JP2901480B2 - 吸水性樹脂およびその製造方法 - Google Patents
吸水性樹脂およびその製造方法Info
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Description
製造方法に関するものである。更に詳しくは、低水可溶
分であり、吸水倍率、耐熱性や安全性にも優れた吸水性
樹脂およびその製造方法に関するものである。
性樹脂が開発され、紙おむつ、生理用ナプキン等の衛材
分野、農林業分野、土木分野、食品分野などに幅広く利
用されている。
発され、例えば、澱粉−アクリロニトリルグラフト重合
体の加水分解物(米国特許3661815号)、澱粉−
アクリル酸グラフト重合体(米国特許4076663
号)、ポリアクリル酸部分中和物架橋体(米国特許46
54039号,同4286082号)、酢酸ビニル−ア
クリル酸エステル共重合体の鹸化物(米国特許4124
748号)、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体
(米国特許4389513号)、アクリロニトリル共重
合体の加水分解物(米国特許3935099号)、アク
リルアミド重合体あるいは共重合体の加水分解物(米国
特許3959569号)、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸とアクリル酸との共重合架橋体
(欧州特許068189号)、カチオン性モノマーの架
橋重合体、2−スルホメチルメタクリレートの架橋体な
どの重合系吸水性樹脂や、カルボキシメチルセルロース
塩架橋体(米国特許4650716号,同468940
8号,欧州特許0538904号)、カルボキシアルキ
ルスターチ架橋体(米国特許5079354号)、澱粉
架橋体(英国特許1550614号,同4483950
号)などの天然物架橋系吸水性樹脂が知られているが、
優れた諸物性などの面から重合系吸水性樹脂が主流であ
る。
いる特性としては、高吸水倍率、耐塩性、低水可溶分、
高吸水速度、高ゲル強度などがあり、これら諸特性を改
善するために、不飽和単量体を重合させ吸水性樹脂を製
造する際に特定の親水性樹脂を存在させる方法や、得ら
れた吸水性樹脂の表面近傍を更に架橋する方法が知られ
ている。また、吸水性樹脂の製造に用いられるモノマー
や架橋剤は、粘度や分散・溶解性が低く作業性が悪いた
め、重合時のモノマーに特定の親水性樹脂を存在させる
ことによる重合工程の改善方法もよく行われている。
ラフト主鎖としての特定親水性樹脂存在下に単量体を重
合することで吸水性樹脂の諸物性や重合工程を改良する
方法として、完全中和の(メタ)アクリル酸塩をポリビ
ニルアルコール存在下で重合する方法(特公昭62−9
21号,米国特許4320040号)、未中和の(メ
タ)アクリル酸塩をポリビニルアルコール存在下で重合
した後に中和する方法(特公昭61−33846号)、
カルボキシル基含有ポリビニルアルコールの存在下で部
分中和(メタ)アクリル酸塩を重合する方法(特開昭6
2−270607号)、ポリビニルアルコールやカルボ
キシメチルセルロースなどの分散剤存在下に重合する方
法(特開平1−146902号,米国特許483322
2号)、水溶性高分子や水溶性界面活性剤の存在下に重
合する方法(特開昭57−167307号)、アミロー
ス存在下に重合する方法(特開昭54−37188
号)、ウロン酸(塩)の存在下に重合する方法(特開昭
56−5138号)、キトサンなどの存在下に重合を行
う方法(特開昭61−94655号)、メチルセルロー
ス存在下に重合を行う方法(特開昭58−154708
号)、澱粉やセルロースの存在下に重合を行う方法(特
公昭53−46199号および特公昭53−46200
号,米国特許4076663号)、末端変性ポリエチレ
ン(ポリプロピレン)グリコール存在下に重合を行う方
法(特開平3−163119号,特開平3−20313
号,特開平1−165615号,米国特許501189
2号,米国特許5041496号)、天然物および末端
変性ポリエチレン(ポリプロピレン)グリコール存在下
に重合を行う方法(特開平5−239156号)、吸水
性樹脂の存在下に重合する方法(特開平3−52903
号,特開平4−227705号)水溶性多価アルコール
存在下に重合する方法(特開昭55−84304号,特
開昭55−108407号)などが知られている。
脂の価格,安定的入手,取扱い,増粘効果,安全性,保
存や腐敗などの親水性樹脂自身の諸問題や、親水性樹脂
の耐熱性が低く白色の吸水性樹脂を得るために特別な乾
燥装置が必要(特公昭55−21041号)などの多く
の諸問題を伴う上に、得られた吸水性樹脂が着色した
り、親水性樹脂の膨潤規制で吸水倍率が低下したり、耐
