JPH07267926A - 4−アミノ−1−ピペリジルベンゾイルグアニジン - Google Patents

4−アミノ−1−ピペリジルベンゾイルグアニジン

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JPH07267926A
JPH07267926A JP7022475A JP2247595A JPH07267926A JP H07267926 A JPH07267926 A JP H07267926A JP 7022475 A JP7022475 A JP 7022475A JP 2247595 A JP2247595 A JP 2247595A JP H07267926 A JPH07267926 A JP H07267926A
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diaminomethylene
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aminopiperidino
boc
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Rolf Gericke
ゲーリケ ロルフ
Manfred Dr Baumgarth
バウムガルト マンフレート
Dieter Dr Dorsch
ドルシュ ディーター
Norbert Beier
バイアー ノルベルト
Klaus-Otto Dr Minck
ミンク クラウス−オットー
Ingeborg Lues
リュス インゲボルグ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗不整脈剤としての性質を有し、細胞Na+
/H+交互輸送機構の阻害剤として作用する4−アミノ
−1−ピペリジルベンゾイルグアニジンおよび生理学的
に無害のそれらの塩を提供する。 【構成】 一般式I 〔式中、R及びRはH、A、Ph、CO−Aなど、
及びRはH、A、Hal、CN、NOなど、A
はC1〜6アルキルを示す〕で表される4−アミノ−1
−ピペリジルベンゾイルグアニジン及び生理学的に無害
のそれらの塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式I、すなわち
【0002】
【化5】 [式中、R1およびR2はそれぞれ互いに独立して、H、
A、Ph、Ph−alk、CO−A、CO−Ph、CO
−Hetまたはペプチド化学から公知のアミノ保護基で
あるか、あるいはR1およびR2はまた合一して、一つま
たは二つのCH2基が−O−、−S−、−CO−、−N
H−、−NA−および/または−N−CH2−Phによ
って置換し得て、そして適宜ベンゼン環がジヒドロイン
ドリル基、テトラヒドロキノリニル基、テトラヒドロイ
ソキノリニル基またはジヒドロベンズイミダゾリル基が
存在するようなかたちで融合し得る、4〜5個のC原子
を有するアルキレンであり、 R3およびR4はそれぞれ
互いに独立して、H、A、Hal、−X−R5、CN、
NO2、CF3、CH2−CF3、SOn−R7またはSO2
−NR56であり、R5は、H、A、CF3、CH2−C
3、Ph、Ph−alk、C5−C7−シクロアルキル
またはC5−C7−シクロアルキル−alkであり、R6
は、HまたはA、あるいはR5およびR6はまた合一し
て、CH2基が−O−、−S−、−NH−、NA−また
は−N−CH2−Phで置換され得る4〜5個のC原子
を有するアルキレンであり、R7は、AまたはPhであ
り、Xは、O、S、N−R6であり、Aは、1〜6個の
C原子を有するアルキルであり、alkは、1〜4個の
C原子を有するアルキレンであり、Halは、F、C
l、BrまたはIであり、Phは、置換されない、また
はA、OA、Hal、CF3、NH2、NHAまたはNA
2によって、一基、二基または三基置換されており、H
etは、1〜4個のN、Oおよび/またはS原子を有す
る飽和または不飽和の5または6員複素環であり、そし
てnは、1または2である。]の4−アミノ−1−ピペ
リジルベンゾイルグアニジンおよび生理学的に無害のそ
れらの塩に関する。
【0003】本発明の目的は、有用な性質を有する新規
の化合物、とくに医薬物の調製に使用し得る化合物を見
出すことであった。
【0004】
【従来の技術】一般式Iの化合物および生理学的に無害
のそれらの塩は、有益な薬理学的性質を有し、かつ良好
な寛容性を有することが見出だされた。
【0005】新規化合物は細胞Na+/H+交互輸送機構
の阻害剤、すなわち細胞Na+/H+交換機構を阻害する
活性化合物であり(Duesing et al., Med. Klin. 87, 3
78-384, 1982)、したがって酸素不足の結果として起き
る不整脈の治療にとくに適する良好な抗不整脈剤を代表
する。
【0006】最もよく知られたアシルグアニジン類の活
性化合物は、アミロリドである。しかし、この物質は血
圧降下および塩分排泄促進作用が最初にまず起き、これ
は心拍の不整を治療している場合、とくに抗不整脈的性
質がきわめて弱くしか示されない場合には望ましくな
い。
【0007】これに加えて、構造的に同様の化合物が例
えばEP 04 16 499に開示されている。
【0008】本発明の新規の物質は、良好な心臓保護作
用を有し、したがって梗塞の治療のため、梗塞予防のた
めおよび狭心症の治療のためにとくに適している。加え
て、これらの物質はあらゆるタイプの病理学的低酸素症
および虚血性障害に対して作用するので、そのような障
害によって一次または二次的に起きる疾患の治療が可能
である。活性化合物はまた、予防的適用にきわめて適し
ている。
【0009】病理学的な低酸素および虚血状態における
これら物質の予防効果のために、これら化合物を外科的
場面で、時に酸素供給が乏しくなる器官の保護のため
に、臓器移植に関連して、除去される臓器を保護するた
めに、血管形成術血管または心臓手術に関連して、神経
系の虚血に関連して、ショック状態の治療に関連して、
および本態性高血圧症の予防のために使用し得る。
【0010】さらに、化合物はまた、細胞増殖から起き
る疾患、例えば動脈硬化症、糖尿病後期合併症、腫瘍、
線維症、とくに肺、肝臓および腎臓における線維症、さ
らにまた臓器肥大および肥厚などにおける治療剤として
適用できる。これに加えて、これら物質はまた、例えば
赤血球、血小板または白血球におけるNa+/H+交互輸
送機構の活性増加と関連する疾患の診断のために診断的
に用いるのにも適している。
【0011】化合物の作用効果は、例えばEscobalesお
よびFigueroa(N. Escobales and J.Figueroa, J. Memb
rane Biol. 120, 41-49, 1991)またはCounillonら(L.
