JPH061675Y2 - セグメント自動組立装置 - Google Patents

セグメント自動組立装置

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JPH061675Y2
JPH061675Y2 JP4620288U JP4620288U JPH061675Y2 JP H061675 Y2 JPH061675 Y2 JP H061675Y2 JP 4620288 U JP4620288 U JP 4620288U JP 4620288 U JP4620288 U JP 4620288U JP H061675 Y2 JPH061675 Y2 JP H061675Y2
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JP
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segment
bolt
nut
carrier
new
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JP4620288U
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JPH01150699U (ja
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進 勝田
良成 外山
紘一郎 桑原
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、既設セグメントに対して新セグメントを運搬
し、ボルト・ナット締付装置により連結するセグメント
自動組立装置に係り、特にボルト・ナット締付装置を位
置決めする構造を改良したセグメント自動組立装置に関
する。
[従来の技術] 特開昭60-263674号公報等に示されるように、トンネル
内壁面に沿って組立てられた既設セグメントの端部所定
位置に新セグメントを運搬するセグメント運搬部と、こ
のセグメント運搬部に垂直及び水平方向に移動自在に設
けられ上記既設セグメントと新セグメントの端部同士を
ボルトとナットで連結するボルト・ナット締付装置とを
備えたいわゆるセグメント自動組立装置は既に知られて
いる。
上記ボルト・ナット締付装置は、ボルトホルダとナット
回転装置とを有し、これらの先端部をそれぞれのセグメ
ントの端部に形成されたフランジのボルト締め穴内に挿
入してボルトをフランジのボルト孔に通し、このボルト
にナットを締付けるようになっている。そして、ボルト
・ナット締付装置はセグメントの一端部に形成されたフ
ランジの数だけセグメント運搬部に取付けられ、一度に
ボルト・ナットの締付けができるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、セグメントには直線施工、あるいは曲線施工
されるトンネルの形状に応じて第5図(イ),(ロ)に示すよ
うに普通のセグメントSAとテーパセグメントSBとがあ
る。これらのセグメントの種類によってセグメント運搬
部1からフランジ2までの距離が異なってくることか
ら、セグメントの形状に応じてその都度ボルト・ナット
締付装置の位置を調節する必要がある。
従来では作業者がその都度上記ボルト・ナット締付装置
の位置決めを行なう必要があり、作業が大変であった。
そこで本考案の目的は上記従来技術の問題点を解決し、
ボルト・ナット締付装置の位置決めを自動的に行なうこ
とができ、作業の迅速化と労力の軽減が図れるセグメン
ト自動組立装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、トンネル内壁面に
沿って組立てられた既設セグメントの端部所定位置に新
セグメントを運搬するセグメント運搬部と、該セグメン
ト運搬部に垂直及び水平方向に移動自在に設けられ、上
記既設セグメントと新セグメントの端部同士をボルト・
ナットで連結するボルト・ナット締付装置とを備えたセ
グメント自動組立装置において、上記セグメント運搬部
の移動軌跡上に上記セグメント運搬部に支持された新セ
グメントの端部にこれに沿って着脱自在に押当てられる
押当部材を設けると共に、該押当部材に上記ボルト・ナ
ット締付装置を係止させて位置決めするストツパを形成
したものである。
[作用] セグメント運搬部により新セグメントを既設セグメント
の所定カ所に運搬する途上で押付部材がその新セグメン
トの端部に押付けられる。この時、押付部材はその新セ
グメントの端部の形状に倣うことになる。そして、この
押付部材のストツパにボルト・ナット締付装置が水平移
動して係止されることにより位置決めされる。このよう
に位置決めされた状態でボルト・ナット締付装置は新セ
グメントと共に既設セグメントの所定カ所に移動され、
その新セグメントと既設セグメントとをボルト・ナット
の締付けにより連結することになる。
このように、新セグメントを既設セグメントに連結する
に際して、予め押当部材を新セグメントの端部に押当
て、その端部形状に倣わせボルト・ナット締付装置を上
記押当部材のストツパに係止させて位置決めするように
したので、ボルト・ナット締付装置を普通セグメントや
テーパセグメントなどの形状に合せて自動的に位置決め
することができ、作業の迅速化と労力の軽減が図れる。
[実施例] 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図〜第3図において、1はシールド掘進機内に設け
られたセグメント運搬部の一部であり、このセグメント
運搬部1は既存のものと同様にトンネル内壁面に沿って
組立てられた既設セグメントSZの端部所定位置に新セグ
メントSを運搬するようになっている。
上記セグメント運搬部1には以下のようなボルト・ナッ
ト締付装置3が垂直及び水平方向に移動自在に設けられ
ている。
即ち、上記セグメント運搬部1には取付ブラケット4を
介して昇降シリンダ5が取付けられ、この昇降シリンダ
5のピストンロッド5aの下端部にはシールド掘進機の
軸方向に沿った一対の水平ガイドバー6の略中央部を固
定した支持体7が支持され、これら水平ガイドバー6の
一端にはボルトホルダ8が、且つ他端にはナット回転装
置9がそれぞれ摺動自在に支持されている。また支持体
7にはピストンロッド10aをボルトホルダ8に連結し
てこれを移動操作する第1のシリンダ10が取付けら
れ、ナット回転装置9にはピストンロッド11aをボル
トホルダ8に連結してナット回転装置9を移動操作する
