JPH07266989A - 自動車のトランクルーム用物品保持装置 - Google Patents
自動車のトランクルーム用物品保持装置Info
- Publication number
- JPH07266989A JPH07266989A JP7924194A JP7924194A JPH07266989A JP H07266989 A JPH07266989 A JP H07266989A JP 7924194 A JP7924194 A JP 7924194A JP 7924194 A JP7924194 A JP 7924194A JP H07266989 A JPH07266989 A JP H07266989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- trunk
- trunk lid
- holding device
- retractor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使い勝手を向上でき、収納する物品に制約さ
れず、使用しないときにおける見栄えを向上できて外観
を維持し易い自動車のトランクルーム用物品保持装置を
提供する。 【構成】 自動車のトランクルーム内に設けられる物品
保持装置において、シート状材13を巻き込み・引き出
し可能に格納したリトラクター7をトランクリッド3の
内面に設ける一方、リトラクター3より引き出されたシ
ート状材13を係脱自在に係止してトランクリッド3の
内面に張られた状態に保持しておくための複数のフック
8をトランクリッドの内面に設けた。
れず、使用しないときにおける見栄えを向上できて外観
を維持し易い自動車のトランクルーム用物品保持装置を
提供する。 【構成】 自動車のトランクルーム内に設けられる物品
保持装置において、シート状材13を巻き込み・引き出
し可能に格納したリトラクター7をトランクリッド3の
内面に設ける一方、リトラクター3より引き出されたシ
ート状材13を係脱自在に係止してトランクリッド3の
内面に張られた状態に保持しておくための複数のフック
8をトランクリッドの内面に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のトランクルー
ム内に設けられる物品保持装置に関するものである。
ム内に設けられる物品保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のトランクルームには、点検整備
用の工具から日常品、旅行用品に至るまで、様々なもの
が収納されている。これらは整理して収納しておかない
と取り出して使用するときに分からなくなったり、ある
いは破損したりしてしまう虞がある。そこで、従来より
色々な工夫がなされ、その典型例としてはトランクルー
ム内に別の整理箱を収納する方法である。また、従来技
術には、トランクルーム内の有効利用として、トランク
リッドの内面部分にテンションベルトを設けてそれを利
用して平物を挟み込む構造(実開平5−49502
号)、あるいはトランクリッドの成形トリムを開閉式に
して、その成形トリムとトランクリッドとの間に工具等
を収納できるようにした構造(実開平3−42757
号)も提案されている。
用の工具から日常品、旅行用品に至るまで、様々なもの
が収納されている。これらは整理して収納しておかない
と取り出して使用するときに分からなくなったり、ある
いは破損したりしてしまう虞がある。そこで、従来より
色々な工夫がなされ、その典型例としてはトランクルー
ム内に別の整理箱を収納する方法である。また、従来技
術には、トランクルーム内の有効利用として、トランク
リッドの内面部分にテンションベルトを設けてそれを利
用して平物を挟み込む構造(実開平5−49502
号)、あるいはトランクリッドの成形トリムを開閉式に
して、その成形トリムとトランクリッドとの間に工具等
を収納できるようにした構造(実開平3−42757
号)も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ト
ランクリッドの内面側にテンションベルトで平物を挟み
込む構造では、収納する物品が形状的に限られるととも
に、安定した保持が得られないなどという問題がある。
また、後者のように成形トリムを開閉式にした構造で
は、成形トリムの外観が悪くなったり、使い勝手が悪い
などという問題もあった。
ランクリッドの内面側にテンションベルトで平物を挟み
込む構造では、収納する物品が形状的に限られるととも
に、安定した保持が得られないなどという問題がある。
また、後者のように成形トリムを開閉式にした構造で
は、成形トリムの外観が悪くなったり、使い勝手が悪い
