝送した照明
光を挿入部6の先端部に設けた照明窓に取り付けた先端
面から出射し、前方の患部等の被写体を照明する。
【0013】照明された被写体は照明窓に隣接する観察
窓に取り付けた対物レンズ17によってその焦点面に光
電変換面が配置された固体撮像素子としての例えばCC
D18に光学像を結ぶ。このCCD18の光電変換面に
はモザイクフィルタ等の光学的に色分離するフィルタが
取り付けてあり、白色光のもとでカラー撮像を行うこと
ができる。
【0014】このCCD18は電子内視鏡2内及び信号
ケーブル11内に挿通された信号線を介してCCU4内
の駆動回路19と信号処理回路20とに接続される。こ
の駆動回路19はCCD18を駆動する駆動信号を生成
し、この駆動信号を信号線を介してCCD18に印加す
る。この駆動信号の印加により、CCD18は光電変換
した画像信号を信号線を介して信号処理回路20に出力
する。
【0015】また、電子内視鏡2の例えば操作部7には
フリーズスイッチ22が設けてあり、このフリーズスイ
ッチ22を操作することにより静止画を表示させること
ができるようにしている。
【0016】上記信号処理回路20は入力される画像信
号に対して信号処理して標準的な映像信号を生成し、カ
ラーモニタ5に出力する。このCCU4のフロントパネ
ル13には図2にも示すようにゲインコントロール摘み
23と、積分優先スイッチ24とが設けてある。
【0017】ゲインコントロール摘み23は、感度調整
手段25となる連動する可変抵抗器VR1、VR2のシ
ャフトに取り付けられ、信号増幅手段による映像信号の
ゲインと、(電荷蓄積時間(露光時間)の変更により画
像を積分する時間を変えて感度を変更する)積分手段の
積分機能による感度とを関連付けて調整するものであ
り、積分優先スイッチ24は積分手段による積分機能を
優先させるスイッチである。
【0018】この実施例では、従来例では独立してそれ
ぞれ設けていたAGCのゲイン調整用摘みと画像積分調
整用摘みを1つのゲインコントロール摘み23の操作で
行えるように統合し、さらに1つに統合した場合におい
ても、これら2種類の感度調整のいずれの機能を優先さ
せて調整することもできるようにするための優先機能設
定手段となる画像積分優先スイッチ24を新たに設け
て、操作性を向上している。
【0019】図3はCCU4内の信号処理回路20の構
成を示す。CCD18の出力信号はプロセス回路26に
入力され、プロセス回路26内の増幅回路で増幅された
後、プロセス回路26内の色分離回路により、例えばR
GBの映像信号が生成される。
【0020】この映像信号はオートゲインコントロール
回路(以下、AGC回路と略記)27に入力される。こ
のAGC回路27はゲインコントロール端子(以下、G
C端子と略記)に印加される信号レベルにより増幅率
(ゲイン)を制御できる増幅回路であり、このGC端子
は積分優先スイッチ24を構成し、連動するスイッチS
1、S2の一方のスイッチS2を介して連動する可変抵
抗器VR1、VR2に接続されている。
【0021】AGC回路27で増幅された映像信号は、
A/Dコンバータ28によってアナログ信号からデジタ
ル信号に変換された後、フレームメモリ29に一時格納
される。フレームメモリ29へのデジタル信号の書き込
み及び読み出しは積分コントロール回路31内の図示し
ないメモリコントローラにより制御される。
【0022】この積分コントロール回路31は積分制御
端子Icに印加される積分制御電圧の大きさに応じて、
画像蓄積時間(又は露光時間)を長くするように露光時
間制御回路30を介して駆動回路19を制御すると共
に、露光時間を長くすることに応じてフレームメモリ2
9への書き込みタイミングを制御する。
【0023】つまり、積分制御電圧を大きくすることに
より露光時間が長くなり、積分手段としての画像積分機
能が増大する。なお、積分制御電圧が0の場合には一定
の画像露光時間であり、結果的には例えばNTSC方式
では1/30secの周期で1フレーム分の画像をCC
D18から読み出した場合の画像読み出しと同様の動作
を行う。
【0024】上記フレームメモリ29から読み出された
デジタル信号はD/Aコンバータ32によってアナログ
信号に変換された後、エンコーダ33によって例えばN
TSC方式の標準的な映像信号にされてカラーモニタ5
側に出力される。
【0025】電子内視鏡2に設けたフリーズスイッチ2
2は積分コントロール回路31と接続され、フリーズス
イッチ22をONすると、積分コントロール回路31の
画像静止制御機能が動作し、フレームメモリ29への書
き込みを禁止して、フレームメモリ29から読み出しの
みを行うようにする。
【0026】従って、フリーズスイッチ22を押してO
Nすると、書き込み禁止動作の直前に書き込まれた画像
が繰り返し読み出される。つまり静止画がカラーモニタ
5に表示されることになる。さらにフリーズスイッチ2
