JP3045640B2 - 車両用バックドア - Google Patents

車両用バックドア

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JP3045640B2
JP3045640B2 JP6195991A JP19599194A JP3045640B2 JP 3045640 B2 JP3045640 B2 JP 3045640B2 JP 6195991 A JP6195991 A JP 6195991A JP 19599194 A JP19599194 A JP 19599194A JP 3045640 B2 JP3045640 B2 JP 3045640B2
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清 五島
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パジェロ製造株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に幌車両用のバック
ドアに関するものであり、特に、その内側のドアトリム
等に小物収納用のポケットを設けるようにした車両用バ
ックドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、幌タイプの車両におけるバック
ドアは、ベルトラインから下方の部分には、板金製プレ
ス成形品等からなるパネル部が形成され、一方上部側に
は、幌天井(キャンバストップ)と同一素材からなる幌
部が形成され、これらパネル部と幌部とがつなぎあわさ
れる(一体化される)ことによってバックドアが形成さ
れるようになっているものである。そして、このような
構成からなるバックドアの内側、特に、パネル部の内側
の部分には、ボード等からなるドアトリムが装着されて
おり、これによって粗隠しが施されているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
幌タイプの車両においては、小物等の収納されるコンソ
ールボックス、あるいは、ドアポケット等の、いわゆる
小物入れ部が少ないという問題点がある。そこで、この
ような問題点を解決するために、バックドア周りのスペ
ースを利用して、手荷物等の小物品の収納をすることの
できるようにしたバックドアを提供しようとするのが、
本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、車両用のバックドアに関して、パネル部
を形成する部分であって、その内側の部分に、ボード及
び当該ボードの表面に取り付けられたバンドからなるド
アトリムを設け、更に、当該ドアトリムの上方部に、当
該ドアトリムの一部を被うように形成された布製の生地
からなるものであって、その表面にテープファスナ付き
のリッドの取付けられたポケットを有するシート状部材
を設け、このようなシート状部材を基礎にポケットアセ
ンブリを形成させるとともに、当該ポケットアセンブリ
の、その上方部をパネル部の上端部に着脱自在なように
取付けるようにし、一方、下方部はドアトリムの上方部
に着脱自在なように取付けるようにした構成を採ること
とした。また、パネル部と幌部とからなる車両用のバッ
クドアにあっては、上記ポケットアセンブリの上方部
を、上記幌部の下端部に縫製手段等により取付けるよう
した構成を採ることとした。
【0005】
【作用】上記構成を採ることにより、本発明において
は、次のような作用を呈することとなる。すなわち、図
3に示す如く、バックドアのパネル部1の内側にドアト
リム5が取り付けられ、更に、このようなドアトリム5
の上方部に、当該ドアトリム5の上方部を被うようにポ
ケットアセンブリ3が取り付けられると(図2参照)、
当該ポケットアセンブリ3を形成するポケット(ポケッ
ト本体)33内に、手荷物等の小物品を収納することが
できるようになる。
【0006】これによって、従来、荷物室内等に放置さ
れていた小物品、あるいは座席の上等におかれていた地
図帳等が、ポケット本体33内に収納されることとな
り、車室内の整理整頓が図られることとなる。特に、本
ポケットアセンブリ3には、リッド32が設けられてい
る構成からなるものであるので、このリッド32を上記
小物品等の収納されたポケット本体33上に被せること
によって、収納された小物品等を、ほこり等から保護す
ることができるようになる。また、車両の走行中におけ
る振動等により、上記ポケット本体33から、上記小物
品がこぼれ落ちたりすることの無いようにすることがで
きる。
【0007】また、ポケットアセンブリ3の裏側には、
バンド付きのトリムボード51がドアトリム5として装
着されていることより、平板状のものであって、比較的
大形のもの、例えばスケッチブック等が上記バンド52
を介することによって収納されるようになる(図5参
照)。その結果、従来、座席上等に置かれていた物が要
領よく収納されることとなるので、車室内が整頓され、
安全運転にも寄与することとなる。このようにバックド
ア周りのスペースが有効活用されることとなり、車室内
の整理整頓が図られることとなる。
【0008】また、本ポケットアセンブリ3は、布製の
シート状生地31をベースに形成されているものであ
り、その上端部は、例えば幌車両の場合、図4に示す如
