JPH07272299A - 光ディスクの傾き検出方法および傾き検出機能を有する光学ヘッド - Google Patents

光ディスクの傾き検出方法および傾き検出機能を有する光学ヘッド

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JPH07272299A
JPH07272299A JP6357794A JP6357794A JPH07272299A JP H07272299 A JPH07272299 A JP H07272299A JP 6357794 A JP6357794 A JP 6357794A JP 6357794 A JP6357794 A JP 6357794A JP H07272299 A JPH07272299 A JP H07272299A
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optical
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tilt
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Nobukazu Tanaka
伸和 田中
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクの傾きを、局部的な傾きを含め
て、高精度に検出する方法および光学ヘッドを提供す
る。 【構成】 ピット情報を読み出すレーザ光源1とは別に
波長の異なる傾き検出専用のレーザ光源2を用い、レー
ザ光源1からの光ビームとレーザ光源2からの光ビーム
の発散状態を、往路中での対物レンズ入射時に異なるよ
うにして、ピット情報の再生時に、レーザ光源2による
光ビームが光ディスクの記録面にデフォーカス状態で照
射されるようにするとともに、その反射ビームを複数に
分割されたフォトダイオード15で受光し、その差信号
により光ディスク10の半径方向および接線方向の傾き
を同時に検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクから情報を
読み出す際の光ディスクの傾きを検出する方法、およ
び、そのような検出機能を備えた光学ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの情報記録の高密度化が進
み、より小さなビームスポットの形成が可能な光学ヘッ
ドが必要になってきている。そのため、関連各社におい
て、そのような光学ヘッドに必要となる短波長光源の研
究開発が行われると共に、大開口数の対物レンズの使用
が考えられている。しかし、開口数を大きくすることに
より、光ディスクの傾きによって発生する収差が大きく
なるという問題点がある。
【0003】現在、ビデオディスクプレーヤでは、対物
レンズ9に近接した位置に、発光ダイオード20とフォ
トダイオード18,19が組み合わされた傾き検出素子
(図2参照)を取り付ける方法が、傾き検出法として、
一般的に採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、開口数の大
きな対物レンズを使用する光学ヘッドでは、光ディスク
の傾きによる収差(基板の傾きによる収差)を抑えるた
めに、光ディスクに対する対物レンズの傾きを制御する
必要がある。その要請に対応するためには、高精度の光
ディスク傾き検出法が必要である。しかし、従来の技術
で述べたような発光ダイオードと受光素子を組み合わせ
た素子を用いた方法では、光源自体が大きく、また、再
生ビームスポットの位置と発光ダイオードが照射する位
置が一致していないので、正確な傾き検出を行うことが
困難である。特に、光ディスクのディスク面の凹凸、反
り等に基づく、局部的に生じている傾きについては、従
来の技術では検出できないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、光ディスクの傾きを、局
部的な傾きを含めて、高精度に検出する方法および傾き
検出機能を有する光学ヘッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の一態様によれば、光ディスクに主ビームを
照射して、情報の読み出しおよび書き込みのうち少なく
とも一方を行う光学ヘッドにおける光ディスクの傾きを
検出する方法において、前記主ビームと物理的に分離可
能な光ビームである傾き検出用光ビームを、主ビームと
共通の対物光学系を介して光ディスクにデフォーカス状
態で照射し、光ディスクからの反射光を前記共通の対物
光学系を介して受光し、受光した反射光から傾き検出用
光ビームの反射光を分離し、分離した傾き検出用光ビー
ムの反射光を検出面に投影させ、該検出面における変位
を電気的に検出し、この変位情報を、光ディスクの傾き
を示す情報として出力することを特徴とする光ディスク
の傾き検出方法が提供される。
【0007】また、本発明の他の態様によれば、光ディ
スクに主ビームを照射して、情報の読み出しおよび書き
込みのうち少なくとも一方を行う光学ヘッドにおいて、
