JPH0726413U - 吸音パネル - Google Patents

吸音パネル

Info

Publication number
JPH0726413U
JPH0726413U JP6099993U JP6099993U JPH0726413U JP H0726413 U JPH0726413 U JP H0726413U JP 6099993 U JP6099993 U JP 6099993U JP 6099993 U JP6099993 U JP 6099993U JP H0726413 U JPH0726413 U JP H0726413U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound absorbing
plate
absorbing panel
frame
front plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6099993U
Other languages
English (en)
Inventor
隆次 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6099993U priority Critical patent/JPH0726413U/ja
Publication of JPH0726413U publication Critical patent/JPH0726413U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型くずれすることがなく、かつ吸音材の持つ
吸音性能を十分に発揮させることができる吸音パネルを
提供することを目的とする。 【構成】 芯材を構成する枠体2と、枠体2を両側から
挟み込む表面板4および裏面板5と、枠体2、表面板4
および裏面板5で囲まれた空間に充填した吸音材3とを
備え、表面板4に、多数の開口7を形成したものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、天井仕上げなどに用いる吸音パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の吸音パネルとして、図4および図5に示すものが、一般的に知 られている。図4に示す吸音パネルは、いわゆるロックウール化粧板であり、図 5に示す吸音パネルは、いわゆるグラスウール化粧ボードである。ロックウール 化粧板40は、ロックウール吸音材41の表面に仕上げ塗装などの表面処理42 を施して構成されており、この場合、表面が平坦なフラットタイプのもの(同図 (a))、表面に直線的な溝が形成された溝付きタイプのもの(同図(b))、 および表面に浮出し模様が形成された模様タイプのもの(同図(c))などが知 られている。一方、グラスウール化粧ボード50は、グラスウール吸音材51の 表面に繊維の飛散防止用の表面処理52を施して構成されたフラットタイプのも のが一般的となっている。すなわち、これら吸音パネル40,50では、型くず れが生じないように、ロックウールやグラスウールの繊維をある程度圧縮して形 成されると共に、ロックウールやグラスウールの繊維が飛散しないように、これ ら吸音材41,51の表面に塗装などの表面処理42,52を施して、仕上げら れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の吸音パネル40,50では、運搬や施工の際に、また施工後 に、型くずれを防止すべく、吸音材41,51の繊維を圧縮して形成しているた め、繊維間の空気層が小さくなって、ロックウールやグラスウールなどの素材の 持つ吸音性能が低下する問題があった。また、繊維の飛散を防止すべく、吸音材 41,51の表面に塗装などの処理42,52を施しているため、吸音材41, 51の表面に塗膜が構成され、吸音材41,51の面密度が大きくなって、その 分、吸音性能が十分に発揮されない問題があった。
【0004】 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、型くずれすることがな く、かつ吸音材が持つ吸音性能を十分に発揮させることができる吸音パネルを提 供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案は、芯材を構成する枠体と、芯材を両側から挟み 込む表面板および裏面板と、枠体、表面板および裏面板で囲まれた空間に充填し た吸音材とを備え、表面板には、多数の開口が形成されていることを特徴とする 。
【0006】 この場合、表面板の表面に通気性あるクロスが貼着されていることが好ましい 。
【0007】 また、これらの場合、枠体、表面板および裏面板は、方形に形成されており、 枠体は、隣接する一方の2辺が表面板および裏面板間に凹入し、隣接する他方の 2辺が、ほぼ一方の2辺の凹入寸法分、表面板および裏面板から突出しているこ とが好ましい。
【0008】
【作用】
本考案の吸音パネルによれば、枠体と、表面板および裏面板とで外殻が構成さ れるため、取扱いが容易であると共に、型くずれを生ずることがない。また、吸 音材は、枠体を芯材として、枠体、表面板および裏面板で囲まれた空間に充填さ れているので、接着剤などで固定する必要がなく、かつ表面板および裏面板によ り圧縮されることがなく、その素材の状態が維持される。さらに、表面板に形成 した多数の開口は、音を吸音材に導き入れると共に、表面の露出部分に模様を構 成する。
【0009】 この場合、表面板の表面に通気性あるクロスが貼着されていれば、吸音材の繊 維の飛散が防止できると共に、表面板に形成した多数の開口と相俟って、表面の 露出部分に淡い独特の模様を構成することができる。