2を押すとONからOFFになり、書き込み禁止動作が
解除され、通常の動画を表示するモードになる。
【0027】上記積分優先スイッチ24は、スイッチS
1の共通接点cが積分コントロール回路31の積分制御
端子Icに接続され、スイッチS2の共通接点cがAG
C回路27のGC端子に接続されている。また、スイッ
チS1の接点aはスイッチS2の接点bに接続されると
共に、可変抵抗器VR2の抵抗可変端子に接続され、ス
イッチS1の接点bはスイッチS2の接点aに接続され
ると共に、可変抵抗器VR1の抵抗可変端子に接続され
ている。
【0028】上記可変抵抗器VR1の一端はGNDに接
続され、他端及びセンタタップRcは正の電源端+Vc
cに接続されている。また、可変抵抗器VR2の一端及
びセンタタップRcはGNDに接続され、他端は正の電
源端+Vccに接続されている。
【0029】なお、図2のゲインコントロール摘み23
をMINの位置に設定した状態が図3では抵抗可変端子
が一端に移動設定した場合に相当し、同様にゲインコン
トロール摘み23をセンタの位置に設定した状態が図3
では抵抗可変端子がセンタタップRcに移動設定した場
合に相当し、ゲインコントロール摘み23をMAXの位
置に設定した状態が図3では抵抗可変端子が他端に移動
設定した場合に相当する。
【0030】また、積分優先スイッチ24がアクティブ
に設定されていない(積分優先スイッチ24がOFF
の)状態では図3に示すようにスイッチS1、S2共
に、共通接点cが接点aと接続した状態であり、この状
態で積分優先スイッチ24が押されると、連動する2つ
のスイッチS1、S2は共通接点cが接点bと接続する
状態になる。
【0031】図3の設定状態(積分優先スイッチ24が
OFFの状態)では可変抵抗器VR1がAGC回路27
のゲインを調整するゲイン調整手段として機能し、可変
抵抗器VR2が積分手段による積分機能を調整する積分
調整手段として機能する役割を担う。つまり、この設定
状態では(AGC回路27で形成される)増幅手段によ
るゲイン調整機能を(積分手段による積分機能より)優
先させるゲイン優先モードとして動作する。
【0032】この場合、ゲインコントロール摘み23を
MINの位置からセンタタップRcの位置まで移動する
と、その設定された位置に応じたGC電圧値の大きさに
よりAGC回路27のゲインが大きくなる。センタタッ
プRcの位置を越えると、GC電圧値は最大値(つまり
+Vcc)から変化しないので、AGC回路27のゲイ
ンは最大の状態で変化しないが、可変抵抗器VR2の積
分制御電圧はセンタタップRcを越えると次第に0より
大きくなり、その積分制御電圧値に応じて積分機能が増
大する。
【0033】図3の設定状態で、積分優先スイッチ24
をONする操作を行うことにより、可変抵抗器VR1の
設定状態で積分手段による積分機能を決定し、可変抵抗
器VR2の設定状態でAGC回路27のゲイン調整を行
うモード、つまり積分手段による積分機能を優先させる
積分機能優先モードに設定できるようにしている。
【0034】この実施例では第1の設定手段により設定
される第1の設定値(例えばAGCゲイン)の可変範囲
と、第2の設定手段により設定される第2の設定値(例
えば積分レベル)の可変範囲とを、1つの設定値の可変
範囲(連動する可変抵抗器VR1、VR2による電圧範
囲)に含め、1つの設定手段(ゲインコントロール摘み
23)の操作と、変換手段(積分優先スイッチ24)の
切り変え操作でほぼカバーできるようにして、操作性を
向上している。
【0035】この第1実施例の作用を以下に説明する。
通常モード時(積分優先スイッチ24がOFFの状態)
は、ゲインコントロール摘み23のMINつまり低いゲ
インの所よりセンタまでがAGCレベル,センタよりM
AXゲインが積分可変領域として機能する。
【0036】つまり、ゲインコントロール摘み23をM
INから上げてゆくと、センタまでは可変抵抗器VR1
の抵抗可変端子の電圧が変化して、AGCレベルが変化
するが、他方の可変抵抗器VR2の抵抗可変端子の電圧
は接地レベルのまま変化しない。その為、ミニマム(M
IN)センタは、積分コントロール回路5のコントロー
ル信号は常に0Vであり、AGC回路27のAGCレベ
ルのみが働く。
【0037】従って、ゲインUPの操作ではまずAGC
回路27のゲインで行う為、動画観察で支障をきたさな
い。そしてAGCゲインがMAXの状態で、更に感度を
上げる操作を行う場合に初めて積分を行う。
【0038】つまり、センタを越えてゲインを上げると
可変抵抗器VR1の抵抗可変端子の電圧はVccから変
化しないのでAGCゲインはMAXゲインを維持し、可
変抵抗器VR2の抵抗可変端子の電圧は可変され、積分
コントロール回路31の積分制御を行うようにする。
【0039】この画像積分により単位時間(例えば1
秒)当たりの画像数が減るので、コマ送りのような映像
