JPH0726466B2 - タイルパネル - Google Patents
タイルパネルInfo
- Publication number
- JPH0726466B2 JPH0726466B2 JP3211066A JP21106691A JPH0726466B2 JP H0726466 B2 JPH0726466 B2 JP H0726466B2 JP 3211066 A JP3211066 A JP 3211066A JP 21106691 A JP21106691 A JP 21106691A JP H0726466 B2 JPH0726466 B2 JP H0726466B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- engaging
- hollow cement
- cement plate
- fixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場から完成品として
出荷されて、建物の外装材として用いられるところの、
タイルと中空セメント板が一体に組み合わされたタイル
パネルに関する。
出荷されて、建物の外装材として用いられるところの、
タイルと中空セメント板が一体に組み合わされたタイル
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のタイルパネルは、タイルの現場
施工が不要であることから工期短縮に有効であり、且
つ、中空セメント板が防・耐火性、遮音性、断熱性など
に優れているため、耐火建築用の外壁材として使用され
ている。
施工が不要であることから工期短縮に有効であり、且
つ、中空セメント板が防・耐火性、遮音性、断熱性など
に優れているため、耐火建築用の外壁材として使用され
ている。
【0003】従来のものには、たとえば実開昭58-13452
7 号公報に提案されているタイルパネルや、実公平2-11
534 号公報に提案されている建築用複合材などがあるも
のの、ともに一長一短があって、構造的に問題がある。
前者のタイルパネルは、図8の(A)に示すように、中
空部を有するパネル50のタイル貼着面51には、底部より
も開口部の方を狭くした溝52が、パネル50の一側縁から
対向側縁まで穿設されると共に、タイル53裏面には頂部
よりも根元側の方を細くした凸条54がタイルの一側縁か
ら対向側縁まで穿設され、該凸条54が前記溝52内に埋設
状に接着されているものであり、焼成品であることによ
り避けられないタイルの成型寸法誤差による溝と凸条と
の間に嵌め合い遊び空間を接着剤55で埋めることで、凸
条を溝内に埋め殺して一体にしているものである。
7 号公報に提案されているタイルパネルや、実公平2-11
534 号公報に提案されている建築用複合材などがあるも
のの、ともに一長一短があって、構造的に問題がある。
前者のタイルパネルは、図8の(A)に示すように、中
空部を有するパネル50のタイル貼着面51には、底部より
も開口部の方を狭くした溝52が、パネル50の一側縁から
対向側縁まで穿設されると共に、タイル53裏面には頂部
よりも根元側の方を細くした凸条54がタイルの一側縁か
ら対向側縁まで穿設され、該凸条54が前記溝52内に埋設
状に接着されているものであり、焼成品であることによ
り避けられないタイルの成型寸法誤差による溝と凸条と
の間に嵌め合い遊び空間を接着剤55で埋めることで、凸
条を溝内に埋め殺して一体にしているものである。
【0004】しかしながら、モルタルなどの接着剤を用
いるために、作業能率が低いなどの生産性の問題が、さ
らに、両者の嵌め合いの遊びにより、タイルが上下方向
や水平方向に傾いて、外観上の見栄えが悪くなるなどの
問題がある。一方、後者のものは、図8の(B)に示す
ように、中空部を有するセメント板60の表面に嵌合部61
を形成すると共にこの嵌合部61に嵌着せる被嵌合部63を
裏面に形成した小割のタイル62を固着している構成のも
のであり、前者のものと同じような以下の問題がある。
いるために、作業能率が低いなどの生産性の問題が、さ
らに、両者の嵌め合いの遊びにより、タイルが上下方向
や水平方向に傾いて、外観上の見栄えが悪くなるなどの
問題がある。一方、後者のものは、図8の(B)に示す
ように、中空部を有するセメント板60の表面に嵌合部61
を形成すると共にこの嵌合部61に嵌着せる被嵌合部63を
裏面に形成した小割のタイル62を固着している構成のも
のであり、前者のものと同じような以下の問題がある。
【0005】すなわち、タイルは、焼き物であることか
ら、金属加工部品のような精度を得ることは出来ない。
因みに、建築の内外装に用いられるタイルは、その使用
目的とコストから近年機械部品等に採用されているセラ
ミックとは成型精度の基準が根本的に異なる。そのた
め、嵌合部と被嵌合部の嵌着状態を得られなくなったり
する問題があり、実際上は嵌着のための遊びが必須であ
って、この遊びによるタイルのガタツキを接着剤でおさ
えることになり、結局、前者のものと同様に、生産性お
よび外観上の問題がある。
ら、金属加工部品のような精度を得ることは出来ない。
因みに、建築の内外装に用いられるタイルは、その使用
目的とコストから近年機械部品等に採用されているセラ
ミックとは成型精度の基準が根本的に異なる。そのた
め、嵌合部と被嵌合部の嵌着状態を得られなくなったり
する問題があり、実際上は嵌着のための遊びが必須であ
って、この遊びによるタイルのガタツキを接着剤でおさ