【0010】 また、これらの場合、枠体、表面板および裏面板は、方形に形成されており、 枠体は、一方の2辺が表面板および裏面板間に凹入し、他方の2辺が、ほぼ凹入 寸法分、表面板および裏面板から突出していれば、この部分に、相補的な形状の 凹入部と突出部、すなわち、さねはぎの継ぎ手部が構成される。したがって、吸 音パネルの施工は、この継ぎ手部を嵌め合わせるようにして行われ、吸音パネル の施工が容易になると共に、吸音パネルが隙間なく接合されて、吸音パネルで構 成した壁面全体としても防音性能を向上させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本考案の一実施例に係る吸音パネルについて説明 する。この吸音パネルは、天井仕上げなどに用いるものであり、図1はその断面 構成を表した図であり、図2はその外観斜視図である。両図に示すように、この 吸音パネル1は、方形に枠組みした木枠2に吸音材3を平面的に充填し、これら を表面板4と裏面板5とでサンドイッチして構成されている。また、表面板4の 表面には、仕上げ材としてクロス6が貼着されている。吸音パネル1は、全体と して600mm×1200mm、あるいは900mm×1800mmの平面寸法に形成さ れると共に、25mm前後の厚さに形成されている。
【0012】 吸音材3は、グラスウールやロックウールなどで構成され、木枠2とほぼ同一 の厚さで、かつ木枠2に隙間なく収容されるように方形に成形されている。この 場合、吸音材3は密度の異なる各種のものが用意されており、吸音性能別に複数 種の吸音パネル1が製作できるようになっている。一方、クロス6は、通気性の ある織物などで構成され、吸音パネル1の表面仕上げ材として、各種色彩のもの が用意されている。
【0013】 表面板4および裏面板5は、それぞれ2.5mm厚程度の木質合板で構成され、 表面板4には、多数の開口7が形成されている。各開口7は、方形に形成され、 これが表面板4の表面に縦横に等間隔に配設されている。この開口7は、吸音パ ネル1の表面に模様を構成するものであり、吸音パネル1の表面にクロス6を貼 った状態では、開口7の部分がうっすらと浮き出すような、淡い模様を構成する 。
【0014】 木枠2は、吸音パネル1の芯材を構成するものであり、4本の木片2aを枠組 みして、表面板4および裏面板5とほぼ同一の平面形状に形成されている。木枠 2には、表面板4および裏面板5が、その対角線方向にずらして接着されており 、すなわち、木枠2の隣接する一方の2辺が表面板4および裏面板5間に凹入し 、隣接する他方の2辺が表面板4および裏面板5から突出している。これにより 、吸音パネル1の継ぎ手(さねはぎの雄ざねと雌ざね)が構成される(図2参照 )。
【0015】 図3は本考案の第2の実施例を表している、この実施例では、表面板4の各開 口7が円形に形成され、これが縦横に等間隔に配設されている。この場合には、 吸音パネル1の表面には、丸い多数の円形模様が構成される。
【0016】 以上のようにこれらの実施例によれば、吸音パネル1の外殻が、枠体2と、表 面板4および裏面板5とで構成されているので、運搬や施工の際に、型くずれす ることがなく、かつ取扱いが容易なものとなる。一方、枠体2、表面板4および 裏面板5の空間に充填された吸音材3は、これらの部材に接着されず、かつ押し つぶされることがないので、素材の状態を維持でき、素材本来の吸音性能を十分 に発揮させることができる。また、表面板4の開口7は、室内の音を吸音材3に 導くものであり、一方クロス6は、吸音材3の繊維の飛散を防止するものである が、この両者が相俟って、天井面に淡い独特の模様を構成する。さらに、表面板 4および裏面板5に対し、木枠2をずらして、さねはぎ継ぎの継ぎ手を形成する ようにしているので、吸音パネル1自体の施工が容易になると共に、天井面全体 の防音性能を向上させることができる。
【0017】 なお、本実施例では、吸音パネルを方形に形成しているが、他の形状、例えば 正六角形などであってもよい。また、クロスは、表面板と、吸音材および木枠と の間に挟み込むように配設してもよい。さらに、吸音パネルの表面の模様を構成 する開口の形状および配置は、任意である。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案の吸音パネルによれば、型くずれを生ずることなく、吸音 材の本来の吸音性能を十分に引き出すことができ、従来のものに比して、施工が 容易で、かつ吸音性能を向上させることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る吸音パネルの断面図で
ある。
【図2】実施例の吸音パネルの斜視図である。
【図3】第2実施例の吸音パネルの斜視図である。
【図4】従来のロックウール化粧板(吸音パネル)の斜
視図である。
【図5】従来のグラスウール化粧板ボード(吸音パネ
ル)の斜視図である。
【符号の説明】
1 吸音パネル 2 木枠 3 吸音材 4 表面板 5 裏面板 6 クロス 7 開口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材を構成する枠体と、当該枠体を両側
    から挟み込む表面板および裏面板と、前記枠体、表面板
    および裏面板で囲まれた空間に充填した吸音材とを備
    え、 当該表面板には、多数の開口が形成されていることを特
    徴とする吸音パネル。
  2. 【請求項2】 前記表面板の表面に通気性あるクロスが
    貼着されていることを特徴とする請求項1に記載の吸音
    パネル。
  3. 【請求項3】 前記枠体、表面板および裏面板は、方形
    に形成されており、 前記枠体は、隣接する一方の2辺が当該表面板および当
    該裏面板間に凹入し、隣接する他方の2辺が、ほぼ当該
    一方の2辺の凹入寸法分、当該表面板および当該裏面板
    から突出していることを特徴とする請求項1または2に
    記載の吸音パネル。
JP6099993U 1993-10-19 1993-10-19 吸音パネル Pending JPH0726413U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6099993U JPH0726413U (ja) 1993-10-19 1993-10-19 吸音パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6099993U JPH0726413U (ja) 1993-10-19 1993-10-19 吸音パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0726413U true JPH0726413U (ja) 1995-05-19