となるが、上記作用(AGCゲインがMAXに達した後
に積分機能が開始する)により、それを最小限に抑制で
きることになる。
【0040】これに対し、静止画又はそれに近い状態の
ものを観察する場合など画質つまりS/Nを重視したい
場合は積分優先スイッチ24を押す。この操作によっ
て、ゲインコントロール摘み23のMIN〜センタまで
が積分可変範囲、センタよりMAXがAGCゲイン可変
範囲となる。
【0041】つまり、ゲインコントロール摘み23がM
IN−センタまででは可変抵抗器VR1の抵抗可変端子
の電圧は0からVccまで変化し、この電圧の値に応じ
て積分コントロール回路31は積分制御を行う。可変抵
抗器VR2の抵抗可変端子の電圧は0から変化しないの
でAGCゲインは最低レベルのままである。
【0042】ゲインコントロール摘み23がセンタを越
えると、可変抵抗器VR1の抵抗可変端子の電圧はVc
cから変化しないので積分レベルは最大の状態を維持
し、可変抵抗器VR2の抵抗可変端子の電圧は0からV
ccまで可変できる状態となり、AGC回路27による
AGCゲインが働く。
【0043】従って、積分優先スイッチ24をONする
ことにより、積分機能を優先することができ、S/N比
の高い画像が得られる。
【0044】この第1実施例によれば、感度を増大する
2種類の機能に対し、1つの操作手段の操作で一方の機
能を優先させるようなモードで両機能を同時に設定でき
ると共に、優先機能の切換え手段の操作で両機能の設定
の優先順位を変更できるので、殆どの場合に対し、それ
ぞれを独立に操作していた機能をカバーできると共に、
通常は1つの操作手段のみの操作で設定できるので、操
作性を向上できる。
【0045】つまり、動画の動き機能を優先したい場合
には、積分優先スイッチ24をOFFに設定した状態
で、ゲインコントロール摘み23のみの操作で所望のゲ
イン状態に設定できるし、AGCゲインをMAXにして
も明るさが不足する場合には、AGCゲインが最大の状
態で、積分機能でその不足分を補う。従って、動きを重
視した状態での感度増大を簡単な操作で行うことができ
る。
【0046】また、静止画を観察するようなS/Nの良
い画像を重視したい場合には、積分優先スイッチ24を
ONすることにより、後はゲインコントロール摘み23
のみの操作で所望の積分レベル状態に設定できるし、積
分レベルをMAXにしても明るさが不足する場合には、
積分レベルが最大の状態で、AGCゲイン機能でその不
足分を補う。この場合には、S/Nを重視した状態での
感度増大を簡単な操作で行うことができる。
【0047】従って、観察対象物に対して術者の望む感
度増大モードに設定でき、かつ簡単な操作で所望とする
感度増大状態に設定でき、操作性を向上できる。
【0048】なお、図示しないが、第1実施例におい
て、2連動の可変抵抗器VR1、VR2を使用していた
が、UP,DOWNの2つのスイッチ手段と電気的にレ
ベルを変える2つの電子ボリュームを代わりに用いても
よい。
【0049】なお、一方の機能を優先して使用する環境
では、優先順位を切換える切換えスイッチ(図3スイッ
チS1、S2)を必要としない。この場合には一方を優
先させる接続状態にすれば良い。
【0050】図4は本発明の第2実施例におけるCCU
41の構成を示す。第1実施例ではCCD18の撮像時
間を制御して積分手段が形成されていたが、この実施例
ではフレームメモリ29に書き込まれた画像を積分コン
トロール回路42の制御により複数枚加算することによ
り積分手段が形成されている。
【0051】従って、この実施例では駆動回路19は、
積分コントロール回路42により読み出し周期が変更さ
れない。その他は図3と同様の構成であり、その説明を
省略する。
【0052】この第2実施例は積分手段による動作が第
1実施例と異なるのみである。つまり、積分コントロー
ル回路42はその積分制御端子Icに印加される電圧値
に応じてフレームメモリ29で画像積分する画像枚数を
設定する(この場合、画像枚数は1枚,2枚,…となる
ので、例えば1枚と2枚の間の電圧に対してはその電圧
値に応じて2枚目の画像の加算係数を1より小さくして
も良い)。その他の作用及び効果は第1実施例とほぼ同
様である。
【0053】なお、積分優先スイッチ24の切換えを第
1又は第2実施例における2段階の切換えから、3段階
に設定できるようにしても良い。例えば、2段階の中間
の切換え状態として、AGCゲインと積分機能とが重複
して機能する感度増大領域を設けるようにしても良い。
【0054】図5は本発明の第3実施例におけるCCU
51の構成を示す。この第3実施例は第2実施例の機能
の他に、増幅手段によるゲインを優先させた状態で、フ
リーズスイッチ22がONされた場合、ゲインを小さく
して積分機能でそのゲイン低下を補い、S/Nの良い静
止画を得られるようにしたものである。
【0055】図4において、D/Aコンバータ32の出