熱性や耐久性が低下する場合が見られた。しかも、かか
る手法でグラフトを目的としても、親水性樹脂へのグラ
フト率は低かったり、不均一であったりするため、得ら
れた吸水性樹脂中には、単量体の重合によって副生する
未架橋のポリマー以外に、重合時に存在せしめた非グラ
フトの親水性樹脂の溶出も見られ、トータルの水可溶分
がかえって増加するなどの問題があった。そこで、近
年、グラフト重合によらず、高ゲル強度,高倍率,低水
可溶分の3要素を満たした吸水性樹脂の製造方法(米国
特許4654039号)も提案されているが、かかる物
性を達成するためには低モノマー濃度や低温での重合が
必要であり、残存モノマーの増加や生産性の低下などが
見られる場合もあった。
に架橋することで、吸水性樹脂の諸物性を改良する方法
も多く提案されている。例えば、架橋剤として、多価ア
ルコールを用いる方法(特開昭58−180233号,
特開昭61−16903号)、多価グリシジル化合物、
多価イソシアネート化合物、多価アジリジン化合物、多
価アミンを用いる方法(特開昭59−189103
号)、アルキレンカーボネートを用いる方法(DE−4
020780C)、グリオキサールを用いる方法(特開
昭52−117393号)、多価金属塩を用いる方法
(特開昭51−136588号,特開昭61−2572
35号,特開昭62−7745号)、シランカップリン
グ剤を用いる方法(特開昭61−211305号,特開
昭61−252212号,特開昭61−264006
号)、過酸化物ラジカル開始剤を用いる方法(特開昭6
3−99211号)、特定構造の特殊グリシジル化合物
を用いる方法(特開昭62−50305号,特開昭61
−213206号,特開昭63−199205号,特開
昭63−118308号,特開平4−87638号,特
開平1−201312号,特開昭61−293228
号)、エポキシ化合物とヒドロキシ化合物を用いる方法
(特開平2−132103号)などが知られている。ま
た、架橋方法としても、吸水性樹脂を溶媒中に分散させ
表面架橋する方法(特開昭56−131608号,特開
昭57−44627号,特開昭58−42602号,特
開昭58−117222号)や、不活性無機粉末を用い
る方法(特開昭60−163956号,特開昭60−2
55814号)、架橋剤を添加した後に水蒸気と接触さ
せる方法(特開平1−113406号)、特定湿度条件
下で加熱する方法(特界平1−297430号)、水と
多価アルコールの混合溶媒を用いる方法(特開昭63−
270741号,特開昭64−56707号,特開平1
−292004号)、水とエーテル化合物の混合溶媒を
用いる方法(特開2−153903号)、有機モノカル
ボン酸塩やラクタムなどを用いる方法(欧州特許055
5692号)などが提案されている。
脂の共存下で得られた吸水性樹脂の表面近傍を更に架橋
しようとすると、表面に添加した架橋剤のみならず、吸
水性樹脂内部に均一に存在する親水性樹脂の官能基も変
化し反応するため、表面架橋後の吸水性樹脂に着色や劣
化、大幅な吸水倍率の低下などが見られたり、また、表
面架橋のコントロールが困難であったりするのが現状で
あった。
みなされたものである。従って、本発明の目的は、親水
性樹脂の共存下で吸水性樹脂を得る方法において、用い
た親水性樹脂の溶出も少なく、実質的に低水可溶分であ
り、吸水倍率、耐熱性や安全性にも優れた吸水性樹脂を
安価に得ることである。
成すべく鋭意検討を行った結果、本発明者らは、澱粉グ
リコール酸(塩)を特定条件下で吸水性樹脂の製造方法
に用いれば、簡便な手法で上記問題を解決することを見
い出し本発明を完成させた。
の存在下に、中和率0〜85モル%の酸基含有単量体を
必須とする単量体成分を重合して得られたゲル状重合体
を固形分が80重量%以上まで加熱乾燥することを特徴
とする固形分が80重量%以上でかつ平均粒径が10〜
2000μmの衛生材料用吸水性樹脂の製造方法、およ
び固形分80重量%以上、平均粒径10〜2000μ
m、酸基含有単量体を必須とする単量体成分の中和率0
〜85モル%であり、かつ天然物グラフト主鎖を1〜1
0重量%(対単量体成分)含む乾燥状態の吸水性樹脂で
あって、粒径850〜300μmの粉末3.00gを1
70℃で無風オーブンで2時間加熱した後の物体色(日
本電色製SZ−Z80型分光光度計/内径30mmの円
盤上で測定)が、L*=85以上,a*=±2以内,b
*=±15以内を示す衛生材料用吸水性樹脂に関するも
のである。
としては、吸水性樹脂の製造に用いられる親水性の酸基
含有単量体が広く例示され、例えば、アクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、β−アクリロ
イルオキシプロピオン酸、フマール酸、クロトン酸、イ
