JPH072680Y2 - 杭打機の回転リーダ位置決め装置 - Google Patents

杭打機の回転リーダ位置決め装置

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JPH072680Y2
JPH072680Y2 JP1989061256U JP6125689U JPH072680Y2 JP H072680 Y2 JPH072680 Y2 JP H072680Y2 JP 1989061256 U JP1989061256 U JP 1989061256U JP 6125689 U JP6125689 U JP 6125689U JP H072680 Y2 JPH072680 Y2 JP H072680Y2
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rotary
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光彦 後藤
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コベルコ建機エンジニアリング株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転式杭打機の回転リーダの回転を任意の位
置でロックし得るようにした杭打機の回転リーダ位置決
め装置に関するものである。
〔従来の技術〕
回転式杭打機の回転リーダにあっては、周知のように、
杭打作業の内容や作業装置の種類、或いは杭打現場の状
況等に応じて回転リーダを所定の位置まで回転させ、こ
れを所定の位置においてロックして、その位置決めを行
う回転リーダ位置決め装置が付設されている。このよう
な回転リーダ位置決め装置の中に回転リーダの回転を任
意の位置でロックする、実開昭56-77547号公報にて開示
された回転リーダ位置決め装置がある。
この回転リーダ位置決め装置の例を、その構成説明図の
第5図を参照しながら以下に説明する。
即ち、図に示す符号(1)はリーダであって、このリー
ダ(1)は杭打機本体の前方に突設された支持フレーム
(f)の先端で揺動可能に支持されている固定リーダ
(1b)と、この固定リーダ(1b)の上端面にその長手方
向の軸心廻りに回転可能に立設される回転リーダ(1a)
とからなっている。
そして、固定リーダ(1b)の側面にはブラケットを介し
て半円弧状の挟持板(8)が、その曲率半径の中心がこ
の固定リーダ(1b)の径方向の中心と一致するように固
着されると共に、この挟持板(8)の対応位置であっ
て、かつ回転リーダ(1a)の外周面には、ブラケット
(3)を介して取付けられた油圧シリンダ(4)のロッ
ド(4b)の伸縮により開閉作動されるチャック(6)が
ブラケット(7)を介して装着されてなる回転リーダ位
置決め装置が設けられている。
より詳しくは、同図において示すように、回転リーダ
(1a)の側面に設けられたブラケット(7)を介して前
記挟持板(8)の内外側面を挟圧する一対のチャック
(6)が開閉可能に支持されており、このチャック
(6)の上部の各々には一対のリンク(5)が設けられ
ている。また、このリンク(5)の上方には、回転リー
ダ(1a)の側面に設けられたブラケット(3)を介して
油圧シリンダ(4)が取付けられており、そしてこの油
圧シリンダ(4)の下方に向かって伸縮するロッド(4
b)には前記リンク(5)の上部側が共に枢着されてい
る。また、前記油圧シリンダ(4)には、運転室(12)
内に設けられた操作レバー(9)により切換えられる切
換弁(10)から圧油を供給する管路(11)が連通されて
なる構成になっている。
上記構成になる回転リーダ位置決め装置の作用態様を説
明すると、操作レバー(9)を操作して切換弁(10)を
切換えれば油圧シリンダ(4)のロッド(4b)が伸縮
し、このロッド(4b)の伸縮によりリンク(5)を介し
てチャック(6)が開閉作動される。
従って、このチャック(6)を閉側に作動させれば、こ
のチャック(6)の挟圧部(6a)により挟圧板(8)の
両側面が挟圧され、これにより回転リーダ(1a)の回転
が所定回転位置においてロックされる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した従来の回転リーダ位置決め装置はそれなりに有
用であるが、この位置決め装置自体の損傷防止対策上等
の観点からすると未だに以下に説明するような問題点を
持っている。
即ち、回転リーダではこの作業の特殊性に基づいて、例
えばアースオーガ等に付着することにより上方に持ち上
げられた土砂や石塊等がアースオーガ等から剥離、落下
してこの位置決め装置に付着し或いは衝突してこれを損
傷させる。つまり、油圧シリンダのロッドに傷付きを発
生させ、或いはこのロッドに付着してシール部に進入し
たりすることもあって、この油圧シリンダに油漏れ等の
不具合を発生させる一因となっている。
さらに、このようなリーダには、例えばアースオーガお
よび重錘等各種の作業装置が垂設されるが、リーダが揺
