JP2000213220A - 車載用収納箱 - Google Patents

車載用収納箱

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JP2000213220A
JP2000213220A JP11014258A JP1425899A JP2000213220A JP 2000213220 A JP2000213220 A JP 2000213220A JP 11014258 A JP11014258 A JP 11014258A JP 1425899 A JP1425899 A JP 1425899A JP 2000213220 A JP2000213220 A JP 2000213220A
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JP
Japan
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locking
lock
opening
claw body
closing lid
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JP11014258A
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English (en)
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Taketomo Uchiumi
剛智 内海
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Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉蓋を閉じるのみで確実にロックされ、か
つ、ロック解除操作及び施錠操作も一か所にて可能にし
た車載用収納箱を提供する。 【解決手段】 車載用収納箱1は、物を収納する収納部
2と、収納部2の一側辺に一側辺が回動可能に軸着され
ている開閉蓋と、収納部2の他側辺に設けられた係止機
構4と、開閉蓋の他側辺に設けられた係止機構とを備
え、収納部2側の係止機構4と開閉蓋側の係止機構との
係止によって収納部2に開閉蓋がロックされる。係止機
構は、前記開閉蓋の他側面側に二つの係止部材を配置さ
れている。係止機構4は、収納部2の他側面側に二つ設
けられており、各係止機構4には係止部材の閉方向の動
作を容易に受け入れてロックするロック機構40を有
し、前記各ロック機構40は連結軸41で連結されてい
る。一つの係止機構40にはロック解除機構7及び施錠
機構8が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等のルーフに
搭載して使用する車載用収納箱に係り、特に特別なる操
作をしなくとも開閉蓋を閉めるだけで開閉蓋が収納部に
確実にロックされるようにして安全性を高めた車載用収
納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車載用収納箱は、自動車等のル
ーフに搭載して使用される収納箱として知られている。
かかる車載用収納箱は、一般に、比較的長い皿状の形状
をしており各種の物を収納する収納部と、この収納部の
一側辺に一側辺が回動可能に蝶番等で軸着あるいは凹凸
機構にて枢着されている開閉蓋と、前記収納部の他側辺
に設けられた収納側係止機構と、前記開閉蓋の他側辺に
設けられ前記収納側係止機構に係止される蓋側係止部材
とから構成されている(例えば、特開平7−32455
1号公報、特開平9−96144号公報参照)。
【0003】このような従来の車載用収納箱にあって
は、例えば2カ所あるいは3カ所をロックするようにし
た機構を備えたものが一般的であり、しかも、これらの
ロックは施錠操作をおこなわなければならないものであ
った。一方、開閉蓋を閉めることによって仮止めする係
止機構を備えた車載用収納箱もあったが(例えば特開平
9−96144号公報)、この従来の車載用収納箱はあ
くまで仮止めであって、さらに施錠等をしなければ車両
を走行させることができないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、このような
従来の車載用収納箱にあっては、開閉蓋をロックすると
きには、数カ所をロック操作しなければならず、ロック
