JPH0727334Y2 - カーブ走行型移動間仕切り用吊車 - Google Patents

カーブ走行型移動間仕切り用吊車

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JPH0727334Y2
JPH0727334Y2 JP6801390U JP6801390U JPH0727334Y2 JP H0727334 Y2 JPH0727334 Y2 JP H0727334Y2 JP 6801390 U JP6801390 U JP 6801390U JP 6801390 U JP6801390 U JP 6801390U JP H0727334 Y2 JPH0727334 Y2 JP H0727334Y2
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JP
Japan
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traveling
rail
wheels
curved
suspension vehicle
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JP6801390U
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JPH0427077U (ja
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正博 北野
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Comany Inc
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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は天井に配設した湾曲レールに沿って走行する吊
車に関するものである。
(従来技術) 移動間仕切りは大きな空間をより小さい空間に仕切るた
めに収納部から引き出し出来るよう構成したもので、天
井には走行レールが配設され、間仕切りの上端に取着し
た吊車が上記走行レールに内装されて転がり移動する。
このような移動間仕切りには、天井に配設される走行レ
ールの形態によってクロス走行型移動間仕切りとカーブ
走行型移動間仕切りとがあり、前者の間仕切りでは走行
レールが十字状又はT字状に交差するのに対して、後者
の間仕切りでは湾曲にカーブしたレールを用いている。
勿論、各々に長所及び短所があって、用途に合わせて適
当なものを用いればよい訳であるが、本考案は後者のカ
ーブ走行型移動間仕切りを対象としたものであり、第4
図は一般的なカーブ走行型移動間仕切りの概略を示して
いる。
同図に示すカーブ走行型移動間仕切りは収納部を2ヶ所
に持ち、これら各収納部に収納されている間仕切りを引
き出して所定の部屋空間を仕切る訳であるが、引き出し
に際しては間仕切りを吊設している吊車はカーブした湾
曲レールを走行する。この場合、収納レール(イ)は引
き出しレール(ロ)と交差部a、b、cにて交わり、吊
車はこれら交差部a、b、cの走行溝から落下しないよ
うに移動しなければならない。したがって、1軸2輪の
吊車では該交差部a、b、cを渡り切ることが出来ない
ため、少なくとも2軸4輪の吊車が用いられ、好ましく
は3軸6輪が適している。しかし、このように多軸多輪
の吊車を使用した場合、上記交差部a、b、cの走行溝
からの落下防止は可能となるが、湾曲レールのカーブ走
行が困難となり、間仕切りの引き出し作業が容易でなく
なる。すなわち、吊車の車輪は軸の両端に軸支されてい
るに過ぎずその回転方向は常時一定しているため、仮に
6ケの車輪を装着するならば、これら各車輪の回転のみ
で移動方向を変えることは出来ない。方向を変えてカー
ブさせようとするならば横滑りを与えることが必要とな
り、その結果無理な力がいるのみならず、車輪並びにレ
ール走行面の摩耗をもたらしめる。
(本考案の目的) このようにカーブ走行型移動間仕切りの吊車には上記の
ごとき問題が残されている。本考案はこれら問題点の解
決を目的としたものであり、交差部での落下防止を図る
とともに、湾曲レールでのスムーズな走行を行ない得る
吊車を提供する。
(本考案の構成) 本考案のカーブ走行型移動間仕切り用吊車は上記問題点
の解決を図るため次の特徴をもって構成している。すな
わち、吊車の本体となる車台の両側にはそれぞれ3ケ
(合計6ケ)の車輪を軸支し、中央の主輪は間仕切りを
吊設する吊ボルトの位置に、そして主輪の前後には所定
の距離をおいて副輪が取着される。これら主輪及び副輪
はレールを走行するため車台下面より下方へその外周下
端は突出しているが、主輪の突出量は副輪の突出量より
僅かに大きくなっている。
(作用) このように、車台中央に軸支した主輪の突出量を両副輪
に対して僅か大きくすることにより、レールを走行する
場合に該レール走行面と接するのは主輪のみである。し
たがって、湾曲レールであっても、左右の転がり量を違
わせるだけで容易にその進行方向を変更して移動する。
又交差部にては前後の副輪が車台を支え、主輪が走行溝
に差し掛る際には副輪はレール走行面と接している。車
台を支持する状態が主輪から副輪へ移る場合、逆に副輪
から主輪へ移行する場合に、僅かなガタ付きが理論的に
は発生することになるが、上記突出量の違いは極く僅か
であって、間仕切りの移動操作上は何ら支障をきたさな
い。
以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
(実施例) 第1図a、b、cは本考案のカーブ走行型移動間仕切り
用吊車の具体例である。吊車は直方体を成す車台1の左
右側面2、2には軸3、4a、4bを突出し、軸3には主輪
5が、軸4a、4bには副輪6a、6bを回転自在に軸支してい
る。そして、上記車台1の下方へは吊りボルト7が伸び
ており、該吊りボルト7はスラストベアリング8を介し
て回転自在に連結している。吊りボルト7の前後にはレ
