JPH07268025A - 超吸収性重合体 - Google Patents

超吸収性重合体

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JPH07268025A
JPH07268025A JP7063579A JP6357995A JPH07268025A JP H07268025 A JPH07268025 A JP H07268025A JP 7063579 A JP7063579 A JP 7063579A JP 6357995 A JP6357995 A JP 6357995A JP H07268025 A JPH07268025 A JP H07268025A
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JP
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polymer
mol
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water
nitrile
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JP7063579A
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English (en)
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Guenter Sackmann
ギユンター・ザツクマン
Rolf-Volker Meyer
ロルフ−フオルカー・マイヤー
Siegfried Korte
ジークフリート・コルテ
Sergej Schapowalow
セルゲイ・シヤポワロウ
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/44Preparation of metal salts or ammonium salts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 そのニトリル基が部分的にカルボキシル基お
よびカルボナミド基に転化しており、未架橋重合体が水
中で1,000g/gまでの膨潤容量を有することを特
徴とするアクリロニトリルの部分的に加水分解された、
高分子量の、線形の単独重合体および/または共重合体
を基剤とする超吸収性重合体、ならびに、アクリロニト
リルの高分子量の重合体の水性乳濁液をアルカリの水溶
液で部分的に加水分解し、有機溶媒を添加して重合体を
粉末形状で沈澱させ、分離し、乾燥し、ついで任意に短
時間加熱することを特徴とするその製造方法。 【効果】 本件超吸収性重合体は極めて大きな膨潤容量
を有し、貯水用材料として、たとえば衛生用品に、農業
に、または電線の被覆に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、極端に高い膨潤容量を有する超
吸収性の、粉末形状の重合体の製造に関するものであ
る。
【0002】超吸収性重合体は公知であり、主としてお
むつおよび失禁用の物品の製造に使用されているが、農
業における貯水用材料としても、電線の被覆にも使用さ
れている。これらの超吸収性重合体は一般に、ポリアク
リル酸のアルカリ金属塩または、アクリル酸と多官能性
単量体、たとえばジビニルベンゼン、エチレングリコー
ルジメタクリレート、エチレングリコールジアリルエー
テル、ブタンジオールアクリレート、ヘキサンジオール
メタクリレート、ポリグリコールジアクリレート、トリ
メチロールプロパンジアクリレート、アリルアクリレー
ト、ジアリルアクリルアミド、トリアリルアミン、ジア
リルエーテル、メチレンビスアクリルアミドおよびN−
メチロールアクリルアミドとの遊離基開始共重合により
得られるアクリル酸のアルカリ塩とアクリルアミドとの
共重合体を基剤とする、大きな網目で架橋している(wi
de-mesh crosslinked)、水不溶性の重合体である。そ
