JPH07268931A - 壁掛け式便器の取付構造 - Google Patents
壁掛け式便器の取付構造Info
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- JPH07268931A JPH07268931A JP5907694A JP5907694A JPH07268931A JP H07268931 A JPH07268931 A JP H07268931A JP 5907694 A JP5907694 A JP 5907694A JP 5907694 A JP5907694 A JP 5907694A JP H07268931 A JPH07268931 A JP H07268931A
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- Japan
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- frame
- toilet
- toilet bowl
- cabinet
- wall
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 壁掛け式便器の便器本体を、キャビネットを
介して強度をもたせた木造壁面に取付け、便器本体に作
用する荷重による木造壁の破壊を防止すると共に、排水
接続管の配管接続作業を容易にする。 【構成】 便器本体１後面とトイレ室後方の強度をもた
せた木造壁１９面との間に、便器洗浄用のタンク１３、
該タンク１３と前記便器本体１とを連通接続する洗浄水
接続管１５、及び便器本体１の排水流出口１ｂとトイレ
室床面２５に設けられた排水流入口２５ａとを連通接続
する可撓性を有する排水接続管３５を内部に有するキャ
ビネット２１を介して、前記便器本体１を前記木造壁１
９面に取付けることを特徴とする。
介して強度をもたせた木造壁面に取付け、便器本体に作
用する荷重による木造壁の破壊を防止すると共に、排水
接続管の配管接続作業を容易にする。 【構成】 便器本体１後面とトイレ室後方の強度をもた
せた木造壁１９面との間に、便器洗浄用のタンク１３、
該タンク１３と前記便器本体１とを連通接続する洗浄水
接続管１５、及び便器本体１の排水流出口１ｂとトイレ
室床面２５に設けられた排水流入口２５ａとを連通接続
する可撓性を有する排水接続管３５を内部に有するキャ
ビネット２１を介して、前記便器本体１を前記木造壁１
９面に取付けることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、便器洗浄用のタンク等
を内部に有するキャビネットを介して、便器本体を、強
度をもたせた木造壁に取りつける壁掛け式便器の取付構
造に関する。
を内部に有するキャビネットを介して、便器本体を、強
度をもたせた木造壁に取りつける壁掛け式便器の取付構
造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、腰掛け式便器としては、一般に便
器本体を床面に設置したいわゆる床置き式便器が用いら
れているが、この従来の床置き式便器には、例えば身体
障害者が利用する場合、床面から立ち上がった便器本体
の下部が身体障害者の足などの体の一部に当たり、身体
障害者が自由に利用することができないという不便さが
あるので、例えば図４及び図５に示すような壁掛け式便
器が用いられるようになっている。すなわち、この従来
の壁掛け式便器の便器本体１はキャビネット３を介して
トイレ室の後壁５に取付けられている。キャビネット３
は、軽量形鋼等で枠組み形成されたフレ─ム７の前面と
上面とを覆うパネル９、１１をその前面と上面とに取付
け、さらにパネル９、１１の左右両端をトイレ室の側壁
（図示せず）に、それぞれ密接に接合して形成されてい
る。キャビネット３の前面の下半分には、床面１２と便
器本体１との間に所定の隙間Ａを保って便器本体１の後
面を取付けている。キャビネット３のフレ─ム７内には
タンク１３を有しており、このタンク１３と便器本体１
とを洗浄水接続管１５により連通接続し、さらに便器本
体１の排水流出口１ｂとキャビネット３内の床面１２に
設けられた排水流入口１２ａとを排水接続管１７により
連通接続している。
