JPH0534902Y2 - - Google Patents

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JPH0534902Y2
JPH0534902Y2 JP15142389U JP15142389U JPH0534902Y2 JP H0534902 Y2 JPH0534902 Y2 JP H0534902Y2 JP 15142389 U JP15142389 U JP 15142389U JP 15142389 U JP15142389 U JP 15142389U JP H0534902 Y2 JPH0534902 Y2 JP H0534902Y2
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slide
pin
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base
guide block
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、射出成形機の射出ユニツトをベース
上で水平に旋回させる旋回装置に関する。
〔従来の技術〕
射出成形機における射出ユニツトの旋回装置と
して第6図ないし第9図に示すものが知られてい
る(実開昭60−150018号公報)。
すなわち、射出ユニツト1は、スライド(基
台)2を複数のガイドブロツク3a,3b,3c
に案内されてベース4上に第6図で左右に進退自
在に設けられている。ベース4上には金型5を備
えた固定盤6が設けられるとともに、この固定盤
6と射出ユニツト1の間には油圧シリンダ7が設
けられている。油圧シリンダ7は射出ユニツト1
を固定盤6に対して進退させる。なお、金型5の
第6図において左は、金型を備えた可動盤と、該
可動盤を動かす型締装置等が設けられているが、
それらは図で省略されている。
このような射出成形機において、上記ベース4
に、長溝4aが射出ユニツト1の進退方向に沿つ
て形成され、該長溝4aの後端にピン孔4bが穿
設されている。長溝4aにはカラー8が摺動自在
に嵌め込まれ、またスライド2にはピン9を上記
カラー8からン孔4bに挿入する小形の油圧シリ
ンダ10が設けられている。さらに、上記ピン孔
4bに挿入されたピン9を中心とするスライド2
の旋回面に配設されたガイドブロツク3bは、固
定軸11と止め軸12によつてベース4に取り付
けられている。止め軸12は抜差し自在であり、
この止め軸12を引き抜いてガイドブロツク3b
を固定軸11を中心に第6図の2点鎖線のように
回動させることができる。
そして上記のように構成された旋回装置におい
ては、射出ユニツト1のスクリユーやノズル等を
保守点検する際に、油圧シリンダ7により射出ユ
ニツト1を後退させて小形油圧シリンダ10でピ
ン9をカラー8からピン孔4bに挿入するととも
に、止め軸12を引き抜き、ガイドブロツク3b
を固定軸11を中心に回動させてスライド2の旋
回面から退避させてから、油圧シリンダ7を伸ば
すことにより、射出ユニツト1をスライド2と一
緒にピン9を中心に第6図2点鎖線のように旋回
させる。
また、上記の公開公報には、上記旋回装置の他
の実施例として、ピン9をスライド2からカラー
8の上半分に挿入する一方、第8図に示すよう
に、ベース4の下面にレバー13を支え軸(図示
せず)で上下に回動自在に設けるとともに、その
レバー13の先端に固定ピン14を取り付け、レ
バー13を上に回動させて固定ピン14をピン孔
4bからカラー8の下半分に挿入することによ
り、カラー8を介してピン9をベース4に固定す
る構造のものも提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した二つの旋回装置のうち、前者の旋回装
置は、比較的長く大きい長溝4aと、ピン孔4b
をベース4に穿設してその長溝4aにカラー8を
摺動自在に嵌め込むほか、ピン9を動かす小形の
油圧シリンダ10と該シリンダ10への配管が必
要となるため、構造が複雑になるとともにコスト
高になる。
また、後者の旋回装置は、ピン9を動かす油圧
シリンダ10こそ必要としないが、それでも長大
な長溝4aとピン孔4bをベース4に穿設してそ
の長溝4aにカラー8を摺動自在に嵌め込み、ま
たレバー13をベース4に支え軸で取り付け、そ
のレバー13の先端に固定ピン14に取り付ける
とともに、レバー13を所定の状態に係止する係
止手段を設けなければならないため、前者の旋回
装置とは別の面で構造が複雑になり、またコスト
