JPS5943146Y2 - 自動車のグロ−ブボツクス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のグローブボックスの改良に関する
。

最近の自動車では、第１図及び第２図に示すように、運
転席前部の計器等を取付けるインストルメントパネル１
を、合成樹脂で射出成形によって型成形することが多い
。

その場合、インストルメントパネル１の一側下部に、グ
ローブボックス２を設けて小物入れにしている。

グローブボックス２は、インストルメントパネル１を前
方に凹筐せて一体に作るが、型の抜き方向が矢印αで示
す方向であるので、この制約を受けて内側の上下中が狭
くなり、内容物が少ししか入らない。

グローブボックス２部分を切離して別に作ることもある
が、この場合は、インストルメントパネル１のグローブ
ボックス２を設ける部分が欠け、インストルメントパネ
ル１の剛性が不足して具合が悪い。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下第３
図に示す本考案の実施例について説明する。

インストルメントパネル１は、合成樹脂で射出成形によ
って製作する。

そして、インストルメントパネル１の一側下部に、前方
に凹１せて、グローブボックス２を一体的に設ける。

グローブボックス２は上面を抜いた形に成形する。

これとは別に、上面体３を成形する。

上面体３は、第３図のようにインストルメントパネル１
の上部に連結する形であり、その上面体３は、グローブ
ボックス２の上面周囲に重ね合せ、リベット４等によっ
て連結する。

インストルメントパネル１の上部及び前上部には、パッ
ド５が添着しである。

又、グローブボックス２の前面には、開閉自在に蓋体６
が蝶着される。

Ｔはラジオ用のスピーカーである。しかして、インスト
ルメントパネル１には、グローブボックス２が一体に設
けられているので、入部がなく剛性を高くできる。

グローブボックス２は、上面が抜けており、ここに上面
体３がリベット４等で連結されるので、上面体３の形状
は任意にできて、外側に膨捷せることかできるので、グ
ローブボックス２の内容積を大きくできる。

以上説明したように、この考案は、インストルメントパ
ネルを合成樹脂で成形し、その−側下部を前方に四重せ
てグローブボックスを設けるものニ於て、該グローブボ
ックスの上面を抜いた状態で成形し、該上面の周囲に別
に成形した上面体をリベット等で連結したので、インス
トルメントパネルにグローブボックスが一体にできてい
て、入部がなく剛性を高くできる。

そして、上面体は、外側に任意に広める形状にでき、グ
ロープボツクスの内容積が大きくできて、収容能力が増
大する。

又、製作時の作業性もよくて、安価に製造できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はインストルメントパネルの斜視図、第２図は従
来例を示す第１図Ａ−Ａ矢視拡大断面図、第３図は本考
案の一実施例を示し第２図と同一部分を示す拡大断面図
である。 １・・・・・・インストルメントパネル、２・・・・・
・グローブボックス、３・・・・・・上面体、４・・・
・・・リベット。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂で成形したインストルメントパネルの一側下部
   を前方に凹ｌせて形成する自動車のグローブボックスに
   おいて、上記グローブボックスを上面を抜いた状態で成
   形し、別に成形した上面体をインストルメントパネル上
   部に接続し、上面体を上面の周囲に連結したことを特徴
   とする自動車のグローブボックス。