JPS634748Y2 - - Google Patents

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JPS634748Y2
JPS634748Y2 JP1210482U JP1210482U JPS634748Y2 JP S634748 Y2 JPS634748 Y2 JP S634748Y2 JP 1210482 U JP1210482 U JP 1210482U JP 1210482 U JP1210482 U JP 1210482U JP S634748 Y2 JPS634748 Y2 JP S634748Y2
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JP
Japan
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plate
board
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shaped member
corners
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JP1210482U
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JPS58115631U (ja
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  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は壁板や天井板等の建築用板材を胴縁
や野縁等の下地に取り付けるときに用いられる建
築用板材取付装置に関する。
一般に、建築用板材はつぎに説明されるように
して、下地に取り付けられていた。すなわち、板
材の側面を加工し、第1図に示されるような隣り
合う2側面にほぼ全長にわたりほぞ11を備える
とともに、他の隣り合う2側面に全長にわたるほ
ぞ溝12を備えた板材1をつくる。つぎに、第2
図にみるように、第1の板材1Aを胴縁等の下地
2に直接当て、ほぞ溝12A等から釘7等を打ち
つけて、第1の板材1Aを下地2に固定する。こ
の板材の下地への固定は接着によつてなされるこ
ともある。そして、第1の板材1Aのほぞ溝12
Aに第2の板材1Bのほぞ11Bを嵌め込んで、
第1の板材1Aの隣に第2の板材1Bを並べたの
ち、図示はしないが第2の板材1Bのほぞ溝側を
第1の板材1Aと同様にして下地2に固定する。
同様にして縦横に板材を並べて行けば、壁等がで
きるのである。
しかしながら、前記のような板材の取り付け方
法では、板材のほぞおよびほぞ溝加工がめんどう
であるうえ、板材を下地に取りつける際、釘等を
あちこちにたくさん打つことを必要とするか、接
着剤を用いた場合は接着箇所を多くとる必要があ
り、板材の取り付けが至極繁雑となつていた。ま
た、前記のような取り付け方法を使用してつくら
れた壁等は、結露が生じることが多く、この結露
にほこりや土がついて汚れ易いという欠点を持つ
ていた。すなわち、板材を直接下地に当てるよう
にしているため、壁等の下地に対する接触面積が
広い。したがつて、壁等から下地に熱が逃げ易
く、壁表面に結露が生じ易いのである。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、この考案にかかる建築用板材取付装置を使
用するようにすると、板材の取り付けが容易とな
り、そのうえ、つくられた壁等に結露が生じにく
くなる。これについて以下に説明する。
この考案にかかる建築用板材取付装置は、下地
に当たる下地当て部を持つとともにこの下地当て
部に向かい合う位置に板材が当たる板材当て部を
持ち、前記板材当て部に板材が当てられるとき板
材との間で溝をつくるよう側面L字形となつてい
るL字形部材、L字形部材に第1の板材が当てら
れ、この第1の板材の隣に第2の板材が並べられ
るとき、第1の板材につくられている溝に嵌め込
まれるよう、第2の板材の側縁部に設置されるほ
ぞを各々備えていることを特徴としている。以
下、図面にあらわされた実施例にもとづいて、こ
の考案を詳しく説明する。
この考案にかかる建築用板材取付装置の1例は
第3図a,b,cおよび第4図a,bに示され
る。第3図aおよび第4図a,bでは板材が裏向
けにして示されている。図にみるように、この取
付装置は、2本の直方体が平面T字形に重ねられ
てなる側面L字形のL字形部材3、および直方体
からなるほぞ4を備えている。L字形部材3は下
地に当たる下地当て部(面)31を持つととも
に、この下地当て部31に向かい合う位置に板材
が当たる板材当て部(面)32を持つ。このL字
形部材3の板材当て部32に板材5が当てられる
と、L字形部材3と板材5との間で溝6がつくら
れる。ほぞ4は、第1の板材の隣に第2の板材が
並べられるとき、第1の板材につくられている溝
6に嵌められるよう、第2の板材の側縁部に設置
されるのである。これを次に具体的に説明する。
L字形部材3およびほぞ4は、たとえば第3図
a,b,cに示されるように板材に設置される。
すなわち、2個のL字形部材3,3が、四角形の
板材5の1組の対角位置において、それぞれ角上
に溝6,6をつくるようそれぞれのL字形底部先
端33,33を角に向けて設置される。この場
合、各L字形部材3は、その底部先端33が角の
先端よりも先に出ないようにして、板材5に設置
されるのがよい、後で説明するように、板材を複
数枚並べたとき板材間に隙間ができないようにす
るためである。2個のほぞ4,4は、板材5の別
の1組の対角位置において、それぞれ角の両側に
2個の突出部41,41をつくるよう設置され
る。これらのほぞ4,4も、L字形部材の場合と
同様の理由で、それぞれの先端面が角の先端より
も先に出ないように設置されるのがよい。
前記のようにして設置されたほぞ4は、第4図
a,bに示されるようにして、L字形部材3と板
材5とがつくる溝6に嵌め込まれる。この場合
は、4枚の板材の角が集まる個所で、この嵌め込
みが行なわれる。すなわち、図に見るように、2
枚の板材5,5のそれぞれL字形部材3を持つ角
が突き合わされるとともに、この突き合わせ点に
向かつて両側から、他の2枚の板材5,5のそれ
ぞれほぞ4を持つ角が突き合わされる。そうする
と、先の2枚の板材5,5の両L字形部材3,3
が合わさつてつくられた溝に対し、その両側か
ら、後の2枚の板材5,5の各ほぞ4,4の突出
部41,41が嵌め込まれることになる。このよ
うにして、4枚の板材がそれぞれの角部で互に接
続されるようになるのである。これを、板材が上
のようにして隣り合わせて並べられたときのほぞ
とほぞ溝の関係について詳しくみれば、第4図に
おいて手前にある、ほぞ設置角を持つ板材すなわ
ち第2の板材におけるほぞ4の二つの突出部4
