JP2919264B2 - 車両における物品収納部構造 - Google Patents

車両における物品収納部構造

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JP2919264B2 JP3810094A JP3810094A JP2919264B2 JP 2919264 B2 JP2919264 B2 JP 2919264B2 JP 3810094 A JP3810094 A JP 3810094A JP 3810094 A JP3810094 A JP 3810094A JP 2919264 B2 JP2919264 B2 JP 2919264B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスプレー缶等の
小物類を収納する物品収納部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車には、車室のインナサイド
パネルに、該パネルの内側面に対して外方に凹入する物
品収納凹所を形成すると共に、該物品収納凹所の開口の
下部を閉鎖板で閉鎖して、前記凹所内に小物類を収納す
るようにしているが、前記物品収納凹所の奥行よりも小
さい小物類を該凹所内に収納した場合、車両の走行に伴
い、前記小物類が凹所内でガタつき、異音が発生する不
具合がある。
【0003】そこで従来では、例えば実開昭61ー10
6457号公報に示されているように、前記凹所の奥の
側壁に伸縮自由なバンド部材を取付けて、前記側壁に前
記バンド部材を介して前記小物類を止めるようにしたも
のが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記公報
に示された構造のものでは、前記収納凹所内に収納可能
な小物類のガタ付きを抑えることが出来るが、前記凹所
内に収納出来ずに前記凹所の外に置かざるを得ない比較
的大きな物品に対しては、該物品のガタ付きを抑制する
ことは出来ない。
【0005】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、前記物品収納凹所内に
収納する物品のガタ付きだけでなく、該物品収容凹所の
外に置かれる物品のガタ付きをも確実に抑制することの
出来る車両における物品収納部構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、ボデ
ィの内側壁面に、該内側壁面に対して凹入する物品収納
凹所2を形成すると共に、該物品収納凹所2の開口20
の下部を閉鎖する閉鎖壁部3を設けた車両において、閉
鎖壁部3に、該閉鎖壁部3の内側面に対向しこの内側面
とで物品を挟持する第1挟持部41と、閉鎖壁部3の外
側面に対向しこの外側面とで物品を挟持する第2挟持部
42とを備えた環状の弾性帯4を設け、閉鎖壁部となる
閉鎖板3を別途に形成して開口20の下部に組付け、閉
鎖板3の両側端部に弾性帯4の途中を通す切欠き32を
形成すると共に、閉鎖板3の外側面に弾性帯4の第2挟
持部42が嵌合可能な嵌合溝33を形成し、弾性帯4は
閉鎖板3の内外側面に巻回した状態で取り付けられてい
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、前記物品収納凹所2内に収納
する物品は、前記第1挟持部41と前記閉鎖壁部3の内
側面とで挟持すれば、該物品を前記物品収納凹所2内に
おいてガタ付くことなく収納しておくことが出来るし、
また前記物品収納凹所2内に収納することの出来ない嵩
高い物品は、前記物品収納凹所2の外において前記第2
挟持部42と前記閉鎖壁部3の外側面とで挟持すれば、
該物品をガタ付くことなく保持することができる。そし
て、弾性帯4を閉鎖板3に巻回した状態でインサイドパ
ネル1に組付けるものであるから、第2挟持部42を使
わないときに弾性帯4を嵌合溝33に嵌合させておけ
ば、弾性帯4がずれたりすることがない。
【0008】
【実施例】図に示す実施例は、リヤシートの後方にラゲ
ージスペースを設けた2ボックスタイプの車両におい
て、前記ラゲージスペースを画成するインナサイドパネ
ルに物品収納凹所を形成したものであって、具体的に
は、前記インナサイドパネル1に、該パネル1の内側面
に対して車幅方向外方に凹入する開口がほぼ正方形の物
品収納凹所2を形成すると共に、該物品収納凹所2の開
口20の下部に、該開口20の下部を閉鎖する閉鎖壁部
となる別途形成した閉鎖板3を組付けている。
【0009】即ち、図に示す実施例では、前記インナサ
イドパネル1における前記物品収納凹所2の両側方及び
下方に複数の係止孔21を形成すると共に、前記閉鎖板
3の内側面両側部及び下部に、前記各係止孔21に係合
可能な係合爪31を突設して、該係合爪31の前記係止
孔21への係止により、前記閉鎖板3を前記インナサイ
ドパネル1に固定して、該閉鎖板3で前記物品収納凹所
2の開口下部を閉鎖するようにしている。
【0010】しかして以上の構成において図に示す実施
例では、前記閉鎖板3の内側面に対向し、この内側面と
で物品を挾持する第1挾持部41と、前記閉鎖板3の外
側面に対向し、この外側面とで物品を挾持する第2挾持
部42とを備えたゴム材料からなる伸縮可能とした環状
の弾性帯4を前記閉鎖板3に取付けるのである。
【0011】具体的には、前記閉鎖板3の両側端部に前
記弾性帯4の途中を通す切欠32を形成すると共に、該