の構造のために、この型の重合体は工程内で(in the p
rocess)大量の液体を吸収し、膨潤し、ヒドロゲルを形
成することが可能であり、また圧力下においても液体を
保持することが可能である。
【0003】また、澱粉にアクリロニトリルをグラフト
させたグラフト共重合体の加水分解物、および、そのカ
ルボキシル基が部分的に中和されている架橋澱粉/アク
リル酸グラフト共重合体を基剤とする超吸収性重合体も
存在する。
【0004】ポリアクリロニトリルの酸性加水分解また
はアルカリ性加水分解もカルボキシル基またはカルボキ
シレート基を含有する重合体に通ずる。出発物質として
使用される、沈澱重合により得られるポリアクリロニト
リルが過度に低い分子量を有するために、これらは一般
に水溶性(したがって非膨潤性)である。
【0005】本発明に従えば、極端に高い膨潤容量を有
する超吸収性の重合体を未架橋の水性アクリロニトリル
重合体乳濁液から製造することができる。
【0006】したがって本発明は、アクリロニトリルの
特に高分子量の単独重合体および/または共重合体の水
性乳濁液をアルカリ金属水酸化物の水溶液との反応によ
り部分的に加水分解し、水と混和性の有機溶媒を添加し
て重合体を粉末形状で沈澱させ、分離し、乾燥し、つい
で任意に短時間加熱することを特徴とする、水含有液体
中で1,000g/gまでの、また、電解質溶液中で9
0g/gまでの膨潤容量を有する超吸収性重合体の製造
方法に関するものである。
【0007】100ないし300nmの平均粒径を有す
るアクリロニトリルの単独重合体および共重合体の高度
に濃縮された水性乳濁液は、特殊なアニオン性の重合体
性乳化剤を用いて製造することができる(ドイツ特許出
願P4233026.2を参照)。この特殊な乳化重合
法により得られる重合体の分子量は5・105ないし1
・107g/モルの範囲に、好ましくは2・106ないし
5・106g/モルの範囲にある。これらの水性アクリ
ロニトリル重合体乳濁液をアルカリ金属水酸化物の水溶
液で処理するならば、ニトリル基のカルボキシレート基
およびカルボナミド基への転化が50ないし100℃に
おいて、好ましくは70ないし95℃において短時間で
起きる。この反応を適切に制御することにより、極めて
好ましい超吸収性を有する不溶性の、しかし高度に水膨
潤性の粉末が得られる。その膨潤容量にとって決定的に
重要なこれらの生成物の水中での不溶性は、一方ではカ
ルボキシレート基とカルボナミド基との、他方では未反
応のニトリル基に対する均衡のとれた比率により達成さ
れる。
【0008】出発生成物として要求されるアクリロニト
リルの高分子量の単独重合体または共重合体の水性乳濁
液の製造は、たとえばドイツ特許出願P423302
6.2に記述されている。本発明記載の超吸収性重合体
の製造用の出発物質は、重合体性のアニオン性乳化剤の
存在下に行われるこの方法により得ることができ、極め
て高い分子量を有する微粒子状(レーザー相関分光法
(laser correlation spectroscopy)により測定して平
均粒径100ないし300nmの平均粒径)の重合体乳
濁液に通ずる。その平均分子量(ゲル透過クロマトグラ
フィーにより測定した重量平均)は5・105g/モル
ないし1・107g/モルの範囲に、好ましくは2・1
6g/モルないし5・106g/モルの範囲にある。
【0009】この方法により得られる重合体分散液は、
たとえば直接にアルカリ金属水酸化物と反応させること
ができる。重合体粒子の表面が大きいために、極めて短
い反応時間が可能である。
【0010】加水分解の結果として分子量が増加する
【0011】
【化1】
【0012】ので、最終生成物の分子量は出発生成物の
ものより大きい。
【0013】アルカリ金属水酸化物、たとえばNaOH
またはKOHの、好ましくは0.5ないし10重量%の
水溶液をこの反応(加水分解)に使用することができ
る。出発重合体のニトリル基のアルカリ金属水酸化物の
水酸基に対するモル比は好ましくは1:0.9ないし
1:0.1、より好ましくは1:0.7ないし1:0.