力信号(例えば輝度信号)は第1の積分回路52及び切
換えスイッチS4を介装された第2の積分回路53を経
て比較器54に入力され、この比較器54の出力は積分
コントロール回路31′に入力される。
【0056】なお、D/Aコンバータ32の出力信号が
RGBの色信号である場合には分圧用の抵抗と加算器と
の組み合わせで輝度信号を生成できる(また、RGBの
色信号を単に加算した信号をスイッチS4にしても良
い。以下の説明ではスイッチS4側に出力される信号は
輝度信号であるとして説明する)。上記第1の積分回路
52は、例えば抵抗R1とコンデンサC1で構成され、
第2の積分回路53は抵抗R2とコンデンサC2で構成
されている。
【0057】上記積分コントロール回路31′は図4の
機能の他に、積分優先スイッチ24がOFFの状態で
(この状態はスイッチS3の接点aのレベルで検出)、
フリーズスイチ22がONされた場合には比較器54の
出力が反転するまで、積分動作を行う。
【0058】上記切換えスイッチS4はフリーズスイッ
チ22の反転信号と積分優先スイッチ24のOFF状態
を検出するスイッチS3の信号との論理積をとるアンド
回路55の出力が“H”であると、共通接点cを接点a
からbに切換える。なお、スイッチS3はスイッチS
1、S2と共に、連動して切換えられるスイッチであ
る。
【0059】また、アンド回路55の出力は“H”であ
ると、AGC回路27のGC端子とスイッチS2の共通
接点cとの間に設けた切換えスイッチS5を接点aから
bに切換え、ゲイン制御電圧を半固定抵抗R3で設定さ
れるフリーズ時用低レベルの固定値(この場合にはAG
C回路27のゲインは低い値になる)に切換える。
【0060】その他の構成は第2実施例と同様である。
次に作用を説明する。フリーズスイッチ22がOFFの
状態では第2実施例と同様である。また、積分優先スイ
ッチ24がONされた状態でフリーズスイッチ22がO
Nされた場合も第2実施例と同様であり、フリーズスイ
ッチ22がONされることにより書き込みが禁止される
動作の直前にフレームメモリ29に書き込まれた画像デ
ータが繰り返し読み出されてる。つまり、静止画が表示
される。
【0061】一方、積分優先スイッチ24がOFFの状
態で、フリーズスイッチ22がONされた場合には、ア
ンド回路55の出力により、スイッチS4が接点b側に
切換えられると共に、スイッチS5も接点b側に切換え
られ、このスイッチS5の切変えによりAGC回路27
のゲインは低い値に切り変わる。
【0062】スイッチS4が切換えられる前は接点aが
ONしているので、積分回路53のコンデンサC2に
は、可変抵抗器VR1の設定により決定されるAGC回
路27のゲインに対応した平均の輝度信号レベルを保持
した状態で、このスイッチS4が接点b側に切換えら
れ、コンデンサC2にはフリーズスイッチ22がON時
の半固定抵抗R3で設定されるAGCゲインでの輝度レ
ベルの情報が残される。
【0063】積分コントロール回路31′はフリーズ信
号が入力されるとフレームメモリ29の積分制御を行
い、フレームメモリ29の出力は抵抗R1、コンデンサ
C1による積分回路52のコンデンサC1に平均輝度レ
ベルがメモリされ、比較器54によりフリーズスイッチ
22がON時の平均輝度レベルを保持するコンデンサC
2の電位とコンデンサC1の電位を、積分動作時に比較
し、その結果を積分コントロール回路31′へフィード
バックする。
【0064】このフィードバックループによりフリーズ
時用のAGCゲインの輝度と、メモリされた輝度レベル
が同一になると、比較器54の一致信号により積分コン
トローる回路31′は積分を停止し、フレームメモリ2
9をフリーズ状態とする。
【0065】この第3実施例によれば、映像をフリーズ
する操作を行った場合、AGCゲインが優先されている
か否かを判断し、AGCゲインが優先されていた場合に
はフリーズする直前の電気的増感機能であるAGCゲイ
ンのままフリーズするのでなく、フリーズ時用のAGC
ゲインに切換え、かつその切換えに伴う増感機能の低下
を積分機能で補償し、切換え前の増感機能に一致した状
態で静止画に設定するようにしている。従って、S/N
の良い静止画を得られる。
【0066】図6は第3実施例の変形例におけるCCU
61の構成を示す。第3実施例にも関係するこの機能の
背景をまず説明する。従来、撮像装置において、装置の
感度向上の手段として、電気的に映像信号を増幅し感度
を向上する方法(AGC)と、実開昭57−19676
に開示されるとおり、フレームメモリを用いて画像を累
積加算する方式(画像積分)が知られている。
【0067】しかしながらこれら2種類の感度アップの
手段を併用して備え、更にフリーズ機能を具備した撮像
装置において映像をフリーズした場合、フリーズする直
前の電気的増感機能であるAGCゲインのままフリーズ
していた、この時AGCのゲインが高い場合はS/Nが