えることになり、結局、前者のものと同様に、生産性お
よび外観上の問題がある。
【0006】また、特開昭59-173454 号公報には、図8
の(C)に示すように、壁下地70に支持体71を固着し
て、この支持体71に嵌合固着される切欠部73を形成した
タイル72を固着している構成の壁仕上げ構造が記載され
ているが、前二者と同様に、生産性および外観上の問題
がある。
の(C)に示すように、壁下地70に支持体71を固着し
て、この支持体71に嵌合固着される切欠部73を形成した
タイル72を固着している構成の壁仕上げ構造が記載され
ているが、前二者と同様に、生産性および外観上の問題
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は、中空セメント板とタイルの結合作業性が
非能率的で生産性が低いこと、そして、タイルの傾き等
による外観上の見栄えが劣ることであり、さらに、中空
セメント板とタイルの結合強度が優れているものとする
ことにある。
する問題点は、中空セメント板とタイルの結合作業性が
非能率的で生産性が低いこと、そして、タイルの傾き等
による外観上の見栄えが劣ることであり、さらに、中空
セメント板とタイルの結合強度が優れているものとする
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を達
成するために、タイルの裏面側に上下に平行状の複数の
係合凸部を形成し、中空セメント板の表面側に前記係合
凸部に対応して受支する係合鍔部を形成してなるタイル
パネルにあって、タイルの係合凸部の下側部分は下地材
に対して断面下向き鉤状に、下地材の係合鍔部の上側部
分はタイルに対して断面上向き鉤状にそれぞれ形成し、
この上下に対向状のタイルの下側係合凸部と下地材の上
側係合鍔部との間の空間部に固定具を介在し、同固定具
によりタイルを中空セメント板に固定したことを特徴と
する。
成するために、タイルの裏面側に上下に平行状の複数の
係合凸部を形成し、中空セメント板の表面側に前記係合
凸部に対応して受支する係合鍔部を形成してなるタイル
パネルにあって、タイルの係合凸部の下側部分は下地材
に対して断面下向き鉤状に、下地材の係合鍔部の上側部
分はタイルに対して断面上向き鉤状にそれぞれ形成し、
この上下に対向状のタイルの下側係合凸部と下地材の上
側係合鍔部との間の空間部に固定具を介在し、同固定具
によりタイルを中空セメント板に固定したことを特徴と
する。
【0009】また、本発明では、固定具は、少なくとも
タイルの下側係合凸部の上側部分と中空セメント板の上
側係合鍔部の下側部分とに弾性的に当接していることを
特徴とする。
タイルの下側係合凸部の上側部分と中空セメント板の上
側係合鍔部の下側部分とに弾性的に当接していることを
特徴とする。
【0010】また、本発明では、固定具は断面外郭形状
が、空間部の断面外周形状と略相似していることを特徴
とする。
が、空間部の断面外周形状と略相似していることを特徴
とする。
【0011】また、本発明では、固定具は、断面外郭の
一面部が開口した態様の金属板からなり、左右端部には
空間部への挿入ガイド部を形成すると共に、タイルの下
側係合凸部の上側部分と当接する下辺部中央には同下側
係合凸部の左右端側部に当接する位置規制舌片を突設し
たことを特徴とする。
一面部が開口した態様の金属板からなり、左右端部には
空間部への挿入ガイド部を形成すると共に、タイルの下
側係合凸部の上側部分と当接する下辺部中央には同下側
係合凸部の左右端側部に当接する位置規制舌片を突設し
たことを特徴とする。
【0012】また、本発明では、タイルの下側係合凸部
の上側部分は、鉛直状の中空セメント板に対して水平状
または水平よりも上向き状に、中空セメント板の上側係
合鍔部の下側部分は、鉛直状のタイルに対して水平状ま
たは水平よりも下向き状に形成したことを特徴とする。
の上側部分は、鉛直状の中空セメント板に対して水平状
または水平よりも上向き状に、中空セメント板の上側係
合鍔部の下側部分は、鉛直状のタイルに対して水平状ま
たは水平よりも下向き状に形成したことを特徴とする。
【0013】また、本発明における固定具は、長尺でも
短尺でも良く、部材としては適度な弾性を有する合成樹
脂材も好ましい。また、位置規制舌片を有する態様のも
のでは、作業性を高めるため、位置規制舌片を境とする
一方が長くて他方が短いものとするも良い。この固定具
の挿入は、小型ハンマーなどによる軽い打撃で行われ
る。タイルはセラミックを含む公知の部材から適宜選択
される。また、中空セメント板は金属薄板のロールフォ
ーミング品、押出形材、セメントパネル、その他の公知
のものを含む。
短尺でも良く、部材としては適度な弾性を有する合成樹
脂材も好ましい。また、位置規制舌片を有する態様のも
のでは、作業性を高めるため、位置規制舌片を境とする
一方が長くて他方が短いものとするも良い。この固定具
の挿入は、小型ハンマーなどによる軽い打撃で行われ
る。タイルはセラミックを含む公知の部材から適宜選択
される。また、中空セメント板は金属薄板のロールフォ
ーミング品、押出形材、セメントパネル、その他の公知
のものを含む。
【0014】
【作用】タイルを中空セメント板と平行させた状態で、
上下の両係合凸部を上下の両係合鍔部に同時に係合する
か、或いは、タイルをその上端部の突出部が中空セメン
ト板側に傾いた状態にして、先ず上側係合凸部を上側係
合鍔部に係合させた後に、続いて下側係合凸部を下側係
