JPH0726550U - キャンセル機能付きロック装置 - Google Patents

キャンセル機能付きロック装置

Info

Publication number
JPH0726550U
JPH0726550U JP5061993U JP5061993U JPH0726550U JP H0726550 U JPH0726550 U JP H0726550U JP 5061993 U JP5061993 U JP 5061993U JP 5061993 U JP5061993 U JP 5061993U JP H0726550 U JPH0726550 U JP H0726550U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
cancel
claw
open
latch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5061993U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2606562Y2 (ja
Inventor
真二 尾尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U-SHINLTD.
Original Assignee
U-SHINLTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by U-SHINLTD. filed Critical U-SHINLTD.
Priority to JP5061993U priority Critical patent/JP2606562Y2/ja
Publication of JPH0726550U publication Critical patent/JPH0726550U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606562Y2 publication Critical patent/JP2606562Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でコンパクトに作成でき、誤動作
することのない構成とする。 【構成】 キャンセルレバー29はクローレバー22に
回動自在に設けられている。キャンセルレバー29は、
オープンレバー49が空振りするロック位置と、オープ
ンレバー49によってクローレバー22を回動させ、ラ
ッチ21とストライカ48との係合状態を解除するアン
ロック位置とに位置決めされるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のトランク、バックドア等に適用されるキャンセル機能付きロ ック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のロック装置では、キャンセル機能を備えたものがあり、例えば 、トランクロック装置としては、図7および図8に示すように、他人に自動車を 貸す場合等に、キー操作あるいはオープナー操作によって勝手にトランクを開放 できないようにしたものがある。
【0003】 すなわち、このトランクロック装置では、トランクリッド側に設けられたベー スプレート1には切欠部2が形成され、下記する複数の回動部材が回動自在に取 り付けられている。
【0004】 ラッチ3は前記ベースプレート1に支軸4を中心として回動自在に取り付けら れ、スプリング5によって図中反時計回り方向に付勢されている。このラッチ3 は、略U字形の切欠保持部6を前記切欠部2に出没することにより、車体側に設 けたストライカ7を係脱する。
【0005】 クローレバー8は前記ベースプレート1に支軸9を中心として回動自在に取り 付けられ、スプリング10によって図中時計回り方向に付勢されている。このク ローレバー8は前記ラッチ3に係合して、ラッチ3とストライカ7との係合状態 を維持する。
【0006】 キャンセルレバー11は前記クローレバー8に支軸12を中心として回動自在 に取り付けられ、アクションスプリング13によって縁部同士が連結されている 。このキャンセルレバー11は、プライマリーキーを操作することにより、図に 示す初期状態(アンロック位置)からロッド11aを介して支軸12を中心とし て時計回り方向(ロック位置側)および反時計回り方向のいずれにも回動する。 そして、前記キャンセルレバー11を反時計回り方向に回動させると、その係止 部11bが前記クローレバー8の縁部を押圧し、これをプライマリーキーの操作 によってさらに反時計回り方向に回動させると、支軸9を中心にクローレバー8 が反時計回り方向に回動してラッチ3とストライカ7の係合を解除し、トランク を開放する。
【0007】 オープンレバー14は前記クローレバー8とともに前記支軸9に回動自在に取 り付けられている。このオープンレバー14の縁部には、支軸9に固定したスプ リング15が係止され、時計回り方向に付勢されるとともに、一端に設けた係止 片14aが車内に設けたオープナー(図示せず)にワイヤ(図示せず)を介して 連結され、オープナーを操作することにより支軸9を中心として反時計回り方向 に回動し、一端の押圧部14bがキャンセルレバー11の押圧受部11cを押圧 して、これをクローレバー8と一体的に反時計回り方向に回動させる。