前記主ビームとして出射する第1の光源、および、傾き
検出用の光ビームを出射する第2の光源と、前記第1お
よび第2の光源からの光ビームを光ディスクに照射する
と共に、光ディスクからの反射光を受光する対物光学系
と、該反射光を分岐する分岐光学系と、分岐された反射
光を、第1の光源の主ビームの反射光と、第2の光源の
光ビームの反射光とに分離する分離光学系と、分離され
た第1の光ビームの反射光を受光して、光ディスクに記
録されている情報を含む信号を出力する第1の受光素子
と、分離された第2の光ビームの反射光を受光して、該
受光面における変位を電気的に検出し、この変位情報
を、光ディスクの傾きを示す情報として出力する第2の
受光素子とを備え、前記第2の光源は、その出射光ビー
ムを、対物光学系から出射された光ビームが光ディスク
面上をデフォーカス状態で照射する、発散状態で当該対
物光学系に入射させることを特徴とする光学ヘッドが提
供される。
【0008】前記各態様において、前記主ビームと傾き
検出用の光ビームとは、互いを物理的に分離できるもの
が用いられる。そのため、例えば、両ビームを、互いに
異なる波長とするか、異なる偏光方向とする。
【0009】また、本発明の光学ヘッドは、前記対物光
学系の姿勢を、その光軸が光ディスクの面に対して実質
的に垂直となるように制御するための姿勢制御部をさら
に備えることができる。
【0010】
【作用】コリメートビームを対物光学系の対物レンズに
よって集光し、その収束ビームをミラーで反射させた場
合、ミラーがビームの焦点位置にあるときはミラーの傾
斜角度によらず、対物レンズに戻った反射ビームは入射
ビームと同じ光路を逆に戻って行くため、この反射光を
用いて傾き検出を行うことはできない。しかし、ミラー
の位置が焦点位置を外れているときには、対物レンズに
戻った反射ビームの進む方向はミラーの傾斜角度に応じ
て変化するので、この反射ビームの進む方向の変化を読
み取ることにより、ミラーの傾きを検出することができ
る。この原理を光ディスクに応用したのが本発明であ
る。
【0011】すなわち、本発明は、傾き検出用光ビーム
を、主ビームと共通の対物光学系を介して光ディスクに
デフォーカス状態で照射し、光ディスクからの反射光を
前記共通の対物光学系を介して受光するようにしてい
る。これにより、読み書きを行う領域について、光ディ
スク面の傾きを検出できることになる。
【0012】また、本発明では、読み出し/書き込み用
の主ビームと、傾き検出用の光ビームとは、例えば、両
者の波長を異ならせるか、偏光方向を異ならせることに
より、物理的分離できるようにしている。その結果、光
ディスクに照射され、該ディスク面で反射された、読み
出し/書き込み用の主ビームの反射光と、傾き検出用の
光ビームの反射光とが、同一の対物光学系を介して受光
することができる。従って、読み書きを行う領域につい
て、光ディスク面の傾きを検出できることになる。され
る。
【0013】さらに、本発明では、分離された傾き検出
用光ビームの反射光を検出面に投影させ、該検出面にお
ける変位を電気的に検出し、この変位情報を、光ディス
クの傾きを示す情報として出力する。反射ビームの傾き
は、受光素子、例えば、後述する実施例で示す4分割フ
ォトダイオード(PD)で検出することにより、二方向
の傾きについて同時に検出することができる。また、傾
き検出用のビームスポットが光ディスク上で記録ピット
に比べて大きいため、受光素子上に形成されるビームス
ポットは回折による影響をあまり受けない(図3参
照)。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0015】図1に、本発明の第1実施例の構成を示
す。本実施例は、光ディスク10に記録される情報を読
みだすためのを再生専用の光学ヘッドであって、傾き検
出用光ビームとして、主ビームとは波長が異なる光ビー
ムを用いる例である。
【0016】図1に示す本実施例の光学ヘッドは、読み
出し用の光ビームを主ビームとして出射する第1の光源
1と、傾き検出用の光ビームを出射する第2の光源2
と、前記第1の光源1および第2の光源2からの光ビー
ムを光ディスク10に照射すると共に、光ディスク10
からの反射光を受光する対物光学系200と、第1の光
ビームの反射光を受光して、光ディスク10に記録され
ている情報を含む信号を出力する第1の受光素子14
と、第2の光ビームの反射光を受光して、該受光面にお
ける変位を電気的に検出し、この変位情報を、光ディス
ク10の傾きを示す情報として出力する第2の受光素子
15とを備える。
【0017】また、本実施例の光学ヘッドは、前記光源
1および2を駆動すると共に、前記第1および第2の受
光素子14,15の検出動作を制御すると共に、検出信
号の処理を行い、かつ、前記対物光学系200の光ディ
スク10に対する姿勢を制御するヘッド駆動回路100
と、前記光源1および2からの光ビームを、ヘッド内に
おいて目的の位置に案内すると共に、その過程におい
て、必要な光学的変換を行なうための案内光学系300
とを有する。
【0018】案内光学系300は、光源1および光源2