器本体を床面に設置したいわゆる床置き式便器が用いら
れているが、この従来の床置き式便器には、例えば身体
障害者が利用する場合、床面から立ち上がった便器本体
の下部が身体障害者の足などの体の一部に当たり、身体
障害者が自由に利用することができないという不便さが
あるので、例えば図４及び図５に示すような壁掛け式便
器が用いられるようになっている。すなわち、この従来
の壁掛け式便器の便器本体１はキャビネット３を介して
トイレ室の後壁５に取付けられている。キャビネット３
は、軽量形鋼等で枠組み形成されたフレ─ム７の前面と
上面とを覆うパネル９、１１をその前面と上面とに取付
け、さらにパネル９、１１の左右両端をトイレ室の側壁
（図示せず）に、それぞれ密接に接合して形成されてい
る。キャビネット３の前面の下半分には、床面１２と便
器本体１との間に所定の隙間Ａを保って便器本体１の後
面を取付けている。キャビネット３のフレ─ム７内には
タンク１３を有しており、このタンク１３と便器本体１
とを洗浄水接続管１５により連通接続し、さらに便器本
体１の排水流出口１ｂとキャビネット３内の床面１２に
設けられた排水流入口１２ａとを排水接続管１７により
連通接続している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の壁掛け式便器の取付構造では、木造家屋にこ
の従来の壁掛け式便器を用いるとき、キャビネット３の
フレ─ム７をトイレ室の木造の後壁５面にボルト等で取
付けると、強度がない後壁５面が撓み、破壊してしまう
という虞れがあった。
うな従来の壁掛け式便器の取付構造では、木造家屋にこ
の従来の壁掛け式便器を用いるとき、キャビネット３の
フレ─ム７をトイレ室の木造の後壁５面にボルト等で取
付けると、強度がない後壁５面が撓み、破壊してしまう
という虞れがあった。
【０００４】また、トイレ室床面１２の排水流入口１２
ａと便器本体１の排水流出口１ｂとの相対的位置が定ま
っており、しかも排水接続管１７が可撓性のない剛体で
あるため、便器本体１の取付け位置が少しでもずれてし
まうと、排水接続管１７の接続が容易にできず、煩雑に
なってしまうという欠点もあった。
ａと便器本体１の排水流出口１ｂとの相対的位置が定ま
っており、しかも排水接続管１７が可撓性のない剛体で
あるため、便器本体１の取付け位置が少しでもずれてし
まうと、排水接続管１７の接続が容易にできず、煩雑に
なってしまうという欠点もあった。
【０００５】本発明は、このような従来の壁掛け式便器
の問題点に着目してなされたもので、木造家屋における
トイレ室の木造後壁にキャビネットを介して便器本体を
取付ける場合、便器に係る荷重による木造後壁の破壊を
防止でき、さらに排水接続管の配管接続作業が容易にで
きる壁掛け式便器の取付構造の提供を目的とする。
の問題点に着目してなされたもので、木造家屋における
トイレ室の木造後壁にキャビネットを介して便器本体を
取付ける場合、便器に係る荷重による木造後壁の破壊を
防止でき、さらに排水接続管の配管接続作業が容易にで
きる壁掛け式便器の取付構造の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第１の手段は、便器本体後面と強度をもたせ
た木造壁面との間に、便器洗浄用のタンク、該タンクと
前記便器本体とを連通接続する洗浄水接続管、及び前記
便器本体の排水流出口とトイレ室床面に設けられた排水
流入口とを連通接続する排水接続管を内部に有するキャ
ビネットを介して、前記便器本体を前記木造壁に取付け
ることを特徴とする。
に本発明の第１の手段は、便器本体後面と強度をもたせ
た木造壁面との間に、便器洗浄用のタンク、該タンクと
前記便器本体とを連通接続する洗浄水接続管、及び前記
便器本体の排水流出口とトイレ室床面に設けられた排水
流入口とを連通接続する排水接続管を内部に有するキャ
ビネットを介して、前記便器本体を前記木造壁に取付け
ることを特徴とする。
【０００７】また、本発明の第２の手段は、第１の手段
において、前記キャビネットは枠組み形成したフレ─ム
と、該フレ─ムの前方を覆うフレ─ム前方パネルと、該
フレ─ムの上方を覆うフレ─ム上方パネルと、を有して
成り、前記便器本体の後面を前記フレ─ム前方パネルを
介して前記フレ─ムに取付けたことを特徴とする。
において、前記キャビネットは枠組み形成したフレ─ム