などという問題もあった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は使い勝手を向上でき、収納する物
品に制約されず、しかも、使用しないときにおける見栄
えを向上できて外観を維持し易い自動車のトランクルー
ム用物品保持装置を提供することにある。さらに、他の
目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行
く。
のであり、その目的は使い勝手を向上でき、収納する物
品に制約されず、しかも、使用しないときにおける見栄
えを向上できて外観を維持し易い自動車のトランクルー
ム用物品保持装置を提供することにある。さらに、他の
目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行
く。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明の要
部である、自動車のトランクリッド内面に設けられるト
ランクルーム用物品保持装置において、シート状材を巻
き込み・引き出し可能に格納したリトラクターをトラン
クリッドの内面に設ける一方、前記リトラクターより引
き出されたシート状材を係脱自在に係止してトランクリ
ッドの内面に張られた状態に保持しておくための複数の
フックをトランクリッドの内面に設けることにより、達
成される。
部である、自動車のトランクリッド内面に設けられるト
ランクルーム用物品保持装置において、シート状材を巻
き込み・引き出し可能に格納したリトラクターをトラン
クリッドの内面に設ける一方、前記リトラクターより引
き出されたシート状材を係脱自在に係止してトランクリ
ッドの内面に張られた状態に保持しておくための複数の
フックをトランクリッドの内面に設けることにより、達
成される。
【0006】
【作用】以上の構成によれば、使用しないときにはシー
ト状材をリトラクター内に巻き込んで格納しておき、使
用するときにリトラクター内より引き出して使用するこ
とができる。
ト状材をリトラクター内に巻き込んで格納しておき、使
用するときにリトラクター内より引き出して使用するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1乃至図2には本発明の一実施例と
しての概略構造が示されている。図1乃至図2におい
て、自動車の車体1の後部側にはトランクルーム2が形
成されており、このトランクルーム2の上面開口部はト
ランクリッド3によって開閉自在に覆われている。
詳細に説明する。図1乃至図2には本発明の一実施例と
しての概略構造が示されている。図1乃至図2におい
て、自動車の車体1の後部側にはトランクルーム2が形
成されており、このトランクルーム2の上面開口部はト
ランクリッド3によって開閉自在に覆われている。
【0008】そのトランクリッド3は、車体1の開口縁
前部側に一対のヒンジ4を介して回動可能に取り付けら
れており、その後部回動端にはロック機構5が設けられ
ている。また、トランクリッド3の内面側には、パネル
状に形成されたリッドカバーとしての成形トリムないし
はライニング6が取り付けられ、このライニング6でト
ランクリッド3の内面を装飾している。さらに、ライニ
ング6の内面側にはリトラクター7及び複数のフック8
等で構成される物品保持装置が配設されている。
前部側に一対のヒンジ4を介して回動可能に取り付けら
れており、その後部回動端にはロック機構5が設けられ
ている。また、トランクリッド3の内面側には、パネル
状に形成されたリッドカバーとしての成形トリムないし
はライニング6が取り付けられ、このライニング6でト
ランクリッド3の内面を装飾している。さらに、ライニ
ング6の内面側にはリトラクター7及び複数のフック8
等で構成される物品保持装置が配設されている。
【0009】図3及び図7は物品保持装置の細部構造を
示している。リトラクター7は、リトラクターカバー9
と、左右一対のブラケット10と、この左右のブラケッ
ト10をそれぞれ貫通して回転自在に取り付けられたシ
ャフト11と、前記ブラケット9の外側でシャフト11
の外周に配設された戻しバネ部12等で形成されてい
て、シャフト11にシート状材13が巻回されている。
このシート状材13は、本実施例では網状に編まれ部分
13aの周囲を可撓性を有した補強用枠材13bで縁取
りされたネットとして構成されている。なお、このシー
ト状材13は、簡単に巻取可能なシート状のものであれ
ばネットでなくても差し支えないものである。
示している。リトラクター7は、リトラクターカバー9
と、左右一対のブラケット10と、この左右のブラケッ
ト10をそれぞれ貫通して回転自在に取り付けられたシ
ャフト11と、前記ブラケット9の外側でシャフト11