タコン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2
−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2
−(メタ)アクリロイルプロパンスルホン酸、スルホエ
トキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
トなどの酸基含有の親水性単量体およびその塩が挙げら
れる。これらの中では、アクリル酸(塩)、メタクリル
酸(塩)、β−アクリロイルオキシプロピオン酸
(塩)、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸
(塩)、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸(塩)からなる群から選ばれた1種また
は2種以上が好ましく、アクリル酸(塩)がより好まし
い。なお、これらの酸基含有単量体の種類や使用量は、
目的とする吸水性樹脂に応じて適宜決定されるが、通
常、全単量体中で50〜100モル%、好ましくは70
〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%の
範囲である。
率は0〜85モル%であり、好ましくは50〜80モル
%の中和率である。また、該中和には炭酸(水素)塩、
アルカリ金属の水酸化物、アンモニア、有機アミンなど
の公知の塩基性物質が用いられる。酸基含有単量体の中
和率が上記範囲から外れると、本発明において使用する
澱粉グリコール酸(塩)を用いた効果が表れ難く、澱粉
グリコール酸(塩)へのグラフト率の低下や水可溶分の
大幅な増加、ゲル強度の低下、残存モノマーの増加、表
面架橋効果の低下などの諸物性の低下が見られる。な
お、中和率0〜50モル%の酸基含有単量体を用いる場
合、高吸水倍率や皮膚刺激性などの面から、重合中また
は重合後の酸基を中和率50モル%以上になるように後
中和することが好ましい。
例えばノニオン性単量体やカチオン性単量体、疎水性単
量体等と併用してもよく、その使用量は好ましくは全単
量体に対して0〜50モル%の範囲である。
えばアクリルアミド、メタアクリルアミド、N−エチル
(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)ア
クリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ビニルピリジン、N−
ビニルピロリドン、N−アクリロイルピペリジン、N−
アクリロイルピロリジンなどのノニオン性の親水性単量
体が挙げられる。
は、例えばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミドおよびその四級塩などのカチオン性の親
水性単量体などが挙げられる。
えば、スチレン、塩化ビニル、ブタジエン、イソブテ
ン、エチレン、プロピレン、ステアリル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレートなどが挙げられ
る。また、親水性単量体として、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニルなど
の様に重合後、官能基の加水分解によって、親水性樹脂
を形成する親水性単量体を用いてもよい。なお、これら
併用できる親水性単量体の中では、メトキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレートおよびその四級塩、
アクリルアミドからなる1種または2種以上の親水性単
量体が好ましい。
必須に用いられる澱粉グリコール酸(塩)とは、澱粉を
構成するブドウ糖の水酸基の少なくとも一部がカルボキ
シメチル化された天然物系高分子であり、日本において
食品添加物として広く用いられ、またその品番・種類に
よっては米国FDAで医薬用にも許可されており、極め
て安全な化合物である。なお、そのカルボキシル基は一
部または全部を塩型で中和してもよく、その場合、ナト
リウム塩,カリウム塩などの各種アルカリ金属塩や、そ
の他、カルシウム塩、アンモニウム塩、各種アミン塩な
どが例示される。
本発明における効果や作業性などの面から、その置換度
が0.02〜2.5、好ましくは0.1〜1、より好ま
しくは0.2〜0.8程度のものが用いられる。また、
澱粉グリコール酸(塩)の使用量としては、吸収目的と
される液体の塩濃度等によっても異なるが、通常、酸基
含有単量体100重量部に対して0.1〜50重量部、
より好ましくは1〜10重量部、更に好ましくは2〜8
重量部である。澱粉グリコール酸(塩)の使用量が0.