閉鎖板3の外側面に、前記弾性帯4の第2挟持部42が
嵌合可能な嵌合溝33を形成し、該閉鎖板3を前記イン
ナサイドパネル1に組付ける前に、前記切欠32を介し
て前記弾性帯を前記閉鎖板3の内、外側面に巻回する
と共に、前記第2挟持部42を前記嵌合溝33に嵌め合
わせ、しかる後、前記閉鎖板3を前記インナサイドパネ
ル1に固定するのである。
【0012】尚、図中5は、ラゲージルームのフロアを
構成するフロアパネルを示す。
【0013】以上の構成から成る物品収納部構造にあっ
ては、例えば前記物品収納凹所2内に、該凹所2の奥行
よりも小さな例えばスプレー缶Sを収納する場合には、
前記弾性帯4の第1挾持部41を引き伸ばして、該第1
挾持部41と前記閉鎖板3の内側面との間に前記スプレ
ー缶Sを介装すれば、このスプレー缶Sは、該弾性帯4
の縮み力により、図4に示すごとく前記第1挾持部41
と前記閉鎖板3の内側面とで弾性的に挾持され、従って
車両の走行時、前記スプレー缶Sが前記物品収納凹所2
内においてガタ付くことなく起立状態で確実に保持され
る。
【0014】また物品収納凹所2内に収納することが出
来ないような例えばテニスラケットTにあっては、前記
弾性帯4の第2挾持部42を引き伸ばして、該第2挾持
部42と前記閉鎖板3の外側面との間に前記テニスラケ
ットTを介装すれば、このテニスラケットTは、弾性帯
4の縮み力でもって、図4に示すように前記第2挾持部
42と前記閉鎖板3の外側面乃至インナサイドパネル1
の内側面とで弾性的に挾持されるのであって、従って車
両の走行時、前記テニスラケットTも前記ラゲージルー
ム内においてガタつくことなく所定の姿勢で保持される
のである。
【0015】一方、前記弾性帯4による物品の保持が行
われていない場合には、前記第2挟持部42を前記嵌合
33に嵌合させておけば、前記弾性帯4がずれるよう
なことがない。
【0016】
【0017】
【0018】また以上の実施例では、ラゲージルーム内
に設ける物品収納凹所2に本発明を適用したが、これに
限定されるものではなく、例えば乗員室に設ける物品収
納凹所や、3ボツクスタイプの車両におけるトランクル
ームに形成する物品収納凹所2に本発明を適用してもよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上のごとく本発明は、物品収納凹所2
の開口20の下部を閉鎖する閉鎖壁部3、該閉鎖壁部3
の内側面に対向し、この内側面とで物品を挟持する第1
挟持部41と、閉鎖壁部3の外側面に対向し、この外側
面とで物品を挟持する第2挟持部42とを備えた環状の
弾性帯4を設け、閉鎖壁部となる閉鎖板3を別途に形成
して開口20の下部に組付け、閉鎖板3の両側端部に弾
性帯4の途中を通す切欠き32を形成すると共に、閉鎖
板3の外側面に弾性帯4の第2挟持部42が嵌合可能な
嵌合溝33を形成し、弾性帯4は閉鎖板3の内外側面に
巻回した状態で取り付けられているものである。したが
って、前記物品収納凹所2内に収納する物品を前記第1
挟持部41と前記閉鎖壁部3の内側面とで挟持して、該
物品を前記物品収納凹所2内においてガタ付くことなく
収納しておくことが出来るのは勿論のこと、前記物品収
納凹所2内に収納することの出来ない嵩高い物品にあっ
ても前記物品納凹所2の外において前記第2挟持部4
2と前記閉鎖壁部3の外側面とで挟持して、該物品をガ
タ付くことなく保持することができるに至ったのであ
る。そして、弾性帯4を閉鎖板3に巻回した状態でイン
サイドパネル1に組付けるものであるから、第2挟持部
42を使わないときに弾性帯4を嵌合溝33に嵌合させ
ておけば、弾性帯4がずれたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のインナサイドパネルに形成した物品収納
凹所に本発明を適用した概略斜視図。
【図2】図1におけるXーX線断面図。
【図3】本発明にかかる物品収納部構造の要部を示す一
部切欠側面図。
【図4】物品収納凹所の内外に物品を保持した状態を示
す要部の断面図。
【符号の説明】
2 物品格納凹所 20 開口 3 閉鎖板(閉鎖壁部) 4 弾性帯 41 第1挾持部 42 第2挾持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディの内側壁面に、該内側壁面に対し
    て凹入する物品収納凹所(2)を形成すると共に、該物
    品収納凹所(2)の開口(20)の下部を閉鎖する閉鎖
    壁部(3)を設けた車両において、閉鎖壁部(3)に、
    該閉鎖壁部(3)の内側面に対向しこの内側面とで物品
    を挟持する第1挟持部(41)と、閉鎖壁部(3)の外
    側面に対向しこの外側面とで物品を挟持する第2挟持部
    (42)とを備えた環状の弾性帯(4)を設け、閉鎖壁
    部となる閉鎖板(3)を別途に形成して開口(20)の
    下部に組付け、閉鎖板(3)の両側端部に弾性帯(4)
    の途中を通す切欠き(32)を形成すると共に、閉鎖板
    (3)の外側面に弾性帯(4)の第2挟持部(42)が
    嵌合可能な嵌合溝(33)を形成し、弾性帯(4)は閉
    鎖板(3)の内外側面に巻回した状態で取り付けられて
    いることを特徴とする車両における物品収納部構造。
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