く、幌部2を形成するキャンバス21の下端部等に縫製
手段等により装着されているものである。従って、本車
両が、上記幌部2が巻取られて、いわゆるオープントッ
プの状態で使用される場合においても、上記ポケットア
センブリ3の上部取付部には何んらの影響も及ぼさな
い。特に、本発明においては、ポケットアセンブリ3に
はリッド32が設けられており、また、当該リッド32
とポケット本体33との間には、ベルクロファスナ等か
らなるテープファスナ39が設けられていることより、
このテープファスナ39を作動させることによって、上
記リッド32は上記ポケット本体33上に確実に保持
(固定)されることとなる。従って、走行風等によって
ポケット本体33内の収納物(小物品)等が吹き飛ばさ
れたりすることが無い。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について、図1ないし図5を
基に説明する。本実施例のものは、図1に示す如く、主
にキャンバストップ等からなる幌車両に用いられるバッ
クドアに関するものであり、ベルトラインから下の部分
に形成される板金プレス製のパネル部1と、当該パネル
部1の上方に取り付けられる幌部2とからなることを基
本とするものである。
【0010】このような基本構成において、上記パネル
部1の内側、すなわち、車室内側であるインナパネル1
9側には、図1及び図3に示す如く、ドアトリム5が、
クリップ(トリムクリップ)54等を介して取り付けら
れるようになっているものである。このドアトリム5
は、ボード材等からなるトリムボード51を基礎として
形成されるものであり、更に、このトリムボード51の
表面側には、ゴム材等の弾力性のあるストラップ部材か
らなるバンド52が設けられている構成からなるもので
ある。なお、このバンド52は、スプリングナット55
等を介して、その両端部が上記トリムボード51の裏面
に取り付けられるようになっているものである。
【0011】上記構成からなるドアトリム5の上部表面
側に取り付けられるポケットアセンブリ3は、図2に示
す如く、布製のシート状生地31を基礎にして形成され
るものである。このようなシート状生地31の表面上
に、同じく布製等からなるポケット(ポケット本体)3
3が縫製手段等により取り付けられ、更に、当該ポケッ
ト本体33の上部開口部には、リッド32が取り付けら
れるようになっているものである。なお、このような構
成において、上記リッド32とポケット本体33の開口
部との間には、ベルクロファスナ等からなるテープファ
スナ39が設けられている。そして、このような構成か
らなるポケットアセンブリ3が、上記ドアトリム5の表
面等に取り付けられるようになっているものである。
【0012】この取付部の具体的構成は、図2及び図4
に示す如く、その上方部は、幌部2のキャンバス部21
の下端部近くに縫製手段等により縫い付けられるか、あ
るいは、ベルクロファスナ等からなるテープファスナま
たはクリップ等によって、上記パネル部1の上端部に着
脱自在なように取り付けられるようになっているもので
ある。そして、下方部は、図2に示す如く、ドアトリム
5のトリムボード51の上部表面に、ベルクロファスナ
等からなるテープファスナ38を介して取り付けられる
ようになっているものである。このように、本ポケット
アセンブリ3は、その上下端部が、幌部2の下方部また
はパネル部1の上端部とドアトリム5の上方部とに取り
付けられるようになっており、当該車両が、例えば、幌
部2等が巻上げられてオープントップの状態で走行する
ようになったとしても、当該ポケットアセンブリ3は、
走行風によってバタ付いたりすることが無いようになっ
ている。
【0013】このような構成からなるパネル部1、ドア
トリム5、及びポケットアセンブリ3が取り付けられた
状態において、図1及び図4に示す如く、上記パネル部
1の上端部と上記幌部2の下端部とが連結されることに
よって、幌車両用のバックドアが形成されることとな
る。なお、このパネル部1と幌部2との間の連結部の構
造は、図1及び図4に示す如く、上記パネル部1の外側
上端部に設けられたソケット11と、上記幌部2のキャ
ンバス部21の下方部に設けられたロッド22とを係合
(嵌合)させることによって結合されるようになってい
るものである。具体的には、上記キャンバス部21の下
端部に設けられた袋状のホルダ23内に設置された上記
ロッド22の一部を、上記パネル部1の上端部に設けら
れた複数個のソケット11内に嵌め込むことによって結
合が行なわれるようになっているものである。このよう
にして一体化され、そして形成されたバックドアの車室
内側に、上記ポケットアセンブリ3が装着されるように
なっている。
【0014】このような構成からなる本実施例の作用等
について説明する。なお、本実施例の作用は、上記作用
の欄のところで述べたものと基本的には同じである。す
なわち、図1及び図2に示す如く、バックドアの車室内
側にトリムボード51あるいはポケットアセンブリ3等
が装着されると、小物品等は、上記ポケットアセンブリ
3のポケット本体33内に収納されるとともに、スケッ
チブック等の薄くて大形のもの、あるいは図5に示すよ
うな長尺物のスポーツ用具等は、トリムボード51のと
ころにバンド52を介して取り付けられるようになり、
車室内の整理整頓が図られることとなる。特に、本ポケ