1重量部より少ないと、重合時のモノマーの粘度が低く
取扱性・作業性が悪いのみならず、得られる吸水性樹脂
の諸物性の面でも本発明の効果が表れ難い。また、澱粉
グリコール酸(塩)の使用量が50重量部を越える場
合、吸水倍率の低下などが見られる場合もあり、コスト
的にも不利である。
水性樹脂を得る方法としては、重合時のラジカル自己架
橋や放射線架橋、澱粉グリコール酸(塩)の存在下に得
られた水溶性高分子の後架橋など、公知の吸水性樹脂を
得るための架橋方法が広く挙げられ特に制限はないが、
予め所定量の内部架橋剤を上記酸基含有単量体に添加し
て重合を行うことが好ましい。
N,N´−メチレンビスアクリルアミド、(ポリ)エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(β−アクリロイルオキシプロピオネー
ト)、ポリエチレングリコールジ(β−アクリロイルオ
キシプロピオネート)、(メタ)アリロキシアルカン、
グリセリンアクリレートメタクリレート、(ポリ)エチ
レングリコールジグリシジルエーテル、(ポリ)エチレ
ングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、エ
チレンジアミン、ポリエチレンイミン、塩化アルミニウ
ムなどの1種または2種以上が例示され、これらの中で
も、重合性の内部架橋剤がより好ましい。なお、内部架
橋剤の使用量は、内部架橋剤の種類や目的とする吸水性
樹脂に応じて適宜決定されるが、全単量体に対して通
常、0.005〜10モル%、好ましくは0.01〜1
モル%、より好ましくは0.05〜0.5モル%であ
る。
どから、本発明の単量体は溶液で重合され、好ましく
は、水溶液や水を主とした水性液とされる。その際、単
量体の濃度は飽和濃度を越え分散液となることも特に制
限ないが、好ましくは20重量%〜飽和濃度、より好ま
しくは25重量%〜飽和濃度の範囲である。
親水性高分子や、界面活性剤、連鎖移動剤などを、重合
前や重合中に添加してもよい。これらの添加物は、米国
特許4076663号,同4286082号,同483
3222号,同5149750号や、欧州特許0372
9831号,同0454497号,同0496594号
などに記載されている。
存在下で単量体を重合する方法としては、例えば、ラジ
カル重合開始剤による重合、電子線重合などの放射線重
合、光増感剤による紫外線重合など公知の重合方法が特
に制限なく用いられが、性能の優れた吸水性樹脂を得る
ためには、ラジカル重合開始剤による重合が好ましい。
かかるラジカル重合法としては、各種水溶液重合、逆相
懸濁重合、逆相乳化重合などの公知の重合方法が広く用
いられるが、逆相懸濁重合または水溶液重合が特に好ま
しい。尚、重合の際、連続重合,半回分式重合,回分式
重合の区別や、減圧,加圧,常圧の区別は特に問わない
し、更に、重合時に繊維基材などを共存させてもよい。
なお、かかる重合方法は、米国特許4625001号,
同4769427号,同4873299号,同4093
776号,同4367323号,同4446261号,
同4683274号,同4690996号,同4721
647号,同4738867号,同4748076号な
どに例示されている。
始剤としては、過硫酸ナトリウム、t−ブチルハイドロ
パーオキサイド、過酸化水素、2,2´−アゾビス(2
−アミジノプロパン)二塩酸塩などの公知の重合開始剤
が広く用いられ、また、これら重合開始剤と亜硫酸(水
素)塩やL−アスコルビン酸などの還元剤の併用や、重
合時の紫外線,放射線などの併用も制限はない。尚、こ
れらラジカル重合開始剤は重合系に一括添加してもよい
し、逐次添加してもよいが、その使用量は全単量体に対
して、通常0.001〜2モル%、好ましくは0.01
〜1モル%の範囲である。
グリコール酸(酸)を用いた諸物性の向上効果を発揮す
るため、重合により得られたゲル状重合体を必須に加熱
乾燥することが行われる。本発明で用いられる加熱乾燥
方法としては、特公昭55−21041号に例示された
天然物グラフト吸水性樹脂用の特別な乾燥装置を特に必
要とせず、熱風乾燥、加熱蒸気による乾燥、赤外線乾燥
やマイクロ波乾燥、減圧乾燥、疎水性有機溶剤中での共
