JPH07266157A - 部品の自動結合方法およびその装置 - Google Patents

部品の自動結合方法およびその装置

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JPH07266157A
JPH07266157A JP5400794A JP5400794A JPH07266157A JP H07266157 A JPH07266157 A JP H07266157A JP 5400794 A JP5400794 A JP 5400794A JP 5400794 A JP5400794 A JP 5400794A JP H07266157 A JPH07266157 A JP H07266157A
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JP
Japan
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sewing machine
automatically
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arm
sewing
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JP5400794A
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Yoshiro Omae
與志郎 大前
Asao Kato
麻夫 加藤
Satoshi Sakurai
敏 桜井
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンフレームを構成するミシンアームとミ
シンベッドを高精度に位置出しして、自動により結合で
きるようにする。 【構成】 互いの結合面を合わせた状態にして自動でク
ランプしたミシンアームAとミシンベッドBの少なくと
も相対位置を自動で計測し、その計測値に基づいてミシ
ンアームAを自動で位置修正した後、結合ボルトを自動
で締め付けてから、アンクランプしたミシンアームAお
よびミシンベッドBの少なくとも相対位置を自動で再計
測する。そして、その再計測値が所定の精度範囲内なら
ば、結合を完了して、ミシンフレームを完成する。ま
た、再計測値が所定の精度範囲外ならば、ミシンアーム
AおよびミシンベッドBを自動で再びクランプして、ボ
ルトを自動で緩めてから、前記クランプ、計測、位置修
正、ボルト締め付け、アンクランプ、再計測を繰り返
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ミシンフレー
ムを構成するミシンアームとミシンベッド等の部品の自
動結合方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンの製造工程において、例えば、図
16に示すように、ミシンのミシンアームAとミシンベ
ッドBを4本の結合ボルト161,161,161,1
61により締結してミシンフレームを組み立てている。
なお、図中、aは立軸軸線、bは下軸軸線、cは針棒軸
線、dは針穴を示している。
【0003】このようなミシンフレームの結合方法は、
図17に示すようにして以下の手順で行われる。
【0004】(1)ミシンアームAの立軸穴に、下方に
二股部171aを有する立軸検棒171を挿入し、この
二股部171aとミシンベッドBの下軸穴とに下軸検棒
172を挿入する。こうして、ミシンアームAの立軸穴
の中心と、ミシンベッドBの下軸穴の中心との位置出し
を行う。
【0005】(2)ミシンベッドBの針板ゲージ173
をねじ止めにより取り付けた後、ミシンアームAの針棒
穴に針棒検棒174を挿入し、この針棒検棒174を針
板ゲージ173の中心の穴に挿入する。こうして、ミシ
ンアームAの針棒穴の中心と、ミシンベッドBの針穴d
(針板ゲージ173の穴が対応する)の中心との位置出
しを行う。
【0006】(3)以上の(1)および(2)によるミ
シンアームAとミシンベッドBの位置出し後、図16に
示したように、4本の結合ボルト161,161,16
1,161により締結して固定する。
【0007】以上の方法手順により従来は、手作業によ
りミシンフレームの結合を行っており、特に、人手によ
る作業性の観点から、図18に示すように、ミシンフレ
ームを倒立状態にしてボルト結合するのが一般的であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の結合方法では、人手による工程となり、大
きく重いワークの取り扱いを伴うきつい手作業となって
いた。
【0009】そして、図18に示したように、ミシンア
ームAとミシンベッドBのボルト結合の際にミシンフレ
ームを倒立状態にしておくため、ミシンアームAには自
重により歪が発生し、結合後に正立状態に戻したとき、
結合精度にズレが生じてしまう。また、ミシンフレーム
を倒立状態にする必要があるため、結合装置の全自動化
が非常に困難となっていた。
【0010】また、結合ボルト161による締結時、そ