高になる。
本考案は、構造が簡単でコスト安につく、射出
成形機における射出ユニツトの旋回装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、スラ
イドを複数のガイドブロツクに案内されてベース
上に進退自在に設けられた射出ユニツトを、該射
出ユニツトの固定盤側に設けられた油圧シリンダ
によつて固定盤に対して進退させるように構成さ
れた射出成形機において、上記スライドの後端を
当接させて上記油圧シリンダによりスライドと一
緒に旋回させられる射出ユニツトの旋回中心とな
るピンを上記ベースに立設し、上記ピンを中心と
するスライドの旋回面に配設されたガイドブロツ
クの少なくとも1個を、ベースに着脱自在とする
ともとに上記スライドを上記ピンに枢着する枢着
孔を形成してスライドに着脱自在とした構成とし
た。
〔作用〕
上記の構成では、少なくとも1個のガイドブロ
ツクが、スライドの案内と、ピンにスライドを枢
着して射出ユニツトを旋回自在とする枢着孔の形
成に兼用的に用いられており、しかも旋回装置と
しての専用部品はピンだけであるので、構造がき
わめて簡単でコストを低くすることができる。ま
た、スライドに対するガイドブロツクの着脱、及
びそのガイドブロツクのベースに対する着脱作業
を、射出成形機の側面と前面だけで行うことがで
き、射出成形機の裏側にまで回る必要がないの
で、作業性及び安全性が良好である。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
もので、射出成形機の主要部の構成は前述の第6
図の射出成形機と同一である。したがつて、第6
図と同一部分には同一の参照符号を付してその詳
しい説明は省略する。
本考案に係る射出ユニツトの旋回装置において
は、スライド2はその両側の前後にスライド部2
a,2b,2c,2dを備え、それらのスライド
部2a〜2dを、その両側のベース4上に配設さ
れたガイドブロツク3a,3b,3c,3d,3
eに案内されて第1図及び第2図等で左右に摺動
自在にベース4上に支持されている。各ガイドブ
ロツク3a〜3eは、機械の操作側Aと反対の背
面側Bに、比較的長いガイドブロツク3a,3b
が、左右方向に一直線状に配置され、また、機械
の操作側Aに比較的短いガイドブロツク3c,3
dを左右にして、その中間にガイドブロツク3e
が位置してそれぞれ一直線状に配置されて、それ
ぞれボルト20によつてベース4に取り付けら
れ、着脱自在である。
ベース4の後部(第1図等において右端部)に
は、スライドベース2と固定盤6とを結ぶ油圧シ
リンダ7の軸線の延長線よりも、機械の背面側B
に寄つた位置(ガイドブロツク3a,3bの側に
寄つた位置)に、ピン21が立設され、スライド
2の後端の上記ピン21に向き合う位置には半円
状の枢着溝2fが形成されている。ガイドブロツ
ク3a〜3eのうち中間の1個のガイドブロツク
3eはボルト22でスライド2の後端にも着脱自
在に取り付けることができる。このガイドブロツ
ク3eには上記枢着溝2fと同一の半円状の枢着
溝3fが形成されており、スライド2の枢着溝2
fと協同してピン21の枢着孔23を形成する。
ガイドブロツク3eは、スライド2が油圧シリ
ンダ7により後退させられてその枢着溝2fにピ
ン21を嵌入した後において、自体の枢着溝3f
にピン21を嵌め入れてスライド2にボルト22
で取り付けられる。その結果、スライド2がピン
21に旋回自在に枢着され、ピン21はスライド
2に一体に設けられた射出ユニツト1の旋回中心
となる。スライド2は、その下面に溝2gを有
し、油圧シリンダ7でスライド2を後退させてピ
ン21を枢着溝2fに嵌入させると、各スライド
部2c,2dが各ガイドブロツク3c,3dが第
4図のように外れるとともに、上記溝2gがガイ
ドブロツク3dの位置に移動し、スライド2をピ
ン21を中心に旋回させた場合におけるガイドブ
ロツク3c,3dの干渉が避けられる構成とされ
ている。
次に上記のように構成された本考案に係る射出
成形機における射出ユニツトの旋回装置の作用を
説明する。
第1図と第2図は油圧シリンダ7の縮小によつ
て射出ユニツト1が前進させられた状態を示すも
ので、この状態で射出成形が行われる。射出成形
の際には、ガイドブロツク3eはベース4にボル
ト20で固定される。
射出ユニツト1を固定盤6から離して内部に収
められたスクリユー等を保守点検す場合には、ま
ず油圧シリンダ7を伸長させて射出ユニツト1を
スライド2と一緒に後退させ、ピン21に枢着溝
2fを嵌合させる(第4図参照)。この際、ガイ
