JPH07266892A - サンルーフ用のシェード装置 - Google Patents

サンルーフ用のシェード装置

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JPH07266892A
JPH07266892A JP6055594A JP6055594A JPH07266892A JP H07266892 A JPH07266892 A JP H07266892A JP 6055594 A JP6055594 A JP 6055594A JP 6055594 A JP6055594 A JP 6055594A JP H07266892 A JPH07266892 A JP H07266892A
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Hiroshi Okada
博 岡田
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作業性を向上させる。 【構成】リッド部材20側の中蓋35の前後を支持する
ようにして、シェード部材30の基板31と分離独立さ
せ、かつ、この中蓋35の支持をサスペンド機構70を
介して近接位置と離間位置に変位可能にしたので、中蓋
35の前縁部と基板31とが離間可能となって、そこか
ら取外し作業を行えるようにして作業性を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体のルーフに開口部
が形成され、該開口部を開閉可能なリッド部材が設けら
れており、該リッド部材の下方位置にシェード部材を配
設したサンルーフ用のシェード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサンルーフ用のシェード装置とし
ては、例えば、U.S.PAT 4,179,156 に開示されたものが
ある。すなわち、パネルメンバであるシェード部材が、
ファーストパネルポーションである外枠と、セカンドパ
ネルポーションである中蓋とからなり、外枠に中蓋がそ
の基端部を中心にして揺動可能に枢着されている。ルー
フの開口部を開閉するためのアウタメンバであるリッド
部材が設けられ、開口部に沿ってガイドレールが延設さ
れ、ガイドレールにスライドブロックが移動可能に嵌合
されている。リッド部材をチルトさせてリッド部材の後
端部を持ち上げるようにしてルーフの開口部を開いて通
風可能にすると、中蓋がその基端部を中心にして揺動し
て、中蓋の後端部が跳ね上がり、外枠に穿設された通風
口が開いて、車室内の空気を換気することができるよう
にしたものである。また、車室内側には、ルーフの開口
部の後縁に沿うようにして、ドレン部材が設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサンルーフ用のシェード装置では、シェード
部材を車体に組み付ける際に、予め車体に組み付けられ
たガイドレールにシェード部材を後方から嵌込むように
する。このとき、シェード部材の前部に設けられた係合
部が、リッド部材側に連結して、リッド部材とともにス
ライドするようにしている。ところが、リッド部材やシ
ェード部材をなんらかの理由により取外す必要が生じた
とき、シェード部材とリッド部材の結合は前方で行なわ
れているために、リッド部材の後端部をチルトさせてそ
こから作業しなければならず、また車両の外側からの作
業なので作業性が悪いという問題があった。さらに、ル
ーフの開口部の後縁に沿うようにして、ドレン部材が組
み付けられているため、ドレン部材の下を中蓋がくぐり
抜けるようにする必要があり、その関係から中蓋がルー
フの開口部より大きく下方へ離れて低い位置にあるの
で、リッド部材をチルトさせて、中蓋の後端部が跳ね上
がったとき、中蓋の後端部がルーフの開口部に近づかな
いで、中蓋の後端部とルーフの開口部の間には大きな隙
間が生じ、車外からその大きな隙間を通して、スライド
ブロックや中蓋を跳ね上げるための機構などが見えてし
まい、見栄えが良くないという問題点もあった。本発明
は、このような従来の問題点に着目してなされたもの
で、まずは、リッド部材側に中蓋を支持するようにし
て、シェード部材の基板と分離独立させ、かつ、この中
蓋の支持をサスペンド機構を介して近接位置と離間位置
に変位可能にしたので、中蓋の前縁部と基板とが離間可
能となって、そこから取外し作業を行えるようにして作
業性を向上させることができるようにして、第2には、
リッド部材の後端部に沿うようにして中蓋の後端部を形
成し、リッド部材がチルト位置に変位したときにも、中
蓋の後端部とリッド部材の後端部との間の隙間が広がら
ないようになり、隙間を通して、スライドブロックや中
蓋を跳ね上げるための機構などを見えないようにして、