の外周に配設された戻しバネ部12等で形成されてい
て、シャフト11にシート状材13が巻回されている。
このシート状材13は、本実施例では網状に編まれ部分
13aの周囲を可撓性を有した補強用枠材13bで縁取
りされたネットとして構成されている。なお、このシー
ト状材13は、簡単に巻取可能なシート状のものであれ
ばネットでなくても差し支えないものである。
【0010】リトラクターカバー9は、裏面側が開口さ
れた袋状にしてライニング6の一端側(トランクルーム
2の前部側)に、そのライニング6と一体に、裏面側が
開口された袋状にして成形されているとともに、側面に
は引き出し口14が形成されている。この引き出し口1
4は、シート状材13を引き出すためのものであり、シ
ート状材13の左右幅よりも若干大きめに形成されてい
る。
れた袋状にしてライニング6の一端側(トランクルーム
2の前部側)に、そのライニング6と一体に、裏面側が
開口された袋状にして成形されているとともに、側面に
は引き出し口14が形成されている。この引き出し口1
4は、シート状材13を引き出すためのものであり、シ
ート状材13の左右幅よりも若干大きめに形成されてい
る。
【0011】なお、ここで、ライニング6には、ブラケ
ット10が取り付けられる位置に対応して取付孔15
(図5参照)が貫通して設けられているとともに、フッ
ク8が取り付けられる位置にそれぞれ対応して取付孔1
6(図7参照)が貫通して設けられている他、このライ
ニング6をトランクリッド3の内側に固定するための複
数の取付孔17(図5参照)が形成されている。一方、
ライニング6が取り付けられるトランクリッド3側に
は、取付孔16に対応している取付孔18が形成されて
いるとともに、取付孔17に対応している取付孔19が
形成されている。
ット10が取り付けられる位置に対応して取付孔15
(図5参照)が貫通して設けられているとともに、フッ
ク8が取り付けられる位置にそれぞれ対応して取付孔1
6(図7参照)が貫通して設けられている他、このライ
ニング6をトランクリッド3の内側に固定するための複
数の取付孔17(図5参照)が形成されている。一方、
ライニング6が取り付けられるトランクリッド3側に
は、取付孔16に対応している取付孔18が形成されて
いるとともに、取付孔17に対応している取付孔19が
形成されている。
【0012】そして、リトラクターカバー9には、ライ
ニング6がトランクリッド3に取り付けられる前にブラ
ケット10,シート状材13が巻回されたシャフト1
1,戻しバネ部12が組み込まれる。また、この組み込
みでは、まずブラケット10,シート状材13が巻回さ
れたシャフト11,戻しバネ部12を一体化した状態
で、左右のブラケット10をライニング6の裏面側より
取付孔15にブラケット10の取付孔20を対応させて
加締め部材24で固定することにより取り付ける。な
お、取り付けた後は、シャフト11に巻回されているシ
ート状材13の巻終わり端を引き出し口14を通してリ
トラクターカバー9の前面側に引き出しておく。
ニング6がトランクリッド3に取り付けられる前にブラ
ケット10,シート状材13が巻回されたシャフト1
1,戻しバネ部12が組み込まれる。また、この組み込
みでは、まずブラケット10,シート状材13が巻回さ
れたシャフト11,戻しバネ部12を一体化した状態
で、左右のブラケット10をライニング6の裏面側より
取付孔15にブラケット10の取付孔20を対応させて
加締め部材24で固定することにより取り付ける。な
お、取り付けた後は、シャフト11に巻回されているシ
ート状材13の巻終わり端を引き出し口14を通してリ
トラクターカバー9の前面側に引き出しておく。
【0013】このように構成されたリトラクター7の部
分では、引き出し口14より引き出されているシート状
材13の巻終わり端をつかんで引くと、巻き戻し部12
内の図示せぬ巻きバネ部材がバネチャージされながらシ
ート状材13が引き出され、また引き力を解くと巻き戻
し部12のバネチャージ力で元の位置、すなわちシート
状材13の巻終わり端が引き出し口14より僅かに引き
出された状態まで自動的に巻取られる。
分では、引き出し口14より引き出されているシート状
材13の巻終わり端をつかんで引くと、巻き戻し部12
内の図示せぬ巻きバネ部材がバネチャージされながらシ
ート状材13が引き出され、また引き力を解くと巻き戻
し部12のバネチャージ力で元の位置、すなわちシート
状材13の巻終わり端が引き出し口14より僅かに引き
出された状態まで自動的に巻取られる。
【0014】次に、複数のフック8は、図7に示すよう
に、略L字状に形成されたカギ状部分8aと、このカギ
状部分8aとの間に鍔部8bを設けて、カギ状部8aの