の締め付けトルクによりミシンアームAとミシンベッド
Bに位置ズレが生じ、結合精度が悪化してしまうことが
ある。これを修正するには、針棒検棒174および下軸
検棒172の嵌合部分(針棒検棒174の先端部と針板
ゲージ173の穴、立軸検棒171の二股部と下軸検棒
172の軸部)のコジレ状態をなくすために、ハンマー
などでミシンアームAを叩いて、位置を修正する必要が
あるなどの欠点があった。
【0011】さらに、結合の精度においても、現実に
は、針棒検棒174は細くて長い曲がりやすいものであ
り、針板ゲージ173の穴との嵌合による位置出しも勘
による作業を伴うものであり、熟練者でないと結合精度
にバラツキが大きく生じるものとなっていた。即ち、結
合精度の位置出し方法が機械的嵌合による方法であり、
嵌合部のクリアランスの影響を受けるため、高精度の位
置出しが望めないといった問題があった。
【0012】そこで、本発明の目的は、ミシンフレーム
を構成するミシンアームとミシンベッド等の部品を高精
度に位置出しして、自動により結合できるようにした自
動結合方法およびその装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、一の部品と他の部品とをボルト
により結合する方法であって、互いの結合面を合わせた
状態にして前記一の部品と他の部品を自動でクランプ
し、そのクランプした両部品の少なくとも相対位置を自
動で計測し、その計測値に基づいて両部品を自動で位置
修正した後、両部品を結合する前記ボルトを自動で締め
付けてから、両部品をアンクランプし、そのアンクラン
プした両部品の少なくとも相対位置を自動で再計測し
て、その再計測値が所定の精度範囲内ならば、両部品の
結合を完了し、また、前記再計測値が前記所定の精度範
囲外ならば、両部品を自動で再びクランプして、前記ボ
ルトを自動で緩めてから、前記クランプ、計測、位置修
正、ボルト締め付け、アンクランプ、再計測を繰り返す
ようにした部品の自動結合方法を特徴としている。
【0014】なお、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記両部品は、ミシンフレームを構
成するミシンアームとミシンベッドであって、前記ミシ
ンアームは少なくとも針棒穴および立軸穴を有し、前記
ミシンベッドは少なくとも針板ゲージ用のねじ穴および
下軸穴を有するものであることを特徴としている。
【0015】そして、請求項3記載の発明は、一の部品
と他の部品とをボルトにより結合する装置であって、互
いの結合面を合わせた状態にして前記一の部品と他の部
品を自動でクランプする治具と、前記結合面を合わせた
状態の両部品の少なくとも相対位置を自動で計測する計
測装置と、この計測装置により検出された計測値に基づ
いて両部品を自動で位置修正する補正装置と、両部品を
結合する前記ボルトを自動で締め付けおよび緩めるボル
ト締付装置と、から構成した部品の自動結合装置を特徴
としている。
【0016】なお、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記両部品は、ミシンフレームを構
成するミシンアームとミシンベッドであって、前記ミシ
ンアームは少なくとも針棒穴および立軸穴を有し、前記
ミシンベッドは少なくとも針板ゲージ用のねじ穴および
下軸穴を有するものであることを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、互いの結合面を
合わせた状態にして自動でクランプした両部品の少なく
とも相対位置を自動で計測し、その計測値に基づいて両
部品を自動で位置修正した後、結合ボルトを自動で締め
付けてから、アンクランプした両部品の少なくとも相対
位置を自動で再計測して、その再計測値が所定の精度範
囲内ならば、両部品の結合を完了し、また、再計測値が
所定の精度範囲外ならば、両部品を自動で再びクランプ
して、ボルトを自動で緩めてから、前記クランプ、計
測、位置修正、ボルト締め付け、アンクランプ、再計測
を繰り返す結合方法なので、部品の結合が高精度に自動
で行える。
【0018】従って、請求項2記載のように、少なくと
も針棒穴および立軸穴を有するミシンアームと、少なく
とも針板ゲージ用のねじ穴および下軸穴を有するミシン
ベッドとを自動により結合して、ミシンフレームを高精
度に組み立てられる。しかも、ミシンフレームが正立状
態での精度出しが行えるため、従来のような倒立状態に
よるミシンアームの自重による精度への影響がない。
【0019】そして、請求項3記載の発明によれば、互
いの結合面を合わせた状態にして一の部品と他の部品を
治具により自動でクランプし、結合面を合わせた状態の
両部品の少なくとも相対位置を計測装置により自動で計
測し、この計測装置により検出された計測値に基づいて
両部品を補正装置により自動で位置修正し、結合ボルト
をボルト締付装置により自動で締め付けおよび緩められ
る結合装置なので、請求項1記載の自動結合方法が実施
できて、部品の結合が高精度に自動で行える。
【0020】従って、請求項4記載のように、少なくと
も針棒穴および立軸穴を有するミシンアームと、少なく
