JPH07266146A - 部品の自動組立方法およびその装置 - Google Patents

部品の自動組立方法およびその装置

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JPH07266146A
JPH07266146A JP5400694A JP5400694A JPH07266146A JP H07266146 A JPH07266146 A JP H07266146A JP 5400694 A JP5400694 A JP 5400694A JP 5400694 A JP5400694 A JP 5400694A JP H07266146 A JPH07266146 A JP H07266146A
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JP
Japan
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sewing machine
automatically
arm
parts
sealant
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JP5400694A
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English (en)
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Yamato Iwato
大和 岩藤
Yoshiro Omae
與志郎 大前
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンアームとミシンベッドを所定の精度で
結合して、ミシンフレームを全自動により組み立てる。 【構成】 先ず、搬送装置7,8によりそれぞれ搬送さ
れるミシンアームAとミシンベッドBとを、クリーニン
グ装置10,30によりそれぞれ自動でクリーニングす
る。次に、シール剤塗布装置50により、ミシンアーム
4の結合面にシール剤を自動で塗布する。次に、仮結合
装置70により、ミシンアームAとミシンベッドBとを
自動でボルトにより仮結合する。次に、本結合装置10
0において、仮結合したミシンアームAおよびミシンベ
ッドBの少なくとも相対位置を自動で計測し、その計測
値に基づいて自動で位置修正して、所定の精度をもって
自動でボルトにより本結合して、ミシンフレームを完成
する。次に、シール剤乾燥装置130によって、結合状
態のミシンアームAおよびミシンベッドBの結合部のシ
ール剤を自動で乾燥して硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ミシンフレー
ムを構成するミシンアームとミシンベッド等の部品の自
動組立方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンの製造工程において、ミシンアー
ムとミシンベッドをボルトにより締結してミシンフレー
ムを組み立てている。このようなミシンフレームを結合
する時に使用する従来の結合工具等と併せてミシンアー
ムおよびミシンベッドを図41に示す。
【0003】図41に示すように、従来の結合工具は、
ミシンアームAの針棒穴a−a′に挿入する針棒検棒4
11と、ミシンベッドBのねじ穴b−b′に螺合するね
じ412,412を有する針板ゲージ413と、ミシン
ベッドBの下軸穴c−c′に挿入する下軸検棒414
と、ミシンアームAの立軸穴d−d′に挿入する立軸検
棒415などである。この他に、ミシンアームAの結合
面にシール剤を塗布する道具としてのローラ416や、
結合状態を微調整するためのハンマー417や、結合ボ
ルト418,418,418,418を締め上げるナッ
トランナ419等を使用する。
【0004】このような従来の結合工具は、ミシンアー
ムAとミシンベッドBの相対位置を所定の精度に確保し
て、4本の結合ボルト418,418,418,418
により締結させるものである。即ち、ミシンアームAの
針棒穴a−a′に挿入された針棒検棒411の先端部e
は、針板ゲージ413が2本のねじ412,412によ
りミシンベッドBのねじ穴b−b′に螺合して取り付け
られた時に位置が決まる穴fと精密嵌合される。これ
で、ミシンアームAの針棒穴a−a′の中心と、ミシン
ベッドBに取り付けられた針板ゲージ413の穴fの中
心とを、針棒検棒411により一致させることができ
る。
【0005】また、ミシンアームAの立軸穴d−d′に
立軸検棒415を挿入し、ミシンベッドBの下軸穴c−
c′に下軸検棒414を挿入する。立軸検棒415は二
股部gを有し、下軸検棒414は二股部gと嵌合する軸
部g′を有しているので、ミシンアームAの立軸穴d−
d′の中心と、ミシンベッドBの下軸穴c−c′の中心
を一致させることができる。この状態で4本の結合ボル
ト418,418,418,418をナットランナ41
9で締め上げて、ミシンアームAとミシンベッドBを結
合する。
【0006】なお、結合面からの油漏れを防止するた
め、結合前に、シール剤をローラ416でミシンアーム
Aの底面部hに塗布したり、あるいは、シールパッキン
Pを挟み込んだりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の結合工具による結合作業では、人手による
工程となり、大きく重いワークの取り扱いを伴うきつい
手作業となっていた。
【0008】そして、結合の精度においても、現実に
は、針棒検棒411は細くて長い曲がりやすいものであ
り、針板ゲージ413の穴fとの嵌合による位置出しも
勘による作業を伴うものであり、熟練者でないと結合精
度にバラツキが大きく生じるものとなっていた。即ち、
結合精度の位置出し方法が機械的嵌合による方法であ
り、嵌合部のクリアランスの影響を受けるため、高精度
の位置出しが望めない。
【0009】また、結合ボルト418の締め付けトルク
によりミシンアームAとミシンベッドBの位置が若干動
き、位置の狂いが生じてしまうことがある。これを修正
するには、針棒検棒411および下軸検棒414の嵌合
部分(針棒検棒411の先端部eと針板ゲージ413の
穴f、立軸検棒415の二股部gと下軸検棒414の軸
部g′)のコジレ状態をなくすために、ハンマー417
などでミシンアームAを叩いて、位置を修正する必要が
あるなどの欠点があった。
【0010】さらに、従来の組立方法は、人手による作
業性の観点から、ミシンフレームを倒立状態にしてボル
ト結合するのが一般的である。そのため、ミシンアーム
には自重により歪が発生し、結合後に正立状態に戻した
とき、結合精度にズレが生じてしまう。また、このよう
にミシンフレームを倒立状態にする必要があるため、ミ
シンアームAとミシンベッドBとの結合面から油洩れを
防止するのに、結合前にミシンアームAの底面部にシー
ル材を塗布し硬化させる作業が困難となってしまう。そ
のため、組立装置は全自動化が非常に困難となってい
た。
【0011】そこで、本発明の目的は、ミシンフレーム
を構成するミシンアームとミシンベッド等の部品を所定
の精度で全自動により結合できるようにした自動組立方
法およびその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、一の部品と他の部品とを自動で
ボルトにより仮結合する仮結合工程と、仮結合した両部