劣化した静止画を見つづけることとなっていた。
【0068】そこで、第3実施例の変形例は上記欠点に
鑑みて、感度アップ時のフリーズ状態においての画像の
S/Nを向上できる撮像装置を提供する。
【0069】このため、フリーズスイッチを押されたこ
とを検知した時、AGCによる電気的増感を下げ、フレ
ームメモリを用いた積分を行い、目標の明るさになった
時点で積分動作を停止しフリーズ状態とするようにして
いる。以下、図6を参照してその構成を説明する。
【0070】図6の変形例は、AGC回路27がAGC
スイッチ62をONした操作でAGCの動作状態で、フ
リーズスイッチ22がONされた場合に、AGC回路2
7のゲインを一定値に下げ、このゲインの低下を積分手
段で補うようにしたものである。
【0071】フリーズスイッチ22は積分制御メモリコ
ントローラ63に接続され、このフリーズスイッチ22
をONすると、積分制御メモリコントローラ63は比較
器54からの出力信号が反転するまで、フレームメモリ
29を用いて画像を累積する制御を行う。
【0072】また、フリーズスイッチ22をONする
と、スイッチS4を接点aがOFFとなるように接点b
側に切換えると共に、スイッチS5を接点aから接点b
に切換える。このスイッチS5の接点aにはAGCスイ
ッチ62が接続され、接点bにはバッファを介して半固
定抵抗R3が接続されている。
【0073】この実施例におけるAGC回路27はGC
端子への印加電圧が低い程ゲインが高く、印加電圧が高
いとゲインが低い特性のものが用いている(印加電圧に
対するゲインの特性が図5等とは逆である。いずれの特
性のものでも同様に使用できる)。
【0074】AGC回路27のGC端子は抵抗により正
の電源端+Vccにプルアップされ、この状態では最低
のゲインであり、AGCスイッチ62をONすると、最
大のゲインに変更される。
【0075】その他の構成は図5と同様であり、その説
明を省略する。次にその作用を説明する。図6ではフリ
ーズをしていない状態である。ここで電気的増感機能で
あるAGCスイッチ62をONすると、AGCが作動す
る。この時コンデンサC2にはAGCスイッチ62のO
N時の平均輝度レベルがメモリされる。
【0076】フリーズスイッチ22をONにするとスイ
ッチS5が切り換わり、AGCゲインはFIX(固定)
ゲインに設定されると共に、スイッチS4も切り換わる
のでコンデンサC2にはAGCゲインON時の輝度レベ
ルの情報が残される。
【0077】積分制御メモリコントローラ63はフリー
ズ信号が入力されるとフレームメモリ29の積分制御を
行い、フレームメモリ29の出力は積分回路52を構成
するコンデンサC1にその平均輝度レベルが保持され
る。そして、比較器54によりAGC、ON時の平均輝
度レベルを保持するコンデンサC2の電位と、コンデン
サC1の電位とを、積分動作時に比較し、その結果を積
分制御メモリコントローラ63へフィードバックする。
このフィードバックループによりAGC、ON時の輝度
と、メモリされた輝度レベルが同一になるとメモリコン
トローラ63は積分を停止し、フレームメモリ29をフ
リーズ状態とする。
【0078】この変形例によれば、フリーズ状態におい
て、電気的増感度をFIXとし、AGC、ON時に比べ
感度が足りない分をフレームメモリによる画像積分を行
うので、電気的増感時よりもS/Nが向上したフリーズ
画を得ることができる。
【0079】ところで、特開昭62−250084にお
いて、イメージセンサの蓄積時間及び電気信号のゲイン
の制御を併用させ、感度を調節する方式が開示されてい
るが、例えば、イメージセンサの蓄積時間を通常よりも
長くとり、感度を上げた場合、さほど画のS/Nの劣化
は生じないが、露光時間を長くした為、動画ではぶれが
生じてしまう。
【0080】また、1秒あたりの画像枚数が減る為、コ
マ送り映像となってしまう。しかし、AGCだけではゲ
インの制御範囲が狭くなってしまう。
【0081】このため、動画時の観察能力を落とさない
為に積分動作(露光又はフィールドメモリを用いた画像
加算etc)を制限し出来る限り電気的ゲインの制御を行
うようにする撮像装置を提供する目的で以下の図7ない
し図9に示すような構成にしても良い。
【0082】出来る限り電気的ゲインの制御を行うよう
にした内視鏡撮像装置は例えば図1において、CCU4
を図7に示すCCU71とし、電子内視鏡2におけるフ
リーズスイッチ22の代わりに図7に示すAGCスイッ
チ72とした構成以外は図1と同様の構成である。
【0083】従って、図7のCCU71の構成及び動作
を以下に説明する。駆動回路73からの駆動信号の印加
によりCCD18から出力される画像信号はプロセス回
路74に入力され、プロセス回路74内の増幅回路で増
幅された後、プロセス回路74内の色分離回路により、
例えばRGBの映像信号が生成される。
