JPH07267114A - 後輪操舵装置 - Google Patents

後輪操舵装置

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Publication number
JPH07267114A
JPH07267114A JP6140094A JP6140094A JPH07267114A JP H07267114 A JPH07267114 A JP H07267114A JP 6140094 A JP6140094 A JP 6140094A JP 6140094 A JP6140094 A JP 6140094A JP H07267114 A JPH07267114 A JP H07267114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
hypoid gear
hypoid
gear wheel
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6140094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyosuke Haga
恭輔 芳賀
Yasutaka Kato
廉享 加藤
Masanori Natsume
正則 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP6140094A priority Critical patent/JPH07267114A/ja
Publication of JPH07267114A publication Critical patent/JPH07267114A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の後輪操舵装置において、電動モータの回
転をロッドに伝達する伝達機構の部品点数を削減してコ
ストを低減するとともに、耐久性の良い伝達機構を提供
することを目的とする。 【構成】ハイポイドギヤホイール24の軸中心に対して
偏心した位置にロッド27側に突出する係合ピン26を
ハイポイドギヤホイール24と一体的に回転する回転部
材(25)に一体形成し、ロッド27にロッド27の移
動方向と直交する方向に係合ピンと係合する係合溝28
を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の後輪操舵装置に
適用され、電動モータの回転をロッドに伝達するのに最
適な伝達機構を備えた後輪操舵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の後輪操舵装置には、例えば、特開
平4−8668号公報に示すものがある。このものは、
図4、図5に示すように、ハウジング50の一側に電動
モータ60を設け、この電動モータ60の出力軸60a
にハイポイドピニオン61が形成されたハイポイドギヤ
ピニオン軸62の一端が連結され、軸受51、52を介
してハウジング50に回転可能に軸承されている。
【0003】そして、ハウジング50内にはハイポイド
ピニオン61に噛合するハイポイドギヤ63が形成され
たハイポイドギヤホイール64がハイポイドギヤピニオ
ン軸62の回転軸線と直交する軸線回りに軸受53を介
してハウジング50に回転可能に軸承されている。この
ハイポイドギヤホイール64の回転中心には支持軸65
の一端が嵌着され、この支持軸65の他端はハウジング
50の開口部に装着されたカバー部材54の軸中心に軸
受55を介して回転可能に軸承されている。
【0004】ハイポイドギヤホイール64には球面軸受
取付穴64aが形成され、この球面軸受取付穴64aに
球面軸受66の外輪66aが圧入されている。この球面
軸受66の軸中心はハイポイドギヤホイール64の回転
中心に対して偏心量eだけ偏心している。そして、この
球面軸受66の内輪66bにスタッドシャフト67の一
端を摺動自在に挿入するとともに、他端をロッド68に
締結している。
【0005】ロッド68はハウジング50にハイポイド
ギヤピニオン軸62の回転軸線と平行な方向に摺動かつ
回動可能に嵌挿されており、ロッド68の両端は図略の
タイロッドを介してそれぞれ図略の後輪に連結されてい
る。上記の構成において、電動モータ60が駆動する
と、ハイポイドギヤピニオン軸62が回転するととも
に、このハイポイドギヤピニオン軸62の回転にともな
ってハイポイドギヤホイール64が回転する。このよう
にハイポイドギヤホイール64が回転することによっ
て、スタッドシャフト67がハイポイドギヤホイール6
4の軸線を中心として回動するが、回動するスタッドシ
ャフト67は、ロッド68の軸線に沿った直線方向以外
の運動を球面軸受66によって吸収されるので、すなわ
ち、スタッドシャフト67によってロッド68がその軸
線方向に移動される。そして、ロッド68の移動方向に
応じてロッド68の両端に連結された図略のタイロッド
を介して図略の後輪が転舵される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の装置で
は、ハイポイドギヤホイール64に球面軸受66の外輪
66aを圧入するための球面軸受取付穴64aの加工を
行う必要があり、また、球面軸受66を用いることによ
