JPH0353942Y2 - - Google Patents

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JPH0353942Y2
JPH0353942Y2 JP1986092981U JP9298186U JPH0353942Y2 JP H0353942 Y2 JPH0353942 Y2 JP H0353942Y2 JP 1986092981 U JP1986092981 U JP 1986092981U JP 9298186 U JP9298186 U JP 9298186U JP H0353942 Y2 JPH0353942 Y2 JP H0353942Y2
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JP
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pocket
elastic band
trim
recess
holding member
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、車室内あるいはトランクルーム内
に設けられるポケツト構造の改良に関する。
《従来の技術とその問題点》 周知のように、自動車のポケツト構造として
は、例えば第8図に示すように、ドアトリム1の
下側に取着される樹脂成形体からなるポケツト本
体2が知られているが、このポケツト構造におい
ては、内部の収納スペースを大きく設定した場
合、小物類を収納したとき、走行中の振動等によ
りポケツト内部でこれら小物が移動し、小物を確
実に保持することができないという不具合があ
り、逆にポケツト本体2に仕切り部材3を設定し
て、収納スペースを区切つた場合、比較的大きな
荷物を収納できないという不具合があつた。
さらに、ワツクス缶等の円筒状の物品を収納す
る場合、第8図に示すポケツト構造では、確実に
保持することができず、缶等が倒れ易く、たとえ
倒れなくても振動等により容易にガタツキ音が発
生する欠点が指摘されていた。
また、トランクルーム内のポケツト構造として
は、第9図に示すように、トランクルームトリム
4(トランクルームの底面と4周壁面に沿つて添
装された内装材)の周壁5に形成された凹部6を
物品の収納スペースとして設定し、走行中の振動
や急ハンドル等により荷物類が倒れないように、
ゴムバンド7等の保持部材でこれら荷物類を保持
するようにしている。
しかしながら、このような構造のポケツト構造
では、凹部6の壁面6aとゴムバンド7との挟持
力により、荷物Pを保持するものであるから、そ
の保持強度は荷物Pの大きさならびに形状に大き
く左右され、一定せず、かつその保持力も弱いも
のであり、走行振動等により荷物Pが倒れ易いな
ど実用的ではなかつた。
《考案の目的》 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、荷物の大き
さ、形状に制限を受けることなく、これら荷物を
確実に保持することを可能にした車両用ポケツト
構造を提供することにある。
《考案の構成》 上記目的を達成するために、本考案は、車室内
あるいはトランクルーム内のトリム面にポケツト
本体を取着するか、あるいはこのトリム面に凹部
を形成し、この凹部に保持部材を設定して、物品
収納機能を備えるようにした車両用ポケツト構造
において、 前記トリムの裏面側に弾性バンドの両端が固定
されトリム面に形成された開口を通して、二条の
弾性バンドが室内側のポケツト空間内に引出し可
能に設置されているとともに、この二条の弾性バ
ンドの先端に係合部が設けられ、この係合部がポ
ケツト本体あるいは保持部材に着脱可能に係合す
るように構成されていることを特徴とする。
すなわち、前記構成によれば、トリム面に形成
された開口から弾性バンドを室内側のポケツト空
間内にこの弾性バンドの先端部に設けた係合部を
ポケツト本体あるいは保持部材に係合させれば、
この弾性バンドが収納スペースとしてのポケツト
空間を仕切る仕切り部材として作用するため、そ
れほど大きくない荷物を収納する際便利である。
また、この弾性バンドは非使用時は、トリムの
裏面側に収納され、係合部のみがトリム表面に位
置するだけであり、室内美観をそれほど損うこと
がなく、かつ大形の荷物を収納する際ポケツト空
間全体を使用できるため、便利である。
このように、本願のポケツト構造によれば、弾
性バンドを仕切り部材として使用した場合は、小
型の荷物の収納に好適であり、また、弾性バンド
を使用しない場合は、ポケツト全体を有効に利用
でき、大型の荷物の収納に適していることから、
使い勝手が非常に良いという効果を有する。
更に、例えば、ワツクス缶等の円筒状の物品を
弾性バンドで挟み込んで確実に保持することがで
きるものであるから、従来のポケツトでは確実に
収納保持することが不可能であつた、円筒状物品
を確実に保持できる効果もある。
《実施例の説明》 以下、本考案に係る車両用ポケツト構造の実施
例について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図ないし第4図は本願に係るポケツト構造
の第1実施例を示すもので、第1図は全体構成を
示す斜視図、第2図ないし第4図は第1実施例の
ポケツト機能を示すそれぞれ斜視図、第5図は本
願に係るポケツト構造の第2実施例を示す斜視
図、第6図ならびに第7図は本願に係るポケツト
の構造の第3実施例を示す斜視図にならびに使用
説明図である。
まず、第1図に基づき本願の第1実施例につい
て説明する。
この図において符号10は樹脂成形体からなる
ポケツト本体を示し、このポケツト本体10は、
ドアトリム11の下側の適宜位置に公知の手段に
より取着されている。
そして、このドアトリム11の裏面側には、長
尺状の弾性バンド12が、左右方向に沿つて設定
され、その両端12a,12bがドアトリム11
裏面に固着され、かつ弾性バンド12のほぼ中央
がドアトリム11の開口13を通して引出せるよ
うになつている。
そして、この弾性バンド12のほぼ中央部に固
定されたフツク14をポケツト本体10の前面ほ
ぼ中央に開設した係止孔15内に係合させれば、
ドアトリム11裏面側に格納されていた弾性バン
ド12が、ポケツト本体10で画成されるポケツ
ト空間を区切る仕切り部材として機能する。
第2図は、この弾性バンド12のフツク14を
係止孔15内に係合させ、弾性バンド12を仕切
り部材として使用した状態を示している。このよ
うにすれば、弾性バンド12により収納した荷物
P1が、走行中の振動、急ハンドル等により倒れ