【0008】 前記従来のトランクロック装置では、例えば、他人に車を貸す場合、トランク を開放できないセカンダリーキーを渡すとともに、予めプライマリーキーを操作 してキャンセルレバー11を支軸12を中心として時計回り方向に回動させてお く。キャンセルレバー11はアクションスプリング13によってロック位置に位 置決めされる。この状態では、オープナーを操作してオープンレバー14を回動 させても、キャンセルレバー11の押圧受部11cがオープンレバー14の押圧 部14bから離れているので、このオープンレバー14はキャンセルレバー11 を回動させることなく空振りし、トランクは開放できない。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記トランクロック装置では、オープンレバー14とクローレ バー8が同軸上にあるため、オープンレバー14の回動によってクローレバー8 が応動する恐れがあった。そのため、オープンレバー14とクローレバー8とを 別々の軸に取り付けることも考えられるが、オーンプレバー14を作動させたと き、キャンセルレバー11との当接部がずれてキャンセルレバー11がロック側 に回動する恐れがあり、キャンセルレバー11を別個独立でベースプレート1に 設ける必要がある。このため、構造が複雑で大型化するという問題があった。 本考案は前記問題点に鑑み、簡単な構成でコンパクトに作成でき、誤動作する ことのないキャンセル機能付きロック装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、車内操作により回動するオープンレバーと 、該オープンレバーによって回動するクローレバーと、該クローレバーが係合し て回動を阻止されるラッチと、該ラッチが係合して蓋部材を閉塞状態に維持する ストライカと、手動操作により前記オープンレバーとクローレバーとの連動を阻 止するキャンセルレバーとからなるキャンセル機能付きロック装置において、前 記キャンセルレバーをクローレバーに回動自在に設け、前記オープンレバーが空 振りするロック位置と、オープンレバーによってクローレバーを回動させ、ラッ チとストライカとの係合状態を解除するアンロック位置とに位置決めできるよう にしたものである。
【0011】
【作用】
前記構成によれば、キャンセルレバーを回動させてロック位置に位置決めした 状態でラッチとストライカとを係合させておけば、車内操作によってオープンレ バーを回動させたとしても、このオープンレバーは空振りしてクローレバーはラ ッチに係合したままであるので、ラッチとストライカとの係合状態が維持され、 蓋部材は開放されない。
【0012】
【実施例】
次に、本考案の実施例について添付図面に従って説明する。 図1は自動車のトランクに設けられるロック装置を示し、トランクリッドには ベースプレート20が設けられている。ベースプレート20には、下記するスト ライカが出没する切欠部20aが形成され、ラッチ21、クローレバー22、第 1オープンレバー23がそれぞれ支軸21a,22a,23aを中心として回動 自在に取り付けられている。
【0013】 ラッチ21は図示しないスプリングにより支軸21aを中心に時計回り方向に 付勢されている。ラッチ21の外縁部には切欠保持部24、第1係合受部25及 び第2係合受部26が形成されている。前記切欠保持部24はベースプレート2 0の切欠部20a内に出没するようになっている。
【0014】 クローレバー22は、一端側に押圧受部27及び係合部28が形成されている 。係合部28は前記ラッチ21の第1係合受部25及び第2係合受部26に係合 し、図1に示すアンロック位置と図2に示すロック位置とにそれぞれ位置決めで きるようになっている。
【0015】 クローレバー22の他端部にはキャンセルレバー29が取り付けられている。 すなわち、クローレバー22の一部にキャンセルレバー29を設けることにより 、キャンセルレバー29の占有スペースを抑えることができ、ベースプレート2 0を小型化することが可能となっている。
【0016】 ところで、このようなキャンセルレバー29の取付構造としては、図3、図5 及び図6に示すものがある。 図3のものでは、クローレバー22の一部が略直角に折り曲げられて取付片3 0が形成され、そこには貫通孔30a及び係止孔30bが穿設されている。キャ ンセルレバー29は前記取付片30の両側に位置する軸受片31を有している。 キャンセルレバー29は、両軸受片31に形成した貫通孔31aと前記取付片3 0に形成した貫通孔30aとにスプリングピン32を嵌合することにより、クロ ーレバー22に回動可能に取り付けられるようになっている。また、キャンセル レバー29は操作片33及び係止片34を有している。係止片34には係止孔3 4aが穿設され、前記取付片30の係止孔30bとの間にはコイルスプリング3 5の両端部がそれぞれ係止されている。前記係止孔30bと34aは位置をずら せて穿設されているので、キャンセルレバー29の操作片33をクローレバー2 2の下方に位置させる動作位置と、略直角に回動し、クローレバー22の上方に 位置させる非動作位置とに回動すれば、コイルスプリング35によってそれぞれ の方向に付勢されて位置決めできるようになっている。