下端に形成されたクリップ部8cとを一体に有して樹脂
材で形成されている。なお、クリップ部8cはトランク
リッド3側の取付孔18よりも大きな外周部分を有した
膨出部として作られているとともに、下端側から鍔部8
b側に向かってスリット21が設けられていて、このス
リット21により内側に弾性変形し易くなっている。
に、略L字状に形成されたカギ状部分8aと、このカギ
状部分8aとの間に鍔部8bを設けて、カギ状部8aの
下端に形成されたクリップ部8cとを一体に有して樹脂
材で形成されている。なお、クリップ部8cはトランク
リッド3側の取付孔18よりも大きな外周部分を有した
膨出部として作られているとともに、下端側から鍔部8
b側に向かってスリット21が設けられていて、このス
リット21により内側に弾性変形し易くなっている。
【0015】そして、このフック8は、カギ状部分8a
の先端が各々外側を向いた状態にして取り付けられる。
また、このフック8は、ライニング6をトランクリッド
3の内面に取り付ける取付部材を兼ねており、ライニン
グ6をトランクリッド3に取り付ける場合は、ライニン
グ6の取付孔16をトランクリッド3側の取付孔18に
合わせ、この状態でフック8のクリップ部8cを取付孔
16側より圧入させる。すると、圧入時にはクリップ部
8cが内側に弾性変形されながら挿入され、取付孔18
を通過し終わると裏面側で拡開されて抜け止めされ、こ
れによりライニング6とフック8を同時にトランクリッ
ド3に取り付けることができる。したがって、各フック
8をそれぞれ取り付けて行くことによって、ライニング
6をトランクリッド3に固定することができる。なお、
この後からは取付孔17を通して取付孔19に取付ビス
25を取り付けることにより、ライニング6をトランク
リッド3の内面に強固に固定することができ、これによ
り組み込みが完了する。このように、本発明のフック8
はライニング6の取り付けを兼ねることが可能であり、
その分だけ専用の取付ビス25を少なくできる。
の先端が各々外側を向いた状態にして取り付けられる。
また、このフック8は、ライニング6をトランクリッド
3の内面に取り付ける取付部材を兼ねており、ライニン
グ6をトランクリッド3に取り付ける場合は、ライニン
グ6の取付孔16をトランクリッド3側の取付孔18に
合わせ、この状態でフック8のクリップ部8cを取付孔
16側より圧入させる。すると、圧入時にはクリップ部
8cが内側に弾性変形されながら挿入され、取付孔18
を通過し終わると裏面側で拡開されて抜け止めされ、こ
れによりライニング6とフック8を同時にトランクリッ
ド3に取り付けることができる。したがって、各フック
8をそれぞれ取り付けて行くことによって、ライニング
6をトランクリッド3に固定することができる。なお、
この後からは取付孔17を通して取付孔19に取付ビス
25を取り付けることにより、ライニング6をトランク
リッド3の内面に強固に固定することができ、これによ
り組み込みが完了する。このように、本発明のフック8
はライニング6の取り付けを兼ねることが可能であり、
その分だけ専用の取付ビス25を少なくできる。
【0016】このようにしてライニング6と共にトラン
クリッド3に取り付けられた物品保持装置は、シート状
材13を使用しないときの状態が図2に示され、シート
状材13を使用するときの状態が図1に示されている。
すなわち、シート状材13を使用しないときには、シー
ト状材13とフック8とが係合されていない状態にして
おく。すると、シート状材13が巻取られて巻終わり端
だけが引き出し口14より僅かに引き出された状態で保
持されている。図2乃至図4はこの不使用状態を示して
いる。したがって、このシート状材がリトラクターに巻
き込まれている状態ではトランクリッドを開けてもトラ
ンクリッド内面にはシート状材13がほとんど見えない
ので見栄えが良い。また、使用しないときには、こうし
てシート状材13をリトラクター7内に巻き込んで収納
しておくと汚れたり、破損したりするのが防止され、長
期に渡って外観を良好な状態に維持しておくことができ
る。
クリッド3に取り付けられた物品保持装置は、シート状
材13を使用しないときの状態が図2に示され、シート
状材13を使用するときの状態が図1に示されている。
すなわち、シート状材13を使用しないときには、シー
ト状材13とフック8とが係合されていない状態にして
おく。すると、シート状材13が巻取られて巻終わり端
だけが引き出し口14より僅かに引き出された状態で保
持されている。図2乃至図4はこの不使用状態を示して
いる。したがって、このシート状材がリトラクターに巻
き込まれている状態ではトランクリッドを開けてもトラ
ンクリッド内面にはシート状材13がほとんど見えない
ので見栄えが良い。また、使用しないときには、こうし