沸脱水などの吸水性樹脂の製造に用いられる公知の乾燥
方法が制限なく適用可能であり、これらの乾燥方法によ
って、重合後のゲル状重合体を固形分80%以上、更に
は90%以上まで加熱乾燥することが好ましい。
の面から、好ましくは60〜300℃、更に好ましくは
110〜250℃、更により好ましくは150〜200
℃の範囲である。かかる乾燥温度を外れると澱粉グリコ
ール酸(酸)を用いても諸物性の低下や残存モノマーの
増加が見られる場合があり、特に、澱粉グリコール酸
(塩)を用いても重合後の加熱乾燥を行わないと、得ら
れた吸水性樹脂の吸水倍率は極めて低い。
まま用いてもよいが、更に粉砕や造粒、分級などを行っ
て粒度を調整してもよいし、シート状、繊維状、フィル
ム状などに加工してもよい。例えば、衛生材料向けの粒
子状吸水性樹脂を目的とする場合、平均粒子径10〜2
000μm、更に好ましくは100〜1000μm、最
も好ましくは200〜600μm程度に調製される。ま
た、乾燥前の重合体や乾燥後の吸水性樹脂に対して、還
元剤、不活性無機物、酸化剤、酸化防止剤、界面活性剤
などの各種添加剤を添加して、その諸物性を改善しても
よい。なお、かかる吸水性樹脂への添加剤は、米国特許
4179367号,同4500670号,同46937
13号,同4929717号,同4959060号,同
4972019号や、欧州特許0001706号,同0
009977号などに例示されている。
水性樹脂は、更に好適に粒子の表面近傍の後架橋が可能
である。本発明において、表面近傍を架橋する方法とし
ては公知の表面架橋方法が制限なく用いられるが、通
常、乾燥前の重合体や得られた吸水性樹脂の表面近傍
に、重合体や吸水性樹脂の官能基と反応しうる表面架橋
剤を更に添加して行われる。
(ポリ)プロピレングリコール、(ポリ)エチレングリ
コール、(ポリ)グリセリンなどの多価アルコール類、
(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエーテルなど
の多価エポキシ化合物;(ポリ)エチレンイミンなどの
多価アミン化合物;1,3−ジオキソラン−2−オン,
4−メチル−1.3−ジオキソラン−2−オン,4,6
−ジメチル−1,3−ジオキサン−2−オンなどの各種
アルキレンカーボネート化合物;アルミニウム塩などの
多価金属塩;その他、多価アルデヒド化合物;多価イソ
シアネート化合物;多価オキサゾリン化合物;ハロエポ
キシ化合物;多価アジリジン化合物や、これらの官能基
を合わせ持った化合物も例示することができる。
詳しくは、米国特許4043952号,同405108
6号,同4340706号,同4497930号,同4
507438号,同4541871号,同455809
1号,同4587308号,同4666983号,同4
727097号,同4735987号,同473447
8号,同4755560号,同4771105号,同4
783510号,同4798861号,同480657
8号,同500296号,同5115011号,同52
44735号などの各種米国特許や、欧州特許0317
106号,同0349240号,同0514724号,
同0555692号や、独逸特許4020780号など
多くの文献に記載されている。
諸物性の面から、前記表面架橋剤を本発明の吸水性樹脂
に添加後、更に加熱処理することが好ましい。加熱温度
は好ましくは100〜300℃、更に好ましくは130
〜250℃、更により好ましくは150〜220℃の範
囲である。澱粉グリコール酸(塩)存在下で上記酸基含
有単量体を重合後乾燥して得られる本発明の吸水性樹脂
は、通常用いられている澱粉など天然物グラフト系の吸
水性樹脂に比べ、表面架橋のコントロールや加熱処理時
の耐熱性などの諸物性においても優れており、表面架橋
によって、より吸水特性の優れた吸水性樹脂を得ること
ができる。
性や安全性を示す天然物を用いている上、従来の天然物
グラフト系吸水性樹脂に見られない高い耐熱性を示す新
規な吸水性樹脂である。本発明の吸水性樹脂は、固形分
80重量%以上、平均粒径10〜2000μm、酸基含
有単量体を必須とする単量体成分の中和率0〜85モル
%であり、かつ天然物グラフト主鎖を1〜10重量%