3である。特に好ましい性能を有する生成物は、この比
率が1:0.5ないし1:0.4である場合に得られ
る。この加水分解は一般には50ないしで100℃で、
好ましくは70ないし95℃で行われる。加水分解反応
中に形成されるカルボキシル基の中和の程度は、相当す
る量の、たとえばHClのような鉱酸を添加して変える
ことができる。したがって、一般には最終生成物中のカ
ルボキシル基の30ないし100%が、好ましくは50
ないし70%が中和され、残余のカルボキシル基は酸形
状で存在する。
【0014】必要な反応時間は反応温度および要求され
る加水分解の程度に応じて異なる(後者はもちろん反応
温度の関数でもある)。一般には、アクリロニトリルの
単独重合体または共重合体中のアクリロニトリル単位の
20ないし90モル%がカルボキシレート基またはカル
ボナミド基に転化する。超吸収性重合体の性質は加水分
解の程度の影響を受ける可能性がある。達成し得る膨潤
度はカルボキシル基の含有量とともに増加する。同時に
超吸収性重合体の水溶性成分も増加するが、これはある
種の応用面には不利である。したがって、反応温度、反
応時間およびニトリル基のカルボキシル基に対するモル
比は個々の場合に、特定の応用面に最も好ましい性質を
有する生成物が得られるような方法で経験的に調節しな
ければならない。
【0015】超吸収性重合体を粉末形状で単離するに
は、加水分解の完了時に水と混和性の溶媒、たとえばア
セトンまたはエタノールを水性反応混合物の体積の3倍
までが許される量、激しく撹拌しながら添加する。エタ
ノールは好ましくは1:1の体積比で使用される。超吸
収性重合体は微粒子の、濾過し易い粉末の形状で沈澱す
る。50ないし100℃で乾燥したのちに、超吸収性重
合体を粒子寸法に従って、ふるい分けにより類別するこ
とができる。粒子寸法(平均直径)は50ないし3,0
00μmの範囲にある。超吸収性重合体の諸性質、たと
えばその膨潤指数もその粒子寸法に応じて変化する。粒
子が小さければより迅速に平衡膨潤度に達する。
【0016】引き続く2ないし30分間の、好ましくは
5ないし15分間の、150ないし250℃の温度へ
の、好ましくは170ないし210℃の温度への加熱に
より、超吸収性重合体はその既に優れたものである性能
をさらに明確に改良することができる。このことは特に
膨潤動力学、すなわち吸収の速度に、および膨潤した重
合体のゲル強度に、またその圧力下で含水液体を吸収す
る能力にも適合する。
【0017】本発明記載の超吸収性材料の膨潤容量は、
純水中において1,000g/gまで、生理的塩化ナト
リウム溶液(0.9%)中で90g/gまでである。
【0018】本発明はまた、そのニトリル基の30ない
し60モル%がカルボキシレート基に、ニトリル基の2
0ないし60モル%がカルボナミド基に転化しており、
ニトリル基の10ないし20モル%が変化せずに留まっ
ている、架橋されていない重合体が水中で1,000g
/gまでの、また生理的塩化ナトリウム溶液中で90g
/gまでの膨潤容量を有する、アクリロニトリルの部分
的に加水分解された高分子量の、線形の単独重合体およ
び/または共重合体を基剤とする超吸収性重合体に関す
るものでもある。
【0019】ニトリル基の40ないし50モル%がカル
ボキシレート基に転化しており、ニトリル基の40ない
し50モル%がカルボナミド基に転化しており、10な
いし20モル%が変化せずに留まっている超吸収性重合
体が好ましい。
【0020】
【実施例】
実施例1 高分子量ポリアクリロニトリルの乳濁液の製造。
【0021】無水マレイン酸とジイソブチレンとの交互
共重合体を基剤とする、スルホン酸基を含有するアニオ
ン性の重合体性乳化剤(さらに特定的にはDE−OS3
807097の実施例2を参照されたい)の20.5重
量%の水溶液48.8gおよび脱イオン水484gを、
撹拌機、還流凝縮器、窒素注入管および3個の滴下ロー
トを装備した2リットルの三つ口フラスコに導入する。
ついで、窒素を流し(pass over)しつつ、撹拌しなが
らフラスコの内容物を60℃に加熱し、その後、溶液I
ないしIIIを3時間にわたって同時に添加する: 溶液I :200gのアクリロニトリル 溶液II :358mgの過酸化水素(35%水溶液) 100gの脱イオン水 溶液III:203mgのヒドロキシメタンスルフィン