品の少なくとも相対位置を自動で計測し、その計測値に
基づいて自動で位置修正して、所定の精度をもって自動
で前記ボルトにより本結合する本結合工程と、からなる
部品の自動組立方法を特徴としている。
【0013】さらに、請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明において、前記仮結合工程に先立って、一方
の前記部品の結合面にシール剤を自動で塗布するシール
剤塗布工程と、前記本結合工程の後、結合状態の両部品
の結合部の前記シール剤を自動で乾燥して硬化させるシ
ール剤乾燥工程と、をさらに有する部品の自動組立方法
を特徴としている。
【0014】なお、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明において、前記両部品は、ミシンフレ
ームを構成するミシンアームとミシンベッドであって、
前記ミシンアームは少なくとも針棒穴および立軸穴を有
し、前記ミシンベッドは少なくとも針板ゲージ用のねじ
穴および下軸穴を有するものであることを特徴としてい
る。
【0015】そして、請求項4記載の発明は、一の部品
と他の部品とをそれぞれ保持して互いの結合面を合わせ
る部品保持機構、この部品保持機構により前記結合面を
合わせた状態で両部品にボルトを締め込んで仮結合する
ナットランナを備える仮結合装置と、仮結合した両部品
の少なくとも相対位置を自動で計測する計測器、この計
測器により検出された計測値に基づいて所定の精度に前
記両部品を位置修正するロボット、このロボットにより
所定の精度に位置修正した両部品に前記ボルトを締め込
んで本結合するナットランナを備える本結合装置と、前
記一の部品と他の部品を前記仮結合装置までそれぞれ搬
送し、前記仮結合装置で仮結合した前記両部品を前記本
結合装置まで搬送する搬送装置と、から構成した部品の
自動組立装置を特徴としている。
【0016】さらに、請求項5記載の発明は、請求項4
記載の発明において、前記仮結合装置の前工程に配置さ
れ、一方の前記部品の前記結合面にシール剤を塗布する
ディスペンサー、このディスペンサーを所定の軌跡に沿
って移動させるロボットとを備えるシール剤塗布装置
と、前記本結合装置の後工程に配置され、結合状態の両
部品の結合部の前記シール剤に沿って光を照射する光照
射装置を備えて、前記シール剤を乾燥して硬化させるシ
ール剤乾燥装置と、をさらに備えた部品の自動組立装置
の構成を特徴としている。
【0017】なお、請求項6記載の発明は、請求項4ま
たは5記載の発明において、前記両部品は、ミシンフレ
ームを構成するミシンアームとミシンベッドであって、
前記ミシンアームは少なくとも針棒穴および立軸穴を有
し、前記ミシンベッドは少なくとも針板ゲージ用のねじ
穴および下軸穴を有するものであることを特徴としてい
る。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明によれば、先ず、一の部品
と他の部品とを自動でボルトにより仮結合してから、次
の工程で、その仮結合した両部品の少なくとも相対位置
を自動で計測し、その計測値に基づいて自動で位置修正
して、所定の精度をもって自動でボルトにより本結合す
る組立方法なので、部品の組立が高精度に全自動で行え
る。
【0019】さらに、請求項2記載の発明によれば、仮
結合工程に先立って、一方の部品の結合面にシール剤を
自動で塗布しておき、本結合工程の後に、結合状態の両
部品の結合部のシール剤を自動で乾燥して硬化させる組
立方法なので、結合面へのシール剤の塗布とそのシール
剤の乾燥も全自動で行える。
【0020】従って、請求項3記載の発明のように、少
なくとも針棒穴および立軸穴を有するミシンアームと、
少なくとも針板ゲージ用のねじ穴および下軸穴を有する
ミシンベッドとを全自動により結合して、ミシンフレー
ムを高精度に組み立てられる。
【0021】そして、請求項4記載の発明によれば、先
ず、仮結合装置で、搬送された一の部品と他の部品とを
部品保持機構によりそれぞれ保持して互いの結合面を合
わせて、その結合面を合わせた状態で両部品にボルトを
ナットランナにより締め込んで仮結合した後、次の本結
合装置で、搬送された仮結合状態の両部品の少なくとも
相対位置を計測器により自動で計測して、その検出され
た計測値に基づいてロボットにより所定の精度に両部品
を位置修正してから、その所定の精度に位置修正した両
部品にボルトをナットランナにより締め込んで本結合す
る組立装置なので、部品の組立が高精度に全自動で行え
る。
【0022】さらに、請求項5記載の発明によれば、一
方の部品の結合面に、ロボットにより所定の軌跡に沿っ
てディスペンサーを移動させてシール剤を塗布してお
き、本結合装置の後工程のシール剤乾燥装置で、結合状
態の両部品の結合部のシール剤に沿って光照射装置によ
り光を照射して、シール剤を乾燥して硬化させる組立装
置なので、結合面へのシール剤の塗布とそのシール剤の
乾燥も全自動で行える。
【0023】従って、請求項6記載の発明のように、少
なくとも針棒穴および立軸穴を有するミシンアームと、
少なくとも針板ゲージ用のねじ穴および下軸穴を有する
ミシンベッドとを全自動により結合して、ミシンフレー
ムを高精度に組み立てられる。
【0024】
【実施例】以下に、本発明に係る部品の自動組立方法お
よびその装置の実施例を図1乃至図40に基づいて説明
する。
【0025】先ず、図1および図2は本発明を適用した
一例としての組立ラインを示すもので、Aはミシンアー
ム、Bはミシンベッド、Cは中央制御盤、Dは本結合コ
ントロールボックス、Mはマスターワーク、1はクリー
ニングステーション、2はシール剤塗布ステーション、
3は仮結合ステーション、4は本結合ステーション、5
は紫外線硬化ステーション、7,8,9は搬送装置、1
0はベッドクリーニング装置、30はアームクリーニン
グ装置、50はシール剤塗布装置、70は仮結合装置、
100は本結合装置、130はシール剤乾燥装置(紫外
線照射装置)である。
【0026】実施例では、部品組立ラインとしてミシン
フレーム組立ラインを示しており、このミシンフレーム
組立ラインは、図示のように、クリーニングステーショ
ン1、シール剤塗布ステーション2、仮結合ステーショ
ン3、本結合ステーション4、紫外線硬化ステーション
5の順に並んでいる。そして、ミシンアームAをクリー
ニングステーション1、シール剤塗布ステーション2、
仮結合ステーション3まで自動搬送する搬送装置7と、
ミシンベッドBを仮結合ステーション3まで自動搬送す
る搬送装置8と、仮結合ステーション3で仮結合された
ミシンアームAおよびミシンベッドBを本結合ステーシ
ョン4、紫外線硬化ステーション5まで自動搬送する搬
送装置9が配設されている。これらの搬送装置7,8,
9はローラコンベア等で構成されている。
【0027】先ず、クリーニングステーション1には、
ベッドクリーニング装置10が搬送装置8側に配設され
て、アームクリーニング装置30が搬送装置7側に配設
されている。次のシール剤塗布ステーション2には、シ
ール剤塗布装置50が搬送装置8側に配設されている。
次の仮結合ステーション3には、仮結合装置70が2つ
の搬送装置7,8に跨るようにして配設されている。次
の本結合ステーション4には、本結合装置100が搬送
装置9に沿って配設されている。次の紫外線硬化ステー
ション5には、シール剤乾燥装置である紫外線照射装置
130が搬送装置9に沿って配設されている。なお、以
上のミシンフレーム組立ラインの近傍に、中央制御盤