と、該フレ─ムの前方を覆うフレ─ム前方パネルと、該
フレ─ムの上方を覆うフレ─ム上方パネルと、を有して
成り、前記便器本体の後面を前記フレ─ム前方パネルを
介して前記フレ─ムに取付けたことを特徴とする。
【０００８】さらに、本発明の第３の手段は、第１又は
第２の手段において、前記排水接続管は可撓性を有する
排水接続管であることとした。
第２の手段において、前記排水接続管は可撓性を有する
排水接続管であることとした。
【０００９】
【作用】便器本体後面を、便器洗浄用のタンク、このタ
ンクと便器本体とを連通接続する洗浄水接続管、及び前
記便器本体の排水流出口とトイレ室床面に設けられた排
水流入口とを連通接続する排水接続管を内部に有するキ
ャビネットを介して、強度をもたせた木造壁面に取付け
ることができる。便器本体の取付けが完了した状態で
は、人が便器本体に腰掛け便器本体に荷重が作用したと
きに、キャビネットを介して便器本体を支持する木造壁
に強度をもたせてあるので、この荷重による木造壁面の
撓みを少なくし、木造壁の破壊を防止することができ
る。
ンクと便器本体とを連通接続する洗浄水接続管、及び前
記便器本体の排水流出口とトイレ室床面に設けられた排
水流入口とを連通接続する排水接続管を内部に有するキ
ャビネットを介して、強度をもたせた木造壁面に取付け
ることができる。便器本体の取付けが完了した状態で
は、人が便器本体に腰掛け便器本体に荷重が作用したと
きに、キャビネットを介して便器本体を支持する木造壁
に強度をもたせてあるので、この荷重による木造壁面の
撓みを少なくし、木造壁の破壊を防止することができ
る。
【００１０】さらに、排水接続管は可撓性を有する排水
接続管としたので、排水接続管が撓み排水接続管を配管
接続できる許容床面範囲が広く、この範囲内では、便器
本体の取付け位置がずれても排水接続管をトイレ室床面
の排水流入口に容易に配管接続できる。
接続管としたので、排水接続管が撓み排水接続管を配管
接続できる許容床面範囲が広く、この範囲内では、便器
本体の取付け位置がずれても排水接続管をトイレ室床面
の排水流入口に容易に配管接続できる。
【００１１】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１〜図３は本発明に係る壁掛け式便器の取付構造
の一実施例を示す。同図において、本実施例と従来例と
の差異を明確にするため、従来例と同様な部材には、従
来例と同一の符号を付す。
る。図１〜図３は本発明に係る壁掛け式便器の取付構造
の一実施例を示す。同図において、本実施例と従来例と
の差異を明確にするため、従来例と同様な部材には、従
来例と同一の符号を付す。
【００１２】図１〜図３において、本実施例の壁掛け式
便器は、トイレ室の後壁１９に取付けられたキャビネッ
ト２１と、このキャビネット２１の前面に取付けられた
便器本体１とを有して形成される。
便器は、トイレ室の後壁１９に取付けられたキャビネッ
ト２１と、このキャビネット２１の前面に取付けられた
便器本体１とを有して形成される。
【００１３】キャビネット２１は、軽量形鋼等で枠組み
形成したフレ─ム２３の前面に、トイレ室床面２５から
上方へ延びるように形成してフレ─ム２３の前面を覆う
フレ─ム前面パネル２７を取付け、また後述する便器洗
浄用のタンク１３の前面に、フレ─ム前面パネル２７の
上端から上方へ延びるように形成してタンク１３の前面
を覆うタンク前面パネル２９を取付け、さらにタンク１
３の上面にタンク前面パネル２９の上端からトイレ室の
後壁１９面まで延びるように形成してタンク１３の上面
を覆うタンク上面パネル３１（すなわち、フレ─ム２３
の上方を覆うフレ─ム上方パネル３１）を取付け、さら
にフレ─ム前面パネル２７、タンク前面パネル２９、タ
ンク上面パネル３１の左右両端をトイレ室の両側壁３３
にそれぞれ密接に接合して形成される。すなわち、フレ
─ム２３とタンク１３の前面を覆う１枚のフレ─ム前方
パネル２６を、フレ─ム前面パネル２７とタンク前面パ
ネル２９とに上下に２分割してある。
形成したフレ─ム２３の前面に、トイレ室床面２５から
上方へ延びるように形成してフレ─ム２３の前面を覆う
フレ─ム前面パネル２７を取付け、また後述する便器洗
浄用のタンク１３の前面に、フレ─ム前面パネル２７の