見栄えを向上することができるようにしたサンルーフ用
のシェード装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、車体のルーフ(1
0)に開口部(12)が形成され、該開口部(12)を
開閉可能なリッド部材(20)が設けられており、該リ
ッド部材(20)の下方位置にシェード部材(30)を
配設したサンルーフ用のシェード装置において、前記開
口部(12)の側縁部に沿ってガイドレール(50)を
設け、該ガイドレール(50)にスライド部材(61,
62)を移動可能に嵌合し、前記スライド部材(61,
62)に、リッドブラケット(40)を介して、前記ス
ライド部材(61,62)の移動に応じて、前記開口部
(12)を完全に閉じる全閉位置と、前記リッド部材
(20)の後端部がルーフ(10)の面より下がるスラ
イド位置と、前記リッド部材(20)の後端部がルーフ
(10)の面より上がるチルト位置とに変位可能に前記
リッド部材(20)を支持し、前記シェード部材(3
0)を、通風孔(32)が穿設され、前記ガイドレール
(50)に沿って移動可能な基板(31)と、該通風孔
(32)を開く開き位置と閉じる閉じ位置とに変位し、
サスペンド機構(70)を介して前記リッド部材(2
0)に吊られ、前記基板(31)とは分離独立した中蓋
(35)とにより構成し、前記サスペンド機構(70)
は、前記リッド部材(20)と前記中蓋(35)との一
方に前後方向で離間して配されたフロントブラケット
(71)およびリヤブラケット(72)と、前記リッド
部材(20)と前記中蓋(35)との他方側であって、
前記フロントブラケット(71)およびリヤブラケット
(72)がそれぞれ配された前位置と後位置との間の中
間位置に相当する位置に配されたセンタブラケット(7
3)と、前記フロントブラケット(71)およびリヤブ
ラケット(72)に各基端部が支持され、前記センタブ
ラケット(73)へ延ばした各先端部が前記センタブラ
ケット(73)に支持されたフロントリンク(75)と
リヤリンク(76)とを有し、前記リッド部材(20)
が前記全閉位置からチルト位置へ変位する際に、前記フ
ロントリンク(75)とリヤリンク(76)とが共に付
勢力により起立して、前記中蓋(35)が前記リッド部
材(20)に上下方向で離れた離間位置を維持しつつ前
記閉じ位置から前記開き位置に移動し、かつ、前記リッ
ド部材(20)が前記全閉位置から前記スライド位置へ
変位する際に、前記フロントリンク(75)とリヤリン
ク(76)とが共に付勢力に抗して倒伏し、前記離間位
置から前記中蓋(35)が前記リッド部材(20)に上
下方向で近づいた前記近接位置に移動して、前記閉じ位
置を維持するようにしたことを特徴とするサンルーフ用
のシェード装置。
【0005】2 前記中蓋(35)の後縁部は、リッド
部材(20)の後端部に沿うように形成されていること
を特徴とする1項記載のサンルーフ用のシェード装置に
存する。
【0006】
【作用】本シェード装置を車体に組み付ける前には、ル
ーフ(10)の開口部(12)の側縁部に沿ってガイド
レール(50)が設けられ、ガイドレール(50)には
スライド部材(61,62)が移動可能に嵌合され、ス
ライド部材(61,62)にはリッドブラケット(4
0)を介してリッド部材(20)が支持されている。ま
た、リッドブラケット(40)には、シェード部材(3
0)を構成する中蓋(35)が既に支持されている。中
蓋(35)が既にリッドブラケット(40)に支持され
ているので、シェード部材(30)を構成する基板(3
1)のみを、開口部(12)の後方からガイドレール
(50)に沿って移動するようにして装着すればよく、
基板(31)のみでは上下方向に嵩張らないことから、
例えば、ルーフ(10)の開口部(12)の後縁に沿う
ようにして、組み付けられたドレン部材の下を基板(3
1)が干渉することなく潜り抜けることができる。ま
た、中蓋(35)がドレン部材の下を潜り抜ける必要が
ないので、例えば、中蓋(35)の後縁部を上方へ曲げ
ておくこともできる。
【0007】ガイドレール(50)に沿ってスライド部
材(61,62)が移動すると、リッドブラケット(4
0)が揺動し、それにより、リッド部材(20)が、ル
ーフ(10)の開口部(12)を完全に閉じる全閉位置
と、リッド部材(20)の後端部がルーフ(10)の面
より下がるスライド位置と、リッド部材(20)の後端
部がルーフ(10)の面より上がるチルト位置とに変位
可能になっている。
【0008】リッド部材(20)が全閉位置にあると
き、中蓋(35)は離間位置にあって、基板(31)の
通風孔(32)を閉じた閉じ位置にあり、車室内の換気
ができない状態になっている。リッド部材(20)が全
閉位置からチルト位置に変位すると、フロントリンク