って、部品点数が多くなるとともに、その組み付け工数
も多くなるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の後輪操舵装置
は、上述した問題点を解決するためになされたもので、
電動モータの出力軸と一体回転するハイポイドピニオン
と、このハイポイドピニオンに噛合するハイポイドギヤ
と、このハイポイドギヤを一体形成したハイポイドギヤ
ホイールと、このハイポイドギヤホイールの回転力をロ
ッドに伝達する伝達機構とを備え、前記電動モータの出
力を前記ロッドに伝達して前記ロッドを移動させ、前記
ロッドの移動方向に応じて前記ロッドの両端に連結され
た後輪を転舵するようにした後輪操舵装置において、前
記ハイポイドギヤホイールの軸中心に対して偏心した位
置に前記ロッド側に突出する係合ピンを前記ハイポイド
ギヤホイールと一体的に回転する回転部材に一体形成
し、前記ロッドに前記ロッドの移動方向と直交する方向
に前記係合ピンと係合する係合溝を形成したことを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、電動モータの出力軸が回転
すると、ハイポイドピニオンを介してハイポイドギヤが
回転され、ハイポイドギヤと一体的に回転する回転部材
に一体的に形成された係合ピンがハイポイドギヤの回転
軸心を中心として回動する。これによって、係合ピン
は、ロッドの移動方向及びロッドの移動方向と直交する
方向に移動するが、係合溝と係合ピンとの間ですべりが
生じるため、ロッドはその軸線に沿った直線方向に移動
され、ロッドの移動方向に応じてロッドの両端に連結さ
れた後輪が転舵される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例である後輪操舵装置を図1乃
至図3に基づいて説明する。図1において、10はハウ
ジングであり、このハウジング10の一側には電動モー
タ20が設置されている。この電動モータ20の出力軸
20aにはハイポイドピニオン21が形成さたハイポイ
ドギヤピニオン軸22の一端が連結されている。このハ
イポイドギヤピニオン軸22は軸受11、12を介して
ハウジング10に回転可能に軸承されている。
【0010】そして、ハウジング10内には、ハイポイ
ドピニオン21に噛合するハイポイドギヤ23が形成さ
れたハイポイドギヤホイール24が設置されている。こ
のハイポイドギヤホイール24はハイポイドギヤピニオ
ン軸22の回転軸線と直交する軸線回りに軸受13、1
4を介してハウジング10に回転可能に軸承された回転
軸25に形成されたスプライン部25aに圧入され、回
転軸25と回転連結されている。
【0011】回転軸25の一端には回転軸25の回転中
心と偏心量eだけ偏心した位置に回転軸25の軸線方向
に突出した係合ピン26が回転軸25に一体的に形成さ
れている。ここで、回転軸25は回転部材に相当する。
一方、ハウジング10にはハイポイドギヤピニオン軸2
2の回転軸線方向と平行な方向にロッド27が摺動可能
に嵌挿されており、このロッド27にはこの摺動方向と
直交する方向に上記係合ピン26と係合する係合溝28
が形成され、図3に示すように、係合ピン26の外周面
26aと、係合溝28の当接面28aが摺接するように
なっている。従って、係合ピン26と係合溝28との係
合により、ハイポイドギヤ23の回転運動がロッド27
の直線運動に変換され、この際、係合ピン26の外周面
26aと、係合溝28の当接面28aとの間にはすべり
が生じることとなる。
【0012】また、ロッド27の係合溝28が形成され
た側の反対側に回り止め溝29がロッド27の摺動方向
に形成され、この回り止め溝29にハウジング10に取
り付けられた回り止め部材30が係合することによっ
て、ロッド27は回転を抑制され、軸線方向の直線移動
だけを許容されるようになっている。ロッド27の両端
には図略のタイロッドを介してそれぞれ図略の後輪が連
結されており、ロッド27の移動方向に応じて後輪が転
舵される。
【0013】また、ハウジング10の開口部にはカバー
部材31が装着され、このカバー部材31に回転角セン
サ32が設置されている。この回転角センサ32にはレ
バー部材33が連結され、このレバー部材33の先端は
上記回転軸25の他端に固着された伝達部材34に形成
された切欠き部34aに当接し、回転軸25が回動する
ことによってレバー部材33が回動するようになってい
る。すなわち、ハイポイドギヤホイール24が回転する
ことによって、この回転角が回転軸25、伝達部材3
4、レバー部材33を介して回転角センサ32に伝達さ
れ、回転角センサ32はハイポイドギヤホイール24の
回転角を検出するようになっている。
【0014】ここで、図3に一点鎖線で示すA、Bはそ
れぞれ回転軸25の回転方向に応じた係合ピン26の左
右方向の作動端位置を示すものである。次に、上述した
構成に基づいて作動を説明する。電動モータ20が駆動
すると、ハイポイドギヤピニオン軸22が回転するとと
もに、ハイポイドピニオン21とハイポイドギヤ23の
噛合によりハイポイドギヤホイール24が回転する。こ
れによって、ハイポイドギヤホイール24が回転連結さ
れた回転軸25が回転し、回転軸25に一体形成された
係合ピン26が回転軸25の回転軸線を中心として回動
し、電動モータ20の回転方向に応じて、図3に一点鎖