上端から上方へ延びるように形成してタンク１３の前面
を覆うタンク前面パネル２９を取付け、さらにタンク１
３の上面にタンク前面パネル２９の上端からトイレ室の
後壁１９面まで延びるように形成してタンク１３の上面
を覆うタンク上面パネル３１（すなわち、フレ─ム２３
の上方を覆うフレ─ム上方パネル３１）を取付け、さら
にフレ─ム前面パネル２７、タンク前面パネル２９、タ
ンク上面パネル３１の左右両端をトイレ室の両側壁３３
にそれぞれ密接に接合して形成される。すなわち、フレ
─ム２３とタンク１３の前面を覆う１枚のフレ─ム前方
パネル２６を、フレ─ム前面パネル２７とタンク前面パ
ネル２９とに上下に２分割してある。
【００１４】フレ─ム２３の前面には、フレ─ム前方パ
ネル２６の一部であるフレ─ム前面パネル２７を介して
便器本体１の後面を取付けると共に、床面２５と便器本
体１との間に所定の隙間Ａが形設されるようにしてあ
る。
ネル２６の一部であるフレ─ム前面パネル２７を介して
便器本体１の後面を取付けると共に、床面２５と便器本
体１との間に所定の隙間Ａが形設されるようにしてあ
る。
【００１５】キャビネット２１の内部には、フレ─ム２
３の上面に便器洗浄用のタンク１３を載置し、このタン
ク１３と便器本体１とを洗浄水接続管１５により連通接
続し、さらに便器本体１の排水流出口１ｂとキャビネッ
ト２１内の床面２５に設けられた排水流入口２５ａとを
可撓性を有する排水接続管３５により連通接続してあ
る。
３の上面に便器洗浄用のタンク１３を載置し、このタン
ク１３と便器本体１とを洗浄水接続管１５により連通接
続し、さらに便器本体１の排水流出口１ｂとキャビネッ
ト２１内の床面２５に設けられた排水流入口２５ａとを
可撓性を有する排水接続管３５により連通接続してあ
る。
【００１６】さらに、フレ─ム２３の後端部に、フレ─
ム２３の上面から上方へ突出しトイレ室の後壁１９に当
接してフレ─ム２３の左右方向へ延びるように形成した
取付金具３７を配設してある。さらに、この取付金具３
７には、フレ─ム２３の左右方向に離間した複数のボル
ト孔３７ａ（図示せず）を適宜設けてある。また、フレ
─ム２３の左右両端部にフレ─ム２３上面から上方へ突
出した取付金具３９をそれぞれ配設し、これらの取付金
具３９にボルト孔３９ａ（図示せず）を穿設しフレ─ム
２３の両側壁３３に当接できるようにしてある。
ム２３の上面から上方へ突出しトイレ室の後壁１９に当
接してフレ─ム２３の左右方向へ延びるように形成した
取付金具３７を配設してある。さらに、この取付金具３
７には、フレ─ム２３の左右方向に離間した複数のボル
ト孔３７ａ（図示せず）を適宜設けてある。また、フレ
─ム２３の左右両端部にフレ─ム２３上面から上方へ突
出した取付金具３９をそれぞれ配設し、これらの取付金
具３９にボルト孔３９ａ（図示せず）を穿設しフレ─ム
２３の両側壁３３に当接できるようにしてある。
【００１７】トイレ室の後壁１９と両側壁３３は、強度
をもたせた木造壁としての木造耐力壁に形成される。す
なわち後壁１９と両側壁３３は、離間して配設した複数
の木製の縦枠４１の各上端を木製の上枠（図示せず）で
連結し、各下端を木製の下枠４５で連結して矩形状の枠
組構造体を形成し、さらに、この枠組構造体の前後面に
その前後面を覆う構造用合板４７ａ、４７ｂを釘打ちに
より取付けて形成される。
をもたせた木造壁としての木造耐力壁に形成される。す
なわち後壁１９と両側壁３３は、離間して配設した複数
の木製の縦枠４１の各上端を木製の上枠（図示せず）で
連結し、各下端を木製の下枠４５で連結して矩形状の枠
組構造体を形成し、さらに、この枠組構造体の前後面に
その前後面を覆う構造用合板４７ａ、４７ｂを釘打ちに
より取付けて形成される。
【００１８】さらに、トイレ室の後壁１９及び両側壁３
３における隣接する縦枠４１の間には、フレ─ム２３に
面した構造用合板４７ａの内面にフレ─ム２３の取付金
具３７の複数のボルト孔３７ａと対向する位置にフレ─
ム２３の左右方向へ延びるように形成したボルト支持部
材４９を取付けてある。また両側壁３３における隣接す
る縦枠４１の間には、フレ─ム２３に面した構造用合板
４７ａの内面にフレ─ム２３の取付金具３９のボルト孔
３９ａと対向する位置にフレ─ム２３の前後方向へ延び
るように形成したボルト支持部材４９を取付けてある。