とも針板ゲージ用のねじ穴および下軸穴を有するミシン
ベッドとを自動により結合して、ミシンフレームを高精
度に組み立てられる。しかも、ミシンフレームが正立状
態での精度出しが行えるため、従来のような倒立状態に
よるミシンアームの自重による精度への影響がない。
【0021】
【実施例】以下に、本発明に係る部品の自動結合方法お
よびその装置の実施例を図1乃至図15に基づいて説明
する。
【0022】先ず、図1および図2は本発明を適用した
一例としての組立ラインを示すもので、Aはミシンアー
ム、Bはミシンベッド、Cは中央制御盤、Dは本結合コ
ントロールボックス、Mはマスターワーク、1はクリー
ニングステーション、2はシール剤塗布ステーション、
3は仮結合ステーション、4は本結合ステーション、5
は紫外線硬化ステーション、7,8,9は搬送装置、1
0はベッドクリーニング装置、30はアームクリーニン
グ装置、50はシール剤塗布装置、70は仮結合装置、
100は本結合装置、130はシール剤乾燥装置(紫外
線照射装置)である。
【0023】実施例では、部品組立ラインとしてミシン
フレーム組立ラインを示しており、このミシンフレーム
組立ラインは、図示のように、クリーニングステーショ
ン1、シール剤塗布ステーション2、仮結合ステーショ
ン3、本結合ステーション4、紫外線硬化ステーション
5の順に並んでいる。そして、ミシンアームAをクリー
ニングステーション1、シール剤塗布ステーション2、
仮結合ステーション3まで自動搬送する搬送装置7と、
ミシンベッドBを仮結合ステーション3まで自動搬送す
る搬送装置8と、仮結合ステーション3で仮結合された
ミシンアームAおよびミシンベッドBを本結合ステーシ
ョン4、紫外線硬化ステーション5まで自動搬送する搬
送装置9が配設されている。これらの搬送装置7,8,
9はローラコンベア等で構成されている。
【0024】先ず、クリーニングステーション1には、
ベッドクリーニング装置10が搬送装置8側に配設され
て、アームクリーニング装置30が搬送装置7側に配設
されている。次のシール剤塗布ステーション2には、シ
ール剤塗布装置50が搬送装置8側に配設されている。
次の仮結合ステーション3には、仮結合装置70が2つ
の搬送装置7,8に跨るようにして配設されている。
【0025】そして、次の本結合ステーション4には、
本発明の自動結合装置である本結合装置100が搬送装
置9に沿って配設されている。次の紫外線硬化ステーシ
ョン5には、シール剤乾燥装置である紫外線照射装置1
30が搬送装置9に沿って配設されている。なお、以上
のミシンフレーム組立ラインの近傍に、中央制御盤C、
本結合コントロールボックスDが並んで配設されてお
り、また、本結合ステーション4には、組み立てるべき
ミシンフレームとしてのマスターワークMが置かれてい
る。
【0026】図3は以上のミシンフレーム組立ラインの
各ステーションでの処理を示すフローチャートであり、
先ず、クリーニングステーション1のステップS10で
は、個別に搬入されるミシンベッドBのエアブロー(ス
テップS11)およびミシンアームAのエアブロー(ス
テップS12)等を行う。次のシール剤塗布ステーショ
ン2のステップS20では、ミシンベッドBの機種を検
知(ステップS21)してから、シール剤を塗布(ステ
ップS22)し、その塗布状態を確認(ステップS2
3)する。また、別途、ミシンアームAの機種(ステッ
プS19)も検知する。
【0027】次の仮結合ステーション3のステップS3
0では、結合ボルトを供給(ステップS31)して、そ
のボルトを仮締め(ステップS32)する。次の本結合
ステーション4のステップS40では、ミシンアームA
およびミシンベッドBをボルトにより仮結合した状態の
ミシンフレームの機種を検知(ステップS41)してか
ら、各部を計測(ステップS42)して、その計測に基
づいて必要なら位置の補正(ステップS43)を行い、
再び各部を計測(ステップS44)する。次の紫外線硬
化ステーション5のステップS50では、結合面のシー
ル剤を硬化させる。なお、図示しないが、この紫外線硬
化ステーション5の後には、本結合された精度を外力に
より結合精度がズレないように位置を保持するために、
ノックピンを打ち込むノック打ちステーションが配設さ
れている。
【0028】次に、本発明に係る自動結合装置である本
結合装置100の詳細について説明する。図4乃至図1
5は本結合装置100の詳細を示したもので、この本結
合装置100は、前工程で仮結合したミシンアームAと
ミシンベッドBを高精度に本結合することを目的とする
ものである。
【0029】この本結合装置100は、図4乃至図6に
示すように、前記搬送装置9の横に並ぶワーククランプ
ユニット101,102と、その下方のアームハンド1
11を備えた補正装置である3軸補正ロボット110
と、ユニット化した4本のサーボナットランナ120,
120,120,120およびその昇降用のシリンダ1
21等から構成されている。シリンダにより駆動される
下方のワーククランプユニット101は、ミシンベッド
Bを載置して位置決めするもので、ワーククランプユニ
ット102は、シリンダによりミシンアームAの上面を
