JP2521482Y2 - 移動壁用走行装置 - Google Patents

移動壁用走行装置

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JP2521482Y2
JP2521482Y2 JP4306690U JP4306690U JP2521482Y2 JP 2521482 Y2 JP2521482 Y2 JP 2521482Y2 JP 4306690 U JP4306690 U JP 4306690U JP 4306690 U JP4306690 U JP 4306690U JP 2521482 Y2 JP2521482 Y2 JP 2521482Y2
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JP
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moving
shaft
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moving wall
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JP4306690U
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JPH042873U (ja
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重十史 冨永
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重十史 冨永
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、ハンガーレールの交叉部における溝を通
過する際に、発生する衝撃を可及的に小さくした移動壁
用走行装置に関するものである。
〈従来の技術及びその問題点〉 一般に、美術品等の展示会場、会議室、結婚式場等に
おいては、その種類、形態又は雰囲気等によって会場で
ある部屋の間仕切りを変えることができるようにすれば
好ましいのであるが、このような要請から生じたのが移
動壁である。この移動壁は、天井(正確には、直上層階
の床下面)に敷設したハンガーレールを走行する複数の
車輪を配設したランナーによって吊下した吊下げ軸によ
って天井から吊下げられている。
ところで、前記のハンガーレールには、その断面はH
字状のものも存在するが、C字状のレール面を有するも
のの普及度は高く、このC字状のレール面を有するハン
ガーレールを使用した場合のランナー(走行装置)は、
例えば特開昭58-98579号公報に示されているように、四
角形のブロックの前後左右の角辺に、それぞれ2個、計
8個の円盤状の車輪を配設した構造がとられているので
ある。
ところで、前記のC字状のレール面を有するハンガー
レールの交叉部には第3図に示すように、十字状の溝が
形成されることになり、この溝は移動壁を連結するため
の吊りボルトが挿通する空間となるのであるが、この溝
の幅は、前記ランナーの前記溝幅方向に相対向する辺に
配設した車輪間隔よりもわずかに狭く、しかし他の車輪
が接しない程度の間隔をもって形成されている。
したがって前記ランナーがこの交叉部を直進しようと
する場合には、それまで走行活動してきた車輪が、直行
する溝に落ち込むことになり、その時に衝撃が生じるの
である。また落ち込んだ後、この車輪は再びハンガーレ
ールに乗り上げなければならないが、乗り上げるために
は加速状態で溝を乗り越えなければならないため、この
ことも衝撃発生の原因となっている。
さらに前記交叉部において90度の方向転換をする場合
においては、ランナーを前記交叉部において一時停止し
なければならず、この場合再び発進しようとすると、車
輪は溝に落ち込んだ状態から発進することになるため、
この発進に要する押圧力(移動壁を手で押しながら移動
せしめる形式の場合)は、一層大きなものが強要される
等、諸般において問題を有していたのである。
かかる問題の原因は、移動壁自体の重量が大であるこ
とに起因しているところ、しかし今日移動壁の大型化が
望まれつつあり、したがって容易に重量の軽量化を図る
ことができず、結局ランナーの改良によって前記の問題
を解決することが、現時点においては特に要請されてい
るのである。
〈問題点を解決するための手段〉 そこでこの考案に係る移動壁用走行装置は前記の問題
点を解決するために、C字状のレール面を有するハンガ
ーレール内を走行する移動壁用走行装置において、車輪
の直径が前記ハンガーレールの溝幅よりも大きな2個の
半球体を、その平坦面が向い合うようにシャフトによっ
て回転自在に連結して構成するとともに、前記2個の半
球体の間から、前記シャフトに移動壁用吊りボルトを介
して移動壁本体を回転自在に連結し、又は前記シャフト
を利用して回転自在な中子を配設し、この中子に対して
偏心的位置に連結した移動壁用吊りボルトを介して移動
壁本体を回転自在に連結して、ハンガーレールの交叉部
における溝を通過する際に、発生する衝撃を可及的に小
さくしたものである。
〈実施例〉 次にこの考案に係る移動壁用走行装置の一実施例を図
面い基づいて述べると、1はC字状のレール面を有する
ハンガーレールであり、2はこのハンガーレール1の溝
である。3は半球体状に形成した2個の車輪であり、こ
れらの車輪3はシャフト4によって回転自在に連結され
ている。またこの車輪3をシャフト4によって連結する
に際しては、各車輪3の平坦面が互いに向い合うように
し、あたかも球状に構成するのである。さらに車輪3の
直径は、前記ハンガーレール1の溝2の幅よりも大と
し、ここに言う溝2の幅は、ハンガーレール1の交叉部
において形成される十時状の溝2の対角的幅も含むもの
とする。
5は前記2個の車輪3の間に前記シャフト4を利用し
て回転自在に配設した中子であり、6はこの中子5に、
吊りボルト7を介して回転自在に連結した移動壁本体で
ある。ここにおいて中子5に対する吊りボルト7の位置
は、偏心的位置とし、このことによって車輪3の水平方
向への回転性を与え、かつ進行方向に車輪3を向ける作
用をするのである。
〈作用〉 しかしてレーハンガーレール1内のC字状レール面を
車輪3が回転しながら走行することになるが、例えば交
叉部において直行する溝2を通過する場合、この溝2に
おいて車輪3は一旦わずかに降下することになるが、車
輪3の一部は必ずハンガーレール1のレール面に接して
いるとともに、車輪3のハンガーレール1に対する接触
面は球面をなしているために、滑らかな降下をし、かつ
再び向い側のハンガーレール1のレール面に乗り上げる
ときも滑らかに走行し、いずれの場合も衝撃は非常に小
さいとともに、小さいエネルギー(押圧力)で乗り上げ
ることができることになるのである。
またハンガーレール1の交叉部において90度の方向転
換を行う場合は、移動壁本体6を転換しようとする方向
に押すことによって吊りボルト7及び中子5の作用によ
って車輪3は自動的に押圧方向、すなわち進行方向に向
くことになる。またこのように方向転換をする場合に、
前記交叉部において一時停止することになるが、この場
合も交叉している溝2において車輪3はわずかに降下す
ることになるが、この溝2は、それまで走行してきたハ
ンガーレール1の溝2の幅の√2倍(対角線)であり、
車輪3の球面的形状によって、そのまま直進する場合と
ほとんど変わらない程度に衝撃も小さく、また再び発進
するときの押圧力も小さくてすむのである。
〈考案の効果〉 前記のようにこの考案に係る移動壁用走行装置によれ
ば、C字状のレール面を有するハンガーレール内を走行
する移動壁用走行装置において、車輪の直径が前記ハン
ガーレールの溝幅よりも大きな2個の半球体を、その平
坦面が向い合うようにシャフトによって回転自在に連結
して構成するとともに、前記2個の半球体の間から、前
記シャフトに移動壁用吊りボルトを介して移動壁本体を
回転自在に連結し、又は前記シャフトを利用して回転自
在な中子を配設し、この中子に対して偏心的位置に連結
した移動壁用吊りボルトを介して移動壁本体を回転自在
に連結してあるので、ハンガーレールの交叉部における
溝を通過する際に、発生する衝撃を可及的に小さくする
ことができるという効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】 図面はこの考案に係る移動壁用走行装置の一実施例を示
すものであり、第1図は正面図、第2図は側面図、第3
図はハンガーレールの交叉部を示す斜視図である。 1……ハンガーレール 2……溝 3……車輪 4……シャフト 5……中子 6……移動壁本体 7……吊りボルト