【0017】 図4及び図5のものでは、クローレバー22の一部には略直角方向に取付片3 6が延設され、そこには貫通孔36aが穿設されている。取付片36の両側には キャンセルレバー29と保持部材37とが配設されている。キャンセルレバー2 9は、操作片38と位置決め片39とを有している。位置決め片39には貫通孔 39aが穿設されており、上縁及び側縁には第1係合凹部40及び第2係合凹部 41がそれぞれ形成され、第2係合凹部41の近傍には回動阻止部42が延設さ れている。前記保持部材37は板状体を階段状に折り曲げて形成したもので、上 面中央部には下方に突出する係合部42が形成されている。この係合部42は前 記キャンセルレバー29の第1係合凹部40及び第2係合凹部41にそれぞれ係 合され、キャンセルレバー29をロック位置及びアンロック位置に位置決めでき るようになっている。キャンセルレバー29は、保持部材37と共にクローレバ ー22の取付片36に固定ピン43をかしめることにより回動自在に取り付けら れるようになっている。
【0018】 図6のものでは、クローレバー22の一部に断面六角形の軸部44が形成され ている。一方、キャンセルレバー29は弾性材料からなり、先端に一対の挾持部 45を有する構造である。挾持部45は前記軸部44に沿うような略六角形状で 、軸部44に取り付けられた状態では、キャンセルレバー29の回動により適宜 弾性変形した後、面接触して位置決めされるようになっている。なお、前記キャ ンセルレバー29には、例えば、板ばねを2つに折り曲げたものや、弾性樹脂材 料を成形したもの等が使用できる。
【0019】 第1オープンレバー23は、ベースプレート20から略直角方向に延設された 部分に支軸23aを中心として回動自在に取り付けられ、スプリング46によっ て矢印方向に付勢されている。この第1オープンレバー23の一端部にはキー操 作によって連動するロッド(図示せず)が連結され、他端部は回動により前記ク ローレバー22の押圧受部27を押圧してこのクローレバー22を回動させる押 圧部47となっている。
【0020】 一方、車体側にはストライカ48及び第2オープンレバー49が設けられてい る。前記ストライカ48は車体に固定した取付台50に設けられてリング状とな っている。前記第2オープンレバー49は取付台50に固定された支軸49aを 中心として回動自在に取り付けられ、スプリング51によって時計回り方向に付 勢されている。この第2オープンレバー49の一端部にはワイヤ52が連結され 、車内操作により回動可能となっている。
【0021】 前記構成のロック装置では、トランクを閉じた状態では、図2に示すように、 ストライカ48がベースプレート20の切欠部20aに侵入し、ラッチ21が支 軸21aを中心に反時計回り方向に回動することにより、その切欠保持部24が ストライカ48に係合している。ラッチ21の第2係合受部26にはクローレバ ー22の係合部28が係合し、ラッチ21の回動は阻止されている。
【0022】 トランクの開放はキー操作により行なうことができる。すなわち、キー操作に より第1オープンレバー23をスプリング46の付勢力に抗して支軸23aを中 心として回動させると、その押圧部47に押圧されてクローレバー22は支軸2 2aを中心として時計回り方向に回動する。これにより、前記係合状態が解除さ れ、ラッチ21はスプリングの付勢力で支軸21aを中心として時計回り方向に 回動する。この結果、ラッチ21によるストライカ48の係合状態が解除され、 トランクは開放される。
【0023】 また、前記キー操作の代わりに車内側からの操作によってもトランクを開放す ることができる。すなわち、車内操作により、第2オープンレバー49は支軸4 9aを中心として反時計回り方向に回動する。これにより、第2オープンレバー 49がキャンセルレバー29を押圧することによりクローレバー22を回動させ 、ラッチ21によるストライカ48の係合状態を解除することによりトランクは 開放される。
【0024】 ここで、他人に自動車を貸す場合、勝手にトランクを開放されたくなければ、 トランクを開放することができないセカンダリーキーを渡すと共に、キャンセル レバー29を回動させておく。これにより、トランクをキー操作によっては開放 できないことは勿論のこと、車内操作によって第2オープンレバー49を回動さ せたとしても、キャンセルレバー29を押圧することができずに空振りするので 、トランクは閉塞されたままとなる。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係るキャンセル機能付きロック装置 によれば、キャンセルレバーをクローレバーに設けるようにしたので、従来に比 べてキャンセルレバーの占有スペースを抑えることができ、コンパクトなものと することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るロック装置の開放状態を示す
正面図である。
【図2】 図1の閉塞状態を示す正面図である。
【図3】 図1のキャンセルレバー29を示す分解斜視
図である。
【図4】 他の実施例に係るキャンセルレバーの正面図