合鍔部に係合させるかして合わせ、然る後に、空間部に
固定具を同空間部に沿いスライドさせて左右の隣り合う
タイルに亘り挿入して介在させ、この作業を繰り返して
タイルを上側から下側に、或いは反対側の下側から上側
に順次行うことにより、各タイルと中空セメント板を固
定具で一体に結合し得る。
上下の両係合凸部を上下の両係合鍔部に同時に係合する
か、或いは、タイルをその上端部の突出部が中空セメン
ト板側に傾いた状態にして、先ず上側係合凸部を上側係
合鍔部に係合させた後に、続いて下側係合凸部を下側係
合鍔部に係合させるかして合わせ、然る後に、空間部に
固定具を同空間部に沿いスライドさせて左右の隣り合う
タイルに亘り挿入して介在させ、この作業を繰り返して
タイルを上側から下側に、或いは反対側の下側から上側
に順次行うことにより、各タイルと中空セメント板を固
定具で一体に結合し得る。
【0015】そして、タイルと中空セメント板の結合状
態は、タイルの上下係合凸部の中間すなわちタイルのほ
ぼ中央より上下両方向に平均に力が分散されることにな
るため、タイルと中空セメント板の結合関係は強固で安
定的なものとなり、堅固な結合状態が得られる。
態は、タイルの上下係合凸部の中間すなわちタイルのほ
ぼ中央より上下両方向に平均に力が分散されることにな
るため、タイルと中空セメント板の結合関係は強固で安
定的なものとなり、堅固な結合状態が得られる。
【0016】タイルと中空セメント板の結合状態は、固
定具が少なくともタイルの下側係合凸部の上側部分と中
空セメント板の上側係合鍔部の下側部分とに弾性的に当
接している場合、上側係合凸部と上側係合鍔部の係合状
態が固定具のバネ力による押し下げ力で保たれ、下側係
合凸部と下側係合鍔部の係合状態が同じ固定具のバネ力
の反力による押し下げ力で保たれることにより、両者の
係合状態がそれぞれ均衡している結合強度関係に保持し
得る。
定具が少なくともタイルの下側係合凸部の上側部分と中
空セメント板の上側係合鍔部の下側部分とに弾性的に当
接している場合、上側係合凸部と上側係合鍔部の係合状
態が固定具のバネ力による押し下げ力で保たれ、下側係
合凸部と下側係合鍔部の係合状態が同じ固定具のバネ力
の反力による押し下げ力で保たれることにより、両者の
係合状態がそれぞれ均衡している結合強度関係に保持し
得る。
【0017】タイルと中空セメント板の結合状態は、固
定具の断面外郭形状が、空間部の断面外周形状と略相似
している場合、空間部内における固定具の遊びがなく、
固定具の働きを確実にし得る。
定具の断面外郭形状が、空間部の断面外周形状と略相似
している場合、空間部内における固定具の遊びがなく、
固定具の働きを確実にし得る。
【0018】タイルと中空セメント板の結合状態は、固
定具が、断面外郭の一面部を開口した態様の金属板で、
左右端部には空間部への挿入ガイド部を形成すると共
に、タイルの下側係合凸部の上側部分と当接する下辺部
中央には同下側係合凸部の左右端側部に当接する位置規
制舌片を突設してある場合、この位置規制舌片を基準と
して、固定具の左右部分を隣り合う左右のタイルの空間
部に対してそれぞれ等しく介在させることができるた
め、タイルと中空セメント板の良好な結合状態を維持し
得、且つ固定具を空間部内にスムーズに挿入して介在さ
せ得る。
定具が、断面外郭の一面部を開口した態様の金属板で、
左右端部には空間部への挿入ガイド部を形成すると共
に、タイルの下側係合凸部の上側部分と当接する下辺部
中央には同下側係合凸部の左右端側部に当接する位置規
制舌片を突設してある場合、この位置規制舌片を基準と
して、固定具の左右部分を隣り合う左右のタイルの空間
部に対してそれぞれ等しく介在させることができるた
め、タイルと中空セメント板の良好な結合状態を維持し
得、且つ固定具を空間部内にスムーズに挿入して介在さ
せ得る。
【0019】タイルと中空セメント板の結合状態は、タ
イルの下側係合凸部の上側部分が、鉛直状の中空セメン
ト板に対して水平状または水平よりも上向き状に、中空
セメント板の上側係合鍔部の下側部分が、鉛直状のタイ
ルに対して水平状または水平よりも下向き状に形成して
ある場合、空間部内の固定具がタイルを中空セメント板
から離す方向に働かないため、タイルと中空セメント板
の結合状態が保たれて良好である。
イルの下側係合凸部の上側部分が、鉛直状の中空セメン
ト板に対して水平状または水平よりも上向き状に、中空
セメント板の上側係合鍔部の下側部分が、鉛直状のタイ
ルに対して水平状または水平よりも下向き状に形成して
ある場合、空間部内の固定具がタイルを中空セメント板
から離す方向に働かないため、タイルと中空セメント板
の結合状態が保たれて良好である。
【0020】
【実施例】図1乃至図3に例示した第1実施例のもので
は、タイル1は横長矩形状のブロックで、その上縁部に
はタイル厚さ分の段部2を形成すると共に突出部3を裏
面側に出た状態で上向きに突設している。そして、裏面
側には上下に平行状の上側係合凸部4と下側係合凸部5
を形成し、且つ、上下の両係合凸部4,5は下側部分4
a,5a を断面下向き鉤状にそれぞれ形成してある。この
タイル1は上下の両係合凸部4,5を中空セメント板6
の上側係合鍔部7と下側係合鍔部8にそれぞれ係合し
て、上下に並列状に取り付けている。
は、タイル1は横長矩形状のブロックで、その上縁部に
はタイル厚さ分の段部2を形成すると共に突出部3を裏
面側に出た状態で上向きに突設している。そして、裏面