Counillon, W. Scholz, H. L. Land and J. Pouyssegu
r, Mol Pharmacol., 44, 1041-1045, 1993)によって記
述されている自体公知の方法を用いて確認することがで
きる。
【0012】適当な実験動物は、例えばマウス、ラッ
ト、テンジクネズミ、イヌ、ネコ、サルまたはブタであ
る。
【0013】化合物はしたがって、ヒトおよび動物用医
薬物において薬剤活性化合物として用いることができ
る。加えて、これらはさらなる薬剤活性化合物を調製す
るための中間体としても使用することができる。
【0014】上記一般式において、Aは好ましくは、1
〜6、好ましくは1〜4、とくに好ましくは1、2また
は3個のC原子を有する分岐のないアルキル基、とくに
メチル基が好ましく、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルまたはイソブチルもまた好ましく、そしてさ
らにsec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イ
ソペンチル(3−メチルブチル)、ヘキシルまたはイソ
ヘキシル(4−メチルペンチル)が好ましい。
【0015】R1およびR2が合一してアルキレンである
場合、そのアルキレン基は好ましくは分枝を有さず、と
くに−(CH2n−(式中nは4または5である)が好
ましい。しかし、−(CH22−O−(CH22−、−
(CH22−NH−(CH22−、−(CH22−NA
−(CH22−、−CH2−O−(CH22−、−CH2
−NH−(CH22−、または−CH2−NA−(C
22−または−CO−(CH23−、−CO−(CH
24−または−CH2−CO−(CH22もまた好まし
い。
【0016】さらに、R1およびR2であってその二末端
が共通のN原子と結合しているアルキレン鎖は、ジヒド
ロインドリル基、テトラヒドロキノリニル基、テトラヒ
ドロイソキノリニル基またはジヒドロベンズイミダゾリ
ル基が存在するようなかたちでベンゼン環と結合するこ
とができる。
【0017】R1およびR2がそれぞれ互いに独立してい
る基である場合、それらは好ましくは、それぞれ、水
素、A、COA、CO−Ph、CO−2−ピリジル、C
O−3−ピリジルまたはCO−4−ピリジルである。さ
らに、一般式Iの化合物は、R 1およびR2基の一つがH
であり、もう一方が自体公知のアミノ保護基であること
が好ましい。
【0018】用語「アミノ保護基」はよく知られてお
り、アミノ基を化学反応から保護(ブロック)するため
に適するが分子内の他の部位で所望の化学反応が一旦行
われると容易に除去され得る基を意味する。置換されな
いまたは置換されたアシル基、アリール基、アラルコキ
シメチル基またはアラルキル基が、そのような基のとく
に代表的な例としてあげられる。それらの性質および大
きさはとくに重要ではないが、1〜20、とくに1〜8
個のC原子を有するものが好ましい。本プロセスに関連
して、用語「アシル基」は最も広い意味で理解されるべ
きである。これには、脂肪族、アル脂肪族、芳香族また
は複素環式カルボン酸またはスルホン酸、そしてとくに
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、そしてとくにアラルコキシカルボニル基に由来する
アシル基が含まれる。このようなアシル基の例として
は、アセチル、プロピオニルまたはブチリルなどのアル
カノイル、フェニルアセチルなどのアラルカノイル、ベ
ンゾイルまたはトルイルなどのアロイル、POA(フェ
ノキシアセチル)などのアリールオキシアルカノイル、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2、2、2
−トリクロロエトキシカルボニル、BOC(tert−
ブトキシカルボニル)または2−ヨードエトキシカルボ
ニルなどのアルコキシカルボニル、CBZ(「カルボベ
ンゾキシ」)、4−メトキシベンジルオキシカルボニル
またはFMOC(9−フルオレニルメトキシカルボニ
ル)などのアラルキルオキシカルボニル、Mtr(4−
メトキシ−2、3、6−トリメチルフェニルスルホニ
ル)などのアリールスルホニルがあげられる。好ましい
アミノ保護基はBOCであり、そしてまたCBZ、FM
OC、ベンジルおよびアセチルである。
【0019】R3およびR4は、それぞれ互いに独立し
て、好ましくはH、A、−SO2−A、−SO2−N
2、−SO2−Ph、Hal、とくにClまたはBr、
−O−Phまたはo−またはp−Cl−フェノキシ、あ
るいはCNまたはCF3、とくに好ましくは−SO2CH
3およびメチルである。
【0020】「−alk」基は、好ましくは−CH2
または−CH2−CH2−である。
【0021】Halは好ましくClまたはBr、であ
り、Phは好ましくは置換されないフェニルまたはHa
l、A、OA、NH2、NHA、NA2またはCF3で一
基置換されたフェニルである。
【0022】Hetは好ましくは、2−または3−フリ
ル、2−または3−チエニル、1−、2−または3−ピ
ロリル、1−、2−、4−または5−イミダゾリル、1
−、3−、4−または5−ピラゾリル、2−、4−また
は5−オキサゾリル、3−、4−または5−イソキサゾ
リル、2−、4−または5−チアゾリル、3−、4−ま
たは5−イソチアゾリル、2−、3−または4−ピリジ
ル、2−、4−、5−または6−ピリミジニル、それに
1、2、3−トリアゾール−1−、−4−または−5−
イル、1、2、4−トリアゾール−1−、−3−または
−5−イル、1−または5−テトラゾリル、1、2、3
−オキサジアゾール−4−または−5−イル、1、2、
4−オキサジアゾール−3−または−5−イル、1、
3、4−チアジアゾール−2−または−5−イル、1、
2、4−チアジアゾール−3−または−5−イル、1、
2、3−チアジアゾール−4−または−5−イル、2
−、3−、4−、5−または6−2H−チオピラニル、
2−、3−または4−4H−チオピラニル、3−または
4−ピリダジニル、ピラジニル、2−、3−、4−、5
−、6−または7−ベンゾフリル、2−、3−、4−、
5−、6−または7−ベンゾチエニル、1−、2−、3
−、4−、5−、6−または7−インドリル、1−、2
−、4−または5−ベンズイミダゾリル、1−、3−、
4−、5−、6−または7−ベンゾピラゾリル、2−、
4−、5−、6−または7−ベンズオキサゾリル、3
−、4−、5−、6−または7−ベンズイソキサゾリ
ル、2−、4−、5−、6−または7−ベンゾチアゾリ
ル、2−、4−、5−、6−または7−ベンズイソチア
ゾリル、4−、5−、6−または7−ベンズ−2、1、
3−オキサジアゾリル、2−、3−、4−、5−、6
−、7−または8−キノリニル、1−、3−、4−、5
−、6−、7−または8−イソキノリニル、1−、2
−、3−、4−または9−カルバゾリル、1−、2−、
3−、4−、5−、6−、7−、8−または9−アクリ
ジニル、3−、4−、5−、6−、7−または8−シン
ノリニルまたは2−、4−、5−、6−、7−または8
−キナゾリニルである。複素環基はまた、部分的にまた
は完全に水素添加されていてもよい。Hetはまた、し
たがって、例えば2、3−ジヒドロ−2−、−3−、−
4−または−5−フリル、2、5−ジヒドロ−2−、−
3−、−4−または−5−フリル、テトラヒドロ−2−
または−3−フリル、1、3−ジオキソラン−4−イ
ル、テトラヒドロ−2−または−3−チエニル、2、3
−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−または−5
−ピロリル、2、5−ジヒドロ−1−、−2−、−3
−、−4−または−5−ピロリル、1−、2−または3
−ピロリジニル、テトラヒドロ−1−、−2−または−
4−イミダゾリル、2、3−ジヒドロ−1−、−2−、
−3−、−4−または−5−ピラゾリル、テトラヒドロ
−1−、−3−または−4−ピラゾリル、1、4−ジヒ
ドロ−1−、−2−、−3−または−4−ピリジル、
1、2、3、4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3
−、−4−、−5−または−6−ピリジル、1、2、
3、6−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4
−、−5−または−6−ピリジル、1−、2−、3−ま
たは4−ピペリジニル2−、3−または4−モルホリニ
ル、テトラヒドロ−2−、−3−または4−ピラニル、
1、4−ジオキサニル、1、3−ジオキサン−2−、−
4−または−5−イル、ヘキサヒドロ−1−、−3−ま
たは−4−ピリダジニル、ヘキサヒドロ−1−、−2
−、−4−または−5−ピリミジニル、1−、2−また