(対単量体成分)含む乾燥状態の吸水性樹脂でありなが
ら、170℃で2時間加熱した後の物体色(日本電色製
SZ−Z80型分光光度計/内径30mmの円盤上で測
定)が、L*=85以上,a*=±2以内,b*=±1
5以内を示し、高温で加熱を行っても僅かな黄変のみを
示し、ハンター白度も80以上と実質白色である。
前は白色であっても、100℃程度の加熱で黄色や茶褐
色への大きく着色し、吸水倍率も大幅に低下するため、
製造時の諸物性・生産性の改善のための加熱処理や高温
乾燥,2次製品への加工時の加熱プロセス,実使用時に
高温を必要とする各種産業用途などには不適であり、製
造や使用に大きな制限を受けていた。しかし、本発明の
吸水性樹脂は加熱による着色や吸収倍率の低下も殆どな
く、よって、天然物を用いた新規な耐熱性吸水性樹脂と
して、その後の加熱処理や各種産業用途などにも、従来
の天然物グラフト系吸水性樹脂になく広く好適に使用さ
れる。
造方法は、製造時のモノマーの取扱やコストにも優れて
いる上に、得られた吸水性樹脂の吸水倍率、水可溶分、
耐熱性や安全性などの諸物性においても優れている。こ
の様にして得られた吸水性樹脂は、使い捨てオムツやナ
プキンなどの衛生材料に好適であり、更に、食品用、土
木、農業などの分野に幅広く利用できる。
本発明の範囲がこれらの実施例にのみ限定されるもので
はない。尚、実施例に記載の諸物性は下記の試験方法に
よって測定した値を示す。
0*150mm)に均一に入れ、0.9重量%塩化ナト
リウム水溶液中に浸漬した。1時間後にティーバッグ式
袋を5秒引き上げ、更に24枚重ねのトイレットペーパ
ー(57mm*50mm,19g/m2)上で10秒間
水切りを行った後、ティーバッグ式袋の重量を測定し、
以下の式で吸水倍率を算出した。
分散させ16時間攪拌した後、膨潤ゲルを濾過・分離し
て得られた濾液を0.1規定水酸化ナトリウムで滴定し
た後、0.1規定塩酸で逆滴定することで、濾液に溶解
・溶出した酸基含有重合体の量(水可溶分量)を求め
た。
分級した乾燥後の吸水性樹脂3.00gを内径52mm
のアルミカップに入れ、170℃のオーブン(東京理科
機械工業製,NATRUAL OVEN EYELA NDO-450)で2時間加
熱した。加熱後の吸水性樹脂約3gの物体色について、
日本電色製SZ−Σ80型分光光度計を用いて粉末・ペ
ースト試料台で試料を内径30mmの円盤状にし、JI
S−Z8729−1980に規定されたL* ,a* ,b
* を測定し、その着色の大小で吸水性樹脂の耐熱性を評
価した。また、同時に加熱後の吸水倍率も測定した。
ち、人工尿20g(尿素1.9重量%,塩化ナトリウム
0.8重量%,塩化カルシム0.1重量%,硫酸マグネ
シウム0.1重量%を含むイオン交換水)を、トイレッ
トペーパー(55mm*75mm*16枚重ね)を置い
たシャーレに注ぐ。次いで、1gの表面架橋された吸水
性樹脂粉末をシャーレの中心部に落し、湿潤したトイレ
ットペーパーを介して吸水性樹脂を膨潤させる。10分
経過後、膨潤したゲルの重量(g)を測定して、吸水性
樹脂の吸引力(g/g)とする。
%の部分中和アクリル酸ナトリウム塩の水溶液1200
gに、内部架橋剤としてトリメチロールプロパントリア
クリレートを1.04g(対単量体0.07モル%),
および澱粉グリコール酸ナトリウム(置換度0.7)を
13.3g(対単量体固形分3重量%)を溶解させるこ
とで単量体(1)を調整した。
でシグマ型羽根を2本有するジャケット付きステンレス
製双腕型ねつか機(ニーダー)に蓋をつけた反応器中で
窒素置換した後、ニーダーのブレードを攪拌しながら、
重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.05モル%と
L−アスコルビン酸0.005モル%を添加した所、1
分後に重合が開始した。60分間重合後に、得られた約
2mm径に細分化された含水ゲル状重合体を取り出し、
150℃の熱風で60分間加熱乾燥した。最後に、含水
率7%以下となった乾燥物を振動ミルを用いて粉砕し、
JIS−Z8801標準篩850μm通過物を分級する
ことで、不定形で実質白色の吸水性樹脂(1)を得た。
体に溶解させる澱粉グリコール酸ナトリウムの量を4.