のそれぞれについて配置されたコリメートレンズ301
および303と、コリメートレンズ301の後段に配置
された、高次回折光を得るための回折格子302と、光
源1からの波長λ1の主ビームを透過させ、光源2から
のλ2の光ビームを反射する波長選択ミラー304と、
入射光と反射光を分岐するための分岐光学系として機能
するハーフミラー311と、ハーフミラー311で分岐
された反射光を集光する集光レンズ312と、対物光学
系200で受光された反射光を、第1の光源の主ビーム
の反射光と、第2の光源の光ビームの反射光とに分離す
る分離光学系として機能する波長選択ミラー307と、
前記波長選択ミラー307で分離されて出射された主ビ
ームを第1の光学素子14に導くシリンドリカルレンズ
313とを有する。
【0019】波長選択ミラー307は、例えば、光源1
の光ビーム(本実施例では、λ1=670nm)を透過
し、光源2の光ビーム(本実施例では、λ2=780n
m)を反射することができる素子が用いられる。具体的
には、例えば、ダイクロイックプリズムで構成される。
【0020】第1の光源1は、例えば、レーザーダイオ
ードで構成される。本実施例では、波長λ1=670n
mのものが用いられる。一方、第2の光源2は、同様に
レーザーダイオードで構成される。ただし、第2の光源
は、本実施例では、波長λ2=780nmのものが用い
られる。なお、図1において、光源1からの光ビーム
(主ビーム)は、破線で表示され、光源2からの傾き検
出用光ビームは、実線で表示されている。
【0021】ここで、光源1は、コリメートレンズ30
1の焦点位置にその発光源が位置するように配置され
る。一方、光源2は、上記したように、対物レンズ25
0から出射された光ビームが光ディスク10の記録面上
をデフォーカス状態で照射するようにするため、その出
射光ビームを、発散状態でコリメートレンズ303から
出射させるように配置される。これによって、図1に示
すように、主ビームは、光ディスク10の記録面におい
て焦点を結んでいるが、光源2からの光ビームは、デフ
ォーカス状態で光ディスク10に照射される。図3は、
この状態を示す。
【0022】図3に示すように、主ビームによるスポッ
ト21は、記録ピット24の大きさに近いサイズである
が、傾き検出用光ビームによる光スポット22は、図3
では、例えば、7トラック分の直径を持つ大きさとなっ
ている。具体的な大きさとしては、例えば、100μm
のビームスポット径となる。これは、例えば、光ディス
ク10の記録面より100μm離れた位置に焦点を結ぶ
ように、光源2からの出射光の、案内光学系300への
入射時の発散状態を設定することにより実現できる。そ
して、このように、主ビームのビームスポット21と同
心的に傾き検出用光ビームのビームスポット22が形成
されることによって、光ディスク10の記録面上での、
主ビームスポット21の位置における傾きが検出でき
る。
【0023】対物光学系200は、例えば、図5および
6に示すように、対物レンズ250と、それを支持する
と共に、その光軸の角度を変化させるアクチュエータ2
01とで構成される。
【0024】対物レンズ250は、本実施例では、開口
数NA=0.45のレンズを用いている。
【0025】アクチュエータ201は、図5および図6
に示すように、アクチュエータベース202と、このベ
ース202上に配置されて、レンズ250を支持するレ
ンズベース203と、該レンズベース203をアクチュ
エータベース202上で変位自在に支持するダンパ20
4a−204dと、レンズベース203を変位駆動させ
るための駆動機構とを有する。本実施例のアクチュエー
タ201では、アクチュエータベース202および後述
するヨークは、強磁性体で構成される。強磁性体として
は、例えば、鉄、鉄合金等を用いることができる。ま
た、レンズベース203は、軽金属またはプラスチック
で構成される。
【0026】アクチュエータベース202は、その中央
に、貫通孔202aを有する。この貫通孔202aは、
対物レンズ250を介して、前記案内光学系300と光
ディスク10との間で光ビームが往き来するための光路
を確保するためのものである。従って、この貫通孔20
2aの大きさおよび形状は、光路が確保できるように適
宜決められる。貫通孔202aは、本実施例では、その
周縁部が、対物レンズ250の外側に位置するようにな
る大きさの矩形状に形成されている。
【0027】前記駆動機構は、レンズベース203に配
置される、フォーカスコイル210a−210d、およ
び、トラッキングコイル214a−214bと、アクチ
ュエータベース202上に配置される、磁石206a−
206d、前記フォーカスコイル210a−210dを
一定の間隙を持って貫通するヨーク212a−212d
とで構成される。フォーカスコイル210a−210d
は、対物レンズ250を挾む位置に2個ずつ計4個配置
される。トラッキングコイル214aおよび214b
は、これらのコイル210a−210dの外側にレンズ
ベース203を挾むように配置される。
【0028】磁石206a−206dは、本実施例で