れることによりこれらが揺動し、場合によっては衝突し
たりすることがあって、この位置決め装置を損傷させた
りする恐れが強い。
勿論、位置決め装置の取付け位置に配慮を払っている
が、完全に上記不具合を防止することができない。なら
ば、高強度の保護カバー等にて囲繞すれば良いとも考え
られるが、実際にはスペース上の問題の他、例え重機に
あってもデザイン上の配慮を要する昨今の風潮にあって
は美観上決して好まくない。
従って、本考案はこのような位置決め装置をリーダの内
部に内設することにより、他の物体の衝突等により損傷
を受けることのない杭打機の回転リーダ位置決め装置の
提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記問題点の解決を図る為になされたものであ
って、従ってその特徴とするところは、回転式杭打機リ
ーダの固定リーダの上に支持した回転リーダを運転席で
操作して該固定リーダ上の任意の位置でロックする杭打
機の回転リーダ位置決め装置において、前記リーダの何
れか一方のリーダの内側に、1つの拡縮装置の作動によ
り同一水平面上において拡縮される2組のリンクと、こ
れらリンクに設けた垂直なピンを支点として揺動可能に
支持され、かつこれらリンクの相対する側に設けたスト
ッパ機構の螺子の先端の相対する端面への当接により前
記ピンを支点とする揺動が固定されると共に、外側面が
前記リーダの内周面を押圧する制動体とからなる制動装
置を内設し、該制動装置を他方のリーダの内側に設けた
支持体により支持してなるところにある。
〔作用〕
本考案になる回転リーダ位置決め装置では、拡縮装置の
作動により同一水平面上において拡縮される2組のリン
クを介してそれぞれの制動体の外側面がリーダの内周面
に押圧されるが、制動体に偏摩耗が生じても、ストッパ
機構の螺子のねじ込み量でピンを支点として制動体を揺
動させることにより、制動体の外側面のリーダの内周面
への当接状態を調節することができるので、長期にわた
って回転リーダの回転を任意の位置で確実にロックする
ことができる。
そして、この回転リーダ位置決め装置はリーダの内側に
内設されているので、この位置決め装置に他の物体が干
渉、衝突したりすることがなく、しかもリーダの外方に
突出する部位もない。
〔実施例〕
本考案の一実施例を、杭打機の全体構成説明図の第1図
と、第1図のII-II線断面図の第2図と、第2図のIII-I
II線断面図の第3図と、第2図のIV-IV線断面図の第4
図とに基づいて、従来例と同じものおよび同等の役割を
担うものは同一符号を以て以下に説明する。
即ち、第1図に示すように、運転室(12)を有してなる
杭打機の本体の前方に突設された支持フレーム(f)の
先端にはリーダ(1)が起伏可能に立設されている。こ
のリーダ(1)は支持フレーム(f)により支持される
固定リーダ(1b)と、この固定リーダ(1b)の上でその
長手方向の軸心廻りに回転自在に支持される回転リーダ
(1a)とからなっている。そして、回転リーダ(1a)の
回転支持部の内部には、回転リーダ(1a)を任意の回転
位置にてロックするための回転リーダ位置決め装置を内
設した。
上記回転リーダ位置決め装置の構成の詳細は、第2図乃
至第4図に示すように、固定リーダ(1b)の上部に設け
たフランジ(1c)の上面には、このフランジ(1c)の径
方向の中心を挟む位置に垂直に立設されてなるブラケッ
ト(3)、(7)を固着し、一方のブラケット(3)に
はリンク支持板(3a)を固着し、また他方のブラケット
(7)には両端外方側に伸縮するロッド(4b)を有す
る、拡縮装置としてのダブルシリンダ(4)をリンク支
持板(3a)と平行に配設した。
次いで、リンク支持板(3a)の両端とダブルシリンダ
(4)の両ロッド(4b)の先端との同じ側同士の間に、
各一対づつからなるリンク(5)の両端部をピン(P1)
連結すると共に、これら各一対のリンク(5)の間で、
かつ長手方向の中心においてリーダ(1)の長手方向の
軸心と平行に支持した支持ピン(P2)により、突出部の
先端を連ねる軌跡が回転リーダ(1a)の回転支持部の内
周面(8)の円弧に対応する突曲面(6a)を有する制動
体(6)を揺動自在に支持する一方、この制動体(6)
が支持ピン(P2)の軸心廻りに回転するのを防止し、か
つ螺子込み量の変更により制動体(6)の向きを設定す
る調整螺子を有してなるストッパ機構(s)を設けた。
次いで、前記運転室(12)内にはレバー操作により切換
えられる切換弁(図示省略)を設け、これに一端を連通
させた油圧ホース(11)をフランジ(1c)に設けた貫通
孔(1d)に通すと共に、油圧ホース(11)の他端をダブ
ルシリンダ(4)に連通させる構成とした。なお、固定
リーダ(1b)と回転リーダ(1a)との回転支持部に設け
られている球状形をしたものは、この回転リーダ(1a)
を円滑に回転させるためのベアリングボール(b)であ
る。
以下、上記構成になる回転リーダ位置決め装置の作用態
様を説明すると、先ず回転リーダ(1a)の回転をロック
するときには、操作レバーを操作して切換弁を切換え、