1,41のうちの一方は左隣にある第1の板材の
L字形部材3によつてつくられている溝6に嵌め
込まれ、他方は右隣にある第1の板材のL字形部
材3によつてつくられている溝6に嵌め込まれて
いる。図の向う側にあるほぞ設置角を持つ第2の
板材についても同様である。
第5図a,bに示されるように、L字形部材3
のL字形底部に釘7を打ち込むかあるいはL字形
底部を接着する等してL字形部材3を下地2に止
め付けると、板材5は下地に固定されることにな
る。
前記実施例において、L字形部材は2本の直方
体が平面T字形に重ねられてなり、ほぞは直方体
からなるが、形はこのようなものに限定されな
い。L字形部材は側面L字形で板材が当てられた
とき溝がつくられるようであればどのような形で
あつてもよく、またほぞも前記L字形部材と板材
とがつくる溝に嵌められることができればどのよ
うな形であつてもよい。もつとも、取付装置が木
等からつくられる場合は、ほぞとなる直方体と同
形の直方体二つをT字形に重ねてL字形部材をつ
くるようにすると、1種類の直方体のみを作れば
この直方体からほぞおよびL字形部材の両方を得
ることができるので、取付装置の製造が非常に容
易となる。他方、取り付け装置が金属やプラスチ
ツクス等からつくられる場合は、ほぞおよびL字
形部材はそれぞれの形に別々に成形されるように
してもよい。前記説明では、取付装置と板材は
別々のものとし、壁をつくる際あるいはそれ以前
に、板材に取付装置を固定するようにしている
が、板材および取付装置が金属やプラスチツクス
等からつくられる場合は、板材と取付装置とをは
じめから一体成形しておくようにしてもよい。ま
た、取付装置の設置位置は第3図aに示されるよ
うな対角位置に限らない。たとえば、四角形の板
材における1組の向かい合う2側辺部にL字形部
材を、他の1組の2側辺部にほぞをそれぞれ設置
するようにしてもよいのである。この場合は板材
とL字形部材とがつくる溝には一つのほぞのみが
嵌め込まれる。
この考案にかかる建築用板材取付装置はこのよ
うに構成されるものであつて、釘付け、接着等に
より容易に板材に設置されることができ、また、
板材の第3図に示されるような位置、すなわち角
にほぞやL字形部材を設置するようにすると、板
材を下地に取り付ける際釘打ちや接着箇所がL字
形部材の設置された2個所のみでよいので、板材
を下地に取り付けるのが非常に容易となる。さら
に、この取付装置を用いて得られた壁等は、L字
形部材を介して下地に接しているにすぎず、下地
との接触面積が狭いので、結露が生じにくく、汚
れにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図はほぞおよび溝を備えた板材の斜視図、
第2図は第1図の板材を下地に取り付け、壁等を
つくるときの説明図、第3図aはこの考案にかか
る建築用板材取付装置を四角形の板材に取りつけ
たときの1例をあらわす裏面からみた斜視図、同
bは同aにあらわされた板材のL字形部材設置角
の縦断面図、同cは同aにあらわされた板材のほ
ぞ設置角の平面図、第4図a,bは第3図にあら
わされた板材4枚を互いに接続させるときの説明
図、第5図a,bは第3図にあらわされた板材を
下地に固定する様子を示す説明図である。 3……L字形部材、31……下地当て部、32
……板材当て部、33……L字形底部先端、4…
…ほぞ、41……突出部、5……板材、6……
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下地に当たる下地当て部を持つとともにこの
    下地当て部に向かい合う位置に板材が当たる板
    材当て部を持ち、前記板材当て部に板材が当て
    られるとき板材との間で溝をつくるよう側面L
    字形となつているL字形部材、L字形部材に第
    1の板材が当てられ、この第1の板材の隣に第
    2の板材が並べられるとき、第1の板材につく
    られている溝に嵌め込まれるよう、第2の板材
    の側縁部に設置されるほぞを各々備えている建
    築用板材取付装置。 (2) L字形部材2個が、四角形の板材の1組の対
    角位置において、それぞれ角上に溝をつくるよ
    うそのL字形底部先端を角に向けて設置される
    とともに、ほぞ2個が、前記四角形の板材の別
    の1組の対角位置において、それぞれ角の両側
    に突出する突出部をつくるよう設置されてお
    り、2枚の板材の各L字形部材設置角が突き合
    わされるとともに、この突き合わせ点に向かつ
    て両側から、他の2枚の各ほぞ設置角が突き合
    わされたとき、先の2枚の板材の両L字形部材
    が合わさつてつくられた溝に対し、その両側か
    ら、他の2枚の板材の各ほぞの突出部が嵌め込
    まれるようになつている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の建築用板材取付装置。
JP1210482U 1982-01-30 1982-01-30 建築用板材取付装置 Granted JPS58115631U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1210482U JPS58115631U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 建築用板材取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1210482U JPS58115631U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 建築用板材取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58115631U JPS58115631U (ja) 1983-08-06
JPS634748Y2 true JPS634748Y2 (ja) 1988-02-08

Family

ID=30024691

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1210482U Granted JPS58115631U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 建築用板材取付装置

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JP (1) JPS58115631U (ja)

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JPS58115631U (ja) 1983-08-06

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