JP2587731Y2 - ダイカストマシンのスプレー装置 - Google Patents

ダイカストマシンのスプレー装置

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JP2587731Y2
JP2587731Y2 JP1992055541U JP5554192U JP2587731Y2 JP 2587731 Y2 JP2587731 Y2 JP 2587731Y2 JP 1992055541 U JP1992055541 U JP 1992055541U JP 5554192 U JP5554192 U JP 5554192U JP 2587731 Y2 JP2587731 Y2 JP 2587731Y2
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JP
Japan
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spray head
main body
casting machine
die casting
link mechanism
Prior art date
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JP1992055541U
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JPH069742U (ja
Inventor
清 田草川
晃 酒井
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はダイカストマシンのスプ
レー装置に係るもので、特に固定ダイプレート側上部に
設置するリンク式スプレー装置におけるスプレーヘッド
を交換する際の作業性および安全性の向上に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ダイカストマシンにおいては、固定およ
び移動の両金型を型開きして両金型のキャビティ面ヘス
プレーヘッドのガンによって離型剤を塗布するスプレー
装置が具備されており、スプレーヘッドが型開きのとき
に両金型間に進入して塗布し、塗布した後は型閉めに干
渉しない位置に後退するように移動機構を有している。
従来のスプレー装置として本出願人による実公平2−4
768号公報のリンク式スプレー装置があり、これを説
明する。
【0003】図3は、固定ダイプレート21に向かって
タイバー22に案内された移動ダイプレート23を不図
示の型締装置によって開閉するダイカストマシンであっ
て、固定および移動ダイプレート21、23に取着され
た固定および移動金型24、25の間で型開閉が行なわ
れ、図は型開き状態を示している。スプレー装置本体2
6は固定ダイプレート21の上部に固着され、本体26
に配設された軸27、28にリンク29、30の一側を
軸支し、リンク29、30の他側にリンク31の一側を
連結させたリンク機構32を設け、リンク31の他側に
スプレーヘッド33を取着している。リンク29と一体
に軸27に軸支された駆動アーム34にシリンダ35の
ピストンロッド36を連結しリンク機構32が駆動され
る。スプレーヘッド33には不図示の分配器を介した配
管によって接続された複数のガン38が取着されてい
る。
【0004】このように構成されたスプレー装置の動作
を説明する。先ず、固定および移動金型24、25が型
開きした状態で、固定ダイプレート21の上部に固着さ
れたスプレー装置本体26に軸支されたリンク機構32
が、シリンダ35を作動することによって駆動されて、
リンク31に吊り下げたスプレーヘッド33を両金型2
4、25の間に下降する。次いで、スプレーヘッド33
の複数のガン38から両金型のキャビティ面ヘ向かって
離型剤が塗布される。塗布した後、リンク機構32が再
び駆動されて、スプレーヘッド33を元の位置に上昇す
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ダイカスト
マシンの固定および移動両金型のキャビティ面ヘ離型剤
を塗布するスプレー装置のスプレーヘッドは、両金型を
交換した際には両金型のキャビティ形状に合せて同じよ
うに交換することが行なわれる。この場合、上記のよう
なスプレー装置においては、型開きした状態でリンク機
構を駆動してスプレーヘッドを両金型の間に下降させて
交換作業を行なっている。このため、狭い場所での困難
な作業になるとともに、型開きした両金型間での作業に
おける安全性は型締装置の安全ロック装置に依存するこ
とになる。また、スプレーヘッドを固定ダイプレート上
部に上昇させた位置で交換作業を行なうとすれば、高所
での作業になり足場が悪いので堅牢で安全な作業場所を
確保する必要が生じてくる。近年、スプレーヘッドを交
換するなどの作業者のために3K対策を実施することが
強く要求されてきている。
【0006】そこで本考案の目的は、リンク式スプレー
装置におけるスプレーヘッドを交換する際の作業性およ
び安全性を向上させたダイカストマシンのスプレー装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本考案は、固定ダイプレート側の上部に本体を設置
し、同本体にリンク機構および同リンク機構を駆動する
アクチュエータを設け、前記リンク機構端部に取着した
スプレーヘッドを型開きした固定および移動の両金型間
に昇降させ、前記両金型のキャビティ面へ離型剤を塗布
するダイカストマシンのスプレー装置において、固定ダ
イプレート側上部に取着したブラケットにスプレー装置
本体を水平方向に回動自在に軸支する旋回台と、同旋回
台を旋回させるアクチュエータとを設け、前記スプレー
ヘッドを交換する際、前記本体を旋回させた後、同本体
のリンク機構を駆動して前記スプレーヘッドをダイカス
トマシンの外側へ下降させ床面に構える作業者によって
スプレーヘッドの交換が行なえるように構成したことを
特徴とするダイカストマシンのスプレー装置とする。
【0008】
【作用】スプレー装置のスプレーヘッドを交換する際に
は、固定ダイプレート側上部に固着したブラケットに回
動自在に軸支される旋回台を旋回するアクチュエータを
作動してスプレー装置本体を水平方向に旋回させた後、
本体のリンク機構を駆動するアクチュエータを作動して
スプレーヘッドをダイカストマシンの外側へ下降させ、
床面に構える作業者によって作業性良くかつ安全にスプ