は、例えば、永久磁石で構成される。磁石206a−2
06dは、206aおよび206bの1組と、206d
および206cの1組とが、アクチュエータベース20
2上の、前記フォーカスコイル210a−210dおよ
びトラッキングコイル214a,214bを挾む位置に
並列して配置される。そして、それ自身と、対応するヨ
ーク212a−212dとで磁気回路を構成する。これ
らの磁石206a−206dは、前記フォーカスコイル
210a−210dおよびトラッキングコイル214
a,214bのそれぞれに通電されたとき、それらが発
生する磁界と作用して、これらのコイルに力を及ぼし
て、レンズベース203を変位させる。
【0029】ダンパ204a−204dは、弾性体、例
えば、アクリル等の樹脂材で構成される。また、これら
は、本実施例の場合、図5および6に示すように、一辺
を中間で切断した長円形状に構成されている。各ダンパ
204a−204dは、光ディスクの接線方向(図5に
示す矢視Sの方向)に平行となるように、それぞれ、一
端が該レンズベース203の各隅に連結され、他端がア
クチュエータベース202に連結されて、該レンズベー
ス203を弾性的に支持する。これにより、レンズベー
ス203が、フォーカス方向(図6における矢視Zの方
向)、および、光ディスク10の半径方向(図5に示す
矢視Tの方向)への変位が可能に支持される。従って、
このダンパ204a−204dは、前記フォーカスコイ
ル210a−210dおよびトラッキングコイル214
a,214bと、磁石206a−206dとの間で、磁
力が作用して、レンズベース203が変位する際、それ
を許容しつつ、レンズベース203を支持する。これに
より、ダンパ204a−204dの弾性力と、フォーカ
スコイル210a−210dおよびトラッキングコイル
214a,214bの磁力とが釣り合う位置に、レンズ
ベース203を保持することができる。また、各コイル
210a−210dおよび214a,214bに電流が
流れていない状態では、レンズベース203を中立位置
に保持する。
【0030】前記フォーカスコイル210a−210d
は、それぞれ独立に配線が行われて、それぞれが独立に
通電できる構成となっている。また、フォーカスコイル
210a−210dと前記磁石206a−206dとの
配置の対応関係は、各コイルに同じ向きで均一に通電し
た場合には、磁石206a−206dとの磁力の作用に
より、全てのコイルに同じ方向の同じ大きさの力が働く
ように設定される。従って、各コイルに同じ向きで均一
に通電した場合には、レンズベース203を上下させる
ように機能し、フォーカシングを行うことができる。
【0031】また、これらのフォーカスコイル210a
−210dを、電流の向きを含めて、選択的に通電制御
する場合には、各コイルに生じる力の向きおよび大きさ
に応じて、レンズベース203が変位し、該レンズベー
ス203を傾いた状態で支持することとなる。これによ
り、対物レンズ250の光軸に角度変位を与えることが
できる。すなわち、このアクチュエータ201は、フォ
ーカスコイル210a−210dを用いることにより、
対物レンズ250の姿勢を制御することができる。
【0032】トラッキングコイル214a,214b
は、これらに同じ向きに通電されると、光ディスクの法
線(半径)方向(図5における矢視Tの方向)にレンズ
ベース203を変位させる力が発生する。これにより、
トラッキング制御を行うことができる。
【0033】第1の受光素子14は、例えば、受光部が
6分割されたフォトダイオードで構成される。この受光
素子14は、フォーカスエラー信号およびトラッキング
エラー信号の検出を行なうための受光信号を出力すると
共に、情報ピットの再生信号の検出を行なうため受光信
号を出力する。
【0034】第2の受光素子15は、例えば、図4に示
すように、受光部が15a,15b,15c,15dの
ように4分割されたフォトダイオードで構成される。各
受光部分15a,15b,15c,15dは、本実施例
では、正方形に構成される。形状は、もちろん、これに
限定されない。第2の受光素子15は、前記傾きを検出
するための第2の光源からの光ビームのスポット22の
反射光によるビームスポット23を受光して、その変位
を表す情報を各受光部分15a,15b,15c,15
dからの受光信号として出力する。
【0035】前記ヘッド駆動回路100は、第1の光源
1を駆動するためのドライバ130と、第2の光源2を
駆動するためのドライバ140と、第1の受光素子14
から出力される受光信号を処理して、フォーカスエラー
信号およびトラッキングエラー信号を取り出すと共に、
情報再生のための信号を取り出す処理を行なう信号処理
回路110と、第2の受光素子15からの受光信号に基
づいて、光ディスクの傾きを検出する姿勢制御部120
とを有する。なお、本実施例は、読み出し専用のヘッド
であるが、書き込みが行なえるヘッドの場合には、この
ドライバ130に、書き込み信号が入力され、読み出し
時より大きなパワーで光源1を駆動する構成とすればよ
い。
【0036】姿勢制御部120は、フォーカスエラー処
理および傾き補正処理を行なうための第1の和差信号生
