JPH0628161U - 吊りパネル用ハンガーレールの接続構造 - Google Patents
吊りパネル用ハンガーレールの接続構造Info
- Publication number
- JPH0628161U JPH0628161U JP6344592U JP6344592U JPH0628161U JP H0628161 U JPH0628161 U JP H0628161U JP 6344592 U JP6344592 U JP 6344592U JP 6344592 U JP6344592 U JP 6344592U JP H0628161 U JPH0628161 U JP H0628161U
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- Japan
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- hanger
- runner
- suspension panel
- panel
- suspension
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- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吊りパネルの移動を円滑にすることの可能な
吊りパネル用ハンガーレールの接続構造を提供する。 【構成】 吊りパネルシステムは、パネル本体上部の長
手方向の両端側にランナーを設けた吊りパネルと、建築
物の天井に架設され、吊りパネルを各ランナーにより走
行自在に吊り下げ支持するハンガーレール1とを備えて
構成される。ここで、ハンガーレール1が交差する分岐
部2や、複数の単位ハンガーレールを接続してハンガー
レール1を形成した場合に生じるハンガーレール同士の
接続部10は、ランナーの進行方向に対して斜めに形成
されている。このため、吊りパネルのランナーは接続部
10をスムーズに通過することができる。
吊りパネル用ハンガーレールの接続構造を提供する。 【構成】 吊りパネルシステムは、パネル本体上部の長
手方向の両端側にランナーを設けた吊りパネルと、建築
物の天井に架設され、吊りパネルを各ランナーにより走
行自在に吊り下げ支持するハンガーレール1とを備えて
構成される。ここで、ハンガーレール1が交差する分岐
部2や、複数の単位ハンガーレールを接続してハンガー
レール1を形成した場合に生じるハンガーレール同士の
接続部10は、ランナーの進行方向に対して斜めに形成
されている。このため、吊りパネルのランナーは接続部
10をスムーズに通過することができる。
Description
【0001】
本考案は、吊りパネルシステムの改良に係り、特に、吊りパネルのランナーの 移動を円滑にする吊りパネル用ハンガーレールの接続構造に関する。
【0002】
この種の吊りパネルシステムは、ホール、体育館等の広い室内を必要に応じて 、展示用パネルあるいは遮音用パネルで間仕切る装置として知られている。この ような吊りパネルシステムは、ホール、体育館等の広い室内を有する建築物の天 井に縦横に架設されたハンガーレールに、ランナーを介して吊りパネルを吊り下 げ支持して、この吊りパネルを上記ハンガーレールに沿って移動させ、必要に応 じて上記室内に上記吊りパネルを配置することにより上記室内を間仕切り、上記 建築物を有効かつ多目的に利用できるようにしている。
【0003】 また、上記吊りパネルは、パネル本体上部の長手方向の両端側に回動自在のラ ンナーを軸支してなる。そして、この吊りパネルは、上記ハンガーレールに上記 各ランナーを転動自在に係合することによって吊り下げられ、上記ハンガーレー ルに沿って走行自在になっている。
【0004】 さらに、上記ハンガーレールは、上記吊りパネルのパネル本体とランナーとの 間を連結する軸が通過できるように、長尺状レールの中心部に溝を形成した構造 となっている。また、ハンガーレールがT字型あるいは十字型に交差する分岐部 では、この分岐部に形成されているハンガーレールと、他のハンガーレールとを 接続するようになっている。さらに、長尺のハンガーレールは、短尺の単位ハン ガーレールを複数接続して形成するようになっている。
【0005】
ところで、これら接続されるハンガーレールの端面は、ランナーの進行方向に 対して直角に形成されているため、ハンガーレール同士の接続部がランナーの進 行方向に対して直角に形成されて、吊りパネルのランナーが、ハンガーレール同 士の接続部の溝に落ち込んでしまうという欠点がある。そして、この溝にランナ ーが落ち込むと、特に吊りパネルの重量が重い場合には、吊りパネルを移動する ことができなかったり、吊りパネルの移動に多大な力が必要となるという欠点が あった。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、吊りパネルのランナーが、ハン ガーレール同士の接続部において、落ち込んだり、進行を妨げられたりすること なくスムーズに移動でき、吊りパネルの移動を円滑にすることの可能な吊りパネ ル用ハンガーレールの接続構造を提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案による吊りパネル用ハンガーレールの接続構 造は、パネル本体上部にランナーを設けた吊りパネルと、天井に架設され、上記 吊りパネルを上記ランナーにより走行自在に吊り下げ支持するハンガーレールと を有する吊りパネルシステムにおいて、上記ハンガーレール同士の接続部を上記 ランナーの進行方向に対し斜めに形成したものである。