操作が面倒であるという欠点があるほか、確実に開閉蓋
をロックしなければ車両を安全に走行させることができ
ないという欠点があった。また、仮止めする係止機構を
備えた従来の車載用収納箱にあっては、開閉蓋を閉めた
だけでは車両の走行ができず、必ずロック操作を必要と
するため、同様に、ロック操作が面倒であるほか、車両
を安全に走行させることができないという欠点があっ
た。
【0005】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、開閉蓋を閉じるのみで確実にロックされ、か
つ、ロック解除操作及び施錠操作も一か所にて可能にし
た車載用収納箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る車載用収納箱は、物を収
納する収納部と、前記収納部の一側辺に一側辺が回動可
能に軸着されている開閉蓋と、前記収納部の他側辺に設
けられた係止機構と、前記開閉蓋の他側辺に設けられた
係止機構とを備え、前記係止機構同士の係止によって収
納部に開閉蓋がロックされる車載用収納箱において、前
記一方の係止機構は、前記開閉蓋または収納部の他側面
側に少なくとも二つの係止部材を配置してなり、前記他
方の係止機構は、前記収納部または開閉蓋の他側面側に
少なくとも二つ設けられており、前記他方の各係止機構
には上記係止部材の閉方向の動作を容易に受け入れてロ
ックするロック機構を有し、前記各ロック機構は連結軸
で連動可能に連結されており、かつ、前記他の各係止機
構の内の一つに前記ロック機構のロックを解除するロッ
ク解除機構及びロック機構の作動を禁止する施錠機構が
それぞれ配置されてなることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、前記ロック機構は、前記収納部または開閉蓋の他側
面側に回動可能に固定された連結軸と、当該連結軸に固
定されていて前記係止部材が閉じる方向に移動する際に
当接する傾斜面及び前記係止部材を一旦受け入れた際に
当該係止部材を係止する係止溝が形成されている爪体
と、前記爪体を一方向に付勢するように配置された付勢
手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項2におい
て、前記ロック解除機構は、前記爪体に連結されていて
前記爪体を一方向に付勢する前記付勢手段の付勢力に逆
らって押下できるボタン機構からなり、前記施錠機構
は、キーによる施解錠操作によって係止片が回転できる
キーシリンダと、このキーシリンダの係止片が係合する
ように配置された前記爪体の係合片とからなることを特
徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、例えば前記開閉
蓋の他側面側に少なくとも二つの係止部材が配置されて
おり、また、例えば収納部の他側面側に少なくとも二つ
のロック機構が配置されており、これらロック機構は前
記各係止部材の閉方向の動作を容易に受け入れてロック
できる。したがって、開閉蓋を閉じれば、その開閉蓋の
自重で各係止片がロック機構に容易に受け入れられてロ
ックされることになる。
【0010】また、各ロック機構は連結軸で連動動作す
るようになっているので、前記ロック機構の一つに前記
ロック機構のロックを解除するロック解除機構を配置す
るだけでロック機構のロックを解除できる。また、同様
に、施錠機構は一つのロック機構に配置されているが、
連結軸よりロック機構が連動しているので、施錠機構を
施錠操作することにより、ロック機構の作動を禁止させ
ることができる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、爪体が連結
軸を中心として回動可能になっていて、付勢手段により
常に爪体が一方の回転方向に付勢されており、また、爪
体は斜面と係止溝とを備えた形状になっており、前記係
止部材が閉じる方向に移動するときには、爪体の付勢力
に逆らって前記係止部材が爪体の傾斜面を移動し、前記
係止部材が爪体の係止溝に入り込むと爪体が付勢力で係
止溝に完全に入って係止部材をロック状態にする。した
がって、開閉蓋を閉めれば確実にロックされることにな
る。
【0012】請求項3記載の発明によれば、前記ロック
解除機構はボタン機構により前記爪体を一方向に付勢す
る付勢手段の付勢力に逆らって押下することにより、爪
体の係止溝に入った係止部材を外すことができる。この