ールの走行溝に遊嵌されて車台1をガイドする走行輪9
a、9bが水平状態で軸支され、又車台1の上面には該車
台1の幅より大きい上盤10を固定し、該上盤10の角部に
はガイド輪11a、11b、12a、12bが軸支され、上記ガイド
輪11とガイド輪12とはその高さを異にしている。これら
ガイド輪11、12はレールの交差部にて吊車の移動方向を
規制するためのもので、レールの天井面にはガイドブロ
ックが取着されていて、上記ガイド輪11、12はガイドブ
ロックと当接してその方向が定められる。したがって、
各吊車によってガイド輪11、12の高さを異にし、又レー
ル天井面に取着されるガイドブロックの高さも交差部に
よって違っている。このようなガイド輪11、12とガイド
ブロックによる走行規制方式は従来から周知の技術手段
であるため、詳しい説明は省略する。
ところで、本考案の主輪5及び副輪6a、6bは車台1の下
面13よりその外周下端は突出していなければならない
が、主輪5の突出量H1>副輪6の突出量H2となってい
て、H1−H2=Δは約0.2mm程度の大きさである。又車台
1の上記下面13の前後は僅かな段差をもった切欠き14
a、14bが形成されており、上記主輪5と副輪6a、6bの突
出量の違いによって吊車が傾斜した場合、車台1の前・
後端がレール走行面と接触しないように考慮されてい
る。
第2図a、bは走行レール15に内装された吊車を示して
いる。該吊車がレール走行面16を移動する場合には、最
も下方へ突出している主輪5のみが接触していて、副輪
6a、6bとの間には上記突出量の差Δ分の隙間が介在す
る。そして走行輪9は走行レール15の走行溝17に遊嵌さ
れ、主輪5及び副輪6a、6bがレール走行面16を転がり移
動するように車台1をガイドしている。
第3図は吊車が走行レールに沿って交差部を移動する過
程を示した場合で、該吊車は2ケの主輪5、5及び4個
の副輪6a、6a、6b、6bにより走行溝17へ落下しないよう
に構成されていて、同図は両主輪5、5にて支えられて
いる状態である。吊車がさらに矢印方向へ進行するなら
ば片側の主輪5は走行溝17へ差し掛ることになるが、落
下する前に前方の副輪6aが対向側のレール走行面16へ差
し掛り、落下を防止する。又両主輪5、5がレール走行
面16に接している時は、他の副輪6a、6b…はレール走行
面16とは接していないために吊車の方向は自由に変更可
能である。第3図に示す吊車の位置から右方向へカーブ
して走行レールへ進入するには、該吊車を反時計方向へ
旋回させなければならず、両主輪5、5にて支持されて
いる間は上記吊車の旋回動は容易に行なわれる。しか
し、副輪6a、6bがレール走行面16と接している間は直進
のみで、方向変換は出来ない。
以上述べたように、本考案のカーブ走行型移動間仕切り
用吊車は中央に軸支した主輪の突出量を、該主輪の前後
に軸支した副輪の突出量より僅かに大きくしたもので、
次のような効果を得ることが出来る。
(効果) (1)本考案の吊車は中央に軸支した主輪の突出量を大
きくしているため、レール走行面とは両主輪のみが転が
り接触し、すなわち前後の副輪はレール走行面との間に
隙間を持って接触しないため、吊車はその方向を簡単に
変更して移動出来る。両主輪の転がり回転量を互いに違
わせることにより、レール走行面との間に滑りを生ぜず
して方向変換が可能であり、主輪並びにレール走行面の
摩耗を防止出来る。
(2)又該吊車は上記主輪の前後にそれぞれ副輪を軸支
しているため、レール交差部の走行溝へ落下することな
く、方向変換を素早く行なうと同時に該走行溝をスムー
ズに通過し得る。更に車台の前後下面には僅かな段差を
形成しているため、吊車が傾斜してもレール走行面と接
触することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図a、b、cは本考案の吊車を表わす実施例で、a
は平面図、bは正面図、cは側面図、第2図a、bは吊
車が走行レールに内装された状態を、第3図は走行レー
ルの交差部を通過する吊車を、さらに第4図はカーブ走
行型移動間仕切りの概略図をそれぞれ表わしている。 1…車台、2…側面、3、4…軸、5…主輪、6…副
輪、7…吊りボルト、8…スラストベアリング、9…走
行輪、10…上盤、11、12…ガイド輪、13…下面、14…切
欠き、15…走行レール、16…レール走行面、17…走行
溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーブした湾曲レールを天井に配設したカ
    ーブ走行型移動間仕切りであって、該間仕切りを吊設移
    動する吊車において、車台の中央両側には主輪を軸支
    し、該主輪の前後には副輪を軸支し、上記車台下面から
    主輪外周下端までの突出量を副輪の該突出量より僅かに
    大きくしたことを特徴とするカーブ走行型移動間仕切り
    用吊車。
  2. 【請求項2】上記車台の下面前後部を僅かに切欠いて段
    差面とした実用新案登録請求の範囲第1項記載のカーブ
    走行型移動間仕切り用吊車。
JP6801390U 1990-06-27 1990-06-27 カーブ走行型移動間仕切り用吊車 Expired - Lifetime JPH0727334Y2 (ja)

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JP6801390U JPH0727334Y2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27 カーブ走行型移動間仕切り用吊車

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Publication Number Publication Date
JPH0427077U JPH0427077U (ja) 1992-03-04
JPH0727334Y2 true JPH0727334Y2 (ja) 1995-06-21

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