44g(対単量体固形分1重量%)とすることで単量体
(2)、同じく22.2g(対単量体固形分5重量%)
とすることで単量体(3)を調整した。以下、単量体
(2),単量体(3)について、実施例1と同様の操作
を行うことで実質白色の吸水性樹脂(2),(3)を得
た。
%の部分中和アクリル酸アルカリ金属塩の水溶液120
0gに、内部架橋剤としてトリメチロールプロパントリ
アクリレート2.26g(対モノマー0.15モル
%),および澱粉グリコール酸ナトリウム(置換度0.
75)を15.54g(対単量体固形分3.5重量%)
を溶解させることで単量体(4)を調整した。以下、単
量体(4)について、実施例1と同様の操作を行うこと
で実質白色の吸水性樹脂(4)を得た。
溶解させる澱粉グリコール酸ナトリウムの量を44.4
g(対単量体固形分10重量%)とすることで単量体
(5)を調整した。以下、単量体(5)について、実施
例1と同様の重合操作を行った後、得られた細分化され
た含水ゲル状重合体を170℃の熱風で60分間加熱乾
燥した後、含水率7%以下となった乾燥物を振動ミルを
用いて粉砕し、JIS−Z8801標準篩850μm通
過物を分級することで実質白色の吸水性樹脂(5)を得
た。
脂(1)100gに、グリセリン0.5g,水2g,エ
タノール8gを混合した後、195℃で30分間加熱処
理することで表面架橋を行い、吸引力16.3で実質白
色の吸水性樹脂(6)を得た。
コール酸ナトリウムに代えて溶性澱粉13.3gを溶解
させることで比較単量体(1)を得た。なお、澱粉グリ
コール酸ナトリウムは即座に溶解したのに対して、澱粉
を溶解させるのに加熱下2時間を要した。以下、比較単
量体(1)について、実施例1と同様に行うことで比較
吸水性樹脂(1)を得た。表1から明らかな様に、比較
吸水性樹脂(1)は吸水倍率が大幅に低く、しかも、黄
土色で耐熱性に乏しかった。
5モル%で濃度37%の部分中和アクリル酸ナトリム塩
の水溶液1200gに代えて、中和率98モル%で濃度
37%のアクリル酸ナトリウム塩1200gを用いるこ
とで、トリメチロールプロパントリアクリレート(0.