C、本結合コントロールボックスDが並んで配設されて
おり、また、本結合ステーション4には、組み立てるべ
きミシンフレームとしてのマスターワークMが置かれて
いる。
【0028】図3は以上のミシンフレーム組立ラインの
各ステーションでの処理を示すフローチャートであり、
先ず、クリーニングステーション1のステップS10で
は、個別に搬入されるミシンベッドBのエアブロー(ス
テップS11)およびミシンアームAのエアブロー(ス
テップS12)等を行う。次のシール剤塗布ステーショ
ン2のステップS20では、ミシンベッドBの機種を検
知(ステップS21)してから、シール剤を塗布(ステ
ップS22)し、その塗布状態を確認(ステップS2
3)する。また、別途、ミシンアームAの機種(ステッ
プS19)も検知する。
【0029】次の仮結合ステーション3のステップS3
0では、結合ボルトを供給(ステップS31)して、そ
のボルトを仮締め(ステップS32)する。次の本結合
ステーション4のステップS40では、ミシンアームA
およびミシンベッドBをボルトにより仮結合した状態の
ミシンフレームの機種を検知(ステップS41)してか
ら、各部を計測(ステップS42)して、その計測に基
づいて必要なら位置の補正(ステップS43)を行い、
再び各部を計測(ステップS44)する。次の紫外線硬
化ステーション5のステップS50では、結合面のシー
ル剤を硬化させる。なお、図示しないが、この紫外線硬
化ステーション5の後には、本結合された精度を外力に
より結合精度がズレないように位置を保持するために、
ノックピンを打ち込むノック打ちステーションが配設さ
れている。
【0030】次に、各装置の詳細を説明する。
【0031】図4乃至図7はベッドクリーニング装置1
0の詳細を示したもので、このベッドクリーニング装置
10は、前工程での穴あけ加工等によりミシンベッドB
に付着・残留した切粉・粉塵を除去することを目的とす
るものである。
【0032】このベッドクリーニング装置10は、図示
のように、搬送装置8の横に並ぶワーク位置決め治具
(移動台車)11を台車移動シリンダ12により前後方
向に往復移動可能として備えるとともに、その上方に、
ワーク検知センサ13、ワーク検知センサブローノズル
14、針板ネジ穴ブローノズル15、針板溝ブローノズ
ル16、上面全体ブローノズル17を固定状態でそれぞ
れ配設している。また、移動台車11の下方には、下面
全体ブローノズル18を固定状態で配設して、下軸後ブ
ローノズルユニット19と、下軸前ブローノズルユニッ
ト20をそれぞれのシリンダにより上下方向可動に配設
している。
【0033】以上のベッドクリーニング装置10と搬送
装置8を挟んで対向する位置には、シリンダによりライ
ンに対し横方向に往復移動可能な搬入ユニット21が配
設され、この搬入ユニット21と対向するようベッドク
リーニング装置10にも、シリンダによりラインに対し
横方向に往復移動可能な搬出ユニット22が配設されて
いる。また、ベッドクリーニング装置10には、ワーク
を出し入れするための開口部をシリンダにより開閉する
シャッタユニット23が備えられるとともに、操作盤2
4、ダクトが接続される集塵口25、切粉台車26等が
備えられている。さらに、搬送装置8には、連続して送
られたベッドを停止させ、先頭の1台だけを次に送るよ
うにするシーソーストッパ8a、ベッドを停止させるた
めのストッパ8b、コンベアのローラの傷み防止と搬送
を容易にするためのベッドリフター8cが備えられてい
る。
【0034】図8乃至図11はアームクリーニング装置
30の詳細を示したもので、このアームクリーニング装
置30は、前工程での穴あけ加工等によりミシンアーム
Aに付着・残留した切粉・粉塵を除去することを目的と
するものである。
【0035】このアームクリーニング装置30は、図示
のように、搬送装置7の横に並ぶワーク位置決め治具
(移動台車)31を台車移動シリンダ32により前後方
向に往復移動可能として備えるとともに、その上方に、
上面全体ブローノズル33を固定状態で配設している。
移動台車31は、位置決め基準ピンユニット31a,3
1aを有している。また、移動台車31の前後には、針
棒軸・上軸前ブローノズルユニット34をシリンダによ
り前後方向可動に配設して、上軸後ブローノズル35を
固定状態で配設している。
【0036】そして、移動台車31の下方には、下面全
体ブローノズル36を固定状態で配設して、立軸上ブロ
ーノズル37および立軸中ブローノズル38をシリンダ
39により上下方向可動に配設している。さらに、移動
台車31の一側方には、4カ所の結合ネジ穴ブローノズ
ル40,40,40,40と、立軸下ブローノズル41
を固定状態でそれぞれ配設するとともに、ブラシユニッ
ト42を配設している。このブラシユニット42は、ミ
シンアームAの結合面をブラッシングするもので、モー
タにより駆動される回転ブラシを有している。
【0037】以上のアームクリーニング装置30と搬送
装置7を挟んで対向する位置には、シリンダによりライ
ンに対し横方向に往復移動可能な搬入ユニット43が配
設され、この搬入ユニット43と対向するようアームク
リーニング装置30にも、シリンダによりラインに対し
横方向に往復移動可能な搬出ユニット44が配設されて
いる。また、アームクリーニング装置30には、ワーク
を出し入れするための開口部をシリンダにより開閉する
シャッタユニット45が備えられるとともに、操作盤4
6、ダクトが接続される集塵口47、切粉台車48等が
備えられている。さらに、搬送装置7には、前述の搬送
装置8のシーソーストッパ8a、ストッパ8b、アーム
リフター8cと同一機能のシーソーストッパ7a、スト
ッパ7b、アームリフター7cが備えられている。
【0038】図12乃至図14はシール剤塗布装置50
の詳細を示したもので、このシール剤塗布装置50は、
ミシンベッドBの上面に、ミシンアームAとの結合面か
らの油漏れを防止するためのシール剤を所定の軌跡に塗
布することを目的とするものである。
【0039】このシール剤塗布装置50は、図示のよう
に、搬送装置8をつなぐようにしてワーク位置決め治具
51をシリンダ52により上下方向可動に備えるととも
に、シール剤を塗布するディスペンサーユニット53を
支持したロボット56を備えている。ワーク位置決め治
具51は、位置決め基準ピン51a,51aを有してい
る。また、ディスペンサーユニット53は、シリンダ5
4の作動によりノズル55から着色された光(紫外線)
硬化性のシール剤を吐出する昇降可能なもので、このデ
ィスペンサーユニット53を支持したロボット56は、
前後左右方向(XY方向)に移動可能なものである。な
お、57はシール剤タンクである。
【0040】そして、ワーク位置決め治具51の上方に
は位置決めユニット58が配設され、この位置決めユニ
ット58は、シール剤の塗布をガイドするためのガイド
58a,58aを有している。また、このガイド58
a,58aに沿うようにして照明59,59が設けられ
ている。さらに、このシール剤塗布作業空間はカバー6
0により覆われている。なお、63は操作盤である。
【0041】ところで、図13に示すように、搬送装置
8には、シーソーストッパ64がシリンダ65により揺
動可能に配設されるとともに、ストッパ66がシリンダ
67により昇降可能に配設されている。シーソーストッ
パ64は、シリンダ65により揺動させることで、一方
のストッパ部64aで次に処理するワークであるミシン