３における隣接する縦枠４１の間には、フレ─ム２３に
面した構造用合板４７ａの内面にフレ─ム２３の取付金
具３７の複数のボルト孔３７ａと対向する位置にフレ─
ム２３の左右方向へ延びるように形成したボルト支持部
材４９を取付けてある。また両側壁３３における隣接す
る縦枠４１の間には、フレ─ム２３に面した構造用合板
４７ａの内面にフレ─ム２３の取付金具３９のボルト孔
３９ａと対向する位置にフレ─ム２３の前後方向へ延び
るように形成したボルト支持部材４９を取付けてある。
【００１９】このような構成において、本実施例の壁掛
け式便器は以下のようにしてトイレ室の後壁１９に取付
けることができる。まず、フレ─ム２３の後端部の取付
金具３７がトイレ室の後壁１９の構造用合板４７ａに、
フレ─ム２３の左右両端部の取付金具３９がトイレ室の
両側壁３３の構造用合板４７ａにそれぞれ当接するよう
にフレ─ム２３をトイレ室の床面に置き、ボルト５１を
取付金具３７、３９のボルト孔３７ａ、３９ａにそれぞ
れ挿通しボルト支持部材４９に螺着して、フレ─ム２３
を後壁１９と両側壁３３に固定する。次に、タンク１３
をフレ─ム２３の上面に取付けると共に、フレ─ム２３
の前面にフレ─ム前面パネル２７を介して便器本体１を
取付ける。次に、タンク１３の洗浄水流出口１３ｂと便
器本体１後面の洗浄水流入口１２ａとを洗浄水接続管１
５で連通接続すると共に、便器本体１後面の排水流出口
１ｂとトイレ室床面２５の排水流入口２５ａとを排水接
続管３５で連通接続する。次に、タンク１３の前面と上
面にタンク前面パネル２９とタンク上面パネル３１を取
付けると、本実施例に係る壁掛け式便器をトイレ室の後
壁１９に取付けることができる。
け式便器は以下のようにしてトイレ室の後壁１９に取付
けることができる。まず、フレ─ム２３の後端部の取付
金具３７がトイレ室の後壁１９の構造用合板４７ａに、
フレ─ム２３の左右両端部の取付金具３９がトイレ室の
両側壁３３の構造用合板４７ａにそれぞれ当接するよう
にフレ─ム２３をトイレ室の床面に置き、ボルト５１を
取付金具３７、３９のボルト孔３７ａ、３９ａにそれぞ
れ挿通しボルト支持部材４９に螺着して、フレ─ム２３
を後壁１９と両側壁３３に固定する。次に、タンク１３
をフレ─ム２３の上面に取付けると共に、フレ─ム２３
の前面にフレ─ム前面パネル２７を介して便器本体１を
取付ける。次に、タンク１３の洗浄水流出口１３ｂと便
器本体１後面の洗浄水流入口１２ａとを洗浄水接続管１
５で連通接続すると共に、便器本体１後面の排水流出口
１ｂとトイレ室床面２５の排水流入口２５ａとを排水接
続管３５で連通接続する。次に、タンク１３の前面と上
面にタンク前面パネル２９とタンク上面パネル３１を取
付けると、本実施例に係る壁掛け式便器をトイレ室の後
壁１９に取付けることができる。
【００２０】このように便器本体１を、キャビネット２
１を介してトイレ室の後壁１９に取付けた状態では、人
が便器本体１に腰掛け、便器本体１に荷重が作用したと
き、トイレ室の後壁１９に強度をもたせてあるので、こ
の荷重によるトイレ室の後壁１９の撓みが少なくなり、
トイレ室の後壁１９の破壊を防止することができる。
１を介してトイレ室の後壁１９に取付けた状態では、人
が便器本体１に腰掛け、便器本体１に荷重が作用したと
き、トイレ室の後壁１９に強度をもたせてあるので、こ
の荷重によるトイレ室の後壁１９の撓みが少なくなり、
トイレ室の後壁１９の破壊を防止することができる。
【００２１】さらに、排水接続管３５を配管接続する際
には、可撓性を有する排水接続管３５を用いたので、排
水接続管３５が撓み、排水接続管３５を配管接続できる
床面積範囲内では、トイレ室床面２５の排水流入口２５
ａの位置に限定されず、配管接続作業が著しく容易とな
る。特に、家屋を改築する場合、例えば改築前後のトイ
レ室床面２５の排水流入口２５ａの位置が同じであり、
便器本体１の取付け位置を変更して改築前後の便器本体
１の排水流出口１ｂの位置が多少、異なるときには、排
水接続管３５が可撓性を有するので、排水接続管３５を
容易に取付けることができ実用上、優れた効果を奏す
る。
には、可撓性を有する排水接続管３５を用いたので、排
水接続管３５が撓み、排水接続管３５を配管接続できる
床面積範囲内では、トイレ室床面２５の排水流入口２５
ａの位置に限定されず、配管接続作業が著しく容易とな