【0084】この映像信号はAGC回路75に入力され
る。このAGC回路75はAGC端子に印加されるレベ
ルが“L”であるか否かによりAGCモードで増幅作用
をする増幅回路であり、このAGC端子にはAGCスイ
ッチ72が接続されており、ONすることで、AGCモ
ードで増幅作用(入力信号の平均レベルに応じてその出
力レベルがほぼ一定になるように、AGC回路75のゲ
インを自動的に制御する)をする。
【0085】なお、AGCスイッチ72がOFFの場合
には、抵抗でプルアップされているので、最低のゲイン
で動作する。AGC回路75で増幅された映像信号は、
A/Dコンバータ76によってアナログ信号からデジタ
ル信号に変換された後、フレームメモリ77に一時、格
納される。フレームメモリ77へのデジタル信号の書き
込み及び読み出しはメモリコントローラ78により制御
される。
【0086】上記フレームメモリ77から読み出された
デジタル信号はD/Aコンバータ79によってアナログ
信号に変換された後、エンコーダ80によって例えばN
TSC方式の標準的な映像信号にされて図示しないカラ
ーモニタ側に出力される。
【0087】フロントパネル81に設けられている露光
時間設定SW82により選択される端子により露光時間
制御回路83によって対応する露光時間制御信号が生成
され、この露光時間制御信号は切換えスイッチ85を経
て駆動回路73、メモリコントローラ78に出力され
る。
【0088】この場合、切換えスイッチ85が接点bが
ONされていると、露光時間制御信号によって駆動回路
73からCCD18に印加される駆動信号のタイミング
が変更される。つまり、駆動信号が印加されないで、C
CD18で撮像(露光)を行っている露光時間が変更さ
れる。
【0089】また、この駆動信号のタイミングの変更に
応じて、メモリコントローラ78はフレームメモリ77
に映像信号を書き込むタイミニグを制御する。上記切換
えスイッチ85はAGC回路75のAGCゲインMAX
信号によりその切換えが制御される。
【0090】つまり、通常は接点aがONする状態に設
定され、駆動回路73は通常の露光期間で動作し、一
方、AGC回路75がAGCゲインで動作し、そのAG
Cゲインが最大になると、AGCゲインMAX信号を出
力し、切換えスイッチ85を接点aがONするように切
換える。
【0091】上述のように接点bがONすると、駆動回
路73は露光時間制御信号に応じて露光期間を変更(通
常より長く)する。従って、フレームメモリ77にはそ
の露光期間の変更に応じた画像積分データが記憶され
る。
【0092】一方、フレームメモリ77から読み出され
るタイミニグは、露光時間を変更した場合にも、変更さ
れないで、カラー表示される所定のフィールド期間で読
み出され、カラーモニタ側に出力される。
【0093】つまりフレームメモリ77によりTVフィ
ールド信号に直されてエンコーダ80に入力され、NT
SCコンポジット信号が出力される。
【0094】このように構成された内視鏡撮像装置で
は、CCU71のAGC回路75によるAGCゲインで
増感(感度増大)を出来るだけ行い、そのAGCゲイン
がMAXでも足りない場合にはその明るさを露光積分で
補う。
【0095】従って、動画観察時のような場合、AGC
動作を優先させているので、積分動作によるコマ送り映
像になるのをできるだけ防止できることになる。
【0096】図8は、図7の第1の変形例におけるCC
U71′の構成を示すブロック図である。この変形例は
図7におけるAGCスイッチ72の代わりにAGC目標
値を設定するAGC目標値設定手段として例えば可変抵
抗器91が用いられ、AGC回路75によるAGC機能
は、この可変抵抗器91の抵抗可変端子から出力される
出力電圧に対応したゲインを目標値として動作する。つ
まり、AGC回路75の出力の平均レベルをAGC目標
値設定手段でその目標値を設定する。
【0097】また、この抵抗可変端子から出力される出
力電圧は、目標値がMAXか否かを検出する目標値MA
X検出回路92に入力され、この目標値MAX検出回路
92の出力信号と、AGC回路75のAGCゲインMA
X信号とはオア回路93を経てスイッチ85の切換えを
制御する構成にしている。
【0098】その他は図7と同様の構成である。この第
1の変形例の動作を説明する。AGC回路75の出力の
平均レベルを可変抵抗器91によって設定する。この設
定により目標値レベルが最大になったか否かが目標値M
AX検出回路92で検知され、この目標値MAX検出回
路92の目標値MAX検出信号と、AGC回路75のA
GCゲインMAX信号はオア回路93を経てスイッチ8
5の切換えを制御する。
【0099】そして、少なくともいずれか一方が“H”
になると、スイッチ85はGND側の接点aから接点b
に切換えられ、露光時間制御回路83の動作が有効とな
り、積分時間設定スイッチ82に従った露光時間制御が