押えて位置決めするものである。
【0030】また、本結合装置100と搬送装置9を挟
んで対向する位置には、図1のように、シリンダにより
ラインに対し横方向に往復移動可能な搬入ユニット10
3が配設され、この搬入ユニット103と対向するよう
本結合装置100にも、シリンダによりラインに対し横
方向に往復移動可能な搬出ユニット104が配設されて
いる。
【0031】さらに、この本結合装置100には、立軸
検棒105、針棒検棒106、下軸検棒107、針板ユ
ニット108が組み込まれている。これら立軸検棒10
5、針棒検棒106、下軸検棒107はそれぞれのシリ
ンダ105a,106a,107aによってそれぞれ軸
線方向に往復移動可能である。また、針板ユニット10
8はシリンダ109により昇降可能である。
【0032】そして、3軸補正ロボット110は、サー
ボモータによるX軸モータ112、Y軸モータ113、
θ軸モータ114を備えるNC(Numerical
Control;数値制御)ロボットであり、これらX
軸モータ112、Y軸モータ113、θ軸モータ114
の駆動によって、前後方向(X方向)、左右方向(Y方
向)、垂直軸115a廻りにそれぞれ移動可能な微動テ
ーブル115をさらに備えている。
【0033】この微動テーブル115に一体に前記アー
ムハンド111が備えられており、このアームハンド1
11はほぼコ字形状をなして、その内方に、ミニチュア
シリンダにより出没動作するグリップ凸部116,11
6,116,…を有している。このグリップ凸部11
6,116,116,…は、ミシンアームAの結合部の
周囲4面を囲むよう8個ずつ上下に並んで計16個設け
ている。
【0034】3軸補正ロボット110は、詳細には、図
15に示すように構成されている。即ち、X軸モータ1
12にカップリング112aを介して連結したボールネ
ジ112bを、微動テーブル115に対し前後方向に貫
通させて螺合することで、X軸モータ112の駆動によ
り微動テーブル115が前後方向(X方向)に送られて
直線的に微動可能となっている。
【0035】また、Y軸モータ113にカップリング1
13aを介して連結したボールネジ113bを、微動テ
ーブル115に対し左右方向に貫通させて螺合すること
で、Y軸モータ113の駆動により微動テーブル115
が左右方向(Y方向)に送られて直線的に微動可能とな
っている。
【0036】そして、θ軸モータ114にカップリング
114aを介して連結したボールネジ114bを、微動
テーブル115に対し左右方向に貫通させて螺合するこ
とで、θ軸モータ114の駆動により微動テーブル11
5が垂直軸115a廻り(θ方向)に揺動して微動可能
となっている。
【0037】以上の本結合装置100には、さらに、ワ
ーク温度計測器である温度センサ117,118と、検
棒位置計測器である電気マイクロメータ122,12
3,124,125,126,127が設けられてい
る。即ち、図6に示すように、ミシンアームAの側面に
接触してワーク温度を検出する温度センサ117が設け
られるとともに、図5に示すように、ミシンベッドBの
上面に接触してワーク温度を検出する温度センサ118
が針板ユニット108の先端部に設けられている。
【0038】また、図8乃至図14に示すように、下軸
検棒107の側面2カ所に接触してその位置をそれぞれ
検出する電気マイクロメータ122,123と、立軸検
棒105の側面に接触してその位置を検出する電気マイ
クロメータ124が設けられるとともに、針棒検棒10
6の周囲3カ所に接触してその位置をそれぞれ検出する
電気マイクロメータ125,126,127が針板ユニ
ット108の針板ゲージ181部分に設けられている。
【0039】さらに、針板ユニット108には、図10
に示すように、針板ゲージ181をミシンベッドB上に
ねじ止めする左右一対のねじ182,182が組み込ま
れている。この左右一対のねじ182,182は、針板
ユニット108に組み込んだねじ駆動装置であるモータ
183からギヤ機構184およびベルトプーリ機構18
5を介して正転・逆転可能に駆動される。なお、図10
の例では、針板ユニット108を昇降させるための装置
として、図5に示したシリンダ109に加えて、針板用
手動ハンドル186および送りねじ187を示してい
る。
【0040】図7は以上の本結合装置100での処理を
示すフローチャートであり、先ず、ワーク有りを確認
(ステップS101)すると、ベッドクランプ(ステッ
プS102)をしてから、アームクランプ、針板ネジ締
め、ナットランナ進出を行う(ステップS103)。ま
た、これと並行して、温度センサを進出(ステップS1
04)させて、ワーク温度を測定(ステップS105)
し、温度センサを後退(ステップS106)させる。そ
の後、針棒検棒の進出、下軸検棒の進出、立軸検棒の進
出を行う(ステップS107)。
【0041】次に、電気マイクロメータを進出(ステッ
プS108)させてから、ナットランナを緩め動作させ
(ステップS109)、位置測定値が所定の精度範囲か
否かを判別し(図8のアームに挿入された針棒検棒10
6の下端部が、ベッドに取り付けられた針板ユニット1
08の3本の電気マイクロメータ125,126,12
7の軸心交点とのズレ量と、下軸検棒107の軸心を電
気マイクロメータ122,123により検知し、立軸検
棒105の軸心を検知する電気マイクロメータ124に
より検知し、両軸心のズレ量が所定の精度範囲か否かを
判別する。)(ステップS110)、位置測定値が所定
の精度範囲外ならば、X方向、Y方向、Z方向(θ軸廻
り)の補正を行って(ステップS111)、再度、前記
ステップS110に戻って処理を繰り返す。また、前記
ステップS110において、位置測定値が所定の精度範
囲内ならば、ナットランナを本締め動作(ステップS1
12)させて、その本締めトルクが設定トルクか否かを
判別する(ステップS113)し、本締めトルクが設定
トルクならば、ベッドをナチュラルクランプしてアーム
をアンクランプする(ステップS114)。
【0042】そして、再び、位置測定値が所定の精度範
囲か否かを判別し(ステップS115)、位置測定値が
所定の精度範囲内ならば、ベッドクランプをする(ステ
ップS116)。また、前記ステップS115におい
て、位置測定値が所定の精度範囲外ならば、ベッドクラ
ンプ(S117)をし、アームクランプ(S118)を
して、ナットランナを緩め動作させて(S119)か
ら、再度、前記ステップS110に戻って処理を繰り返
す。なお、前記ステップS113において、本締めトル
クが設定トルクでないならば、ナットランナを緩め動作
させて(S119)から、再度、前記ステップS110
に戻って処理を繰り返す。
【0043】また、前記ステップS116に続いて、電
気マイクロメータを後退させて(ステップS120)か
ら、針棒検棒の戻し、下軸検棒の戻し、立軸検棒の戻し
を行う(ステップS121)。続いて、針板ネジを緩め
て(ステップS122)から、ベッドをアンクランプ
(ステップS123)し、ワークを搬出して(ステップ
S124)、処理を終了する。
【0044】次に、以上のミシンフレーム自動組立装置
によるミシンアームAとミシンベッドBの結合を説明す
る。
【0045】先ず、図1および図2に示すように、クリ
ーニングステーション1において、前工程での穴あけ等
の加工が施されたミシンベッドBが搬送装置8によりベ
ッドクリーニング装置10に自動搬送され、また、前工
程での穴あけ等の加工が施されて横に寝かされた状態の
ミシンアームAが搬送装置7によりアームクリーニング
装置30に自動搬送される。
【0046】そして、ベッドクリーニング装置10にお
いて、ミシンベッドBは、図示しないブローノズルによ
って、上面全体、針板ネジ穴、針板溝がエアブローされ
るとともに、下面全体、下軸穴がエアブローされて、前
工程の加工で付着・残留した切粉・粉塵が除去される。
このようにしてクリーニングされたミシンベッドBは、
次のシール剤塗布ステーション2において、搬送装置8
によりシール剤塗布装置50に自動搬送される。
【0047】そして、シール剤塗布装置50において、
図示しないが、ロボットの作動によりディスペンサーユ
ニットが所定の軌跡に沿って走査されて、ノズルから着
色された紫外線硬化性のシール剤が、ミシンベッドBの
上面に吐出される。このシール剤は、ミシンアームAと
の結合面の輪郭に沿って塗布した後、ミシンベッドBを
搬送装置8により次の仮結合ステーション3まで自動搬
送する。
【0048】また、アームクリーニング装置30におい
て、ミシンアームAは、横に寝かされた状態で、図示し
ないブローノズルによって、前後の針棒軸穴および上軸
穴がエアブローされ、下面全体、立軸穴がエアブローさ
れるとともに、結合ネジ穴、立軸穴がエアブローされ、
さらに、図示しないブラシユニットにより、側方を向い
た結合面がブラッシングされて、前工程の加工で付着・
残留した切粉・粉塵が除去される。
【0049】このようにしてクリーニングされたミシン
アームAは、次の仮結合ステーション3において、搬送
装置7により仮結合装置70に自動搬送される。また、
この仮結合装置70には、前述した通り、シール剤塗布
ステーション2でシール剤を塗布したミシンベッドBも
搬送装置8により自動搬送される。
【0050】そして、仮結合装置70において、横に寝
た状態のミシンアームAを、図示しないが、アームクラ
ンプハンドに把持して上昇させてから、ミシンアームA
の姿勢を正立状態に変化させて、ミシンベッドBの上方
に送る。このミシンアームAをミシンベッドBの上方に
位置決めする。この位置決め状態において、ミシンアー
ムAの下面(結合面)とミシンベッドBの上面との間に
は僅かな隙間が確保され、従って、前工程でミシンベッ
ドBの上面に塗布したシール剤がミシンアームAの結合
面に付着することはない。
【0051】このような状態で、ミシンベッドBの下方
に位置するナットランナにより、その各ビットにボルト
供給装置90のロボットのハンドにより頭を下にしてセ
ットされた結合ボルトを、ミシンベッドBからミシンア
ームAの結合ネジ穴にそれぞれ締め込む。その後、ナッ
トランナを下降させるとともに、ミシンアームAのクラ
ンプを解除したアームクランプハンドを上昇させて初期
位置に待機させる。
【0052】このようにして仮結合されたミシンアーム
AおよびミシンベッドBは、次の本結合ステーション4
において、搬送装置9により本結合装置100に自動搬
送される。
【0053】そして、本結合装置100において、スタ
ート信号が入る(図7のフローチャート参照)と、図4
乃至図6に示すように、正立状態でミシンアームAを仮
結合したミシンベッドBが、搬入ユニット103により
搬送装置9の横に並ぶワーククランプユニット101に
より位置決めされて、ミシンアームAの上面をワークク
ランプユニット102により押し付けられる。続いて、
3軸補正ロボット110のアームハンド111がミシン
アームAの結合部周囲をグリップ凸部116,116,
116,…により把持すると同時に、針板ユニット10
8が下降して、ミシンベッドBにネジ締め固定される。
【0054】即ち、アームハンド111に関しては、ミ
ニチュアシリンダの作動によりグリップ凸部116,1
16,116,…がそれぞれ突出してミシンアームAの
結合部周囲を把持する。また、針板ユニット108に関
しては、シリンダ109(図5参照)により自動で、ま
たは、針板用手動ハンドル186および送りねじ187
(図10参照)により手動で下降する。そして、図10
に示すように、ミシンベッドB上面の針板溝に重なる針
板ゲージ181を、モータ183の駆動でギヤ機構18
4およびベルトプーリ機構185を介して左右一対のね
じ182,182をミシンベッドBのねじ穴に締め込む
ことで、ミシンベッドBに針板ゲージ181を取り付け
る。
【0055】また、サーボナットランナ120,12
0,120,120が上昇し、温度センサ117が前進
してミシンアームAの側面との接触により温度測定を開
始するとともに、温度センサ118によりミシンベッド
Bの上面との接触により温度測定を開始する。その後、
立軸検棒105、針棒検棒106、下軸検棒107がミ
シンアームAおよびミシンベッドBの穴にそれぞれ挿入
され、電気マイクロメータ122,123,124が上
昇し、サーボナットランナ120,120,120,1
20により結合ボルト94,94,94,94がそれぞ
れ一旦緩められる。
【0056】これにより、ミシンアームAとミシンベッ
ドBはフリーとなり、これらミシンアームAおよびミシ
ンベッドBの位置測定と精度出しができる状態となる。
即ち、図8および図9と図12乃至図14に示すよう
に、電気マイクロメータ122,123が下軸検棒10
7の側面2カ所との接触によりその位置をそれぞれ検出
するとともに、電気マイクロメータ124が立軸検棒1
05の側面との接触によりその位置を検出する。こうし
て、電気マイクロメータ122,123,124のそれ
ぞれの測定値から、下軸対立軸の位置を計測する。
【0057】また、図8および図11に示すように、針
板ユニット108の針板ゲージ181部分に設けた電気
マイクロメータ125,126,127が針棒検棒10
6の周囲3カ所での接触によりその位置をそれぞれ検出
する。こうして、電気マイクロメータ125,126,
127のそれぞれの測定値から、針棒対針穴の位置を計
測する。
【0058】以後、このようなミシンアームAおよびミ
シンベッドBの測定データを基に、フルクローズフィー
ドバック制御により、3軸補正ロボット110で、ミシ
ンベッドBに対するミシンアームAの位置が所定の精度
になるまで位置出しを繰り返す。
【0059】即ち、図15に示すように、サーボモータ
によるX軸モータ112、Y軸モータ113、θ軸モー
タ114の駆動によって、微動テーブル115が前後方
向(X方向)、左右方向(Y方向)、垂直軸115a廻
りのθ方向(あるいはZ方向)にそれぞれ移動して、こ
の微動テーブル115に一体に備えたアームハンド11
1に結合部周囲を把持したミシンアームAの位置出しを
行う。
【0060】このように位置出しして、結合精度OKに
なったときは、アームハンド111がミシンアームAの
結合部周囲を把持したまま、サーボナットランナ12
0,120,120,120により結合ボルト94,9
4,94,94を所定のトルクにそれぞれ締め付ける。
【0061】その後、アームハンド111とワーククラ
ンプユニット101,102をアンクランプの状態にし
て、再度、精度測定し、OKの時、アームハンド11
1、ワーククランプユニット101,102、電気マイ
クロメータ122,123,124,125,126,
127、立軸検棒105、針棒検棒106、下軸検棒1
07、サーボナットランナ120,120,120,1
20、針板ユニット108を初期の状態にそれぞれ戻
す。
【0062】以上のように本結合したミシンアームAお
よびミシンベッドBを搬出ユニット104により搬送装
置9に搬出し、サイクル完了となる。なお、次のスター
ト信号が入ると、以上の動作が繰り返される。
【0063】ここで、実施例の本結合装置100によれ
ば、以下の効果が得られる。
【0064】(1)ミシンの機能を考えた電気的な結合
精度計測と、3軸のNCロボットによるフルクローズフ
ィードバック制御により、高い精度の位置出し(μm単
位)が可能である。
【0065】(2)ミシンフレームが正立状態での精度
出しのため、倒立状態のようなミシンアームの自重によ
る精度への影響がない。
