JPS5923634Y2 - バン・ワゴン型自動車荷室の小物入れ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパン・ワゴン型自動車荷室における小物入れ装
置に関するものである。

従来、パン・ワゴン型自動車の荷室には、その側面のト
リムパネルと外板との間の空間を利用し、工具やジヤツ
キ等を格納するようになっている。

その構造は、トリムパネルに開口部を設け、これに蓋板
を開閉自在に取付けたものである。

本考案は上記従来の構造を利用し、工具やジヤツキ等の
格納のみならず小物を容体に格納し、この容体の開口部
の開閉自在な閉塞体としたことである。

以下本考案の実施例を図面により説明する。

第１図及び第２図において１は荷台側面のトリムパネル
、２は開口部である。

本考案はこの開口部に、下半部にポケット４を有する深
皿状の容体３を着脱自在に装着したものである。

すなわち、容体３の上壁面には開口部２の端縁に係脱す
るノブ５を設け、下壁面には開口部２の端縁に保合支持
する保合片６を設ける。

さらに、容体３の前面の下半部に設けたポケット４はレ
ザー等によりヒダを形威し上縁にゴムひも７を挿入して
伸縮自在とする。

また、このポケット４を容体３に装着容易にするために
第５図乃至第７図に示す取付構造とする。

先ず第７図に示すようにポケット４となるレザ゛−の両
側と下側の三辺の端縁にプラスチック材よりなる尖形１
１を有する係止帯１０を接着剤等により一体に結合する
。

一方、容体３側には、第５図及び第６図に示すように、
前記ポケット４の三辺の係止帯１０が挿入されるスリッ
ト８を形成し、このスリット８の側壁に所定間隔て係止
舌片９を形成し、前記係止帯１０の尖形１１が係合し、
抜は止めされる構造である。

本考案は上記の通りの構造であるがら、トリムパネル１
の開口部２に容体３を装着した状態では開口部２を閉塞
し、トリムパネル１と外板との空間部に格納した工具や
ジヤツキ等の格納部の蓋体となり、また、ポケット４内
には洗車道具、ワックス等の小物を収納することができ
る。

しかもポケット４は下半部であり、伸縮自在であるから
、大きな荷物でも室内側に突出した状態で収納すること
ができる。

さらに、開口部２への容体３の装着構造は、容体３の下
壁面に突設した係合片６を開口部２の下端縁に係合させ
、上壁面には開口部２の上端縁に係脱するノブ５によっ
て係合した構成であるために容易に着脱することができ
、トリムパネル１と外板との間に格納される工具やジヤ
ツキ等の出入れや、その近傍に設置されているウオッシ
ャタンクの注水性、尾灯バルブの変換等のサービス性が
向上される。

また、容体３の前面開口の下半部に設けられるポケット
４は、容体３側に設けたスリット８にポケット４に一体
結合されている係止帯１０を挿入し、その尖形１１を係
止舌片９に係止するものであるから、ポケット４の組付
けが容易に得られる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の斜視図、第２図は第１図ＩＩＩＩ線断
面図、第３図は第１図ＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図、第４図
は容体の正面図、第５図はポケット取付の一部正面図、
第６図は第５図■■−■Ｖ線断面図、第７図はポケット
取付端部の一部斜視図である。 １・・・・・・トリムパネル、２・・・・・・開口部、
３・・・・・・容体、４・・・・・・ポケット、５・・
・・・・ノブ、６・・・・・・係合片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 荷室側面のトリムパネル１に開口部２を設け、この開口
   部２にトリムパネル１と外板との間に物品の格納を可能
   とする空間部を存在させるよう前記開口部の蓋を兼ねた
   深皿状の容体３を、その下壁面に突設した係止片６によ
   って開口部２の下端縁に係合させ、上壁面には開口部２
   の上端縁に係脱するノブ５によって係合して着脱自在に
   装着し、前記容体３の前面開口の下半部にはレザー等の
   軟材で中央部にヒダを形威し上縁にゴムひも７を挿入し
   た伸縮自在なポケット４を、その両側と下側の三辺の端
   縁にプラスチック材よりなる尖形１１先端を有する係止
   帯１ｏを一体結合し、容体３側に設けた係止帯１０の挿
   入用スリット８の側壁に設けた係止舌片９に前記係止帯
   によって保合装着して成るパン・ワゴン型自動車荷室の
   小物入れ装置。