成回路120aおよび第2の和差信号生成回路120b
(図7参照)と、図示していないトラッキングサーボ回
路とを有する。
【0037】第1の和差信号生成回路120aは、各受
光部分15a,15b,15c,15dからの各受光信
号を、それぞれ電圧信号に変換すると共に、次のように
組み合わせて、第1の差信号V1と第2の差信号V2と
して出力する。ここで、第1の差信号V1は光ディスク
の接線方向の傾きを表す。また、第2の差信号V2は光
ディスクの半径方向の傾きを表す。
【0038】
【数1】 V1=(15a+15b)−(15c+15d) V2=(15a+15d)−(15b+15c) 第2の和差信号生成回路120bは、加算器および減算
器を組み合わせて構成され、前記第1の和差信号生成回
路120aから出力される第1の差信号V1および第2
の差信号V2と、信号処理回路110から出力されるフ
ォーカスエラー信号に比例する電圧V3とから、前記フ
ォーカスコイル210a−210dをそれぞれ駆動する
ための駆動信号A、B、CおよびDを生成する。すなわ
ち、この第2の和差信号生成回路120bは、図7に示
すように、差信号V1とV2との和を求める加算器12
1と、差信号V1とV2との和の反転出力を求める加算
器123と、差信号V1とV2との差を求める減算器1
22と、差信号V1とV2との差の反転出力を求める減
算器124とを備え、かつ、加算器121,123、お
よび、減算器122,124の各出力について、それぞ
れ前記フォーカスエラー信号に比例する電圧V3を加算
する加算器125,126,127および128を備え
る。これらの加算器125,126,127および12
8からは、次のような駆動信号A、B、CおよびDが得
られる。
【0039】
【数2】A=V1+V2+V3 B=V1−V2+V3 C=−V1−V2+V3 D=−V1+V2+V3 ここで、駆動信号Aがフォーカスコイル210aに、駆
動信号Bがフォーカスコイル210bに、駆動信号Cが
フォーカスコイル210cに、駆動信号Dがフォーカス
コイル210dに、それぞれ供給される。
【0040】次に、本実施例による光ディスクの傾き検
出について、前記各図を参照して説明する。
【0041】まず、光ディスク10は、本実施例の光学
ヘッドが設けられている光ディスク再生装置に装着され
ると、スピンドルモータ11により回転される。本実施
例の光学ヘッドは、図示していないシーク機構により目
的のトラックの位置にシークして再生を開始する。
【0042】ドライバ130によって駆動され、光源1
のレーザダイオードから出射された波長λ1の主ビーム
は、コリメートレンズ301によって平行光となり、回
折格子302を通って高次回折光を発生し、さらに、波
長選択ミラー304を透過する。一方、ドライバ140
によって駆動され、光源2のレーザダイオード2から出
射された波長λ2のビームは、コリメートレンズ303
を通り、波長選択ミラー304により反射される。そし
て、2つの波長を含んだビームは、ハーフミラー311
を通過した後、対物レンズ250に向かう。そして、波
長λ1のビームは、対物レンズ250により集光され、
光ディスク10の記録面上にビームスポットを形成す
る。一方、波長λ2のビームは、対物レンズ250によ
って、やはり集光されるが、対物レンズ入射時のビーム
の発散状態の違いにより、記録面上には、デフォーカス
状態で照射されることになる。このときの記録面上に
は、図3によって示すように、波長λ1の小さなビーム
スポット21と、波長λ2の大きなビームスポット22
とが同心的に形成される。
【0043】記録面により反射されたビームは、再び、
対物レンズ250に戻り、ハーフミラー311によって
反射された後、集光レンズ312を通り収束光となる。
その後、波長選択ミラー307により波長分離される。
波長λ1のビームは、これを透過し、非点収差を発生す
る戻り光学系であるシリンドリカルレンズ313を通過
して、第1の受光素子(6分割フォトダイオード)14
に導かれる。この受光素子14の出力は、信号処理回路
110に送られる。ここで、情報ピットを再生するため
の信号の検出と共に、ビームスポット21のフォーカス
エラー信号、トラッキングエラー信号の検出を行う。信
号処理回路110は、フォーカスエラーに比例する電圧
V3を、姿勢制御部120に送る。一方、波長λ2のビ
ームは、波長選択ミラー307により反射された後、フ
ァーフィールド上で第2の受光素子15(4分割PD)
上に、図4において斜線で示すように、ビームスポット
23を形成する。
【0044】受光素子15に形成されたビームスポット
23は、光ディスクの傾き変化により、2次元的に変位
する。従って、図4に示すように、各受光部分15a、
15b、15cおよび15dにより、光ディスクの傾き
に伴う、この変位を検出する。そして、各受光部分15
a、15b、15cおよび15dは、変位に応じた光電
流からなる受光信号を、姿勢制御部120に送る。
【0045】姿勢制御部120では、前記したように、
第1の和差信号生成回路120aにより、前記数1に示
すように、第1の差信号V1と第2の差信号V2とを得