油圧ホース(11)を介して圧油をダブルシリンダ(4)
に供給してロッド(4b)を伸長させる。さすれば、一対
のリンク(5)の各々がリンク支持板(3a)との連結部
のピン(P1)を揺動中心として外方に向かって揺動する
一方、制動体(6)が支持ピン(P2)廻りに揺動してそ
の凸曲面(6a)の全体が回転支持部の内周面(8)に沿
って所定の押圧力で押圧される。故に、この回転支持部
の内周面(8)と制動体(6)の凸曲面(6a)との間に
押圧力に応じた制動力が発生し、所謂通常のブレーキと
同様の作用によってこの制動体(6)により回転リーダ
(1a)の回転が任意の位置においてロックされることと
なる。
次に、回転リーダ(1a)のロック状態を解放するときに
は、操作レバーを逆操作してダブルシリンダ(4)のロ
ッド(4b)を縮小させれば良い。
つまり、ロッド(4b)の縮小により内周面(8)への制
動体(6)の凸曲面(6a)の押圧力が解除され、回転リ
ーダ(1a)のロック状態が容易に解放される。
この回転リーダ位置決め装置による回転リーダのロック
およびロックの解除作業中において、この位置決め装置
はリーダ(1)の内側に内設されている関係上、土砂や
石塊等が落下することがあっても何の支障もなく、所定
の作業を継続し得る。
さらに、前記制動体(6)の凸曲面(6a)の偏摩耗によ
り当接状態が悪化したときには、前記ストッパ機構
(s)の螺子の螺子込み量を適宜変更することにより自
由自在に回転支持部の内周面(8)に対する凸曲面(6
a)への当接状態を調整することができるので、制動体
の交換間隔が延長され、メイテナンスコストの削減に寄
与することができる。
上記した実施例にあっては、制動力の向上を図る為に、
制動体(6)の凸曲面(6a)に複数の突出部を形成させ
たが、制動体(6)の凸曲面(6a)に円弧状に形成して
なるブレーキパッドを固着しても上記実施例と同等の作
用と効果とを得ることができる。
なお、上記した実施例は本考案の一具体例にすぎず、従
ってこの実施例によって本考案の技術的思想の範囲が限
定されるものではない。
〔考案の効果〕
本考案になる回転リーダ位置決め装置ではリーダの内側
に内設されている関係上、これに他の物体が干渉、衝突
したりせず、しかもリーダの外方に突出する部位もない
ので、例えばアースオーガ等により上方に持ち上げられ
た土砂や石塊等が落下しても、土砂や石塊等がこれに付
着し或いは衝突して損傷するようなことがなくなる。
しかも、これにより長期にわたり安定した状態での使用
が可能になり、ランニングコストを削減し得るという経
済効果も生じてきた。
さらに、上記したように回転リーダ位置決め装置にはリ
ーダから外方に突出する部位がないので美観が損なわれ
ることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例になる回転リーダ位置決め装置
を装着した杭打機の全体構成説明図、第2図は第1図の
II-II線断面図、第3図は第2図のIII-III線断面図、第
4図は第2図のIV-IV線断面図、第5図は従来の回転リ
ーダ位置決め装置の構成説明図である。 (1)……リーダ、(1a)……回転リーダ、(1b)……
固定リーダ、(3)……ブラケット、(4)……ダブル
シリンダ、(5)……リンク、(6)……制動体、(6
a)……凸曲面、(7)……ブラケット、(8)……回
転支持部の内周面、(11)……油圧ホース、(12)……
運転室、(b)……ベアリングボール、(f)……支持
フレーム、(P1)……ピン、(P2)……支持ピン、
(s)……ストッパ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転式杭打機リーダの固定リーダの上に支
    持した回転リーダを運転席で操作して該固定リーダ上の
    任意の位置でロックする杭打機の回転リーダ位置決め装
    置において、前記リーダの何れか一方のリーダの内側
    に、1つの拡縮装置の作動により同一水平面上において
    拡縮される2組のリンクと、これらリンクに設けた垂直
    なピンを支点として揺動可能に支持され、かつこれらリ
    ンクの相対する側に設けたストッパ機構の螺子の先端の
    相対する端面への当接により前記ピンを支点とする揺動
    が固定されると共に、外側面が前記リーダの内周面を押
    圧する制動体とからなる制動装置を内設し、該制動装置
    を他方のリーダの内側に設けた支持体により支持してな
    ることを特徴とする杭打機の回転リーダ位置決め装置。
JP1989061256U 1989-05-25 1989-05-25 杭打機の回転リーダ位置決め装置 Expired - Lifetime JPH072680Y2 (ja)

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JPH032037U JPH032037U (ja) 1991-01-10
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