は3−ピペラジニル、1、2、3、4−テトラヒドロ−
1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7
−または−8−キノリニルまたは1、2、3、4−テト
ラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−
6−、−7−または−8−イソキノリニルでもよい。
【0023】したがって、本発明はとくに、式中の少な
くとも一つの該基が上記の好ましい意味を有する一般式
Iのこれら化合物に関する。いくつかの好ましい化合物
群は、次の一般式Ia〜Ihで表すことができる。これ
らは一般式Iに対応し、さらに詳細な記述がない基は一
般式Iのものと同様の意味を有する。ただし、Iaにお
いて、R1およびR2はそれぞれHであり、R3は−SO2
−CH3、−SO2−NH2またはフェノキシの置換され
たまたは置換されない型であり、Ibにおいて、R1
Hであり、R2はBOCであり、R3またはR4はSO2
CH3、−SO2−NH2または置換されたまたは置換さ
れないフェノキシであり、 Icにおいて、R1または
2基の一つはHであり、もう一方の基は−CO−P
h、−CO−HetまたはAであり、Idにおいて、R
1およびR2は合一して、−(CH24−、−(CH25
−、−CO−(CH23−、−CO−(CH24−、−
CH2−CO−(CH22−、−CH2−CO−(C
23−、−(CH22−CO−(CH22−、−(C
22−NH−(CH22−、−(CH22−NA−
(CH22−、(CH22−O−(CH22−、−CH
2−NH−(CH22−、−CH2−NA−(CH22
または−CH2−O−(CH22−であり、Ieにおい
て、置換されたピペリジン基はグアニジンカルボニル基
に関してp位置に配置されており、Ifにおいて、置換
されたピペリジン基はグアニジンカルボニル基に関して
m位置にあり、Igにおいて、置換されたピペリジン基
はグアニジンカルボニル基に関してo位置にあり、Ih
において、R4はCH3であってグアニジンカルボニル基
に関してo位置にある。
【0024】本発明はまた、請求項1に記載の一般式I
の化合物の調製法に関し、これは一般式II、すなわち
【0025】
【化6】 [式中、R1、R2、R3およびR4は上記の意味を有し、
そしてXは、Cl、Br、OA、O−CO−A、O−C
O−PhまたはOH、または他の反応性のエステル化さ
れたOH基または求核的に容易に置換され得る離脱基で
ある。]の化合物をグアニジンと反応させるか、または
一般式III、すなわち
【0026】
【化7】 [式中、R3およびR4は上記の意味を有し、R8はF、
ClまたはNO2または求核的に置換され得る他の基で
ある。]のベンゾイルグアニジンを一般式IV、すなわ
【0027】
【化8】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する。]のピペ
リジン誘導体と反応させるか、または一つまたはそれ以
上の還元可能な基および/または一つまたはそれ以上の
追加のC−Cおよび/またはC−N結合を一つまたはそ
れ以上の水素原子の代わりに含むが、それ以外は一般式
Iに対応する化合物を還元剤で処理するか、または一つ
またはそれ以上の加溶媒分解可能な基を一つまたはそれ
以上の水素原子の代わりに含むが、それ以外は一般式I
に対応する化合物を加溶媒分解剤で処理するか、および
/または得られた一般式Iの塩基を酸で処理することに
よってその塩の一つに変換することを特徴とする。
【0028】一般式Iの化合物はまた、文献に記載の自
体公知の方法(例えば、Houben-Weyl、 Methoden der Or
ganischen Chemie (有機化学の方法)、 Georg-Thieme-Ve
rlag、 Stuttgart、Organic Reactions、John Wiley & S
ons、 Inc. New York中の標準法および上記特許出願)に
よって、とくに、これら反応のために適した公知の反応
条件下で調製される。これに関連して、自体公知である
がここに詳述されていない変法を利用することもまた可
能である。
【0029】必要であれば、出発化合物はまた、それら
を反応混合物から分離することなく一般式Iの化合物を
形成するために直ちにさらに反応させるようにその場で
形成させることもできる。
【0030】好ましくは、一般式Iの化合物は、一般式
II(式中、Xはとくに好ましくはClまたは−O−C
3である)の活性化カルボン酸誘導体をグアニジンと
反応させることによって調製される。遊離のカルボン酸
II(X=OH)が自体公知の方法で特別の活性化誘導
体に変換された反応変異体はとくに適しており、この反
応誘導体は次いで中間的分離を行うことなく直接にグア
ニジンと反応する。中間的分離を要しない方法の例は、
カルボニルジイミダゾールまたはジシクロヘキシルカル
ボジイミドまたはムカヤマ変異体(Angew. Chem., 91,
788-812, 1979)を用いての活性化であり、後者がとく
に適している。
【0031】一般式IIのカルボン酸は、求核的芳香族
置換によって、適当な安息香酸誘導体から出発して一般
式IVの対応するp−置換ピペリジンとの反応によって
調製される。反応は、化合物IIIのピペリジン誘導体
IVとの反応と同様に以下に記述するようにして行う。
【0032】一般式IIの反応性カルボン酸誘導体のグ
アニジンとの反応は、自体公知の方法で、好ましくはプ
ロトン性または非プロトン性、極性または非極性、不活
性有機溶媒中で行う。
【0033】化合物IIIおよびIVの反応のための適
当な溶媒を以下に示す。しかし、とくに好ましい溶媒は
メタノール、THF、ジメトキシエタン、ジオキサンま
たはそれらから調製される混合物、それに水である。反
応温度としては20℃から溶媒の沸点の間の温度が適し
ている。適当な反応時間は5分〜12時間である。反応
に酸捕獲剤を加えると都合がよい。この目的のためには
反応そのものを妨げない塩基のあらゆるタイプのものが
適している。しかし、炭酸カリウムなどの無機塩基また
はトリエチルアミンまたはピリジンなどの有機塩基、あ
るいは過剰のグアニジンなどの使用はとくに適してい
る。
【0034】請求項1に記載の一般式Iの化合物はま
た、一般式IIIのベンゾイルグアニジンを一般式IV
のピペリジンと反応させることによっても調製できる。
一般式IIIの出発化合物は簡単に、適当に置換された
安息香酸またはそれらから誘導され得る酸ハロゲン化
物、エステルまたは無水物などの反応性酸誘導体とグア
ニジンとを、アミド調製のための自体公知の通常の反応
条件下で反応させることによって調製できる。
【0035】一般式IVのピペリジンは自体公知であ
り、それらの調製法も同様である。公知ではない場合
は、自体公知の方法によって調製することができる。例
えば、4−アミノピリジンを水素添加することによって
対応する4−アミノピペリジンが得られ、これを次い
で、適宜、さらに反応させて、異なるN−置換4−アミ
ノピペリジンが得られる。
【0036】これに関して、好ましい反応はアルキル化
およびアシル化、とくにまた保護基の導入である。
【0037】また、4−ハロピペリジンのハロゲン原子
を−NR12基(式中R1およびR2は上記の意味を有す
る)と置換することも可能である。ピロリジンなどの環
式アミンまたはアニリンなどの第一または第二芳香族ア
ミンまたはそれらからの誘導体との反応がとくに好まし
い。
【0038】化合物IIの調製、それにまた一般式IV
のピペリジン誘導体と化合物IIIとの反応は自体公知
の方法で、好ましくはプロトン性または非プロトン性で
極性の不活性有機溶媒中で行う。
【0039】IIの調製において、IIのグアニジンと
の反応またはIIIのIVとの反応において、塩基の存
在下でまたは過剰の塩基成分を用いて反応を行うと都合
がよい。適当な塩基の好ましい例は、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属水酸化物、炭酸塩またはアルコラー
トまたは、トリエチルアミンまたはピリジンなどの有機
塩基であり、これらはまた過剰に用いることも可能で、
その場合は同時に溶媒としても機能する。
【0040】適当な不活性溶媒は、とくに、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノールま
たはtert−ブタノールなどのアルコール、ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン(THF)またはジオキサンなどのエーテル、エチレ
ングリコールモノメチルエーテルまたはエチレングリコ
ールモノエチルエーテル(メチルグリコールまたはエチ
ルグリコール)またはエチレングリコールジメチルエー