る。また、第2の和差信号生成回路120bにより、数
2に示す、各フォーカスコイル210a−210dに対
応した駆動信号A、B、CおよびDを得る。
【0046】これらの駆動信号A、B、CおよびDに
は、いずれにも、V3が含まれている。従って、対物レ
ンズ250について、フォーカス方向に変位させること
ができる。
【0047】また、仮に、V1>0となったときには、
この電圧が、フォーカスコイル210aおよび210b
には正電圧として加わり、フォーカスコイル210cお
よび210dには負電圧として加わる。このため、フォ
ーカスコイル210aおよび210bと、フォーカスコ
イル210cおよび210dとには、それぞれ反対方向
に同じ大きさの力が作用する。従って、この作用による
モーメントによりレンズベース201に回転力が加わ
り、ダンパー204a−204dの弾性力との釣合いで
定まる角度で変位して、対物レンズ250の光軸を傾け
ることになる。この時、フォーカスコイル210a−2
10dは、それらの内側を貫通するヨーク212a−2
12dとの間に間隙を有するので、フォーカスコイルの
傾きが許容される。
【0048】また、V1<0となったときは、反対方向
のモーメントを生じて、対物レンズ250の光軸を傾け
ることになる。これらの作用は、第2の差信号V2につ
いても同様である。従って、実際には、傾き検出用の光
ビームの変位に応じて、V1およびV2の大きさが変化
し、それにともなって、駆動信号A、B、CおよびDの
大きさおよび符号が変わって、対応するフォーカスコイ
ル210a−210dがそれに応じて駆動される。
【0049】なお、トラッキング制御は、通常の光ヘッ
ドと同様に、トラッキングサーボ回路で生成される信号
を用いてトラッキングコイル214a,214bに通電
することにより行なう。この時、上述したように、フォ
ーカスコイル210a−210dは、それらの内側を貫
通するヨーク212a−212dとの間に間隙を有する
ので、この間隙の範囲内で、レンズベース203が変位
することを許容する。
【0050】以上に示したように、本実施例によれば、
波長を異ならせることで、傾き検出用の光ビームを、主
ビームと共通の対物光学系を介して光ディスクに投射
し、反射光に基づいて、該光ディスクの傾きを検出する
ことを可能としている。
【0051】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本実施例は、前記傾き検出用光ビームとして、主ビ
ームとは偏光方向が異なる光ビームを用いる例である。
また、本実施例は、書き込みをも可能とした例である。
【0052】図8は、本発明の第2実施例の構成を示
す。なお、本実施例は、光源1および2が同一の波長の
レーザダイオードが用いられること、光源1からの光ビ
ームと光源2からの光ビームとは、光ディスク10から
のそれらの反射光を分離するため、互いに異なる偏光方
向を持たせている。従って、本実施例は、第1実施例の
波長選択ミラー304に代えて、光源1からの光ビーム
と光源2からの光ビームとを共通の対物レンズ250に
導くための偏光ビームスプリッタ305を備える。ま
た、第1実施例の波長選択ミラー307に代えて、偏光
ビームスプリッタ307’を備える。さらに、書き込み
信号をドライバ130に供給して、情報の書き込みを行
なうための書き込み制御回路400を有する。他の構成
要素は、第1実施例のものと同じである。従って、ここ
では、相違点を中心として説明する。
【0053】光源1のレーザダイオードと光源2のレー
ザーダイオードとは、それぞれの出射ビームが、偏光ビ
ームスプリッタ305の偏光膜305aに対して、異な
る偏光(P偏光、S偏光)成分の光ビームとなるよう
に、配置される。
【0054】次に、本実施例の作用について、第1実施
例との相違点を中心に説明する。
【0055】ドライバ130によって駆動され、光源1
のレーザダイオードから出射された波長λ1の主ビーム
は、コリメートレンズ301によって平行光となり、回
折格子302を通って高次回折光を発生し、さらに、偏
光ビームスプリッタ305を透過する。一方、ドライバ
140によって駆動され、光源2のレーザダイオード2
から出射された波長λ1の傾き検出用の光ビームは、コ
リメートレンズ303を通り、偏光ビームスプリッタ3
05により反射される。この偏光ビームスプリッタ30
5で、光源1からの主ビームと光源2からの光ビームと
は、ハーフミラー311を通過した後、対物レンズ25
0に向かう。そして、光源1からの主ビームは、対物レ
ンズ250により集光され光ディスク10の記録面上に
ビームスポットを形成する。一方、光源2からの光ビー
ムは、対物レンズ250によって、やはり集光される
が、対物レンズ入射時のビームの発散状態の違いによ
り、記録面上には、デフォーカス状態で照射されること
になる。このときの記録面上には、図3に示すように、
主ビームの小さなビームスポット21と、傾き検出用の
光ビームの大きなビームスポット22とが形成される。
【0056】記録面により反射された各ビームは、再
び、対物レンズ250に戻り、ハーフミラー311によ