際に、ボタン機構の押下操作は連結軸により他の爪体を
連動するので、全爪体をロック解除状態にすることがで
きる。また、前記施錠機構は、キーによる施解錠操作に
よってキーシリンダの係止片が回転する。この際に、こ
のキーシリンダをキーによって施錠操作したときにキー
シリンダの係止片が爪体の係合片に係合し、解錠操作し
たときにキーシリンダの係止片が爪体の係合片との係合
が解かれる。このときに、連結軸で各爪が連動するよう
にしているので、爪体の係合片にキーシリンダの係止片
が係合しているときには、各爪体の移動ができない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図19は本発明の実施の形態に係る車載
用収納箱の開閉蓋を開いた状態を示す斜視図、図20は
同車載用収納箱の開閉蓋を開いた状態の側面図、図21
は同車載用収納箱の開閉蓋を外した状態を示す斜視図で
ある。
【0014】これらの図において、車載用収納箱1は、
収納部2と、開閉蓋3と、係止機構4,5とを備え、次
のように構成されている。すなわち、収納部2は、例え
ば強化プラスチック等の材料によって比較的に長目の皿
状の形状に形成されており、各種の物を収納することが
できる。この収納部2の一側辺2aには、例えば強化プ
ラスチック等の材料で構成された開閉蓋3の一側辺3a
が蝶番6を介して回動可能に軸着されている。また、前
記収納部2の他側辺2bには、二つの係止機構4,4が
所定の間隔を隔てて設けられている。前記開閉蓋3の他
側辺3bには、前記二つの係止機構4,4に対応した位
置に係止機構5,5が設けられている。この開閉蓋3
は、前記係止機構4,5、…同士の係止によって収納部
2にロックされるようになっている。なお、図では、開
閉蓋3を開けた状態を示している。
【0015】ここで、前記開閉蓋3の他側辺3bに配置
された係止機構5,5は、二つの係止部材50,50が
前述したように所定の間隔を隔てて配置されて構成され
ている。また、前記収納部2の他側辺2bに配置された
係止機構4,4は、前述したように二つの係止部材5
0,50に合わせた位置に二つ配置されている。これら
係止機構4,4には、上記係止部材50,50の閉方向
の動作を容易に受け入れてロックするロック機構40,
40を有し(図1、図2参照)、前記各ロック機構4
0,40は連結軸41で連動可能に連結されている。
【0016】また、図20の左側に示す係止機構4に
は、前記ロック機構40のロックを解除するロック解除
機構7が設けられている。同様に、このロック解除機構
7の図20における左隣には前記ロック機構40の作動
を禁止する施錠機構8が設けられている。
【0017】図22は、本発明の実施の形態である車載
用収納箱を自動車のルーフに搭載した例を示す側面図で
ある。この図に示すように、車載用収納箱1は、自動車
9のルーフ9aに搭載固定具10,10を介して搭載、
固定されている。
【0018】このように車載用収納箱1において、上記
収納部2の他側辺2bに配置された係止機構4の構造に
ついてさらに詳細に説明する。図1ないし図10は同車
載用収納箱の収納部側に設けた係止機構、ロック解除機
構及び施錠機構の詳細を説明するためのものである。こ
こで、図1は、図2のQ部分を拡大して示す詳細図であ
って、同係止機構、ロック解除機構及び施錠機構を示す
分解斜視図である。図2は収納部全体を示す斜視図であ
る。図3は同係止機構及びロック解除機構を示す断面図
である。図4は係止機構で使用する爪体を拡大して示す
斜視図、図5は同爪体を拡大して示す側面図、図6は同
爪体を拡大して示す平面図である。図7は同係止機構の
ロック解除機構で使用するボタンを拡大して示す斜視
図、図8は同ボタンを拡大して示す正面図、図9は同ボ
タンを拡大して示す断面図である。図10はロック解除
機構で使用するボタンキャップを拡大して示す断面図で
ある。
【0019】前記ロック機構40は、図1及び図3に示
すように、収納部2の他側辺2b側に回動可能に固定さ
れた連結軸41と、当該連結軸41に固定された爪体4
2と、付勢手段であるコイルばね43とから構成されて
いる。この爪体42は、図4ないし図6に示すように、
一枚の長尺状の金属板を横断面で略U字状になるように
形成することにより、底板42aと側板42b,42b
とから構成されることになる。この側板42b,42b
の一方の端部には、係止部材50が閉じる方向に移動す
る際に当接する傾斜面42c,42cが形成されるとと