ベッドBを直前で待機させ、他方のストッパ部64bで
前工程から送られてきたワークをさらに手前側で待機さ
せる。ストッパ66は、シリンダ67により上昇して、
処理する位置にワークを停止させる。なお、前記シーソ
ーストッパ7a,8a、ストッパ7b,8bもそれぞれ
同様に機能するものである。
【0042】次に、図15乃至図20は仮結合装置70
の詳細を示したもので、この仮結合装置70は、本結合
に先立って、ミシンアームAとミシンベッドBを仮結合
することを目的とするものである。
【0043】この仮結合装置70は、図示のように、2
つの搬送装置7,8に跨るようにして設置されており、
その一側方に並んでボルト供給装置90が配設されてい
る。このボルト供給装置90は、図16にも示すよう
に、対をなす補助ホッパー91,91からパーツフィー
ダー92,92にそれぞれ供給されてガイドレール9
3,93にそれぞれ首吊り状態で送られた結合ボルト9
4,94が、ロボット95,95のハンド96,96に
よりそれぞれ把持されて、上下が逆になるよう180゜
それぞれ回転させられる構成のものである。
【0044】このロボット95により結合ボルト94を
上端のビットにセットされるナットランナ71が4本用
意されている。この4本のナットランナ71,71,7
1,71は、図17に示す構成をもって搬送装置8の下
方にユニット化して配置されて、シリンダ72によりユ
ニット毎昇降可能となっており、また、締め上げトルク
の管理のために個別のサーボモータ73,73,73,
73によりそれぞれ回転駆動される構成となっている。
【0045】そして、仮結合装置70は、図15と図1
8乃至図20に示すように、アーム横送りシリンダ74
により第1のスライダ75をガイドロッド76,76に
沿って往復移動可能とするとともに、この第1のスライ
ダ75から2段目上昇シリンダ77により昇降可能な第
2のスライダ78を設けて、この第2のスライダ78に
1段目上昇シリンダ79により昇降可能なアームクラン
プハンド80を設けている。このアームクランプハンド
80は、シリンダにより出没動作するクランプピン8
1,81を前後に有するとともに、前後の一方にクラン
プレバー82を備えている。このクランプレバー82
は、クランプピン83を有していて、アーム旋回シリン
ダ84によりギヤ機構を介して90゜回転可能となって
いる。
【0046】さらに、仮結合装置70は、ユニット化し
た4本のナットランナ71,71,71,71を下方に
設置した搬送装置8の上方に、アーム取付具85を設置
している。このアーム取付具85は、ミシンアームAに
対して、一側方からシリンダにより出没可能な位置決め
ピン86と、他側方からシリンダにより突出可能な押え
ピン87,87とを備えている。また、2つの搬送装置
7,8の仮結合部位には、ワーク位置決め治具88,8
9がシリンダにより上下方向可動にそれぞれ備えられて
いる。
【0047】次に、図21乃至図30は本結合装置10
0の詳細を示したもので、この本結合装置100は、前
工程で仮結合したミシンアームAとミシンベッドBを高
精度に本結合することを目的とするものである。
【0048】この本結合装置100は、図21乃至図2
3に示すように、前記搬送装置9の横に並ぶワーククラ
ンプユニット101,102と、その下方のアームハン
ド111を備えた補正装置である3軸補正ロボット11
0と、ユニット化した4本のサーボナットランナ12
0,120,120,120およびその昇降用のシリン
ダ121等から構成されている。シリンダにより駆動さ
れる下方のワーククランプユニット101は、ミシンベ
ッドBを載置して位置決めするもので、ワーククランプ
ユニット102は、シリンダによりミシンアームAの上
面を押えて位置決めするものである。
【0049】また、本結合装置100と搬送装置9を挟
んで対向する位置には、図1のように、シリンダにより
ラインに対し横方向に往復移動可能な搬入ユニット10
3が配設され、この搬入ユニット103と対向するよう
本結合装置100にも、シリンダによりラインに対し横
方向に往復移動可能な搬出ユニット104が配設されて
いる。
【0050】さらに、この本結合装置100には、立軸
検棒105、針棒検棒106、下軸検棒107、針板ユ
ニット108が組み込まれている。これら立軸検棒10
5、針棒検棒106、下軸検棒107はそれぞれのシリ
ンダ105a,106a,107aによってそれぞれ軸
線方向に往復移動可能である。また、針板ユニット10
8はシリンダ109により昇降可能である。
【0051】そして、3軸補正ロボット110は、サー
ボモータによるX軸モータ112、Y軸モータ113、
θ軸モータ114を備えるNC(Numerical
Control;数値制御)ロボットであり、これらX
軸モータ112、Y軸モータ113、θ軸モータ114
の駆動によって、前後方向(X方向)、左右方向(Y方
向)、垂直軸115a廻りにそれぞれ移動可能な微動テ
ーブル115をさらに備えている。この微動テーブル1
15に一体に前記アームハンド111が備えられてお
り、このアームハンド111はほぼコ字形状をなして、
その内方に、ミニチュアシリンダにより出没動作するグ
リップ凸部116,116,116,…を有している。
このグリップ凸部116,116,116,…は、ミシ
ンアームAの結合部の周囲4面を囲むよう8個ずつ上下
に並んで計16個設けている。
【0052】以上の本結合装置100には、さらに、ワ
ーク温度計測器である温度センサ117,118と、検
棒位置計測器である電気マイクロメータ122,12
3,124,125,126,127が設けられてい
る。即ち、図23に示すように、ミシンアームAの側面
に接触してワーク温度を検出する温度センサ117が設
けられるとともに、図22に示すように、ミシンベッド
Bの上面に接触してワーク温度を検出する温度センサ1
18が針板ユニット108の先端部に設けられている。
【0053】また、図25乃至図29に示すように、下
軸検棒107の側面2カ所に接触してその位置をそれぞ
れ検出する電気マイクロメータ122,123と、立軸
検棒105の側面に接触してその位置を検出する電気マ
イクロメータ124が設けられるとともに、針棒検棒1
06の周囲3カ所に接触してその位置をそれぞれ検出す
る電気マイクロメータ125,126,127が針板ユ
ニット108の針板ゲージ部分に設けられている。
【0054】図24は以上の本結合装置100での処理
を示すフローチャートであり、先ず、ワーク有りを確認
(ステップS101)すると、ベッドクランプ(ステッ
プS102)をしてから、アームクランプ、針板ネジ締
め、ナットランナ進出を行う(ステップS103)。ま
た、これと並行して、温度センサを進出(ステップS1
04)させて、ワーク温度を測定(ステップS105)
し、温度センサを後退(ステップS106)させる。そ
の後、針棒検棒の進出、下軸検棒の進出、立軸検棒の進
出を行う(ステップS107)。
【0055】次に、電気マイクロメータを進出(ステッ
プS108)させてから、ナットランナを緩め動作させ
(ステップS109)、位置測定値が所定の精度範囲か
否かを判別し(図25のアームに挿入された針棒検棒1
06の下端部が、ベッドに取り付けられた針板ユニット
108の3本の電気マイクロメータ125,126,1
27の軸心交点とのズレ量と、下軸検棒107の軸心を
電気マイクロメータ122,123により検知し、立軸
検棒105の軸心を検知する電気マイクロメータ124