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】C字状のレール面を有するハンガーレール
    内を走行する移動壁用走行装置において、車輪の直径が
    前記ハンガーレールの溝幅よりも大きな2個の半球体
    を、その平坦面が向い合うようにシャフトによって回転
    自在に連結して構成するとともに、前記2個の半球体の
    間から、前記シャフトに移動壁用吊りボルトを介して移
    動壁本体を回転自在に連結したことを特徴とする移動壁
    用走行装置。
  2. 【請求項2】C字状のレール面を有するハンガーレール
    内を走行する移動壁用走行装置において、車輪の直径が
    前記ハンガーレールの溝幅よりも大きな2個の半球体
    を、その平坦面が向い合うようにシャフトによって回転
    自在に連結して構成するとともに、前記2個の半球体の
    間に前記シャフトを利用して回転自在な中子を配設し、
    この中子に対して偏心的位置に連結した移動壁用吊りボ
    ルトを介して移動壁本体を回転自在に連結したことを特
    徴とする移動壁用走行装置。
JP4306690U 1990-04-24 1990-04-24 移動壁用走行装置 Expired - Lifetime JP2521482Y2 (ja)

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JP4306690U JP2521482Y2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 移動壁用走行装置

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JP4306690U JP2521482Y2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 移動壁用走行装置

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JPH042873U JPH042873U (ja) 1992-01-10
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JPS604596Y2 (ja) * 1982-06-25 1985-02-09 株式会社石川時鉄工所 石抜クラッシャ−

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JPH042873U (ja) 1992-01-10

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