側には上下に平行状の上側係合凸部4と下側係合凸部5
を形成し、且つ、上下の両係合凸部4,5は下側部分4
a,5a を断面下向き鉤状にそれぞれ形成してある。この
タイル1は上下の両係合凸部4,5を中空セメント板6
の上側係合鍔部7と下側係合鍔部8にそれぞれ係合し
て、上下に並列状に取り付けている。
【0021】中空セメント板6は中空部9を有する長尺
状の中空押出成形材で、上端部には上側のタイルパネル
における中空セメント板6との接続用凸状継部10を、下
端部には下側のタイルパネルにおける中空セメント板6
との接続用凹状継部11をそれぞれ形成している。この中
空セメント板6はその表面側にタイル1の上下の係合凸
部4,5に対応して受支する上側係合鍔部7と下側係合
鍔部8を上下に平行させて多数形成している。この上下
の両係合鍔部7,8は上側部分7a,8a を断面上向き鉤状
にそれぞれ形成しており、この上向き鉤状の上側部分7
a,8a には下向き鉤状の下側部分4a,5a が係合してい
て、タイル1を上に強制的に押し上げて、上向き鉤状の
上側部分7a,8a から下向き鉤状の下側部分4a,5a の係合
状態を解除しない限り維持されるようにしている。
状の中空押出成形材で、上端部には上側のタイルパネル
における中空セメント板6との接続用凸状継部10を、下
端部には下側のタイルパネルにおける中空セメント板6
との接続用凹状継部11をそれぞれ形成している。この中
空セメント板6はその表面側にタイル1の上下の係合凸
部4,5に対応して受支する上側係合鍔部7と下側係合
鍔部8を上下に平行させて多数形成している。この上下
の両係合鍔部7,8は上側部分7a,8a を断面上向き鉤状
にそれぞれ形成しており、この上向き鉤状の上側部分7
a,8a には下向き鉤状の下側部分4a,5a が係合してい
て、タイル1を上に強制的に押し上げて、上向き鉤状の
上側部分7a,8a から下向き鉤状の下側部分4a,5a の係合
状態を解除しない限り維持されるようにしている。
【0022】そして、上側の係合鍔部7は下側部分7bを
水平よりも下向き状に形成してあり、この下側部分7bと
これの下方に対峙した下側係合凸部5における水平状上
側部分5bとの間の広い空間すなわち左右の隣り合うタイ
ル1裏面側の左右端部における空間部12,12 に亘り固定
具13を介在してあり、同固定具13によりタイル1の上方
への動きを阻止して、この固定具13のバネ力を上回る押
し上げ力が加えられない限り、上下の係合凸部4,5と
係合鍔部7,8との係合状態が保たれ、且つ、左右のタ
イル1が同一レベルに並列して、同状態に結合されてい
るようにしてある。
水平よりも下向き状に形成してあり、この下側部分7bと
これの下方に対峙した下側係合凸部5における水平状上
側部分5bとの間の広い空間すなわち左右の隣り合うタイ
ル1裏面側の左右端部における空間部12,12 に亘り固定
具13を介在してあり、同固定具13によりタイル1の上方
への動きを阻止して、この固定具13のバネ力を上回る押
し上げ力が加えられない限り、上下の係合凸部4,5と
係合鍔部7,8との係合状態が保たれ、且つ、左右のタ
イル1が同一レベルに並列して、同状態に結合されてい
るようにしてある。
【0023】固定具13は断面略門形状の短尺状のバネ板
からなる金属製のもので、底部13aを中空セメント板6
表面に、上辺部13b を下向き鉤状の下側部分7bに、下辺
部13c を水平状の上側部分5bにそれぞれ弾性的に当接し
ていて、そのバネ力aによる押し下げ力a1でもって上側
係合凸部4と上側係合鍔部7の係合状態を、バネ力aの
反力bによる押し下げ力b1でもって下側係合凸部5と下
側係合鍔部8の係合状態を、それぞれ均衡した係合状態
の結合強度関係に保持している。
からなる金属製のもので、底部13aを中空セメント板6
表面に、上辺部13b を下向き鉤状の下側部分7bに、下辺
部13c を水平状の上側部分5bにそれぞれ弾性的に当接し
ていて、そのバネ力aによる押し下げ力a1でもって上側
係合凸部4と上側係合鍔部7の係合状態を、バネ力aの
反力bによる押し下げ力b1でもって下側係合凸部5と下
側係合鍔部8の係合状態を、それぞれ均衡した係合状態
の結合強度関係に保持している。
【0024】また、固定具13は下辺部13c における中央
部分を外側に切り起こして爪状の位置規制舌片14を形成
しており、この位置規制舌片14は下側係合凸部5の左右
端側部に当接していて、固定具13の左右部分が左右の隣
り合うタイル1の空間部12,12 に等しく挿入して、左右
のタイル1,1に亘り介在している。また、固定具13は
下辺部13c の左右両端部の角部分を上片部13a 側に向け
て折り曲げて挿入ガイド部15,15 を形成してあり、固定
具13を空間部12に挿入し易すくしている。
部分を外側に切り起こして爪状の位置規制舌片14を形成
しており、この位置規制舌片14は下側係合凸部5の左右
端側部に当接していて、固定具13の左右部分が左右の隣
り合うタイル1の空間部12,12 に等しく挿入して、左右
のタイル1,1に亘り介在している。また、固定具13は
下辺部13c の左右両端部の角部分を上片部13a 側に向け
て折り曲げて挿入ガイド部15,15 を形成してあり、固定
具13を空間部12に挿入し易すくしている。
【0025】タイル1と中空セメント板6を結合するに
は、下側から上側に行う場合と、上側から下側に実施す
る場合の二通りがある。前者の場合では、タイル1を中
空セメント板6と平行状にして、上下の両係合凸部4,