第2のシリンダ11が取付けられている。
上記ボルトホルダ8及びナット回転装置9のそれぞれの
先端部は昇降シリンダ5の操作により新セグメントS及
び既設セグメントSZの端部に形成されたフランジ2,2
のボルト締め穴26,26内にそれぞれ挿脱自在に挿入
されるようになっており、ボルトホルダ8の先端部には
両セグメントS,SZのフランジ2,2に形成されたボルト
孔12,12に挿通されるボルト13の頭部13aを係
合支持する係合孔14が形成されている。
一方、ナット回転装置9は上記係合孔14と対向する位
置にボルト13に螺合するナット15を係合支持するソ
ケット16を回転自在に有し、このソケット16には従
動歯車17が形成され、この従動歯車17にはモータ1
8の回転軸に取付けた駆動歯車19が中間歯車20を介
して連結されている。なおモータ18はナット回転装置
9の基端部に取付けられている。
このように構成されたボルト・ナット締付装置3を新セ
グメントSの端部に沿って位置決めするために、上記セ
グメント運搬部1の移動軌跡上、即ち、シールド掘進機
の円筒状シールドフレームに沿った周方向及び半径方向
に移送するセグメント運搬部1の移動軌跡上の所定位置
(但し、既設セグメントSZと干渉する部分は除かれ
る。)にはセグメント運搬部1に支持された新セグメン
トSの端部に着脱自在に押当てられる押当部材21が設
けられている。この押当部材21は第4図に示す如く新
セグメントS端部の長手方向に沿って長尺に形成され、
その略中央部には押圧シリンダ22のピストンロッド2
2a先端部が揺動自在に枢支され、押圧シリンダ22は
支持フレーム23を介してシールドフレーム24に取付
けられている。また押当部材21にはボルト・ナット締
付装置3のモータ18の後端部を係合させて位置決めす
るストツパ25が押当部材の長手方向に沿ってこれと平
行に形成されている。これによりナット回転装置9が既
設セグメントSZのボルト締め穴26に丁度挿入する位置
に位置決めされるようになっている。
次に実施例の作用を述べる。
セグメント運搬部1に新セグメントSを支持すると共に
ボルト・ナット締付装置3のボルトホルダ8にボルト1
3を、且つボルト回転装置9のソケット16にナット1
5をそれぞれ取付けたなら、その新セグメントSを押当
部材21のある位置まで運搬する。この時、押当部材2
1は押圧シリンダ22の作動により第1図右方向へ後退
した位置にあり、押当部材21に新セグメントSが位置
したなら、その新セグメントSの端部に対して押当部材
21を前進させて押当てる。これにより、押当部材21
は第4図に仮想線で示すように新セグメントSの端部の
形状に沿って倣うことになる。
そこで、第1のシリンダ10の作動によりボルトホルダ
8とナット回転装置9を後退させてそれぞれのナット回
転装置9を上記ストツパ25に係止させると、ボルト・
ナット締付装置3がセグメンの端部に沿ってそれぞれ位
置決めされる。なお、これに際して第2のシリンダ11
はボルトホルダ8とナット回転装置9との間隔を予め設
定してロックされているので、第1のシリンダ10の作
動によりボルトホルダ8とナット回転装置9とは一緒に
後退することになる。
このようにしてボルト・ナット装置が新セグメントSの
端部に沿って位置決めされたなら、押当部材21を後退
させた後、新セグメントSを既設セグメントSZの所定位
置に運搬し、ボルト・ナット締付装置3のボルトホルダ
8とナット回転装置9を新セグメントSのボルト締め孔
26と既設セグメントSZのボルト締め穴26とにそれぞ
れ挿入し、ボルト13をフランジ2,2のボルト孔1
2,12に通してこのボルト13にナット15を回転し
て締付ける。
このようにボルト・ナット締付装置を押当部材21を介
して新セグメントの端部に沿って位置決めするようにし
たので、普通セグメントやテーパセグメントなどのセグ
メントの端部形状に応じて正確且つ迅速にボルト・ナッ
ト装置の位置決めを行なうことができる。
なお、押当部材21を既存のセグメント供給装置などに
取付けるようにしてもよい。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のような優れた効果を発
揮する。
新セグメントを既設セグメントに連結するに際して、予
め押当部材を新セグメントの端部に押当ててその端部形
状に倣わせ、ボルト・ナット締付装置をその押当部材の
ストツパに係止させて位置決めする構造にしたので、ボ
ルト・ナット締付装置を普通セグメントやテーパセグメ
ントなどの形状に合せて自動的に正確に位置決めするこ
とができ、作業の迅速化と労力の軽減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は第1
図A−A矢視図、第3図はボルト・ナットの締付状態を
示す側面図、第4図は押当部材の作動状態を示す概略平
面図、第5図はセグメントの種類とボルト・ナット締付
装置の位置関係を示す説明図である。 図中、Sは新セグメント、SZは既設セグメント、1はセ
グメント運搬部、3はボルト・ナット締付装置、21は
押当部材、25はストツパである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル内壁面に沿って組立てられた既設
    セグメントの端部所定位置に新セグメントを運搬するセ
    グメント運搬部と、該セグメント運搬部に垂直及び水平
    方向に移動自在に設けられ、上記既設セグメントと新セ
    グメントの端部同士をボルト・ナットで連結するボルト
    ・ナット締付装置とを備えたセグメント自動組立装置に
    おいて、上記セグメント運搬部の移動軌跡上に上記セグ
    メント運搬部に支持された新セグメントの端部にこれに
    沿って着脱自在に押当てられる押当部材を設けると共
    に、該押当部材に上記ボルト・ナット締付装置を係止さ
    せて位置決めするストツパを形成したことを特徴とする
    セグメント自動組立装置。
JP4620288U 1988-04-07 1988-04-07 セグメント自動組立装置 Expired - Lifetime JPH061675Y2 (ja)

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JPH01150699U JPH01150699U (ja) 1989-10-18
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