って反射された後、集光レンズ312を通り収束光とな
る。その後、偏光ビームスプリッタ307’により分離
される。P偏光である主ビームは、これを透過し、非点
収差を発生する戻り光学系であるシリンドリカルレンズ
313を通過して、第1の受光素子(6分割フォトダイ
オード)14に導かれる。この受光素子14の出力は、
この受光素子14の出力は、信号処理回路110に送ら
れ、第1実施例と同様にされる。一方、S偏光である傾
き検出用光ビームは、偏光ビームスプリッタ307’に
より反射された後、ファーフィールド上で第2の受光素
子15(4分割PD)に、ビームスポットを形成する。
【0057】受光素子15に形成されたビームスポット
23は、光ディスクの傾き変化により、2次元的に変位
する。従って、図4に示すように、各受光部分15a、
15b、15cおよび15dにより、光ディスクの傾き
に伴うこの変位を検出する。そして、各各受光部分15
a、15b、15cおよび15dは、それぞれの受光信
号を姿勢制御部120に送る。そして、以下、第1実施
例の場合と同様に処理される。ここでは、重複した説明
を省略する。
【0058】なお、これまでは、読み出しについて述べ
たが、本実施例は、書き込みも可能である。書き込みの
場合には、書き込み制御回路400から送られる書き込
み信号を受けて、ドライバ130が、読み出しの場合よ
りハイパワーで光源1のレーザーダイオードを駆動す
る。なお、この反射光は、読み出しの場合と同様にモニ
タされる。
【0059】本実施例では、偏光ビームスプリッタ30
5で、光源1からの光ビームをP偏光として、光源2か
らの光ビームをS偏光としている。しかし、本発明は、
これに限定されない。例えば、各光源に偏光フィルタを
設ける構成としてもよい。
【0060】以上のように、第2実施例によれば、偏光
方向の差異を用いることにより、共通の対物光学系を介
して、主ビームと傾き検出用光ビームを光ディスクに投
射することができ、反射光を偏光方向の差異により分離
できる。また、光源1および2を同じ波長のレーザーダ
イオードで構成することができる。
【0061】上記各実施例では、アクチュエータとし
て、4個のフォーカスコイルを有する例を示したが、本
発明はこれに限定されない。すなわち、少なくとも3個
のコイルで構成されることができる。また、5個以上の
コイルを用いてもよい。ただ、フォーカスコイルを4個
とすると、4分割フォトダイオードの各受光部分との対
応関係がとりやすく、信号の処理も容易となる。
【0062】また、本実施例では、ヘッド駆動回路10
0を、光学ヘッドに搭載している例を示したが、本発明
は、これに限定されない。例えば、このヘッド駆動回路
100の全部または一部を、光学ヘッドの外に配置する
こともできる。これにより、光学ヘッドを、より小型お
よび軽量とすることができる。
【0063】以上説明した各実施例によれば、簡単な構
成で、光ディスクの半径方向および接線方向の傾きを同
時に、かつ、高精度に検出することができる。これによ
り得られた信号をもとにして、対物レンズの傾き制御を
行うことが可能になる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、光ディスクの、主ビー
ムの照射位置における傾きを検出することができる。す
なわち、光ディスクの傾きを、局部的な傾きを含めて、
高精度に検出するそして、その傾きを示す情報を用い
て、対物光学系の姿勢を制御して、光学ヘッドを、その
光軸が光ディスク面に垂直となるように維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光学ヘッドの光学系の
概略図。
【図2】従来の傾き検出方法を示す説明図。
【図3】光ディスク上のビームスポットの状態を示す説
明図。
【図4】本発明の実施例において用いられる第1の受光
素子を構成する4分割フォトダイオードとビームスポッ
トとの位置関係を示す説明図。
【図5】本発明の実施例で用いられる対物光学系の一例
を示す平面図。
【図6】上記図5に示す対物光学系の側面図。
【図7】本実施例で用いられる姿勢制御部における和差
信号生成回路の一例を示す回路図。
【図8】本発明の一実施例を示す光学ヘッドの光学系の
概略図。
【符号の説明】
1,2…光源(レーザダイオード) 10…光ディスク 11…スピンドルモータ 14…第1の受光素子(6分割PD) 15…第2の受光素子(4分割PD) 16…1/4波長板 17…反射ミラー 18,19…PD 20…発光ダイオード 21,22,23…ビームスポット 100…ヘッド駆動回路 110…信号処理回路 120…姿勢御制御部 130、140…ドライバ 200…対物光学系 201…レンズベース 202…アクチュエータベース 204−204d…ダンパ 206a−206d…磁石 210a−210d…フォーカスコイル 214,214b…トラッキングコイル 250…対物レンズ 300…案内光学系 301,303…コリメータレンズ 302…回折格子 304…波長選択ミラー 305…偏光ビームスプリッタ 307…波長選択ミラー 307’…偏光ビームスプリッタ 311…ハーフミラー 312…集光レンズ 313…シリンドリカルレンズ 400…書き込み制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクに主ビームを照射して、情報の
