JP2504498Y2 - 建築物におけるパネル接続構造 - Google Patents

建築物におけるパネル接続構造

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JP2504498Y2
JP2504498Y2 JP7210190U JP7210190U JP2504498Y2 JP 2504498 Y2 JP2504498 Y2 JP 2504498Y2 JP 7210190 U JP7210190 U JP 7210190U JP 7210190 U JP7210190 U JP 7210190U JP 2504498 Y2 JP2504498 Y2 JP 2504498Y2
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JP7210190U
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哲郎 西沢
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば、プレハブ住宅等の床、壁、屋根
等をそれぞれパネル化して組み立てられる建築物におけ
るパネル接続構造に関する。
[従来の技術] プレハブ住宅等においては、床、壁、屋根がそれぞれ
パネル化されて構築されるものがある。
すなわち、この住宅は、第5図(イ)に示すように、
床パネル20a,20b……を基礎A上に敷き込みつつ、それ
らの相互間を接続し、これら床パネル20a,20bを敷設し
た後に、第5図(ロ)および(ハ)に示すように、一面
毎に壁パネル21a,21b,21c,21d,21e,21f,21g,21hを接続
して一階および2階の壁体を立設し、これら壁パネル21
a,21b,21c,21d,21e,21f,21g,21h上に、第5図(ニ)に
示すように、屋根パネル22a,22b……を敷設しつつ接続
して構築するものであった。
従来、これらパネル間の接続構造は、例えば、床パネ
ル20a,20b……の接続の場合は、床パネル20a,20b……の
接続端面に接着剤を塗布し、これらを基礎上に敷き込
み、床パネル20a,20b……相互間に複数箇所釘打ちを行
って接続した構造であった。
この釘打ちの際には、第6図および第7図に示すよう
に、釘24,25……を床パネル20a,20b……のそれぞれ相互
間に一方側から他方側に至るように斜めに交差させて行
っていた。
また、壁パネル21a,21b……の接続の場合は、第8図
に示すように壁パネル21a,21b……の接続端面に接着剤
等を塗布して配列し、ワイヤー30,31等にて全体を圧締
した状態で、両面から床パネル20a,20b……と同様に釘
をそれぞれの壁パネル21a,21b……端部間にて交差させ
るように打って接続した構造であった。
また、屋根パネル22a,22bも床パネル20a,20b……と同
様に接着剤、釘打ち等によって接続した構造であった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来の技術においては、パネル端部間
に釘打ちを行うので、パネルに傷が付いたり、一方側か
ら他方側に斜めに交差させるというような面倒な釘打ち
作業が必要であり、パネル端面の精度が出ていない場合
には、パネル接続端部にずれが生じ、釘打ちをうまく行
わないと、パネル間に隙間が出来る等の問題があり、釘
打ち等の作業に熟練が必要であった。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、パネルに傷を付けることなく、かつ接続精度の
高いパネル接続を簡単に行うことができる建築物におけ
るパネル接続構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案に係る建築物におけるパネル接続構造は、パ
ネル端面同士を接着剤によって接合連結して床、壁等を
構築していく建築物におけるパネル接続構造であって、 接続される一方側のパネルの端面に、他方側のパネル
端面方向に突出する頭部を有する雄部材が設けられ、 他方側のパネルの端面に、前記雄部材の頭部が没入し
て係合される略U字状の溝部が形成された前板と、該前
板の裏面側に配設されてその先端部が前板側に付勢さ
れ、かつ先端部が溝底部のわずか上方に位置して該先端
部と溝との間にて前記雄部材の頭部を挾持する後板とか
ら構成された雌部材が埋設されてなることを特徴とす
る。
[作用] この考案に係る建築物におけるパネル接続構造によれ
ば、パネル端面に、接着剤を塗布し、これら端面同士を
接着接合する際に、一方側の雌部材の前板の溝部に雄部
材の頭部が没入して、係合される。
この場合、雄部材の頭部が雌部材の後板を押し込みつ
つ前板の溝部に入り込み、後板の先端部を通過して溝底
部に係合されると、後板が前板側に付勢されて戻り、該
後板と溝部の間にて雄部材の頭部を挾持することによ
り、パネル端面にいずれかの方向から力が加わっても、
雄部材の頭部が規制されてパネル端面の位置ずれを防止
し、パネル端面同士の接着接合を確実に行わせることが
できる。
[実施例] この考案に係る建築物におけるパネル接続構造の一実
施例を第1図ないし第4図を参照して説明する。
この実施例におけるパネル接続構造は、第1図に示す
ように、一方側のパネル1の接続端面2の上部、中途
部、下部の3箇所に、連結用の雄部材3がそれぞれ取り
付けられているとともに、他方側のパネル4の接続端面
5に、前記雄部材3に連結される雌部材6が埋設されて
おり、これら雄部材3と雌部材6とを連結させて、接着
剤が塗布されたそれぞれのパネル1,4の端面2,5同士を接
着剤が固化するまで離脱しないように緊結させるように
構成されている。
すなわち、前記雄部材3は、第2図に示すように、パ
ネル1にねじ込まれた雄螺子部3aと、パネル1の端面2