ット本体33の開口部のところには、図1及び図2に示
す如く、リッド32が設けられており、しかも、このリ
ッド32のところにはテープファスナ39が設けられて
いるところから、ポケット本体33内に収納された小物
品等が、車両の振動等によって飛び出したり、走行風に
よって吹き飛ばされたりすることが無い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、車両用のバックドアに
関して、パネル部を形成する部分であって、その内側の
部分に、ボード及び当該ボードの表面に取り付けられた
バンドからなるドアトリムを設け、更に、当該ドアトリ
ムの上方部に、当該ドアトリムの一部を被うように形成
された布製の生地からなるものであって、その表面にポ
ケットを有するシート状部材を設けてなる構成を採るこ
ととしたので、当該ポケット内には小物品等が収納され
るようになり、車室内の整理整頓が図られるようになっ
た。また、当該ポケットには、リッドが設けられてお
り、当該リッドにはテープファスナが設けられているの
で、収納された小物品等がポケットから飛び出したり、
あるいは走行風によって吹き飛ばされたりすることが無
くなった。また、上記ドアトリムの車室内側にはゴムバ
ンドが設けられており、このゴムバンドを介して大形の
スケッチブック、あるいは長尺物等が収納されるように
なったので、これによって、更に車室内の整理整頓が図
られるようになり、延いては、安全運転に寄与すること
ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の全体構成を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかるパネル部周りの構成を示す展開
斜視図である。
【図4】本発明にかかる幌部とパネル部との間の結合構
成を示す展開斜視図である。
【図5】本発明にかかるドアトリムの利用態様を示す図
である。
【符号の説明】
1 パネル部 11 ソケット 19 インナパネル 2 幌部 21 キャンバス部 22 ロッド 23 ホルダ 3 ポケットアセンブリ 31 シート状生地 32 リッド 33 ポケット(ポケット本体) 38 テープファスナ 39 テープファスナ 5 ドアトリム 51 ボード(トリムボード) 52 バンド 54 クリップ(トリムクリップ) 55 スプリングナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/04 B60J 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用のバックドアにおいて、パネル部
    を形成する部分であって、その内側の部分に、ボード及
    び当該ボードの表面に取り付けられたバンドからなるド
    アトリムを設け、更に、当該ドアトリムの上方部に、当
    該ドアトリムの一部を被うように形成された布製の生地
    からなるものであって、その表面にテープファスナ付き
    のリッドの取付けられたポケットを有するシート状部材
    を設け、このようなシート状部材を基礎にポケットアセ
    ンブリを形成させるとともに、当該ポケットアセンブリ
    の、その上方部をパネル部の上端部に着脱自在なように
    取付け、一方、下方部はドアトリムの上方部に着脱自在
    なように取付けるようにした構成からなることを特徴と
    する車両用バックドア。
  2. 【請求項2】 パネル部と幌部とからなる車両用のバッ
    クドアにおいて、パネル部を形成する部分であって、そ
    の内側の部分に、ボード及び当該ボードの表面に取り付
    けられたバンドからなるドアトリムを設け、更に、当該
    ドアトリムの上方部であって、上記幌部の下端部に近い
    ところに、上記ドアトリムの一部を被うように形成され
    た布製の生地からなるものであって、その表面にテープ
    ファスナ付きのリッドの取付けられたポケットを有する
    シート状部材を設け、このようなシート状部材を基礎に
    ポケットアセンブリを形成させるとともに、当該ポケッ
    トアセンブリの、その上方部を幌部の下端部側に縫製手
    段にて取付け、一方、下方部はドアトリムの上方部に着
    脱自在なように取付けるようにした構成からなることを
    特徴とする車両用バックドア。
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JP3878220B2 (ja) * 1996-09-30 2007-02-07 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置
JP6446173B2 (ja) 2013-08-07 2018-12-26 日産ライトトラック株式会社 車両のスライド窓及び給電装置
JP6347924B2 (ja) * 2013-08-07 2018-06-27 日産ライトトラック株式会社 車両のスライド窓及びトリムボードの固定方法
JP6730349B2 (ja) * 2018-03-19 2020-07-29 本田技研工業株式会社 車両の収納ベルト装置

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