5を上下の両係合鍔部7,8に同時に係合するか、或い
は、タイル1をその上端部の突出部3を中空セメント板
6側に傾かせて、先ず上側係合凸部4を上側係合鍔部7
に係合させた後に、続いて下側係合凸部5を下側係合鍔
部8に係合させるかして合わせ、然る後に、空間部12に
固定具13を同空間部に沿いスライドさせて左右の隣り合
うタイル1に亘り挿入して介在させ、タイル1と中空セ
メント板6を固定具13で結合する。これを繰り返して横
列にタイル1を結合し、次に、上側のタイル1をその下
端部16を下側のタイル1の突出部3に被せるようにして
結合し、以下繰り返して、中空セメント板6と同中空セ
メント板の表面側を覆う上下数段のタイル1を結合す
る。
は、下側から上側に行う場合と、上側から下側に実施す
る場合の二通りがある。前者の場合では、タイル1を中
空セメント板6と平行状にして、上下の両係合凸部4,
5を上下の両係合鍔部7,8に同時に係合するか、或い
は、タイル1をその上端部の突出部3を中空セメント板
6側に傾かせて、先ず上側係合凸部4を上側係合鍔部7
に係合させた後に、続いて下側係合凸部5を下側係合鍔
部8に係合させるかして合わせ、然る後に、空間部12に
固定具13を同空間部に沿いスライドさせて左右の隣り合
うタイル1に亘り挿入して介在させ、タイル1と中空セ
メント板6を固定具13で結合する。これを繰り返して横
列にタイル1を結合し、次に、上側のタイル1をその下
端部16を下側のタイル1の突出部3に被せるようにして
結合し、以下繰り返して、中空セメント板6と同中空セ
メント板の表面側を覆う上下数段のタイル1を結合す
る。
【0026】そして、後者の場合では、中空セメント板
6に結合された上側のタイル1に対して、下側にタイル
1をその上端部の突出部3を中空セメント板6側に傾か
せて、突出部3を上側のタイル1の下端部16裏側におけ
る下側係合鍔部8の下側に潜り込ませ、次いで、タイル
1下端側を中空セメント板6側に近づけて、上側係合鍔
部7に上側係合凸部4を、下側係合鍔部8に下側係合凸
部5をそれぞれ係合させる。然る後に、空間部12に固定
具13を同空間部に沿いスライドさせて左右の隣り合うタ
イル1に亘り挿入して介在させ、タイル1と中空セメン
ト板6を固定具13で結合する。これを繰り返して上側の
横列のタイル下側に下側の横列のタイルを順次結合し
て、中空セメント板6と同中空セメント板の表面側を覆
う上下数段のタイル1を結合する。
6に結合された上側のタイル1に対して、下側にタイル
1をその上端部の突出部3を中空セメント板6側に傾か
せて、突出部3を上側のタイル1の下端部16裏側におけ
る下側係合鍔部8の下側に潜り込ませ、次いで、タイル
1下端側を中空セメント板6側に近づけて、上側係合鍔
部7に上側係合凸部4を、下側係合鍔部8に下側係合凸
部5をそれぞれ係合させる。然る後に、空間部12に固定
具13を同空間部に沿いスライドさせて左右の隣り合うタ
イル1に亘り挿入して介在させ、タイル1と中空セメン
ト板6を固定具13で結合する。これを繰り返して上側の
横列のタイル下側に下側の横列のタイルを順次結合し
て、中空セメント板6と同中空セメント板の表面側を覆
う上下数段のタイル1を結合する。
【0027】これにより、タイル1と中空セメント板6
を固定具13で結合し得ると共に、この結合状態につい
て、固定具13のバネ力aによる押し下げ力a1でもって上
側係合凸部4と上側係合鍔部7の係合状態を、バネ力a
の反力bによる押し下げ力b1でもって下側係合凸部5と
下側係合鍔部8の係合状態を、それぞれ均衡した係合状
態の結合強度関係に保持し得る。そして、タイル1と中
空セメント板6を結合する順序は、下側から上側に行っ
たり、反対側の上側から下側に行ったり自由である。
を固定具13で結合し得ると共に、この結合状態につい
て、固定具13のバネ力aによる押し下げ力a1でもって上
側係合凸部4と上側係合鍔部7の係合状態を、バネ力a
の反力bによる押し下げ力b1でもって下側係合凸部5と
下側係合鍔部8の係合状態を、それぞれ均衡した係合状
態の結合強度関係に保持し得る。そして、タイル1と中
空セメント板6を結合する順序は、下側から上側に行っ
たり、反対側の上側から下側に行ったり自由である。
【0028】図4および図5に例示した第2実施例のも
のでは、その構成は前記した第1実施例のものと基本的
に同一であるため、共通する構成の説明を省略して、相
違している構成について以下に説明する。
のでは、その構成は前記した第1実施例のものと基本的
に同一であるため、共通する構成の説明を省略して、相
違している構成について以下に説明する。
【0029】中空セメント板6における上側係合鍔部7
の下側部分7bは水平状に形成していて、同じく水平状の
下側係合凸部5の上側部分5bとの間の狭い空間部12に固
定具13を介在し、同固定具13によりタイル1と中空セメ
ント板6を結合してある。
の下側部分7bは水平状に形成していて、同じく水平状の
下側係合凸部5の上側部分5bとの間の狭い空間部12に固
定具13を介在し、同固定具13によりタイル1と中空セメ
ント板6を結合してある。
【0030】固定具13は断面略U形状の短尺状のバネ板
からなる金属製のもので、屈曲状底部13a を中空セメン
ト板6表面に、上辺部13b を水平状の下側部分7bに、下
辺部13c を水平状の上側部分5bにそれぞれ弾性的に当接
していて、そのバネ力aによる押し下げ力a1でもって下
側係合凸部5と下側係合鍔部8の係合状態を、バネ力a