レーヘッドの交換が行なわれる。
【0009】
【実施例】次に、本考案に係るダイカストマシンのスプ
レー装置の実施例について図1、図2を参照しながら詳
細に説明する。なお、説明の便宜上、図3に示した従来
のスプレー装置と同一の構成部分には同一の参照符号を
付して説明を簡明にする。図1は、固定金型24を取着
した固定ダイプレート21に向かって移動金型25を取
着した移動ダイプレート23を挿通したタイバー22で
案内させて不図示の型締装置によって摺動して型開閉を
行なうダイカストマシンの型開きの状態を示している。
【0010】12は旋回台で、軸部13を一体に形成
し、固定ダイプレート21側のCフレーム39上部に固
着したブラケット14に設けた軸受15に軸部13を嵌
合させ水平方向に回動自在に軸支されている。16は旋
回アームで、旋回台12の軸部13の先端に一端を固着
している。図2において、17は油空圧シリンダで、シ
リンダヘッド部に設けたビボット18でブラケット14
に回動自在に軸支されている。シリンダロッド19先端
に前記旋回アーム16の他端がピン20を介して連結し
ている。油空圧シリンダ17に不図示の油空圧源からバ
ルブを介して流体を供給することによりシリンダロッド
19が進退して旋回アーム16が回動され旋回台12が
旋回するようになっている。
【0011】前記旋回台12の上面にスプレー装置本体
26が固着されており、本体26には従来のスプレー装
置と基本的に同一の構成部材が配設されている。すなわ
ち、リンク機構32は、本体26に設けた軸27、28
にリンク29、30の一側を軸支し、リンク29、30
の他側にリンク31の一側を連結して構成されていると
ともに、リンク29と一体に軸支した駆動アーム34に
油空圧シリンダ35のピストンロッド36を連結して不
図示の油空圧源からバルブを介して流体を供給すること
によってリンク機構32が駆動されるものである。リン
ク31の他側にスプレーヘッド33を吊り下げて取着し
ている。スプレーヘッド33には不図示の分配器を介し
た配管によって接続され金型のキャビティ面ヘ離型剤を
塗布する複数のガン38が取着されている。
【0012】以上のように構成された本考案に係るスプ
レー装置では、基本的な動作は従来の装置と同じように
行なわれ、本体26に配設したリンク機構32を駆動さ
せて型開きした状態の両金型24、25の間にスプレー
ヘッド33を昇降させて、両金型24、25のキャビテ
ィ面ヘ複数のガン38から離型剤が塗布される。
【0013】次に、両金型を交換したことに応じて、ス
プレー装置のスプレーヘッド33を交換する際には、固
定ダイプレート21側のCフレーム39上部に固着した
ブラケット14に回動自在に軸支されるとともに上面に
スプレー装置本体26を固着する旋回台12が、不図示
の油空圧源からバルブを介して油空圧シリンダ17に流
体を供給し作動させシリンダロッド19先端に連結した
旋回アーム16を回動することによって旋回されて、本
体26を水平方向に旋回させた後、本体26のリンク機
構32を駆動する油空圧シリンダ35に不図示の油空圧
源からバルブを介して流体を供給し作動させてスプレー
ヘッド33をダイカストマシンの外側へ下降させ、床面
に構える作業者によって容易にかつ安全にスプレーヘッ
ド33の交換が行なわれる。
【0014】
【考案の効果】したがって本考案においては、固定ダイ
プレート側上部に固着したブラケットに水平方向に回動
自在に軸支される旋回台の上面にリンク式スプレー装置
の本体を固着し、アクチュエータを設けて旋回アームを
介し旋回台を旋回するよう構成したことにより、スプレ
ー装置のスプレーヘッドを交換する際には、本体を水平
方向に旋回させた後、本体のリンク機構を駆動してスプ
レーヘッドをダイカストマシンの外側へ下降させ、床面
に構える作業者によってスプレーヘッドの交換が行なわ
れるため、従来のように型開きした状態でスプレーヘッ
ドを両金型の間に下降させ狭い場所で困難な作業を行な
うことがなくなるとともに、型開きした両金型間での作
業の安全性を型締装置の安全ロック装置だけに依存して
行なうことがなくなり、また、スプレーヘッドを固定ダ
イプレート上部に上昇させた位置で足場が悪い高所で交
換作業を行なうこともなくなって、スプレーヘッドの交
換における作業性および安全性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のダイカストマシンのスプレー装置の実
施例を示す概略図である。
【図2】図1のYーY矢視平面図である。
【図3】従来のダイカストマシンのリンク式スプレー装
置を示す概略図である。
【符号の説明】
12 旋回台 13 軸部 14 ブラケット 15 軸受 16 旋回アーム 17 油空圧シリンダ(アクチュエータ) 21 固定ダイプレート 24 固定金型 25 移動金型 26 本体 32 リンク機構 33 スプレーヘッド 34 駆動アーム 35 シリンダ(アクチュエータ) 38 ガン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 17/20 B22C 23/02 B29C 33/58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ダイプレート側の上部に本体を設置
    し、同本体にリンク機構および同リンク機構を駆動する
    アクチュエータを設け、前記リンク機構端部に取着した
    スプレーヘッドを型開きした固定および移動の両金型間
    に昇降させ、前記両金型のキャビティ面へ離型剤を塗布
    するダイカストマシンのスプレー装置において、固定ダ
    イプレート側上部に取着したブラケットにスプレー装置
    本体を水平方向に回動自在に軸支する旋回台と、同旋回
    台を旋回させるアクチュエータとを設け、前記スプレー
    ヘッドを交換する際、前記本体を旋回させた後、同本体
    のリンク機構を駆動して前記スプレーヘッドをダイカス
    トマシンの外側へ下降させ床面に構える作業者によって
    スプレーヘッドの交換が行なえるように構成したことを
    特徴とするダイカストマシンのスプレー装置。
JP1992055541U 1992-07-15 1992-07-15 ダイカストマシンのスプレー装置 Expired - Lifetime JP2587731Y2 (ja)

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