行われ、フレームメモリ77に記憶される。
【0100】上記フレームメモリ77に記憶された画像
は所定のタイミングで読み出され、エンコーダ80を経
てカラーモニタ側に出力される。
【0101】この変形例では、撮影状態によって例えば
全体は暗いのだが一部分だけ輝度の高い被写体などの場
合、平均輝度はある程度高くなる為、AGCの目標値を
MAXに設定しても実際のAGCゲインは最大まで行か
ず、従って全体が暗いのにもかかわらず積分が効かない
のを防止する為に、AGCの目標値レベルがMAXの時
も積分を効かせることができるようにしたものである。
その他は図7とほぼ同様の効果を有する。
【0102】図9は、図7の第2の変形例におけるCC
U71″の構成を示すブロック図である。この変形例で
は露光時間を変更するのでなく、メモリコントローラ9
5の制御のもとで、フレームメモリ77で画像加算を行
うことにより積分手段を構成している。
【0103】また、フロントパネル81には積分時間設
定手段としての可変抵抗器96が設けてあり、この可変
抵抗器96の抵抗可変端子の電圧は、メモリコントロー
ラ95に積分時間設定信号として入力され、メモリコン
トローラ95はこの信号のレベルに応じて加算する画像
枚数を決定する。
【0104】また、この変形例ではAGC回路75の出
力信号は、A/Dコンバータ76、フレームメモリ7
7、D/Aコンバータ79を順次通った後、スイッチ9
7を経てエンコーダ80に入力される信号処理系と、A
GC回路75の出力信号をスイッチ97を経てエンコー
ダ80に入力されるようにバイパスする信号処理系との
2つの処理系を形成し、このスイッチ97をAGCゲイ
ンMAX信号で行うような構成にしている。つまり、A
GCゲインMAX信号はAGCゲインがMAXになって
いる時のみ出力され、この信号はスイッチ97の接点b
がONするように切換える。
【0105】その他の構成は図7と同様である。次に作
用を説明する。AGCゲインがMAXに達していない時
は、スイッチ97がフレームメモリ77側でない接点a
がONする方を選択するので、積分動作は無効となって
いる。
【0106】そして、AGCゲインがMAX時になった
時には、スイッチ97がフレームメモリ77側の接点b
に切り換わるので、メモリコントローラ95は時間設定
信号に従って、フレームメモリ77で画像加算を使った
画像積分機能を実現する。
【0107】この変形例によれば、AGCゲインがMA
Xにならない場合には図7と同様にAGCゲインで増感
を行い、AGCゲインをMAXにしても明るさがたりな
い場合には画像積分(複数枚の画像加算)機能で増感を
行うので、やはり映像がコマ送りになるのを極力防止で
きる。
【0108】図7ないし図9の装置によれば電気的増感
機能の最大時まで積分動作を制限する為に動画時にぶ
れ、コマ送り等の映像になるのを防ぐことができる。な
お、被写体によっては、電気的増感機能が最大にならず
に積分機能を必要とする場合があり、その場合、積分動
作を制限するしきい値を可変として使用できる。
【0109】なお、本発明は電子内視鏡2の代わりに光
学式の内視鏡の接眼部にCCD等の固体撮像素子を内蔵
したTVカメラを装着したTVカメラ外付け内視鏡でも
同様に適用できる。また、上述した実施例等を部分的に
組み合わせて構成される実施例も本発明に属する。
【0110】[付記] (1)映像信号のゲインレベルと、固体撮像素子の長時
間露光又は画像加算により感度を調整する積分レベルと
が可変設定可能な撮像装置において前記ゲインレベルの
目標値の設定範囲と、前記積分レベルの設定可能な範囲
とを1つの設定値の設定可能な範囲に含めた撮像装置。
ゲインレベルの目標値の設定と積分レベルの設定とを1
つの設定値の設定でできる。
【0111】(2)映像信号のゲインレベルと、固体撮
像素子の長時間露光又は画像加算により感度を調整する
積分レベルとが可変設定可能な撮像装置において前記ゲ
インレベルの目標値の設定範囲と、前記積分レベルの設
定可能な範囲とを1つの設定値の設定可能な範囲に含
み、前記ゲインレベルの目標値と前記積分レベルとを1
つの操作手段で設定可能とした撮像装置。ゲインレベル
の目標値の設定と積分レベルの設定とを1つの設定手段
の設定でできる。
【0112】(3)映像信号のゲインレベルと、固体撮
像素子の長時間露光又は画像加算により感度を調整する
積分レベルとが可変設定可能な撮像装置において前記ゲ
インレベルの目標値の設定範囲と、前記積分レベルの設
定可能な範囲とを1つの設定値の設定可能な範囲に含
み、前記ゲインレベルの目標値と前記積分レベルとが設
定可能な設定手段と、前記1つの設定値の可変可能な範
囲内で、前記ゲインレベルの目標値の設定範囲と前記積
分レベルの設定範囲とを変換する変換手段と、とを具備
した撮像装置。ゲインレベルの目標値の設定と積分レベ
ルの設定とを1つの設定手段の設定でできると共に、そ