酸、Na塩 100gの脱イオン水 添加後、フラスコの内容物を60℃で6時間撹拌する。
ついで、残留単量体を真空蒸留により除去する。100
μmの濾布を通して濾過したのちに、19重量%の固体
分含有量を有する微粒子乳濁液が得られる。
【0022】平均粒径:150μm(レーザー相関分光
法により測定して) 粘性[3](ジメチルホルムアミド中、25℃で測定し
て):8.86dl/g超吸収性重合体の製造 実施例1に従って製造したポリアクリロニトリルの乳濁
液279gおよび10重量%の水酸化ナトリウム溶液2
00gを、還流凝縮器、温度計、滴下ロートおよび撹拌
機を装備した2リットルの四つ口フラスコに撹拌しなが
ら添加する。この反応混合物を窒素を流しつつ、撹拌し
ながら95℃に加熱する。この加熱の間に、重合体の色
は無色から黄色を経て暗赤色に変化し、最後に再び無色
になる。43ないし47%の加水分解度(流出するアン
モニアの定量的測定により測定して)に達したのちに、
得られる反応混合物を30ないし40℃に冷却し、塩酸
を徐々に添加して(30ないし60分にわたって)使用
されなかった水酸化ナトリウムを中和する。
【0023】25ないし30℃で激しく撹拌しながらエ
タノールを少量ずつ添加して超吸収性重合体を沈澱させ
る。エタノールの水に対する体積比は1:1である。濾
過し、真空乾燥用キャビネット内で60℃で乾燥したの
ちに、ほぼ90gの無色の粉末が得られる。ミキサー内
での寸法縮小ののちには、粉末は直径200ないし3,
000μmの粒子よりなるものである。これはふるい分
けにより類別することができる。
【0024】超吸収性重合体の熱処理 乾燥した超吸収性重合体を乾燥用キャビネット内に、1
80℃で約15分間保持する。
【0025】膨潤度の測定 ほぼ200mgの超吸収性重合体を300mlのガラス
ビーカーに秤量導入し、200mlの蒸留水または30
mlの0.9%塩化ナトリウム溶液を重合体に注ぎか
け、全体を20℃に放置する。平衡膨潤度に達したのち
に、得られるゲルを50μmメッシュの濾布を通して濾
過し、秤量して取り出す。ついで、最終重量の出発重量
に対する比率から膨潤度をg/gで計算する。個々の測
定をそれぞれ3回行う。測定精度は±5%である。
【0026】熱的後処理なしでの水中膨潤度950g/
g、熱的後処理後620g/g熱的後処理なしでの0.
9%塩化ナトリウム溶液中膨潤度65g/g、熱的後処
理後53g/g 実施例2ないし7 実施例2ないし7の結果は表1に提示されている。実施
例1に記述されているようにして製造したポリアクリロ
ニトリルの乳濁液を実施例2ないし5に使用した。表1
のカラム3ないし5はこれらの重合体の固有粘度(limi
ting viscositynumber)、乳濁液の固体分含有量および
粒径を示している。
【0027】実施例6は、沈澱重合により製造した、
1.8(dl/g)の[3]値を有する市販のポリアク
リロニトリル(ドラロン(Dralon)TR、バイエ
ル社(BayerAG)の製品)で得られた結果を示し
ており、加水分解は実施例1ないし5と同様の条件下で
行った。表1のカラム11および12の結果は、この重
合体が膨潤せず、替わりに蒸留水に、または0.9%塩
化ナトリウム水溶液に完全に溶解することを示してい
る。
【0028】表1の実施例7は、以下のようにして得ら
れた、8.2(dl/g)の[3]値を有する、沈澱重
合により得られたポリアクリロニトリルを使用してい
る:以下の反応混合物を10リットルの撹拌されている
反応器に導入する: 6,000 → gの脱イオン水 30 → gのモビオール(Moviol)26−88 2,000 → gのアクリロニトリル 12 → gのアゾイソブチロジニトリル 6.65gの過ピバリン酸t−ブチル(75%) この反応混合物を最初に59℃で20分間撹拌し、この
間窒素を流出させる。ついで温度を50℃に低下させ、
続いてこの温度でさらに120分間撹拌する。50℃で
さらに50分間撹拌したのち、沈澱したポリアクリロニ
トリルを室温に冷却後、傾瀉により単離し、この沈澱
を、脱イオン水を加えて繰り返し撹拌し、濾過し、循環
空気乾燥用キャビネット内で、一定の重量になるまで6
0℃で乾燥する。
【0029】収量1,382g [3](ジメチルホルムアミド中、T=25℃):8.