の反力bによる押し下げ力b1でもって上側係合凸部4と
上側係合鍔部7の係合状態を、それぞれ均衡した係合状
態の結合強度関係に保持している。
からなる金属製のもので、屈曲状底部13a を中空セメン
ト板6表面に、上辺部13b を水平状の下側部分7bに、下
辺部13c を水平状の上側部分5bにそれぞれ弾性的に当接
していて、そのバネ力aによる押し下げ力a1でもって下
側係合凸部5と下側係合鍔部8の係合状態を、バネ力a
の反力bによる押し下げ力b1でもって上側係合凸部4と
上側係合鍔部7の係合状態を、それぞれ均衡した係合状
態の結合強度関係に保持している。
【0031】この実施例のものも、前記第1実施例のも
のと同様の作用・効果を奏する。
のと同様の作用・効果を奏する。
【0032】図6に例示した第3実施例のものでは、そ
の構成は、中空セメント板6における上側係合鍔部7の
下側部分7bを下向きにしている点を除いて、前記した第
2実施例のものと基本的に同一であるため、詳細な説明
を省略する。
の構成は、中空セメント板6における上側係合鍔部7の
下側部分7bを下向きにしている点を除いて、前記した第
2実施例のものと基本的に同一であるため、詳細な説明
を省略する。
【0033】この実施例のものも、前記第1実施例のも
のと同様の作用・効果を奏する。
のと同様の作用・効果を奏する。
【0034】図7には固定具13の他の実施例を例示して
おり、同図(A)に例示した固定具13は、その構成は前
記した第1実施例における固定具と基本的に同一である
ため、共通する構成の説明を省略して、相違している構
成について以下に説明する。
おり、同図(A)に例示した固定具13は、その構成は前
記した第1実施例における固定具と基本的に同一である
ため、共通する構成の説明を省略して、相違している構
成について以下に説明する。
【0035】固定具13は、下辺部13c の中央に切割17を
設けて、下辺部13c を左右に分割形成して、焼成品であ
るタイル1の下側凸部5における上側部分5bの平面度合
が保たれていない場合でも、左右の下辺部13c がそれぞ
れ独自に対応して、上側係合凸部4と上側係合鍔部7そ
して下側係合凸部5と下側係合鍔部8の双方の係合状態
を均衡した結合強度関係に保持し得るようにしてある。
設けて、下辺部13c を左右に分割形成して、焼成品であ
るタイル1の下側凸部5における上側部分5bの平面度合
が保たれていない場合でも、左右の下辺部13c がそれぞ
れ独自に対応して、上側係合凸部4と上側係合鍔部7そ
して下側係合凸部5と下側係合鍔部8の双方の係合状態
を均衡した結合強度関係に保持し得るようにしてある。
【0036】同図(B)に例示した固定具13は、断面外
郭形状が空間部12の断面外周形状よりも一回り大きくて
ほぼ相似している弾性を有する樹脂材製のもので、下面
部13d における左右端部の角部分を切除して挿入ガイド
部15を形成しており、空間部12に挿入されることにより
生じる弾性・復元力で、上側係合凸部4と上側係合鍔部
7そして下側係合凸部5と下側係合鍔部8の双方の係合
状態を均衡した結合強度関係に保持し得るようにしてあ
る。
郭形状が空間部12の断面外周形状よりも一回り大きくて
ほぼ相似している弾性を有する樹脂材製のもので、下面
部13d における左右端部の角部分を切除して挿入ガイド
部15を形成しており、空間部12に挿入されることにより
生じる弾性・復元力で、上側係合凸部4と上側係合鍔部
7そして下側係合凸部5と下側係合鍔部8の双方の係合
状態を均衡した結合強度関係に保持し得るようにしてあ
る。
【0037】同図(C)に例示した固定具13は、左右の
端部を面取りして挿入ガイド部15を形成している点を除
いて、その構成は前記した同図(B)における固定具と
基本的に同一であるため、説明を省略する。
端部を面取りして挿入ガイド部15を形成している点を除
いて、その構成は前記した同図(B)における固定具と
基本的に同一であるため、説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】イ.請求項1により、タイルと中空セメ
ント板が、上側係合鍔部と下側係合凸部との間の空間部
に介在した固定具で一体に結合されているため、従来の
ように、嵌め合い不良で結合できなかったり、接着剤を
用いる非能率的な作業性が改善されて、その結合作業を
確実に行うことができると共に結合作業性を向上するこ
とができる。
ント板が、上側係合鍔部と下側係合凸部との間の空間部
に介在した固定具で一体に結合されているため、従来の
ように、嵌め合い不良で結合できなかったり、接着剤を
用いる非能率的な作業性が改善されて、その結合作業を
確実に行うことができると共に結合作業性を向上するこ
とができる。
【0039】ロ.同項により、固定具による結合力を、
タイルの上下係合凸部の中間すなわちタイルのほぼ中央
より上下両方向に平均に力を分散させることが出来、タ
イルの中空セメント板に対する結合関係を強固且つ安定
的にして、堅固な結合状態を自動的に得ることが出来
て、従来のように、接着剤を用いていた結合構造におけ
るタイルの向きの修正作業を不用にでき、その上で、各
タイルは乱れなく整然としていて外観の見栄えが良い。
タイルの上下係合凸部の中間すなわちタイルのほぼ中央
より上下両方向に平均に力を分散させることが出来、タ
イルの中空セメント板に対する結合関係を強固且つ安定
的にして、堅固な結合状態を自動的に得ることが出来