る。特に、家屋を改築する場合、例えば改築前後のトイ
レ室床面２５の排水流入口２５ａの位置が同じであり、
便器本体１の取付け位置を変更して改築前後の便器本体
１の排水流出口１ｂの位置が多少、異なるときには、排
水接続管３５が可撓性を有するので、排水接続管３５を
容易に取付けることができ実用上、優れた効果を奏す
る。
【００２２】なお、本実施例では強度を有する木造壁を
ツ─バイフォ─工法における耐力壁の場合によって説明
したが、これに限定されるものではなく、例えば、在来
の軸組工法における木造壁にフレ─ム２３の後端部の取
付金具３７とフレ─ム２３の左右両端部の取付金具３９
とにそれぞれ対向する位置に木造壁を補強する支柱を立
設し、この支柱に、ボルト５１を取付金具３７、３９の
ボルト孔３７ａ、３９ａにそれぞれ挿通して螺着し、フ
レ─ム２３を後壁１９と両側壁３３に固定することもで
きる。
ツ─バイフォ─工法における耐力壁の場合によって説明
したが、これに限定されるものではなく、例えば、在来
の軸組工法における木造壁にフレ─ム２３の後端部の取
付金具３７とフレ─ム２３の左右両端部の取付金具３９
とにそれぞれ対向する位置に木造壁を補強する支柱を立
設し、この支柱に、ボルト５１を取付金具３７、３９の
ボルト孔３７ａ、３９ａにそれぞれ挿通して螺着し、フ
レ─ム２３を後壁１９と両側壁３３に固定することもで
きる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、便
器洗浄用のタンク、このタンクと便器本体とを連通接続
する洗浄水接続管、及び前記便器本体の排水流出口とト
イレ室床面に設けられた排水流入口とを連通接続する排
水接続管を内部に有するキャビネットを介して、トイレ
室後方の木造壁面に便器本体後面を取付けると、木造壁
に強度をもたせてあるので、人がこの便器本体に腰掛け
たときの便器本体に作用する荷重による木造壁の破壊を
防止することができる。
器洗浄用のタンク、このタンクと便器本体とを連通接続
する洗浄水接続管、及び前記便器本体の排水流出口とト
イレ室床面に設けられた排水流入口とを連通接続する排
水接続管を内部に有するキャビネットを介して、トイレ
室後方の木造壁面に便器本体後面を取付けると、木造壁
に強度をもたせてあるので、人がこの便器本体に腰掛け
たときの便器本体に作用する荷重による木造壁の破壊を
防止することができる。
【００２４】さらに、排水接続管は可撓性を有する排水
接続管としたので、排水接続管が撓み排水接続管を配管
接続できる許容床面範囲が広く、この範囲内では、便器
本体の取付け位置がずれても排水接続管をトイレ室床面
の排水流入口に容易に配管接続でき、作業性を著しく向
上できる。特に、家屋を改築する場合、例えば改築前の
トイレ室床面の排水流入口をそのまま利用し、便器本体
の位置を変更して改築前後の便器本体の排水流出口の位
置が多少、異なるときには、排水接続管が可撓性を有す
るので、排水接続管を容易に取付けることができ実用
上、優れた効果を奏する。
接続管としたので、排水接続管が撓み排水接続管を配管
接続できる許容床面範囲が広く、この範囲内では、便器
本体の取付け位置がずれても排水接続管をトイレ室床面
の排水流入口に容易に配管接続でき、作業性を著しく向
上できる。特に、家屋を改築する場合、例えば改築前の
トイレ室床面の排水流入口をそのまま利用し、便器本体
の位置を変更して改築前後の便器本体の排水流出口の位
置が多少、異なるときには、排水接続管が可撓性を有す
るので、排水接続管を容易に取付けることができ実用
上、優れた効果を奏する。
【図１】本発明に係る壁掛け式便器の取付構造の一実施
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】図１の平面図である。
【図４】従来の壁掛け式便器の取付構造の一例を示す側
面図である。
面図である。
【図５】図４の正面図である。
１ 便器本体 １ｂ 排水流出口 １３ 便器洗浄用のタンク １９ 木造壁 ２１ キャビネット ２３ フレ─ム ２５ トイレ室床面 ２５ａ 排水流入口 ２６ フレ─ム前方パネル ２７ フレ─ム前面パネル ２９ タンク前面パネル ３１ フレ─ム上方パネル（タンク上面パネル） ３５ 排水接続管
Claims (3)
- 【請求項１】 便器本体後面とトイレ室後方の強度をも