てシート状材13をリトラクター7内に巻き込んで収納
しておくと汚れたり、破損したりするのが防止され、長
期に渡って外観を良好な状態に維持しておくことができ
る。
【0017】これに対して、シート状材13を使用する
場合は、引き出し口14より引き出されているシート状
材13の巻終わり端をつかんで引く。すると、巻き戻し
部12内の図示せぬ巻きバネ部材がバネチャージされな
がらシート状材13が引き出される。また、この引き出
されたシート状材13の補強用枠材13bをフック8に
係合させるとライニング6とシート状材13との間に袋
状部が形成された状態にしてシート状材13がライニン
グ6の内面に張られ、この袋状部内に小物類を収納する
ことができる。図1はこの状態を示している。また、補
強用枠材13bを掛けるフック8の位置を選択すること
により、袋状部の大きさを変えることも可能である。
場合は、引き出し口14より引き出されているシート状
材13の巻終わり端をつかんで引く。すると、巻き戻し
部12内の図示せぬ巻きバネ部材がバネチャージされな
がらシート状材13が引き出される。また、この引き出
されたシート状材13の補強用枠材13bをフック8に
係合させるとライニング6とシート状材13との間に袋
状部が形成された状態にしてシート状材13がライニン
グ6の内面に張られ、この袋状部内に小物類を収納する
ことができる。図1はこの状態を示している。また、補
強用枠材13bを掛けるフック8の位置を選択すること
により、袋状部の大きさを変えることも可能である。
【0018】また、シート状部材13の使用が済んだ
ら、補強用枠材13bのフック8に対する係合を解除す
る。すると、それまでチャージされていた巻き戻し部1
2のバネチャージ力で、シート状材13の巻終わり端が
引き出し口14より僅かに引き出された元の位置まで自
動的に巻取られて、図2乃至図4に示した状態まで復帰
する。
ら、補強用枠材13bのフック8に対する係合を解除す
る。すると、それまでチャージされていた巻き戻し部1
2のバネチャージ力で、シート状材13の巻終わり端が
引き出し口14より僅かに引き出された元の位置まで自
動的に巻取られて、図2乃至図4に示した状態まで復帰
する。
【0019】なお、上記実施例では、ライニング6上に
物品保持装置を形成した構造を開示したが、ライニング
6を介さずにトランクリッド3の内面に直接設けても良
いものである。
物品保持装置を形成した構造を開示したが、ライニング
6を介さずにトランクリッド3の内面に直接設けても良
いものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る自動
車のトランクルーム用物品保持装置によれば、使用しな
いときにはシート状材をリトラクター内に巻き込んで格
納しておき、使用するときに引き出して使用することが
できる。そして、シート状材をリトラクターに巻き込ん
だ状態ではトランクリッドを開けても煩雑にならず、ま
た、シート状材をリトラクター内に巻き込んで収納して
おくと汚れたり、破損したりすることもなく、長期に渡
って外観を良好な状態に維持できる。また、リトラクタ
ーはトランクリット内面に設けられる関係で、長さの大
きなものを用いることが可能であり、広いシート状材を
引き出すようにすることもできる。このように、本発明
の物品保持装置は、使い勝手が良く、収納する物品に制
約されず実用性に優れている。
車のトランクルーム用物品保持装置によれば、使用しな
いときにはシート状材をリトラクター内に巻き込んで格
納しておき、使用するときに引き出して使用することが
できる。そして、シート状材をリトラクターに巻き込ん
だ状態ではトランクリッドを開けても煩雑にならず、ま
た、シート状材をリトラクター内に巻き込んで収納して
おくと汚れたり、破損したりすることもなく、長期に渡
って外観を良好な状態に維持できる。また、リトラクタ
ーはトランクリット内面に設けられる関係で、長さの大
きなものを用いることが可能であり、広いシート状材を
引き出すようにすることもできる。このように、本発明
の物品保持装置は、使い勝手が良く、収納する物品に制
約されず実用性に優れている。
【図1】本発明の一実施例である自動車の後部構造をト
ランクリッドを開け、かつ物品を保持可能な状態で示す
斜視図である。
ランクリッドを開け、かつ物品を保持可能な状態で示す
斜視図である。
【図2】前記自動車の後部構造をトランクリッドを開
け、かつシート状材を巻き込んだ状態で示す斜視図であ
る。
け、かつシート状材を巻き込んだ状態で示す斜視図であ
る。
【図3】前記物品保持装置の内部構造を示す図である。
【図4】図3のA−A線に沿う概略断面図である。
【図5】図3のB−B線に沿う概略断面図である。