(75)とリヤリンク(76)とが共に付勢力により起
立して、中蓋(35)は離間位置を維持し、閉じ位置か
ら開き位置に変位する。このとき、例えば、中蓋(3
5)の後縁部を上方へ曲げておけば、中蓋(35)の後
縁部がリッド部材(20)の後端部に近づいて、リッド
部材(20)の後端部と中蓋(35)の後縁部との間の
隙間が小さくなり、その隙間を通して、中蓋(35)を
開閉するための機構などが見えないで、見栄えがよい。
【0009】リッド部材(20)が全閉位置からスライ
ド位置に変位すると、フロントリンク(75)とリヤリ
ンク(76)とが共に付勢力に抗して倒伏し、中蓋(3
5)は離間位置から近接位置へ変位し、中蓋(35)は
閉じ位置を維持し、通風孔(32)は中蓋(35)によ
って閉じた状態のままである。このとき、リッドブラケ
ット(40)と中蓋(35)とは上下方向で近づいた状
態になる。また、リッド部材(20)やシェード部材
(30)をなんらかの理由により取外す際には、中蓋
(35)がリッド部材(20)側に支持されていて、シ
ェード部材(30)の基板(31)と分離独立してお
り、かつ、この中蓋(35)がサスペンド機構(70)
を介して近接位置と離間位置に変位可能に構成されてい
るため、中蓋(35)の前縁部と基板(31)とが離間
可能になって、そこから取外し作業を行えることがで
き、作業性が向上する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例を示している。図1〜図
3に示すように、車体のルーフ10には開口部12が形
成され、開口部12を開閉可能なリッド部材20が設け
られている。リッド部材20の下方位置には、シェード
部材30が配設されている。
【0011】開口部12の周縁部には、駆動ケーブル用
の案内レール15が配設され、案内レール15には、前
スライド部材61および後スライド部材62をそれぞれ
前後方向に案内可能なガイドレール50が一体的に形成
されている。後スライド部材62には、2つのカム溝6
5,66が形成されている。カム溝65は前端部が上方
へ傾斜しており,前後方向の中央部から後端部にかけて
水平方向に伸びている。カム溝66は後端部が上方へ傾
斜しており、前後方向の中央部から前端部にかけて水平
方向に伸びている。カム溝65,66には、カムホロア
67,68が各溝内を移動可能に嵌合している。カムホ
ロア67,68がリンク部材19の下端部と上下方向の
中間部とにそれぞれ装着されている。前スライド部材6
1にはリッドブラケット40の前端部が回動可能に枢着
され、リッドブラケット40の後端部がリンク部材19
の上端部に回動可能に支持されている。
【0012】リッド部材20は、リンク部材19および
リッドブラケット40を介して、開口部12を完全に閉
じる全閉位置と、リッド部材20の後端部がルーフ10
の面より下がるスライド位置と、リッド部材20の後端
部がルーフ10の面より上がるチルト位置とに変位可能
に車体に支持されている。シェード部材30は基板31
と、基板31に穿設された通風孔32を開く開き位置と
開じる閉じ位置とに変位する中蓋35とから構成されて
いる。基板31の前方両側には、前スライド部材61の
係合ピン(図示省略)に係合可能な一対の係合レバー3
1aが揺動可能に枢着されている。中蓋35には前後方
向に離間した位置にフロントブラケット71およびリヤ
ブラケット72がそれぞれ配されている。リッドブラケ
ット40には、フロントブラケット71とリヤブラケッ
ト72との間の中間位置に対応して溝状断面形のセンタ
ブラケット73が配されている。
【0013】フロントブラケット71には前後方向に僅
かに長くした長孔71aが穿設され、長孔71aに嵌合
する枢軸71bにより、フロントリンク75の基端部が
フロントブラケット71に支持されている。同じく、リ
ヤブラケット72には前後方向に僅かに長くした長孔7
2aが穿設され、長孔72aに嵌合する枢軸72bによ
り、リヤリンク76の基端部がリヤブラケット72に支
持されている。フロントリンク75の先端部が斜め後方
位置のセンタブラケット73へ延ばされており、リヤリ
ンク76の先端部が斜め前方位置のセンタブラケット7
3へ延ばされている。センタブラケット73には枢軸7
3bが支持され、枢軸73bによりフロントリンク75
の先端部およびリヤリンク76の先端部が共に回動可能
に支持されている。枢軸73bには巻きばね77が巻着
され、巻きばね77の両端部の一方がフロントリンク7
5の先端溝に係合しており、巻きばね77の他端部がリ
ヤリンク76の先端溝76aに係合している。巻きばね
77により、フロントリンク75およびリヤリンク76
が共に倒伏した状態から起立した状態になる方向へ付勢
されている。また、フロントリンク75およびリヤリン
ク76の先端部は、起立した状態を維持すべく、センタ
ブラケット73の溝底部73aに当接するように形成さ
れている。
【0014】中蓋35の後端部35aが、リッド部材2
0の後端部に沿うように斜め上方へ折曲されている。す
なわち、中蓋35はサスペンド機構70を介してリッド
ブラケット40に吊られており、かつ、サスペンド機構
70により、中蓋35がリッドブラケット40に上下方
向で近づいた近接位置(図5に示す位置)から上下方向
で離れた離間位置(図3および図4に示す位置)へ移動
する方向へ付勢されている。フロントブラケット71〜
巻きばね77によりサスペンド機構70が構成されてい
る。ガイドレール50には、図示省略したスライド部材
を介して、溝状断面形のドレン部材70が開口部12の
後縁を車室内側から臨む前進位置と退避した後退位置と
に移動可能に支持されている。
【0015】次に作用を説明する。本シェード装置を車
体に組み付ける前には、ルーフ10の開口部12の側縁
部に沿ってガイドレール50が固設され、ガイドレール
50にはスライド部材61,62が移動可能に嵌合さ
れ、スライド部材61はリッドブラケット40の前端部
が枢着され、後スライド部材62にはリンク部材19を
介してリッドブラケット40の後端部が支持されてお
り、スライド部材61,62には、リッドブラケット4
0にはリッド部材20が支持されている。また、リッド
ブラケット40には、サスペンド機構70を介して、中
蓋35が既に支持されている。一方、ルーフ10の開口
部12の後縁に沿うようにして、ドレン部材80が配置
されている。
【0016】中蓋35が既にリッドブラケット40に支
持されていることから、基板31のみを、開口部12の
後方からガイドレール50に沿って移動するようにして
装着すればよく、基板31のみでは上下方向に嵩張らな
いため、事前に組み付けられたドレン部材80の下を基
板31が干渉することなく潜り抜けることができる。基
板31を前方にスライドさせて装着すると、係合レバー
31aが前スライド部材61の係合ピンに係合して、リ
ッド部材20と一体になって前後動するように連結され
る。図3に示すように、リッド部材20が、ルーフ10
の開口部12を完全に閉じていて、全閉位置にあると
き、フロントリンク75およびリヤリンク76は共に付
勢力により起立していて、中蓋35は離間位置にあっ
て、基板31の通風孔32を閉じた閉じ位置にあり、車
室内の換気ができない状態になっている。
【0017】図示省略した駆動ケーブルにより、ガイド
レール50に沿ってスライド部材62が前方へ移動する
と、カムホロア67,68がカム溝65,66内を相対
的に移動し、リンク部材19が立ち上がるようになり、
リッドブラケット40の後端部が跳ね上がって、リッド
部材20が全閉位置から図4に示すチルト位置に変位す
る。このとき、フロントリンク75およびリヤリンク7
6は共に付勢力により起立した状態のままであり、中蓋
35は離間位置を維持し、閉じ位置から開き位置に変位
する。リッド部材20がチルト位置に変位したとき、中
蓋35の後縁部35aが上方へ曲げられていて、リッド
部材20の後端部に沿うようになっているので、リッド
部材20の後端部と中蓋35の後縁部35aとの間の隙
間が大きく広がらないで、その隙間を通して、中蓋35
を開閉するための機構、例えば、リンク部材19などが
見えないで、見栄えを損なうことがない。リッド部材2
0が全閉位置にあるとき、駆動ケーブルにより、ガイド
レール50に沿ってスライド部材62が後方へ移動する
と、カムホロア67,68がカム溝65,66内を相対
的に移動し、リンク部材19が前倒するようになり、リ
ッドブラケット40の後端部が引き下げられ、図5に示
すように、リッド部材20の後端部がルーフ10の面よ
り下がるスライド位置に変位する。
【0018】また、巻きばね77の付勢力に抗して、フ
ロントリンク75およびリヤリンク76が共に倒伏し、
リッドブラケット40と中蓋35とが上下方向で近づ
き、中蓋35が離間位置から近接位置へ変位する。この
とき、中蓋35は閉じ位置を維持し、通風孔32は中蓋
35によって閉じた状態のままである。フロントリンク
75およびリヤリンク76が共に倒伏した際には、枢軸
71bは長孔71a内を長手方向へ移動する一方、枢軸
72bは長孔72a内を長手方向へ移動する。前記実施
例においては、リッドブラケット40にリンク機構であ
るサスペンド機構70を介して中蓋35が確実に支持さ
れているため、リッドブラケット40に対して中蓋35
がガタつくことがなく、異音の発生を防止することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明にかかるサンルーフ用のシェード
装置によれば、リッド部材側の中蓋の前後を支持するよ
うにして、シェード部材の基板と分離独立させ、かつ、
この中蓋の支持をサスペンド機構を介して近接位置と離
間位置に変位可能にしたので、中蓋の前縁部と基板とが
離間可能となって、そこから取外し作業を行えるように
して作業性を向上させることができる。また、リッド部
材側のリッドブラケットに、シェード部材を構成する中
蓋を支持するようにしたので、シェード部材を構成する
基板のみを、後方からガイドレールに沿って移動するよ
うにして組み付ければよく、基板のみでは上下方向に嵩
張ることがないため、ドレン部材の下を容易に潜らせる
ことができる一方、中蓋の後端部を上方へ折曲させて、
リッド部材の後端部に沿わせることが可能になり、リッ
ド部材がチルト位置に変位するとともに、中蓋が開き位
置に移動した際に、リッド部材の後端部と中蓋の後端部
との間の隙間が広がらないで、隙間を通して、スライド
部材や中蓋を跳ね上げるための機構などが見えないよう
になり、見栄えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すサンルーフ用のシェー
ド装置の部分分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示すサンルーフ用のシェー
ド装置の分解斜視図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すサンルーフ用のシェー
ド装置の作用説明図である。
【図5】本発明の一実施例を示すサンルーフ用のシェー
ド装置の作用説明図である。
【符号の説明】
10…ルーフ 12…開口部 20…リッド部材 30…シェード部材 31…基板 35…中蓋 40…リッドブラケット 50…ガイドレール 61…前スライド部材 62…後スライド部材 70…サスペンド機構 71…フロントブラケット 72…リヤブラケット 73…センタブラケット 75…フロントリンク 76…リヤリンク7 77…巻きばね 80…ドレン部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のルーフに開口部が形成され、該開口
    部を開閉可能なリッド部材が設けられており、該リッド
    部材の下方位置にシェード部材を配設したサンルーフ用
    のシェード装置において、 前記開口部の側縁部に沿ってガイドレールを設け、該ガ
    イドレールにスライド部材を移動可能に嵌合し、 前記スライド部材に、リッドブラケットを介して、前記
    スライド部材の移動に応じて、前記開口部を完全に閉じ
    る全閉位置と、前記リッド部材の後端部がルーフの面よ
    り下がるスライド位置と、前記リッド部材の後端部がル
    ーフの面より上がるチルト位置とに変位可能に前記リッ
    ド部材を支持し、 前記シェード部材を、通風孔が穿設され、前記ガイドレ
    ールに沿って移動可能な基板と、該通風孔を開く開き位
    置と閉じる閉じ位置とに変位し、サスペンド機構を介し
    て前記リッド部材に吊られ、前記基板とは分離独立した
    中蓋とにより構成し、 前記サスペンド機構は、前記リッド部材と前記中蓋との
    一方に前後方向で離間して配されたフロントブラケット
    およびリヤブラケットと、前記リッド部材と前記中蓋と
    の他方側であって、前記フロントブラケットおよびリヤ
    ブラケットがそれぞれ配された前位置と後位置との間の
    中間位置に相当する位置に配されたセンタブラケット
    と、前記フロントブラケットおよびリヤブラケットに各
    基端部が支持され、前記センタブラケットへ延ばした各
    先端部が前記センタブラケットに支持されたフロントリ
    ンクとリヤリンクとを有し、 前記リッド部材が前記全閉位置からチルト位置へ変位す
    る際に、前記フロントリンクとリヤリンクとが共に付勢
    力により起立して、前記中蓋が前記リッド部材に上下方
    向で離れた離間位置を維持しつつ前記閉じ位置から前記
    開き位置に移動し、かつ、前記リッド部材が前記全閉位
    置から前記スライド位置へ変位する際に、前記フロント
    リンクとリヤリンクとが共に付勢力に抗して倒伏し、前
    記離間位置から前記中蓋が前記リッド部材に上下方向で
    近づいた前記近接位置に移動して、前記閉じ位置を維持
    するようにしたことを特徴とするサンルーフ用のシェー
    ド装置。
  2. 【請求項2】前記中蓋の後縁部は、リッド部材の後端部
    に沿うように形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のサンルーフ用のシェード装置。
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