2dl/g この生成物を実施例1に従って超吸収性重合体に転化さ
せたのちのその膨潤度は表1に示されている。
【0030】実施例1ないし5は、本発明に従って得ら
れた超吸収性重合体の優れた性能を明らかに示してい
る。対照的に、粉末形状のポリアクリロニトリルを出発
物質として使用するならば、超吸収性重合体が得られな
い(実施例6)か、または超吸収性が有意に劣っている
(実施例7)。
【0031】
【表1】
【0032】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0033】1.そのニトリル基の30ないし60モル
%がカルボキシレート基に、ニトリル基の20ないし6
0モル%がカルボナミド基に転化しており、ニトリル基
の10ないし20モル%が変化せずに留まっている、架
橋されていない重合体が水中で1,000g/gまで
の、また生理的塩化ナトリウム溶液中で90g/gまで
の膨潤容量を有する、アクリロニトリルの部分的に加水
分解された、高分子量の線形の単独重合体および/また
は共重合体を基剤とする超吸収性重合体。
【0034】2.ニトリル基の40ないし50モル%が
カルボキシレート基に、ニトリル基の40ないし50モ
ル%がカルボナミド基に転化しており、ニトリル基の1
0ないし20モル%が変化せずに留まっていることを特
徴とする1記載の超吸収性重合体。
【0035】3.アクリロニトリルの特に高分子量の単
独重合体および/または共重合体の微粒子状水性乳濁液
をアルカリ金属水酸化物の水溶液との反応により部分的
に加水分解し、水と混和性の有機溶媒を添加して重合体
を粉末形状で沈澱させ、分離し、乾燥し、ついで任意に
短時間加熱することを特徴とする超吸収性重合体の製造
方法。
【0036】4.アクリロニトリル重合体が5・105
ないし1・107g/モルの平均分子量(重量平均)を
有することを特徴とする3記載の方法。
【0037】5.重合体のニトリル基のアルカリ金属水
酸化物に対するモル比が1:1ないし1:0.1である
ことを特徴とする3記載の方法。
【0038】6.反応を50ないし100℃で実施する
ことを特徴とする3記載の方法。
【0039】7.アクリロニトリル重合体のニトリル基
の20ないし90モル%がカルボキシレート基またはア
ミド基に転化していることを特徴とする3記載の方法。
【0040】8.水と混和性の有機溶媒を粉末を沈澱さ
せるために使用することを特徴とする3記載の方法。
【0041】9.沈澱した粉末をに2ないし30分間、
150ないし250℃に加熱することを特徴とする3記
載の方法。
【0042】10.3記載の方法により得られる超吸収
性の粉末の、たとえばおむつのような衛生用品での、農
業における貯水用材料としての、または電線の被覆にお
ける使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A01G 25/00 601 Z 9318−2B (72)発明者 ジークフリート・コルテ ドイツ51519オーデンタール・エングステ ンベルガーヘーエ3 (72)発明者 セルゲイ・シヤポワロウ ドイツ51373レーフエルクーゼン・フリー ドリヒ−エベルト−シユトラーセ134

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 そのニトリル基の30ないし60モル%
    がカルボキシレート基に、ニトリル基の20ないし60
    モル%がカルボナミド基に転化しており、ニトリル基の
    10ないし20モル%が変化せずに留まっている、架橋
    されていない重合体が水中で1,000g/gまでの、
    また生理的塩化ナトリウム溶液中で90g/gまでの膨
    潤容量を有する、アクリロニトリルの部分的に加水分解
    された、高分子量の線形の単独重合体および/または共
    重合体を基剤とする超吸収性重合体。
  2. 【請求項2】 アクリロニトリルの特に高分子量の単独
    重合体および/または共重合体の微粒子状水性乳濁液を
    アルカリ金属水酸化物の水溶液との反応により部分的に
    加水分解し、水と混和性の有機溶媒を添加して重合体を
    粉末形状で沈澱させ、分離し、乾燥し、ついで任意に短
    時間加熱することを特徴とする超吸収性重合体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法により得られる超吸
    収性の粉末の、たとえばおむつのような衛生用品での、
    農業における貯水用材料としての、または電線の被覆に
    おける使用。
JP7063579A 1994-03-03 1995-02-28 超吸収性重合体 Pending JPH07268025A (ja)

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