により検知し、両軸心のズレ量が所定の精度範囲か否か
を判別する。)(ステップS110)、位置測定値が所
定の精度範囲外ならば、X方向、Y方向、Z方向(θ軸
廻り)の補正を行って(ステップS111)、再度、前
記ステップS110に戻って処理を繰り返す。また、前
記ステップS110において、位置測定値が所定の精度
範囲内ならば、ナットランナを本締め動作(ステップS
112)させて、その本締めトルクが設定トルクか否か
を判別する(ステップS113)し、本締めトルクが設
定トルクならば、ベッドをナチュラルクランプしてアー
ムをアンクランプする(ステップS114)。
【0056】そして、再び、位置測定値が所定の精度範
囲か否かを判別し(ステップS115)、位置測定値が
所定の精度範囲内ならば、ベッドクランプをする(ステ
ップS116)。また、前記ステップS115におい
て、位置測定値が所定の精度範囲外ならば、ベッドクラ
ンプ(S117)をし、アームクランプ(S118)を
して、ナットランナを緩め動作させて(S119)か
ら、再度、前記ステップS110に戻って処理を繰り返
す。なお、前記ステップS113において、本締めトル
クが設定トルクでないならば、ナットランナを緩め動作
させて(S119)から、再度、前記ステップS110
に戻って処理を繰り返す。
【0057】また、前記ステップS116に続いて、電
気マイクロメータを後退させて(ステップS120)か
ら、針棒検棒の戻し、下軸検棒の戻し、立軸検棒の戻し
を行う(ステップS121)。続いて、針板ネジを緩め
て(ステップS122)から、ベッドをアンクランプ
(ステップS123)し、ワークを搬出して(ステップ
S124)、処理を終了する。
【0058】次に、図31乃至図40はシール剤乾燥装
置である光照射装置としての紫外線照射装置130の詳
細を示したもので、この紫外線照射装置130は、前工
程で本結合したミシンアームAとミシンベッドBとの結
合面間のシール剤のはみ出し部分に紫外線を効率良く照
射して硬化させることを目的とするものである。
【0059】この紫外線照射装置130は、図31乃至
図34に示すように、搬送装置9をつなぐようにして第
1のワーク位置決め治具131および第2のワーク位置
決め治具132をそれぞれシリンダにより上下方向可動
に前後に備えるとともに、紫外線照射作業空間を覆うボ
ックス133の前後面には、自動開閉動作する入口シャ
ッター134と出口シャッター135を備えている。ま
た、ボックス133内の一側方には、前後の紫外線ラン
プハウス136,137が配設されている。なお、14
7は操作盤である。
【0060】そして、搬送方向に対して前側の紫外線ラ
ンプハウス136からは、図36および図37に示すよ
うに、光ファイバーケーブル138,138を介して紫
外線照射ノズル139,139が前後対をなすように設
けられている。この前後の紫外線照射ノズル139,1
39は、これを保持するノズルホルダ140,140を
それぞれ介してロボット141に組み込まれており、こ
のロボット141により搬送装置9上に横方向から平行
に進退動作する。
【0061】さらに、搬送方向に対して後側の紫外線ラ
ンプハウス137からは、図38乃至図40に示すよう
に、光ファイバーケーブル142,142を介して紫外
線照射ノズル143,143が左右対をなすように設け
られている。この左右の紫外線照射ノズル143,14
3は、ロボット145,145により搬送装置9の両側
に沿って前後方向移動する。即ち、左右の紫外線照射ノ
ズル143,143は、これを保持するノズルホルダ1
44,144を介してロボット145,145にそれぞ
れ組み込まれており、このロボット145,145によ
りシール剤軌跡に対応した形状のガイド溝146,14
6に沿ってノズルホルダ144,144が移動すること
で、紫外線をそれぞれスポット照射する。
【0062】図35は以上の紫外線照射装置130での
処理を示すフローチャートであり、先ず、ワークを搬送
(ステップS201)して、そのワークを位置決めする
(ステップS202)。そして、光ファイバーケーブル
(ノズル)を照射部位に移動して(ステップS20
3)、ノズルから紫外線を照射する(ステップS20
4)。さらに、光ファイバーケーブル(ノズル)を照射
軌跡に倣い移動させてから(ステップS205)、紫外
線の照射をOFFにする(ステップS206)。その
後、ワークの位置決めを解除して(ステップS20
7)、ワークを次の工程に搬送する(ステップS20
8)。
【0063】次に、以上のミシンフレーム自動組立装置
によるミシンアームAとミシンベッドBの結合を説明す
る。
【0064】先ず、図1および図2に示すように、クリ
ーニングステーション1において、前工程での穴あけ等
の加工が施されたミシンベッドBが搬送装置8によりベ
ッドクリーニング装置10に自動搬送され、また、前工
程での穴あけ等の加工が施されて横に寝かされた状態の
ミシンアームAが搬送装置7によりアームクリーニング
装置30に自動搬送される。
【0065】そして、ベッドクリーニング装置10にお
いて、図4乃至図7に示すように、搬入ユニット21に
よりミシンベッドBが搬送装置8の横に並ぶ移動台車1
1に搬入して位置決めされる。このミシンベッドBの搬
入はワーク検知センサ13により検知され、ワーク検知
センサブローノズル14、針板ネジ穴ブローノズル1
5、針板溝ブローノズル16、上面全体ブローノズル1
7、下面全体ブローノズル18、下軸後ブローノズルユ
ニット19、下軸前ブローノズルユニット20が作動す
るとともに、台車移動シリンダ12が作動して移動台車
11が前後方向に1往復移動する。
【0066】従って、ミシンベッドBは、ワーク検知セ
ンサブローノズル14、針板ネジ穴ブローノズル15、
針板溝ブローノズル16、上面全体ブローノズル17に
より、上面全体、針板ネジ穴、針板溝(図41参照)が
エアブローされるとともに、下面全体ブローノズル1
8、下軸後ブローノズルユニット19、下軸前ブローノ
ズルユニット20により、下面全体、下軸穴(図41参
照)がエアブローされて、前工程の加工で付着・残留し
た切粉・粉塵が除去される。
【0067】このようにしてクリーニングされたミシン
ベッドBは、搬出ユニット22により搬送装置8に搬出
される。さらに、ミシンベッドBは、次のシール剤塗布
ステーション2において、搬送装置8によりシール剤塗
布装置50に自動搬送される。
【0068】そして、シール剤塗布装置50において、
図12乃至図14に示すように、ミシンベッドBがワー
ク位置決め治具51上に位置決めされてから、ロボット
56の作動によりディスペンサーユニット53が所定の
軌跡に沿って走査されて、シリンダ54の作動によりノ
ズル55から着色された紫外線硬化性のシール剤が、ミ
シンベッドBの上面に吐出される。このシール剤は、ミ
シンアームAとの結合面の輪郭に沿って塗布され、その
際、位置決めユニット58のガイド58a,58aに沿
うようにして塗布が行われた後、ミシンベッドBを搬送
装置8により次の仮結合ステーション3まで自動搬送す
る。
【0069】また、アームクリーニング装置30におい
て、図8乃至図11に示すように、搬入ユニット43に
よりミシンアームAが搬送装置7の横に並ぶ移動台車3
1に搬入して位置決めされる。ミシンアームAが搬入さ
れると、図示しないワーク検知センサにより検知され
て、針棒軸・上軸前ブローノズルユニット34、上軸後
ブローノズル35、下面全体ブローノズル36、立軸上
ブローノズル37、立軸中ブローノズル38、4カ所の