テル(ジグリム)などのグリコールエーテル、アセトン
またはブタノンなどのケトン、アセトニトリルなどのニ
トリル、ニトロメタンまたはニトロベンゼンなどのニト
ロ化合物、酢酸エチルまたはヘキサメチル燐酸トリアミ
ドなどのエステル、ジメチルスルホキシド(DMSO)
などのスルホキシド、ジクロロメタン、クロロホルム、
トリクロロエチレン、1、2−ジクロロエタンまたは四
塩化炭素などの塩素化炭化水素、ベンゼン、トルエンま
たはキシレンなどの炭化水素である。これに加えて、こ
れら溶媒の互いの混合物もまた適している。
【0041】とくに好ましいプロセスは、100〜40
0℃、とくに好ましくは100〜200℃の温度で溶媒
を加えることなく物質を一緒に直接に融解することから
なる。
【0042】反応を溶媒の存在下であるいは融解したか
たちのいずれで行うにしても、第一または第二アミノ基
を有する誘導体(R1および/またはR2=H)を保護さ
れたかたちで適宜反応させる。
【0043】例えばペプチド化学において用いられる通
常のアミノ保護基が、保護基としての使用に適してい
る。いくつかの特徴的は基の例としては、2−メトキシ
エトキシメチル(「MEM」;例えばジクロロメタン中
でZnBr2またはTiCl4を用いて除去できる)など
の2−アルコキシ−エトキシ−メチルまたは2−トリメ
チルメチルシリルエトキシメチル(「SEM」;Fイオ
ンなどを用いて除去できる)などの2−トリアルキルシ
リル−エトキシ−メチルがあげられる。それでも、te
rt−ブトキシカルボニル(「BOC」;H+を用いて
除去することができる)がとくに好ましい。
【0044】さらに、一つまたはそれ以上の一般式Iの
1、R2、R3および/またはR4基は、異なるR1
2、R3および/またはR4基に変換することができ
る。
【0045】例えば、H原子をハロゲン化によってハロ
ゲン原子にまたはニトロ化によってニトロ基に置換する
こと、および/またはニトロ基をアミノ基に還元するこ
と、および/またはアミノ基またはヒドロキシル基をア
ルキル化またはアシル化すること、および/またはベン
ジル基を水素添加分解によって除去すること(例えばH
2を用いてPdなどの触媒上でまたはギ酸アンモニウム
を用いてメタノール中で)が可能である ニトロ化は、例えば濃HNO3および濃H2SO4からな
る混合物を用いて0〜30℃の温度で通常の条件下で行
うことができる。
【0046】これはまた、同様にハロゲン化にも適用さ
れ、これは例えば塩素または臭素元素を用いて通常の不
活性溶媒の一つの中で約0〜30℃の温度で行うことが
できる。
【0047】第一または第二アミノ基および/またはO
H基は、アルキル化剤で処理することによって対応する
第二および第三アミノ基および/またはアルコキシ基に
変換することができる。適当なアルキル化剤の例として
は、一般式A−Cl、A−BrまたはA−Iの化合物ま
たは対応する硫酸エステルまたはスルホン酸エステル、
例えば塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、硫酸ジ
メチルおよびp−トルエンスルホン酸メチルなどがあげ
られる。例えばギ酸の存在下でホルムアルデヒドを用い
て1または2個のメチル基を導入することもまた可能で
ある。アルキル化は、適宜、例えばDMFなどの該不活
性溶媒の一つの存在または非存在下で、約0〜約120
℃の温度で行う。また、好ましくはカリウムtert−
ブトキシドまたはNaHなどの塩基の触媒などの存在下
で行うことも可能である。
【0048】ハロゲン化物(例えば塩化物または臭化
物)または一般式Ac−OHのカルボン酸の無水物、例
えば無水酢酸、塩化プロピオニル、臭化イソブチリル、
ギ酸/酢酸無水物または塩化ベンゾイルは、適宜、アミ
ノ基またはヒドロキシル基のアシル化のためのアシル化
剤としての使用に適している。ピリジンまたはトリエチ
ルアミンなどの塩基をアシル化に関連して加えることは
可能である。アシル化は、トルエンなどの炭化水素、ア
セトニトリルなどのニトリル、DMFなどのアミド、過
剰のピリジンまたはトリエチルアミンなどの第三塩基の
ような不活性溶媒の存在または非存在下で、約0〜16
0℃、好ましくは20〜120℃の温度で適宜行われ
る。ホルミル化もまた、ピリジンの存在下でギ酸を用い
て行われる。一般式Iの塩基は、酸を用いて対応する酸
付加塩に変換することができる。この反応に適する好ま
しい酸は、生理学的に無害の塩を生ずるものである。す
なわち、無機酸、例えば硫酸、硝酸、塩酸または臭化水
素酸などのハロゲン化水素酸、オルト燐酸などの燐酸、
スルファミン酸、そしてまた有機酸、とくに、脂肪族、
脂環式、アル脂肪族、芳香族または複素環式一塩基また
は多塩基カルボン酸、スルホン酸または硫酸、例えば、
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、ジエチル酢
酸、マロン酸、コハク酸、ピメリン酸、フマル酸、マレ
イン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、安息香酸、サリチル
酸、2−または3−フェニルプロピオン酸、クエン酸、
グルコン酸、アスコルビン酸、ニコチン酸、イソニコチ
ン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、エタンジ
スルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンモ
ノスルホン酸およびジスルホン酸またはラウリル硫酸な
どを用いることが可能である。
【0049】一般式Iの化合物および生理学的に無害な
それらの塩は、薬剤調製物の生産、とくに非化学的経路
による生産に用いることができる。この目的のために使
用する場合、これらは少なくとも一つの固体、液体およ
び/または半液体担体物質または補助物質とともに、必
要であれば一つまたはそれ以上の他の活性化合物と組み
合わせて適当な投薬成形物につくることができる。
【0050】本発明はさらに組成物とくに薬剤調製物に
関し、これらは少なくとも一つの一般式Iの化合物およ
び/または生理学的に無害のその塩の一つを含む。
【0051】これら調製物は、ヒト用または動物用医薬
物として用いることができる。適当な担体物質は、経腸
的(例えば経口)、非経腸的または局所的投与に適して
おり、かつ新規の化合物と反応しない有機または無機物
質であって、例えば、水、植物油、ベンジルアルコー
ル、ポリエチレングリコール、三酢酸グリセリン、ゼラ
チン、乳糖またはデンプンなどの炭水化物、ステアリン
酸マグネシウム、タルク、ラノリンまたはワセリンなど
があげられる。経口的投与にはとくに錠剤、被覆錠剤、
カプセル、シロップ、ジュースまたはドロップが用いら
れ、直腸適用には座剤が用いられ、非経腸的投与には溶
液、好ましくは油性または水性溶液、そしてまた懸濁
液、乳濁液またはインプラントが用いられ、局所的投与
には軟膏、クリーム、ペースト、ローション、ゲル、ス
プレー、泡剤、エアゾル、溶液(例えば、エタノールま
たはイソプロパノールなどのアルコール、アセトニトリ
ル、DMF、ジメチルアセトアミドまたは1、2−プロ
パンジオール溶液またはこれらの互いの混合物および/
または水との混合物)または散粉が用いられる。新規の
化合物はまた、凍結乾燥することができ、得られる凍結
乾燥物は、例えば注射用調製物の製造に用いられる。リ
ポソーム調製物もまた局所適用にとくに適している。上
記調製物は、滅菌が可能で、そして/または、潤滑剤、
保存剤、安定剤および/または湿潤剤、乳化剤、浸透圧
に影響する塩、緩衝性物質、着色物質、風味物質および
/または芳香物質などの補助物質を含むことができる。
必要であれば、これらはまた、例えば一つまたはそれ以
上のビタミンなどの一つまたはそれ以上の追加の活性化
合物を含むことができる。
【0052】一般式Iの化合物および生理学的に無害の
それらの塩は、ヒトおよび動物、とくにサル、イヌ、ネ
コ、ラットまたはマウスなどの哺乳動物に投与され、ヒ
トおよび動物の治療処理および疾患のコントロールのた
め、とくに心臓血管系の障害の治療および/または予防
に関連して用いることができる。これらは、したがっ
て、不整脈の治療、とくに後者が酸欠、狭心症、梗塞、
神経系の虚血、例えば卒中または脳水腫、ショック状態
の治療、そしてまた予防処理のために適している。
【0053】これらはまた、動脈硬化症、糖尿病末期合
併症、腫瘍、線維症および臓器肥大および肥厚などの細
胞増殖が関与する疾患における治療剤として用いること
ができる。
【0054】なお、本発明による物質は、アプリンジン
などの公知の抗不整脈剤と同様に通常投与されるが、好
ましくは用量単位当り約0.01〜5mg、とくに0.
02〜0.5mgである。日用量は、好ましくは約0.