たせた木造壁面との間に、便器洗浄用のタンク、該タン
クと前記便器本体とを連通接続する洗浄水接続管、及び
前記便器本体の排水流出口とトイレ室床面に設けられた
排水流入口とを連通接続する排水接続管を内部に有する
キャビネットを介して、前記便器本体を前記木造壁に取
付けることを特徴とする壁掛け式便器の取付構造。 - 【請求項２】 前記キャビネットは、枠組み形成したフ
レ─ムと、該フレ─ムの前方を覆うフレ─ム前方パネル
と、該フレ─ムの上方を覆うフレ─ム上方パネルと、を
有して成り、前記便器本体の後面を前記フレ─ム前方パ
ネルを介して前記フレ─ムに取付けたことを特徴とする
請求項１記載の壁掛け式便器の取付構造。 - 【請求項３】 前記排水接続管は可撓性を有する排水接
続管である請求項１又は請求項２記載の壁掛け式便器の
取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5907694A JPH07268931A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 壁掛け式便器の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5907694A JPH07268931A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 壁掛け式便器の取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07268931A true JPH07268931A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13102906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5907694A Pending JPH07268931A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 壁掛け式便器の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07268931A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000184996A (ja) * | 1998-12-21 | 2000-07-04 | Toto Ltd | トイレキャビネット |
| JP2002180514A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Toto Ltd | トイレユニット |
| JP2013002153A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Toto Ltd | 住宅用壁掛け腰掛便器 |
| JP2019190210A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 水洗式便器固定部材 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0242987B2 (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-26 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP5907694A patent/JPH07268931A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0242987B2 (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-26 |
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| JP2013002153A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Toto Ltd | 住宅用壁掛け腰掛便器 |
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