結合ネジ穴ブローノズル40,40,40,40、立軸
下ブローノズル41、ブラシユニット42が作動すると
ともに、台車移動シリンダ32が作動して移動台車31
が前後方向に1往復移動する。
【0070】従って、ミシンアームAは、横に寝かされ
た状態で、針棒軸・上軸前ブローノズルユニット34、
上軸後ブローノズル35により、前後の針棒軸穴(図4
1参照)および上軸穴がエアブローされ、下面全体ブロ
ーノズル36、立軸上ブローノズル37、立軸中ブロー
ノズル38により、下面全体、立軸穴(図41参照)が
エアブローされるとともに、4カ所の結合ネジ穴ブロー
ノズル40,40,40,40、立軸下ブローノズル4
1により、結合ネジ穴、立軸穴(図41参照)がエアブ
ローされ、さらに、ブラシユニット42により、側方を
向いた結合面がブラッシングされて、前工程の加工で付
着・残留した切粉・粉塵が除去される。
【0071】このようにしてクリーニングされたミシン
アームAは、搬出ユニット22により搬送装置7に搬出
される。さらに、ミシンアームAは、次の仮結合ステー
ション3において、搬送装置7により仮結合装置70に
自動搬送される。また、この仮結合装置70には、前述
した通り、シール剤塗布ステーション2でシール剤を塗
布したミシンベッドBも搬送装置8により自動搬送され
る。
【0072】そして、仮結合装置70において、図15
乃至図20に示すように、ミシンアームAがワーク位置
決め治具88により位置決めされて、ミシンベッドBが
ワーク位置決め治具89により位置決めされる。続い
て、2段目上昇シリンダ77および1段目上昇シリンダ
79の作動によりアームクランプハンド80を下降させ
て、前後のクランプピン81,81をミシンアームAの
上軸穴iに挿入するとともに、クランプレバー82のク
ランプピン83をミシンアームAのレバー穴jに挿入す
る。
【0073】こうして横に寝た状態のミシンアームAを
把持したアームクランプハンド80を、2段目上昇シリ
ンダ77および1段目上昇シリンダ79の作動により上
昇させてから、アーム旋回シリンダ84の作動によりギ
ヤ機構を介してクランプレバー82を90゜回転させ、
ミシンアームAの姿勢を正立状態に変化させる。続い
て、アーム横送りシリンダ74の作動により第1のスラ
イダ75をガイドロッド76,76に沿って移動させ
て、正立状態にミシンアームAを把持したアームクラン
プハンド80を、ミシンベッドBの上方に送る。
【0074】次に、アームクランプハンド80を再び下
降させて、アーム取付具85内にミシンアームAを入れ
て、このミシンアームAを、一側方から位置決めピン8
6と他側方からの押えピン87,87とで位置決めす
る。この位置決め状態において、ミシンアームAの下面
(結合面)とミシンベッドBの上面との間には僅かな隙
間が確保され、従って、前工程でミシンベッドBの上面
に塗布したシール剤がミシンアームAの結合面に付着す
ることはない。
【0075】このような状態で、ミシンベッドBの下方
に位置するナットランナ71,71,71,71の上昇
および回転作動により、その各ビットにボルト供給装置
90のロボット95,95のハンド96,96により頭
を下にしてセットされた結合ボルト94,94,94,
94を、ミシンベッドBからミシンアームAの結合ネジ
穴にそれぞれ締め込む。その後、ナットランナ71,7
1,71,71を下降させるとともに、ミシンアームA
のクランプを解除したアームクランプハンド80を上昇
させて初期位置に待機させる。
【0076】このようにして仮結合されたミシンアーム
AおよびミシンベッドBは、次の本結合ステーション4
において、搬送装置9により本結合装置100に自動搬
送される。
【0077】そして、本結合装置100において、スタ
ート信号が入る(図24のフローチャート参照)と、図
21乃至図23に示すように、正立状態でミシンアーム
Aを仮結合したミシンベッドBが、搬入ユニット103
により搬送装置9の横に並ぶワーククランプユニット1
01上に位置決めされて、ミシンアームAの上面をワー
ククランプユニット102により押し付けられる。続い
て、3軸補正ロボット110のアームハンド111がミ
シンアームAの結合部周囲をグリップ凸部116,11
6,116,…により把持すると同時に、針板ユニット
108が下降して、ミシンベッドBにネジ締め固定され
る。
【0078】また、サーボナットランナ120,12
0,120,120が上昇し、温度センサ117が前進
してミシンアームAの側面との接触により温度測定を開
始するとともに、温度センサ118によりミシンベッド
Bの上面との接触により温度測定を開始する。その後、
立軸検棒105、針棒検棒106、下軸検棒107がミ
シンアームAおよびミシンベッドBの穴にそれぞれ挿入
され、電気マイクロメータ122,123,124が上
昇し、サーボナットランナ120,120,120,1
20により結合ボルト94,94,94,94がそれぞ
れ一旦緩められる。
【0079】これにより、ミシンアームAとミシンベッ
ドBはフリーとなり、これらミシンアームAおよびミシ
ンベッドBの位置測定と精度出しができる状態となる。
即ち、図25乃至図29に示すように、電気マイクロメ
ータ122,123が下軸検棒107の側面2カ所との
接触によりその位置をそれぞれ検出するとともに、電気
マイクロメータ124が立軸検棒105の側面との接触
によりその位置を検出する。また、針板ユニット108
の針板ゲージ部分に設けた電気マイクロメータ125,
126,127が針棒検棒106の周囲3カ所での接触
によりその位置をそれぞれ検出する。
【0080】以後、このようなミシンアームAおよびミ
シンベッドBの測定データを基に、フルクローズフィー
ドバック制御により、3軸補正ロボット110で、ミシ
ンベッドBに対するミシンアームAの位置が所定の精度
になるまで位置出しを繰り返す。即ち、図30に示すよ
うに、サーボモータによるX軸モータ112、Y軸モー
タ113、θ軸モータ114の駆動によって、微動テー
ブル115が前後方向(X方向)、左右方向(Y方
向)、垂直軸115a廻りのθ方向(あるいはZ方向)
にそれぞれ移動して、この微動テーブル115に一体に
備えたアームハンド111に結合部周囲を把持したミシ
ンアームAの位置出しを行う。
【0081】このように位置出しして、結合精度OKに
なったときは、アームハンド111がミシンアームAの
結合部周囲を把持したまま、サーボナットランナ12
0,120,120,120により結合ボルト94,9
4,94,94を所定のトルクにそれぞれ締め付ける。
その後、アームハンド111とワーククランプユニット
101,102をアンクランプの状態にして、再度、精
度測定し、OKの時、アームハンド111、ワーククラ
ンプユニット101,102、電気マイクロメータ12
2,123,124,125,126,127、立軸検
棒105、針棒検棒106、下軸検棒107、サーボナ
ットランナ120,120,120,120、針板ユニ
ット108を初期の状態にそれぞれ戻す。
【0082】以上のように本結合したミシンアームAお
よびミシンベッドBを搬出ユニット104により搬送装
置9に搬出し、サイクル完了となる。なお、次のスター
ト信号が入ると、以上の動作が繰り返される。
【0083】ここで、実施例の本結合装置100によれ
ば、以下の効果が得られる。(1)ミシンの機能を考え
た電気的な結合精度計測と、3軸のNCロボットによる
フルクローズフィードバック制御により、高い精度の位