もに、前記係止部材50を一旦受け入れた際に当該係止
部材50を係止する係止溝42d,42dが形成されて
いる。また、前記爪体42のほぼ中央部付近の底板42
aには、四角形状に透孔42eが穿設されている。この
爪体42の中央部付近の一方の側板42bには、係合片
42fが延設されている。さらに、側板42b,42b
の他方の端部には、連結軸41を嵌入する係合透孔42
g,42gが穿設されている。また、爪体42の側板4
2b,42bの中央部付近には、小孔42h,42hが
穿設されている。この爪体42の底板42aの係合透孔
42gの位置においてナット42iが固着されている。
【0020】前記連結軸41は当該爪体42の係合透孔
42g,42gに挿入されて、かつボルト11を連結軸
41の取付孔、当該爪体42のナット42iに螺合する
ことにより、爪体42は連結軸41に固定される。ま
た、連結軸41は、当該連結軸41と収納部2との間に
スペーサ13を介在させて、シャフトカバー12によっ
て収納部2に回動可能に固定されている。また、このよ
うに連結軸41に固定された爪体42は、コイルばね4
3によって一方向(図1の右方向)に付勢されている。
スペーサ13には、ロック解除機構7を取り付け可能に
した透孔13aが穿設されている。また、収納部2に
は、前記ロック解除機構7及び施錠機構8を取り付ける
ための透孔2c及び透孔2dが隣接して穿設されてい
る。
【0021】前記ロック解除機構7はボタン機構70か
らなり、ボタン機構70は、ボタン71と、ボタンキャ
ップ72とから構成されている。このボタン機構70の
ボタン71は、爪体42に連結されていて当該爪体42
を一方向に付勢するコイルばね43の付勢力に逆らって
押下できる。
【0022】このボタン71は、図7ないし図9に示す
ように、ほぼ円柱状に形成された円柱部71aと、縦断
面で略L字状に形成されていて平板状に形成されている
平板部71bとから構成されている。この平板部71b
の先端部には、小透孔71cが穿設されている。また、
ボタンキャップ72は、図10に示すように、一方が閉
じた円筒形状をしており、その開口部端に突起72aが
形成されているとともに、この突起72aより一定の間
隔で傾斜突起72bが形成されている。
【0023】ロック解除機構7は、次のようにして構成
されている。すなわち、前記ボタンキャップ72を図1
で示すような位置関係にし、収納部2の内側から、スペ
ーサ13の透孔13a、収納部2の透孔2cに差し込む
ことにより、収納部2に取り付け固定する。ついで、ボ
タン71を、図1で示すような位置関係にし、収納部2
の内側からボタンキャップ72内に収容し、ボタン71
の平板部71bの小透孔71cと当該爪体42の小孔4
2h,42hとにリベット14を差し込み固定する。こ
れによって、ロック解除機構7が構成されることにな
る。
【0024】前記施錠機構8は、キーによる施解錠操作
によって係止片81が回転できるキーシリンダ80と、
このキーシリンダ80の係止片81が係合するように配
置された前記爪体42の係合片42fとからなる。すな
わち、前記爪体42の係合片42fには透孔42jが穿
設されており、この透孔42jの内部にキーシリンダ8
0の係止片81が入り込むようになっており、係止片8
1の回転状況に応じて係止片81が係合片42fに係合
したり、係合が解けたりするようになっている。
【0025】この施錠機構8は次のように組み立てられ
る。すなわち、キーシリンダ80を収納部2の透孔2d
に差し込み、当該収納部2の内側からキーシリンダ80
の所定の部分に係止ピン(図示せず)を差し込むことに
より、キーシリンダ80は収納部2に固定される。ま
た、図1において、ロック機構40を覆うカバー16
は、リベット17,17,17,17で収納部2に固定
されている。
【0026】このような車載用収納箱の係止機構4,
5、ロック解除機構7及び施錠機構8の作用を説明す
る。 〔ロック状態〕収納部2の係止機構4と開閉蓋3の係止
機構5とがロック状態にあるときには、図3に示すよう
な状態にある。すなわち、係止機構4の爪体42は、図
3において、コイルばね43によって連結軸41を中心
に時計回りに付勢力が与えられているので、係止部材5
0が爪体42の係止溝42dに収納された状態になって
いる。このときに、車載用収納箱1は、図11及び図1
2に示すように、収納部2と開閉蓋3とが完全にロック
状態にある。なお、これら図11のP部分及び図12の
