JP2851685B2 - 屋根パネルの棟部における接合構造 - Google Patents

屋根パネルの棟部における接合構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プレハブ住宅における屋根パネルの棟部の
接合構造に関する。
〔従来の技術〕
第5図に示すように、プレハブ住宅の屋根パネル1,2
は、棟梁16と桁9の上に載せて固定し、屋根パネル1,2
に設けられた結合棟木7,8に釘(図示せず)を斜めに打
ち込んでそれらを相互に接合している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の構造であると、屋根パネル1,2は強固に支持さ
れることになるが、小屋裏Aを活用する場合、棟梁16が
邪魔になってスペースが狭くなるという不満がある。
そこで棟梁16を取り除くことが考えられるが、2枚の
屋根パネル1,2の釘のみによる上記の接合構造では、棟
梁16を取り除くと屋根パネル1,2の支持力が極端に低下
する問題が起きる。
本発明は、2枚の屋根パネルを相互に強固に接合して
棟梁を省き、小屋裏のスペースを広くすることができる
屋根パネルの棟部における接合構造を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、第1の発明は、結合棟
木が芯材の外面に設けられた2枚の屋根パネルを、互い
の結合棟木を相互に向き合わせて所要の勾配で山状に配
設し、上記両屋根パネルの結合棟木の部分に、主片の下
端両側に舌片を連設した接合具を、その主片を両結合棟
木の間に挿入するとともに、両舌片を両屋根パネルの上
記芯材の底面に個々に当ててそれらの主片と舌片とを結
合棟木と芯材に釘付けして設けた構成とした。
また、第2の発明は、上記第1の発明の接合構造にお
いて、接合具の舌片の先端を芯材の内面側に折り曲げた
構成とした。
〔作用〕
2枚の屋根パネルの結合棟木は、釘の垂直打ちが可能
な接合具を介して相互に接合される構成とされているた
め、結合棟木と芯材に釘を垂直に打ち付けることができ
るようになる。このため、釘の利きが十分に生かされる
ようになり、強く、かつ信頼性の高い接合強度が得られ
る。接合具の舌片の先端が芯材の内面側に折り曲げられ
ている場合は、舌片先端の働きで接合力は一層強くな
る。
このように十分な接合強度が得られるので、棟梁を必
要とせず、小屋裏のスペースを十分に広くとることがで
きる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもの
で、図中符号1と2は屋根パネルである。屋根パネル1,
2は、芯材3,4に面板5,6を一体に取り付けて成る。屋根
パネル1,2の芯材3,4の外面には、結合棟木7,8が接着剤
による接着、或いは釘付け等の手段により一体に固着さ
れている。結合棟木7,8は、横断面形状が三角形で、相
互に対称に形成されている。屋根パネル1,2は結合棟木
7,8の斜辺(面)7a,8aを鉛直状態で相互に向き合わせて
桁9,9の上に山状に葺設され、その上に屋根材(図示せ
ず)が従来同様に取り付けられる。
また、符号10は接合具である。接合具10は主片11の下
端両側に舌片12,13を一体に形成し、各片11,12,13にそ
れぞれ釘孔11a,12a,13aを穿設するとともに、主片11の
上端部中央に切欠き11bを形成して成る。接合具10の主
片11の高さは結合棟木7,8の斜面7a,8aの高さとほぼ同一
にされ、かつ舌片12,13はその先端12b,13bを上方に折り
曲げられており、芯材3,4の底面3a,4aから内面3b,4bに
接して芯材3,4を抱えるように形成されている。接合具1
0は金属若しくはこれと同等材料により製作される。屋
根パネル1,2の接合には、通常、複数の接合具10が用い
られる。
一つの接合具10は、一方の屋根パネル1の結合棟木7
と芯材3に、結合棟木7の斜面7aに主片11を、また芯材
3に一方の舌片12をそれぞれあてがい、釘14を釘孔11a,
12aから打ち付けて固定する。この作業は、一般には地
上や工場内で行うが、小屋裏や屋根パネル1の上で行う
こともできる。2枚の屋根パネル1,2は前記のように所
定の個所に葺設されるが、この際、他方の屋根パネル2
は、上記屋根パネル1の接合具10の主片11に結合棟木8
の斜面8aを当接させ、また舌片13に芯材4を載せて設け
られる。接合具10の舌片13は、その釘孔13aから釘14を
芯材4に打ち付けて固定する。そして最後に、一方の結
合棟木7から他方の結合棟木8に、また他方の結合棟木
8から一方の結合棟木7に、主片11の切欠11bを通して
釘15を斜めに打ち込んで結合棟木7,8同士を直接結合す
る。
上記において、結合棟木7,8と芯材3,4に釘14を釘孔11
a,12a,13aから垂直に打ち付けることができるため、釘1