07モル%)および澱粉グリコール酸ナトリウム(3重
量%)を含む比較単量体(2)を得た。以下、比較単量
体(2)について、実施例1と同様に行うことで比較吸
水性樹脂(2)を得た。表1から明らかな様に、比較吸
水性樹脂(2)は水可溶分が非常に多かった。
含水ゲル状重合体を加熱乾燥することなしに比較吸水性
樹脂(3)として、固形分補正の上で諸物性を評価し
た。表1から明らかな様に、比較吸水性樹脂(3)は吸
水倍率が非常に低かった。
コール酸ナトリウムを用いないことで比較単量体(4)
を得た。以下、比較単量体(4)について、実施例1と
同様に行うことで比較吸水性樹脂(4)を得た。澱粉グ
リコール酸ナトリウムを用いないモノマーは粘度が7c
p以下と低いため取扱が困難であり、また、表1から明
らかな様に、比較吸水性樹脂(4)はやや水可溶分が多
かった。
性樹脂(1)に対して、実施例4と同様に表面架橋を行
うことで、比較吸水性樹脂(5)を得た。表1から明ら
かな様に、比較吸水性樹脂(5)は吸水倍率や吸引力が
15.8と大幅に低く、しかも、茶褐色で耐熱性に乏し
かった。
性樹脂の諸物性を表1に示す。また、本発明の天然物グ
ラフト吸水性樹脂、および、市販の2種の澱粉グラフト
吸水性樹脂(三洋化成工業社製,サンウエットIM−1
000、ヘキスト・セラニ−ズ社製,IM−3900
P,何れも澱粉2%以上含有で含水率10%未満)の物
体色を表3に示し、これらの耐熱性試験の結果(加熱後
の物体色および吸水倍率)を表2に示す。
の吸水性樹脂は、安価で安全で生分解性の高い澱粉グリ
コール酸(塩)を用いて得られた、高吸水倍率,高グラ
フト率で低水可溶分,高い耐熱性を示す吸水性樹脂であ
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 澱粉グラフト主鎖1〜10重量%(対単
量体成分)の存在下、内部架橋剤0.005〜10モル
%(対全単量体)を含む、酸基含有単量体を必須とする
中和率0〜85モル%の単量体成分を水溶液重合して得
られたゲル状重合体を固形分が80重量%以上まで11
0〜250℃で加熱乾燥して得られた、固形分80重量
%以上、平均粒径10〜2000μmの乾燥状態の吸水
性樹脂であって、粒径850〜300μmの粉末3.0
0gを170℃の無風オーブンで2時間加熱した後の物
体色(日本電色製SZ−Σ80型分光光度計/内径30
mmの円盤上で測定)が、L*=85以上,a*=±2以
内、b*=±15以内を示す衛生材料用吸水性樹脂。 - 【請求項2】 該澱粉が、カルボキシメチル基の置換度
0.02〜2.5の澱粉グリコール酸(塩)である請求
項1記載の衛生材料用吸水性樹脂。 - 【請求項3】 乾燥が、150〜200℃で行われる請
求項1または2記載の衛生材料用吸水性樹脂。 - 【請求項4】 該澱粉グリコール酸(塩)におけるカル
ボキシメチル基の置換度が0.1〜1である請求項2記
載の衛生材料用吸水性樹脂。 - 【請求項5】 前記澱粉グリコール酸(塩)の存在下
に、中和率0〜85モル%の酸基含有単量体を必須とす
る単量体成分を重合して得られたゲル状重合体を固形分
が80重量%以上まで加熱乾燥することを特徴とする固
形分が80重量%以上でかつ平均粒径が10〜2000
μmの請求項2記載の衛生材料用吸水性樹脂の製造方
法。 - 【請求項6】 酸基含有単量体100重量部に対して、
澱粉グリコール酸(塩)1〜10重量部である請求項5
記載の製造方法。 - 【請求項7】 重合が、水溶液重合である請求項5記載
の製造方法。 - 【請求項8】 乾燥が150〜200℃で行われる請求
項5記載の製造方法。 - 【請求項9】 該澱粉グリコール酸(塩)におけるカル
ボキシメチル基の置換度が0.1〜1である請求項5記
載の製造方法。 - 【請求項10】 重合後あるいは加熱乾燥後に、更に表
面近傍が架橋される請求項5記載の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP6020293A JP2901480B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 吸水性樹脂およびその製造方法 |
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JP6020293A JP2901480B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 吸水性樹脂およびその製造方法 |
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JPH07228640A JPH07228640A (ja) | 1995-08-29 |
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ID=12023125
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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KR20140095569A (ko) | 2006-02-28 | 2014-08-01 | 에보니크 데구사 게엠베하 | 우수한 흡수성과 보유성을 지니는 생분해성 초흡수성 중합체 조성물 |
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JPH0768316B2 (ja) * | 1990-09-07 | 1995-07-26 | 三洋化成工業株式会社 | 吸水性樹脂の製造法 |
JPH05320270A (ja) * | 1992-05-27 | 1993-12-03 | Nippon Kayaku Co Ltd | 吸水性ポリマーの製造法 |
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