0001〜0.1mg、とくに0.0003〜0.01
mg/kg体重である。しかし、それぞれ個々の患者の
特定の用量は、多様な要因、例えば、使用される特定化
合物の活性、年齢、体重、一般的健康状態、性別、食
餌、投与時間および経路、排泄速度、併用薬剤および治
療対象の特定疾患の軽重などによって異なる。経口投与
が好ましい。
【0055】以下の実施例において、「通常の精製」と
は、必要であれば水を加え、酢酸エチルなどの有機溶媒
を用いて抽出を行い、有機相を分離して硫酸ナトリウム
上で乾燥させ、その後にそれを濾過して蒸発させて、残
渣をクロマトグラフィーおよび/または結晶化によって
精製することを意味する。
【0056】上記および下記において、温度は全て摂氏
で表す。
【0057】
【実施例】
[実施例1]550mgの3−メチルスルホニル−4−
(4−BOC−アミノピペリジノ)安息香酸メチル(融
点149〜150℃)[3−メチルスルホニル−4−ク
ロロ安息香酸を4−BOC−アミノピペリジンと融解さ
せて反応させて、次いで反応物をヨウ化メチル/K2
3とジメチルホルムアミド(DMF)中でエステル化
することによって得られる]および383mgのグアニ
ジンの6mlメタノール(無水)溶液を60℃で45分
間攪拌する。溶媒を除去してから通常の精製を行った
後、N−ジアミノメチレン−3−メチルスルホニル−4
−(4−BOC−アミノピペリジノ)ベンズアミドが得
られる(融点224〜226℃)。
【0058】同様にグアニジンを次の化合物と反応させ
ることによって下記のような化合物が得られる。
【0059】3−アミノスルホニル−4−(4−BOC
−アミノピペリジノ)安息香酸メチルとの反応によって
3−アミノスルホニル−4−(4−BOC−アミノピペ
リジノ)ベンゾイルグアニジンが、3−メチルスルホニ
ル−4−(4−N、N−ジメチルアミノピペリジノ)安
息香酸メチルとの反応によってN−ジアミノメチレン−
3−メチルスルホニル−4−(4−N、N−ジメチルア
ミノピペリジノ)ベンズアミド(融点249〜252
℃)が、3−アミノスルホニル−4−(4−BOC−ア
ミノピペリジノ)−5−クロロ安息香酸メチルとの反応
によってN−ジアミノメチレン−3−アミノスルホニル
−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−5−クロロ
ベンズアミドが、2−(4−BOC−アミノピペリジ
ノ)−5−メチルスルホニル安息香酸メチルとの反応に
よってN−ジアミノメチレン−2−(4−BOC−アミ
ノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミド
が、3−メチルスルホニル−4−(4−BOC−4−N
−メチルアミノピペリジノ)安息香酸メチルとの反応に
よってN−ジアミノメチレン−3−メチルスルホニル−
4−(4−BOC−4−N−メチルアミノピペリジノ)
ベンズアミドが、3−(4−BOC−アミノピペリジ
ノ)−5−メチルスルホニル安息香酸メチルとの反応に
よってN−ジアミノメチレン−3−(4−BOC−アミ
ノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミド
が、3−(4−BOC−アミノピペリジノ)−4−メチ
ル−5−メチルスルホニル安息香酸メチルとの反応によ
ってN−ジアミノメチレン−3−(4−BOC−アミノ
ピペリジノ)−4−メチル−5−メチルスルホニルベン
ズアミドが、3−(4−BOC−アミノピペリジノ)−
4−メチルスルホニル安息香酸メチルとの反応によって
N−ジアミノメチレン−3−(4−BOC−アミノピペ
リジノ)−4−メチルスルホニルベンズアミドが、3−
(4−BOC−アミノピペリジノ)−4−(2−クロロ
フェノキシ)安息香酸メチルとの反応によってN−ジア
ミノメチレン−3−(4−BOC−アミノピペリジノ)
−4−(2−クロロフェノキシ)ベンズアミドが、3−
(4−BOC−アミノピペリジノ)−4−クロロ安息香
酸メチルとの反応によってN−ジアミノメチレン−3−
(4−BOC−アミノピペリジノ)−4−クロロベンズ
アミドが、2−メチルスルホニル−4−(4−BOC−
アミノピペリジノ)−安息香酸メチルとの反応によって
N−ジアミノメチレン−2−メチルスルホニル−4−
(4−BOC−アミノピペリジノ)ベンズアミドが、2
−(4−BOC−アミノピペリジノ)−3−メチルスル
ホニル安息香酸メチルとの反応によってN−ジアミノメ
チレン−2−(4−BOC−アミノピペリジノ)−3−
メチルスルホニルベンズアミドが、3−メチルスルホニ
ル−4−(4−ピロリジノピペリジノ)安息香酸メチル
との反応によってN−ジアミノメチレン−3−メチルス
ルホニル−4−(4−ピロリジノピペリジノ)ベンズア
ミド(融点>255℃)が、2−(4−BOC−アミノ
ピペリジノ)−6−メチルスルホニル安息香酸メチルと
の反応によってN−ジアミノメチレン−2−(4−BO
C−アミノピペリジノ)−6−メチルスルホニルベンズ
アミドが、3−アミノスルホニル−4−メチル−5−
(4−BOC−アミノピペリジノ)安息香酸メチルとの
反応によって3−アミノスルホニル−4−メチル−5−
(4−BOC−アミノピペリジノ)−ベンゾイルグアニ
ジンが、2−メチルスルホニル−3−(4−BOC−ア
ミノピペリジノ)安息香酸メチルとの反応によってN−
ジアミノメチレン−2−メチルスルホニル−3−(4−
BOC−アミノピペリジノ)ベンズアミドが、2−メチ
ルスルホニル−5−(4−BOC−アミノピペリジノ)
安息香酸メチルとの反応によってN−ジアミノメチレン
−2−メチルスルホニル−5−(4−BOC−アミノピ
ペリジノ)ベンズアミドが、2−(2−クロロフェノキ
シ)−3−(4−BOC−アミノピペリジノ)安息香酸
メチルとの反応によってN−ジアミノメチレン−2−
(2−クロロフェノキシ)−3−(4−BOC−アミノ
ピペリジノ)ベンズアミドが、2−(2−クロロフェノ
キシ)−5−(4−BOC−アミノピペリジノ)安息香
酸メチルとの反応によってN−ジアミノメチレン−2−
(2−クロロフェノキシ)−5−(4−BOC−アミノ
ピペリジノ)ベンズアミドが、3−(4−BOC−アミ
ノピペリジノ)−5−(2−クロロフェノキシ)安息香
酸メチルとの反応によってN−ジアミノメチレン−3−
(4−BOC−アミノピペリジノ)−5−(2−クロロ
フェノキシ)ベンズアミドが、3−メチルスルホニル−
4−(4−ピペリジノピペリジノ)安息香酸メチルとの
反応によってN−ジアミノメチレン−3−メチルスルホ
ニル−4−(4−ピペリジノピペリジノ)ベンズアミド
(融点255℃)がそれぞれ得られる。 [実施例2]実施例1と同様にして、1−[1−(4−
ジアミノメチレンカルバモイル−2−メチルスルホニル
フェニル)ピペリド−4−イル]−2、3−ジヒドロ−
3−メチルベンズイミダゾール−2−オン[これから対
応する塩酸塩(融点217〜220℃)が続いての希H
Cl水溶液との処理によって得られる。]が、グアニジ
ンと3−メチルスルホニル−4−[4−(3−N−メチ
ル−2、3−ジヒドロベンズイミダゾール−2−オン−
1−イル)ピペリジノ]安息香酸メチル[3−メチルス
ルホニル−4−クロロ安息香酸を4−(3−N−メチル
−2、3−ジヒドロベンズイミダゾール−2−オン−1
−イル)ピペリジンと融解させて反応させて、次いで反
応物をヨウ化メチル/K2CO3を用いてジメチルホルム
アミド(DMF)中でエステル化することによって得ら
れる]との反応によって得られる。
【0060】同様にして、グアニジンを3−メチルスル
ホニル−4−[4−(2−オキソピロリジノ)ピペリジ
ノ]安息香酸メチルと反応させることによってN−ジア
ミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−[4−(2
−オキソピロリジノ)ピペリジノ)ベンズアミドが得ら
れる。 [実施例3]3.4gのN−ジアミノメチレン−3−メ
チルスルホニル−4−(4−BOC−アミノピペリジ
ノ)ベンズアミド(融点224〜226℃)を2N塩酸
溶液にジオキサンを基剤として溶解して、この混合物を
室温で1.5時間攪拌する。次いで結晶性残渣を吸引濾
過し、ジオキサンで洗浄した後にN−ジアミノメチレン
−3−メチルスルホニル−4−(4−アミノピペリジ
ノ)ベンズアミド三塩酸塩(融点232〜240℃)を
得る。
【0061】同様にして、次の化合物がBOC保護基を
除去することによって得られる。
【0062】N−ジアミノメチレン−3−アミノスルホ
ニル−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)ベンズア
ミドからN−ジアミノメチレン−3−アミノスルホニル
−4−(4−アミノピペリジノ)ベンズアミド(融点2
40℃(d))が、N−ジアミノメチレン−3−メチル
スルホニル−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−
5−クロロベンズアミドからN−ジアミノメチレン−3
−メチルスルホニル−4−(4−アミノピペリジノ)−
5−クロロベンズアミド二塩酸塩(融点230℃)が、
N−ジアミノメチレン−2−(4−BOC−アミノピペ
リジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミドからN−
ジアミノメチレン−2−(4−アミノピペリジノ)−5
−メチルスルホニルベンズアミド二塩酸塩(融点305
〜310℃)が、N−ジアミノメチレン−3−(4−B
OC−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベン
ズアミドからN−ジアミノメチレン−3−(4−アミノ
ピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミドが、
N−ジアミノメチレン−3−(4−BOC−アミノピペ
リジノ)−4−メチル−5−メチルスルホニルベンズア
ミドからN−ジアミノメチレン−3−(4−アミノピペ
リジノ)−4−メチル−5−メチルスルホニルベンズア
ミドが、N−ジアミノメチレン−3−(4−BOC−ア
ミノピペリジノ)−4−メチルスルホニルベンズアミド
からN−ジアミノメチレン−3−(4−アミノピペリジ
ノ)−4−メチルスルホニルベンズアミド二塩酸塩(融
点225℃)が、N−ジアミノメチレン−3−(4−B
OC−アミノピペリジノ)−4−(2−クロロフェノキ
シ)ベンズアミドからN−ジアミノメチレン−3−(4
−アミノピペリジノ)−4−(2−クロロフェノキシ)
ベンズアミドが、N−ジアミノメチレン−3−(4−B
OC−アミノピペリジノ)−4−クロロベンズアミドか
らN−ジアミノメチレン−3−(4−アミノピペリジ
ノ)−4−クロロベンズアミドが、N−ジアミノメチレ
ン−3−メチルスルホニル−4−(4−BOC−4−N
−メチルアミノピペリジノ)ベンズアミドからN−ジア
ミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−(4−N−
メチルアミノピペリジノ)ベンズアミド(融点245〜
248℃)が、N−ジアミノメチレン−2−メチルスル
ホニル−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)ベンズ
アミドからN−ジアミノメチレン−2−メチルスルホニ
ル−4−(4−アミノピペリジノ)ベンズアミドが、N
−ジアミノメチレン−2−(4−BOC−アミノピペリ
ジノ)−3−メチルスルホニルベンズアミドからN−ジ
アミノメチレン−2−(4−アミノピペリジノ)−3−
メチルスルホニルベンズアミドが、N−ジアミノメチレ
ン−2−(4−BOC−アミノピペリジノ)−6−メチ
ルスルホニルベンズアミドからN−ジアミノメチレン−
2−(4−アミノピペリジノ)−6−メチルスルホニル
ベンズアミドが、N−ジアミノメチレン−3−アミノス
ルホニル−4−メチル−5−(4−BOC−アミノピペ
リジノ)ベンズアミドからN−ジアミノメチレン−3−
アミノスルホニル−4−メチル−5−(4−アミノピペ
リジノ)ベンズアミドが、N−ジアミノメチレン−2−
メチルスルホニル−3−(4−BOC−アミノピペリジ
ノ)ベンズアミドからN−ジアミノメチレン−2−メチ
ルスルホニル−3−(4−アミノピペリジノ)ベンズア
ミドが、N−ジアミノメチレン−2−メチルスルホニル
−5−(4−BOC−アミノピペリジノ)ベンズアミド
からN−ジアミノメチレン−2−メチルスルホニル−5
−(4−アミノピペリジノ)ベンズアミドが、N−ジア
ミノメチレン−2−(2−クロロフェノキシ)−3−
(4−BOC−アミノピペリジノ)ベンズアミドからN
−ジアミノメチレン−2−(2−クロロフェノキシ)−
3−(4−アミノピペリジノ)ベンズアミドが、N−ジ
アミノメチレン−2−(2−クロロフェノキシ)−5−
(4−BOC−アミノピペリジノ)ベンズアミドからN
−ジアミノメチレン−2−(2−クロロフェノキシ)−
5−(4−アミノピペリジノ)ベンズアミドが、N−ジ
アミノメチレン−3−(4−BOC−アミノピペリジ
ノ)−5−(2−クロロフェノキシ)ベンズアミドから
N−ジアミノメチレン−3−(4−アミノピペリジノ)
−5−(2−クロロフェノキシ)ベンズアミドがそれぞ
れ得られる。 [実施例4]3.9gのN−ジアミノメチレン−3−メ
チルスルホニル−4−(4−アミノピペリジノ)ベンズ
アミド三塩酸塩(融点232〜240℃)を50mlの
水に溶解して、この溶液を1NのNaOHを用いてpH
12に調製してから攪拌する。形成される沈澱を吸引濾
過して、5mlの水で洗浄して、50℃で乾燥させる。
N−ジアミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−
(4−アミノピペリジノ)ベンズアミド(融点239〜
241℃)が得られる。 [実施例5]2.5gのN−ジアミノメチレン−3−メ
チルスルホニル−4−(4−アミノピペリジノ)ベンズ
アミド(融点239〜241℃)を75mlの水に懸濁
させて、この懸濁液に14.7mlの1NのHClを攪
拌しながら加える。溶媒除去および凍結乾燥の後に、N
−ジアミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−(4
−アミノピペリジノ)ベンズアミド二塩酸塩(融点>2
60℃)が得られる。同様にして、対応する塩基から出
発して次の化合物が得られる。
【0063】N−ジアミノメチレン−3−メチルスルホ
ニル−4−(4−N、N−ジメチルアミノピペリジノ)
ベンズアミド二塩酸塩(融点198〜206℃)、N−
ジアミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−(4−
ピペリジノピペリジノ)ベンズアミド二塩酸塩(融点>
250℃)、3−アミノスルホニル−4−(4−アミノ
ピペリジノ)ベンゾイルグアニジン二塩酸塩(融点24
0℃)、N−ジアミノエチレン−3−メチルスルホニル
−4−(4−N−メチルアミノピペリジノ)ベンズアミ
ド二塩酸塩(融点>250℃)、N−ジアミノメチレン
−3−メチルスルホニル−4−(4−ピロリジノピペリ
ジノ)ベンズアミド二塩酸塩(融点>255℃)。 [実施例6]2.1gのN−ジアミノメチレン−3−メ
チルスルホニル−4−フルオロベンズアミド[3−メチ
ルスルホニル−4−フルオロ安息香酸メチルをグアニジ
ンと反応させて得られる]を150℃で1.0gの4−
BOC−アミノピペリジンとともに融解させる。1.3
時間の融解の後、混合物を放冷して、融解した固まりを
10mlのジクロロメタン/メタノールに溶解する。通
常の精製およびシリカゲル上でのクロマトグラフィー
(酢酸エチル/メタノール)によって、N−ジアミノメ
チレン−3−メチルスルホニル−4−(4−BOC−ア
ミノピペリジノ)ベンズアミド(融点225〜226
℃)が得られる。 [実施例7]1.0gの3−メチルスルホニル−4−
(4−BOC−アミノピペリジノ)安息香酸[3−メチ
ルスルホニル−4−フルオロ安息香酸メチルを4−BO
C−アミノピペリジンと反応させ、次いで遊離の酸を得
るために反応物を加水分解することによって得られる]
を15mlの1−メチルピロリドンに溶解して、0.6
7gの塩化1−メチル−2−クロロピリジニウムをこの
溶液に加えて、これを15分間攪拌する。0.9gの塩
化グアニジニウムおよび2.6mlのジイソプロピルエ
チルアミンを次いで加えて、混合物を室温で1時間攪拌
する。通常の精製およびシリカゲル上でのクロマトグラ
フィー(流し(flash)工程、酢酸エチル/10%メタ
ノール)によって、N−ジアミノメチレン−3−メチル
スルホニル−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)ベ
ンズアミドが得られる。 [実施例8]実施例7と同様にして、3−メチルスルホ
ニル−4−(4−アセトアミドピペリジノ)安息香酸を
塩化グアニジニウムと反応させることによって、N−ジ
アミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−(4−ア
セトアミドピペリジノ)ベンズアミド塩酸塩(融点19
9〜203℃)が得られる。
【0064】同様にして、次の化合物が塩化グアニジニ
ウムとの反応で得られる。
【0065】3−メチルスルホニル−4−(4−ベンズ
アミドピペリジノ)安息香酸からN−ジアミノメチレン
−3−メチルスルホニル−4−(4−ベンズアミドピペ
リジノ)ベンズアミド(融点106〜110℃)が、3
−メチルスルホニル−4−[4−(4−ピリジルカルボ
クスアミド)ピペリジノ]安息香酸からN−ジアミノメ
チレン−3−メチルスルホニル−4−[4−(4−ピリ
ジルカルボクスアミド)ピペリジノ]ベンズアミドが、
3−メチルスルホニル−4−(4−ホルムアミドピペリ
ジノ)安息香酸からN−ジアミノメチレン−3−メチル
スルホニル−4−(4−ホルムアミドピペリジノ)ベン
ズアミドが、3−メチルスルホニル−4−[3−(4−
ピリジルカルボクスアミド)ピペリジノ]安息香酸から
N−ジアミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−
[3−(4−ピリジルカルボクスアミド)ピペリジノ]
ベンズアミドが、3−メチルスルホニル−4−(4−p
−クロロベンズアミドピペリジノ)安息香酸からN−ジ
アミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−(4−p
−クロロベンズアミドピペリジノ)ベンズアミドが、3
−メチルスルホニル−4−[4−(2、4−ジメトキシ
ベンズアミド)ピペリジノ]安息香酸からN−ジアミノ
メチレン−3−メチルスルホニル−4−[4−(2、4
−ジメトキシベンズアミド)ピペリジノ]ベンズアミド
が、3−メチルスルホニル−4−[4−(2、4−ジク
ロロベンズアミド)ピペリジノ]安息香酸からN−ジア
ミノメチレン−3−メチルスルホニル−4−[4−
(2、4−ジクロロベンズアミド)ピペリジノ]ベンズ
アミドが、3−メチルスルホニル−4−[4−(2−メ
トキシ−4−クロロベンズアミド)ピペリジノ]安息香
酸からN−ジアミノメチレン−3−メチルスルホニル−
4−[4−(2−メトキシ−4−クロロベンズアミド)
ピペリジノ]ベンズアミドがそれぞれ得られる。 [実施例9]実施例1と同様にして、2−メチル−4−
(4−BOC−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホ
ニル安息香酸をグアニジンと反応させることによって、
N−ジアミノメチレン−2−メチル−4−(4−BOC
−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズア
ミドが得られる。
【0066】同様にして、次の化合物がグアニジンとの
反応で得られる。
【0067】2−エチル−4−(4−BOC−アミノピ
ペリジノ)−5−メチルスルホニル安息香酸メチルを用
いてN−ジアミノメチレン−2−エチル−4−(4−B
OC−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベン
ズアミドが、2−トリフルオロメチル−4−(4−BO
C−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニル安息香
酸メチルを用いてN−ジアミノメチレン−2−トリフル
オロメチル−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−
5−メチルスルホニルベンズアミドが、2−クロロ−4
−(4−BOC−アミノピペリジノ)−5−メチルスル
ホニル安息香酸メチルを用いてN−ジアミノメチレン−
2−クロロ−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−
5−メチルスルホニルベンズアミドが、2−BOC−ア
ミノ−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−5−メ
チルスルホニル安息香酸メチルを用いてN−ジアミノメ
チレン−2−BOC−アミノ−4−(4−BOC−アミ
ノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミド
が、2−シアノ−4−(4−BOC−アミノピペリジ
ノ)−5−メチルスルホニル安息香酸メチルを用いてN
−ジアミノメチレン−2−シアノ−4−(4−BOC−
アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミ
ドが、2−ヒドロキシ−4−(4−BOC−アミノピペ
リジノ)−5−メチルスルホニル安息香酸メチルを用い
てN−ジアミノメチレン−2−ヒドロキシ−4−(4−
BOC−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベ
ンズアミドが、3−フルオロメチル−4−(4−BOC
−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニル安息香酸
メチルを用いてN−ジアミノメチレン−3−トリフルオ
ロメチル−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−5
−メチルスルホニルベンズアミド三塩酸塩が2−メトキ
シ−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−5−メチ
ルスルホニル安息香酸メチルを用いてN−ジアミノメチ
レン−2−メトキシ−4−(4−BOC−アミノピペリ
ジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミドが、3−メ
チルスルホニル−4−(4−BOC−アミノピペリジ
ノ)−5−ニトロ安息香酸メチルを用いてN−ジアミノ
メチレン−3−メチルスルホニル−4−(4−BOC−
アミノピペリジノ)−5−ニトロベンズアミドがそれぞ
れ得られる。 [実施例10]実施例3と同様にして、BOC保護基を
除去することによって次の化合物が得られる。
【0068】N−ジアミノメチレン−2−エチル−4−
(4−BOC−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホ
ニルベンズアミドからN−ジアミノメチレン−2−エチ
ル−4−(4−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホ
ニルベンズアミドが、N−ジアミノメチレン−2−トリ
フルオロメチル−4−(4−BOC−アミノピペリジ
ノ)−5−メチルスルホニルベンズアミドからN−ジア
ミノメチレン−2−トリフルオロメチル−4−(4−ア
ミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミド
が、N−ジアミノメチレン−2−クロロ−4−(4−B
OC−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベン
ズアミドからN−ジアミノメチレン−2−クロロ−4−
(4−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベン
ズアミド二塩酸塩(融点302〜305℃)が、N−ジ
アミノメチレン−2−BOC−アミノ−4−(4−BO
C−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズ
アミドからN−ジアミノメチレン−2−アミノ−4−
(4−アミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベン
ズアミドが、N−ジアミノメチレン−3−トリフルオロ
メチル−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−ベン
ズアミドからN−ジアミノメチレン−3−トリフルオロ
メチル−4−(4−アミノピペリジノ)−ベンズアミド
三塩酸塩(融点235℃)が、N−ジアミノメチレン−
2−メチル−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−
5−メチルスルホニルベンズアミドからN−ジアミノメ
チレン−2−メチル−4−(4−アミノピペリジノ)−
5−メチルスルホニルベンズアミド二塩酸塩(融点30
5〜310℃)が、N−ジアミノメチレン−2−シアノ
−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)−5−メチル
スルホニルベンズアミドからN−ジアミノメチレン−2
−シアノ−4−(4−アミノピペリジノ)−5−メチル
スルホニルベンズアミドが、N−ジアミノメチレン−2
−ヒドロキシ−4−(4−BOC−アミノピペリジノ)
−5−メチルスルホニルベンズアミドからN−ジアミノ
メチレン−2−ヒドロキシ−4−(4−アミノピペリジ
ノ)−5−メチルスルホニルベンズアミドが、N−ジア
ミノメチレン−2−メトキシ−4−(4−BOC−アミ
ノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミドか
らN−ジアミノメチレン−2−メトキシ−4−(4−ア
ミノピペリジノ)−5−メチルスルホニルベンズアミド
二塩酸塩(融点270℃)が、N−ジアミノメチレン−
3−メチルスルホニル−4−(4−BOC−アミノピペ
リジノ)−5−ニトロベンズアミドからN−ジアミノメ
チレン−2−メチルスルホニル−4−(4−アミノピペ
リジノ)−5−ニトロベンズアミド二塩酸塩(融点26
4℃)がそれぞれ得られる。
【0069】以下の実施例は、薬剤調製物に関する。 [実施例A]:注射用液 100gの一般式Iの活性化合物および5gのリン酸水
素二ナトリウムの3リットルの再蒸留水溶液を2N塩酸
でpH6.5に調整して、滅菌濾過してから、注射液用
小瓶に分注する。小瓶内の溶液を次いで滅菌条件下で凍
結乾燥して、小瓶を滅菌状態で密封する。各注射液用小
瓶は5mgの活性化合物を含む。 [実施例B]:座剤 20gの一般式Iの活性化合物を、100gの大豆レシ
チンおよび1400gのカカオバターとの混合物と一緒
に融解して、混合物を鋳型に注いでから放冷する。各座
剤は20mgの活性化合物を含む。 [実施例C]:溶液 1gの一般式Iの活性化合物、9.38gのNaH2
4・2H2O、28.48gのNa2HPO4・12H2
Oおよび0.1gの塩化ベンザルコニウムを940ml
の再蒸留水に溶かして溶液を調製する。溶液をpH6.