A−A線部分は、図3に拡大して示す断面図である。
【0027】〔収納部2の初期開放動作〕ここで、ボタ
ン機構70のボタン71を押下する。すると、係止機構
4の爪体42は、図13において、連結軸41を中心に
反時計回りに回動する。このとき、爪体42に連動して
連結軸41も回動するので、他の係止機構4の爪体42
も同様に図13において連結軸41を中心に反時計回り
に回動することになる。
【0028】したがって、爪体42の係止溝42dから
係止部材50が外れて、係止部材50が図13において
上側に移動が可能になる。このときに、車載用収納箱1
は、図14に示すように、図示右側から若干上昇した状
態にある。なお、図14のP部分を拡大して示した図が
図13である。
【0029】〔収納部2の中期開放動作〕そして、収納
部2から開閉蓋3をさらに上昇させた状態を示したもの
が図15及び図16に示されている。この図15に示す
係止機構4及びロック解除機構7の状態は、ボタン71
を押下しつつ開閉蓋3を上昇させたものであり、爪体4
2から係止部材50が完全に離れている状態が示されて
いる。そして、この場合の車載用収納箱1は、図16に
示すように、収納部2に対して開閉蓋3が若干開いた状
態になっている。なお、図16のP部分を拡大して示し
た断面図が図15である。
【0030】〔収納部2の最終開放動作〕また、開閉蓋
3を完全に開放した状態を図17及び図18に示してい
る。また、ボタン71を押下することを止めることによ
り、爪体42は、図17に示すように、コイルばね43
の付勢力によって元に戻っている。また、また、開閉蓋
3は、図18ないし図20に示すように、完全に開放さ
れた状態になる。なお、図18のP部分を拡大して示し
た断面図が図17である。
【0031】〔開閉蓋3を閉じる場合の動作〕開閉蓋3
を閉じるときには、開閉蓋3を押し下げると、ある位置
から開閉蓋3の自重で閉まり、開閉蓋3の係止部材5
0,50が爪体42の傾斜面42c,42cを当接しな
がら滑ってゆき、爪体42を図3において連結軸41を
中心にしてコイルばね43の付勢力に抗して反時計方向
に回転させる。そして、係止部材50,50が爪体42
の傾斜面42c,42cを滑り終わると、爪体42がコ
イルばね43によって付勢されているので、係止部材5
0,50は爪体42の係止溝42d,42dに嵌まり込
む。これにより、開閉蓋3は収納部2に完全にロックさ
れた状態になる。したがって、開閉蓋3は収納部2に確
実にロックされることになり、外れることがない。
【0032】また、このような状態において、キーシリ
ンダ80の係止片81が爪体42の係合片42fの透孔
42jに入り込み、施錠機構8のキーシリンダ80をキ
ーで回転させることにより、係止片81が爪体42の係
合片42fに係合することにより、爪体42の回転を阻
止する。また、他の爪体42も、連結軸41が連結され
ているので、回転することがない。
【0033】このように本発明に係る車載用収納箱1
は、開閉蓋3を閉めるのみで確実にロックがなされ、か
つ、ロック解除操作及び施錠操作も一か所に設けたロッ
ク解除機構7及び施錠機構8によって可能にしたので、
操作が簡単で、かつ安全に使用することができる。な
お、上記実施の形態では、収納部2に係止機構4のロッ
ク機構40を設け、開閉蓋3に係止部材50を設けた構
成で説明したが、ロック機構40を開閉蓋3に係止部材
50を収納部2に設けた形式であっても、上記実施の形
態と同様の作用効果を奏する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロック機構が前記各係止部材の閉方向の動作を容易に受
け入れてロックできるようにしてあるため、開閉蓋を閉
じれば、その開閉蓋の自重で各係止片がロック機構に容
易に受け入れられてロックされることになる。また、ロ
ック機構は連結軸で連動動作するようになっているの
で、一つのロック機構に設けたロック解除機構をロック
解除操作をすることにより、各ロック機構と係止部材と
のロックを解除することができる。さらに、本発明によ
れば、施錠機構を一つのロック機構に配置し、かつ、連
結軸によりロック機構が連動しているので、一つの施錠
機構を施錠操作することにより、ロック機構の作動を禁
止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載用収納箱の同係止機構、ロッ
ク解除機構及び施錠機構を示す分解斜視図である。