【0008】
上記構成により、吊りパネルは、天井に架設されたハンガーレールに沿って移 動させられる。
【0009】 そして、上記ハンガーレール同士が接続されている付近に達し、パネル本体上 部に設けられているランナーが、上記ハンガーレール同士の接続部を通過する場 合、上記ハンガーレール同士の接続部が上記ランナーの進行方向に対し斜めに形 成されているので、上記ランナーは上記接続部に落ち込むことは無く、円滑に通 過する。
【0010】
以下、本考案について図面を参照して説明する。 図1〜図5は本考案の一実施例を示し、図1はハンガーレール分岐部でのハン ガーレール同士の接続構造を示す底面図、図2は吊りパネルシステム全体の構造 説明図、図3はハンガーレール内のランナーを示す平面図、図4は吊りパネル上 部の構造説明図、図5はハンガーレール同士の接続構造を説明する斜視図である 。
【0011】 これらの図に示す吊りパネルシステムにおいて、符号1はハンガーレールであ り、これらハンガーレール1は天井に碁盤の目状に架設されて、L字型、T字型 あるいは十字型に交差する分岐部2が形成されている。
【0012】 また、吊りパネル3のパネル本体3aは、上記ハンガーレール1に走行自在に 載置されたランナー5を介して吊り下げ支持されている。さらに、建築物の壁面 6には、上記吊りパネル3を収容する収納室7が設けられている。
【0013】 上記ハンガーレール1および吊りパネル3のランナー5について、さらに詳細 に説明すると、上記ハンガーレール1は、角パイプ状に形成されており、下面中 央にレール溝1aが長手方向に形成されている。
【0014】 上記ハンガーレール1内部には、ランナー5のフレーム5aが配設されており 、このフレーム5aの移動方向両側部には、車軸5bを介して車輪5cが回転自 在に取り付けられている。この車輪5cは、ハンガーレール1の内側下面の上記 溝1aを挟んだ部位に転動自在に載置されている。
【0015】 また、上記フレーム5aの移動方向両端には、一対のシャフト5dが図示下方 に垂設されており、このシャフト5dの下端部には、摺動部材5eが設けられて いる。これら摺動部材5eは、上記ハンガーレール1の溝1aに摺動自在に係合 されることにより、上記フレーム5aがガイドされるようになっている。
【0016】 また、上記フレーム5aの中央部には、吊りボルト8が回動自在に垂設されて いる。これら吊りボルト8は上記ハンガーレール1の溝1aから下方に突出して おり、上記各ボルト8の下端において上記パネル本体3aが所定の距離だけ移動 可能に固定されている。
【0017】 一方、上記ハンガーレール1の分岐部2には、上記ハンガーレール1が交差す る形状(L字型、T字型あるいは十字型)に形成された分岐部用ハンガーレール 11が設けられており、十字型の分岐部2では、図1に示すように、十字型に形 成された分岐部用ハンガーレール11が設けられている。
【0018】 また、上記分岐部用ハンガーレール11を他のハンガーレール1に接続する各 レール端面11aは、上記ランナー5の進行方向に対して斜めに形成されている 。すなわち、上記各レール端面11aは、一方の側を他方の側から一定距離(L )だけ突出させ、一方の側から他方の側に向けて突出部分が漸次直線状に減少す る構造とすることにより斜めに形成している。
【0019】 さらに、上記分岐部用ハンガーレール11に接続される各ハンガーレール1の レール端面1bも、上記分岐部用ハンガーレール11のレール端面11aに対応 して斜め(他方の側を一方の側から一定距離(L)だけ突出させる)に形成され ており、この分岐部用ハンガーレール11の各レール端面11aと上記各ハンガ ーレール1のレール端面1bとを突き合わせることにより、ハンガーレール同士 の接続部10が、上記ランナー5の進行方向に対して斜めに形成されている。
【0020】 上述したように分岐部2における吊りパネル用ハンガーレールの接続構造にお いて、図1に示すように、上記ハンガーレール同士の接続部10にAライン部分 とBライン部分とを考える。
【0021】 そして、吊りパネル3のランナー5の一対の車輪5cがAライン部分に位置し たとすると、上記ランナー5の一方の車輪5cは接続部分にあるが、他方の車輪 5cは平坦部分にあるため、上記ランナー5は接続部分を円滑に通過できる。
【0022】 一方、吊りパネル3のランナー5の一対の車輪5cがBライン部分に位置した とすると、前記ランナー5の他方の車輪5cは接続部分にあるが、一方の車輪5 cは平坦部分にあるため、上記ランナー5は接続部分を円滑に通過できる。
【0023】 また、上記ハンガーレール同士の接続部10は、全体に斜めに形成されている ため、接続部分でできる溝も斜めになり、車輪5cがこの溝内に落ち込むことが ない。従って、上記ランナー5が、上記接続部10を円滑に通過することができ る。
【0024】 次に、ハンガーレール1が、このハンガーレール1より短尺の単位ハンガーレ ール15を複数接続して形成されている場合も、各単位ハンガーレール同士の接 続部20は、上述のハンガーレール同士の接続部10と同様、前記ランナー5の 進行方向に対して斜めに形成する。
【0025】 このため、例え、ハンガーレールが、短尺の単位ハンガーレールを複数接続し て形成されるような場合であっても、吊りパネルのランナーはスムーズに走行す ることができ、吊りパネルの移動を円滑に行なうことができる。
【0026】 尚、本考案は、上述の吊りパネルシステムに限ることなく、例えば、吊りパネ ルのランナーが駆動手段と連結された自走式の吊りパネルシステム、あるいは、 ハンガーレールの分岐部に転載装置を備えた吊りパネルシステム等の他のタイプ の吊りパネルシステムについても適用することができる。
【0027】
以上説明したように本考案によれば、吊りパネルシステムにおいて、ハンガー レール同士の接続部を、吊りパネルのランナーの進行方向に対し斜めに形成した ので、吊りパネルのランナーが、上記ハンガーレール同士の接続部で、落ち込ん だり、進行を妨げられたりすることなくスムーズに移動でき、吊りパネルの移動 を円滑にすることが可能となる。
【図1】本考案の一実施例によるハンガーレール分岐部
でのハンガーレール同士の接続構造を示す底面図
でのハンガーレール同士の接続構造を示す底面図
【図2】本考案の一実施例による吊りパネルシステム全
体の構造説明図
体の構造説明図
【図3】本考案の一実施例によるハンガーレール内のラ
ンナーを示す平面図
ンナーを示す平面図
【図4】本考案の一実施例による吊りパネル上部の構造
説明図
説明図
【図5】本考案の一実施例によるハンガーレール同士の
接続構造を説明する斜視図
接続構造を説明する斜視図
1 ハンガーレール 3 吊りパネル 3a パネル本体 5 ランナー 10 接続部 11 分岐部用ハンガーレール 11a レール端面 15 単位ハンガーレール 20 接続部
Claims (1)
- 【請求項1】 パネル本体上部にランナーを設けた吊り
パネルと、 天井に架設され、上記吊りパネルを上記ランナーにより
走行自在に吊り下げ支持するハンガーレールとを有する
吊りパネルシステムにおいて、 上記ハンガーレール同士の接続部を上記ランナーの進行
方向に対し斜めに形成したことを特徴とする吊りパネル
用ハンガーレールの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6344592U JPH0628161U (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 吊りパネル用ハンガーレールの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6344592U JPH0628161U (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 吊りパネル用ハンガーレールの接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628161U true JPH0628161U (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=13229459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6344592U Pending JPH0628161U (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 吊りパネル用ハンガーレールの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628161U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014005606A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Sankyotateyama Inc | サッシ |
JP2021067069A (ja) * | 2019-10-23 | 2021-04-30 | 磯川産業株式会社 | 引き戸の制動装置 |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP6344592U patent/JPH0628161U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014005606A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Sankyotateyama Inc | サッシ |
JP2021067069A (ja) * | 2019-10-23 | 2021-04-30 | 磯川産業株式会社 | 引き戸の制動装置 |
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