の設定値を変換手段により変換できる。
【0113】(4)感度向上又は可変の手段として電気
増感機能とフレームメモリを用いて、画像を複数枚加算
する積分方式との両方を具備し、更に、動画像を静止さ
せるフリーズ機能を有した撮像装置において、フリーズ
が開始されると、電気的増感機能の増感機能を下げ、フ
レームメモリを用いた積分を行い、目標の明るさになっ
た時点で積分動作を停止しフリーズ状態とする機能を有
する撮像装置。フリーズ操作を行った場合、電気的増感
機能の増感機能を下げて、積分機能でその増感機能の低
下を補償するので、S/Nの良い静止画が得られる。
【0114】(5)前記電気的増感機能はオートゲイン
コントロールより成る付記4記載の撮像装置。
【0115】(6)感度向上の為の手段として電気的増
感機能及び画像積分(イメージセンサの露光時間を制御
する露光積分又はフレームメモリで画像を累積加算する
時etc)の両方の方式を備えた撮像装置において、前記
電気的増感機能を優先的に機能させ電気的増感機能の可
変範囲の任意のしきい値を超えた時のみ画像積分を有効
にすることを特徴とする撮像装置。電気的増感機能を優
先させ、しきい値を越えた場合に画像積分の機能が働く
ので、コマ送りの映像になるのを極力防止できる。
【0116】(7)前記電気的増感機能はオートゲイン
コントロールより成る付記6記載の撮像装置。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の設定手段により設定される第1の設定値の可変範囲
と、第2の設定手段により設定される第2の設定値の可
変範囲とを、1つの設定値の可変範囲に含め、1つの設
定手段の操作で第1及び第2の可変範囲内の設定を可能
にすると共に、変換手段の切換え操作で第1及び第2の
設定値の優先順位を変更できるようにしているので、観
察対象物に対して術者の望む状態での設定状態に簡単に
設定でき、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡装置の全体構成
図。
【図2】CCUの外観を示す斜視図。
【図3】CCUの内部構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第2実施例におけるCCUの内部構成
を示すブロック図。
【図5】本発明の第3実施例におけるCCUの内部構成
を示すブロック図。
【図6】第3実施例の変形例におけるCCUの内部構成
を示すブロック図。
【図7】出来る限り電気的ゲインの制御を行うようにし
た内視鏡装置におけるCCUの内部構成を示すブロック
図。
【図8】図7の第1の変形例におけるCCUの内部構成
を示すブロック図。
【図9】図7の第2の変形例におけるCCUの内部構成
を示すブロック図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…電子内視鏡 3…光源装置 4…CCU 5…カラーモニタ 6…挿入部 7…操作部 8…ユニバーサルケーブル 11…信号ケーブル 13…フロントパネル 14…信号コネクタ受け 17…対物レンズ 18…CCD 19…駆動回路 20…信号処理回路 22…フリーズスイッチ 23…ゲインコントロール摘み 24…積分優先スイッチ 25…感度調整手段 27…AGC回路 29…フレームメモリ 31…積分コントロール回路 VR1、VR2…可変抵抗器 S1、S2…スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】図において、D/Aコンバータ32の出
力信号(例えば輝度信号)は第1の積分回路52及び切
換えスイッチS4を介装された第2の積分回路53を経
て比較器54に入力され、この比較器54の出力は積分
コントロール回路31′に入力される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】上記積分コントロール回路31′は図4の
機能の他に、積分優先スイッチ24がOFFの状態で
(この状態はスイッチS3の接点aのレベルで検出)、
フリーズスイッチ22がONされた場合には比較器54
の出力が反転するまで、積分動作を行う。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の設定値と第2の設定値とが設定可
    能な電子装置において、 前記第1の設定値の可変可能な範囲と前記第2の設定値
    の可変可能な範囲とを1つの設定値の可変可能な範囲に
    含み、前記第1の設定値と前記第2の設定値とが設定可
    能な設定手段と、 前記1つの設定値の可変可能な範囲内で、前記第1の設
    定値の可変可能な範囲と前記第2の設定値の可変可能な
    範囲とを変換する変換手段と、を具備した電子装置。
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