Family

ID=13158639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6099993U Pending JPH0726413U (ja) 1993-10-19 1993-10-19 吸音パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0726413U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4713172B2 (ja) * 2005-02-07 2011-06-29 ミサワホーム株式会社 遮音パネル
WO2016047224A1 (ja) * 2014-09-22 2016-03-31 大和ハウス工業株式会社 吸音構造および防音室
JP2017067378A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三機工業株式会社 天井内消音換気ルーバー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4713172B2 (ja) * 2005-02-07 2011-06-29 ミサワホーム株式会社 遮音パネル
WO2016047224A1 (ja) * 2014-09-22 2016-03-31 大和ハウス工業株式会社 吸音構造および防音室
JP2016062072A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 大和ハウス工業株式会社 吸音構造および防音室
JP2017067378A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三機工業株式会社 天井内消音換気ルーバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3712846A (en) Acoustical panel
US3625808A (en) Composite concrete and cement-wood fiber plank
JPH0726413U (ja) 吸音パネル
KR20200129688A (ko) 흡음보드의 측면 마무리 방법 및 그 흡음보드
KR100415068B1 (ko) 목재도어 및 그 제조방법
JPS6337900Y2 (ja)
JPH04297654A (ja) パネル状床材
JP2945073B2 (ja) コルゲート状間仕切パネル
JPS6132019Y2 (ja)
JPH0421376Y2 (ja)
JPH0243931Y2 (ja)
US1635796A (en) Acoustic wall construction
JPS5927809Y2 (ja) カ−テンボツクス
JPS5818781Y2 (ja) カ−テンボツクス
JP2542771B2 (ja) 壁パネル
JPH0332460B2 (ja)
JPS6332811Y2 (ja)
JPS628258Y2 (ja)
JP2001227133A (ja) 柱状部材の化粧カバー
KR20010045165A (ko) 목재도어 및 그 제조방법
JPH0546584Y2 (ja)
JPH0126808Y2 (ja)
JP2516141Y2 (ja) 不燃パネル
JPH0715961Y2 (ja) 床 材
JPH0518149A (ja) 門回り部材

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980421