    読み出しおよび書き込みのうち少なくとも一方を行う光
    学ヘッドにおける光ディスクの傾きを検出する方法にお
    いて、 前記主ビームと物理的に分離可能な光ビームである傾き
    検出用光ビームを、主ビームと共通の対物光学系を介し
    て光ディスクにデフォーカス状態で照射し、 光ディスクからの反射光を前記共通の対物光学系を介し
    て受光し、受光した反射光から、傾き検出用光ビームの
    反射光を分離し、 分離した傾き検出用光ビームの反射光を検出面に投影さ
    せ、該検出面における変位を電気的に検出し、この変位
    情報を、光ディスクの傾きを示す情報として出力するこ
    とを特徴とする光ディスクの傾き検出方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記傾き検出用光ビー
    ムとして、主ビームとは波長が異なる光ビームを用い、 光ディスクからの反射光から、傾き検出用光ビームの反
    射光を、波長の違いで分離することを特徴とする光ディ
    スクの傾き検出方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記傾き検出用光ビー
    ムとして、主ビームとは偏光方向が異なる光ビームを用
    い、 光ディスクからの反射光から、傾き検出用光ビームの反
    射光を、偏光方向の違いで分離することを特徴とする光
    ディスクの傾き検出方法。
  4. 【請求項4】光ディスクに主ビームを照射して、情報の
    読み出しおよび書き込みのうち少なくとも一方を行う光
    学ヘッドにおいて、 前記主ビームとして出射する第1の光源、および、傾き
    検出用の光ビームを出射する第2の光源と、 前記第1および第2の光源からの光ビームを光ディスク
    に照射すると共に、光ディスクからの反射光を受光する
    対物光学系と、 該反射光を分岐する分岐光学系と、 分岐された反射光を、第1の光源の主ビームの反射光
    と、第2の光源の光ビームの反射光とに分離する分離光
    学系と、 分離された第1の光ビームの反射光を受光して、光ディ
    スクに記録されている情報を含む信号を出力する第1の
    受光素子と、 分離された第2の光ビームの反射光を受光して、該受光
    面における変位を電気的に検出し、この変位情報を、光
    ディスクの傾きを示す情報として出力する第2の受光素
    子とを備え、 前記第2の光源の出射光ビームが、発散状態で対物光学
    系に入射し、当該対物光学系通過後に光ディスク面上に
    デフォーカス状態で照射されることを特徴とする光学ヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記第1の光源と、第
    2の光源とは、互いに異なる波長の光ビームを出射する
    ものであり、 前記分離光学系は、第1の光源の反射光と第2の光源の
    反射光とを、波長の違いで分離する分波器で構成される
    ことを特徴とする光学ヘッド。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記第1の光源からの
    主ビームと、第2の光源からの傾き検出用光ビームと
    は、分離光学系に対し互いに異なる偏光方向となる光ビ
    ームを出射するものであり、 前記分離光学系は、第1の光源の反射光と、第2の光源
    の反射光とを、偏光方向の違いで分離する偏光ビームス
    プリッタで構成されることを特徴とする光学ヘッド。
  7. 【請求項7】請求項4、5または6において、前記対物
    光学系の姿勢を、その光軸が光ディスクの面に対して実
    質的に垂直となるように制御するための姿勢制御部をさ
    らに備えることを特徴とする光学ヘッド。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記対物光学系は、対物レンズと、該対物レンズの光軸
    を角度変位させるためのアクチュエータとを有し、 前記姿勢制御部は、前記第2の受光素子から出力され
    る、光ディスクの傾きを示す情報に基づいて、姿勢制御
    のための駆動信号を生成して、前記アクチュエータを駆
    動するための駆動回路を有することを特徴とする光学ヘ
    ッド。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記アクチュエータは、対物レンズの光軸方向に駆動力
    を発生可能な、少なくとも3個のコイルで構成され、こ
    れらのコイルは、前記対物レンズの周囲に配置されるこ
    とを特徴とする光学ヘッド。
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