たり、またポケツト空間内を移動したりすること
がなく、また荷物P1を傷付けることがないなど
極めて実用的である。
第3図ならびに第4図は本願ポケツト構造に用
いる弾性バンド12の物品保持機能をそれぞれ示
す説明図である。
第3図は、室内側に引出された二条の弾性バン
ド12同士の挟持力により、ワツクス缶等の円筒
状の荷物P2を挟み込んで、この荷物P2をポケツ
ト内で確実に保持することができる。
なお、この円筒状の荷物P2の大きさ、形状に
左右されることがない。
次に、第4図に示すように、ポケツト本体10
内に収納されないような、例えば折畳み傘P3
如きものは、二条の弾性バンド12により挟み込
んだ状態で、ポケツト本体10に上面に載置し
て、これら荷物P3を確実に保持することができ
る。
このように、第2図ないし第4図にそれぞれ使
用状態を説明したように、それほど大形でない荷
物P1は、弾性バンド12を仕切り部材として使
用し、また、従来収納保持が困難であつた円筒状
の荷物P2は二条の弾性バンドで挟み込んで保持
することができ、また折畳み傘の如き長尺物P3
は、二条の弾性バンド12で挟み込みポケツト本
体10の上面に載置して保持するようにしたもの
であるから、極めて使い勝手がよい。
第5図は弾性バンド12′の係合手段の変形例
を示すもので、この実施例にあつては、ドアトリ
ム11′に2つのスリツト16,16を設け、こ
のスリツト16,16間で弾性バンド12′が室
内側に位置するように設定されており、この弾性
バンド12′をポケツト本体10′の前面に形成し
た切欠き17に係合させるようにしてもよい。
以上は、ドアトリムのポケツト構造に本願を適
用した実施例であるが、第6図、第7図は、本願
に係るポケツト構造をトランクルームトリムに適
用した実施例を示す。
この実施例にあつては、トランクルームトリム
18の側壁面の19に凹部20が形成され、この
凹部20をポケツト空間としており、この凹部2
0内に収納される物品を保持するための弾性バン
ド等の保持部材21が、適度の緊張力をもつて、
凹部20内に張架されている。
さらにこの凹部20の内奥部裏面側に、保持部
材21とほぼ平行状態で弾性バンド22の両端が
固定され、内奥部20aに形成した開口23から
トランクルーム内側にこの弾性バンド22が引出
せるようになつており、弾性バンド22に固定し
たフツク24を保持部材21に係合させることに
より、凹部20内の収納スペースを区切る仕切り
部材として作用するとともに、この二条の弾性バ
ンド22同士で、例えば第7図に示す円筒状の荷
物P2を挟み込んで確実に凹部内に収納保持する
ことができる。
また、この実施例にあつても、ドアトリムポケ
ツトと同様に、弾性バンド22に固定したフツク
24の係合を解除して、弾性バンド22をトラン
クルームトリム裏面側に格納するようにすれば、
弾性バンド22はトランクルーム内で目立たず、
トランクルーム内の美観を損うことがなく、かつ
大形の荷物を収納する場合は、保持部材21のみ
の使用により足りるので、何等問題はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用ポケツト構造の第
1実施例を示す全体斜視図、第2図ないし第4図
は第1実施例のポケツト構造の使用状態を示すそ
れぞれ斜視図、第5図は本考案に係る車両用ポケ
ツト構造の第2実施例を示す斜視図、第6図は同
ポケツト構造の第3実施例を示す斜視図、第7図
は第3実施例のポケツト構造の使用状態を説明す
る斜視図、第8図ならびに第9図は従来の車両用
ポケツト構造を示す各斜視図である。 10……ポケツト本体、11……ドアトリム、
12……弾性バンド、13……開口、14……フ
ツク、15……係止孔、16……スリツト、17
……切欠き、18……トランクルームトリム、2
0……凹部、21……保持部材、22……弾性バ
ンド、23……開口、24……フツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車室内あるいはトランクルーム内のトリム面に
    ポケツト本体を取着するか、あるいはこのトリム
    面に凹部を形成し、この凹部に保持部材を設定し
    て、物品収納機能を備えるようにした車両用ポケ
    ツト構造において、 前記トリムの裏面側に弾性バンドの両端が固定
    されトリム面に形成された開口を通して、二条の
    弾性バンドが室内側のポケツト空間内に引出し可
    能に設置されているとともに、この二条の弾性バ
    ンドの先端に係合部が設けられ、この係合部がポ
    ケツト本体あるいは保持部材に着脱可能に係合す
    るように構成されていることを特徴とする車両用
    ポケツト構造。
JP1986092981U 1986-06-18 1986-06-18 Expired JPH0353942Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986092981U JPH0353942Y2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18

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JP1986092981U JPH0353942Y2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18

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JPS62203754U JPS62203754U (ja) 1987-12-25
JPH0353942Y2 true JPH0353942Y2 (ja) 1991-11-27

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JP1986092981U Expired JPH0353942Y2 (ja) 1986-06-18 1986-06-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58186955U (ja) * 1982-06-08 1983-12-12 日産自動車株式会社 ドアトリムポケツト

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JPS62203754U (ja) 1987-12-25

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