8に調整して、1リットルにして、照射滅菌する。この
溶液は例えば点眼薬のかたちで用いることができる。 [実施例D]:軟膏 500mgの一般式Iの活性化合物を99.5gのワセ
リンと無菌条件下で混合する。 [実施例E]:錠剤 1kgの一般式Iの活性化合物、4kgの乳糖、1.2
kgのポテト澱粉、0.2kgのタルクおよび0.1k
gのステアリン酸マグネシウムの混合物を通常の方法で
錠剤に圧縮して、各錠剤が10mgの活性化合物を含む
ようにする。 [実施例F]:被覆錠剤 実施例Eと同様にして錠剤を圧縮して、次いで通常の方
法でショ糖、ポテト澱粉、タルク、トラガカントゴムお
よび着色剤からなる被覆物で被覆する。 [実施例G]:カプセル 2kgの一般式Iの活性化合物を用いて、各カプセルが
20mgの活性化合物を含むように通常の方法でハード
ゼラチンカプセルに充填する。 [実施例H]:アンプル 1kgの一般式Iの活性化合物を60リットルの再蒸留
水に溶解した溶液を濾過滅菌して、アンプルに分注す
る。アンプル内の溶液を無菌条件下で凍結乾燥して、ア
ンプルを滅菌密閉する。各アンプルは10mgの活性化
合物を含む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ ゲーリケ ドイツ連邦共和国 64293 ダルムシュタ ット フランクフルター シュトラーセ 250 (72)発明者 マンフレート バウムガルト ドイツ連邦共和国 64293 ダルムシュタ ット フランクフルター シュトラーセ 250 (72)発明者 ディーター ドルシュ ドイツ連邦共和国 64293 ダルムシュタ ット フランクフルター シュトラーセ 250 (72)発明者 ノルベルト バイアー ドイツ連邦共和国 64293 ダルムシュタ ット フランクフルター シュトラーセ 250 (72)発明者 クラウス−オットー ミンク ドイツ連邦共和国 64293 ダルムシュタ ット フランクフルター シュトラーセ 250 (72)発明者 インゲボルグ リュス ドイツ連邦共和国 64293 ダルムシュタ ット フランクフルター シュトラーセ 250

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I、すなわち 【化1】 [式中、 R1およびR2はそれぞれ互いに独立して、H、A、P
    h、Ph−alk、CO−A、CO−Ph、CO−He
    tまたはペプチド化学から公知のアミノ保護基である
    か、あるいはR1およびR2はまた合一して、一つまたは
    二つのCH2基が−O−、−S−、−CO−、−NH
    −、−NA−および/または−N−CH2−Phによっ
    て置換し得て、そして適宜ベンゼン環がジヒドロインド
    リル基、テトラヒドロキノリニル基、テトラヒドロイソ
    キノリニル基またはジヒドロベンズイミダゾリル基が存
    在するようなかたちで融合し得る、4〜5個のC原子を
    有するアルキレンであり、 R3およびR4はそれぞれ互いに独立して、H、A、Ha
    l、−X−R5、CN、NO2、CF3、CH2−CF3
    SOn−R7またはSO2−NR56であり、 R5は、H、A、CF3、CH2−CF3、Ph、Ph−a
    lk、C5−C7−シクロアルキルまたはC5−C7−シク
    ロアルキル−alkであり、 R6は、HまたはA、あるいはR5およびR6はまた合一
    して、CH2基が−O−、−S−、−NH−、NA−ま
    たは−N−CH2−Phで置換され得る4〜5個のC原
    子を有するアルキレンであり、 R7は、AまたはPhであり、 Xは、O、S、N−R6であり、 Aは、1〜6個のC原子を有するアルキルであり、 alkは、1〜4個のC原子を有するアルキレンであ
    り、 Halは、F、Cl、BrまたはIであり、 Phは、置換されない、またはA、OA、Hal、CF
    3、NH2、NHAまたはNA2によって、一基、二基ま
    たは三基置換されており、 Hetは、1〜4個のN、Oおよび/またはS原子を有
    する飽和または不飽和の5または6員複素環であり、そ
    してnは、1または2である。]の4−アミノ−1−ピ
    ペリジルベンゾイルグアニジンおよび生理学的に無害の
    それらの塩。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の (a)N−ジアミノメチレン−4−(4−アミノピペリ
    ジノ)−3−メチルスルホニルベンズアミド、 (b)N−ジアミノメチレン−4−(4−アセトアミド
    ピペリジノ)−3−メチルスルホニルベンズアミド、 (c)N−ジアミノメチレン−4−[4−(2、3−ジ
    ヒドロ−2−オキソ−3−メチルベンズイミダゾール−
    1−イル)ピペリジノ]−3−メチルスルホニルベンズ
    アミド、 (d)N−ジアミノメチレン−4−(4−tert−ブ
    トキシカルボニルアミノピペリジノ)−3−メチルスル
    ホニルベンズアミドおよび生理学的に無害のそれらの
    塩。
  3. 【請求項3】 一般式Iの4−アミノ−1−ピペリジル
    ベンゾイルグアニジン誘導体およびそれらの塩の調製法
    であって、一般式II、すなわち 【化2】 [式中、 R1、R2、R3およびR4は既記の意味を有し、そしてX
    は、Cl、Br、OA、O−CO−A、O−CO−Ph
    またはOH、または他の反応性のエステル化されたOH
    基または求核的に容易に置換され得る離脱基である。]
    の化合物をグアニジンと反応させるか、または一般式I
    II、すなわち 【化3】 [式中、 R3およびR4は既記の意味を有し、R8はF、Clまた
    はNO2または求核的に置換され得る他の基である。]
    のベンゾイルグアニジンを一般式IV、すなわち 【化4】 [式中、R1およびR2は既記の意味を有する。]のピペ
    リジン誘導体と反応させるか、または一つまたはそれ以
    上の還元可能な基および/または一つまたはそれ以上の
    追加のC−Cおよび/またはC−N結合を一つまたはそ
    れ以上の水素原子の代わりに含むが、それ以外は一般式
    Iに対応する化合物を還元剤で処理するか、または一つ
    またはそれ以上の加溶媒分解可能な基を一つまたはそれ
    以上の水素原子の代わりに含むが、それ以外は一般式I
    に対応する化合物を加溶媒分解剤で処理するか、および
    /または得られた一般式Iの塩基を酸で処理することに
    よってその塩の一つに変換することを特徴とする一般式
    Iの4−アミノ−1−ピペリジルベンゾイルグアニジン
    誘導体およびそれらの塩の調製法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の一般式Iの化合物およ
    び/または生理学的に無害のその塩の一つを、少なくと
    も一つの固体、液体または半液体担体物質または補助物
    質とともに適当な投薬型に成形することを特徴とする薬
    剤調製物の調製法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の一般式Iの化合物の少
    なくとも一つおよび/または生理学的に無害のその塩の
    一つを含んでなることを特徴とする薬剤調製物。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の一般式Iの化合物およ
    び/または生理学的に無害のそれらの塩の、医薬物製造
    のための使用。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の一般式Iの化合物およ
    び/または生理学的に無害のそれらの塩の、疾患コント
    ロールのための使用。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の一般式Iの化合物およ
    び/または生理学的に無害のそれらの塩の、不整脈、狭
    心症および梗塞の治療そしてまた該徴候の予防処理のた
    めの医薬物製造のための使用。
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