【0066】(3)3軸ロボットユニット、アームクラ
ンプハンドにより、剛性の強いミシンアーム結合部をグ
リップしているため、精度出し時、ミシンフレームに歪
を与えない。
【0067】(4)結合ボルト締結時、ミシンアームを
アームクランプハンドにより保持しているため、締付ト
ルクによる位置ズレが生じない。
【0068】(5)NCによるフルクローズフィードバ
ック制御による精度出しのため、ミシンベッドクランプ
による歪、ミシンアームとミシンベッドの温度差による
熱歪を、予め予測して、精度出しをすることができる。
【0069】さらに、以上のようにして本結合したミシ
ンアームAおよびミシンベッドBは、次の紫外線硬化ス
テーション5において、搬送装置9により紫外線照射装
置130内に搬送される。
【0070】そして、紫外線照射装置130において、
上面にミシンアームAを本結合したミシンベッドBは、
図示しないが、先ず、第1のワーク位置決め治具に位置
決めされて、前後対をなす紫外線照射ノズルが、ロボッ
トにより搬送装置9上に横方向から平行に1往復移動し
て、ミシンベッドB上面に対するミシンアームAの結合
部の周囲からはみ出たシール剤に対し、その前後を横方
向に沿って1往復して紫外線をそれぞれスポット照射す
る。その後、第1のワーク位置決め治具上への位置決め
が解除されて、搬送装置9により送られて、次に、第2
のワーク位置決め治具にミシンベッドBが位置決めされ
る。
【0071】続いて、左右対をなす紫外線照射ノズル
が、ロボットにより搬送装置9の両側に沿って前後方向
1往復移動する。即ち、ロボットによりシール剤軌跡に
対応した形状のガイド溝に沿ってノズルホルダが移動す
ることで、左右対をなす紫外線照射ノズルが、ミシンベ
ッドB上面に対するミシンアームAの結合部の周囲から
はみ出たシール剤に対し、その左右を前後方向に沿って
1往復して紫外線をそれぞれスポット照射する。
【0072】さらに、以上のようにして本結合してシー
ル剤を硬化したミシンアームAおよびミシンベッドB
は、図示しない次のノック打ちステーションに搬送さ
れ、所定の仕上げ装置による処理を経て完成品となる。
【0073】以上の通り、実施例の自動組立装置によれ
ば、以下の効果が得られる。(1)従来の人手による作
業が全自動で実施できる。(2)ミシンフレームが正立
状態での工程のため、倒立状態のミシンアームのような
自重による精度影響がない。(3)温度の異なるミシン
アームおよびミシンベッドの結合作業も可能となる。
【0074】なお、以上の実施例においては、ミシンア
ームとミシンベッドの結合によるミシンフレームの正立
状態の工程結合としたが、これに限らず、倒立状態でも
自動化は可能である。また、本発明はこれに限定される
ものではなく、他の機械部品の結合であってもよい。ま
た、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る部品の自動結合方法によれば、互いの結合面を合わせ
た状態にして自動でクランプした両部品の少なくとも相
対位置を自動で計測し、その計測値に基づいて両部品を
自動で位置修正した後、結合ボルトを自動で締め付けて
から、アンクランプした両部品の少なくとも相対位置を
自動で再計測して、その再計測値が所定の精度範囲内な
らば、両部品の結合を完了し、また、再計測値が所定の
精度範囲外ならば、両部品を自動で再びクランプして、
ボルトを自動で緩めてから、前記クランプ、計測、位置
修正、ボルト締め付け、アンクランプ、再計測を繰り返
すようにしたため、部品の結合を高精度に自動で行うこ
とができる。
【0076】従って、請求項2記載のように、少なくと
も針棒穴および立軸穴を有するミシンアームと、少なく
とも針板ゲージ用のねじ穴および下軸穴を有するミシン
ベッドとを自動により結合して、ミシンフレームを高精
度に組み立てることができる。しかも、ミシンフレーム
を正立状態で精度出しできるため、従来のような倒立状
態によるミシンアームの自重による精度への影響をなく
すことができる。
【0077】そして、請求項3記載の発明に係る部品の
自動結合装置によれば、互いの結合面を合わせた状態に
して一の部品と他の部品を治具により自動でクランプ
し、結合面を合わせた状態の両部品の少なくとも相対位
置を計測装置により自動で計測し、この計測装置により
検出された計測値に基づいて両部品を補正装置により自
動で位置修正し、結合ボルトをボルト締付装置により自
動で締め付けおよび緩められるため、請求項1記載の自
動結合方法が実施できて、部品の結合を高精度に自動で
行うことができる。
【0078】従って、請求項4記載のように、少なくと
も針棒穴および立軸穴を有するミシンアームと、少なく
とも針板ゲージ用のねじ穴および下軸穴を有するミシン
ベッドとを自動により結合して、ミシンフレームを高精
度に組み立てることができる。しかも、ミシンフレーム
を正立状態で精度出しできるため、従来のような倒立状
態によるミシンアームの自重による精度への影響をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての組立ラインを示
す概略斜視図である。