である。
【図5】 図4の分解斜視図である。
【図6】 他の実施例に係るキャンセルレバーの分解斜
視図である。
【図7】 従来例に係るロック装置の正面図である。
【図8】 図7の部分断面図である。
【符号の説明】
20…ベースプレート、21…ラッチ、22…クローレ
バー、29…キャンセルレバー、48…ストライカ、4
9…第2オープンレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内操作により回動するオープンレバー
    と、該オープンレバーによって回動するクローレバー
    と、該クローレバーが係合して回動を阻止されるラッチ
    と、該ラッチが係合して蓋部材を閉塞状態に維持するス
    トライカと、手動操作により前記オープンレバーとクロ
    ーレバーとの連動を阻止するキャンセルレバーとからな
    るキャンセル機能付きロック装置において、 前記キャンセルレバーをクローレバーに回動自在に設
    け、前記オープンレバーが空振りするロック位置と、オ
    ープンレバーによってクローレバーを回動させ、ラッチ
    とストライカとの係合状態を解除するアンロック位置と
    に位置決めできるようにしたことを特徴とするキャンセ
    ル機能付きロック装置。
JP5061993U 1993-09-17 1993-09-17 キャンセル機能付きロック装置 Expired - Fee Related JP2606562Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5061993U JP2606562Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 キャンセル機能付きロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5061993U JP2606562Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 キャンセル機能付きロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0726550U true JPH0726550U (ja) 1995-05-19
JP2606562Y2 JP2606562Y2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=12864001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5061993U Expired - Fee Related JP2606562Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 キャンセル機能付きロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606562Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2606562Y2 (ja) 2000-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4194377A (en) Locking means for automobile doors
US4971370A (en) Self-releasing deck lid latch
JPH0781445B2 (ja) 車両ロック装置
JP7192426B2 (ja) 車両用ドアロック装置
US4763934A (en) Door latch and lock assembly
JPH0726550U (ja) キャンセル機能付きロック装置
US6286345B1 (en) Card locking device
JP2000213220A (ja) 車載用収納箱
JP2565196Y2 (ja) グローブボックス用ロック装置
JPH11141207A (ja) ラッチ錠
JP2584205Y2 (ja) トランクロック装置
JPH0510119Y2 (ja)
JPH0547243Y2 (ja)
JP2568880Y2 (ja) トランクロック装置
JPH0314544Y2 (ja)
JP2958940B2 (ja) 蓋係止装置
JP3913427B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JPS5835816Y2 (ja) 自動車用ドアロツク装置
JPH063921Y2 (ja) ドアロック装置
JPH04306379A (ja) グローブロック装置
JPH0625583Y2 (ja) 車両盗難防止装置
JPS6133186Y2 (ja)
JP2577730Y2 (ja) グロ−ブボックス等の錠付リッドロック装置
JPH054528Y2 (ja)
JPH0545580Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000822

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees