JPH07266361A - 樹脂成形体 - Google Patents

樹脂成形体

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JPH07266361A
JPH07266361A JP6085558A JP8555894A JPH07266361A JP H07266361 A JPH07266361 A JP H07266361A JP 6085558 A JP6085558 A JP 6085558A JP 8555894 A JP8555894 A JP 8555894A JP H07266361 A JPH07266361 A JP H07266361A
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JP
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cushion layer
resin
cell
resin molded
closed
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JP6085558A
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English (en)
Inventor
Shoji Sakaida
昭二 境田
Ryuji Iwata
龍治 岩田
Takahiro Sato
高宏 佐藤
Hiroshi Kaneda
広志 金田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡ビーズ体14を備えた樹脂成形体10に
おいて、圧縮力を加えたときに底突き感がなく、優れた
クッション性を得る。 【構成】 樹脂成形体10は、発泡ビーズ体14上に独
立気泡クッション層16、連続気泡クッション層18を
積層している。独立気泡クッション層16は、PP等の
オレフィン系樹脂等から形成され、各気泡体がそれぞれ
薄膜で囲まれた独立した気泡室となっている。連続気泡
クッション層18は、ウレタンから形成されており、独
立の気泡室となっておらず、各気泡室がつながってい
る。連続気泡クッション層18は、その気泡が大きくつ
ぶされて優れたクッション性が得られ、さらに独立気泡
クッション層16は、その各気泡体が完全に潰されるこ
とがなく、発泡ビーズ体14自体の硬さを伝えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡済み樹脂ビーズを
互いに熱溶着した発泡ビーズ体を用いた樹脂成形体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表皮に発泡ビーズ体を積層する技
術として、特開昭58−171921号公報のものが知
られている。この方法は、真空成形法を利用して表皮を
所定の形状に賦形し、さらにこの表皮を成形装置の成形
型に設置し、これに発泡済み樹脂ビーズを堆積させて、
蒸気により加熱膨張することにより、表皮上に補強用の
発泡ビーズ体を形成する方法である。
【0003】ところで、近年、発泡ビーズ体の軽量性及
びその剛性を活かして、発泡ビーズ体を車両用の座席シ
ートに用いることが検討されている。その一つの技術と
して、図9に示す樹脂成形体100がある。すなわち、
発泡ビーズ体110は、構造材として利用できる硬質体
であるので、これにクッション性をもたらすために、表
皮112と、発泡ビーズ体110との間にウレタン等か
ら形成した発泡フォーム層124を介在させたものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした構成
を備えた樹脂成形体100では、表皮112上に座る
と、表皮112と共に発泡フォーム層124が圧縮され
て、発泡ビーズ体110に突き当たる。発泡フォーム層
124は、ソフト感をもたらすためにウレタンで形成し
ているが、該発泡フォーム層124を厚くしても、完全
に押し潰されてしまい、発泡ビーズ体110の硬さが直
接伝わる底突き感があり、ソフト感が十分に得られない
という問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、発泡ビーズ体を用いた樹脂成形体であ
り、強く力を加えた場合にもソフト感を得ることができ
る樹脂成形体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、発泡済み樹脂ビーズに熱
媒体を供給して熱膨張により溶着して形成された発泡ビ
ーズ体を備えた樹脂成形体において、上記発泡ビーズ体