【図2】同収納部全体を示す斜視図である。
【図3】同係止機構及びロック解除機構を示す断面図で
ある。
【図4】同係止機構で使用する爪体を示す斜視図であ
る。
【図5】同爪体を示す側面図である。
【図6】同爪体を示す平面図である。
【図7】同係止機構のロック解除機構で使用するボタン
を示す斜視図である。
【図8】同ボタンの正面図である。
【図9】同ボタンの断面図である。
【図10】同ロック解除機構で使用するボタンキャップ
を示す断面図である。
【図11】同開閉蓋が収納部にロックされた状態の車載
用収納箱の正面図である。
【図12】同開閉蓋が収納部にロックされた状態の車載
用収納箱の側面図である。
【図13】同車載用収納箱の係止機構とロック解除機構
とのロック解除するときの状態を示す状態図である。
【図14】同車載用収納箱の係止機構とロック解除機構
とのロック解除するときの状態の車載用収納箱の正面図
である。
【図15】同車載用収納箱の係止機構とロック解除機構
とのロック解除したときの動作を説明するための状態図
である。
【図16】同車載用収納箱の係止機構とロック解除機構
とのロック解除したときの状態の車載用収納箱のための
正面図である。
【図17】同開閉蓋を完全に開けた状態の係止機構とロ
ック解除機構とのロック解除の状態を説明するための状
態図である。
【図18】同車載用収納箱の開閉蓋を完全に開けた状態
を示す正面図である。
【図19】同車載用収納箱の開閉蓋を開いた状態を示す
斜視図である。
【図20】同車載用収納箱の開閉蓋を開いた状態を示す
側面図である。
【図21】同車載用収納箱の開閉蓋を取り外した状態の
収納箱を示す斜視図である。
【図22】同車載用収納箱を車両に搭載した使用状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 車載用収納箱 2 収納部 3 開閉蓋 4,5 係止機構 7 ロック解除機構 8 施錠機構 40 ロック機構 41 連結軸 42 爪体 42c 傾斜面 42d 係止溝 43 付勢手段(コイルばね) 50 係止部材 70 ボタン機構 80 キーシリンダ 81 係止片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物を収納する収納部と、前記収納部の一
    側辺に一側辺が回動可能に軸着されている開閉蓋と、前
    記収納部の他側辺に設けられた係止機構と、前記開閉蓋
    の他側辺に設けられた係止機構とを備え、前記係止機構
    同士の係止によって収納部に開閉蓋がロックされる車載
    用収納箱において、 前記一方の係止機構は、前記開閉蓋または収納部の他側
    面側に少なくとも二つの係止部材を配置してなり、 前記他方の係止機構は、前記収納部または開閉蓋の他側
    面側に少なくとも二つ設けられており、前記他方の各係
    止機構には上記係止部材の閉方向の動作を容易に受け入
    れてロックするロック機構を有し、前記各ロック機構は
    連結軸で連動可能に連結されてなり、かつ、前記他の各
    係止機構の内の一つに前記ロック機構のロックを解除す
    るロック解除機構及びロック機構の作動を禁止する施錠
    機構がそれぞれ配置されてなることを特徴とする車載用
    収納箱。
  2. 【請求項2】 前記ロック機構は、前記収納部または開
    閉蓋の他側面側に回動可能に固定された連結軸と、当該
    連結軸に固定されていて前記係止部材が閉じる方向に移
    動する際に当接する傾斜面及び前記係止部材を一旦受け
    入れた際に当該係止部材を係止する係止溝が形成されて
    いる爪体と、前記爪体を一方向に付勢するように配置さ
    れた付勢手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の車載用収納箱。
  3. 【請求項3】 前記ロック解除機構は、前記爪体に連結
    されていて前記爪体を一方向に付勢する前記付勢手段の
    付勢力に逆らって押下できるボタン機構からなり、 前記施錠機構は、キーによる施解錠操作によって係止片
    が回転できるキーシリンダと、このキーシリンダの係止
    片が係合するように配置された前記爪体の係合片とから
    なることを特徴とする請求項2記載の車載用収納箱。
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