て、従来のように、接着剤を用いていた結合構造におけ
るタイルの向きの修正作業を不用にでき、その上で、各
タイルは乱れなく整然としていて外観の見栄えが良い。
【0040】ハ.同項により、タイルが、上下の接続部
分にオーバーラップ部を有する態様のものであっても、
中空セメント板との結合を、下側から上側に行ったり、
反対に、上側から下側に行ったり、自在に行うことが出
来て、工場での結合作業の融通性が優れている。
分にオーバーラップ部を有する態様のものであっても、
中空セメント板との結合を、下側から上側に行ったり、
反対に、上側から下側に行ったり、自在に行うことが出
来て、工場での結合作業の融通性が優れている。
【0041】ニ.請求項2により、タイルの取付け固定
状態について、固定具のバネ力による押し下げ力でもっ
て上側係合凸部と上側係合鍔部の係合状態を、バネ力の
反力による押し下げ力でもって下側係合凸部と下側係合
鍔部の係合状態を、それぞれ均衡した係合強度関係に保
持することが出来る。
状態について、固定具のバネ力による押し下げ力でもっ
て上側係合凸部と上側係合鍔部の係合状態を、バネ力の
反力による押し下げ力でもって下側係合凸部と下側係合
鍔部の係合状態を、それぞれ均衡した係合強度関係に保
持することが出来る。
【0042】ホ.請求項3により、空間部内における固
定具の遊びがなく、固定具による前記イ、ハの働きを確
実に得ることが出来る。
定具の遊びがなく、固定具による前記イ、ハの働きを確
実に得ることが出来る。
【0043】ヘ.請求項4により、固定具をタイルの左
右端側部に位置固定でき、固定具が勝手に動いてタイル
と中空セメント板の良好な結合状態が失われるようなこ
とがない。また、固定具を空間部内にスムーズに挿入す
ることが出来る。
右端側部に位置固定でき、固定具が勝手に動いてタイル
と中空セメント板の良好な結合状態が失われるようなこ
とがない。また、固定具を空間部内にスムーズに挿入す
ることが出来る。
【0044】ト.請求項5により、空間部内の固定具が
タイルを中空セメント板から離す方向に働かないため、
タイルの中空セメント板に対する係合状態が保たれて良
好である。
タイルを中空セメント板から離す方向に働かないため、
タイルの中空セメント板に対する係合状態が保たれて良
好である。
【図1】 本発明のタイルパネルの第1実施例を例示し
た斜視図。
た斜視図。
【図2】 図1のA−A線に沿える部分拡大縦断面図。
【図3】 同実施例における固定具の拡大斜視図で、一
部切欠している。
部切欠している。
【図4】 本発明のタイルパネルの第2実施例を例示し
た要部の縦断面図。
た要部の縦断面図。
【図5】 同実施例における固定具の拡大斜視図で、一
部切欠している。
部切欠している。
【図6】 本発明のタイルパネルの第3実施例を例示し
た要部の縦断面図。
た要部の縦断面図。
【図7】 (A)〜(C)はそれぞれ固定具の他の実施
例を例示した拡大斜視図で、一部断面している。
例を例示した拡大斜視図で、一部断面している。
【図8】 (A)〜(C)はそれぞれ従来のタイルパネ
ルを示す縦断面図。
ルを示す縦断面図。
1 タイル 2 タイルの段
部 3 タイルの突出部 4 タイルの上
側係合凸部 4a 上側係合凸部の下側部分 5 タイルの下
側係合凸部 5a 下側係合凸部の下側部分 5b 下側係合凸
部の上側部分 6 中空セメント板 7 中空セメン
ト板の上側係合鍔部 7a 上側係合鍔部の上側部分 7b 上側係合鍔
部の下側部分 8 中空セメント板の下側係合鍔部 8a 下側係合鍔
部の上側部分 10 中空セメント板の凸継部 11 中空セメン
ト板の凹継部 12 空間部 13 固定具 13a 固定具の底部 13b 固定具の
上辺部 13c 固定具の下辺部 14 固定具の位
置規制舌片 15 固定具の挿入ガイド部 17 固定具の切
割 a バネ力 b バネ力の反
力 a1,b1 押し下げ力
部 3 タイルの突出部 4 タイルの上
側係合凸部 4a 上側係合凸部の下側部分 5 タイルの下
側係合凸部 5a 下側係合凸部の下側部分 5b 下側係合凸
部の上側部分 6 中空セメント板 7 中空セメン
ト板の上側係合鍔部 7a 上側係合鍔部の上側部分 7b 上側係合鍔
部の下側部分 8 中空セメント板の下側係合鍔部 8a 下側係合鍔
部の上側部分 10 中空セメント板の凸継部 11 中空セメン
ト板の凹継部 12 空間部 13 固定具 13a 固定具の底部 13b 固定具の
上辺部 13c 固定具の下辺部 14 固定具の位
置規制舌片 15 固定具の挿入ガイド部 17 固定具の切
割 a バネ力 b バネ力の反
力 a1,b1 押し下げ力
Claims (5)
- 【請求項1】 タイルの裏面側に上下に平行状の複数の
係合凸部を形成し、中空セメント板の表面側に前記係合
凸部に対応して受支する係合鍔部を形成してなるタイル
パネルにあって、タイルの係合凸部の下側部分は下地材
に対して断面下向き鉤状に、下地材の係合鍔部の上側部
分はタイルに対して断面上向き鉤状にそれぞれ形成し、
この上下に対向状のタイルの下側係合凸部と下地材の上
側係合鍔部との間の空間部に固定具を介在し、同固定具
によりタイルと中空セメント板を結合したことを特徴と
するタイルパネル。 - 【請求項2】 固定具は、少なくともタイルの下側係合
凸部の上側部分と中空セメント板の上側係合鍔部の下側
部分とに弾性的に当接していることを特徴とする請求項
1記載のタイルパネル。 - 【請求項3】 固定具は断面外郭形状が、空間部の断面