の上面に形成され、それぞれの気泡が互いに薄膜で囲ま
れた独立した室となった独立気泡の第1クッション層
と、該第1クッション層上に形成され、それぞれの気泡
が互いにつながっている連続気泡の第2クッション層
と、を備えることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の第2クッシ
ョン層として、ウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンから選らばれた樹脂を用いたもので
ある。
【0008】請求項3の発明は、発泡ビーズ体及び第1
クッション層は、オレフィン系樹脂を用いたものであ
る。
【0009】
【作用】本発明に係る請求項1の樹脂成形体の発泡ビー
ズ体は、発泡済み樹脂ビーズに熱媒体を供給して熱膨張
させて溶着することにより形成する。また、発泡ビーズ
体の上面には、独立気泡の第1クッション層が形成され
て、さらに第1クッション層上に連続気泡の第2クッシ
ョン層が積層されている。
【0010】独立気泡の第1クッション層は、各気泡体
がそれぞれ薄膜で囲まれた独立した室となっている。該
第1クッション層が圧縮されると、各室内の空気が圧縮
されるだけで、それ自体が完全に潰されることがなく、
それ自体の形状をほぼ維持して、やや堅めのクッション
性を有している。一方、連続気泡の第2クッション層
は、独立の気泡となっておらず、各部位がつながってい
る。該第2クッション層が圧縮されると、ほぼ押しつぶ
されるが、該圧力が除去されたときに復元する形状特性
を有し、優れたクッション性を有する。
【0011】いま、第2クッション層の上面から押され
て、第2クッション層が圧縮されると、この圧縮力を第
1クッション層も受けて圧縮される。このとき、第2ク
ッション層は、連続気泡であるから優れたクッション性
が得られ、さらにその圧縮力が第1クッション層に伝え
られても、第1クッション層は、独立気泡であるから完
全に潰されることがない。よって、第2クッション層及
び第1クッション層を圧縮したときに、発泡ビーズ体自
体の硬さによる底突き感が伝わらない。
【0012】請求項2は、第2クッション層の好適な樹
脂材料として、請求項1の第2クッション層として、ウ
レタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンから選らばれた樹脂を用いたものである。
【0013】請求項3は、第1クッション層の好適な樹
脂材料として、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレ
フィン系樹脂を用いたものである。
【0014】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0015】図1は樹脂成形体10を示す断面図、図2
のその要部の拡大断面図である。樹脂成形体10は、樹
脂基材12と、発泡ビーズ体14と、独立気泡クッショ
ン層16と、連続気泡クッション層18と、表皮22
と、を積層して形成されている。
【0016】上記樹脂基材12は、硬質の樹脂構造体で
あり、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)
等のオレフィン系樹脂から形成されている。上記発泡ビ
ーズ体14は、ポリプロピレン(PP)からなり、発泡
済みのビーズを熱膨張させて溶着して一体化したもので
ある。
【0017】上記独立気泡クッション層16は、PP等
のオレフィン系樹脂等から形成され、各気泡体がそれぞ
れ薄膜で囲まれた独立した気泡室となっている。該独立
気泡クッション層16が圧縮されると、各気泡室内の空
気が圧縮されるだけで、それ自体が完全に潰されること
がなく、その形状をほぼ維持してやや堅めのクッション
性を有している。
【0018】上記連続気泡クッション層18は、ウレタ
ンから形成されており、独立の気泡室となっておらず、
各気泡室がつながっている。該連続気泡クッション層1
8が圧縮されると、ほぼ押しつぶされるが、該圧縮力が
除去されたときに復元する形状特性を有し、優れたクッ
ション性を有する。また、表皮22は、軟化剤を含んだ
ポリ塩化ビニル(PVC)またはポリプロピレン(P
P)にて形成されている。
【0019】上記樹脂成形体10によれば、発泡ビーズ
体14上に独立気泡クッション層16を積層し、独立気
泡クッション層16上に連続気泡クッション層18を積
層することにより、表皮22上から圧縮力を加えると、
連続気泡クッション層18が圧縮されて、さらに独立気
泡クッション層16が圧縮される。このとき、連続気泡
クッション層18は、その気泡が大きくつぶされて優れ
たクッション性が得られ、さらに独立気泡クッション層
16は、その各気泡体が完全に潰されることがなく、発
泡ビーズ体14自体の硬さを伝えない。したがって樹脂
成形体10は、発泡ビーズ体14の硬さを感じない優れ
たクッション性を得ることができる。
【0020】次に、樹脂成形体10の製造工程について
説明する。樹脂成形体10の製造工程として、図3に示
すように、まず、、一次積層シート24を形成し、さら
に二次積層シート26を作成する。一次積層シート24
は、表皮用シート22aと連続気泡用シート18aとを
積層して形成する。
【0021】最初に、一次積層シート24のうち連続気
泡用シート18aを製造する。成形型内のキャビティ
に、2液剤(ポリオール及びイソシアネート)及び液状
フロン等を添加する。2液の反応により発熱すると、そ
の反応が促進されると共に、液状フロンが気化する。こ
れにより、連続気泡を有する発泡ウレタン部材が形成さ
れる。これをシート状にスライスすることにより連続気
泡用シート18aが形成される。一方、表皮用シート
は、ポリ塩化ビニル(PVC)等の材料をカレンダーロ
ール機でシート化することにより形成する。
【0022】次に、連続気泡用シート18aを表皮用シ
ート22aに接着する。接着工程を図4に示す。図4に
おいて、加熱ヒータ32aで連続気泡用シート18aの
表面を加熱して、該表面を溶かす。その後、連続気泡用
シート18a及び表皮用シート22aを圧着ローラ34
a,34b間に通して加圧する。連続気泡用シート18
aの表面は、加熱ローラ32の熱で溶融して接着剤とし
て作用し、表皮用シート22aと接着して積層され、一
次積層シート24が形成される。
【0023】一方、独立気泡用シート16aは、オレフ
ィン系樹脂等の発泡剤を添加して押出によりシート材を
形成し、これを加熱発泡することにより形成される。
【0024】一次積層シート24と独立気泡用シート1
6aとは、図5に示す工程を経て接着される。図5は接
着工程を示す概略図である。圧着ローラ36a,36b
が設置されており、圧着ローラ36aの上流側には、ヒ
ータ38が設置されている。また、ヒータ38の上流側
には、接着剤塗布部40が設けられており、この接着剤
塗布部40は、接着剤塗布刷毛42と、接着剤塗布ロー
ラ44とを備えている。
【0025】まず、接着剤塗布刷毛42によって接着剤
塗布ローラ44に接着剤が塗布され、該接着剤は、接着
剤塗布ローラ44から独立気泡用シート16aに転写さ
れる。接着剤を塗布した独立気泡用シート16aは、ヒ
ータ38により加熱されて一次積層シート24と共に圧
着ローラ36a,36bとの間に送られて互いに圧接さ
れ、接着剤を介して一次積層シート24に接着される。
これにより、二次積層シート26が形成される。
【0026】次に、二次積層シート26を加熱した後
に、真空成形工程により表面を賦形し、さらに発泡ビー
ズ体14を積層形成する工程について説明する。
【0027】まず、加熱工程は、図6に示すように、加
熱装置50を用いて行なう。加熱装置50は、上部ヒー
タ52および下部ヒータ54とを備え、その間に加熱室
56を有している。この加熱工程では、二次積層シート
26の端部をクランプ58で保持して、これを加熱装置
50の加熱室56に移動し、上部ヒータ52および下部
ヒータ54により二次積層シート26の上面と下面とを
それぞれ160℃に加熱する。
【0028】次に、真空成形工程および発泡ビーズ体1
4の積層工程を行なう。両工程は、図7および図8に示
す成形装置60を用いて行なうが、まず、成形装置60
の構成および動作について説明する。成形装置60は、
下成形部70と上成形部80とを備えている。下成形部
70は、外枠71と、この外枠71内に固定された成形
型72とを備えており、上記外枠71の底面と成形型7
2の下面とにより囲まれた圧力室73を有している。こ
の圧力室73は、外枠71の底中央部に形成された通気
孔74を介して管路75に接続され、さらに管路75を
通じて真空ポンプ(図示省略)に接続されている。
【0029】上記成形型72は、表皮22の意匠面22
bを成形する成形面72aを有している。また、成形型
72は、金属粉とセラミック粉を混合し、これを焼結し
た多孔質体から形成されており、多孔質であることか
ら、圧力室73と成形面72aとの間で通気可能であ
る。よって、二次積層シート26は、成形面72aに設
置した後、真空ポンプによる吸引すると成形面72aに
吸引密着可能になっている。
【0030】一方、上成形部80は、外枠81と、この
外枠81に固定されかつ支持面83を有する成形部84
とを備えており、この成形部84には、通気用透孔85
及び材料供給用透孔86が複数個形成されている。上記
外枠81と成形部84とに囲まれた空間は、蒸気室87
になっている。蒸気室87には、バルブ88a,89a
付きの蒸気用管路88および蒸気用管路89が接続され
ている。なお、上成形部80には、二次積層シート26
と樹脂基材12との間の間隙Sに発泡済み樹脂ビーズM
を供給するための材料供給管路91が設けられている。
【0031】次に上記成形装置60を用いた工程につい
て説明する。予熱した二次積層シート26を下成形部7
0の成形型72に設置する。この状態にて、真空ポンプ
を駆動すると、多孔質の成形型72を通じて二次積層シ
ート26に対して吸引力が加わって、二次積層シート2
6の表面は、成形面72aの形状に賦形される。続い
て、上成形部80の成形部84に、予め所定形状に製造
した樹脂基材12を仮止する。
【0032】次に、図8に示すように、上成形部80を
下降させて下成形部70に対して型締めする。この型締
めにより、樹脂基材12は上成形部80に密着した状態
で固定されると共に、二次積層シート26の端部が下成
形部70と上成形部80との間の合わせ面71aで固定
される。このとき、樹脂基材12は、二次積層シート2
6に対して所定の間隙Sを隔てて設置される。
【0033】続いて、材料供給装置(図示省略)から材
料供給管路91及び成形部84の材料供給用透孔86を
介して発泡済み樹脂ビーズMを上記間隙Sに供給する。
この発泡済み樹脂ビーズMは、発泡剤を含有するポリプ
ロピレンから形成され、これを11倍から45倍に発泡
して平均粒径φ3mmに形成されたものであり、ソフト
感をもたらすように形成されたものである。発泡済み樹
脂ビーズMの量は、上記間隙Sを完全に満たす量にて定
められる。
【0034】発泡済み樹脂ビーズMを供給した後、バル
ブ88a,89aを開いて、蒸気用管路88を通じて、
蒸気を蒸気室87に送り込む。この蒸気室87の蒸気
は、成形部84の通気用透孔85を通じて間隙Sに送り
込まれ、該間隙Sに一時停留して発泡済み樹脂ビーズM
に熱を与える。上記間隙Sの蒸気は、通気用透孔85、
蒸気室87、蒸気用管路89を通じて排出される。蒸気
により熱を与えられた発泡済み樹脂ビーズMは、体積膨
張してそれらを熱溶着すると共に樹脂基材12との間を
満たすように発泡ビーズ体14を形成する。
【0035】樹脂成形体10が冷却した後、上成形部8
0を下成形部70に対して上昇させて製品を取り出すこ
とにより、一連の工程が終了する。このとき、二次積層
シート26の独立気泡用シート16aと発泡ビーズ体1
4とは、同じオレフィン系の樹脂材料で形成されている
ので、それらの接する部分にて互いに強固に熱溶着して
一体的な樹脂成形体10となる。
【0036】上記工程を経ることにより、優れたクッシ
ョン性を有する樹脂成形体10が好適に製造される。
【0037】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0038】(1) 連続気泡クッション層18として
は、気泡室がつながっており、クッション性を有する材
料であれば、ウレタンのほか、ポリ塩化ビニル(PV
C)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)
等の各種材料を用いることができる。
【0039】(2) 独立気泡クッション層16として
は、気泡室が独立したものであれば、各種の材料を用い
ることができ、例えば、オレフィン系の樹脂材料のほ
か、ポリ塩化ビニル(PVC)等の各種材料を用いるこ
とができる。
【0040】(3) 発泡ビーズ体14としても、各種
の材料を用いることができ、例えば、PPのオレフィン
系の樹脂材料のほか、ポリエチレン(PE)、ポリスチ
レン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリフェニ
リンオキサイド(PPO)等の各種材料を用いることが
できる。
【0041】(4) 連続気泡クッション層18と独立
気泡クッション層16との接着は、接着剤を用いたが、
これに限らず、熱溶着性のラミネートフィルム等を用い
てもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の樹脂成形
体によれば、発泡ビーズ体上に独立気泡の第1クッショ
ン層を積層し、第1クッション層上に連続気泡の第2ク
ッション層を積層することにより、第2クッション層上
から圧縮すると、第2クッション層が圧縮されて、さら
に第1クッション層が圧縮される。このとき、連続気泡
の第2クッション層により優れたクッション性が得ら
れ、さらに独立気泡の第1クッション層は、その気泡体
が完全に潰されることなく、発泡ビーズ体自体の硬さに
よる底突き感を伝えない。したがって、発泡ビーズ体の
底突き感のない優れたクッション性を得ることができ
る。
【0043】請求項2は、第2クッション層の好適な樹
脂材料として、ウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンから選ばれた樹脂を用いることによ
り、優れたクッション性を得ることができる。
【0044】請求項3は、第1クッション層の好適な樹
脂材料として、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレ
フィン系樹脂を用いることにより、独立気泡のクッショ
ン層を好適に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る樹脂成形体を示す概略
断面図。
【図2】樹脂成形体の拡大した模式的な断面図。
【図3】積層シートを製造する工程を説明する説明図。
【図4】一次積層シートの接着工程を説明する説明図。
【図5】二次積層シートの接着工程を説明する説明図。
【図6】積層シートの加熱工程を説明する説明図。
【図7】樹脂成形体を製造するための成形装置の型締め
前の状態を示す断面図。
【図8】図7の成形装置において型締めを行なって発泡
済み樹脂ビーズを供給している状態を示す断面図。
【図9】従来の樹脂成形体の問題点を説明する説明図。
【符号の説明】
10…樹脂成形体 12…樹脂基材 14…発泡ビーズ体 16…独立気泡クッション層 16a…独立気泡用シート 18…連続気泡クッション層 18a…連続気泡用シート 22…表皮 22a…表皮用シート 22b…意匠面 24…一次積層シート 26…二次積層シート 32…加熱ローラ 34a,34b…圧着ローラ 36a,36b…圧着ローラ 38…ヒータ 40…接着剤塗布部 42…接着剤塗布刷毛 44…接着剤塗布ローラ 50…加熱装置 52…上部ヒータ 54…下部ヒータ 56…加熱室 58…クランプ 60…成形装置 70…下成形部 71…外枠 71a…合わせ面 72…成形型 72a…成形面 73…圧力室 74…通気孔 75…管路 80…上成形部 81…外枠 83…支持面 84…成形部 85…通気用透孔 86…材料供給用透孔 87…蒸気室 88,89…蒸気用管路 88a,89a…バルブ 91…材料供給管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 (72)発明者 佐藤 高宏 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 金田 広志 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡済み樹脂ビーズに熱媒体を供給して
    熱膨張により溶着して形成された発泡ビーズ体を備えた
    樹脂成形体において、 上記発泡ビーズ体の上面に形成され、それぞれの気泡が
    互いに薄膜で囲まれた独立した室となった独立気泡の第
    1クッション層と、 該第1クッション層上に形成され、それぞれの気泡が互
    いにつながっている連続気泡の第2クッション層と、 を備えることを特徴とする樹脂成形体。
  2. 【請求項2】 上記第2クッション層は、ウレタン、ポ
    リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンから選ら
    ばれた樹脂から形成された請求項1に記載の樹脂成形
    体。
  3. 【請求項3】 発泡ビーズ体及び第1クッション層は、
    オレフィン系樹脂から形成されている請求項1または請
    求項2に記載の樹脂成形体。
JP6085558A 1994-03-30 1994-03-30 樹脂成形体 Pending JPH07266361A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018172522A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社ジェイエスピー 表皮被覆発泡粒子成形体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018172522A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社ジェイエスピー 表皮被覆発泡粒子成形体

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