置出し(μm単位)が可能である。(2)ミシンフレー
ムが正立状態での精度出しのため、倒立状態のようなミ
シンアームの自重による精度への影響がない。(3)3
軸ロボットユニット、アームクランプハンドにより、剛
性の強いミシンアーム結合部をグリップしているため、
精度出し時、ミシンフレームに歪を与えない。(4)結
合ボルト締結時、ミシンアームをアームクランプハンド
により保持しているため、締付トルクによる位置ズレが
生じない。(5)NCによるフルクローズフィードバッ
ク制御による精度出しのため、ミシンベッドクランプに
よる歪、ミシンアームとミシンベッドの温度差による熱
歪を、予め予測して、精度出しをすることができる。
【0084】さらに、以上のようにして本結合したミシ
ンアームAおよびミシンベッドBは、次の紫外線硬化ス
テーション5において、搬送装置9により紫外線照射装
置130内に搬送される。
【0085】そして、紫外線照射装置130において、
図31乃至図34に示すように、上面にミシンアームA
を本結合したミシンベッドBは、先ず、第1のワーク位
置決め治具131上に位置決めされる。続いて、図36
および図37に示すように、前側の紫外線ランプハウス
136から光ファイバーケーブル138,138を介し
て設けられた前後対をなす紫外線照射ノズル139,1
39が、ロボット141によりノズルホルダ140,1
40をそれぞれ介して搬送装置9上に横方向から平行に
1往復移動して、ミシンベッドB上面に対するミシンア
ームAの結合部の周囲からはみ出たシール剤に対し、そ
の前後を横方向に沿って1往復して紫外線をそれぞれス
ポット照射する。
【0086】その後、第1のワーク位置決め治具131
上への位置決めが解除されて、搬送装置9により送られ
て、次に、第2のワーク位置決め治具132上にミシン
ベッドBが位置決めされる。続いて、図38乃至図40
に示すように、紫外線ランプハウス137から光ファイ
バーケーブル142,142を介して設けられた左右対
をなす紫外線照射ノズル143,143が、ロボット1
45,145によりノズルホルダ144,144をそれ
ぞれ介して搬送装置9の両側に沿って前後方向1往復移
動する。即ち、ロボット145,145によりシール剤
軌跡に対応した形状のガイド溝146,146に沿って
ノズルホルダ144,144が移動することで、左右対
をなす紫外線照射ノズル143,143が、ミシンベッ
ドB上面に対するミシンアームAの結合部の周囲からは
み出たシール剤に対し、その左右を前後方向に沿って1
往復して紫外線をそれぞれスポット照射する。
【0087】ここで、実施例の紫外線照射装置130に
よれば、以下の効果が得られる。(1)スポット照射方
式で、シール剤塗布軌跡に倣って照射するため、効率が
よく、ランニングコストが大幅に低減される。(2)ス
ポット照射方式なので、紫外線が外部に漏れる量が少な
いため、カバー類の構造が簡素化される。(3)スポッ
ト照射方式なので、ワークに熱影響を与えない。
【0088】さらに、以上のようにして本結合してシー
ル剤を硬化したミシンアームAおよびミシンベッドB
は、図示しない次のノック打ちステーションに搬送さ
れ、所定の仕上げ装置による処理を経て完成品となる。
【0089】以上の通り、本発明の自動組立装置によれ
ば、以下の効果が得られる。
【0090】(1)従来の人手による作業が全自動で実
施できる。
【0091】(2)ミシンフレームが正立状態での工程
のため、倒立状態のミシンアームのような自重による精
度影響がない。
【0092】(3)温度の異なるミシンアームおよびミ
シンベッドの結合作業も可能となる。
【0093】なお、以上の実施例においては、ミシンア
ームとミシンベッドが正立状態の工程として述べたが、
結合部のシール剤の塗布と硬化工程時のみ正立状態と
し、その他は倒立状態での自動化も可能である。さら
に、ミシンアームとミシンベッドの結合によるミシンフ
レームの組立としたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、他の機械部品の組立であってもよい。また、
その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能
であることは勿論である。
【0094】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る部品の自動組立方法によれば、一の部品と他の部品と
を自動でボルトにより仮結合してから、その仮結合した
両部品の少なくとも相対位置を自動で計測し、その計測
値に基づいて自動で位置修正して、所定の精度をもって
自動でボルトにより本結合するようにしたため、部品の
組立を高精度に全自動で行うことができる。
【0095】さらに、請求項2記載の発明に係る部品の
自動組立方法によれば、仮結合の前に、一方の部品の結
合面にシール剤を自動で塗布しておいて、本結合の後
に、結合状態の両部品の結合部のシール剤を自動で乾燥
して硬化させるようにしたため、結合面へのシール剤の
塗布とそのシール剤の乾燥も全自動で行うことができ
る。
【0096】従って、請求項3記載の発明のように、少
なくとも針棒穴および立軸穴を有するミシンアームと、
少なくとも針板ゲージ用のねじ穴および下軸穴を有する
ミシンベッドとを全自動により結合して、ミシンフレー
ムを高精度に組み立てることができる。
【0097】そして、請求項4記載の発明に係る部品の
自動組立装置によれば、仮結合装置に搬送された一の部
品と他の部品とを部品保持機構によりそれぞれ保持して
互いの結合面を合わせて、その状態で両部品にボルトを
ナットランナにより締め込んで仮結合しておき、本結合
装置に搬送された仮結合状態の両部品の少なくとも相対
位置を計測器により自動で計測して、その検出された計
測値に基づいてロボットにより所定の精度に両部品を位
置修正してから、その所定の精度に位置修正した両部品
にボルトをナットランナにより締め込んで本結合するた
め、部品の組立を高精度に全自動で行うことができる。
【0098】さらに、請求項5記載の発明に係る部品の
自動組立装置によれば、一方の部品の結合面に、ロボッ
トにより所定の軌跡に沿ってディスペンサーを移動させ
てシール剤を塗布しておき、本結合の後のシール剤乾燥
装置で、結合状態の両部品の結合部のシール剤に沿って
光照射装置により光を照射して、シール剤を乾燥して硬
化させるため、結合面へのシール剤の塗布とそのシール
剤の乾燥も全自動で行うことができる。
【0099】従って、請求項6記載の発明のように、少
なくとも針棒穴および立軸穴を有するミシンアームと、
少なくとも針板ゲージ用のねじ穴および下軸穴を有する
ミシンベッドとを全自動により結合して、ミシンフレー
ムを高精度に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての組立ラインを示
す概略斜視図である。
【図2】図1の組立ラインの概略平面図である。
【図3】組立ラインの各ステーションでの処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】ベッドクリーニングステーションの平面図であ
る。
【図5】ベッドクリーニング装置の平面図である。
【図6】ベッドクリーニング装置の正面図である。
【図7】ベッドクリーニング装置の側面図である。
【図8】アームクリーニングステーションの平面図であ
る。
【図9】アームクリーニング装置の平面図である。
【図10】アームクリーニング装置の正面図である。
【図11】アームクリーニング装置の側面図である。
【図12】シール剤塗布装置の平面図である。
【図13】シール剤塗布装置の正面図である。
【図14】シール剤塗布装置の側面図である。
【図15】仮結合装置の概略斜視図である。
【図16】仮結合装置下部のボルト供給装置およびナッ
トランナを示す側面図である。
【図17】ナットランナの斜視図である。
【図18】仮結合装置上部のアーム送り装置を示す平面
図である。
【図19】アーム送り装置およびアームクランプ治具等
を示す正面図である。
【図20】アーム送り装置およびアームクランプ治具等
を示す側面図である。
【図21】本結合装置の概略平面図である。
【図22】本結合装置の概略正面図である。
【図23】本結合装置の側面図である。
【図24】本結合装置による処理を示すフローチャート
である。
【図25】本結合装置による各検棒の測定を示す概略平
面図である。
【図26】本結合装置による各検棒の測定を示す概略側
面図である。
【図27】各検棒測定部分の拡大側面図である。
【図28】各検棒測定部分の拡大平面図である。
【図29】立軸検棒測定部分の拡大正面図である。
【図30】本結合装置による補正機能を示す概略平面図
である。
【図31】紫外線照射装置の平面図である。
【図32】紫外線照射装置の正面図である。
【図33】紫外線照射装置の一側面図である。
【図34】紫外線照射装置の他側面図である。
【図35】紫外線照射装置での処理を示すフローチャー
トである。
【図36】一方の紫外線走査部を示す正面図である。
【図37】図36の紫外線走査部の側面図である。
【図38】他方の紫外線走査部を示す斜視図である。
【図39】図38の紫外線走査部の概略平面図である。
【図40】図38の紫外線走査部の概略正面図である。
【図41】従来方法を示すもので、ミシンフレームを結
合する時に使用する従来の結合工具等と併せてミシンア
ームおよびミシンベッドを示す概略斜視図である。
【符号の説明】
A ミシンアーム B ミシンベッド C 中央制御盤 D 本結合コントロールボックス M マスターワーク 1 クリーニングステーション 2 シール剤塗布ステーション 3 仮結合ステーション 4 本結合ステーション 5 紫外線硬化ステーション 7,8,9 搬送装置 10 ベッドクリーニング装置 11 移動台車 14,15,16,17,18 ブローノズル 19,20 ブローノズルユニット 21 搬入ユニット 22 搬出ユニット 30 アームクリーニング装置 31 移動台車 33,35,36,37,38,40,41 ブローノ
ズル 34 ブローノズルユニット 42 ブラシユニット 43 搬入ユニット 44 搬出ユニット 50 シール剤塗布装置 51 ワーク位置決め治具 53 ディスペンサーユニット 55 ノズル 56 ロボット 58 位置決めユニット 60 カバー 70 仮結合装置 71 ナットランナ 72 シリンダ 73 サーボモータ 74 アーム横送りシリンダ 77 2段目上昇シリンダ 79 1段目上昇シリンダ 80 アームクランプハンド 81,81 クランプピン 82 クランプレバー 83 クランプピン 84 アーム旋回シリンダ 85 アーム取付具 86 位置決めピン 87 押えピン 88,89 ワーク位置決め治具 90 ボルト供給装置 91 補助ホッパー 92 パーツフィーダー 93 ガイドレール 94 結合ボルト 95 ロボット 96 ハンド 100 本結合装置 101,102 ワーククランプユニット 103 搬入ユニット 104 搬出ユニット 105 立軸検棒 106 針棒検棒 107 下軸検棒 108 針板ユニット 110 3軸補正ロボット 111 アームハンド 112 X軸サーボモータ 113 Y軸サーボモータ 114 θ軸サーボモータ 115 微動テーブル 116 グリップ凸部 117,118 温度計測器 120 サーボナットランナ 122,123,124,125,126,127 電
気マイクロメータ 130 シール剤乾燥装置(紫外線照射装置) 131,132 ワーク位置決め治具 136,137 紫外線ランプハウス 138,142 光ファイバーケーブル 139,143 紫外線照射ノズル 140,144 ノズルホルダ 141,145 ロボット 146 ガイド溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の部品と他の部品とを自動でボルトに
    より仮結合する仮結合工程と、 仮結合した両部品の少なくとも相対位置を自動で計測
    し、その計測値に基づいて自動で位置修正して、所定の
    精度をもって自動で前記ボルトにより本結合する本結合
    工程と、からなることを特徴とする部品の自動組立方
    法。
  2. 【請求項2】 前記仮結合工程に先立って、一方の前記
    部品の結合面にシール剤を自動で塗布するシール剤塗布
    工程と、 前記本結合工程の後、結合状態の両部品の結合部の前記
    シール剤を自動で乾燥して硬化させるシール剤乾燥工程
    と、をさらに有することを特徴とする請求項1記載の部
    品の自動組立方法。
  3. 【請求項3】 前記両部品は、ミシンフレームを構成す
    るミシンアームとミシンベッドであって、 前記ミシンアームは少なくとも針棒穴および立軸穴を有
    し、 前記ミシンベッドは少なくとも針板ゲージ用のねじ穴お
    よび下軸穴を有することを特徴とする請求項1または2
    記載の部品の自動組立方法。
  4. 【請求項4】 一の部品と他の部品とをそれぞれ保持し
    て互いの結合面を合わせる部品保持機構、この部品保持
    機構により前記結合面を合わせた状態で両部品にボルト
    を締め込んで仮結合するナットランナを備える仮結合装
    置と、 仮結合した両部品の少なくとも相対位置を自動で計測す
    る計測器、この計測器により検出された計測値に基づい
    て所定の精度に前記両部品を位置修正するロボット、こ
    のロボットにより所定の精度に位置修正した両部品に前
    記ボルトを締め込んで本結合するナットランナを備える
    本結合装置と、 前記一の部品と他の部品を前記仮結合装置までそれぞれ
    搬送し、前記仮結合装置で仮結合した前記両部品を前記
    本結合装置まで搬送する搬送装置と、から構成したこと
    を特徴とする部品の自動組立装置。
  5. 【請求項5】 前記仮結合装置の前工程に配置され、一
    方の前記部品の前記結合面にシール剤を塗布するディス
    ペンサー、このディスペンサーを所定の軌跡に沿って移
    動させるロボットとを備えるシール剤塗布装置と、 前記本結合装置の後工程に配置され、結合状態の両部品
    の結合部の前記シール剤に沿って光を照射する光照射装
    置を備えて、前記シール剤を乾燥して硬化させるシール
    剤乾燥装置と、をさらに備えたことを特徴とする請求項
    4記載の部品の自動組立装置。
  6. 【請求項6】 前記両部品は、ミシンフレームを構成す
    るミシンアームとミシンベッドであって、 前記ミシンアームは少なくとも針棒穴および立軸穴を有
    し、 前記ミシンベッドは少なくとも針板ゲージ用のねじ穴お
    よび下軸穴を有することを特徴とする請求項4または5
    記載の部品の自動組立装置。
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