【図6】前記部品保持装置の要部斜視図である。
【図7】図6のC−C線に沿う概略断面図である。
2 トランクルーム 3 トランクリッド 6 ライニング(リッドカバー) 7 リトラクター 8 フック 8c クリップ部 12 戻しバネ部 13 シート状材
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車のトランクリッド内面に設けられ
るトランクルーム用物品保持装置において、 シート状材を巻き込み・引き出し可能に格納したリトラ
クターをトランクリッドの内面に設ける一方、前記リト
ラクターより引き出されたシート状材を係脱自在に係止
してトランクリッドの内面に張られた状態に保持してお
くための複数のフックをトランクリッドの内面に設けた
ことを特徴とする自動車のトランクルーム用物品保持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7924194A JPH07266989A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 自動車のトランクルーム用物品保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7924194A JPH07266989A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 自動車のトランクルーム用物品保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266989A true JPH07266989A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13684369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7924194A Pending JPH07266989A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 自動車のトランクルーム用物品保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07266989A (ja) |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP7924194A patent/JPH07266989A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3276512A (en) | Cover for the interior of an automobile | |
US5213243A (en) | Automobile tissue dispenser | |
JP2001315581A (ja) | 車両用荷物保持装置 | |
US5855406A (en) | Storage and deployment system for automobile covers | |
US5992718A (en) | Container attachment | |
JP2005537188A (ja) | 引込み可能なベルトを有する車両荷物パネル | |
US10946806B2 (en) | Mesh pocket for vehicle | |
JPH10315836A (ja) | 自動車用多機能型収納体 | |
JPH07266989A (ja) | 自動車のトランクルーム用物品保持装置 | |
JPS59190040A (ja) | 荷室等のカバ−装置 | |
JP2000262351A (ja) | 自動車用シートのポケット構造 | |
JPH0885390A (ja) | 車両用荷物室遮蔽装置 | |
JPH0423070Y2 (ja) | ||
JP3045640B2 (ja) | 車両用バックドア | |
JP3909205B2 (ja) | 車両の物品保持装置 | |
JPH0353942Y2 (ja) | ||
JP2003118492A (ja) | トリム部品における開閉リッドのヒンジ構造 | |
JPH0440541Y2 (ja) | ||
KR0134175Y1 (ko) | 승용차 뒷좌석의 장물 삽입장치 | |
JPH0347951Y2 (ja) | ||
JPH0544201Y2 (ja) | ||
JPH03292231A (ja) | 自動車の荷室隠蔽用パッケージトレートリム | |
JPH086618Y2 (ja) | 車両用仕切りネット装置 | |
JPS6024666Y2 (ja) | 自動車のリヤパ−セルトレイ | |
JPS6342048Y2 (ja) |