線で示すAもしくはB側に移動されるが、ロッド27の
軸線方向に沿った直線方向以外の運動は、係合ピン26
の外周面26aと係合溝28の当接面28aとの間にす
べりが生じることによって吸収される。
【0015】そして、係合ピン26の移動方向に応じ
て、ロッド27が図1中左右いずれか一方に移動され、
ロッド27の両端に図略のタイロッドを介して連結した
図略の後輪を転舵する。上記においては、係合ピン26
と係合溝28の係合により、ハイポイドギヤ23の回転
軸心を中心とした係合ピン26の回動をロッド27の直
線運動に変換するようにしたので、ハイポイドギヤ23
の回転中心と、ロッド27の軸中心とのオフセット量の
精度をラフにすることができる。
【0016】なお、上記実施例においては、ハイポイド
ギヤホイールが回転連結された回転軸に係合ピンを一体
形成するようにしたが、ハイポイドギヤホイールの形状
を変更してハイポイドギヤホイールに一体形成しても良
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の後輪操舵装
置は、球面軸受を用いるものに比べ、部品点数を少なく
なるので、コストを低減することができ、それにともな
って、組み付け工数も少なくなり、組み付けの作業性を
向上することができる。さらに、ハイポイドギヤ側の回
転部材に係合ピンを一体形成するようにしたので、係合
ピンのピン径を太くすることができ、係合ピンの剛性を
上げることができ、それにともなって、係合ピンの摩耗
に対する耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】図1におけるP−P線断面図である。
【図3】本発明の実施例の作動を説明するための平面一
部断面図である。
【図4】従来の後輪操舵装置の断面図である。
【図5】図4におけるQ−Q線断面図である。
【符号の説明】
20 電動モータ 20a 出力軸 21 ハイポイドピニオン 23 ハイポイドギヤ 25 回転軸(回転部材) 26 係合ピン 27 ロッド 28 係合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの出力軸と一体回転するハイ
    ポイドピニオンと、このハイポイドピニオンに噛合する
    ハイポイドギヤと、このハイポイドギヤを一体形成した
    ハイポイドギヤホイールと、このハイポイドギヤホイー
    ルの回転力をロッドに伝達する伝達機構とを備え、前記
    電動モータの出力を前記ロッドに伝達して前記ロッドを
    移動させ、前記ロッドの移動方向に応じて前記ロッドの
    両端に連結された後輪を転舵するようにした後輪操舵装
    置において、前記ハイポイドギヤホイールの軸中心に対
    して偏心した位置に前記ロッド側に突出する係合ピンを
    前記ハイポイドギヤホイールと一体的に回転する回転部
    材に一体形成し、前記ロッドに前記ロッドの移動方向と
    直交する方向に前記係合ピンと係合する係合溝を形成し
    たことを特徴とする後輪操舵装置。
JP6140094A 1994-03-30 1994-03-30 後輪操舵装置 Pending JPH07267114A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6140094A JPH07267114A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 後輪操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6140094A JPH07267114A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 後輪操舵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07267114A true JPH07267114A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13170067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6140094A Pending JPH07267114A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 後輪操舵装置

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JP (1) JPH07267114A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151141A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Tcm Corp 操舵角検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006151141A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Tcm Corp 操舵角検出装置

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