ドブロツク3cは他のガイドブロツク3a〜3d
と一緒にスライド2を案内する。
次いで、ガイドブロツク3eをベース4から外
し、その枢着溝3fにピン21を嵌め入れてボル
ト22でスライド2に取り付ける。この操作によ
つて枢着孔23が形成され、スライド2がピン2
1に旋回自在に枢着される。
最後に、油圧シリンダ7を伸長させ、スライド
2をピン21を中心に第5図のように旋回させ、
射出ユニツト1を保守点検する。
なお、図の実施例では、スライド2の旋回面に
配設されたガイドブロツク3c,3dがそのまま
の状態でスライド2の旋回を邪魔しない構成とさ
れているので、それらのガイドブロツク3c,3
dを取り外す必要はないが、それをベース4から
取り外して射出ユニツト1を旋回させる構成とし
てもよい。また、ガイドブロツクの取付構造を第
7図のようにしてスライド2の旋回面から退避さ
せることもできる。スライド2とガイドブロツク
3eの一方のみに枢着溝を設け、スライド2にガ
イドブロツク3eを取り付けた状態で上記の枢着
溝が他方の部材で塞がれて枢着孔23を完成する
構成とすることもできる。兼用ガイドブロツクは
1個とは限らず2個以上のガイドブロツクとスラ
イド2で枢着孔23を形成してもよい。ボルト2
0はボルト22を兼用することが好ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る射出成形機
における射出ユニツトの旋回装置は、スライドを
複数のガイドブロツクに案内されてベース上に進
退自在に設けられた射出ユニツトを、該射出ユニ
ツトの固定盤側に設けられた油圧シリンダによつ
て固定盤に対して進退させるように構成された射
出成形機において、上記スライドの後端を当接さ
せて上記油圧シリンダによりスライドと一緒に旋
回させられる射出ユニツトの旋回中心となるピン
が上記ベースに立設され、上記ピンを中心とする
スライドの旋回面に配設されたガイドブロツクの
少なくとも1個は、ベースに着脱自在とされると
ともに上記スライドを上記ピンに枢着する枢着孔
を形成してスライドに着脱自在とされ、少なくと
1個のガイドブロツクが、スライドの案内と、枢
着孔の形成に兼用的に役立てられ、僅かにピンだ
けを専用部品として設ければ良い構成とされてい
るので、構造が簡単でコスト安につく長所があ
る。また、兼用ガイドブロツクの着脱作業は、射
出成形機の裏側に回ることなくその側面と前面だ
けで行うことができるので、作業性が良い上、安
全である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は射出ユニツトの前進状態を示す
本考案に係る射出成形機における射出ユニツトの
旋回装置の平面図、第2図は同、正面図、第3図
はスライドとガイドブロツク等の関係を示す側面
図、第4図はスライドの後退状態を示す平面図、
第5図はスライドの旋回状態を示す平面図であ
る。第6図ないし第9図は従来の射出ユニツトの
旋回装置を示すもので、第6図は平面図、第7図
は1個のガイドブロツクの取付構造を示す断面
図、第8図は長溝とカラー及びピン等の関係を示
す断面図、第9図は同、ピンを断面とした平面図
である。 1……射出ユニツト、2……スライド、3a,
3b,3c,3d,3e……ガイドブロツク、4
……ベース、7……油圧シリンダ、21……ピ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スライドを複数のガイドブロツクに案内されて
    ベース上に進退自在に設けられた射出ユニツト
    を、該射出ユニツトの固定盤側に設けられた油圧
    シリンダによつて固定盤に対して進退させるよう
    に構成された射出成形機において、上記スライド
    の後端を当接させて上記油圧シリンダによりスラ
    イドと一緒に旋回させられる射出ユニツトの旋回
    中心となるピンが上記ベースに立設され、上記ピ
    ンを中心とするスライドの旋回面に配設されたガ
    イドブロツクの少なくとも1個は、ベースに着脱
    自在とされるとともに上記スライドを上記ピンに
    枢着する枢着孔を形成してスライドに着脱自在と
    されたことを特徴とする射出成形機における射出
    ユニツトの旋回装置。
JP15142389U 1989-12-27 1989-12-27 Expired - Lifetime JPH0534902Y2 (ja)

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