外周形状と略相似していることを特徴とする請求項1、
2いずれかに記載のタイルパネル。 - 【請求項4】 固定具は、断面外郭の一面部が開口した
態様の金属板からなり、左右端部には空間部への挿入ガ
イド部を形成すると共に、タイルの下側係合凸部の上側
部分と当接する下辺部中央には同下側係合凸部の左右端
側部に当接する位置規制舌片を突設したことを特徴とす
る請求項1乃至3いずれかに記載のタイルパネル。 - 【請求項5】 タイルの下側係合凸部の上側部分は、鉛
直状の中空セメント板に対して水平状または水平よりも
上向き状に、中空セメント板の上側係合鍔部の下側部分
は、鉛直状のタイルに対して水平状または水平よりも下
向き状に形成したことを特徴とする請求項1乃至4いず
れかに記載のタイルパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211066A JPH0726466B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | タイルパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211066A JPH0726466B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | タイルパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552017A JPH0552017A (ja) | 1993-03-02 |
JPH0726466B2 true JPH0726466B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=16599841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3211066A Expired - Lifetime JPH0726466B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | タイルパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726466B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH097510A (ja) * | 1995-06-20 | 1997-01-10 | Shibason:Kk | 陰極線管パネルへの酸化アルミニウム膜の形成方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61274042A (ja) * | 1985-05-28 | 1986-12-04 | 元旦ビユーティ工業株式会社 | 外装壁のタイルブロツク張設方法 |
JPS62141256A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-24 | 元旦ビユーティ工業株式会社 | タイルブロツクの取付構造 |
JPS6242626B2 (ja) * | 1976-01-26 | 1987-09-09 | Baxter Travenol Lab | |
JPS6424277U (ja) * | 1987-07-29 | 1989-02-09 | ||
JPH01158163A (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-21 | Funaki Shoji Kk | 取付け面板とタイルブロックとの組合せ構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6242626U (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-14 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP3211066A patent/JPH0726466B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6242626B2 (ja) * | 1976-01-26 | 1987-09-09 | Baxter Travenol Lab | |
JPS61274042A (ja) * | 1985-05-28 | 1986-12-04 | 元旦ビユーティ工業株式会社 | 外装壁のタイルブロツク張設方法 |
JPS62141256A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-24 | 元旦ビユーティ工業株式会社 | タイルブロツクの取付構造 |
JPS6424277U (ja) * | 1987-07-29 | 1989-02-09 | ||
JPH01158163A (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-21 | Funaki Shoji Kk | 取付け面板とタイルブロックとの組合せ構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0552017A (ja) | 1993-03-02 |
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