4が十分に利くようになり、強く、かつ信頼性の高い接
合強度が得られる。また、接合具10の舌片12,13の先端1
2b,13bは屋根パネル1,2の芯材3,4の動きを拘束して接合
力を強化する。
なお、上記接合具10に隣る他の接合具10(図示せず)
は、屋根パネル2に釘付けしてから他の屋根パネル1に
固定する。この場合は、主片11の釘14の方向が第2図と
逆になる。舌片12,13の先端12b,13bを図のように上に折
り曲げておくと、その先端12b,13bによって屋根パネル
1,2の下方へのずれが抑えられ、屋根パネル1,2の接合強
度が強化されるので好ましいが、先端12b,13bを曲げな
いで済ますこともできる。屋根パネル1,2に接合具10を
釘付けしただけで十分な接合強度が得られるが、場合に
よっては、屋根パネル1,2に接合具10を接着剤で接着し
た上で、接合具10を屋根パネル1,2に釘付けしてもよ
い。芯材3,4に結合棟木7,8が同一材料の加工で一体に形
成されていてもよい。
第4図は接合具10の他の例を示す。この接合具10はそ
の主片11に切欠きが設けられていないだけで、他は第3
図の接合具10と同じである。第4図の接合具を使用した
場合は釘15(第2図)の斜打ちが省略される。
上記以外に、主片11の一端側に舌片12を折り曲げ、ま
た主片11の他端側に他の舌片13を折り曲げて接合具10を
形成することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、第1の発明に係る屋根パネルの
棟部における接合構造は、結合棟木が芯材の外面に設け
られた2枚の屋根パネルが、互いの結合棟木を相互に向
き合わせて所要の勾配で山状に配設され、上記両屋根パ
ネルの結合棟木の部分に、主片の下端両側に舌片を連設
した接合具が、その舌片を両結合棟木の間に挿入すると
ともに、両舌片を両屋根パネルの上記芯材の底面に個々
に当ててそれらの主片と舌片とを結合棟木と芯材に釘付
けされて設けられた構成とされているので、高度の技術
や熟練を必要とせずに能率よく施工することができる。
また、接着剤のみによる接合と違って気温や雨などの影
響を受けることなく屋根パネルを接合することができ
る。その上、釘の利きが垂直打ちによって十分に生かさ
れるため、強くかつ信頼性の高い接合強度を得ることが
できる。このため、棟梁を排除して小屋裏のスペースを
大きくすることができる。
また、第2の発明においては、接合具の舌片の先端が
芯材の内面側に折り曲げられた構成とされているため、
一層強い接合強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は本発明の接合構造を実施した屋根パネルの葺設
状態を示す正面図、第2図は本発明に係る屋根パネルの
棟部における接合構造を示す断面図、第3図は接合具の
外観図である。第4図は接合具の他の例を示す外観図で
ある。第5図は従来の接合構造を採用した屋根パネルの
葺設状態を示す正面図である。 1,2……屋根パネル、3,4……芯材 3a,4a……底面、3b,4b……内面 5,6……面板、7,8……結合棟木 7a,8a……斜面、9……桁 10……接合具、11……主片 11a……釘穴、11b……切欠き 12,13……舌片、12a,13a……釘孔 12b,13b……先端、14,15……釘

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結合棟木が芯材の外面に設けられた2枚の
    屋根パネルが、互いの結合棟木を相互に向き合わせて所
    要の勾配で山状に配設され、上記両屋根パネルの結合棟
    木の部分に、主片の下端両側に舌片を連設した接合具
    が、その主片を両結合棟木の間に挿入するとともに、両
    舌片を両屋根パネルの上記芯材の底面に個々に当ててそ
    れらの主片と舌片との結合棟木と芯材に釘付けされて設
    けられたことを特徴とする屋根パネルの棟部における接
    合構造。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、接合具の
    舌片の先端が芯材の内面側に折り曲げられていることを
    特徴とする屋根パネルの棟部における接合構造。
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JP2569691Y2 (ja) * 1993-01-26 1998-04-28 松下電工株式会社 屋根パネル体の設置構造
JP2572107Y2 (ja) * 1993-01-26 1998-05-20 松下電工株式会社 寄棟屋根における屋根パネル体の接合構造

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