【図2】図1の組立ラインの概略平面図である。
【図3】組立ラインの各ステーションでの処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明に係る自動結合装置である本結合装置の
概略平面図である。
【図5】本結合装置の概略正面図である。
【図6】本結合装置の側面図である。
【図7】本結合装置による処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】本結合装置による各検棒の測定を示す概略平面
図である。
【図9】本結合装置による各検棒の測定を示す概略側面
図である。
【図10】針板ユニット部分の破断側面図である。
【図11】針棒検棒を測定するマイクロメータを示す要
部拡大平面図である。
【図12】各検棒測定部分の拡大側面図である。
【図13】各検棒測定部分の拡大平面図である。
【図14】立軸検棒測定部分の拡大正面図である。
【図15】本結合装置による補正機能を示す概略平面図
である。
【図16】一般的なミシンフレームを構成するミシンア
ームとミシンベッドおよびその結合ボルトの分解斜視図
である。
【図17】各検棒を挿入した状態の破断側面図である。
【図18】従来の問題点を指摘するミシンフレーム倒立
状態の概略側面図である。
【符号の説明】
A ミシンアーム B ミシンベッド C 中央制御盤 D 本結合コントロールボックス M マスターワーク 1 クリーニングステーション 2 シール剤塗布ステーション 3 仮結合ステーション 4 本結合ステーション 5 紫外線硬化ステーション 7,8,9 搬送装置 10 ベッドクリーニング装置 30 アームクリーニング装置 50 シール剤塗布装置 70 仮結合装置 90 ボルト供給装置 100 本結合装置 101,102 ワーククランプユニット 103 搬入ユニット 104 搬出ユニット 105 立軸検棒 106 針棒検棒 107 下軸検棒 108 針板ユニット 110 3軸補正ロボット 111 アームハンド 112 X軸サーボモータ 113 Y軸サーボモータ 114 θ軸サーボモータ 115 微動テーブル 116 グリップ凸部 117,118 温度計測器 120 サーボナットランナ 122,123,124,125,126,127 電
気マイクロメータ 130 シール剤乾燥装置(紫外線照射装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の部品と他の部品とをボルトにより結
    合する方法であって、 互いの結合面を合わせた状態にして前記一の部品と他の
    部品を自動でクランプし、 そのクランプした両部品の少なくとも相対位置を自動で
    計測し、 その計測値に基づいて両部品を自動で位置修正した後、 両部品を結合する前記ボルトを自動で締め付けてから、 両部品をアンクランプし、 そのアンクランプした両部品の少なくとも相対位置を自
    動で再計測して、 その再計測値が所定の精度範囲内ならば、両部品の結合
    を完了し、 また、前記再計測値が前記所定の精度範囲外ならば、両
    部品を自動で再びクランプして、 前記ボルトを自動で緩めてから、 前記クランプ、計測、位置修正、ボルト締め付け、アン
    クランプ、再計測を繰り返すことを特徴とする部品の自
    動結合方法。
  2. 【請求項2】 前記両部品は、ミシンフレームを構成す
    るミシンアームとミシンベッドであって、 前記ミシンアームは少なくとも針棒穴および立軸穴を有
    し、 前記ミシンベッドは少なくとも針板ゲージ用のねじ穴お
    よび下軸穴を有することを特徴とする請求項1記載の部
    品の自動結合方法。
  3. 【請求項3】 一の部品と他の部品とをボルトにより結
    合する装置であって、 互いの結合面を合わせた状態にして前記一の部品と他の
    部品を自動でクランプする治具と、 前記結合面を合わせた状態の両部品の少なくとも相対位
    置を自動で計測する計測装置と、 この計測装置により検出された計測値に基づいて両部品
    を自動で位置修正する補正装置と、 両部品を結合する前記ボルトを自動で締め付けおよび緩
    めるボルト締付装置と、から構成したことを特徴とする
    部品の自動結合装置。
  4. 【請求項4】 前記両部品は、ミシンフレームを構成す
    るミシンアームとミシンベッドであって、 前記ミシンアームは少なくとも針棒穴および立軸穴を有
    し、 前記ミシンベッドは少なくとも針板ゲージ用のねじ穴お
    よび下軸穴を有することを特徴とする請求項3記載の部
    品の自動結合装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113182829A (zh) * 2021-04-30 2021-07-30 东风设备制造有限公司 一种缝纫机机壳底板位置自动校正拧紧机
CN113186667A (zh) * 2021-04-30 2021-07-30 东风设备制造有限公司 一种缝纫机机壳底板装配方法

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