に係止するためのワッシャ部材3bと、パネル1の端面2
に略垂直に突出する首部3cおよび該首部3cの先端の頭部
3dとからなるボルト状の部材から構成されている。
前記雌部材6は、第3図に示すように、前記雄部材3
の頭部3dが係合される溝部7が形成された前板部8と、
該前板部8の裏面に配設された後板部9とから構成され
ている。
前板部8は、取り付け孔A,Bが形成された上部片8aお
よび下部片8bと、その間の凸部片8cとから構成されてい
る。
凸部片8cは、上部片8a,8bより前方に突出し傾斜部C
を有するようになっている。
該傾斜部Cに沿って、前記雄部材3の頭部3dが係合さ
れるU字状の溝部7が形成されている。
該U字状の溝部7は、上部が案内用に広く形成され、
先端部が丸みを帯びて雄部材3の頭部3dの首部3cに沿う
ようになっている。
また、該溝部7を、その裏面側から覆うように後板部
9が配設されている。
該後板部9は、上部が前板部8の上部片8aとパネル4
との間に挾まれて固定され、下部が前方に付勢されるよ
うに傾斜し、先端部9aがわずかに、後方に祈り曲げられ
たように形成されている。
この先端部9aが前板部8のU字状の溝部7に前記雄部
材3の頭部3dが係合されたときに該頭部3dに当接するよ
うにして押さえるように構成されている。つまり、この
後板部9の先端部9aが前板部8の溝部7の溝低部7aより
雄部材3の頭部3aの大きさ分だけ上方に位置し、溝部7
に雄部材3の頭部3aが係合したときに該頭部3aの上端に
当接するようになっている。
これら雌部材6がパネル4の接続端面5に繰り抜かれ
た矩形溝10内にパネル4の端面5から突出しないよう
に、それぞれ埋設状態に配設されている。
このような構成のパネル接続構造によれば、パネル1,
4の端面2,5に、接着剤を塗布し、これら端面同士を接着
接合する際に、一方側のパネル4の雌部材6における前
板部8の溝部7に雄部材3の頭部3dが没入して、係合さ
れる。
この場合、雄部材3の頭部3dが雌部材6の後板部9を
押し込みつつ前板部8の溝部7に入り込み、該雄部材3
の頭部3dが後板部9の先端部9aを通過して溝底部7aに係
合されると、後板部9が前板8側に付勢されて戻り、該
後板部9と溝部7の間にて雄部材3の頭部3dを挾持す
る。
これにより、パネル端面にいずれかの方向から力が加
わっても、雄部材3の頭部3dが規制されてパネル端面の
位置ずれを防止し、パネル端面同士の接着接合を確実に
行わせることができる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案に係る建築物のパネル接
続構造によれば、一方側のパネルの接続端面に配設した
雄部材の頭部が他方側のパネルの接続端面に配設した雌
部材の溝部に係合した際に、雄部材の頭部を溝部と前板
側に付勢された後板との間に挾持して、パネルの接続端
面にいずれかの方向に力が加わっても、位置ずれを防止
し、パネル端面同士の接着接合を確実に行わせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る建築物におけるパネル接続構造
の一実施例を示す斜視図、第2図はその雄部材を示す斜
視図、第3図は雌部材を示す斜視図、第4図はその接合
状態を示す側面図である。 第5図(イ)〜(ニ)はパネル化されたプレハブ住宅の
構築工程を示す斜視図である。 第6図および第7図は、それぞれ従来の床パネルの接続
構造を示す斜視図である。 第8図は、従来の壁パネルの接続作業を示す斜視図であ
る。 1,4……パネル、2,5……端面、3……雄部材、3a……雄
螺子、3b……ワッシャ、3c……首部、3d……頭部、6…
…雌部材、7……溝部、7a……溝底部、8……前板、A,
B……取り付け孔、8a……上部片、8b……下部片、8c…
…凸部片、9……後板、9a……先端部、10……矩形溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 611 E04B 2/56 611C 621 621A 621L

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル端面同士を接着剤によって接合連結
    して床、壁等を構築していく建築物におけるパネル接続
    構造であって、 接続される一方側のパネルの端面に、他方側のパネル端
    面方向に突出する頭部を有する雄部材が設けられ、 他方側のパネルの端面に、前記雄部材の頭部が没入して
    係合される略U字状の溝部が形成された前板と、該前板
    の裏面側に配設されてその先端部が前板側に付勢され、
    かつ先端部が溝底部のわずか上方に位置して該先端部と
    溝部との間にて前記雄部材の頭部を挟持する後板とから
    構成された雌部材が埋設されてなることを特徴とする建
    築物におけるパネル接続構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014125776A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Daiwa House Industry Co Ltd 外壁構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014125776A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Daiwa House Industry Co Ltd 外壁構造

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JPH0430604U (ja) 1992-03-12

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